レクチンに対する高親和性核酸リガンド
【課題】レクチンに対する核酸リガンドの同定方法および製造方法、並びにこうして同定および製造された核酸リガンドを提供する。
【解決手段】レクチンについて高親和性オリゴヌクレオチドリガンド、特に、レクチン、コムギ胚芽アグルチニン、L−セレクチン、E−セレクチンおよびP−セレクチンに結合する能力を有する核酸リガンド。また、このようなリガンドを得るための方法。
【解決手段】レクチンについて高親和性オリゴヌクレオチドリガンド、特に、レクチン、コムギ胚芽アグルチニン、L−セレクチン、E−セレクチンおよびP−セレクチンに結合する能力を有する核酸リガンド。また、このようなリガンドを得るための方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号223で示されるヌクレオチド配列であるか、又は配列番号223に示される配列と70%を超える一次配列相同性を有するヌクレオチド配列を含み、P−セレクチンに特異的に結合し、かつP−セレクチンの高親和性アンタゴニストである核酸リガンドであって、前記リガンドの一次配列がCUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAGを含む核酸リガンド。
【請求項2】
前記核酸リガンドがリボ核酸であって、ピリミジンが2’−フルオロ(2’−F)である請求項1に記載の核酸リガンド。
【請求項3】
前記核酸リガンドがリボ核酸であって、ピリミジンが2’−アミノ(2’−NH2)である請求項1に記載の核酸リガンド。
【請求項4】
15位までのプリンが2’−O−メチルである配列番号223の一次ヌクレオチド配列を含むリガンドである、請求項1−3のいずれか一項に記載の核酸リガンド。
【請求項5】
配列番号223の一次ヌクレオチド配列の7−9位、15位、27位、28位、および31位のプリンが2’−O−メチルである、請求項4に記載の核酸リガンド。
【請求項6】
配列番号223の一次ヌクレオチド配列の13位、14位、18位、21位、22位および24位のプリンが2’−O−メチルである、請求項4または5に記載の核酸リガンド。
【請求項7】
配列番号223の一次ヌクレオチド配列の7−9位、13−15位、18位、21位、22位、24位、27位、28位、および31位のプリンが2’−O−メチルである配列番号223の一次ヌクレオチド配列を含むリガンドである、請求項1に記載の核酸リガンド。
【請求項8】
P−セレクチンに結合するアプタマーであって、前記アプタマーは配列番号223を含む。
【請求項9】
前記アプタマーがポリエチレングリコール部分にコンジュゲートされた、請求項8のアプタマー。
【請求項10】
前記ポリエチレングリコール部分が前記アプタマーの5’末端にコンジュゲートされた、請求項9のアプタマー。
【請求項11】
前記アプタマーがその3’末端に逆転されたデオキシチミジンをさらに含む、請求項10のアプタマー。
【請求項12】
前記アプタマーの中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチル(2’−OMe)であり、前記アプタマーの中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチル(2’−OMe)である、請求項8のアプタマー。
【請求項13】
前記アプタマーがポリエチレングリコール部分にコンジュゲートされている、請求項12のアプタマー。
【請求項14】
前記ポリエチレングリコール部分が前記アプタマーの5’末端にコンジュゲートされている、請求項13のアプタマー。
【請求項15】
前記アプタマーがその3’末端に逆転されたデオキシチミジンをさらに含む、請求項14のアプタマー。
【請求項16】
P−セレクチンに結合するアプタマーであって、前記アプタマーが配列番号223を含み、ここで配列番号223は7位、8位、9位、13位、14位、15位、18位、21位、22位、24位、27位、28位、および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含むアプタマー。
【請求項17】
前記アプタマーがポリエチレングリコール部分にコンジュゲートされた、請求項16のアプタマー。
【請求項18】
前記ポリエチレングリコール部分が前記アプタマーの5’末端にコンジュゲートされている、請求項17のアプタマー。
【請求項19】
前記アプタマーがその3’末端に逆転されたデオキシチミジンをさらに含む、請求項18のアプタマー。
【請求項20】
P−セレクチンに結合するアプタマーであって、前記アプタマーがPEG40K−nh−fC−fU−fC−rA−rA−fC−mG−mA−mG−fC−fC−rA−mG−mG−mA−rA−fC−mA−fU−fC−mG−mA−fC−mG−fU−fC−mA−mG−fC−rA−mA−rA−fC−rG−fC−rG−rA−rG−idT(配列番号392)を含み、ここで“PEG40K”は40kDaのポリエチレングリコール部分であり、“nh“はアミンリンカーであり、“idT”は逆転されたデオキシチミジンであり、“f”はフルオロであり、“m”はメトキシであり、そして“r”はリボであるアプタマー。
【請求項21】
前記アミンリンカーがヘキシルアミンリンカーである、請求項20のアプタマー。
【請求項22】
P−セレクチンに特異的に結合する精製および単離された非天然存在の核酸リガンドであって、前記核酸リガンドが配列番号199−247および251−290に示されたいずれか1つの配列を有する核酸リガンド。
【請求項23】
P−セレクチンに特異的に結合する精製および単離された非天然存在の核酸リガンドであって、前記核酸リガンドが配列番号199−247および251−290に示されたいずれか1つの配列を有する核酸リガンドと実質的に同一の配列であって、かつ実質的に同じP−セレクチンとの結合能力を有する核酸リガンド。
【請求項24】
P−セレクチンに特異的に結合し、P−セレクチンの高親和性アンタゴニストである核酸リガンドであって、前記核酸リガンドが配列番号206で示される配列を有する核酸リガンド。
【請求項25】
レクチン媒介性の血小板異常を治療するための医薬組成物であって、医薬的有効量のP−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬組成物。
【請求項26】
a) 核酸の候補混合物をレクチンと接触させ、ここで候補混合物よりレクチンへの親和性が上昇している核酸は、残りの候補混合物から分離される工程;
b) 残りの候補混合物から親和性が上昇した核酸を分離する工程;
c) 親和性が上昇した核酸を増幅して、レクチンへの結合について比較的高い親和性と特異性を有する核酸配列が濃縮された核酸の混合物を得て、それによってレクチンの核酸リガンドを同定する工程、
を含む方法によって、P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが同定される、請求項25の医薬組成物。
【請求項27】
P−セレクチンに対する核酸リガンドが、配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される、請求項25の医薬組成物。
【請求項28】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号206である、請求項27の医薬組成物。
【請求項29】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、19位を5’末端とし、56位を3’末端とする38塩基を含む配列番号206の断片である、請求項28の医薬組成物。
【請求項30】
前記38塩基の中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチルであり、前記38塩基の中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチルであるように、前記38塩基がさらに修飾された、請求項29の医薬組成物。
【請求項31】
前記38塩基が2’−O−メチルプリン置換によってさらに修飾された請求項29の医薬組成物であって、前記38塩基が5’−CUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAG−3’(配列番号391)を含み、ここで少なくとも下線を引いた塩基が2’−O−メチルである医薬組成物。
【請求項32】
哺乳類におけるレクチン媒介性の血小板異常を治療するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬的有効量の剤形を含み、ここで前記リガンドはPS−Rgの機能的アンタゴニストである医薬組成物。
【請求項33】
a) 核酸の候補混合物をレクチンと接触させ、ここで候補混合物よりレクチンへの親和性が上昇している核酸は、残りの候補混合物から分離される工程;
b) 残りの候補混合物から親和性が上昇した核酸を分離する工程;および
c) 親和性が上昇した核酸を増幅して、レクチンへの結合について比較的高い親和性と特異性を有する核酸配列が濃縮された核酸の混合物を得て、それによってP−セレクチンの核酸リガンドを同定する工程、
を含む方法によって、P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが同定される、請求項32の医薬組成物。
【請求項34】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される、請求項32の医薬組成物。
【請求項35】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号206である、請求項34の医薬組成物。
【請求項36】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、19位を5’末端とし、56位を3’末端とする38塩基を含む配列番号206の断片である、請求項35の医薬組成物。
【請求項37】
前記38塩基の中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチルであり、前記38塩基の中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチルであるように、前記38塩基がさらに修飾された、請求項36の医薬組成物。
【請求項38】
前記38塩基が2’−O−メチルプリン置換によってさらに修飾された請求項36の医薬組成物であって、前記38塩基が5’−CUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAG−3’(配列番号391)を含み、ここで少なくとも下線を引いた塩基が2’−O−メチルである医薬組成物。
【請求項39】
哺乳類の血液中の好中球に対する血小板の接着を阻害するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含み、ここで前記リガンドはPS−Rgの機能的アンタゴニストである医薬組成物。
【請求項40】
a) 核酸の候補混合物をレクチンと接触させ、ここで候補混合物よりレクチンへの親和性が上昇している核酸は、残りの候補混合物から分離される工程;
b) 残りの候補混合物から親和性が上昇した核酸を分離する工程;および
c) 親和性が上昇した核酸を増幅して、レクチンへの結合について比較的高い親和性と特異性を有する核酸配列が濃縮された核酸の混合物を得て、それによってP−セレクチンの核酸リガンドを同定する工程、
を含む方法によって、P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが同定される、請求項39の医薬組成物。
【請求項41】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される、請求項39の医薬組成物。
【請求項42】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号206である、請求項41の医薬組成物。
【請求項43】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、19位を5’末端とし、56位を3’末端とする38塩基を含む配列番号206の断片である、請求項42の医薬組成物。
【請求項44】
前記38塩基の中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチルであり、前記38塩基の中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチルであるように、前記38塩基がさらに修飾された、請求項43の医薬組成物。
【請求項45】
前記38塩基が2’−O−メチルプリン置換によってさらに修飾された請求項43の医薬組成物であって、前記38塩基が5’−CUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAG−3’(配列番号391)を含み、ここで少なくとも下線を引いた塩基が2’−O−メチルである医薬組成物。
【請求項46】
哺乳類の血液中の白血球に対する血小板の接着を阻害するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬組成物。
【請求項47】
哺乳類の血液中の炭水化物に対するP−セレクチンの結合を阻害するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬組成物。
【請求項48】
P−セレクチンおよび前記P−セレクチンの炭水化物リガンドの間の結合を阻害する方法であって、前記P−セレクチンに対する核酸リガンドを前記P−セレクチンに接触させる工程を含み、ここでP−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号199−247および251−290からなる群より選択される方法。
【請求項49】
白血球の接着または移動を調節する方法であって、第一の細胞上にあるP−セレクチンおよび第二の細胞上にある前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記阻害する工程は前記セレクチンに対する核酸リガンドが前記第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は好中球および単球からなる群より選択される白血球であり、前記第二の細胞は血管内皮細胞であり、そして前記核酸リガンドは配列番号199−247、251−290からなる群より選択される方法。
【請求項50】
血小板の接着を調節する方法であって、第一の細胞上にあるP−セレクチンおよび第二の細胞上にある前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記阻害する工程は前記P−セレクチンに対する核酸リガンドが前記第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は血小板であり、前記レクチンはP−セレクチンであり、そして前記P−セレクチンに対する核酸リガンドは配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される方法。
【請求項51】
P−セレクチンおよび前記P−セレクチンに対する炭水化物リガンドの間の結合を阻害する方法であって、前記P−セレクチンに対する核酸リガンドを前記P−セレクチンに接触させる工程を含み、ここでP−セレクチンに対する前記核酸リガンドは配列番号223を含む方法。
【請求項52】
配列番号223が少なくとも1つの2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項51の方法。
【請求項53】
配列番号223が7位、8位、9位、15位、27位、28位および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項51の方法。
【請求項54】
配列番号223が、以下の13位、14位、16位、18位、21位、22位、24位および30位のうち1以上に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項53の方法。
【請求項55】
配列番号223が、13位、14位、18位、21位、22位、および24位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項53の方法。
【請求項56】
白血球の接着または移動を調節する方法であって、第一の細胞上にあるP−セレクチンおよび第二の細胞上にある前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記阻害する工程は前記セレクチンに対する核酸リガンドが前記第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は好中球および単球からなる群より選択される白血球であり、前記第二の細胞は血管内皮細胞であり、そして前記核酸リガンドは配列番号223である方法。
【請求項57】
配列番号223が少なくとも1つの2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項56の方法。
【請求項58】
配列番号223が、7位、8位、9位、15位、27位、28位、および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項56の方法。
【請求項59】
配列番号223が、以下の13位、14位、16位、18位、21位、22位、24位および30位のうち1以上に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項58の方法。
【請求項60】
配列番号223が、13位、14位、18位、21位、22位、および24位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項58の方法。
【請求項61】
血小板の接着を調節する方法であって、P−セレクチンを有する第一の細胞上のレクチンおよび前記P−セレクチンに対するリガンドを有する第二の細胞上の前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記P−セレクチンに対する核酸リガンドが第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は血小板であり、前記レクチンはP−セレクチンであり、そして前記P−セレクチンに対する前記核酸リガンドは配列番号223を含む方法。
【請求項62】
配列番号223が少なくとも1つの2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項61の方法。
【請求項63】
配列番号223が7位、8位、9位、15位、27位、28位および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項61の方法。
【請求項64】
配列番号223が以下の13位、14位、16位、18位、21位、22位、24位および30位のうち1以上に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項63の方法。
【請求項65】
配列番号223が、13位、14位、18位、21位、22位、および24位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項63の方法。
【請求項1】
配列番号223で示されるヌクレオチド配列であるか、又は配列番号223に示される配列と70%を超える一次配列相同性を有するヌクレオチド配列を含み、P−セレクチンに特異的に結合し、かつP−セレクチンの高親和性アンタゴニストである核酸リガンドであって、前記リガンドの一次配列がCUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAGを含む核酸リガンド。
【請求項2】
前記核酸リガンドがリボ核酸であって、ピリミジンが2’−フルオロ(2’−F)である請求項1に記載の核酸リガンド。
【請求項3】
前記核酸リガンドがリボ核酸であって、ピリミジンが2’−アミノ(2’−NH2)である請求項1に記載の核酸リガンド。
【請求項4】
15位までのプリンが2’−O−メチルである配列番号223の一次ヌクレオチド配列を含むリガンドである、請求項1−3のいずれか一項に記載の核酸リガンド。
【請求項5】
配列番号223の一次ヌクレオチド配列の7−9位、15位、27位、28位、および31位のプリンが2’−O−メチルである、請求項4に記載の核酸リガンド。
【請求項6】
配列番号223の一次ヌクレオチド配列の13位、14位、18位、21位、22位および24位のプリンが2’−O−メチルである、請求項4または5に記載の核酸リガンド。
【請求項7】
配列番号223の一次ヌクレオチド配列の7−9位、13−15位、18位、21位、22位、24位、27位、28位、および31位のプリンが2’−O−メチルである配列番号223の一次ヌクレオチド配列を含むリガンドである、請求項1に記載の核酸リガンド。
【請求項8】
P−セレクチンに結合するアプタマーであって、前記アプタマーは配列番号223を含む。
【請求項9】
前記アプタマーがポリエチレングリコール部分にコンジュゲートされた、請求項8のアプタマー。
【請求項10】
前記ポリエチレングリコール部分が前記アプタマーの5’末端にコンジュゲートされた、請求項9のアプタマー。
【請求項11】
前記アプタマーがその3’末端に逆転されたデオキシチミジンをさらに含む、請求項10のアプタマー。
【請求項12】
前記アプタマーの中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチル(2’−OMe)であり、前記アプタマーの中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチル(2’−OMe)である、請求項8のアプタマー。
【請求項13】
前記アプタマーがポリエチレングリコール部分にコンジュゲートされている、請求項12のアプタマー。
【請求項14】
前記ポリエチレングリコール部分が前記アプタマーの5’末端にコンジュゲートされている、請求項13のアプタマー。
【請求項15】
前記アプタマーがその3’末端に逆転されたデオキシチミジンをさらに含む、請求項14のアプタマー。
【請求項16】
P−セレクチンに結合するアプタマーであって、前記アプタマーが配列番号223を含み、ここで配列番号223は7位、8位、9位、13位、14位、15位、18位、21位、22位、24位、27位、28位、および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含むアプタマー。
【請求項17】
前記アプタマーがポリエチレングリコール部分にコンジュゲートされた、請求項16のアプタマー。
【請求項18】
前記ポリエチレングリコール部分が前記アプタマーの5’末端にコンジュゲートされている、請求項17のアプタマー。
【請求項19】
前記アプタマーがその3’末端に逆転されたデオキシチミジンをさらに含む、請求項18のアプタマー。
【請求項20】
P−セレクチンに結合するアプタマーであって、前記アプタマーがPEG40K−nh−fC−fU−fC−rA−rA−fC−mG−mA−mG−fC−fC−rA−mG−mG−mA−rA−fC−mA−fU−fC−mG−mA−fC−mG−fU−fC−mA−mG−fC−rA−mA−rA−fC−rG−fC−rG−rA−rG−idT(配列番号392)を含み、ここで“PEG40K”は40kDaのポリエチレングリコール部分であり、“nh“はアミンリンカーであり、“idT”は逆転されたデオキシチミジンであり、“f”はフルオロであり、“m”はメトキシであり、そして“r”はリボであるアプタマー。
【請求項21】
前記アミンリンカーがヘキシルアミンリンカーである、請求項20のアプタマー。
【請求項22】
P−セレクチンに特異的に結合する精製および単離された非天然存在の核酸リガンドであって、前記核酸リガンドが配列番号199−247および251−290に示されたいずれか1つの配列を有する核酸リガンド。
【請求項23】
P−セレクチンに特異的に結合する精製および単離された非天然存在の核酸リガンドであって、前記核酸リガンドが配列番号199−247および251−290に示されたいずれか1つの配列を有する核酸リガンドと実質的に同一の配列であって、かつ実質的に同じP−セレクチンとの結合能力を有する核酸リガンド。
【請求項24】
P−セレクチンに特異的に結合し、P−セレクチンの高親和性アンタゴニストである核酸リガンドであって、前記核酸リガンドが配列番号206で示される配列を有する核酸リガンド。
【請求項25】
レクチン媒介性の血小板異常を治療するための医薬組成物であって、医薬的有効量のP−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬組成物。
【請求項26】
a) 核酸の候補混合物をレクチンと接触させ、ここで候補混合物よりレクチンへの親和性が上昇している核酸は、残りの候補混合物から分離される工程;
b) 残りの候補混合物から親和性が上昇した核酸を分離する工程;
c) 親和性が上昇した核酸を増幅して、レクチンへの結合について比較的高い親和性と特異性を有する核酸配列が濃縮された核酸の混合物を得て、それによってレクチンの核酸リガンドを同定する工程、
を含む方法によって、P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが同定される、請求項25の医薬組成物。
【請求項27】
P−セレクチンに対する核酸リガンドが、配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される、請求項25の医薬組成物。
【請求項28】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号206である、請求項27の医薬組成物。
【請求項29】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、19位を5’末端とし、56位を3’末端とする38塩基を含む配列番号206の断片である、請求項28の医薬組成物。
【請求項30】
前記38塩基の中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチルであり、前記38塩基の中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチルであるように、前記38塩基がさらに修飾された、請求項29の医薬組成物。
【請求項31】
前記38塩基が2’−O−メチルプリン置換によってさらに修飾された請求項29の医薬組成物であって、前記38塩基が5’−CUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAG−3’(配列番号391)を含み、ここで少なくとも下線を引いた塩基が2’−O−メチルである医薬組成物。
【請求項32】
哺乳類におけるレクチン媒介性の血小板異常を治療するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬的有効量の剤形を含み、ここで前記リガンドはPS−Rgの機能的アンタゴニストである医薬組成物。
【請求項33】
a) 核酸の候補混合物をレクチンと接触させ、ここで候補混合物よりレクチンへの親和性が上昇している核酸は、残りの候補混合物から分離される工程;
b) 残りの候補混合物から親和性が上昇した核酸を分離する工程;および
c) 親和性が上昇した核酸を増幅して、レクチンへの結合について比較的高い親和性と特異性を有する核酸配列が濃縮された核酸の混合物を得て、それによってP−セレクチンの核酸リガンドを同定する工程、
を含む方法によって、P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが同定される、請求項32の医薬組成物。
【請求項34】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される、請求項32の医薬組成物。
【請求項35】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号206である、請求項34の医薬組成物。
【請求項36】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、19位を5’末端とし、56位を3’末端とする38塩基を含む配列番号206の断片である、請求項35の医薬組成物。
【請求項37】
前記38塩基の中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチルであり、前記38塩基の中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチルであるように、前記38塩基がさらに修飾された、請求項36の医薬組成物。
【請求項38】
前記38塩基が2’−O−メチルプリン置換によってさらに修飾された請求項36の医薬組成物であって、前記38塩基が5’−CUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAG−3’(配列番号391)を含み、ここで少なくとも下線を引いた塩基が2’−O−メチルである医薬組成物。
【請求項39】
哺乳類の血液中の好中球に対する血小板の接着を阻害するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含み、ここで前記リガンドはPS−Rgの機能的アンタゴニストである医薬組成物。
【請求項40】
a) 核酸の候補混合物をレクチンと接触させ、ここで候補混合物よりレクチンへの親和性が上昇している核酸は、残りの候補混合物から分離される工程;
b) 残りの候補混合物から親和性が上昇した核酸を分離する工程;および
c) 親和性が上昇した核酸を増幅して、レクチンへの結合について比較的高い親和性と特異性を有する核酸配列が濃縮された核酸の混合物を得て、それによってP−セレクチンの核酸リガンドを同定する工程、
を含む方法によって、P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが同定される、請求項39の医薬組成物。
【請求項41】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される、請求項39の医薬組成物。
【請求項42】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号206である、請求項41の医薬組成物。
【請求項43】
P−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、19位を5’末端とし、56位を3’末端とする38塩基を含む配列番号206の断片である、請求項42の医薬組成物。
【請求項44】
前記38塩基の中の少なくとも1つのグアニンが2’−O−メチルであり、前記38塩基の中の少なくとも1つのアデニンが2’−O−メチルであるように、前記38塩基がさらに修飾された、請求項43の医薬組成物。
【請求項45】
前記38塩基が2’−O−メチルプリン置換によってさらに修飾された請求項43の医薬組成物であって、前記38塩基が5’−CUCAACGAGCCAGGAACAUCGACGUCAGCAAACGCGAG−3’(配列番号391)を含み、ここで少なくとも下線を引いた塩基が2’−O−メチルである医薬組成物。
【請求項46】
哺乳類の血液中の白血球に対する血小板の接着を阻害するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬組成物。
【請求項47】
哺乳類の血液中の炭水化物に対するP−セレクチンの結合を阻害するための医薬組成物であって、P−セレクチンに対する核酸リガンドを含む医薬組成物。
【請求項48】
P−セレクチンおよび前記P−セレクチンの炭水化物リガンドの間の結合を阻害する方法であって、前記P−セレクチンに対する核酸リガンドを前記P−セレクチンに接触させる工程を含み、ここでP−セレクチンに対する前記核酸リガンドが、配列番号199−247および251−290からなる群より選択される方法。
【請求項49】
白血球の接着または移動を調節する方法であって、第一の細胞上にあるP−セレクチンおよび第二の細胞上にある前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記阻害する工程は前記セレクチンに対する核酸リガンドが前記第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は好中球および単球からなる群より選択される白血球であり、前記第二の細胞は血管内皮細胞であり、そして前記核酸リガンドは配列番号199−247、251−290からなる群より選択される方法。
【請求項50】
血小板の接着を調節する方法であって、第一の細胞上にあるP−セレクチンおよび第二の細胞上にある前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記阻害する工程は前記P−セレクチンに対する核酸リガンドが前記第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は血小板であり、前記レクチンはP−セレクチンであり、そして前記P−セレクチンに対する核酸リガンドは配列番号199−247、および251−290からなる群より選択される方法。
【請求項51】
P−セレクチンおよび前記P−セレクチンに対する炭水化物リガンドの間の結合を阻害する方法であって、前記P−セレクチンに対する核酸リガンドを前記P−セレクチンに接触させる工程を含み、ここでP−セレクチンに対する前記核酸リガンドは配列番号223を含む方法。
【請求項52】
配列番号223が少なくとも1つの2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項51の方法。
【請求項53】
配列番号223が7位、8位、9位、15位、27位、28位および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項51の方法。
【請求項54】
配列番号223が、以下の13位、14位、16位、18位、21位、22位、24位および30位のうち1以上に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項53の方法。
【請求項55】
配列番号223が、13位、14位、18位、21位、22位、および24位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項53の方法。
【請求項56】
白血球の接着または移動を調節する方法であって、第一の細胞上にあるP−セレクチンおよび第二の細胞上にある前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記阻害する工程は前記セレクチンに対する核酸リガンドが前記第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は好中球および単球からなる群より選択される白血球であり、前記第二の細胞は血管内皮細胞であり、そして前記核酸リガンドは配列番号223である方法。
【請求項57】
配列番号223が少なくとも1つの2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項56の方法。
【請求項58】
配列番号223が、7位、8位、9位、15位、27位、28位、および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項56の方法。
【請求項59】
配列番号223が、以下の13位、14位、16位、18位、21位、22位、24位および30位のうち1以上に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項58の方法。
【請求項60】
配列番号223が、13位、14位、18位、21位、22位、および24位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項58の方法。
【請求項61】
血小板の接着を調節する方法であって、P−セレクチンを有する第一の細胞上のレクチンおよび前記P−セレクチンに対するリガンドを有する第二の細胞上の前記P−セレクチンに対するリガンドの間の結合を阻害する工程を含み、前記P−セレクチンに対する核酸リガンドが第一の細胞と相互作用することを可能にする工程を含み、ここで前記第一の細胞は血小板であり、前記レクチンはP−セレクチンであり、そして前記P−セレクチンに対する前記核酸リガンドは配列番号223を含む方法。
【請求項62】
配列番号223が少なくとも1つの2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項61の方法。
【請求項63】
配列番号223が7位、8位、9位、15位、27位、28位および31位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項61の方法。
【請求項64】
配列番号223が以下の13位、14位、16位、18位、21位、22位、24位および30位のうち1以上に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項63の方法。
【請求項65】
配列番号223が、13位、14位、18位、21位、22位、および24位に2’−O−メチルプリンをさらに含む、請求項63の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2009−39126(P2009−39126A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−227400(P2008−227400)
【出願日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【分割の表示】特願平9−501770の分割
【原出願日】平成8年6月5日(1996.6.5)
【出願人】(501345390)ギリード・サイエンシズ・インコーポレーテッド (17)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【分割の表示】特願平9−501770の分割
【原出願日】平成8年6月5日(1996.6.5)
【出願人】(501345390)ギリード・サイエンシズ・インコーポレーテッド (17)
【Fターム(参考)】
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