説明

ランプ及び照明装置

【課題】半導体を用いて発光し、配向性を備えるランプを備え、基体に対する配向方向を決定することのできる照明装置の提供。
【解決手段】ランプ100の一端部に設けられる取付部201と、取付部201と当該第一光源321とを仮想的に結ぶ軸である配置軸Aと光軸Bとが交差するように配置される第一光源321と、配置軸Aに沿った回転軸Cにおけるランプ100の回転方向Dの位置を決定する第一係合部221と、基体703に設けられ、取付部201が取り付けられてランプ100を保持する保持手段701と、第一係合部221と保持手段701とが係りあった状態において、0度以上、270度未満の範囲から選定される回転角度Eで回転軸Cを中心としたランプ100の回転を可能とする回転部223と、回転部223の端部に設けられ、第一係合部221と係合し光軸Bの基体703に対する方向を決定する第二係合部22とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、半導体により発光する有機EL(Electro Luminescence)や、LED(Light Emitting Diode)を用いたランプ及び照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、発光ダイオード(LED)や有機ELなどの半導体を用いた発光素子は、高効率で省スペースな光源として、各種ランプに使用されている。
【0003】
このようなランプは、半導体を用いた発光モジュールを備えており、発光モジュールは、基板に実装されたLEDや有機EL素子が樹脂によって封止されて構成されている。また、このような発光モジュールを備えたランプとしては、筐体状のもの(直管型ランプ)及び電球状のもの(電球型ランプ)があるが、いずれのランプにおいても複数個のLEDや有機EL素子が基板上に配列されて構成される発光モジュールが用いられる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−43447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、LEDや有機EL素子は、配向性を備えており、前記素子が配列された発光モジュールも全体として配向性を備えている。
【0006】
従って、従来の電球型ランプのように、ねじにより天井や壁に取り付けた場合、光軸が予期せぬ方向に向いた状態でランプが取り付けられる場合がある。
【0007】
そこで、本願発明は、かかる問題点に鑑み、光軸を所期する方向に向けて固定することのできる照明装置、および、当該照明装置に用いられるランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明にかかる照明装置は、ランプと前記ランプを着脱可能に保持する基体とを備える照明装置であって、前記ランプの一端部に設けられる取付部と、半導体により発光し配向性を有する第一光源であって、前記取付部と当該第一光源とを仮想的に結ぶ軸である配置軸と光軸とが交差するように当該ランプ内に配置される第一光源と、前記ランプに設けられ、前記第一光源を駆動する電力を受電するための受電端子と、前記ランプに設けられ、前記配置軸に沿った回転軸における当該ランプの回転方向の位置を決定する第一係合部と、前記基体に設けられ、前記取付部が取り付けられて前記ランプを保持する保持手段と、前記第一係合部と前記保持手段とが係りあった状態において、0度以上、270度未満の範囲から選定される回転角度で前記回転軸を中心とした前記ランプの回転を可能とする回転部と、前記回転部の端部に設けられ、前記第一係合部と係合し前記光軸の前記基体に対する方向を決定する第二係合部と、前記第一光源を駆動する駆動手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
本態様によれば、基体に対してランプの配向方向、すなわち第一光源の光軸を容易かつ確実に決めることが可能となる。
【0010】
さらに、前記第一光源と電気的に直列に接続され、前記第一光源と光軸をそろえて前記配置軸上に配置される第二光源を備えてもよい。
【0011】
これによれば、配置軸に長いランプであっても、長手方向に均一な光を放射する照明装置とすることが可能となる。
【0012】
さらに、前記第一光源、および、第二光源が表面に取り付けられ、長手方向が前記配置軸に沿って配置される長尺板状の基板を備えてもよい。
【0013】
これによれば、光源をモジュール化することができ、長尺のランプにも柔軟に対応することが可能となる。
【0014】
また、前記駆動手段は、前記受電端子と前記第一光源との間に電気的に接続され、前記第一光源と前記取付部との間に配置されるものでもよい。
【0015】
これにより、当該照明装置を施工する場合に、電気工事を簡易化することができる。
【0016】
また、前記ランプは、前記第一光源を収容し、前記配置軸と垂直な断面形状が前記配置軸方向に連続して同じ形状の筐体と、前記配置軸において前記取付部と反対側の前記筐体の端部を閉塞する別体の閉塞部材とを備えてもよい。
【0017】
これによれば、筐体の長さを柔軟に変更することができ。長さの異なる照明装置を種々提供することが可能となる。
【0018】
また、前記基体に設けられ、アースと電気的に接続されるアース端子と、前記閉塞部材に設けられ、前記アース端子と接続可能な接続端子とを備えてもよい。
【0019】
これによれば、静電気がランプにとどまることを回避することができる。
【0020】
また、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態において、前記アース端子と前記接続端子とが電気的に接続されるように前記アース端子、および、前記接続端子が配置されるものでもよい。
【0021】
これによればアース端子と接続端子とをランプの固定と共に接続することができ、基体に対するランプの取り付け作業を容易化することができる。
【0022】
また、上記目的を達成するために本願発明に係るランプは、取付部と、半導体により発光し配向性を有する第一光源であって、前記取付部と当該第一光源とを仮想的に結ぶ軸である配置軸と光軸とが交差するように配置される第一光源と、前記ランプに設けられ、前記第一光源を駆動する電力を受電するための受電端子と、前記取付部に設けられ、前記配置軸に沿った回転軸で0度以上、270度未満の範囲から選定される回転角度で前記取付部を前記第一光源と共に回転させることにより前記保持手段と係合して前記第一光源の光軸の方向を決定する第一係合部と、前記受電端子と前記第一光源との間に電気的に接続され、前記第一光源と前記取付部との間に配置される前記第一光源を駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
これによれば、対応する基体にランプを取り付けることで、基体に対してランプの配向方向、すなわち第一光源の光軸を容易かつ確実に決めることが可能となる。
【発明の効果】
【0024】
本願発明の一態様によれば、ランプの構造を複雑化することなく基板の割れを抑えることが可能なランプ及び照明装置を実現できるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、基体にランプが取り付けられた状態の照明装置を示す斜視図である。
【図2】図2は、基体からランプが取り外された状態の照明装置を示す斜示図である。
【図3】図3は、基体にランプが取り付けられた状態の照明装置の内部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図4】図4は、発光モジュールを模式的に示す斜示図である。
【図5】図5は、発光モジュールの連結状態を示す斜示図である。
【図6】図6は、筐体をはずした状態の取付部近傍を第一光源側から模式的に示す斜示図である。
【図7】図7は、筐体内部を示す斜示図である。
【図8】図8は、保持手段を断面で示す平面図である。
【図9】図9は、保持手段を示す斜示図である。
【図10】図10は、取付前のランプと基体との一部を示す斜示図である。
【図11】図11は、ランプの取付部と基体の保持手段とが係りあった状態を示す斜示図である。
【図12】図12は、第一係合部と第二係合部とが係合して光軸の基体に対する方向が決定された状態を示す斜示図である。
【図13】図13は、基体に対しランプが固定された状態を示す斜示図である。
【図14】図14は、別態様の基体からランプが取り外された状態の照明装置を示す斜示図である。
【図15】図15は、基体にランプが取り付けられた状態の照明装置を示す斜視図である。
【図16】図16は、基体からランプが取り外された状態の照明装置を示す斜示図である。
【図17】図17は、保持手段を示す斜示図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
次に、本願発明に係る照明装置、および、ランプの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る照明装置、および、ランプの一例を示したものに過ぎない。従って、本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定される。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、基体にランプが取り付けられた状態の照明装置を示す斜視図である。
【0028】
図2は、基体からランプが取り外された状態の照明装置を示す斜示図である。
【0029】
図3は、基体にランプが取り付けられた状態の照明装置の内部を一部切り欠いて示す斜視図である。
【0030】
これらの図に示すように、照明装置600は、ランプ100とランプ100を着脱可能に保持する基体703とを備える装置あって、本実施の形態の場合、ランプ100は、第一光源321と、取付部201と、第一係合部221と、受電端子202と、駆動手段800とを備え、基体703は、保持手段701と、回転部223と、第二係合部222とを備えている。ランプ100はさらに、第二光源322と、基板301と、筐体200と、閉塞部材204と、接続端子206とを備え、基体703は、アース端子205と、コネクタ207とを備えている。
【0031】
取付部201は、図2に示すように、ランプ100の一端部に設けられる部分であり、取付部201を保持することでランプ100の全体を保持することができる構造的強度を備える部分である。本実施の形態の場合、取付部201の先端部の外観形状は、保持手段701に対しランプ100の長手方向(図中Y軸方向)に挿入可能で、保持手段701に挿入した状態でY軸方向に沿った回転軸を中心に回転可能な断面円形の棒形状となっている。また、取付部201は、前記棒形状の先端部と筐体200とをテーパー状に結ぶテーパー部を備えている。
【0032】
第一光源321は、半導体により発光し配向性を有する光を放射する素子であって、例えばLEDや有機EL素子などを挙示することができる。また、第一光源321は、図3に示すように、取付部201と当該第一光源321とを仮想的に結ぶ軸である配置軸A(図中Y軸方向)と光軸B(図中Z軸方向)とが交差するようにランプ100内に配置されている。
【0033】
ここで、光軸Bとは第一光源321から放射される光の内、最も強い光の位置と第一光源321とを仮想的に結ぶ軸である。つまり、第一光源321の配向性を示す軸が光軸Bである。本実施の形態の場合光軸Bは、第一光源321の表面から垂直に延びる軸である。
【0034】
また、半導体により発光するとは、半導体自体が発光するLEDや、半導体を用いることにより発光する有機EL素子を含む意味で用いている。
【0035】
具体的に例えば、第一光源321は、単色の可視光を発するベアチップである。第一光源321としては、例えば青色光を発光する青色LEDチップ等が用いられる。青色LEDチップとしては、InGaN系の材料によって構成された、中心波長が450[nm]〜470[nm]の窒化ガリウム系の半導体発光素子等を用いることができる。
【0036】
図4は、発光モジュールを模式的に示す斜示図である。
【0037】
発光モジュール300は、第一光源321が表面に設けられる基板301と、蛍光体含有部材302とを備えている。また本実施の形態の場合、発光モジュール300は、第二光源322を備えている。なお、発光モジュール300が備える第一光源321や第二光源322と同様の素子を総称して光源320と記す場合がある。
【0038】
第二光源322は、第一光源321と電気的に直列に接続され、第一光源321と光軸Bをそろえて配置軸A上に配置される素子である。本実施の形態の場合、第二光源322は、第一光源321と同じものであるため、詳細な説明を省略する。
【0039】
発光モジュール300は、基板301の表面に、光源320がダイアタッチ剤等によって基板301の長手方向(図中Y軸方向)に一列に並んで直線状(一次元状)に実装(ダイボンディング)されたラインモジュールである。基板301の表面に実装された光源320は共通の1つの蛍光体含有部材302により覆われている。共通の蛍光体含有部材302で覆われた光源320は、基板301表面に形成された配線パターン(図示せず)により直列接続されている。
【0040】
蛍光体含有部材302は、単一色で発光する光源320からの光の一部を蛍光体に吸収させると共に、異なる波長の光を蛍光体から発生させ、光源320からの光と前記蛍光体からの光を混ぜ合わせて外部に放射することにより、白色光など照明に適用しうる色を放射する部材である。蛍光体含有部材302は、透明、又は、半透明の樹脂に蛍光体が分散した状態で存在するものであり、断面が上に凸の略半円状のドーム形状となっている。蛍光体含有部材302は、配置軸Aに沿って一列に配置される光源320に沿って、一つの基板301上に配置される全ての光源320を一体に覆うように配置されている。
【0041】
また、蛍光体含有部材302は、光源320を封止する機能を備えており、光源320を空気や湿気から保護する。蛍光体含有部材302は、光源320が取り付けられた基板301に柔軟性のある状態で塗布によって形成するものであり、容易にドーム形状を形成するために、チクソ性の高い樹脂で構成することが好ましい。
【0042】
なお、光源320を被覆するための封止部材と蛍光体含有部材302とを別体としてもよく、これらの材料は、樹脂に限定されるものではない。例えば、チップ封止用として知られている、ガラスのような透明性材料であってもよい。
【0043】
蛍光体含有部材302に含まれる蛍光体は、微粒子等からなる光波長変換体である。蛍光体は例えば、光源320が青色LEDである場合、白色光を得るために、黄色蛍光体の微粒子が好適に用いられる。この黄色蛍光体としては、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体材料、やシリケート系蛍光体材料などが例示できる。また、前記蛍光体を分散状に担持する樹脂としては、シリコーン樹脂を例示することができる。
【0044】
基板301は、第一光源321、および、第二光源322が表面に取り付けられ、長手方向が配置軸Aに沿って配置される長尺板状の部材である。例えば基板301は、透光性を有する窒化アルミニウム等のセラミック基板で構成される。なお基板301の材質は限定されるものではなく、絶縁性を備える材料であれば、樹脂やガラス等でもかまわない。また、基板301は、剛体ばかりでなく、可撓性を備えたフレキシブル基板でもよい。
【0045】
具体的には、第一光源321、および、第二光源322を含む光源320は、基板301にフリップチップ実装又はワイヤーボンディング実装されている。
【0046】
また、本実施の形態の場合、図4に示すように、基板301の長手方向の両端部には、光源320と電気的に接続される光源側端子306が設けられている。さらに、基板301の長手方向の両端部には、光源320に電流を流すために用いられるが基板301においては光源と電気的に接続されていない第二接続端子305が設けられている。また、一端部の第二接続端子305から他端部の第二接続端子305を電気的に接続する導線304が設けられている。なお、図4では、基板301にプリント配線により設けられた導線304が示されているが、導線304は、針金状や糸状の部材でもかまわない。
【0047】
このように、基板301の両端部に光源側端子306や第二接続端子305を設ける事で、図5に示すように、複数の基板301を長手方向をそろえて並べた場合に第二コネクタ307などを用いて、容易に光源320を電気的に直列接続することができ、容易に導線304を電気的に直列接続することができる。さらに、光源側端子306と第二接続端子305とを接続する終端コネクタ308を用いれば、基板301の一端部から導入した電流を同じ一端部から導出することができ、基板301の一端部側に設けられる駆動手段800と光源320および導線304とを容易に接続することが可能となる。
【0048】
これによれば、上記接続が簡単になる効果に加え、同一の規格の基板301を製造し、接続する基板301の数を変更すれば、光源320が発光する領域を長さ方向に容易に調整することが可能となり、長さの異なるランプ100を容易に提供することが可能となる。
【0049】
受電端子202は、ランプ100に設けられ、第一光源321を駆動する電力をランプ100の外方から受電し、ランプ100の内部に導入するための端子である。本実施の形態の場合、受電端子202は、取付部201のテーパー部に放射方向に向いて取り付けられている。また、ランプ100の内部に駆動手段800が設けられているため、受電端子202は交流により電力を受電することができるものとなっており、基体703から延びる電線の先端に設けられたコネクタ207と接続することによって、電力を受電する。
【0050】
図6は、筐体をはずした状態の取付部近傍を第一光源側から模式的に示す斜示図である。なお、図6は、蛍光体含有部材302等一部を省略して示している。
【0051】
駆動手段800は、第一光源321を駆動する装置である。本実施の形態の場合、同図に示すように、駆動手段800は、受電端子202と第一光源321との間に電気的に接続され、第一光源321と取付部201との間であって取付部201の内方に配置されている。なお、請求の範囲、および、明細書において「第一光源321と取付部201との間」との語は、取付部201の内方も含むものとして用いている。
【0052】
基体703側から供給される電力は交流であり、光源320が発光するには直流が必要となるため、駆動手段800は、整流回路素子を備えている。整流回路素子は、例えばダイオードブリッジ回路等であり、受電端子202を介して供給される交流電力を直流に変化する素子である。
【0053】
第一係合部221は、ランプ100に設けられ、配置軸Aに沿った回転軸C(図2参照)におけるランプ100の回転方向Dの位置を決定する部分である。本実施の形態の場合、第一係合部221は、取付部201の先端部の外周面に放射方向に突出状態で一体に設けられた棒状の部材である。
【0054】
筐体200は、第一光源321を内方に収容する部材であり、本実施の形態の場合、配置軸Aと垂直な断面(ZX平面における断面)の形状が配置軸Aの方向に連続して同じ形状の部材である。筐体200は、取付部201から配置軸Aに沿って延びた状態で配置されており、筐体200の一端は取付部201により閉塞され、他端は閉塞部材204で閉塞されている。また、図7に示すように、第一光源321を筐体200の内方で固定するため、基板301と筐体200の内周面との間には、取付台309が設けられている。なお、図7は、蛍光体含有部材302等一部を省略して示している。
【0055】
筐体200を前記形状にすることにより、筐体200を押出し(引き抜き)加工等で長尺の部材を成形し、当該部材を切り出すことで筐体200を容易に得ることが可能となる。また、切り出す位置を変更するだけで筐体200の長さを変更できるため、長さの異なるランプ100を容易に製造することができる。特に、前記構造の基板301と相まって、長さの異なるランプ100を容易に製造することが可能となる。
【0056】
筐体200は、透明、半透明など可視光を透過する材料で形成されている。筐体200を構成する材料としては、ガラス、アクリル、ポリカーボネート等を例示することができる。
【0057】
また、取付台309は、複数の発光モジュール300(基板301)、例えば8つの発光モジュール300を保持するものであり、熱伝導性の高い材料で構成されることが好ましい。また、発光モジュール300を取付台309取り付けるには、熱伝導性の高い接着材で取り付けることが好ましい。
【0058】
閉塞部材204は、配置軸Aにおいて取付部201と反対側の筐体200の端部を閉塞する筐体200とは別体の部材である。このように、断面形状が配置軸Aの方向に連続して同じ形状の筐体200の端部を別部材の閉塞部材204で閉塞することにより、筐体200の長さが変わった場合でも、共通の閉塞部材204で端部を閉塞することが可能となる。従って、効率的に閉塞部材204を製造することができ、省エネルギーに資することが可能となる。
【0059】
接続端子206は、閉塞部材204に設けられ、アース端子205と接続可能な端子である。接続端子206は、取付台309と接続されており、ランプ100に発生する静電気などをアースに流すための端子である。本実施の形態の場合、接続端子206は、第一係合部221と第二係合部222とが係合した状態において、アース端子205と電気的に接続されるように閉塞部材204の外周面の一部に配置されている。
【0060】
アース端子205は、基体703に設けられ、アース(図示せず)と電気的に接続される端子である。本実施の形態の場合、アース端子205は、復元性(弾性)を備えており、ランプ100が基体703に取り付けられた状態で、アース端子205は、若干反った状態となり、元の状態に戻ろうとする復元力によりアース端子205と接続端子206とが電気的に強く接続するものとなっている。
【0061】
なお、本実施の形態の場合、アース端子205は、復元力により接続端子206と電気的に接続するものとしたが、接続端子206とアース端子205とをコネクタにより接続してもかまわない。また、接続端子206は閉塞部材204にねじにより没入することができるものであり、接続端子206と閉塞部材204との間にアース端子205を挟み込むことで電気的に接続してもかまわない。
【0062】
図8は、保持手段を断面で示す平面図である。
【0063】
図9は、保持手段を示す斜示図である。
【0064】
これらの図に示すように、保持手段701は、基体703に設けられ、取付部201が取り付けられてランプ100を保持する部材である。保持手段701は、回転部223と第二係合部222とを備え、さらに、バネなどからなる付勢手段704と、付勢手段704と接続されて、挿入される取付部201を押し返す付勢板702を備えている。
【0065】
回転部223は、第一係合部221と保持手段701とが係りあった状態において、0度以上、270度未満の範囲から選定される回転角度Eで回転軸Cを中心としたランプ100の回転を可能とする部分である。本実施の形態の場合、回転部223は、第一係合部221の通過を許容する取付部201に設けられたスリット(溝)であり、回転角度Eを90度に選定している。つまり、回転部223は、第一係合部221が真上を向いた状態から水平方向に向く状態までのランプ100の回転を許容している。
【0066】
第二係合部222は、回転部223の端部に設けられ、第一係合部221と係合し光軸Bの基体703に対する方向を決定する部分である。本実施の形態の場合、第一係合部221と第二係合部222とが係合した状態において、付勢板702がランプ100を押し返し、第一係合部221が嵌合部224に嵌合するものとなっている。このように第一係合部221と嵌合部224とが嵌合状態となることで、ランプ100が保持手段701に固定されることとなる。
【0067】
次に、ランプ100の基体703への着脱方法を説明する。
【0068】
図10は、取付前のランプと基体との一部を示す斜示図である。
【0069】
同図に示すように、ランプ100の取付部201と保持手段701の凹陥部とが対峙するように、ランプ100を配置する。この段階では、ランプ100の配向方向を示す光軸Bの基体703に対する位置、および、方向は定まっていない。
【0070】
図11は、ランプの取付部と基体の保持手段とが係りあった状態を示す斜示図である。
【0071】
図10から図11に至るように、ランプ100を配置軸Aに沿って保持手段701に向かって移動させる。そして、取付部201に設けられている第一係合部221を保持手段701に設けられているスリット225(図10参照)に対してスライドさせながら、取付部201を保持手段701に挿入する。この段階において、取付部201の先端部は、付勢手段704の付勢力に抗しながら保持手段701に備えられている付勢板702を押し下げている。ランプ100の基体703に対する移動は、第一係合部221が回転部223に至るまで行われる。
【0072】
図12は、第一係合部と第二係合部とが係合して光軸の基体に対する方向が決定された状態を示す斜示図である。
【0073】
図11から図12に至るように、取付部201と保持手段701とが係りあうことにより位置が決定される回転軸Cを中心軸として、基体703に対してランプ100を回転方向Dに沿って回転させる。この段階では、第一係合部221と保持手段701に設けられる回転部223とが係りあった状態となっており、第一係合部221が回転部223により案内されてランプ100が回転する。
【0074】
ここで、回転部223は、回転軸Cと垂直に交差する面内に配置されており、基体703に対してランプ100を回転させている状態においては、ランプ100は、回転軸Cの方向(配置軸Aの方向)には固定され、移動しないものとなっている。本実施の形態の場合、回転部223は、第一係合部221を受け入れて回転部223まで案内するスリット225から第二係合部222まで、回転軸Cを中心として90度の範囲全体に設けられている。従って、ランプ100と基体703とが係りあった状態において、ランプ100が基体703に対して回転する回転角度は、回転部223によって定められており、0度以上、270度未満の範囲から選定される90度に設定されている。
【0075】
そして、回転部223の端部に設けられる第二係合部222と第一係合部221とが係合することにより、光軸Bの基体703に対する方向が決定される。本実施の形態の場合、第一係合部221と第二係合部222とが係合することにより、光軸Bは、基体703の主面705に対して垂直となるように設定されている。
【0076】
図13は、基体に対しランプが固定された状態を示す斜示図である。
【0077】
図12から図13に至るように、ランプ100に付与していた挿入方向の力を解除する。具体的には、第一係合部221と第二係合部222とが係合した状態において、付勢手段704の付勢力に抗して回転軸C(配置軸A)に沿った挿入方向に付与していた力をランプ100から解除すれば、付勢手段704の付勢力によって付勢板702がランプ100を回転軸Cに沿った方向にわずかに移動させ、第一係合部221を嵌合部224に嵌合させる。以上によって基体703に対してランプ100が固定される。
【0078】
なお、基体703に対してランプ100が固定された状態において、図1に示すようにアース端子205と閉塞部材204に設けられる接続端子206とが接続される。
【0079】
最後に、コネクタ207を受電端子202に接続することにより、基体703側からランプ100に電力を供給することが可能となる。
【0080】
以上の照明装置600によれば、第一光源321と取付部201とを仮想的に結ぶ軸である配置軸Aと第一光源321の光軸Bとが交差するように配置されるランプ100を、基体703に対する光軸Bの方向を決定した状態で基体703に取り付けることがでる。従って、ランプ100を基体703に取り付けた後光軸Bの調整などをする必要がなくなり、ランプ100の取付を容易にすることができる。
【0081】
また、ランプ100を基体703に取り付けた状態で、受電端子202の位置も決定するため、コネクタ207を容易に取り付けることも可能となる。
【0082】
特に回転角度Eを0度以上、270度未満の範囲から選定することにより、ランプ100を基体703に取り付ける際にランプ100の向き(光軸B)を見失うことなく取り付けることができ、ランプ100の取付を確実に行うことが可能となる。特に、回転角度Eを0度以上180度未満の範囲から選定すると、ランプ100を基体703に取り付ける際にランプ100の向き(光軸B)を一方向からの目視で確認することができるため好ましい。
【0083】
なお、受電端子202は、本実施の形態のように、ランプ100を基体703に取り付ける作業とは別にコネクタ207と接続する作業が必要な場合ばかりでなく、図14に示すように、ランプ100を基体703に取り付けることによりコネクタ207と接続するものでもかまわない。例えば、取付部201の先端部の外周面と先端面とが受電端子202として機能するとともに、保持部701が受電端子202と電気的にも接続するコネクタ207として機能してもよい。
【0084】
(実施の形態2)
次に、本願発明に係る実施の形態2について説明する。
【0085】
図15は、基体にランプが取り付けられた状態の照明装置を示す斜視図である。
【0086】
図16は、基体からランプが取り外された状態の照明装置を示す斜示図である。
【0087】
本実施の形態に係る照明装置600は、ランプ100と前記ランプ100を着脱可能に保持する基体703とを備える照明装置600であって、前記ランプ100の一端部に設けられる取付部201と、半導体により発光し配向性を有する第一光源321であって、前記取付部201と当該第一光源321とを仮想的に結ぶ軸である配置軸Aと光軸Bとが交差するように当該ランプ100内に配置される第一光源321と、前記ランプ100に設けられ、前記第一光源321を駆動する電力を受電するための受電端子202と、前記ランプ100に設けられ、前記配置軸Aに沿った回転軸における当該ランプ100の回転方向の位置を決定する第一係合部221と、前記基体703に設けられ、前記取付部201が取り付けられて前記ランプ100を保持する保持手段701と、前記第一係合部221と前記保持手段701とが係りあった状態において、0度の回転角度で前記回転軸を中心とした前記ランプ100の回転を可能とする回転部、すなわち、配置軸Aに沿った方向に前記取付部201(または、取付部201の一部)が挿入される挿入部226と、前記挿入部226の端部に設けられ、前記第一係合部221と係合し前記光軸Bの前記基体703に対する方向を決定する第二係合部222と、前記第一光源321を駆動する駆動手段800とを備えている。
【0088】
以下、各構成要素について説明するが、前記実施の形態1と同じ機能を備えるものには同じ符号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0089】
取付部201は、図16に示すように、ランプ100の一端部に設けられる部分であり、取付部201を保持することでランプ100の全体を保持することができる構造的強度を備える部分である。本実施の形態の場合、取付部201の先端部の外観形状はXZ平面の断面形状が長円又は楕円のY軸方向に延びる形状となっており、取付部201の先端部と保持手段701とが嵌合した状態で配置軸Aの方向(図中Y軸方向)に挿入可能で、保持手段701に挿入した状態で、ランプ100を回転させることのできない形状となっている。また、取付部201は、前記棒形状の先端部と筐体200とを結ぶ連結部を備えている。
【0090】
第一光源321を含む光源320は、配置軸Aに沿って並べて配置されており、個々の光軸Bは同じ方向に向くように基板301上に配置されている。さらに、基板301上の光源320は、蛍光体含有部材302(図示せず)で封止されており、発光モジュール300が形成されている。本実施の形態の場合、配置軸Aに基板301の長さ方向が揃うように二つの発光モジュール300が配置されており、さらに、二つの前記発光モジュール300の並行に、さらに、二つの発光モジュール300が配置されている。
【0091】
すなわち、配置軸A上に並べられた複数の光源320を複数列備えており、それらが相互に平行となるように配置されている。
【0092】
受電端子202は、取付部201の内方から外方に向いて配置軸Aに沿って突き出るように設けられる2本の棒状の端子であり、保持手段701に取り付けられることにより保持手段701に設けられたコネクタ207と結合するものとなっている。
【0093】
駆動手段800(本実施の形態において図示せず)は、第一光源321を含む配置軸Aの上に一列に並べられた光源320を駆動する第一の駆動手段800と、他の列の光源320を駆動する第二の駆動手段800とを備えている。駆動手段800は、取付部201の内方に配置されている。
【0094】
第一係合部221は、取付部201の先端部において、配置軸Aと交差する方向に張り出した部分である。
【0095】
筐体200は、第一光源321を含む光源320を内方に収容する部材であり、本実施の形態の場合、配置軸Aと垂直な断面(ZX平面における断面)の形状が配置軸Aの方向に連続して同じ形状の部材で、光源320に対向する部分が開口する部材である。なお、本実施の形態の場合、可視光領域の光を高効率で透過させることのできる部材、例えばガラスやポリカーボネート等の樹脂で構成された板状の部材で前記開口が覆われている。また、筐体200は、取付部201から配置軸Aに沿って延びた状態で配置されており、筐体200の一端は、取付部201により閉塞され、他端は閉塞部材204で閉塞されている。
【0096】
筐体200は、金属などの可視光領域において透光性を備え無い部材で形成されている。
【0097】
図17は、保持手段を示す斜示図である。
【0098】
同図に示すように、保持手段701は、基体703に設けられ、取付部201の先端部が挿入されてランプ100を保持する部材である。保持手段701は、凹陥した挿入部226と第二係合部222とを備えている。
【0099】
挿入部226は、第一係合部221と保持手段701とが係りあった状態において、配置軸A方向の取付部201の進入を可能とする凹陥部であり、中央にコネクタ207を備えている。本実施の形態の場合、取付部201を挿入部226に挿入することで、受電端子202とコネクタ207とが電気的に接続できるものとなっている。
【0100】
第二係合部222は、挿入部226の端部に設けられ、第一係合部221と係合し光軸Bの基体703に対する方向を決定する部分である。本実施の形態の場合、第一係合部221と第二係合部222とが係合した状態において、ランプ100は配置軸Aと直交する面において回転することができない。従って、第一係合部221と第二係合部222とが係りあうことで、基体703に対する光源320の光軸Bの方向が決まることとなる。
【0101】
以上の照明装置600によれば、第一光源321と取付部201とを仮想的に結ぶ軸である配置軸Aと第一光源321の光軸Bとが交差するように配置されるランプ100を、保持手段701に差し込むだけで、基体703に対する光軸Bの方向を決定した状態で取り付けることができる。従って、ランプ100の挿入方向を回転軸としてランプ100を回転させる必要がなくなり、ランプ100の取付をさらに容易にすることができる。
【0102】
なお、本願発明は、上記二つの実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
【0103】
例えば、回転角度Eを0度と選定した場合、基体703に対してランプ100は回転することなく取り付けられるが、この場合も請求の範囲に記載の通り、本願発明に含まれる。
【0104】
また、第二光源322以外にも複数の光源320が光軸Bをそろえ、配置軸Aに沿って基板301状に実装した場合を示したが、少なくとも第一光源321を備えていれば、本願発明に含まれる。また、光軸がそろっていない光源320や、配置軸Aから外れた光源320を備えていても、本願発明に含まれる。
【0105】
また、「垂直」や「沿う」「そろう」などの文言は、本願発明の趣旨を逸脱しない程度の誤差(ひろがり)を許容する意味で使用している。
【産業上の利用可能性】
【0106】
本願発明は、白熱灯や蛍光灯の代替照明、特に、白熱灯も含む長手方向の一端部でのみランプが固定される照明装置、ランプに利用可能である。
【符号の説明】
【0107】
A 配置軸
B 光軸
C 回転軸
D 回転方向
E 回転角度
100 ランプ
180 度以上
200 筐体
201 取付部
202 受電端子
204 閉塞部材
205 アース端子
206 接続端子
207 コネクタ
221 第一係合部
222 第二係合部
223 回転部
224 嵌合部
225 スリット
226 挿入部
300 発光モジュール
301 基板
302 蛍光体含有部材
304 導線
305 第二接続端子
306 光源側端子
307 第二コネクタ
308 終端コネクタ
309 取付台
320 光源
321 第一光源
322 第二光源
600 照明装置
701 保持手段
702 付勢板
703 基体
704 付勢手段
705 主面
800 駆動手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプと前記ランプを着脱可能に保持する基体とを備える照明装置であって、
前記ランプの一端部に設けられる取付部と、
半導体により発光し配向性を有する第一光源であって、前記取付部と当該第一光源とを仮想的に結ぶ軸である配置軸と光軸とが交差するように当該ランプ内に配置される第一光源と、
前記ランプに設けられ、前記第一光源を駆動する電力を受電するための受電端子と、
前記ランプに設けられ、前記配置軸に沿った回転軸における当該ランプの回転方向の位置を決定する第一係合部と、
前記基体に設けられ、前記取付部が取り付けられて前記ランプを保持する保持手段と、
前記第一係合部と前記保持手段とが係りあった状態において、0度以上、270度未満の範囲から選定される回転角度で前記回転軸を中心とした前記ランプの回転を可能とする回転部と、
前記回転部の端部に設けられ、前記第一係合部と係合し前記光軸の前記基体に対する方向を決定する第二係合部と、
前記第一光源を駆動する駆動手段と
を備える照明装置。
【請求項2】
さらに、
前記第一光源と電気的に直列に接続され、前記第一光源と光軸をそろえて前記配置軸上に配置される第二光源
を備える請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
さらに、
前記第一光源、および、第二光源が表面に取り付けられ、長手方向が前記配置軸に沿って配置される長尺板状の基板
を備える請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記駆動手段は、前記受電端子と前記第一光源との間に電気的に接続され、前記第一光源と前記取付部との間に配置される
請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記ランプは、
前記第一光源を収容し、前記配置軸と垂直な断面形状が前記配置軸方向に連続して同じ形状の筐体と、
前記配置軸において前記取付部と反対側の前記筐体の端部を閉塞する別体の閉塞部材と
を備える請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記基体に設けられ、アースと電気的に接続されるアース端子と、
前記閉塞部材に設けられ、前記アース端子と接続可能な接続端子と
を備える請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態において、前記アース端子と前記接続端子とが電気的に接続されるように前記アース端子、および、前記接続端子が配置される
請求項6に記載の照明装置。
【請求項8】
請求項1に記載の保持手段に保持される取付部と、
半導体により発光し配向性を有する第一光源であって、前記取付部と当該第一光源とを仮想的に結ぶ軸である配置軸と光軸とが交差するように配置される第一光源と、
前記ランプに設けられ、前記第一光源を駆動する電力を受電するための受電端子と、
前記取付部に設けられ、前記配置軸に沿った回転軸で0度以上、270度未満の範囲から選定される回転角度で前記取付部を前記第一光源と共に回転させることにより前記保持手段と係合して前記第一光源の光軸の方向を決定する第一係合部と、
前記受電端子と前記第一光源との間に電気的に接続され、前記第一光源と前記取付部との間に配置される前記第一光源を駆動する駆動手段と
を備えるランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−84283(P2012−84283A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−228004(P2010−228004)
【出願日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】