説明

ミシンのプレッサ装置

【課題】押え金が布送りの障害となるのを防ぐことができるミシンのプレッサ装置を提供する。
【解決手段】揺動軸11のクランクアーム26には水平軸28が回動可能に軸支され、水平軸28の突出端部にカラー29が固着されると共に、押え台34が連結されている。クランクアーム26にはまたカラー29より側方に突出する係止部39を挟んで、その両側に位置する被係止部37と取付部38が突設され、水平軸28は係止部39が被係止部37又は取付部38に当たるまでの範囲内で回動するか、或いは取付部38に捩込んだネジ41により係止部39が被係止部37に押付けられて固定されることによりクランクアーム26と一体化される。これにより押え台34は揺動軸11又は水平軸28の周りを回動可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシン、ことにオーバーロックミシンのプレッサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オーバーロックミシンのプレッサ装置は通常、ミシン機枠に回転可能に軸支される揺動軸と、該揺動軸の一端のクランクアームに軸支され、ミシンベッド上を布送り方向手前に向かって延設されて先端に押え金を取付けた押え台と、該押え台を押し下げる押えバネ装置と、上記揺動軸の他端に軸支され、ペダルの踏込み操作によって回動するアームと、該アームを一回転方向に付勢するバネよりなり、ペダルを踏込むと、上記アームがバネの作用に抗して揺動軸と共に回動し、これにより上記押え台が押えバネ装置の作用に抗して上向きに旋回し、押え金を針板上に持上げることができるようになっている。
【0003】
この種プレッサ装置に関するものとして、下記特許文献1には、揺動軸他端に被係止部を揺動軸と平行をなして側方に突設したカラーを固着すると共に、アームをベルクランク状レバーとしてカラーに隣接して設け、ペダルの踏み込み操作によりベルクランク状レバーを回動させると、該レバーの一端がカラーの係止部を押し動かし、カラーと共に揺動軸を回動させるようになっている。そして布送り時に送り歯が針板上に出没するのに追随して押え金が上下方向に振動しても係止部がベルクランク状レバーの一端より離間した状態で揺動することにより、揺動軸の振動がベルクランク状レバーに伝わらないようにし、ベルクランク状レバーの振動慣性力によって生ずる押え金の振動の増大、すなわちジャンピング現象を抑えることができるようにしたものが開示されている。
【特許文献1】実公平6−16604号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のミシンのプレッサ装置では、図1に示すように押え台1は、布送り方向Fへの布送り時の送り歯の上下動によりクランクアームとの軸支点Aを支点として揺動し、押え台先端の押え金も針板上で上下に揺動するが、この動きは図示するように、斜め前上がりの動きとなるため、送り歯による布送りが押え金により邪魔され、上下生地間で前後方向のずれを生じさせ易い。
【0005】
本発明は、布送り時に送り歯が針板上に出没するのに追随して押え金が上下方向に揺動しても、その揺動がペダルの踏込み操作によって回動するベルクランク状レバーに伝わらないようにし、これにより押え金のジャンピング現象を抑えることができるようにしたミシンのプレッサ装置において、押え金が布送りの障害となるのを防ぐことができるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は、ミシン機枠に回転可能に軸支される揺動軸と、上記揺動軸に一端が固着されたクランクアームと、該クランクアームに連結手段により連結され、ミシンベッド上を布送り方向手前に向かって延びて先端に押え金を取付けた押え台と、該押え台を押し下げる押えバネ装置と、上記揺動軸の適所に軸支され、ペダルの踏み込み操作により揺動軸を回動するレバーとよりなり、ペダルの踏み込みによりクランクアームが揺動軸を中心に回動し、これにより上記押え台が押えバネ装置の作用に抗して上向きに旋回し、上記押え金を針板上に持上げることができるようにしたミシンのプレッサ装置において、上記連結手段がクランクアームの自由端に上記揺動軸と平行に設けた水平軸と、上記押え台の回動中心を上記揺動軸又は水平軸に切換えることができるクラッチ手段を有し、また上記揺動軸をペダルの踏込み操作によって回動する向きとは逆向きに回動するように付勢するバネ手段と、該バネ手段によって回動しようとする揺動軸の回動を定位置で止める阻止手段を有することを特徴とする。
【0007】
ここで、揺動軸をペダルの踏込み操作によって回動する向きとは逆向きに回動するように付勢するバネ手段としては、例えば揺動軸に直接係合するか、或いは揺動軸と一体をなす部材、例えばクランクアームに係合して揺動軸を上記逆向きに回動するように付勢するバネを用いることができる。
【0008】
クラッチ手段としては、例えばクランクアームに捩込まれ、水平軸に止着される止ネジ、水平軸に固着されるカラーに形成される係止部と、クランクアームに形成される被係止部を連結するクランプやネジ、或いはクランクアームに被係止部と取付部を対向して突設すると共に、水平軸に固着したカラーに形成される係止部を被係止部と取付部との間に介在させ、取付部に捩込まれるネジよりなるものなどが挙げられる。前者のクランクアームに捩込まれ、水平軸に止着される止ネジは、弛めることにより水平軸が回動可能となり、止ネジを捩じ込むと、水平軸がクランクアームに固定される。
【0009】
係止部と被係止部を連結するクランプやネジは、両者を一体的に連結したり、両者の連結を解除することができるもので、連結を解除すると、押え台が水平軸を中心として回動可能となる。また後者の取付部に捩込まれるネジに関しては、ネジの捩込みによりネジの突出端で係止部が押込まれ、被係止部に押付けられて固定される。一方、ネジを弛める方向に回して後退させると、係止部は、被係止部とネジ先端或いは取付部(ネジを取付部内に引込めた場合)との間で回動可能となる。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のクラッチ手段がクランクアームにより対向して突設される被係止部及び取付部と、水平軸に固着のカラーより突設されて被係止部と取付部の間に介在する係止部と、上記取付部に捩込まれ、係止部を被係止部に押付けるネジよりなるもので、該ネジには、好ましくは該ネジの弛み止めのために固定ネジが止着される。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、阻止手段が上記レバーの上向きの回動を上限位置で止めるストッパー手段と、揺動軸に固定され、上記レバーに係脱可能に係止する係止部を備えたカラーを有することを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、レバーが、ミシン機枠の背面に沿って側方に延び、ミシン機枠に回転可能に支持された押上げレバーに連杆を介して連結され、ストッパー手段が、ミシン機枠に固定され、押上げレバーに上方より係合する突片を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によると、揺動軸に固着されたクランクアームに水平軸が付設されており、連結手段によって押え台の回動中心が揺動軸又は水平軸に切換えられることとなる。したがって例えば図2に示すように、揺動軸3と水平軸4を上下に配置し、押え台1の回動中心を水平軸4に切換えた場合、押え金は図1に示すものと同様、布送り時、送り歯の上下動によって斜め前上がりの動きとなるが、押え台の回動中心を揺動軸に切換えた場合、押え台先端の押え金は、図2に示すように針板上でほぼ垂直方向に動き、送り歯による布送りの邪魔となることがないため、上下の生地間で前後方向のずれを生じることがない。また押え台の回動中心を水平軸に切換えた場合、布送り時には押え台と共に水平軸が回動するのみで、揺動軸はバネ手段と阻止手段により定位置で留められて固定状態となり、水平軸の回動が揺動軸やレバーに伝わらないため揺動慣性力による揺動の増大、すなわちジャンピング現象を抑えることができる。また揺動軸がミシン駆動時にフリー状態となってふら付くことによる騒音の発生も防止される。なお、押え金を針板上に持上げるため足踏ペダルを踏込むときには、押え金がバネ手段と押えバネ装置の作用に抗して持上げられる。
【0014】
請求項2に係る発明によると、ネジを回動操作して係止部を被係止部に押え付け、カラーとクランクアームを一体化することにより押え台の回動中心を揺動軸に切換えることができ、またネジを後退させることにより、係止部を被係止部より一定量だけ離間させることが可能で、これにより係止部が被係止部に当たるまで水平軸が一定量回動可能となり、押え台の回動中心を水平軸に切換えることができる。
【0015】
請求項3に係る発明においては、クラッチ手段により押え台の回動中心を揺動軸に切換えた場合、布送り時に揺動軸が揺動してもレバーはストッパー手段により上限位置に留められて固定状態となり、揺動軸の動きがレバーに伝わらないためジャンピング現象を抑えることができる。
【0016】
請求項4に係る発明によると、レバーの上向きの回動規制がミシン機枠の直ぐそばで行われるようになり、レバーやストッパー手段についてミシン機枠からの突出量を抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図3は、本発明に係るプレッサ装置を備えたオーバーロックミシンの左側面図、図4は上記プレッサ装置における、ペダル操作によって揺動軸11を回動させる機構の分解斜視図、図5は、プレッサ装置の要部の背面図、図6は、その平面図、図7は、側面図を示すものである。
【0018】
揺動軸11は、図4に示されるように、ミシンの機枠に挿入されて止ネジ12により固定されるブッシュ13に回動可能に嵌挿され、その一端にはカラー14がネジ15にて抱き締めて固定され、カラー14には係止部14aが側方に突出形成されている。
【0019】
カラー14は、ブッシュ13に回動可能に軸支されたベルクランク状のレバー17に隣接し、レバー17は連杆21を介して押上げレバー19に連結され、押上げレバー19はミシン機枠の背面に沿って側方に延びている。押上げレバー19の基端はミシン機枠に段付ネジ18にて回動可能に軸着されている。ブッシュ13に巻装されたつる巻きバネ16は、レバー17を揺動軸11の回りに一回転方向に付勢し、このバネ16の作用によって押上げレバー19は常に持ち上げる方向に付勢されている。
【0020】
押上げレバー19は図示しない足踏ペダル等とチェーン等によって連結され、足踏ペダル等の踏込みによって押上げレバー19を押下げると、連杆21を介してレバー17がつる巻バネ16の作用に抗して下向きに回動し、その途上でレバー一端の爪部17aがカラー14の係止部14aに係合し、カラー14を該カラー14と一体の揺動軸11と共に回動させるようになっている。なお、押上げレバー19には係止孔19aが複数形成され、そのうちの一つに連杆21が係止されるようになっており、連杆21が係止する係止孔19aの位置を変えることにより、レバー17の回動量が変えられるようになっている。
【0021】
図中、22はミシン機枠にネジ23にて止着され、押上げレバー19の回動範囲を規制するストッパー手段で、図8に示すように突片22aにより押上げレバー19の上限位置を、ネジ24で下限位置を規制できるようになっており、足踏みペダルの踏込み操作を行わない限り押上げレバー19は、レバー17を上向きに回動するように付勢するつる巻きバネ16によって連杆21を介して同じく上向きに回動するように付勢され、突片22aに係合して上限位置に留められるようになる。このストッパー手段は、係止部14aを備えたカラー14と共に揺動軸11の回動を定位置で止める阻止手段を構成するものである。
【0022】
揺動軸11にはまた、他端にクランクアーム26が固着され、このクランクアーム26が図9に示されるように、一端をミシン機枠に係止し、他端をクランクアーム26に係止したバネ手段である線バネ27によって揺動軸11の回りを図9の時計方向(図7の反時計方向)に回動するように付勢されている。この線バネは、クランクアーム26に代えて上記カラー14に係止し、揺動軸11を図9の時計方向に回動するように付勢してもよい。
【0023】
クランクアーム26にはまた、その自由端に揺動軸11と平行をなす水平軸28が回動可能に軸支されている。
クランクアーム26から突出する水平軸28の端部に固着された案内片32には、図3に示されるように、押え台34の基部がピン35にて連結され、押え台34は、ピン35を中心に回動可能であると共に押え台34先端に押え金33が固定されている。
【0024】
水平軸28や案内片32と共にクランクアーム26と押え台34の連結手段を構成するクラッチ手段は、水平軸28にネジ31に抱き締めて固定され、突片状の係止部39を側方に突設したカラー29と、クランクアーム26の自由端に一定の間隔を存して対向して突設され、カラー29より側方に突出する係止部39の両側に位置する突片状の被係止部37及び取付部38と、該取付部38に捩込まれるネジ41よりなる。このクラッチ手段はネジ41の捩込みにより係止部39を被係止部37に押付けてカラー29を固着した水平軸28とクランクアーム26を一体化するようになっており、またネジ41を弛めて後退させると、クランクアーム26と水平軸28の一体化が解除され、係止部39が被係止部37とネジ先端又は取付部38との間で動きうる範囲内でクランクアーム26に対し水平軸28が回動しうるようになっている。
【0025】
図中、42はネジ41を固定する止ネジである。また図3に示す符号×は、押え台34を押下げる押えバネ装置である。
【0026】
本装置は以上のように構成され、止ネジ42を弛めてネジ41を振込み、係止部39を被係止部37に押付けて一体化させ、止ネジ42によりネジ41を固定した図7に示す状態では、クランクアーム26と水平軸28とカラー29が一体化され、これにより押え台34は揺動軸11の周りを揺動可能となる。したがって押え台先端の押え金33は、図2の揺動軸3の周りを揺動するものと同様、布送り時の送り歯の上下動によって針板上ではほぼ垂直方向に動き、送り歯による布送りの邪魔となることがない。この場合、押え台34が布送り時の送り歯の上下動によって揺動しても揺動軸11に固着されるカラー14の係止部14aはレバー17の爪部17aより離間して往復動するだけであり、レバー17に揺動軸11の揺動が伝わることはないため押え金のジャンピング現象を抑えることができる。
【0027】
次に、止ネジ42を弛めてネジ41を取付部38内に引込めた図10に示す状態では、水平軸28は係止部39が被係止部37と取付部38に当たるまでの範囲内で回動可能となり、この範囲内で押え台先端の押え金33は、水平軸28の周りを揺動する。この場合には押え台34が布送り時の送り歯の上下動によって揺動しても係止部39は図10に示すように、被係止部37と取付部38との間で揺動するだけでクランクアーム26を揺動させることはなく、したがって揺動軸11やレバー17は揺動しないため押え金のジャンピング現象を抑えることができる。このとき押え台34は、押えバネ装置Xのみで押下げられる方向に付勢され、揺動軸11に固定されたカラー14の係止部14aはクランクアーム26に係止する線バネ27の作用によってレバー17一端の爪部17aに係合する。
【0028】
足踏ペダルの踏込みを行わない状態において、押上げレバー19は、レバー17を上向きに回動するように付勢するつる巻きバネ16によって連杆21を介して同じく上向きに回動するように付勢され、ストッパー手段22の突片22aに当たって留められていることから、レバー17も定位置に留まった状態に固定される。揺動軸11は上述するように、線バネ27によって図4及び図7の時計方向回りに回動するように付勢されていることから、カラー14の係止部14aがレバー17の被係止部17aに係合してレバー17を持上げようとしても押上げレバー19がストッパー手段22の突片22aに係合して止められていることにより揺動軸11は回動できず、この状態で固定状態となる。したがってミシン駆動中、揺動軸11の軸心周りのふら付きがなく、揺動軸11の軸心周りのふら付きによる振動も防止される。なお揺動軸の固定状態は、ペダルの踏込みやミシンの駆動によって実質的に解除されるようになる。
【0029】
以上のように、ネジ41を捩込んだり引止めたりすることにより押え台34の回動中心は揺動軸11又は水平軸28に変化でき、これにより縫い目の形成不良や布送りの障害を防ぐことが可能となる。
【0030】
なお、足踏ペダルの踏込みにより押え金33を針板上に持ち上げるときには、図7及び図10のいずれの場合であっても被係止部37が係止部39を押込んで水平軸28を揺動軸11の回りに図の反時計方向に回動させることにより押え金33が押え台34と共に持上げられる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】従来のプレッサ装置における布送り時の押え台の線図。
【図2】本発明に係るプレッサ装置における布送り時の押え台の線図。
【図3】オーバーロックミシンの側面図。
【図4】プレッサ装置の一部の分解斜視図。
【図5】プレッサ装置の要部の背面図。
【図6】同平面図。
【図7】水平軸を固定した場合の側面図。
【図8】押上げレバー19のストッパーを示す図。
【図9】クランクアームの他側面図。
【図10】水平軸を可動にした場合の側面図。
【符号の説明】
【0032】
1、34・・押え台
3、11・・揺動軸
4、28・・水平軸
13・・ブッシュ
14、29・・カラー
16・・つる巻バネ
17・・ベルクランク状のレバー
19・・押上げレバー
22・・ストッパー
26・・クランクアーム
32・・案内片
35・・ピン
37・・被係止部
38・・取付部
39・・係止部
41・・ネジ
42・・止ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミシン機枠に回転可能に軸支される揺動軸と、上記揺動軸に一端が固着されたクランクアームと、該クランクアームに連結手段により連結され、ミシンベッド上を布送り方向手前に向かって延びて先端に押え金を取付けた押え台と、該押え台を押し下げる押えバネ装置と、上記揺動軸の適所に軸支され、ペダルの踏み込み操作により揺動軸を回動するレバーとよりなり、ペダルの踏み込みによりクランクアームが揺動軸を中心に回動し、これにより上記押え台が押えバネ装置の作用に抗して上向きに旋回し、上記押え金を針板上に持上げることができるようにしたミシンのプレッサ装置において、上記連結手段がクランクアームの自由端に上記揺動軸と平行に設けた水平軸と、上記押え台の回動中心を上記揺動軸又は水平軸に切換えることができるクラッチ手段を有し、また上記揺動軸をペダルの踏込み操作によって回動する向きとは逆向きに回動するように付勢するバネ手段と、該バネ手段によって回動しようとする揺動軸の回動を定位置で止める阻止手段を有することを特徴とするミシンのプレッサ装置。
【請求項2】
上記クラッチ手段がクランクアームより対向して突設される被係止部及び取付部と、上記水平軸に固着のカラーより突設されて被係止部と取付部の間に介在する係止部と、上記取付部に捩込まれ、係止部を被係止部に押付けるネジよりなる請求項1記載のプレッサ装置。
【請求項3】
阻止手段が上記レバーの上向きの回動を上限位置で止めるストッパー手段と、揺動軸に固定され、上記レバーに係脱可能に係止する係止部を備えたカラーを有することを特徴とする請求項1又は2に記載されるミシンのプレッサ装置。
【請求項4】
レバーが、ミシン機枠の背面に沿って側方に延び、ミシン機枠に回転可能に支持された押上げレバーに連杆を介して連結され、ストッパー手段が、ミシン機枠に固定され、押上げレバーに上方より係合する突片を有することを特徴とする請求項3に記載のミシンのプレッサ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−42836(P2006−42836A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−223688(P2004−223688)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【出願人】(000113229)ペガサスミシン製造株式会社 (52)
【Fターム(参考)】