説明

モバイル放送システムにおける移動端末の画面ディスプレイのための多重チャンネルの場面構成の制御方法及び装置とそのシステム

【課題】モバイル放送システムの移動端末にディスプレイされる多重チャンネルの場面構成を制御するための方法、装置、及びシステムを提供する。
【解決手段】本方法は、放送サービスのための複数のチャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを受信する段階と、上記ストリームソースノード情報によって上記チャンネル別エレメンタリストリームをメディアにディスプレイする段階とを含む。上記ストリームソースノード情報は、現在使用されるソースを示すソースインデックスフィールドと、バッファサイズを示すフィールドと、モードフィールドとを含む。上記モードフィールドは、ソースインデックスが変更される時、画面を切り替える置き換えフィールドと、相異なるソースを順次に画面にディスプレイする再生リストフィールドとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイル放送システムにおける移動端末のディスプレイ技術に関するもので、特にモバイル放送システムでデータストリームを受信してディスプレイするための移動端末の場面構成の制御方法及び装置とそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
LASeR(Lightweight Application Scene Representation)は、通信リソースが不足した携帯電話のような移動端末を用いる豊富なマルチメディアサービスのためのマルチメディアコンテンツのフォーマットである。このLASeRは、MPEG(Moving Picture Experts Group)−4 BIFS(Binary Format for Scene)の技術に類似している。BIFSはすべてのマルチメディアコンテンツに対する場面記述(scene description)の標準であり、LASeRは携帯電話のように小さいディスプレイサイズはもちろんネットワーク帯域幅も減少されたマルチメディア端末に対する場面記述の標準である。
【0003】
上記BIFSは、オブジェクト基盤のシステムに使用される。オブジェクト基盤のシステムでは、マルチメディアがオブジェクトのセットからなる。各メディアの時間的及び空間的情報は指示される必要がある。例えば、天気予報を放送する場合に、気象キャスター、気象キャスターの背景としてディスプレイされる気象チャート、気象キャスターの音声、及び背景音楽のような4個のオブジェクトが考えられる。これら複数のオブジェクトが独立的に存在する場合に、一つの場面を記述するためには、オブジェクトそれぞれの位置、現れる時点、及び消える時点を定めなければならない。この定義がBIFSである。関連情報はBIFSによるバイナリファイルに格納されるため、格納容量が減少される。
【0004】
しかしながら、BIFSは、MPEG−4システム標準文書(ISO/IEC14496−1)に記述されたように、200ページ程度の大量のデータを有している。したがって、移動端末のように利用可能なリソースが不足している通信環境では、BIFSを使用するのが難しいため、その対案として提示されたものがLASeRである。LASeRは、場面記述、ビデオ、オーディオ、メディア、フォント、メタデータ(metadata)のような相互に異なるエレメンタリストリーム(Elementary Stream:以下、“ES”と称する)を多重化及び同期化し、複雑度を最小化してメモリと電力に制限のある移動端末で、多様なマルチメディアの自由な表現と相互作用のために提案された技術である。エレメンタリストリームは、上記のような一般的な意味を有している。ESは、ディスプレイされる多重チャンネルを構成する個々の論理チャンネルを意味すると考えられる。
【0005】
LASeRのESは、命令語(command)を含むアクセス単位(Access Unit:AU)で構成される。この命令語は、特定時間の場面特性を変更するのに利用される。同時に遂行されるべき命令語は、一つのAUにグループ化される。このAUは、一つの場面メディア、短い音、一つのグラフィックメディア、及び短いアニメーションなどとなることができる。LASeRブラウザは、ESを定められた順序でディスプレイする。ESの間には、階層構造(hierarchy)が存在する。LASeRブラウザは、(1)パケット受信、(2)パケット復号化(一つのメディア、一つのビデオクリップなどのAU別復元)、(3)命令語の実行、(4)オーディオ/ビデオなどオブジェクトレンダリング、(5)ユーザー相互作用遂行(選択、ドラッグなど)、(6)ローカル接続又は外部情報ソースとの接続、のような順に場面をディスプレイする。
【0006】
一方、LASeRとW3C(World Wide Web Consortium)との融合(convergence)のための標準化が進められている。SVG標準を用いると、オーディオ、ビデオ、文字、メディア、多面体などを表現することができる。このSVGに関連して、従来のLASeR技術は、多重チャンネルに対してチャンネルモザイク(mosaic)サービスを提供するように、SVG1.1のクリップパス(clip path)を用いて映画タイル(movie tile)を構成する技術だけが提案された。移動端末にLASeR技術を利用すると、移動端末の画面メディアがタイル化されるときに、サービス中のチャンネルストリームコンテンツを識別するのに問題が発生する。移動端末にこのLASeR技術を用いることは、既存の放送サービスを受信する端末及び個人用コンピュータ(PC)システムより移動端末の画面サイズが小さいので、チャンネルのディスプレイを容易にする。
【0007】
例えば、現在まで提案された多重チャンネルメディア構成のためのストリームソース技術は、チャンネルモザイクサービスのために複数のメディアを一つのチャンネルで多重化して符号化した別途のモザイクサービス用チャンネルを割り当て、サービス中である複数の放送サービスチャンネルを一つの画面(screen)にディスプレイする。このようなモザイクチャンネルサービスがモバイル放送に適用される場合に、ネットワークインフラ構築に多くのコストがかかるようになる。限定されたチャンネルリソースを考慮すると、一つのビデオチャンネルをモザイクサービス専用として実現することはモバイル放送環境で実際的に難しい。複数のメディアがストリームソース方式で処理され、一つのチャンネルに多重化して符号化される場合には、メディア品質が低下するという問題点があった。
【0008】
したがって、限定されたチャンネルリソースを考慮すると、メディア品質の低下を減少させるように、モザイクサービスのために専用の一つのビデオチャンネルを実際に実現するために改善されたシステム及び方法が要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2003−101893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、上記のような問題点を解決するために提供された本発明の目的は、ストリームソース方式で放送サービスを提供するモバイル放送システムにおける移動端末にディスプレイされる場面構成を制御するための方法、装置、及びシステムを提供することにある。
【0011】
また、本発明の目的は、モバイル放送システムにおいて複数の論理チャンネルが一つの物理チャンネルに多重化される場合に、放送サービスを受信するための移動端末にディスプレイされるように場面構成を制御するための方法、装置、及びシステムを提供することにある。
【0012】
さらに、本発明の目的は、モバイル放送システムにおいて、複数の論理チャンネルを一つの物理チャンネルに多重化する場合に、別途のモザイクチャンネルを伝送せずに、移動端末に多重化されたチャンネルメディアを構成してディスプレイできる多重チャンネルの場面構成を制御するための方法、装置、及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記した目的を達成するために、本発明の実施形態の一態様によると、モバイル放送システムの移動端末にディスプレイされる多重チャンネルの場面構成を制御するための方法であって、サービス提供者から放送サービスのための複数の論理チャンネルが多重化された物理チャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを受信する段階と、受信した物理チャンネルを論理チャンネル別に逆多重化して復号化する段階と、ストリームソースノード情報から提供される少なくとも一つのディスプレイモードで論理チャンネル別エレメンタリストリームをメディアにディスプレイする段階とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の実施形態の別の態様によると、モバイル放送システムの携帯端末における放送サービスを受信する装置であって、サービス提供者から放送サービスのための複数の論理チャンネルが多重化された物理チャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを受信する受信器と、受信した物理チャンネルを論理チャンネル別に逆多重化するデマルチプレクサと、論理チャンネル別エレメンタリストリームを分けて格納するバッファと、ストリームソースノード情報から提供される少なくとも一つのディスプレイモードで論理チャンネル別エレメンタリストリームをメディアにディスプレイするための動作を制御するメディアコンポジターとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の実施形態のさらに別の態様によると、少なくとも一つの移動端末へ放送サービスを提供するモバイル放送システムであって、放送サービスのために複数の論理チャンネルが多重化された物理チャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを受信するサービス提供手段と、通信ネットワークを介して物理チャンネル及びストリームソースノード情報を受信して多重チャンネルのメディアをディスプレイする移動端末とを含み、上記移動端末は、受信した物理チャンネルを論理チャンネル別に逆多重化するデマルチプレクサと、論理チャンネル別エレメンタリストリームを分割して格納するバッファと、ストリームソースノード情報から提供される少なくとも一つのディスプレイモードで前記論理チャンネル別エレメンタリストリームをメディアにディスプレイする動作を制御するメディアコンポジターとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、モバイル放送システムの端末は、サービス提供者から受信したストリームソース情報を用いて論理的に多重化されたチャンネルを受信してメディア構成を制御することができる。
【0017】
また、本発明は、別途のモザイクチャンネルを利用せずに、論理的に多重化されたチャンネルの場面を構成することによって、チャンネルリソースを効率的に利用することができる。
【0018】
本発明は、モバイル放送システムで多重化されたチャンネルのメディアを構成するために、複数のチャンネル別メディアを一つのモザイクチャンネルに多重化して符号化する場合に発生するメディア品質の低下を防止することができる。
【0019】
なお、本発明は、モバイル放送システムでチャンネル循環のメディア構成又は組合せの場面構成を制御することで、ユーザーが制限されたサイズの端末画面を介してもサービス内容を容易に識別でき、ユーザーの入力なしにすべてのチャンネルを循環してディスプレイすることができる。
【0020】
さらに、本発明は、従来のLASeR技術に提案されたチャンネルモザイクサービスと統合されることができる。したがって、本発明の実施形態は、従来のLASeR技術と互換され、同期化パケット構造及びSVG(Scalable Vector Graphics)を用いる効率的なメディア構成に従来のLASeRの特徴を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態によるモバイル放送システムにおける多重チャンネルの場面構成のためのストリームソースの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるチャンネルモザイクサービスの一例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態によるチャンネル循環方式の場面構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による組合せ方式の場面構成の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態によるモバイル放送システムにおける受信機を示すブロック構成図である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるチャンネル循環方式の場面構成の制御方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態による組合せ方式の場面構成の制御方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態により、チャンネルモザイク方式、チャンネル循環方式、又は組合せ方式の場面構成を選択的に遂行する動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態によるモバイル放送システムにおける多重チャンネルの場面構成のためのストリームソース構造の他の例を示す図である。
【図10】図9のストリームソースを用いる多重チャンネルの場面構成を制御する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態において、本発明の範囲及び精神を外れることなく、多様な変形が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。また、本発明に関連した公知の機能または構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断された場合に、その詳細な説明を省略する。
【0023】
本発明の実施形態は、基本概念によると、モバイル放送システムにおいて複数の論理チャンネルが一つの物理チャンネルに多重化される場合に、メディア構成のための別途のチャンネルを伝送しない状態で、受信端で端末が多重化されたメディアチャンネルを直接構成してディスプレイするためのストリームソースノード構造を提案する。本発明の第1の実施形態によるストリームソースノードを用いるモザイクチャンネル構成方法は、現在提供されるすべての多重チャンネルが一つの画面(screen)にディスプレイ可能にする。この実施形態によると、全体画面をタイル形態に分割し、各分割領域に一つのチャンネルをディスプレイする。本発明の第2の実施形態は、現在提供されるチャンネルを時間シーケンスによりディスプレイするためのチャンネル循環方式の場面構成を制御するための方法を提案する。チャンネル循環方式が論理的に多重化されたチャンネルを一つのメディアに一定の順序に従って交互にディスプレイする場合に、一つのチャンネルのみが制限されたサイズの携帯端末の画面にディスプレイされる。これは、サービスのコンテンツをユーザーが容易に識別可能にする。本発明の第3の実施形態は、制限されたサイズの携帯端末の画面を効率的に利用できるチャンネルモザイク場面構成(channel mosaic scene structure)とチャンネル循環場面構成(channel circulation scene structure)との組み合わせを提供する。本発明の第3の実施形態は、ユーザーが別途にキー入力を遂行せずに、現在提供されるすべてのチャンネルを順次に検索できるチャンネル循環方式の利点が得られる。以下に、多重チャンネル場面構成サービスのための本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施形態によるモバイル放送システムにおける、多重チャンネルの場面構成のためのストリームソースの構成の一例を示す。図1に示すように、ストリームソースノード(Stream Source Node)100のタイプは、多重チャンネル場面構成のためのLASeR技術を基にする。
【0025】
ストリームソースノード100から伝送される情報は、ストリームソースの固有識別子(ID)フィールド110と、メディア表現方式として静的モザイク(static mosaic)構成モードを示す静的モザイクフィールド120及び動的モザイク(dynamic mosaic)構成モードを示す動的モザイクフィールド130を含む。また、静的モザイクフィールド120は、ストリームソースが参照するメディアソースのIDを表すためのソースフィールド121と、現在場面(scene)の構成に使用されるソースのインデックスを表すためのソースインデックス(source index)フィールド122と、バッファサイズを表すための幅(width)フィールド123及び高さ(height)フィールド124とを含む。
【0026】
静的モザイクフィールド120は、置き換え(replace)フィールド125、ユーズオールド(useOld)フィールド126、及びキープオールド(keepOld)フィールド127を含む。置き換えフィールド125は、ソースインデックス122がディスプレイモード(display mode)に変更されると、すぐにメディアを切り替える。useOldフィールド126は、新たなソースインデックスのメディア構成が準備されるまで、以前のソースインデックスをメディアに継続して構成する。keepOldフィールド127は、useOldモードと類似概念で、新たなソースインデックスのメディア構成が準備されるまで、以前のソースインデックスを継続して受信しつつ、この以前のソースインデックスを復号化してメディアに構成する。一方、動的モザイクフィールド130は、再生リスト(playList)フィールド133、タイル(tile)フィールド134、及び組合せ(combination)フィールド135を含む。再生リストフィールド133は、グループで構成された相互に異なるストリームを順次にメディアにディスプレイする。タイルフィールド134は、グループで構成されたすべてのストリームを一つのメディアにディスプレイする。これら2つの方式は、組合せフィールド135で組合せられる。さらに、動的モザイクフィールド130は、上記のタイル方式又は組合せ方式でメディアを構成するために各ソースストリーム(例えば、各エレメンタリストリーム)に割り当てられたディスプレイ時間を表すためのスロットタイム(slotTime)フィールド131、及び一つのソースストリームが他のソースストリームに切り替えられるときに使用されるトランジション効果(transitionEffect)フィールド132をさらに含むことができる。
下記の<表1>は、ストリームソースノード100に含まれる各フィールドを示す。
【0027】
【表1】

【0028】
下記の<表2A>及び<表2B>は、ストリームソースノード100がXML(extensible markup language)で表現されている記述を示す。便宜上、一つの記述が、<表2A>及び<表2B>に分けて示される。
【0029】
【表2A】

【表2B】

【0030】
以下、図1のストリームソース100を用いる本発明の実施形態を詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態によるチャンネルモザイクサービスの一例を示す。
図2を参照すると、チャンネルモザイクメディア構成方式は、端末のメディアをタイルモードに分割して復号化されたチャンネル(例えば、チャンネルA〜チャンネルF)のコンテンツを分割された各領域に各々ディスプレイすることによって、一つのメディアに提供されているすべてのチャンネルのコンテンツをディスプレイするために必要な場面構成を制御するための技術である。タイルモード134が図1のストリームソースノード100の動的モザイク構成モードを示す動的モザイクフィールド130で選択されたときに、メディアは、図2に示すようなチャンネルモザイク方式で構成される。
【0031】
図3は、本発明の第2の実施形態によるチャンネル循環方式の場面構成の一例を示す。
図3を参照すると、一つのグループで結合されて多重化された各チャンネル(チャンネルA〜チャンネルF)のESは、割り当てられたスロットタイム(slotTime)フィールド131によって指示されるディスプレイ時間の間に移動端末の画面にディスプレイされ、次のチャンネルのESに切り替えられる。チャンネルが切り替えられると、下記の<表3>に例示されたトランジション効果を使用して場面構成を制御することができる。
下記の<表3>は、トランジション効果フィールド132の例として、チャンネルのトランジション効果と構成要素を示す。
【0032】
【表3】

【0033】
上記の<表3>において、フェードイン(fadeIn)効果はメディアを徐々に現れるようにする効果を、フェードアウト(fadeOut)効果はメディアが徐々に消えるようにする効果を、クロスフェード(crossFade)効果は既存のメディアが新たなメディアに切り替わりながら所定の時間の間に2つのメディアが重なる効果を、それぞれ意味する。ワイプ(wipe)効果は、既存のメディアが左側、右側、上側、下側に消えた領域に新たなメディアが現れる効果である。ページ効果(pageEffect)は、新たなメディア又は以前のメディアがページを捲られるような効果を意味する。分割(split)効果は、既存のメディアが分割されて消えて新たなメディアが現れる効果を意味する。ズーム(zoom)効果は、新たなメディア又は以前のメディアが小さいサイズで現れ若しくは消え、又は徐々に全体画面を占めるような効果を意味する。
【0034】
本発明の第3の実施形態は、チャンネルモザイク場面構成モードの短所を補完し、チャンネル循環場面構成の長所を有するように組合せ方式(Hybrid)で場面構成を制御する方法である。
【0035】
図4は、本発明の第3の実施形態による組合せ方式の場面構成の一例を示す。
図4を参照すると、ディスプレイされる全体画面(entire screen)は、移動端末のディスプレイ手段を介してメインメディア領域41とサブメディア領域43とにクリップパス(clipPath)技術を用いて分割される。例えば、サブメディア領域43より大きいメインメディア領域41には本発明の第2の実施形態で説明したチャンネル循環方式を用いて、多重チャンネル411のコンテンツをチャンネル循環場面の構成サービスのために割り当てられる。このとき、サブメディア領域43は、復号化されたチャンネルのコンテンツを該当チャンネル領域(チャンネルA〜チャンネルF)に各々ディスプレイすることによって、一つのメディアに提供されているすべてのチャンネルのコンテンツが提供される。
【0036】
図5は、本発明の実施形態によるモバイル放送システムの受信器を示すブロック構成図である。
図5において、デマルチプレクサ500は、一つの物理チャンネルを介して伝送された複数の論理チャンネルをチャンネル別に分離する。分離されたチャンネルは、複数のデコーディングバッファ530、すなわち530〜530に割り当てられる。複数のデコーディングバッファ530と選択的に又は循環的に接続されるデコーダ550は、各デコーディングバッファ530に格納されている論理チャンネルのフレームを選択又は循環する。デコーダ550は、該当論理チャンネルを復号化して構成メモリ(Composition Memory:CM)570に出力する。そして、ディスプレイされるメディアを構成するために、メディアコンポジター(compositor)590は、構成メモリ570に格納されている復号化された各論理チャンネルのフレームを端末の画面に構成及びディスプレイする。
【0037】
図5で、メディアコンポジター590は、場面構成方式により本発明の第1の実施形態によるチャンネルモザイク方式の場面構成制御を遂行したり、第2の実施形態によるチャンネル循環方式の場面構成制御を遂行したり、第3の実施形態による組合せ方式の場面構成制御を遂行したりするように構成される。図5において、メディアコンポジター590は、チャンネル循環方式、組合せ方式、又はチャンネルモザイク方式の場面構成を選択的に制御することも可能である。
【0038】
以下、本発明の実施形態による多重チャンネルの場面構成を制御する方法について、図6乃至図8を参照して説明する。下記に説明されるこの方法は、図5のメディアコンポジター590の動作を示す。
【0039】
図6は、本発明の第2の実施形態によるチャンネル循環方式の場面構成を制御する方法を示すフローチャートである。
【0040】
ステップ601で、移動端末がサービス提供者から多重チャンネルのLASeRデータストリームを受信すると、デマルチプレクサ510は、ステップ603で、多重化された論理チャンネルをチャンネル別に分離してデコーディングバッファ530に割り当てる。デコーダ550は、各デコーディングバッファ530に出力される論理チャンネルを循環し、関連した論理チャンネルをESに復号化して構成メモリ570に出力する。図5のメディアコンポジター590は、復号されたチャンネル別ESが構成メモリ570に伝送されると、ステップ605で、内部構成タイマ(図示せず)を初期化する。ステップ607で、構成メモリ570からチャンネル別ESのフレームが定められた順番により又はランダムに読み出されて移動端末の画面にディスプレイされる。このフレームは、メディアコンポジター590によって読み出され、ディスプレイされる。
【0041】
ステップ609で、メディアコンポジター590は、内部構成タイマを介して計数された論理チャンネルのディスプレイ時間が各ESの指定されたスロット時間(slotTime(n))だけ経過したか否かを判定する。このスロット時間(slotTime(n))が経過していない場合は、メディアコンポジター590はステップ607に進んで、関連論理チャンネルの場面を継続してディスプレイする。構成タイマがスロット時間(slotTime(n))に至った場合には、メディアコンポジター590はステップ611に進む。ステップ611で、メディアコンポジター590は、場面トランジション効果を適用するか否かを判断する。場面トランジション効果が設定されていると、メディアコンポジター590は、ステップ613で場面トランジション効果を適用した後に、ステップ605に進んでタイマの初期化を遂行し、次の論理チャンネルのESを画面にディスプレイする。
【0042】
図7は、本発明の第3の実施形態による組合せ方式の場面構成を制御するための方法を示すフローチャートである。
【0043】
ステップ701で、移動端末がサービス提供者から多重チャンネルのLASeRデータストリームを受信すると、デマルチプレクサ510は、ステップ703で、多重化された論理チャンネルをチャンネル別に分離してデコーディングバッファ530に割り当てる。デコーダ550は、各デコーディングバッファ530に出力される論理チャンネルを循環し、関連した論理チャンネルをESに復号化して構成メモリ570に出力する。ステップ705で、メディアコンポジター590は、端末にディスプレイされる全体画面を、チャンネル循環場面構成のためのメインメディア領域41と、チャンネル別領域が割り当てられるサブメディア領域43に分割する。メディアコンポジター590は、図4の例示のようにクリップパスを用いて全体画面を分割する。
【0044】
ステップ707で、メディアコンポジター590は、構成メモリ570からチャンネル別領域に該当するESのフレームを読み出して該当チャンネル別領域に割り当ててディスプレイする。ステップ705でメディア分割動作を遂行したメディアコンポジター590は、ステップ709で、メインメディア領域41にディスプレイされるチャンネル循環場面構成のために内部構成タイマを初期化する。ステップ711で、メディアコンポジター590は、構成メモリ570から定められた順番により又はランダムにチャンネル別ESのフレームを読み出し、メインメディア領域41にディスプレイする。図7において、ステップ707及び711の動作は区分したが、同時に遂行することもできる。
【0045】
ステップ713で、メディアコンポジター590は、内部構成タイマを介して計数された論理チャンネルのディスプレイ時間が指定されたスロット時間(slotTime(n))だけ経過したか否かを判定する。このスロット時間(slotTime(n))が経過していない場合は、メディアコンポジター590はステップ711に進んで、関連論理チャンネルの場面を継続してディスプレイする。構成タイマがスロット時間(slotTime(n))に至った場合には、メディアコンポジター590はステップ715に進む。ステップ715で、メディアコンポジター590は、場面トランジション効果を適用するか否かを判断する。場面トランジション効果が設定されていると、メディアコンポジター590は、ステップ717で場面トランジション効果を適用した後に、ステップ709に進んでタイマの初期化を遂行し、次の論理チャンネルのESを画面にディスプレイする。
【0046】
図8は、本発明の実施形態により、図5のメディアコンポジター590でチャンネルモザイク方式、チャンネル循環方式、又は組合せ方式の場面構成を選択的に遂行する動作を示すフローチャートである。
【0047】
図8において、ステップ801で、移動端末がサービス提供者から多重チャンネルのLASeRデータストリームを受信すると、デマルチプレクサ510は、ステップ803で、多重化された論理チャンネルをチャンネル別に分離してデコーディングバッファ530に割り当てる。デコーダ550は、各デコーディングバッファ530に出力される論理チャンネルを循環し、関連した論理チャンネルをESに復号化して構成メモリ570に出力する。ステップ805で、メディアコンポジター590は、新たなグループIDを有する物理チャンネルが受信されたとき、該当グループIDのディスプレイモードを判定する。
【0048】
図1のストリームソースノード100と同様に、動的モザイクフィールド130は、グループで構成された相互に異なるストリームを順次に場面にディスプレイするための再生リストフィールド133と、グループで構成されたすべてのストリームを一つの場面にディスプレイするためのタイルフィールド134と、2つの方式が組み合わせられた組合せフィールド135とを含む。これら3つのフィールドに従ったディスプレイモードが可能である。
【0049】
ステップ805で判定されたディスプレイモードが、ステップ807で図1のタイルフィールド134によって指示されるチャンネルモザイク場面構成である場合に、メディアコンポジター590は、ステップ809で、クリップパス情報を用いて画面を分割し、各論理チャンネル別に領域を割り当てる。ステップ811で、メディアコンポジター590は、構成メモリ570からチャンネル別領域に該当するESのフレームを読み出してディスプレイする。
【0050】
ステップ805で判定されたディスプレイモードが、ステップ817で図1の再生リストフィールド133によって指示されたチャンネル循環場面構成である場合に、メディアコンポジター590は、ステップ819でタイマを初期化し、ステップ821で構成メモリ570から一つの論理チャンネルのESを読み出してディスプレイする。ステップ823で、メディアコンポジター590は、内部構成タイマを介して計数された論理チャンネルのディスプレイ時間が指定されたスロット時間(slotTime(n))だけ経過したか否かを判定する。このスロット時間(slotTime(n))が経過しないと、メディアコンポジター590はステップ821に進んで、関連論理チャンネルの場面を継続してディスプレイする。構成タイマがスロット時間(slotTime(n))に至った場合には、メディアコンポジター590はステップ825に進む。ステップ825で、メディアコンポジター590は、場面(scene)トランジション効果を適用するか否かを判断する。場面トランジション効果が設定されていると、メディアコンポジター590は、ステップ827で場面トランジション効果を適用した後に、ステップ819に進んでタイマの初期化を遂行し、次の論理チャンネルのESを画面にディスプレイする。
【0051】
ステップ805で判断されたディスプレイモードがステップ813で図1の組合せフィールド135によって指示される組合せ場面構成である場合に、メディアコンポジター590は、ステップ815で、クリップパスを用いて全体画面をメインメディア領域41とサブメディア領域43とに分割する。サブメディア領域43のディスプレイ動作は、ステップ811で、各チャンネル別に領域を割り当てる。メインメディア領域41のディスプレイ動作において、メディアコンポジター590は、ステップ819で、メインメディア領域にディスプレイされるチャンネル循環場面構成のためにタイマを初期化し、構成メモリ570から各チャンネルのESを読み出して画面にディスプレイする。一つのチャンネルのディスプレイ時間が指定されたスロットタイムだけ経過すると、メディアコンポジター590は、明示されたトランジション効果をチェックしてトランジション効果を適用した後に次の論理チャンネルのESをディスプレイする動作を反復する。
【0052】
上記のように本発明の実施形態は、チャンネルモザイクサービスのために移動端末のメディアをタイル中へ分割してそれぞれのチャンネルをディスプレイする場合に、サービス中である論理チャンネルのストリームコンテンツを識別するのに発生する問題点を解決するようにチャンネル循環場面構成及び組合せ場面構成を定義し、このために新たなノード及び方法を定義することができる。
【0053】
以下、図9及び図10を参照して別途のモザイクチャンネルを利用せずに、ユーザー端末が多重チャンネルのメディアを構成する本発明の他の実施形態を説明する。
本発明の実施形態では、複数の論理チャンネルを一つの物理チャンネルに多重化してサービスする場合に、別途のモザイクチャンネルを伝送せずに、端末のデコーダで復号化されたストリームソースノード情報をメディアコンポジターに伝達して動的に多重チャンネルのメディア構成のためのモザイクチャンネルを構成する。サービス提供者は、多重化された論理チャンネルに対する情報と多重チャンネルのメディアを構成するための構成情報とが含まれた図9のストリームソースノード情報をユーザー端末に提供する。
【0054】
図9は、本発明の実施形態によるモバイル放送システムにおける多重チャンネルの場面構成のためのストリームソース構成の他の例を示す。
図9のストリームソースノード900は、従来のLASeR技術のストリームソースノードを拡張した構造である。ストリームソースノード900を介して伝送される情報は、ストリームソースの固有IDフィールド910、ソースフィールド920、ソースインデックスフィールド930、バッファサイズ(width、height)フィールド940、及びモードフィールド950を含む。ソースフィールド920は、ストリームソースが参照するメディアソース、すなわちES(論理チャンネル)のIDのリストを表す。ソースインデックスフィールド930は、現在端末を介してディスプレイされている場面構成に使用されるメディアソースのインデックスを表す。図9に示すように、幅/高さ(width、height)フィールド940は、バッファサイズを表し、モードフィールド950はディスプレイモードを表す。
【0055】
図9において、ソースフィールド920に含まれるメディアソースIDは、例えばユーザーによって視聴されるヒット率の高いチャンネルの中から選択される。モードフィールド950は、ソースインデックスが変更される場合にすぐにメディアを切り替えする置き換え(replace)フィールド951と、新たなソースインデックスのメディア構成が準備されるまで、以前のソースインデックスを引続きメディアに構成するuseOldフィールド952と、useOldモードと類似概念で新たなソースインデックスのメディア構成が準備されるまで、サービス提供者から以前のソースインデックスを引続き受信しつつ、これを復号化してメディアに構成するkeepOldフィールド953と、相互に異なるソースを順次にメディアにディスプレイする再生リストモード(playList)フィールド954とを含む。本発明の実施形態では、再生リストモードを用いてモザイク方式又は循環方式(round-robin)でメディアを構成するために各ESに割り当てられたディスプレイ時間であるスロット時間フィールド954a、及び一つのESが他のESに切り替えるトランジション効果フィールド954bがさらに定義される。
下記の<表4>は、図9のストリームソースノード900に含まれる各フィールドを示す。
【0056】
【表4】

【0057】
図9のストリームソースノード900を用いて多重チャンネル場面構成を制御する場合に、チャンネル循環方式の場面構成の一例は図3に示すようである。各チャンネル切り替えの際に適用されるトランジション効果及び構成要素は、上記の<表3>に示される。したがって、その詳細な説明は省略する。
【0058】
論理的に多重化されたチャンネルに対して、チャンネルモザイク場面構成のようなディスプレイ構成が、ストリームソースノード900を用いてサービス中である多重化されたチャンネルを一つのメディアにディスプレイするために提供される。また、一つのメディアに定められた手順により多重化されたチャンネルを循環的にディスプレイするためのチャンネル循環場面構成、及びチャンネルモザイク場面構成とチャンネル循環場面構成とを組み合わされた状態で多重化されたチャンネルをディスプレイするための組合せ場面構成も提供される。前述したディスプレイ構成は、本発明の他の実施形態にも適用することができる。
【0059】
本発明の実施形態が適用されたユーザー端末は、図5の構成を適用することができる。本発明の実施形態において、図5のデコーダ550は、サービス提供者から受信したストリームソースノード900の情報を復号化してメディアコンポジター590に伝送する。メディアコンポジター590は、チャンネルモザイク場面構成、チャンネル循環場面構成から選択された方式でストリームソースノード900の情報を用いて動的に多重チャンネルメディアを構成する。
【0060】
チャンネル循環場面構成の例として、デマルチプレクサ510は一つの物理チャンネルに伝送された複数の論理チャンネルを分離して各デコーディングバッファ530に割り当てる。デコーダ500は、サービス提供者から受信したストリームソースノード900の情報を復号化してメディアコンポジター590に伝送すると共に、各デコーディングバッファ531〜531に格納されている論理チャンネルのデータを循環し、該当論理チャンネルのデータを復号化して構成メモリ570に伝送する。メディアコンポジター590は、ストリームソースノード900の情報を参照して構成メモリ570に格納されている復号化された各論理チャンネルのフレームをメディアに構成及びディスプレイする。
【0061】
図10は、図9のストリームソースを用いる多重チャンネルの場面構成を制御する方法を示すフローチャートである。
図10に示すように、ステップ1001で、移動端末がサービス提供者から伝送されたLASeRデータストリームを受信すると、ステップ1003で、デマルチプレクサ510は、多重化された複数の論理チャンネルをチャンネル別に分離して複数のデコーディングバッファ530に割り当てる。デコーダ550は、各デコーディングバッファ530に出力されるチャンネル別ストリームを復号化して各論理チャンネルの復号化されたESを構成メモリ570に伝送する。ステップ1005で、メディアコンポジター590は、新たなグループIDを有する物理チャンネルが到着したときに、該当グループIDのディスプレイモードを判定する。
【0062】
ステップ1007で判断された場面構成モードがチャンネルモザイク場面構成である場合に、ステップ1009で、メディアコンポジター590は、デコーダ550から受信したストリームソースノード900の情報を用いて各チャンネル別に領域を割り当てる。そして、ステップ1011で、メディアコンポジター590は、構成メモリ570からチャンネル別領域に該当するESのフレームを読み出してディスプレイする。
【0063】
また、ステップ1013で判断された場面構成モードがチャンネル循環場面構成である場合に、メディアコンポジター590はタイマを初期化し、構成メモリ570から該当ESを読み出して画面にディスプレイする。一つの論理チャンネルのディスプレイ時間が指定されたスロットタイムだけ経過すると、メディアコンポジター590は、明示されたトランジション効果をチェックしてこのトランジション効果後に次の論理チャンネルのESをディスプレイする。ステップ1015乃至1023は、図8のステップ819乃至827の動作と同一なので、その詳細な説明を省略する。
【0064】
従来のLASeR技術は、別途のモザイクチャンネルを伝送して多重チャンネル場面構成のためのサービスを提供する。しかしながら、本発明の実施形態では、複数の論理チャンネルが一つの物理チャンネルに多重化された場合に、端末は、別途のモザイクチャンネルを利用しなくても、サービス提供者からの複数のESを一つのグループで表現する。多様な多重チャンネルメディアは、メディア構成情報を含むストリームソースノード900の情報を用いて動的に構成されることができる。
【0065】
以上、本発明の詳細な説明においては具体的な実施形態に関して説明したが、特許請求の範囲を外れない限り、様々な変更が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。したがって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
【符号の説明】
【0066】
100 ストリームソースノード
110 固有識別子(ID)フィールド
120 静的モザイクフィールド
121 ソースフィールド
122 ソースインデックスフィールド
123 幅フィールド
124 高さフィールド
125 置き換えフィールド
126 ユーズオールドフィールド
127 キープオールドフィールド
130 動的モザイクフィールド
131 スロットタイムフィールド
132 トランジション効果フィールド
133 再生リストフィールド
134 タイルフィールド
135 組合せフィールド
500 受信機
510 デマルチプレクサ
530 複数のデコーディングバッファ
531、531、531、531 個々のデコーディングバッファ
550 デコーダ
570 構成メモリ
590 メディアコンポジター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル放送システムの移動端末にディスプレイされる多重チャンネルの場面構成を制御するための方法であって、
放送サービスのための複数のチャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを受信する段階と、
前記ストリームソースノード情報によって前記チャンネル別エレメンタリストリームをメディアにディスプレイする段階と、を含み、
前記ストリームソースノード情報は、現在使用されるソースを示すソースインデックスフィールドと、バッファサイズを示すフィールドと、モードフィールドとを含み、
前記モードフィールドは、ソースインデックスが変更される時、画面を切り替える置き換えフィールドと、相異なるソースを順次に画面にディスプレイする再生リストフィールドとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記モードフィールドは、以前ソースインデックスを引続き画面に構成するユーズオールドフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記モードフィールドは、新たなソースインデックスの画面構成が準備されるまで、サービス提供者から以前ソースインデックスを引続き受信しながら、これを復号化して画面に構成するキープオールドフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ストリームソースノード情報は、前記ストリームソースにより参照される識別子リストを意味するソースフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
モバイル放送システムにおける放送サービスを受信する移動端末の受信装置であって、
サービス提供者から放送サービスのための複数のチャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを受信する受信器と、
前記ストリームソースノード情報によって前記チャンネル別エレメンタリストリームをメディアに表示するように制御するメディア構成器と、を含み、
前記ストリームソースノード情報は、現在使用されるソースを示すソースインデックスフィールドと、バッファサイズを示すフィールドと、モードフィールドとを含み、
前記モードフィールドは、ソースインデックスが変更される時、画面を切り替える置き換えフィールドと、相異なるソースを順次に画面にディスプレイする再生リストフィールドとを含むことを特徴とする移動端末の受信装置。
【請求項6】
前記モードフィールドは、以前ソースインデックスを引続き画面に構成するユーズオールドフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の移動端末の受信装置。
【請求項7】
前記モードフィールドは、新たなソースインデックスの画面構成が準備されるまで、サービス提供者から以前ソースインデックスを引続き受信しながら、これを復号化して画面に構成するキープオールドフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の移動端末の受信装置。
【請求項8】
前記ストリームソースノード情報は、前記ストリームソースにより参照される識別子リストを意味するソースフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の移動端末の受信装置。
【請求項9】
少なくとも一つの移動端末に放送サービスを提供する放送システムであって、
前記放送サービスのための複数のチャンネルと場面構成を制御するためのストリームソースノード情報とを放送するサービス提供者装置と、
通信ネットワークを介して前記チャンネル及び前記ストリームソースノード情報を受信して、前記ストリームソースノード情報によって前記チャンネル別エレメンタリストリームをメディアに表示する移動端末と、を含み、
前記ストリームソースノード情報は、現在使用されるソースを示すソースインデックスフィールドと、バッファサイズを示すフィールドと、モードフィールドとを含み、
前記モードフィールドは、ソースインデックスが変更される時、画面を切り替える置き換えフィールドと、相異なるソースを順次に画面にディスプレイする再生リストフィールドとを含むことを特徴とするモバイル放送システム。
【請求項10】
前記モードフィールドは、以前ソースインデックスを引続き画面に構成するユーズオールドフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のモバイル放送システム。
【請求項11】
前記モードフィールドは、新たなソースインデックスの画面構成が準備されるまで、サービス提供者装置から以前ソースインデックスを引続き受信しながら、これを復号化して画面に構成するキープオールドフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のモバイル放送システム。
【請求項12】
前記ストリームソースノード情報は、前記ストリームソースにより参照される識別子リストを意味するソースフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のモバイル放送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−244484(P2011−244484A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180233(P2011−180233)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【分割の表示】特願2008−535469(P2008−535469)の分割
【原出願日】平成18年10月16日(2006.10.16)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【出願人】(506172218)アイユーシーエフ エイチワイユー (インダストリー ユニヴァーシティー コオペレイション ファウンデイション ハンヤン ユニヴァーシティー) (8)
【Fターム(参考)】