説明

ポリマーフィルムの延伸方法

【課題】フィルム耳屑の回収工程の作業性を向上する。
【解決手段】先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とをアセトンにより溶着して接合する。TACフィルム3は、テンタ部で延伸された後、耳切装置に送り出される。TACフィルム3は、耳切装置により、クリップで把持された部分である両側縁部が切り離しラインILで切り離され、切り離されたスリット状の側縁部である耳屑は、カットブロアで細かく小片にカットされる。カットされた耳屑小片は、風送装置によりクラッシャーに送られ、粉砕されてチップとなる。先行フィルム3a及び後行フィルム3bの耳屑は、アセトンにより溶着されているため、接合した状態のまま、再利用することができる。これにより、再利用時のテープ除去の手間を省くことができ、耳屑回収工程の作業性を向上することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリマーフィルムの延伸方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶ディスプレイ等の急速な発展・普及により、これら液晶ディスプレイの保護フィルム等に用いられるセルロースアシレートフィルム、特にトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム)の需要が増大している。この需要の増大に伴い生産性の向上が望まれている。TACフィルムは、連続走行する支持体に、流延ダイを用いて、TACと溶媒とを含むドープを流延し、この流延膜を乾燥や冷却等により自己支持性を持たせた後に、支持体から剥がして、乾燥させて巻き取ることにより製造されている。このような溶液製膜方法では、溶融押出による製膜方法に比べて、異物が無く光学特性に優れたフィルムが得られる。
【0003】
溶液製膜方法において、前記ドープを受ける支持体として、バンドやドラムがある。バンドに比べてドラム方式の方が流延速度の向上が図り易い。また、支持体上で自己支持性を持たせるためには、乾燥の促進や冷却ゲル化といった手法が用いられる。一方、TACフィルムの光学特性、特にレタデーションを調節する方法として、延伸することが行われている。
【0004】
しかしながら、製膜速度と延伸速度とはその最適速度が異なり、製膜速度が律則となるため、製膜速度に合わせると、光学特性を上げるための延伸を十分に行うことができなくなる。そこで、溶液製膜ラインとは別にオフラインで延伸することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−311240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載するように、溶液製膜ラインと別にオフラインで延伸する場合には、延伸を効率よく行うために、連続して延伸することが好ましい。この場合には、先行するフィルムの後端部と後行のフィルムの先端部とを接合テープで接合しようとすると、接合テープは一般的にはTACフィルムとは異なる材質であり、ドープ調製用に再利用することができない。このため、この接合テープ部分を除去する必要がある。接合テープ部分を除去してしまうと、先行フィルムと後行フィルムとの接合が断たれるため、両者はバラバラになり、回収するときの作業性が低下するという問題がある。このような問題は、TACフィルムに限らず、耳屑を製品として再利用する他のポリマーフィルムにもある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、フィルム耳屑の回収工程の作業性を向上することができるポリマーフィルムの延伸方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のポリマーフィルムの延伸方法は、先行するポリマーフィルムの後端に、後行するポリマーフィルムの先端を溶着により接合して前記ポリマーフィルムを連続させて供給する供給工程と、前記供給工程からの前記ポリマーフィルムの両側縁部を複数のクリップにより把持して搬送しながらフィルム幅方向に延伸する延伸工程と、延伸後の前記ポリマーフィルムの、フィルム幅方向中央部の製品部分からこの製品部分の両側に位置し前記クリップにより把持される部分をスリット状に切り離し耳屑とする裁断工程と、前記耳屑をカットブロアにより小片に切断して風送するカットブロア工程と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記溶着は、ポリマーの溶剤を用いて行うことが好ましい。
【0009】
さらに、前記溶着は、ヒートシーラにより行われること、または、超音波接合装置により行われること、または、レーザー溶着装置により行われることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のポリマーフィルムの延伸方法によれば、ポリマーフィルムの切り離された耳屑を回収するときに、先行フィルムと後行フィルムとが接合された状態で回収することができるから、回収工程の作業性を向上することができる。さらに、回収したポリマーフィルムには、接合テープが含まれていないため、耳屑の再利用時に接合テープの除去作業が不要となり、作業性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に示すように、オフライン延伸装置2は、TACフィルム3を延伸するものであり、供給室4と、テンタ部5と、熱緩和室6と、冷却室7と、巻取室8とを備える。供給室4には、溶液製膜設備で製造され、ロール状にされたTACフィルム3が収納されており、供給ローラ9により、TACフィルム3をテンタ部5に供給する。
【0012】
テンタ部5に送られたTACフィルム3は、その両端部がクリップ15(図2参照)で把持されて搬送されながら加熱され、TACフィルム3がフィルム幅方向B(図2参照)に延伸される。テンタ部5は、TACフィルム3を幅方向に100.5%〜300%延伸することが好ましい。
【0013】
供給室4とテンタ部5との間には、リザーバ10が設けられている。リザーバ10では、後述するフィルム接合処理に必要な時間分以上のループを形成した後に、TACフィルム3をテンタ部5に送り出している。
【0014】
図2に示すように、テンタ部5は、TACフィルム3をフィルム搬送方向Aに搬送してフィルム幅方向Bに延伸するものであり、第1レール11と、第2レール12と、これらレール11,12に案内される第1,第2チェーン(エンドレスチェーン)13,14とを備えている。テンタ部2の内部は、高温状態に保持されている。また、必要に応じて、テンタ部5を、フィルム搬送方向Aで複数のゾーンを分けて、ゾーン毎に、フィルム加熱条件を変えるようにしてもよい。例えば、フィルム搬送方向Aに順に、予熱ゾーン、加熱ゾーン、熱緩和ゾーンを設けるとよい。
【0015】
第1,第2チェーン13,14には、クリップ15が一定の間隔で多数取り付けられている。このクリップ15は、TACフィルム3の側縁部を把持しながら、各レール11,12に沿って移動することで、TACフィルム3をフィルム幅方向Bに延伸する。なお、本実施形態では、延伸前のTACフィルム3の幅を100%としたとき、延伸後の幅が103%となるように延伸するが、これに限定されることなく、延伸倍率は所望の光学特性等に合わせて適宜変更されるものである。
【0016】
第1,第2チェーン13,14は、原動スプロケット21,22及び従動スプロケット23,24の間に掛け渡されており、これらスプロケット21〜24の間では、第1チェーン13は第1レール11によって、第2チェーン14は第2レール12によって案内される。原動スプロケット21,22はテンタ出口27側に設けられており、これらは図示しない駆動機構により回転駆動され、従動スプロケット23,24はテンタ入口26側に設けられている。
【0017】
図3に示すように、クリップ15は、クリップ本体31とレール取付部32とから構成されている。クリップ本体31は、略コ字形状のフレーム33とフラッパ34とから構成されており、フラッパ34は、取付軸33aによりフレーム33に回動自在に取り付けられている。フラッパ34は鉛直状態となるフィルム把持位置(閉位置)と、開放部材40に係合頭部34aが接触して斜めに回転した状態となる開放位置(図3参照)との間で変位し、通常は自重によりフィルム把持位置となるように付勢されている。フィルム把持位置PAでは、フィルム把持面33bとフラッパ下面34bとによりTACフィルム3が把持される。
【0018】
レール取付部32は、取付フレーム35と、ガイドローラ36,37,38とから構成されている。取付フレーム35には、第1チェーン13または第2チェーン14が取り付けられる。ガイドローラ36〜38は、原動スプロケット21,22の各支持面に接触するか、第1レール11または第2レール12の支持面に接触するかして、回転する。これにより、各スプロケット21,22や各レール11,12からクリップ本体31が脱落することなく、各レール11,12に沿って案内される。
【0019】
スプロケット21〜24に近接して、クリップ15の開放部材40が配置されている。この開放部材40は、テンタ入口26の従動スプロケット23,24では、フィルム把持位置PAの前で、クリップ15の係合頭部34aに接触してこれを開放状態にし、TACフィルム3の側縁部の受け入れを可能にする。そして、フィルム把持位置PAを通過するときに開放部材40が前記係合頭部34aから離れ、クリップ15が開放位置から把持位置にセットされて、TACフィルム3の側縁部が把持される。同様にして、テンタ出口27の原動スプロケット21,22では、TACフィルム3の把持解除位置PBで開放部材40によりクリップ15が開放位置にされて、TACフィルム3の側縁部の把持が開放される。
【0020】
図4及び図5に示すように、テンタ部5でTACフィルム3を連続して延伸させるために、供給室4にセットされたTACフィルム(先行フィルム)3aの後端部と、新たなTACフィルム(後行フィルム)3bの先端部とを、TACフィルム製造時に用いたドープ用溶媒の1つであるアセトンを用いて接合する。先行フィルム3aの後端部の塗布エリアSAに、スプレーによりアセトンを塗布する。そして、後行フィルム3bの先端部を、先行フィルム3aの後端部の上に載せて圧着させ、アセトンにより溶着して接合する。TACフィルム3の接合時、テンタ部5には、リザーバ10に収納されていたTACフィルム3が搬送されるから、テンタ部5を停止させることなく、TACフィルム3の接合を行うことができる。なお、この接合は、機械により自動的に行うようにしてもよいし、簡易システムの場合には、人手により行うようにしてもよい。なお、アセトンに代えて、酢酸メチル、ジオキソランにより、接合するようにしてもよい。
【0021】
また、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合ラインが、フィルム幅方向Bに対して傾斜(例えば、30°)するように塗布エリアSAを設けて接合してもよい。さらに、耳切装置42による切り離しラインIL(図4参照)よりも側縁側の部分を、アセトンにより接合し、切り離しラインIL(図4参照)よりも内側の部分を、延伸時にTACフィルム3と同様に延伸する接合テープにより接合してもよい。
【0022】
図1に示すように、TACフィルム3は、テンタ部5で延伸された後、耳切装置42に送り出される。TACフィルム3は、耳切装置42により、クリップ15で把持された部分である両側縁部が切り離しラインIL(図4参照)で切り離され、切り離されたスリット状の側縁部である耳屑は、カットブロア43で細かく小片にカットされる。カットされた耳屑小片は、図示しない風送装置によりクラッシャー44に送られ、粉砕されてチップとなる。このチップはドープ調製用に再利用されるので、この方法はコストの点において有効である。
【0023】
先行フィルム3a及び後行フィルム3bの耳屑は、アセトンにより溶着されているため、接合した状態のまま、再利用することができる。これにより、再利用時のテープ除去の手間を省くことができ、耳屑回収工程の作業性を向上することができる。耳切装置42によりその両側縁部が切り離された製品部分としてのTACフィルム3は、熱緩和室6に送られる。
【0024】
熱緩和室6には、多数のローラ46が備えられており、TACフィルム3はローラ46により熱緩和室6内を搬送されて熱緩和された後、冷却室7に送られる。なお、熱緩和室6では、送風機(図示せず)から所望の温度の風が送風される。このときの風の温度は、20℃〜250℃であることが好ましい。
【0025】
熱緩和後のTACフィルム3は、冷却室7で30℃以下に冷却された後、巻取室8に送られる。巻取室8の内部には、巻取ローラ47、プレスローラ48が設けられている。巻取室8に送られたTACフィルム3は、巻取ローラ47で巻き取られる。この際に、プレスローラ48で押圧されて巻き取られる。
【0026】
また、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合を、上記したアセトンを用いずに、図5に示すように、ヒートシーラ50により接合してもよい。
【0027】
ヒートシーラ50は、シールヘッド51を備える。先行フィルム3aの後端部を受台52に載せ、この上に後行フィルム3bの先端部を載せた状態で、加熱させたシールヘッド51を上方から加圧して、熱伝導により、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とを溶着して接合する。このとき、図6に示すように、複数の溶着エリアJAで接合を行う。なお、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合ラインが、フィルム幅方向Bに対して傾斜(例えば、30°)するようにヒートシーラ50により接合してもよい。また、切り離しラインIL(図4参照)よりも側縁側の部分を、ヒートシーラ50により接合し、切り離しラインIL(図4参照)よりも内側の部分を、延伸時にTACフィルム3と同様に延伸する接合テープにより接合してもよい。さらに、ヒートシーラ50に代えて、インパルスシーラにより、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とを接合してもよい。
【0028】
さらに、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合を、上記したアセトンを用いずに、図7に示すように、超音波接合装置53により接合してもよい。
【0029】
超音波接合装置53は、TACフィルム3を、例えば、振幅0.03mm、毎秒2万〜2万8千回で機械的に振動させて発熱させて溶着するものであり、振動子54、ホーン55、発信器56を備える。振動子54は2個設けられており、2個の振動子54の間には永久磁石57が配され、2個の振動子54には、それぞれコイル58が巻き掛けられている。発信器56は、コイル58を介して振動子54を駆動させる。振動子54は、電気振動を機械的振動に変換する。ホーン55は、振動子54による機械的振動を拡大して、受台59に載せられた先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とにエネルギーを与える(振動させる)。先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とは、振動により発熱されて溶着され、接合される。このとき、図6に示す複数の溶着エリアJAで溶着を行う。なお、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合ラインが、フィルム幅方向Bに対して傾斜(例えば、30°)するように超音波接合装置53により接合してもよい。また、切り離しラインIL(図4参照)よりも側縁側の部分を、超音波接合装置53により接合し、切り離しラインIL(図4参照)よりも内側の部分を、延伸時にTACフィルム3と同様に延伸する接合テープにより接合してもよい。
【0030】
また、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合を、上記したアセトンを用いずに、図8に示すように、レーザー溶着装置60により接合してもよい。
【0031】
レーザー溶着装置60は、TACフィルム3の上方から、受台61に載せられた先行フィルム3aの上面(後行フィルム3bの下面)を焦点位置として溶着レーザービームSBを照射する。溶着レーザービームSBは、先行フィルム3aと後行フィルム3bとを相互に溶かして接合させる。溶着レーザービームSBが照射されると、先行フィルム3aの上面で発熱して溶融し、その熱が後行フィルム3bの下面に伝わって溶融する。これにより、先行フィルム3aと後行フィルム3bとが溶着され、接合される。このとき、図6に示す複数の溶着エリアJAで溶着を行う。なお、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部との接合ラインが、フィルム幅方向Bに対して傾斜(例えば、30°)するようにレーザー溶着装置60により接合してもよい。また、切り離しラインIL(図4参照)よりも側縁側の部分を、レーザー溶着装置60により接合し、切り離しラインIL(図4参照)よりも内側の部分を、延伸時にTACフィルム3と同様に延伸する接合テープにより接合してもよい。
【0032】
TACフィルム3は、周知の溶液製膜方法で製造されるものであればよく、例えば、特開2005−104148号公報に記載されているTACフィルムを用いることができる。特に、製膜速度の向上を図るべく、冷却した流延ドラムの周面に、TACと溶媒とを含むドープを流延し、この流延膜が冷却ゲル化して自己支持性を有した後に剥ぎ取って、ピンテンタを経て乾燥させ巻取り収納したTACフィルムに対して、本発明を実施することにより、効率よく且つ無駄なく光学特性に優れたTACフィルムを製造することができる。
【0033】
なお、本実施形態では、ポリマーフィルムとしてTACフィルム3を用いて説明を行ったが、TACフィルム3に限定されることなく、本発明は各種ポリマーフィルムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】オフライン延伸装置を示す平面図である。
【図2】テンタ部を示す平面図である。
【図3】クリップを示す側面図である。
【図4】先行フィルムと後行フィルムとを示す斜視図である。
【図5】ヒートシーラを示す側面図である。
【図6】先行フィルムと後行フィルムとを示す平面図である。
【図7】超音波接合装置を示す側面図である。
【図8】レーザー溶着装置を示す説明図である。
【符号の説明】
【0035】
2 オフライン延伸装置
3 TACフィルム
3a 先行フィルム
3b 後行フィルム
5 テンタ部
15 クリップ
42 耳切装置
43 カットブロア
50 ヒートシーラ
53 超音波接合装置
60 レーザー溶着装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先行するポリマーフィルムの後端に、後行するポリマーフィルムの先端を溶着により接合して前記ポリマーフィルムを連続させて供給する供給工程と、
前記供給工程からの前記ポリマーフィルムの両側縁部を複数のクリップにより把持して搬送しながらフィルム幅方向に延伸する延伸工程と、
延伸後の前記ポリマーフィルムの、フィルム幅方向中央部の製品部分からこの製品部分の両側に位置し前記クリップにより把持される部分をスリット状に切り離し耳屑とする裁断工程と、
前記耳屑をカットブロアにより小片に切断して風送するカットブロア工程と、を備えることを特徴とするポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項2】
前記溶着は、ポリマーの溶剤を用いて行うことを特徴とする請求項1記載のポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項3】
前記溶着は、ヒートシーラにより行われることを特徴とする請求項1記載のポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項4】
前記溶着は、超音波接合装置により行われることを特徴とする請求項1記載のポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項5】
前記溶着は、レーザー溶着装置により行われることを特徴とする請求項1記載のポリマーフィルムの延伸方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−238682(P2008−238682A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−84428(P2007−84428)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】