説明

メール受信装置

【課題】操作者の使い勝手の良いメ−ル受信装置。
【解決手段】受信した電子メールの内、入力されたメールアドレスの電子メールの内容を音声信号に変換して出力することを特徴とするメール受信装置。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メールの受信装置、あるいは電子メールの送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの小型化が進み、携帯性に重点をおいたコンピュータが普及している。携帯性に重点をおいたコンピュータ(以下、「携帯端末」と称する。)は、通常のコンピュータとほぼ同様の機能を有し、本体重量の軽減など携帯に便利な特徴を備えている。
【0003】このような携帯端末の多くは、携帯電話や公衆回線を通じインターネットを利用した電子メールを送受信することができる。携帯端末は外出先に持って出かけることができ、出張中でも情報の送受信できる効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子メールの受信内容を簡単に把握できる装置が必要である。
【0005】本発明の目的は電子メールの受信内容を簡単に把握できる装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは送信した電子メールを音声信号に変換して出力できるようにしたことである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。図1は一実施の形態である携帯端末の基本ブロック図である。101はキーボードやタッチパネルなどの入力手段。102は液晶画面などを有する表示部。103はモデムなどのハードウエアとメールソフトなどのソフトウエアの両者を含む電子メール受信手段。104は受信したメールのデータ1041や音声信号の変換条件例えば読上げ条件(読上げ設定)1042あるいは各種プログラムなどを格納すなわち記録する記録手段。記録手段としては半導体メモリやハードディスクなどがある。105は103で受信したメールを読上げる音声読上げ手段つまり音声信号への変換手段。106は音声信号への変換手段105を起動する開始手段。107は105の読上げた音声を出力するイヤホン。108は各手段を制御するCPU。109は上記各手段に電力を供給する電源である。
【0008】図2は本実施の形態である携帯端末の表示部を開いた状態の外観を示す斜視図である。201はデータ入力のためのキーボード、202はデータ表示のための液晶画面で、液晶素子の表示面の上にタブレットを重ねて配置しており、操作者がペンで画面に接触すると、接触した座標をタブレットから検知できるようにしてある。これによりペンで入力や指示などの操作を行うことができる。203は上記タブレットを指示するためのペンである。204は電源スイッチである。
【0009】205はイヤホンである。206は公衆回線に接続し、メールの送受信を行うためのケーブルである。207は音声読上げプログラムを起動し、メール読上げを開始するためのボタンスイッチである。基本ブロック図の104,105,108,109は、キーボードの下部の本体内部に格納されている。
【0010】操作者は先ずケーブル206を公衆回線に接続する。次に液晶画面202の電子メールを起動する指示エリア(アイコンでも良い)をペン203で選択するなどの操作を行い、メールソフトを起動して自分宛てのメールを受信する。この機能は電子メール受信手段103の機能である。受信したメールは記憶手段104にメールデータ1041として記憶する。その後メールソフトの動作を終了しても、受信したメールは記憶手段104に記憶されている。
【0011】上記操作は画面を見ながら行う方が操作しやすいので、外出前、もしくは、外出先でも本体画面を開いて携帯端末を操作しやすい場所で操作することを想定している。上述の通り、電子メールを一旦記録手段104に取り込んで記憶すれば、以下のように簡単な操作で記録したメールの内容を音声で聞くことができる。また画面を見ることなく操作できる機能があるので、電車での移動中など画面を開けない状態、別の表現をすればたった姿勢で込み合った電車内であっても操作でき、メールの内容を確認することができる。本実施の形態では受信の操作はもちろん簡単であるが、受信したメールの内容を簡単に知ることができる。
【0012】記録したメールを聞くためにはまずスイッチ207を操作する。この実施の形態ではスイッチはいわゆるボタンスイッチである。スイッチ207は表示部102が閉じられた状態でも操作できるようにメール受信装置の本体120の上面ではなく前面に配置している。表示部102を閉じた状態では上面が覆われるので上面以外の面の方が操作しやすい。例えば左右の側面でも良い。イヤホン205の近くの方が関連して操作することから操作性が向上するので、イヤホン205の近くでも良い。表示部102を開けた状態と閉じた状態の両方で操作することが想定され、表示部102の表面や本体120の底面は本体120の前面や側面に比べ操作しにくくなる。
【0013】スイッチ207を押下すると読上げ開始手段106が動作し、音声信号への変換手段105、この実施例では音声読上げ手段105、が起動される。スイッチ207は上述の通り、この実施例ではボタンスイッチである。ボタンスイッチ207は押されて動作する構造ではなく横にずらすこと、本実施例では押し下げ、で動作するようになっている。これは携帯中に他の何かと触れて誤動作するのを防ぐ意味である。またかばんの中などから外に出すことなく手探りでも正確に操作できることを期待している。
【0014】図3は音声読上げ手段を起動した直後の表示部102の表示画面である。メール表示領域301にはまだ何も表示されていない。メール表示領域301の下にコマンドエリア310が設けられている。このエリアには指示内容あるいは操作内容を示す表示がなされており、設定403や次メール401や開始302や終了402がある。
【0015】今第1の操作エリア(アイコンでも良い)例えば「開始」302を選択すると、記憶手段104に記憶したメールを1文書読出し、メール表示領域301に表示する。メールが表示された状態の一例を図4に示す。表示領域301にはメールの内容例えば、件名410、差出人412、本文414を表示する。そして表示領域301の文字列の音声による読上げを開始する。表示領域301に表示しているメール1件の読上げが終了した場合は、再度記憶手段に記憶してある次の内容(1文書)を読出し、メール表示領域301に表示する。そして表示領域301の文字列の音声による読上げを開始する。メールを順にメール表示領域301に読出し音声で読上げるが、既に読上げた文章は記憶手段から読出さない機能を備えている。
【0016】読上げ中に第2の操作エリア(アイコンでも良い)例えば「次メール」401を選択すると、現在のメールすなわち読上げ中のメールの読上げを中断し、記憶手段104に記憶した次のメールを1文書を読出し、表示領域301に件名410,差出人412,本文414のを表示する。その後、表示領域301の文字列の音声読上げを開始する。このように、第1の操作である「開始」302と第2の操作である「次メール」401を選択し操作を指示することで、必要なメールを読上げることができる。第3の操作エリア(アイコンでも良い)例えば「終了」402を選択することで、音声読上げ手段105の動作は終了する。つまりメール内容の音声信号への変換動作は終了する。
【0017】以上のように、読上げ中に操作者が件名,差出人を確認し第2の操作「次メール」を選択する操作を繰り返すことで所望のメールのみを読上げることが可能である。受信したメールの件数が多い場合、このような方法では操作回数が多くなり操作者の負担が大きい。そこで本実施の形態では第4の操作エリア(アイコンでも良い)例えば「設定」エリア(アイコンでも良い)403をコマンドエリア310に設ける。このエリア403を選択すると、どのメールを読上げるかの条件を設定(以下、「読上げ設定」と称する)することが可能である。これにより操作性が向上する。すなわちメール読上げ中(音声に変換中)の操作者の負担を軽減できる。
【0018】受信メールの内の音声信号に変換する対象を選択す条件、即ちどのメールを対象とするか、あるいはメールの内のどの部分を音声信号の変換対象とするか、の条件を設定する。これらの条件つまり読上げ設定を行う画面の例を図5に示す。図5は読上げ条件つまり音声変換する対象を選択する条件の一覧を示す画面である。既に登録した条件がある場合はこの一覧として表示する。ない場合は受信したメールを受信の新しい順などのある定められた順に読上げる。
【0019】図5は読上げメールの制定条件の一例を示しており、例えば項目の一例として差出人の名前501やメールの件名505がある。また図にはないが緊急すなわち急ぎあるいは時間指定のメールを読上げ対象として選ぶことができる。
【0020】506で示す条件は読む条件とするのかこれを読まない条件とするのかを示す欄である。YESは読むことを示しておりNOは読まないことを示している。YESがあればYESの条件だけを読むが、YESがなくNOのみの場合はNOの条件以外のものを順に読上げることになる。
【0021】新たに条件を設定するためには、「新規」ボタン(この実施例ではエリア(アイコンでも良い))502を選択する。「新規」ボタンを選択すると、図6の条件設定画面が表示される。条件設定画面では、読上げを行うメールの差出人または件名を「差出人」入力エリア603または「件名」入力エリア604に入力する。読むかどうかの欄605は何もしなければYESが自動的に入力され、読上げの条件となる。特別の605の欄を選択するとNOに変わる。件名をエリア604に入力しその右隣の読むかどうかの欄605を選択するとYESがNOの条件に変わる。ふたたび選択するとYESに戻る。なおこの図では件名のエリア604の入力内容の記載を省略した。
【0022】入力後、「登録」ボタン601を選択すると記憶手段104の読上げ設定1042に追加して記憶する。「取消」ボタン602を指示(選択)した場合は、図6の条件設定画面で入力した情報をすべて破棄し、図5R>5の画面に戻る。また、一覧画面501の条件を選択後、「削除」ボタン503を指示(選択)すると、選択した条件は記憶手段104の読上げ設定1042から削除される。「戻る」ボタン504は、図3または図4のような「設定」ボタンを指示(選択)する前の画面に戻るためのボタンである。条件設定を行った後、登録されている差出人または件名が一致するメールだけ読上げる。このようにすることで読上げ中に操作者が差出人や件名を確認して「次メール」ボタンを押す操作を省くことができ、操作性が向上する。
【0023】本実施の形態では、設定した条件に一致したときに読上げるようにした。つまり図5の条件項目506がYESの場合を代表して説明した。NOの場合は条件が合うものを読まない。YESがなくNOのみであればNOのものを除いて残りを、つまり入力した条件に一致しないメールを読上げ対象とする。この選択は図8のステップ801で行われる。
【0024】次に上記実施の形態の実現方式について、フローチャートを基に説明する。図7は、ボタンスイッチ207を下向きに押下した直後の音声読上げ手段105の動作を示すフローチャートである。まず初期画面の表示を行う(ステップ702)。表示したコマンドエリアのボタンに入力があるか否か、即ち「開始」や「次メール」や「設定」や「終了」などの選択があったかどうかを検知する(ステップ703)。入力があった場合には、「開始」ボタンか、「次メール」ボタンか、「設定」ボタンか、「終了」ボタンか、を検知する(ステップ704,705,706,707)。「開始」ボタン(即ちエリア(アイコンでも良い))であった場合には、記憶手段104からメールの文書を1文書取り出し、301に表示し(ステップ708)連続して読上げる動作である、連続読上げ処理を開始する(ステップ709)。「次メール」ボタン(即ちエリア(アイコンでも良い))が選択された場合には、読上げを中断し(ステップ710)、記憶手段104から次のメール文書を1文書取り出し、301に表示し(ステップ711)連続読上げを再度開始する(ステップ709)。「設定」ボタン即ちこの実施例ではエリア(アイコンでも良い)が選択された場合には、後述の読上げ設定すなわち音声に返還する対象メール選択条件の入力を行う(ステップ712)。以上の各ボタンすなわち操作エリア(アイコンでも良い)が選択されその処理がそれぞれ行われた後は、再度ステップ703に戻り、入力つまり操作の有無を検知する。入力された即ち選択されたボタン(エリア,アイコンでも良い)が、「終了」ボタンであった場合には、音声読上げ手段105の処理を終了する(ステップ713)。図8は連続読上げ処理(ステップ709)の詳細フローチャートである。まず後述する読上げ設定(読上げの対象を選択する条件)1042に該当するかを順に検索し、該当するメールを読上げる。この実施例ではジョンに図3に示す画面301に表示し、表示したメールが上記設定された条件に合うかを判定し(ステップ801)、合う場合にはその内容の読上げをおこなう(ステップ802)。条件に合わない場合は次に記憶手段104に次のメールがあるかを判定する(ステップ803)。次のメールがある場合、記憶手段104中のメールデータ1041から次のメール文書を1文書取り出し、301に表示し(ステップ804)ステップ801に戻り、読上げ処理を継続する。次のメールがない場合連続読上げを終了する。
【0025】図9は前述の読上げ対象を選択する条件を設定するための操作画面、すなわち読上げ設定処理(ステップ712)の詳細なフローチャートである。まず既に記憶手段104に記憶してある読上げ設定(対象となるメールの条件)1042のデータを読出し、図5に示す画面501に表示する(ステップ901)。次に表示したボタンすなわちエリア(アイコンでも良い)502,503,504を選択する入力があるか否かを検知する(ステップ902)。入力があった場合には選択対象が、「新規」ボタンか(アイコンでも良い)、「削除」ボタンか(アイコンでも良い)、「戻る」ボタンか(アイコンでも良い)、を検知する(ステップ903,904,905)。「新規」ボタンであった場合には、図6の条件設定画面を表示する(ステップ904)。「削除」ボタンであった場合には、操作者の指定した条件を読上げ設定1042から削除する(ステップ910)。「戻る」ボタンであった場合には、図5の画面を終了し、図3、または、図4の画面に戻る。
【0026】図10は条件設定処理(ステップ904)の詳細なフローチャートである。まず操作者の入力があるか否かを検知する(ステップ1001)。入力があった場合には、「差出人」入力エリアか、「件名」入力エリアか、「登録」ボタン(アイコンでも良い)か、「取消」ボタン(アイコンでも良い)か、を検知する(ステップ1002,1003,1004,1005)。例えば「件名」入力エリアが選択され、更に「取消」ボタン(アイコンでも良い)が選択され場合、選択された「件名」入力エリアをクリアする(ステップ1006)。「差出人」入力エリアが選択され更に「取消」ボタン(アイコンでも良い)が選択され場合、選択された「差出人」入力エリアをクリアする(ステップ1007)。以上の「差出人」または「件名」入力エリアの処理後は、再度、ステップ1001に戻り、入力を検知する。「登録」ボタンであった場合には、入力された「差出人」または「件名」を読上げ設定1042として104に追加して記憶し(ステップ1008)、条件設定画面を終了する。「取消」ボタンであった場合には、条件設定画面を終了する。
【0027】通常、電子メールの操作を行うためには、本体をひざや机の上におき(または、片手で持ち)、携帯端末のディスプレイを見ながら、キーボードやマウスにより操作をする。ところが、移動中には、このような姿勢を取れない場合がある。たとえば、通勤途中の電車の中などは、本体をおくスペースが取りにくい。
【0028】ところが、電車の中のような状況でも、音声読上げ機能を使用すれば、受信した電子メールの内容を簡単に確認することができる。たとえば、携帯端末本体にイヤホンを接続し、本体は鞄の中に入れたままでイヤホンを耳に装着し、受信した電子メールの内容が読上げられるようにする。こうすれば、操作者は画面を見ながらメールを開く操作を繰り返す必要もない。立ったままの姿勢でもメールの内容確認ができる。すなわち簡単にメールの内容を知ることができる。
【0029】電子メールの文書書式は、一般に、電子メールを送るために必要な各種情報が記述された「ヘッダー」とメール内容である「本文」からなっている。「ヘッダー」は内容を端的に表わす「件名」,送信者のメールアドレスをあらわす「差出人」などの情報からなる。通常の場合、件名,メールアドレスは20文字程度であり極端に文字数が増えることはない。しかし本文は通常の文章であるため1000文字を超えることも珍しくない。メール内容確認をディスプレイで行う場合と音声読上げで行う場合を比較すると、その性質上音声読上げの方がメール内容確認終了までに時間がかかる。このため現在の読上げを中断し、次のメールを読上げる機能を設けた。
【0030】しかし更に操作を簡単にあるいは使い易くすることが望まれることも考えられる。例えば、メールの件名や差出人を操作者が確認してから操作をする場合、受信したメールの件数が多い場合、更に使い易くすることが考えられる。それが読上げ対象を選択することである。このようにすれば必要メールを優先的に知ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の効果はメールの内容を音声等の音声信号により出力できるようにしたことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声読上げ装置の基本ブロック図である。
【図2】本発明の音声読上げ装置の概観図である。
【図3】画面例を示す図である。
【図4】画面例を示す図である。
【図5】画面例を示す図である。
【図6】画面例を示す図である。
【図7】処理フローを示す図である。
【図8】処理フローを示す図である。
【図9】処理フローを示す図である。
【図10】処理フローを示す図である。
【符号の説明】
101…キーボード、102…液晶画面、103…電子メール受信手段、104…記憶手段、105…音声読上げ手段、106…開始手段、107…イヤホン、108…CPU、109…電源、1041…メールデータ、1042…読上げ設定。

【特許請求の範囲】
【請求項1】データの入力手段と、データを表示するための液晶表示部と、電子メールの受信手段と、受信した電子メールのデータを記録する記憶手段と、記憶手段に記憶したデータを音声に変換して出力する音声出力手段と、電子メールアドレスを入力する手段とを備え、受信した電子メールの内、前記入力されたメールアドレスの電子メールの内容を音声信号に変換して出力することを特徴とするメール受信装置。
【請求項2】請求項1に記載のメ−ル受信装置において、入力されたメールアドレスを対象とするのかあるいは入力されたメールアドレス以外を対象とするのかを設定する手段を有し、送信したメールの内上記入力されたアドレスのメールを対象にするかしないかを前記設定に基づいて選択して受信内容を音声信号に変換することを特徴とするメール受信装置。
【請求項3】請求項1に記載のメ−ル受信装置において、件名を入力する手段を持ち、受信した電子メールの内、上記入力した件名の受信メールの内容を音声信号に変換することを特徴とするメール受信装置。
【請求項4】請求項1に記載のメ−ル受信装置において、件名を入力する手段と、この件名を対象とするのかあるいはこの件名以外を入力とするのかを設定する手段とを持ち、上記入力された件名と上記設定された条件とに基づいて受信した電子メールを選別し、その内容を音声信号に変換することを特徴とするメール受信装置。

【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図1】
image rotate


【図4】
image rotate


【図5】
image rotate


【図6】
image rotate


【図7】
image rotate


【図8】
image rotate


【図9】
image rotate


【図10】
image rotate


【公開番号】特開2001−5633(P2001−5633A)
【公開日】平成13年1月12日(2001.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−175037
【出願日】平成11年6月22日(1999.6.22)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】