説明

ポータルベースのビデオインデックス付け

【課題】有用性のある、ビデオコンテンツを管理する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】ある実施形態では、ビデオコンテンツを管理するシステムが、ロジックを含むインデックスファイル管理モジュールを具備し、このロジックによって、関連するビデオファイルにおけるコンテンツを記述するインデックスファイルを生成し、ビデオファイルに対するインデックスファイルを、ビデオファイルが格納される第2のメモリロケーションとは別個の第1のメモリロケーションに格納し、要求エンティティから、インデックスファイルへのアクセスに対する要求を受信し、要求に応じて、インデックスファイルを要求エンティティにダウンロードすると共に、ビデオファイルを要求エンティティにダウンロードする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポータルベースのビデオインデックス付けに関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ、コンピュータ、デジタルビデオレコーダのようなビデオエンターテイメント機器は、ファイルからのビデオコンテンツの再生を容易にして、たとえばスローモーション再生、早送り、逆再生等のような特別な機能を可能にするため、1つ又は複数のインデックスファイルを利用する場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ビデオ再生システムによっては、「オンザフライで」、すなわち再生中にインデックスファイルを生成するものもある。これにより、処理資源が消費され、ビデオファイルの再生が中断することもあり得る。したがって、インデックスファイルを処理するさらなる技法に有用性がある場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ビデオコンテンツを管理する方法であって、関連するビデオファイルにおけるコンテンツを記述するインデックスファイルを生成することと、ビデオファイルに対するインデックスファイルを、ビデオファイルが格納される第2のメモリロケーションとは別個の第1のメモリロケーションに格納することと、要求エンティティから、インデックスファイルへのアクセスに対する要求を受信することと、要求に応じて、インデックスファイルを要求エンティティにダウンロードすることと、ビデオファイルを要求エンティティにダウンロードすることを含む方法を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1は、いくつかの実施形態によるビデオシステムアーキテクチャの概略図である。図1を参照すると、アーキテクチャは、1つ又は複数の通信ネットワーク140によって1つ又は複数の表示システム150に結合される分配システム110を備える。いくつかの実施形態では、分配システム110を、1つ又は複数のコンピュータサーバシステムとして実装することができる。
【0006】
分配システム110は、コントローラ120及びメモリモジュール130を備える。コントローラ120は、プロセッサ122、メモリモジュール124及び入出力(I/O)モジュール126を備える。プロセッサ122は、従来のコンピュータプロセッサ、たとえばフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなコンフィギュラブルプロセッサ、又は配信システム110用に特別に設計されたプロセッサ、たとえば特定用途向け集積回路(ASIC)とすることができる。メモリモジュール124は、たとえばランダムアクセスメモリ(RAM)等のようなアクティブメモリを含むことができる。入出力モジュール126は、コントローラ120と通信するために、たとえばTCP/IPインタフェース、及びイーサネット(登録商標、以下同じ)インタフェース、PCIインタフェース又は別の適切なインタフェースのような入出力インタフェースを実装することができる。
【0007】
メモリモジュール130は、RAMのようなアクティブメモリを含むことができ、1つ又は複数の永久記憶媒体、たとえば1つ又は複数のハードディスクドライブ、光学ドライブ、テープディスクドライブ等を含むことができる。図1に示す実施形態では、メモリモジュール130は、1つ又は複数のビデオファイル132と1つ又は複数のインデックスファイル134とを備える。ビデオファイル132は、分配システム110によって管理されるビデオコンテンツに対応し得る。ビデオコンテンツは、たとえば、映画、テレビコンテンツ、ビデオ等を含むことができる。インデックスファイル134は、ビデオファイル132に関連する情報を含む。たとえば、インデックスファイル134は、フレームマーカ、フレーム境界、再生モード、符号化技法、及びビデオファイル132のためのそれらに関連する情報を含むことができる。
【0008】
通信ネットワーク(複数可)140は、分配システム110から表示システム150へのビデオファイル132及びインデックスファイル134の送信に適切な1つ又は複数の通信ネットワークを含むことができる。たとえば、いくつかの実施態様では、通信ネットワーク(複数可)140は、ケーブルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、放送ネットワーク等を含むことができる。さらに、通信ネットワークは、たとえばインターネットのような2次ネットワークを介する通信リンクを含むことができる。
【0009】
表示システム150は、テレビモニタのようなディスプレイモジュールに結合された、たとえばデジタルビデオレコーダ(DVR)、パーソナルビデオレコーダ(PVR)等のようなビデオ表示システムとして実装することができる。代替の実施形態として、表示システム150を、たとえばパーソナルコンピュータのようなコンピューティングデバイスを介して実装することができる。
【0010】
図2は、いくつかの実施形態によるビデオ表示システムの概略図である。システム200は、第1のライブバッファ230に結合されたチューナ210、コントローラ220、ファイル格納部240及び出力ポート250を含む。表示装置260を出力ポート252に結合することができる。表示装置は、たとえばテレビ、ブラウン管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)コンピュータ画面又は他の任意の適切な表示装置として具現化することができる。限定ではなく単に例として、システム200を、マルチメディアパーソナルコンピュータシステムに関連して説明する。しかしながら、上述したように、当業者には、開示する主題を、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、テレビ、ハンドヘルドインターネットアプライアンス、又は表示装置を採用する他の任意の適切な装置若しくはシステムの一部として採用することができる、ということが理解されよう。
【0011】
チューナ210は、デジタルビデオ又はアナログビデオ及び音響の情報を、ディスプレイ260に表示するために受け取ることができる任意の適切なチューナとして具現化することができる。チューナ210がテレビチューナとして実装される実施形態では、それは、アナログ−デジタル変換、デジタル−アナログ変換、又はその両方を実行するデコーダ212を含むことができる。
【0012】
チューナ210は、テレビ信号源からのデジタル形式又はアナログ形式の入来ビデオ情報のような入来ビデオ信号を受け取るように動作可能に結合される。入来信号がデジタル情報である場合、デコーダ212は、情報を復元し、且つ/又は必要な場合はフォーマット変換を実行する。チューナ210は、第1の通信チャネルから入来信号を受け取るように動作可能に結合される。本明細書で使用される場合、用語「チャネル」は、異なるビデオ情報を含むチャネルを区別するために使用される任意の適切な周波数若しくはコード又は他の任意の適切な表現を含むことができる。いくつかの実施形態では、表示システムは、第2のチャネルを介して、又はイーサネット若しくはインターネットのような別個の通信方法を通じて、たとえばインデックスファイルのような第2の入力を受け取ることができる。
【0013】
いくつかの実施形態では、表示システム200は、制御された再生のためにチューナ210において受け取られるビデオを格納する、チューナ210に結合されたライブバッファ230を含むことができる。バッファ230は、たとえば再生ファイルを格納することができるメモリモジュール232を含む。システム200は、出力ポート252をさらに含むことができ、当該出力ポート252を通じてビデオ信号はディスプレイ260に出力される。
【0014】
コントローラ220は、プロセッサ222、メモリモジュール224及び入出力(I/O)モジュール226を含む。いくつかの実施形態では、コントローラ220は、品質設定情報、たとえばデコーダが特定の解像度でビデオを取り込むべきであることを指示する設定を取り込むことができる。コントローラ220は、たとえば、1つ又は複数の適切にプログラムされたマイクロプロセッサ、DSP、個別ロジック、状態機械、又は本明細書で説明するさまざまな動作を実行する他の任意の適切なハードウェア、ソフトウェア若しくはそれらの任意の組合せとすることができる。ファイル格納部240はコントローラ220に結合される。ファイル格納部240は、RAMのようなアクティブメモリを含むことができ、1つ又は複数の永久記憶媒体、たとえば1つ又は複数のハードディスクドライブ、光学ドライブ、テープディスクドライブ等を含むことができる。
【0015】
図3は、いくつかの実施形態によるポータルベースのビデオインデックス付け方法の動作を示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、図3の左側の列における動作を、分配システム110のコントローラ120によって実施することができ、図3の右側の列における動作を、表示システム200のコントローラ220によって実施することができる。
【0016】
図3を参照すると、310において、分配システムコントローラは、インデックスファイルを生成する。たとえば、コントローラ120、いくつかの実施形態では分配システム110のコントローラ120は、対応するビデオファイルに対するインデックスファイルを事前計算することができる。315において、インデックスファイルをメモリに格納する。たとえば、図1に示す実施形態では、コントローラ120は、インデックスファイルをメモリ130のインデックスファイル格納部134に格納することができる。いくつかの実施形態では、動作310〜315は、図3に示す残りの動作から独立していることができる。たとえば、分配システム110は、分配システム110のメモリ130に格納されている各ビデオファイル132に対するインデックスファイル134を生成することができる。
【0017】
再び図3を参照すると、動作330において、表示システム150は、ビデオファイル要求を生成する。たとえば、図2に示す実施形態では、表示システム200のコントローラ220は、たとえば、表示システム200のユーザからの要求に応じて、ビデオファイルに対する要求を生成することができる。要求は、映画、ビデオ等に対してのものとすることができる。動作335において、インデックスファイルに対する要求を生成する。いくつかの実施形態では、コントローラ220は、要求されたビデオファイルに対する情報を含む、インデックスファイルに対する要求を生成する。たとえば、インデックスファイル及びビデオファイルを共通の識別子によってリンクすることができる。
【0018】
動作340において、表示システムは、インデックスファイルに対する要求及びビデオファイルに対する要求を、分配システム110に送信する。いくつかの実施形態では、インデックスファイルに対する要求を、たとえばインターネットのような第1の通信チャネルを介して分配システム110に送信することができ、ビデオファイルに対する要求を、たとえばケーブルネットワーク又は衛星ネットワークのような第2の通信チャネルを介して分配システム110に送信することができる。代替の実施形態では、両要求を、同じ通信チャネルを介して送信してもよい。実施形態によっては、それらの要求を同時に送信してもよいが、他の実施形態では、インデックスファイルに対する要求を先に送信してもよい。
【0019】
動作345において、分配システム110は、表示システムから要求(複数可)を受け取る。動作350において、分配システム110は、メモリからインデックスファイルを検索する。たとえば、コントローラ120は、メモリ130のインデックスファイル格納部134からインデックスファイルを検索することができる。動作355において、分配システムは、インデックスファイルを要求エンティティに、たとえば要求を生成した表示システム200に転送し、表示システム200は、360においてインデックスファイルを受け取り、365において、メモリ240のインデックスファイル格納部244のようなメモリにインデックスファイルを格納する。
【0020】
370において、分配システム110は、ビデオファイルの少なくとも一部を要求エンティティ、たとえば要求を生成した表示システム200に転送する。いくつかの実施形態では、ビデオファイルは、複数の異なる部分での転送を要求するほど十分に大きくすることができる。375において、表示システム200は、受け取ったビデオファイル(又はそのコンポーネント)を、たとえばメモリ240のビデオファイル格納部242のようなメモリに格納する。動作380において、表示システム200は、インデックスファイルをビデオファイルと同期させる。動作385において、表示システム200はビデオファイルを表示することができる。
【0021】
このように、動作310〜385により、ビデオ分配システム110は、事前計算されたインデックスファイルを表示システム200に転送することができ、それにより表示システム200は、事前計算されたインデックスファイルを使用してビデオファイルを表示することができる。したがって、表示システム200は、ビデオファイルに対するインデックスファイルを計算する必要はない。これにより、表示システム200によって要求されるビデオプロセッサのコストが低減する。
【0022】
さらに、表示システム200は、ビデオファイルの再ブロードキャスト中に、事前計算されたインデックスファイルを使用して、欠落した記録又は欠落したコンテンツ詳細にパッチを当てることができる。たとえば、オリジナルビデオファイルの一部が最初のファイル転送において正しくダウンロードされなかった場合、表示システム200は、ビデオファイルから欠落したコンテンツのみを要求することができる。別法として、ブロードキャストシステムでは、表示モジュールは、ビデオファイルの後続する再ブロードキャストを待ってもよく、ビデオファイルの欠落部分(複数可)をダウンロードしてもよい。
【0023】
さらに、表示システム200は、事前計算されたインデックスファイルを使用して、ビデオファイルを最初に観た時でさえも、ダウンロードされたビデオファイルの一部をスキップすることができる。たとえば、ビデオファイルの一部は、未成年者に対して不適切なコンテンツを含む場合があり、又は視聴者が見たくない広告コンテンツを含む場合もある。インデックスファイルを使用して、このコンテンツを早送りすることができる。
【0024】
さらに、表示システム200は、インデックスファイルを使用して、未成年者又は他の視聴者に対して不適切なコンテンツを遮蔽することができる。たとえば、表示システムのユーザは、特定のコンテンツ評価を有するコンテンツ、たとえば「R」指定コンテンツをブロックするように決めることができる。表示システム200は、インデックスファイルを使用して、ファイル転送中にコンテンツをブロックし、メモリからコンテンツを削除するか、又はコンテンツを表示させないようにすることができる。
【0025】
上述したように、いくつかの実施形態では、表示システム200をコンピュータシステムに実装することができる。図4は、本明細書で説明するようなビデオバッファ管理を実施するようになっているものとすることができるコンピュータシステム400の概略図である。コンピュータシステム400は、コンピュータ408及び1つ又は複数の付随する入出力デバイス406、たとえば画面404を有するディスプレイ402、キーボード410及びマウス414を備えることができる。
【0026】
コンピュータ408は、プロセッサ424を含むシステムハードウェア420と、ランダムアクセスメモリ及び/又はリードオンリメモリ430とを含む。コンピュータ408に、ファイル格納部480が通信可能に接続される。ファイル格納部480は、たとえば1つ若しくは複数のハードドライブのような、内部のものとすることができ、又は、たとえば1つ若しくは複数の外部ハードドライブ、ネットワーク接続ストレージ若しくは別個のストレージネットワークのような、外部のものとすることができる。
【0027】
いくつかの実施形態では、システムハードウェア420は、マザーボード422と少なくとも1つの拡張ボード470とを備える。マザーボード422は、少なくとも1つのプロセッサ424、システムコントローラ426及びグラフィックスプロセッサを含む複数のコンポーネントをホストする。マザーボード422は、そのマザーボード422に実装された様々なコンポーネントを受け入れるソケットと、コンポーネント間の電気的接続を提供する回路トレースとをさらに備える。
【0028】
いくつかの実施形態では、拡張ボード470は入出力(I/O)ボードとすることができる。拡張ボード470は、たとえばPCI−Express(PCIE)チップセット472等のI/Oチップセット、バス構造474及び1つ又は複数のI/Oポート476を含むことができる。いくつかの実施形態では、拡張ボードは、異なる機能を提供するコンポーネントを含むことができる。
【0029】
メモリ430は、コンピュータ408の動作を管理するオペレーティングシステム440を備える。オペレーティングシステム440は、システムハードウェア420に対するインタフェースを提供するハードウェアインタフェースモジュール454を備える。オペレーティングシステム440は、コンピュータ408の動作時に使用されるファイルを管理する少なくとも1つ又は複数のファイルシステム450と、コンピュータ408で実行するプロセスを管理するプロセス制御サブシステム452とを備える。オペレーティングシステム440は、オペレーティングシステム440とコンピュータシステムで実行している1つ又は複数のアプリケーションとの間のインタフェースを提供するシステムコールインタフェースモジュール442をさらに備える。
【0030】
動作時、コンピュータ408で実行しているアプリケーション462は、コンピュータのプロセッサ上で1つ又は複数のコマンドを実行するようにシステムコールインタフェースモジュール442に対して呼出しを行う。システムコールインタフェースモジュール442は、コマンド(複数可)によって要求されるファイルを管理するようにファイルシステム450のサービスを呼び出し、コマンド(複数可)によって要求されるプロセスを管理するようにプロセス制御サブシステム452のサービスを呼び出す。そして、ファイルシステム450及びプロセス制御サブシステム452は、システムハードウェア420とインタフェースするようにハードウェアインタフェースモジュール454のサービスを、次々に呼び出す。
【0031】
このように、本明細書では、ビデオバッファ管理の例示的なシステム及び方法が記載されている。本明細書に記載される方法は、コンピュータ可読媒体における論理命令として具現化することができる。論理命令がプロセッサで実行されると、汎用コンピューティングデバイスは、記載される方法を実施する専用マシンとしてプログラムされる。プロセッサは、論理命令によって本明細書で列挙した方法を実行するように構成されると、記載される方法を実行するように構造を設定する。
【0032】
さらに、いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品として提供することができ、それは、本明細書で検討するプロセスを実行するようにコンピュータ(又は他の電子デバイス)をプログラムするように使用される命令が格納されている、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体を含むことができる。機械可読媒体は、フロッピー(登録商標、以下同じ)ディスケット、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、及び磁気光学ディスク、ROM、RAM、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的EPROM(EEPROM)、磁気カード若しくは光カード、フラッシュメモリ、又は電子命令及び/若しくはデータを格納するために適した他の適切なタイプの媒体又はコンピュータ可読媒体を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、本明細書で検討するデータを、単一のデータベースに、複数のデータベースに、又は他の方法で選択された形式(テーブルのような)で格納することができる。
【0033】
さらに、本明細書で検討するいくつかの実施形態を、コンピュータプログラム製品としてダウンロードすることができる。その場合、プログラムは、搬送波又は他の伝播媒体で具現化されるデータ信号により、通信リンク(たとえばモデム又はネットワーク接続)を介して、リモートコンピュータ(たとえばサーバ)から要求コンピュータ(たとえばクライアント)に転送することができる。したがって、本明細書では、搬送波を、機械可読媒体を構成するものとしてみなすものとする。
【0034】
本明細書において、「一実施形態」又は「ある実施形態」と言う場合、それは、その実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造又は特性が、少なくとも1つの実施態様に含まれることを意味する。本明細書におけるさまざまな場所で「一実施形態では」という句が現れる場合、それは必ずしもすべて同じ実施形態を指しているとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】いくつかの実施形態によるビデオシステムアーキテクチャの概略図である。
【図2】いくつかの実施形態によるビデオ表示システムの概略図である。
【図3】いくつかの実施形態によるポータルベースのビデオインデックス付け方法の動作を示すフローチャートである。
【図4】いくつかの実施形態によるコンピュータシステムの概略図である。
【符号の説明】
【0036】
110 分配システム
120 コントローラ
130 メモリ
132 ビデオファイル
134 インデックスファイル
140 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオコンテンツを管理する方法であって、
関連するビデオファイルにおけるコンテンツを記述するインデックスファイルを生成することと、
前記ビデオファイルに対する前記インデックスファイルを、前記ビデオファイルが格納される第2のメモリロケーションとは別個の第1のメモリロケーションに格納することと、
要求エンティティから、前記インデックスファイルへのアクセスに対する要求を受信することと、
前記要求に応じて、前記インデックスファイルを前記要求エンティティにダウンロードすることと、
前記ビデオファイルを前記要求エンティティにダウンロードすることを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記関連するビデオファイルにおけるコンテンツを記述するインデックスファイルを生成することは、
前記関連するビデオファイルをスキャンすることと、
前記インデックスファイルにおけるフレーム間の少なくとも1つのフレーム境界を示すビデオインデックスファイルを生成することとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビデオファイルに対する前記インデックスファイルを、前記ビデオファイルが格納される第2のメモリロケーションとは別個の第1のメモリロケーションに格納することは、前記インデックスファイルをキャッシュメモリモジュールに格納することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記インデックスファイルへのアクセスに対する前記要求は、第1の通信チャネルを介して受信され、
前記インデックスファイルは、前記第1の通信チャネルを介して前記要求エンティティに送信され、
前記ビデオファイルは、第2の通信チャネルを介して前記要求エンティティに送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記要求エンティティに関連するビデオ表示システムにおいて前記ビデオインデックスファイルを受信することと、
前記ビデオ表示システムに関連するメモリモジュールに前記ビデオインデックスファイルを格納することとをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ビデオ表示システムにおいて前記ビデオファイルの少なくとも一部を受信することと、
前記ビデオ表示システムに関連するメモリモジュールに、前記ビデオファイルの少なくとも一部を格納することとをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ビデオインデックスファイルを、前記ビデオ表示システムにおいて受信された前記ビデオファイルの前記少なくとも一部と同期させることとをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ビデオ表示システムにおいて受信された前記ビデオファイルの前記少なくとも一部を表示することをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
ビデオ表示システムにおいてビデオファイルに対する要求を生成することと、
前記ビデオファイルに関連するコンテンツを記述するインデックスファイルに対する要求を生成することと、
前記インデックスファイルに対する前記要求を分配器に送信することと、
前記要求に応じて、関連する前記ビデオファイルのコンテンツを記述する前記インデックスファイルを受信することと、
前記ビデオファイルに対する前記インデックスファイルを第1のメモリロケーションに格納することと、
前記ビデオファイルに対する前記要求を前記分配器に送信することと、
前記ビデオ表示システムにおいて前記ビデオファイルの少なくとも一部を受信することと、
前記ビデオ表示システムに関連する第2のメモリロケーションに前記ビデオファイルの少なくとも一部を格納することとを含むことを特徴とする方法。
【請求項10】
前記インデックスファイルに対する前記要求は、第1の通信チャネルを介して前記分配器に送信され、前記ビデオファイルに対する前記要求は、前記第1の通信チャネルとは異なる第2の通信チャネルを介して前記分配器側に送信されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ビデオファイルに対する前記インデックスファイルを、前記ビデオ表示システムにおいて受信された前記ビデオファイルの前記少なくとも一部と同期させることをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記ビデオ表示システムにおいて受信された前記ビデオファイルの前記少なくとも一部を表示することをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ビデオコンテンツを管理するシステムであって、
関連するビデオファイルにおけるコンテンツを記述するインデックスファイルを生成し、
前記ビデオファイルに対する前記インデックスファイルを、前記ビデオファイルが格納される第2のメモリロケーションとは別個の第1のメモリロケーションに格納し、
要求エンティティから、前記インデックスファイルへのアクセスに対する要求を受信し、
前記要求に応じて、前記インデックスファイルを前記要求エンティティにダウンロードすると共に、
前記ビデオファイルを前記要求エンティティにダウンロードするロジックを含むインデックスファイル管理モジュールを具備することを特徴とするシステム。
【請求項14】
前記インデックスファイル管理モジュールは、
前記関連するビデオファイルをスキャンするとともに、前記インデックスファイルにおけるフレーム間の少なくとも1つのフレーム境界を示すビデオインデックスファイルを生成するロジックをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記インデックスファイル管理モジュールは、前記インデックスファイルをキャッシュメモリモジュールに格納するロジックを含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記インデックスファイルへのアクセスに対する前記要求は、第1の通信チャネルを介して受信され、
前記インデックスファイルは、前記第1の通信チャネルを介して前記要求エンティティに送信され、
前記ビデオファイルは、第2の通信チャネルを介して前記要求エンティティに送信されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記要求エンティティに関連するビデオ表示システムであって、前記ビデオインデックスファイルを受信すると共に、前記ビデオ表示システムに関連するメモリモジュールに前記ビデオインデックスファイルを格納するビデオ表示システムをさらに具備することを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記ビデオ表示システムは、前記ビデオ表示システムにおいて前記ビデオファイルの少なくとも一部を受信すると共に、前記ビデオ表示システムに関連するメモリモジュールに前記ビデオファイルの少なくとも一部を格納することを特徴とする請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記ビデオ表示システムは、前記ビデオインデックスファイルを、前記ビデオ表示システムにおいて受信された前記ビデオファイルの前記少なくとも一部と同期させることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記ビデオ表示システムは、前記ビデオ表示システムにおいて受信された前記ビデオファイルの前記少なくとも一部を表示することを特徴とする請求項18に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−38798(P2009−38798A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−183539(P2008−183539)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【出願人】(503003854)ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. (1,145)
【Fターム(参考)】