説明

ラベル付き容器

【課題】 ラベル付き容器において、ラベルの端を容器本体に整えて設け、容器の美的外観を向上すること。
【解決手段】 容器本体20と、該容器本体20に被せられた熱収縮フィルムからなるラベル50とを有する容器10であって、容器本体20の内側へ押し込まれた屈曲反転部34、44に、ラベル50の端51、52を挟み込み保持するラベル留め部35、55を備えたもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はラベル付き容器に関する。
【背景技術】
【0002】
商品名や内容物の成分等の各種情報を印刷した熱収縮フィルムからなるラベルを容器本体に付したラベル付き容器が用いられている。
【0003】
従来のラベル付き容器には、特許文献1に記載の如く、容器本体の首部のキャップが取付けられる部分の直下から、容器本体の底部の接地面の内側に至るまでの領域にラベルを設けているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-250040
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のラベル付き容器は、熱収縮フィルムからなるラベルのエッジが露出している。
このため、ラベルの薄いエッジが何らかの物に引っかかる等により破れる場合がある。
【0006】
また、ラベルのエッジが容器本体との間に形成する微小隙間に水が浸入し、カビの発生等の汚損を生ずる場合がある。
【0007】
また、ラベルのエッジが外観に露出していることでデザインの自由度が奪われ、美的外観を損なう場合もある。
【0008】
本発明の課題は、ラベル付き容器において、簡単な構成でラベルの端が露出しないようにし、容器の美的外観を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、容器本体と、該容器本体に被せられた熱収縮フィルムからなるラベルとを有する容器であって、容器本体の内側へ押し込まれた屈曲反転部に、ラベルの端を挟み込み保持するラベル留め部を備えたラベル付き容器である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ラベル付き容器において、ラベルの端を容器本体に整えて設け、容器の美的外観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1はラベル付き容器のラベルの挟み込み前の状態を示す模式図である。
【図2】図2はラベル付き容器のラベルの挟み込み後の状態を示す模式図である。
【図3】図3はラベル付き容器の底面図である。
【図4】図4はラベル付き容器の首部の押し込み前後の状態を拡大して示す断面図である。
【図5】図5はラベル付き容器の底部の押し込み状態を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に示すラベル付き容器10は、容器本体20にねじ込みキャップ(不図示)を螺着して用いられ、容器本体20の首部21、肩部22、胴部23、底部24に至る領域に熱収縮フィルムからなるラベル50を有する。
【0013】
容器本体20は樹脂製ブロー成形体からなる。容器本体20を構成する樹脂としては、後述する首部21及び底部24の弾性的な押し込み変形を容易にする必要があり、PP、HDPE、PET、EVOH(いわゆるエチレン−酢酸ビニル共重合体)等の各種樹脂を採用でき、これらの各種樹脂を多層にしても良い。容器本体20の厚みは概ね300μm〜2000μmが後述する反転及びその維持の点で好ましい。
【0014】
容器本体20は、図1、図2に示す如く、首部21の上端部に、内容物を注入及び/又は吐出する開口20Aを備える。
【0015】
容器本体20は、小径筒状の首部21が肩部22を介して、大径筒状の胴部23につながる。首部21が円形断面をなし、胴部23が楕円形断面をなすとき、肩部22は中心軸まわりの各部でその傾斜を異にするものになる。
【0016】
ラベル50は、熱収縮フィルムからなり、表面に商品名等の印刷が施された後、両側縁部が溶剤で接着される等により筒状とされる。熱収縮フィルムは、加熱されていずれの方向にも収縮する方向性の熱収縮フィルムと、一方の方向にのみ収縮する異方性の熱収縮フィルムとが知られているが、本実施例では筒状ラベル50の径方向にのみ収縮する異方性の熱収縮フィルムを用いることが好ましい。
【0017】
ラベル付き容器10にあっては、容器本体20の首部21〜底部24の概ね全体に筒状のラベル50を被せ、このラベル50を加熱して熱収縮させて容器本体20の首部21〜底部24の外形まわりに沿わせ、ラベル50の上端51と下端52を容器本体20の首部21と底部24において以下のように固定する。
【0018】
(A)容器本体20の首部21に対するラベル50の上端51の固定構造(図4)
容器本体20の首部21は、図4に示す如く、胴部23に肩部22を介してつながり、肩部22及び胴部23に対して縮径かつ概ね傾斜状をなす傾斜部31と、傾斜部31につながる首基部32とを有し、首基部32の上にキャップ取付部33を備える。首基部32はキャップ取付部33より大径のフランジ部32Fをなし、傾斜部31とフランジ部32Fの交差部を環状溝部32Aとする。首基部32及びキャップ取付部33は、傾斜部31よりも高い剛性を有する。
【0019】
本実施例において、傾斜部31は肩部22寄りの面31Aと首基部32寄りの面31Bを断面視でコの字状に接続したものとしている。傾斜部31の面31Bと首基部32のフランジ部32Fの下面との間に環状溝部32Aが形成される。また、キャップ取付部33は雄ねじ部からなる。但し、キャップ取付部33は打ち込みキャップのための環状係止部でも良い。
【0020】
ラベル50の上端51は容器本体20の首部21に対して以下の手順で固定される。
(1)筒状のラベル50を容器本体20の首部21〜底部24に被せるに際し、ラベル50の上端51を首部21の傾斜部31〜首基部32の環状溝部32Aに被せる。
【0021】
(2)ラベル50を加熱して容器本体20の首部21(傾斜部31、首基部32の環状溝部32A)、肩部22、胴部23、底部24の外形まわりに熱収縮させ、概ね隙間なく添わせる。異方性の熱収縮フィルムからなるラベル50は、径方向に熱収縮し、容器本体20の首部21(傾斜部31、首基部32の環状溝部32A)を含む外形まわりに概ね隙間なく被着する。
【0022】
(3)容器本体20の首部21(傾斜部31、首基部32)を容器本体20の内側へ押し込んで屈曲反転部34を形成し、この屈曲反転部34が備えるラベル留め部35にラベル50の上端51を挟み込み保持する。ラベル留め部35は、屈曲反転部34内に前述の如くに入り込んだ首基部32のフランジ部32Fの外周部が、傾斜部31の面31Aに隙間なく接する部分で、上端51を挟み込み保持するものである。
【0023】
尚、屈曲反転部34は、傾斜部31の面31Aと面31Bの外界に臨む挟み角θ(図4)を可及的に狭めるとき、面31Aと面31Bの交差溝部34Aがラベル50の上端51を挟み止めするものになる。
【0024】
(4)ラベル50の上端51を上述(3)の屈曲反転部34のラベル留め部35に挟み込み保持した後、ラベル50を再び加熱し、熱収縮させる。
【0025】
従って、本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)容器本体20の首部21の内側へ押し込まれた屈曲反転部34に、ラベル50の上端51を挟み込み保持するラベル留め部35を備えた。熱収縮フィルムからなるラベル50の上端51が容器本体20の首部21の屈曲反転部34に備えたラベル留め部35に挟み込み保持され、ラベル50の上端エッジは露出しない。
【0026】
このため、ラベル50の薄い上端エッジが何らかの物に引っかかる等がなく、破れない。
また、ラベル50の上端エッジが容器本体20との間に水の浸入を許す隙間を形成することがなく、カビの発生等の汚損を生じない。
【0027】
また、ラベル50の上端エッジが外観に露出せず、容器10の美的外観を向上する。
【0028】
(b)容器本体20の首部21に設けた傾斜部31と首基部32が容器本体20の内側へ押し込まれ、傾斜部31の面31Aと首基部32のフランジ部32Fがラベル留め部35を形成する。
【0029】
傾斜部31と首基部32のフランジ部32Fの交差部に設けられる環状溝部32Aに、ラベル50の上端51を安定的に位置付けた状態で、傾斜部31と首基部32が容器本体20の内側へ押し込まれて上述のラベル留め部35を形成することにより、ラベル50の上端51を安定的に挟み込み保持するものになる。
【0030】
容器本体20の首部21において、傾斜部31の面31A、31Bを容器本体20の内側へ押し込む前段階で、図4に示す如く、面31Aが容器本体20の外界に臨む側で肩部22に対してなす角度aを可及的に小さく、かつ面31Aと面31Bが容器本体20の外界に臨む側でなす角度bを可及的に小さくすることで、面31Aと面31Bを押し込んで形成する屈曲反転部34の挟み角θをより小さくできる。これによって、ひいては、屈曲反転部34の交差溝部34Aがラベル50の上端51に及ぼす挟み止め力を強くできる。
【0031】
尚、首部21の傾斜部31は該首部21にまわりに設けた反転境界部Aに対し、容器本体20における肩部22と首基部32の間の環状の部分が軸方向の内側深くにまで押し込まれるから、この押し込みによって形成される屈曲反転部34、ラベル留め部35をその後も安定維持できる。即ち、容器本体20の軸方向の内側へ一旦押し込まれた首部21の傾斜部31を容器本体20の軸方向の外側へ押し返して突き出すように復元するためには、傾斜部31の反転境界部Aから首基部32の外縁の距離を、一定周長で拡径しない肩部22と、高い剛性の首基部32、キャップ取付部33の存在によって縮径しない首基部32とがなす環状間隔の幅より小さい長さに撓み変形させる必要があるが、首部21にそのような撓み変形を生じさせることはできない。
【0032】
(B)容器本体20の底部24に対するラベル50の下端52の固定構造(図5)
容器本体20の底部24は、図5に示す如く、胴部23につながり、胴部23に対して縮径する傾斜部41と、傾斜部41につながる底板部42とを有する。傾斜部41は底板部42との境界部に環状溝部43を備える。
【0033】
容器本体20にあっては、ブロー成形の当初から底部24を構成する傾斜部41及び底板部42が胴部23から容器本体20の外側へ突き出し、底板部42にはピンチオフ部42Aを有する。
【0034】
ラベル50の下端52は容器本体20の底部24に対して以下の如くに固定される。
(1)筒状のラベル50を容器本体20の首部21〜底部24に被せるに際し、ラベル50を胴部23から容器本体20の外側へ突き出ている底部24(傾斜部41、底板部42)まわりに至る領域に被せる。ラベル50の下端52が底部24まわりで胴部23との境界部(前述の反転境界部B)から突出する被せ長さLは、後述するラベル50の熱収縮時に、下端52が底部24の環状溝部43に入り込む長さに設定しておく。
【0035】
(2)ラベル50を加熱して熱収縮させ、容器本体20の首部21、肩部22、胴部23、底部24(傾斜部41、底板部42、環状溝部43)の外形まわりに概ね隙間なく沿わせる(図5)。異方性の熱収縮フィルムからなるラベル50は、径方向に熱収縮し、容器本体20の底部24(傾斜部41、底板部42、環状溝部43)を含む外形まわりに概ね隙間なく被着する。このとき、ラベル50の下端52は底部24の環状溝部43に入り込む。
【0036】
(3)容器本体20の底部24(傾斜部41、底板部42)を容器本体20の内側へ押し込んで屈曲反転部44を形成し、この屈曲反転部44が備えるラベル留め部、より具体的には傾斜部41と底板部42の上面45にラベル50の下端52を挟み込み保持する。
【0037】
即ち、図5に示す如く、底部24においてピンチオフ部42Aを有していて剛性の高い底板部42を押し込み、これによって傾斜部41を弾性撓み変形させることにより、傾斜部41及び底板部42を容器本体20の内側へ容易に押し込む。容器本体20の底部24まわりに設けた前述の反転境界部Bに対し容器本体20における軸方向の内側にまで押し込まれた傾斜部41が屈曲反転部44を形成する。結果、屈曲反転部44の一部をなす傾斜部41が底板部42とともに環状溝部43において形成するラベル留め部45が、ラベル50の下端52を挟み込み保持するものになる。
【0038】
尚、底部24の傾斜部41は該底部24まわりに定めた反転境界部Bに対し、容器本体20における胴部23と底板部42の間の環状の部分が軸方向の内側深くにまで押し込まれるから、この押し込みによって形成される屈曲反転部44、ラベル留め部45をその後も安定維持できる。即ち、容器本体20の軸方向の内側へ一旦押し込まれた底部24の傾斜部41を容器本体20の軸方向の外側へ押し返して突き出すように復元するためには、傾斜部41の反転境界部Bから底板部42までの距離を、一定周長で拡径しない胴部23と、高い剛性の底板部42とがなす環状部分の間隔より短い長さに撓み変形させる必要があるが、底部24に作用する内容物の重量によってその撓み変形を生じさせることはできない。
【0039】
(4)ラベル50の下端52を上述(3)の屈曲反転部44のラベル留め部45に挟み込み保持した後、ラベル50を再び加熱し、熱収縮させる。
【0040】
尚、容器本体20は、底部24における屈曲反転部44の外周縁(反転境界部Bの位置)が容器10の正立使用時の設置面になる。
【0041】
本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
【0042】
(a)容器本体20の底部24に容器本体20の内側へ凹んだ屈曲反転部44を設け、この屈曲反転部44にラベル50の下端52を挟み込み保持するラベル留め部45を備えた。熱収縮フィルムからなるラベル50の下端52が容器本体20の底部24の屈曲反転部44に備えたラベル留め部45に挟み込み保持され、ラベル50の下端エッジは露出しない。
このため、ラベル50の薄い下端エッジが何らかの物に引っかかる等がなく、破れない。
【0043】
また、ラベル50の下端エッジが容器本体20との間に水の浸入を許す隙間を形成することがなく、カビの発生等の汚損を生じない。
【0044】
また、容器10の転倒等によりその底部24の内側が外観に顕われても、ラベル50の下端エッジが外観に露出せず、容器10の美的外観を向上する。
【0045】
(b)容器本体20の底部24に設けた底板部42及び傾斜部41が容器本体20の内側へ押し込まれ、容器本体20の底部24まわりに定めた反転境界部Bに対し容器本体20における軸方向の内側にまで押し込まれた傾斜部41が底板部42とともに屈曲反転部44を形成するとき、屈曲反転部44の一部をなす傾斜部41の環状溝部43がラベル留め部45を形成する。ラベル留め部45を形成する傾斜部41の環状溝部43にラベル50の下端52を挟み止めする。
【0046】
(c)容器本体20がブロー成形体からなり、容器本体20の底部24の底板部42がピンチオフ部42Aを有することにより、底部24のピンチオフ部42Aを有していて剛性の高い底板部42を押し込み、これによって傾斜部41を弾性撓み変形させることにより、傾斜部41及び底板部42を容器本体20の内側へ容易に押し込みできる。
【0047】
(d)傾斜部41が底板部42との境界部に設ける環状溝部43に、ラベル50の下端52を安定的に位置付けた状態で、屈曲反転部44の一部であってラベル留め部45を形成する傾斜部41の環状溝部43にラベル50の下端52を安定的に挟み込み保持する。
【0048】
(e)容器本体20の胴部23及び底部24まわりにラベル50を被せ、上記ラベル50を加熱して容器本体20の胴部23及び底部24の外形まわりに熱収縮させて沿わせ、容器本体20の底部24を容器本体20の内側へ押し込んで屈曲反転部44を形成することにより、この屈曲反転部44が備えるラベル留め部45にラベル50の下端52を確実に挟み込み保持できる。
【0049】
(f)ラベル50の下端52を屈曲反転部44のラベル留め部45に挟み込み保持した後、該ラベル50を再び加熱することにより、ラベル留め部45に挟み込み保持したときに生じたラベル50の下端52まわりのしわを除去する等、ラベル50の下端52の挟み止め部を美麗に整えることができる。
【0050】
尚、底部24の屈曲反転部44のラベル留め部45によりラベル50の下端52を強固に挟み止めするためには、ラベル留め部45を構成する屈曲反転部44を強く屈曲反転させることが好ましく、(i)傾斜部41が胴部23に対してなす角度i(図5)を小さくする、又は(ii)底板部42の半径を大きくする、又は(i)(ii)の両方を行うことが好ましい。
【0051】
また、底部24にあっては、傾斜部41が押し込み反転されて屈曲反転部44を形成し、ひいてはラベル留め部45を形成するものであるが、傾斜部41は反転容易となるように単なる傾斜状であるよりも、階段状であることが好ましい。
【0052】
また、ラベル付き容器10は、容器本体20の首部21から底部24に亘る全周にラベル50を被せ、ラベル50の上端51を容器本体20の首部21に固定し、ラベル50の下端52を容器本体20の底部24に固定した。これにより、同一の容器本体20に印刷表示の異なる各種のラベル50を適用することにより、外観の異なる多様なラベル付き容器10を簡易に提供できる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明によれば、ラベル付き容器において、簡単な構成でラベルの端が露出しないようにし、容器の美的外観を向上することができる。
【符号の説明】
【0054】
10 ラベル付き容器
20 容器本体
21 首部
23 胴部
24 底部
31 傾斜部
32 首基部
34 屈曲反転部
35 ラベル留め部
41 傾斜部
42 底板部
44 屈曲反転部
45 ラベル留め部
50 ラベル
51 上端
52 下端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と、該容器本体に被せられた熱収縮フィルムからなるラベルとを有する容器であって、
容器本体の内側へ押し込まれた屈曲反転部に、ラベルの端を挟み込み保持するラベル留め部を備えたラベル付き容器。
【請求項2】
前記ラベルが容器本体の少なくとも首部から胴部に至る領域に被せられ、
首部の容器本体の内側へ押し込まれた屈曲反転部にラベル留め部を備えた請求項1に記載のラベル付き容器。
【請求項3】
前記首部が、胴部につながり、該胴部に対して縮径かつ概ね傾斜状をなす傾斜部と、傾斜部につながる首基部とを有し、
首部の傾斜部が容器本体の首部まわりに定めた反転境界部に対し、容器本体における軸方向の内側にまで押し込まれて屈曲反転部を形成してなる請求項2に記載のラベル付き容器。
【請求項4】
前記ラベルが容器本体の少なくとも胴部から底部に至る領域に被せられ、
底部の容器本体の内側へ押し込まれた屈曲反転部にラベル留め部を備えた請求項1に記載のラベル付き容器。
【請求項5】
前記底部が、胴部につながり、該胴部に対して縮径をなす傾斜部と、傾斜部につながる底板部とを有し、
底部の傾斜部が容器本体の底部まわりに定めた反転境界部に対し、容器本体における軸方向の内側にまで押し込まれて屈曲反転部を形成してなる請求項4に記載のラベル付き容器。
【請求項6】
前記容器本体がブロー成形体からなり、容器本体の底部の底板部がピンチオフ部を有してなる請求項5に記載のラベル付き容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−144270(P2012−144270A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−3434(P2011−3434)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】