説明

リゾチームの変異体及びそれをコードするポリヌクレオチド

本発明は、変異体リゾチームに関する。本発明はまた、変異体リゾチームをコードするポリヌクレオチド、並びに該ポリヌクレオチドを含む核酸コンストラクト、ベクター、及び宿主細胞に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された親リゾチームの変異体であって、(番号付けに配列番号3を用いて)位置番号47、111、108、45、22、110、120、147、196、49、55、193、161、128、131、203、98、112、55、32、89、206、121、120、185、113、119、35、153、158、171、195、76、164、30、85、178、183、186、112、174、187、197、102、134、108、196、197、198、56、19、120、20、135、及び203からなる群から選択される1又は2以上の位置にアミノ酸改変を含み、配列番号2の成熟ポリペプチドに対応するポリペプチド又は配列番号3に示されるポリペプチドと、少なくとも75%同一であるアミノ酸配列を有し、且つ抗微生物活性を有する、変異体。
【請求項2】
前記変異体リゾチームが、配列番号2の成熟ポリペプチドに対応するポリペプチド、又は配列番号3に示されるポリペプチドと、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の変異体。
【請求項3】
前記変異体が、位置番号95、186、65、122、139、141、及び176からなる群から選択される1又は2以上の位置にアミノ酸改変を更に含む、請求項1又は2に記載の変異体。
【請求項4】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)位置番号102、134、108、196、197、198、56、19、120、20、135、及び/又は203からなる群から選択される1又は2以上の位置に改変を含み、前記変異体が、親リゾチームと比較してアルカリpHにおいて向上した安定性及び/又は活性を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項5】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)1又は2以上の以下の改変:G102P;Y134V;G102P;T108W;T196G;K197G;Y196G;K197P;Y56W;N19D;H120Q;H198N;H198F;H20W;H20Y;及び/又はH135Nに対応する改変を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項6】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)1又は2以上の以下の改変:G102P+Y134V及び/又はY196G+K197Pに対応する改変を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項7】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)位置番号161、128、131、95、203、98、112、55、32、89、及び/又は206からなる群から選択される1又は2以上の位置に改変を含み、前記変異体が、親リゾチームと比較して酸性pHにおいて向上した安定性及び/又は活性を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項8】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)1又は2以上の以下の改変:F161Y;H128R;V131C;D95G;D203N;R98G;G112S;H55N;D32S;N89T;N206A;及び/又はN206Sに対応する改変を含む、請求項1〜3、及び7のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項9】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)D203Nに対応する改変を含む、請求項1〜4、7、及び8のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項10】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)位置番号56、113及び/又は161からなる群から選択される1又は2以上の位置に改変を含み、前記変異体が、胃のプロテアーゼの存在下の酸性pH条件において向上した安定性を有する、請求項1〜3、及び7のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項11】
前記変異体が、1又は2以上の以下の改変(番号付けに配列番号3を用いて):Y56W、V131C及び/又はF161Cに対応する改変を含む、請求項10に記載の変異体。
【請求項12】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)位置番号47、111、108、45、22、110、120、147、196、49、55及び/又は193からなる群から選択される1又は2以上の位置に改変を含み、前記変異体が、親リゾチームと比較して低温において改良された活性を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項13】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)1又は2以上の以下の改変:Y47F;Y111F;Y108F;T45G;K22G;P110G;H120A;T147G;Y196G;D49A;H55A;及び/又はS193Aに対応する改変を含む、請求項1〜3、及び12のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項14】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)位置番号121、120、185、186、176、113、122、119、35、65、139、141、153、158、171、195、76、164、30、85、178、183、186、112、174、187及び/又は197からなる群から選択される1又は2以上の位置に改変を含み、前記変異体が、親リゾチームと比較して低温において改良された熱安定性を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項15】
前記変異体が、(番号付けに配列番号3を用いて)1又は2以上の以下の改変:S121A;H120P;T186T;A113P;K185P;P176V;Q122A;S119N;Q35R;L65I;S139G;W141Y;R153T;A158S;A171R;K195S;K76S;K164T;K30Y;F85Y;K178C;D183G;Y186Y;G112S;S174T;W187Y及び/又はK197Pに対応する改変を含む、請求項1〜3、及び14のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項16】
前記変異体中の改変の総数が、2個、好ましくは3個、より一層好ましくは4個、より一層好ましくは5個、より一層好ましくは6個、より一層好ましくは7個、より一層好ましくは8個、より一層好ましくは9個、最も好ましくは10個である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の変異体。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか一項に記載の変異体をコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項18】
前記ポリヌクレオチドが、配列番号1のヌクレオチド配列に対応する親ポリヌクレオチド、又は配列番号1のヌクレオチド配列と少なくとも75%の同一性を有するポリヌクレオチドの変異誘発により調製される、請求項17に記載のポリヌクレオチド。
【請求項19】
請求項17又は18に記載のポリヌクレオチドを含む発現ベクターを含む組み換え宿主細胞。
【請求項20】
親リゾチームの変異体を生産する方法であって、前記変異体が抗微生物活性を有し、前記方法が、以下:
a)変異体の発現に好適な条件下で細胞を培養すること、ここで前記細胞は、親リゾチームの変異体をコードするポリヌクレオチド配列を含み、前記変異体は、位置番号47、111、108、45、22、110、120、147、196、49、55、193、161、128、131、95、203、98、112、55、32、89、206、121、120、185、186、176、113、122、119、35、65、139、141、153、158、171、195、76、164、30、85、178、183、186、112、174、187、197、102、134、108、196、197、198、56、19、120、20、135、及び203からなる群から選択される1又は2以上のアミノ酸位置で改変されており、前記ポリヌクレオチドは、配列番号1の親ポリヌクレオチド、又は配列番号1のヌクレオチド配列と少なくとも65%の同一性を有する親ポリヌクレオチドの変異誘発により調製される、及び
b)培養培地からリゾチーム変異体を回収すること、
を含む、方法。
【請求項21】
親リゾチームの変異体を生産する方法であって、前記変異体が抗微生物活性を有し、前記方法が、以下:
a)変異体の発現に好適な条件下で請求項19に記載の宿主細胞を培養すること、及び
b)培養培地から変異体を回収すること、
を含む、方法。
【請求項22】
請求項1〜16のいずれか一項に記載のリゾチーム、及び界面活性剤を含む、洗剤組成物。
【請求項23】
請求項1〜16のいずれか一項に記載のリゾチーム及び飼料成分を含む、飼料組成物。
【請求項24】
請求項1〜16のいずれか一項に記載のリゾチームを用いて、微生物汚染された表面を処理することを含む、微生物汚染を減少させるための方法。
【請求項25】
抗微生物剤としての、請求項1〜16のいずれか一項に記載のリゾチームの使用。

【図1−1】
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【図1−2】
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【図2−1】
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【図2−2】
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【図2−3】
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【図2−4】
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【図2−5】
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【図2−6】
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【図2−7】
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【図2−8】
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【図2−9】
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【図2−10】
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【図2−11】
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【図2−12】
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【図2−13】
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【図2−14】
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【図2−15】
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【図2−16】
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【図2−17】
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【図2−18】
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【図2−19】
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【図2−20】
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【図2−21】
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【図2−22】
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【図2−23】
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【図2−24】
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【公表番号】特表2013−520189(P2013−520189A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554349(P2012−554349)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【国際出願番号】PCT/EP2011/052812
【国際公開番号】WO2011/104339
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(500586299)ノボザイムス アクティーゼルスカブ (164)
【Fターム(参考)】