説明

ポリスチレン系の防水剤の組成物及びそれの生産又は製造の方法

本発明は、防水剤の組成物に、それを製造する方法に、及び、それの使用に、関する。本発明の組成物は、ポリスチレン、好ましくは再利用されたポリスチレンから得られるが、前記の生産物は、非常に柔軟なものである。その防水剤の組成物の原料は、ポリスチレン又は未使用のポリスチレンが収集されることができる廃物の捨て場又はいずれの他の廃棄物の源から収集されたいずれのタイプの廃棄物のポリスチレンからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、防水剤の組成物に、及び、それを製作する又は製造するために後に続けられた工程に、及び、それの使用に、より具体的には、廃棄物のポリスチレンに基づいて製作された防水剤の要素に、関係付けられる。
【背景技術】
【0002】
今日、炭化水素から得られた非生分解性の生産物は、高い汚染物質であることが、考えられる、そのようなものは、ポリスチレンの事例であるが、それが、燃焼に入るとき、それは、また高度に毒性のものと、考えられる、その理由は、再使用されるためにポリスチレンを再利用する仕方について広範な数の提案、特許文献及び調査の仕事があるということである。しかしながら、これらの特許文献及び調査の仕事は、この発明が解決することを意図する、それを100%再利用することの可能性を考慮することなく、ポリスチレンを再利用する仕方の方法を提案するのみである。加えて、ポリスチレンを再利用するための多い量の溶剤の使用は、別の環境の汚染の問題に至る;従って、大部分の国は、多数の他の合成された化学的な生産物の間で、ポリスチレンの製造及び再利用のための工程におけるもののような、環境の汚染を停止する又は回避することを国に強制することを、及び、環境の汚染を停止する又は回避するための工程を実施することを、探し求める法律及び規則を通過させてきたが、それは、操作するコスト及び生産物のものを増加させる。
【0003】
再利用されたポリスチレンに与えられた多種多様な使用の間で、塗料及びコーティングの製造が存在してきた。しかしながら、例えば、中国特許第1344191号(特許文献1)におけるもののような、このような使用のための提案の大部分は、発泡ポリスチレンに焦点が合わせられてきたと共に、それらの発泡ポリスチレンを再利用する際に使用された溶剤とのそれの高い揮発性の理由のために、それの製造のための低密度ポリスチレンの使用を考慮するものではない。
【特許文献1】中国特許第1344191号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、この発明の目的の一つは、再利用されたポリスチレン、好ましくはごみの捨て場、産業のプラント、及び、いずれの他の源からも回収された低密度ポリスチレンに基づいた防水剤の組成物を得るための製造する方法を提供することであるが、利用可能な場合には、それにおいては、100%の再利用されたポリスチレンが、いくつかのC−C12の、好ましくはC4−12の、炭化水素のような、例えば、加鉛ガソリン及びいわゆるシンナーのような、それを溶解させるために使用された他の等しく汚染する物質と一緒に使用されると共に、全体的にみて、ハウジングにおいて防水剤の材料として一度適用された代替の材料を形成するが、先に知られた材料のコスト及び所要時間を非常に低減すると共に、全ての種類の建造物及び建築物の維持のためになる。
【0005】
この発明の別の目的は、材料の全体的な発生を置換する防水剤の材料を提供することであるが、それの目的は、建造物における湿気に対する障壁を形成すると共に、高い温度におけるとき、例えばそれを適用する者にとって高い危険率を構成する、タールのような、有害な操作をする及び物質を汚染する際に暗示された危険率を低減する又は回避すること、現今で知られたものを十倍よりも多く凌駕する有用な寿命の期間を伴って、雨のような不利な気候の条件の下を含めて、それを輸送する、生産する、及び適用する、高いコストを低減することを探すこと、であってきた。加えて、この発明の防水の材料は、例えばコンクリートの、木製の、シートの又は厚紙の屋根のような、異なる表面におけるほうき又はたて糸を使用することのような一般的な適用の方法を通じて適用されることもある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のこれらの目的及び原理に従って、ごみの捨て場又は廃棄物のいずれの源から収集された全ての種類の廃棄物のポリスチレン、及び、溶剤、を含む防水剤の材料が、提供されるが、そこでは、それが、収集されることができる、又は、その場合としては、未使用のポリスチレンであることもある。その防水剤の材料の組成物は、kg当たり以下に続く割合のポリスチレンを有する、加鉛ガソリンの割合は、50から500mlまで変動する、好ましくは200mlであると共に、シンナーの割合は、5から100mlまで変動する、好ましくは50mlである。
【0007】
再利用されたポリスチレンに基づいた防水剤の組成物の製作又は製造のための手順は、以下に続くステップ:A)いずれの知られた方法を通じても産業廃棄物からポリスチレンを収集する;B)蓋、攪拌器、温度及び圧力の指示器、原料の供給する投入及び生産物の出口を備えた容器にそれを置く;C)例えば加鉛ガソリンのような、C1−12の、プラス好ましくはC4−12の、炭化水素を供給する;D)例えばシンナー又は類似の生産物のような、第二の溶剤を供給する;を含む。
【0008】
ステップC)及びD)における工程において、例えば加鉛ガソリンのような、C4−12の炭化水素及び第二の溶剤を加える瞬間に、例えば60から100rpm、好ましくは80rpmのように、全ての構成成分が、均質に混合させられることを確実なものにするために、連続的に攪拌することは、必要なことである、得られた組成物は、0.40g/cmから0.75までの間の、好ましくは0.6g/cmの粘度を備えた、濃厚な、粘性の、及び無色のコンシステンシーを備えた液体の生産物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
この発明は、ポリスチレン、好ましくは再利用されたポリスチレンに基づいて得られた、防水剤の組成物、それの製造及び使用のための手順を提供する。この防水剤の組成物の原料は、ごみの捨て場又は廃棄物のいずれの源から収集された全ての種類の廃棄物のポリスチレンからなるが、そこでは、それは、収集されることができる、又は、いずれの場合にも、未使用のポリスチレンである。
【0010】
その方法は、いずれの知られた従来の方法を通じても廃棄物のポリスチレンを収集すること、蓋、攪拌器、温度及び圧力の指示器、その原料の供給する投入及びその生産物の出口を備えた容器にそれを堆積させること、さらに、例えば加鉛ガソリンのような、C1−12の、より好ましくはC4−12の、炭化水素、及び、例えばシンナー又は類似の生産物のような、第二の溶剤を供給すること、を伴う。例えば加鉛ガソリンのような、C4−12の炭化水素及び第二の溶剤を加える瞬間に、それは、例えば60から100rpmまで、好ましくは80rpmのように、全ての構成成分が均質に混合させられることを確実なものにするために、連続的に攪拌されるものでなければならないが、得られた組成物は、0.40g/cmから0.75までの間の、好ましくは0.6g/cmの、粘度を備えた、濃厚な、粘性の、及び無色のコンシステンシーを備えた液体の生産物である。
【0011】
一度その混合することが、完了されてしまうと、その混合物は、貯蔵のために容器の中へ移される。このように得られた混合物は、いずれの種類の壁、土台、又はスラブにも適用されるための準備のできたものであると共に、発錆を予防するための鉄の材料におけるコーティングとして使用されることもあることを含める。
【0012】
例えば加鉛ガソリンのような、使用された炭化水素、及び、例えばシンナーのような、第二の溶剤は、その生産物が粘性の物質として現実に得られることを制御するための触媒として、驚くほど役に立つ。溶剤のこの混合物を使用することによって、その結果は、得られた生産物が、非毒性の且つ可燃性のものであるということである。そのシンナーが、溶剤としてのみ使用されることになるとすれば、その結果は、そのポリスチレンの全体的な揮発であるであろうが、それは、我々が知るようにシンナーがポリスチレンの潜在的な溶剤であるという理由のために、制御することが可能ではないであろう。
【0013】
この発明は、また、以下に続く例によって例示されるが、それは、本発明を限定することが考慮されるものであってはならない。
【実施例1】
【0014】
例:
容器は、連続的な攪拌によって、1リットルの加鉛ガソリン及び250mlのシンナーを加えることによって、ごみの捨て場、産業廃棄物から、又は、見出されたところのいずれの源からも、従来の手段を通じて先に収集された5キログラムの廃棄物のポリスチレンで充填される。人は、ペースト状の且つ無色の均質な混合物が得られるまで、攪拌することを続ける。一度その混合する工程が完了されてしまうと、その混合物は、それを貯蔵するために、容器の中へ注入される。このように得られた混合物は、適用されるための準備のできたものである。その混合物を適用するとき、得られた且つ報告されたデータは、リットル毎の加鉛ガソリン及び0.25lのシンナーを伴ったものである、2平方メートルは、防水されたものであった。一度その生産物が、適用されたときには、その物理的化学的特性は、記録されたが、それらは:非毒性の生産物、不活性な生産物、絶縁性の生産物、操作することが容易なもの、室温で適用するために迅速な且つ清浄なものであった。一度その生産物が、乾燥してしまったときには、それは、それが適用されてしまった後における長い有用な寿命に加えて、いずれの汚染する原因物質をも中和する、結晶化するものであると共に、快適な外観を有する。
【0015】
防水剤の材料は、従来の様式で適用される、それは、8から12kg/cmまでの間の、好ましくは10kg/cmの、最小の抵抗性を有する。
【0016】
ここに記載されてきた発明が、それの特定の様相を参照するとはいえ、ある許容範囲の変更、異なる変化、及び置換は、上の記載において提案されると共に、人は、ある一定の事例において、本発明のいくつかの特性が、以下に続く特許請求の範囲において確立されたような本発明の範囲から離れることなく、他の特性に対応する使用無しに用いられることもあることを観察することになる。私は、本日まで、上述した発明を実現するためには、出願人によって知られた最良の方法が、本発明のこの記載から明りょうに結果として生じるものであるということを記録する。
【0017】
上の発明を記載してきたが、以下に続く特許請求の範囲の内容が、所有権として請求される:

【特許請求の範囲】
【請求項1】
防水剤の組成物であって、
それは、産業廃棄物又はそれを含有する廃棄物のいずれの源からいずれの従来の手段を通じても収集されたポリスチレン、C1−12の、好ましくはC4−12の、炭化水素、及び別の溶剤を含有することを特徴とする、防水剤の組成物。
【請求項2】
前記炭化水素は、無鉛ガソリン又は透明な石油の間から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の防水剤の組成物。
【請求項3】
前記第二の溶剤は、シンナー又は代用品としてのいずれの溶剤の間から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の防水剤の組成物。
【請求項4】
ポリスチレンのキログラム毎に、加鉛ガソリンの割合は、50から500まで変動する、好ましくは200moであると共に、シンナーの割合は、5から100mlまで変動する、好ましくは50mlであることを特徴とする、請求項1に記載の防水剤の組成物。
【請求項5】
再利用されたポリスチレンに基づいた防水剤の材料の製作のための手順であって、
それは、以下に続くステップ:
A)いずれの知られた従来の方法を通じて産業廃棄物からポリスチレンを収集する;
B)蓋、攪拌器、温度及び圧力の指示器、原料の供給する投入及び生産物の出口を備えた容器にそれを置く;
C)例えば加鉛ガソリンのような、C1−12の、プラス好ましくはC4−12の、炭化水素を供給する;
D)例えばシンナー又は類似の生産物のような、第二の溶剤を供給する
からなることを特徴とする、手順。
【請求項6】
ステップC)及びD)において、例えば加鉛ガソリンのような、前記C4−12の炭化水素及び第二の溶剤を加える瞬間に、例えば60から100rpm、好ましくは80rpmのように、全ての構成成分の均質な混合物の達成を確実にするために連続的に攪拌することは、必要なことであると共に、得られた組成物は、0.40g/cmから0.75までの範囲にわたる、好ましくは0.6g/cmの、粘度を伴った、濃厚な、粘性の、及び無色のコンシステンシーの液体の生産物であることを特徴とする、請求項1に記載の防水剤の材料の製作のための手順。
【請求項7】
ポリスチレンのkg毎に、加鉛ガソリンの割合は、50から500mlまで変動する、好ましくは200mlであると共に、シンナーの割合は、5から100mlまで変動する、好ましくは50mlであることを特徴とする、請求項1に記載の防水剤の材料の製作のための手順。
【請求項8】
いずれの種類の壁、土台、又はスラブにおいても使用されるための、及び、発錆を回避するために鉄の材料におけるコーティングとして使用されることもあることを含めて、請求項1に記載の防水剤の組成物の使用。

【公表番号】特表2008−511717(P2008−511717A)
【公表日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−529740(P2007−529740)
【出願日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【国際出願番号】PCT/MX2005/000076
【国際公開番号】WO2006/025721
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(507066323)
【Fターム(参考)】