説明

レザー用ジルコニアベースブレード及びフォイル並びにその製造方法

安定化された又は部分的に安定化されたジルコニアペーストがメッシュの形の親水性フィルム上にスクリーン印刷され得る。焼成で、これは優れた耐摩耗性を有する電気レザー用のとても鋭いフォイル(10,110,210,310)になる。安定化された又は部分的に安定化されたジルコニアはまた、濡れ性のあるプラスチックフィルム上にスクリーン印刷され、その後焼成されて優れたエッジを有する低コストのレザーブレードを生成する。それぞれがナイフエッジ周辺部(324)を持つ穴(312)のアレイを組み込んだ湾曲したレザーブレード(310)は、より大きなカッティング力と、シングルやダブルのエッジよりも大きな肌表面の調節を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してレザー用のブレード及びフォイルに関し、とりわけレザー用のジルコニアベースブレード及びフォイル、並びにその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、「ジルコニアレザーブレード」と題する2002年10月1日に出願された英国仮出願第0222712.2号、「セラミックスレザーブレード」と題する2002年10月10日に出願された英国仮出願第0223567.9号、「穿孔レザーブレード」と題する2002年10月16日に出願された英国仮出願第0223882.2号の利益を請求し、それらの開示を参照によりここに含める。
【0003】
カッティングフォイル付きの電気レザー及びカッティングブレード付きの湿式シェービングレザーが長年使用されている。電気レザーに関しては、穴を開けたフォイル及びカッターを有する。フォイルは、通常、非常に鋭いエッジを与えるが、不十分な硬度であるニッケルから電気鋳造される。電気レザーフォイルは、通常、ニッケルを電鋳することによって製造される。これは相対的に高価なプロセスであり、得られたニッケルカッティングエッジの硬度はあまり高くない。
【0004】
湿式シェービングレザーに関しては、レザーブレードは、伝統的に、レーザーヘッドの長さ方向に伸びるストレートなカッティングエッジを持つ。安全レザーは、カッティングエッジに関して肌の位置を調節するためのガードを備えているので、カッティングエッジが肌全体を動いて、突き出た毛をカットする。そのようなレザーブレードは、伝統的に、高品質な炭素鋼から製造されている。ステンレス鋼を使用する革新により、非常に鋭いエッジの形成及び保持の困難を伴う。研削されたセラミックスレザーブレードは、丸まっているものではなく、不揃いなミクロ組織を有する傾向があるので、肌の上を滑るというよりも、肌の中を掘り込む。
【0005】
したがって、本発明の主な目的は、従来のレザーの上記欠点を解決する、ジルコニアベースブレード及びフォイル、並びにそれらの製造方法を提供することである。
【発明の開示】
【0006】
本発明は、電気レザー用のフォイルの製造方法を含む。可燃性の表面を含む基板を準備する。表面張力下でのインクの流れが、フォイルに鋭いエッジを生成するように、ジルコニアベースのインクを用いて可燃性の表面上にフォイルプランフォーム(foil plan form)を生成する。繰り返し使用で先鋭性を維持する耐久性のあるフォイルをジルコニアが形成するように、フォイルプランフォームを焼成して可燃性の表面を焼いて除去する。ジルコニアベースインクは、部分的に安定化した又は十分に安定化したジルコニアを含み得る。フォイルプランフォームの印刷は、スクリーン印刷又は真空形成により達成され得る。例えば、可燃性の表面は、高度な表面仕上げのプラスチックフィルムが含まれ、好ましくは親水性である。
【0007】
本発明はまた、湿式シェービングレザー用ブレードの製造方法を含む。可燃性の表面を含む基板を準備する。インクが基板及びインクのエッジを僅かに濡らして、カッティング面としての役割を果たす複数の鋭く先の尖ったメニスカスを形成するように、ジルコニアベースインクが可燃性の表面上に形成される。インクを焼成して可燃性の表面を焼いて除去して、複数のメニスカス上に丸みを帯びた鋭いエッジに硬化する。好ましくは、メニスカスの鋭いエッジは、約50nm又はそれより小さい半径を有する。
【0008】
本発明はさらに、双方向性であり、ユーザの肌の外形に従うようにブレードの動く方向に沿って湾曲した基板を含む、湿式シェービングレザー用ブレードを含む。ブレード基板は、それぞれ周縁部を有する複数の穴を規定する。ブレードの動きの方向における穴のリーディング(leading)部はガードとしての役割を果たし、穴のトレイリング(trailing)部はカッティングエッジとしての役割を果たす。好ましくは、基板は、部分的に安定化された又は十分に安定化されたジルコニアを含む。穴は、均等又はジグザグにアレイに配列される。穴の形状は、例えば、矩形又はひし形であっても良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明によれば、電気レザーフォイルは、ジルコニアセラミックスで製造され得る。ジルコニアは、部分的に又は十分に安定化されていても良い。フォイルは、表面張力下におけるインクの流れが、セラミックスフォイルにとても鋭いエッジを生成するように、ジルコニアベースインクを用いて親水性の表面上にフォイルプランフォームをスクリーン印刷することにより製造され得る。平面的な親水性表面は可燃性であり得るので焼成中に消滅する。その表面は、好ましくは良好な表面仕上げのプラスチックフィルムである。フォイルネットワークは、肌に従うように二軸的に広げられ得る。カッターもまた、ジルコニアフォイルの形であっても良い。ジルコニア印刷及びプラスチックフィルムは焼成の前に形成される。真空形成は適切であり得る。ジルコニアインク中の適切なバインダー及び可塑剤は、形成プロセス中でセラミックス印刷の割れを阻止する。
【0010】
部分的に安定化されたジルコニアは、工具鋼の硬度及び靭性を有する。それは優れた耐摩耗性を有し、非常に鋭いエッジを得る。それはとても高価であるが、レザーフォイルにおける量がごく僅かになり、電鋳するよりも安価に製造することができる。
【0011】
レザーフォイルパターンは、ジルコニアインクを用いてプラスチックフィルム上に精密にスクリーン印刷され得る。フィルムが僅かに親水性であれば、極めて鋭いエッジを与えるために、表面張力の影響下でプリントのエッジが僅かに動けるように、インクの特性を調節することにより構成され得る。低価格のプラスチックフィルムであっても、光学的品質に近づく表面仕上げをしても良く、ジルコニア印刷が正確にこれを再現する。
【0012】
印刷されたプラスチックフィルムは、従来の方法で焼成され得る。プラスチックは低温で焼けて除去され、ジルコニアは極めて靭性の高い非常に薄いフォイルを形成する。それは長時間その先鋭性を維持する。
【0013】
フォイルパターンは、二軸性の広がりが肌の外形に従うことを可能にする方法で印刷される。フォイルフォームにおけるカッターはまた、外側のフォイルに追従し、柔軟なカッティング面を与えるように製造され得る。
【0014】
所望により、印刷プラスチックは真空形成され得る。これは、現在のマルチヘッドシェーバーで使用される輪郭を浮き上がらせるカッターの形成を可能にする。そのフォームはまた、焼成プロセス中の寸法安定性の維持を助けるために利用され得る。
【0015】
さらに、本発明によれば、レザーブレードは、可燃性の表面上にスクリーン印刷され、その後に焼成されるセラミックスインクから製造され得る。セラミックスは、好ましくは安定化された又は部分的に安定化されたジルコニアである。可燃性の表面は、好ましくは高度に表面仕上げされたプラスチックフィルムである。インクが可燃性の表面を湿らせるように、インク賦形剤及び可燃性の表面が選択され得る。
【0016】
安定化ジルコニアは、非常に優れたカッティングブレードを形成する。それは非常に強く、靭性があり、硬い。薄いシートでは、それは非常に柔軟である。レザーブレード製造用の優れた媒体となることが発見された。その原料は鉄鋼に比べて非常に高価で、ダイヤモンド加工機に対してコストがかかる。ジルコニアにおけるカッティングエッジは、従来ダイヤモンド加工機により生成されるが、このプロセスでは、肌の上を滑るというよりもむしろ肌を掘り込む傾向のある微細で不揃いなエッジを形成する。もちろんこれは、レザーブレードにおいてはひどいことである。
【0017】
セラミックスインクのスクリーン印刷は、ハイブリットエレクトロニクスにおける既知の大量生産技術である。これは、とても細かく調節された厚みの薄膜を非常に低価格で作り出す。インクは、バインダー及び溶剤に微細粉末状のセラミックスを含む。基板及び印刷の流れのエッジを僅かに濡らして鋭く尖ったメニスカスを形成するようにインクの組成を選択することができる。焼成において、その基板は消失し、メニスカスが非常に鋭利なエッジを形成する。焼成プロセスは、微細粉末状の粒子を焼結して固体の塊にする。このプロセスは、微細に丸みを帯びたブレードにエッジを形成するために使用され得る。最近の微粉砕プロセスでは、粉末の粒径は数十ナノメーターになり得る。したがって、約50ナノメーターかそれより小さいエッジ半径を有するブレードを製造するために焼成を行うことが可能である。
【0018】
セラミックスは、多くのプラスチックフィルム用の光学的品質に近づけ得るように、印刷側に基板の表面仕上げ面を持つ。これが肌に面する側であるならば、非常に滑らかなブレードが結果として得られる。スクリーン印刷は、優れた再現性で非常に薄い層を作り出す。約0.025mm程度の薄いジルコニアブレードが実現可能である。最小の幅の薄いブレードを用いることにより、安価なブレードコストが実現可能である。
【0019】
この製造技術は、低価格の原料費で仕上げプロセスのなしに結びつく大きなサイズの塊の利点を提供する。
【0020】
さらに本発明によれば、金属又はセラミックスのレザーブレードは曲げることができ、複数の穴又はスロットを定め、それらのいくつかまたは全ては、それらの周縁部の一部又は全体にカッティングエッジを組み込む。例えば、図1Aに関して、レザーブレードは概して参照番号10により示される。ブレード10は、好ましくはアレイを形成する、複数の穴又は矩形スロット12を規定する。図1Aに示すように、スロット12のアレイは5つの段14,16,18,20,22を含む。しかしながら、アレイは、本発明の範囲から逸脱することなく、図示されたものよりも少ない又は多い数の段を含み得る。スロット12の周縁部は、スロット内にしっかりと保護されたカッティングエッジとしての役割を果たす。その結果、ブレードのエッジは、もはや綿密な保護が必要ではない。
【0021】
矢印Aにより示されるシェービング動作中のブレードの動く方向に関しては、矩形スロット12のより長いエッジがトレイリング(trailing)エッジ24及びリーディング(leading)エッジ26である。ブレード10はさらに、ブレードの剛性を強化するために矩形スロット12のより短いエッジ30の間でスポーク28を相互接続することを規定する。ブレード10の周縁部32はレザーにおいてブレードを保持するために使用され得る。
【0022】
リーディングエッジ26はガードとしての役割を果たし、トレイリングエッジ24はカッティングエッジとしての役割を果たす。しかしながら、ブレード10は、矢印Aにより示されるのと反対の方向で使用され得る。そのような反対方向で使用されるとき、エッジ24は、ガードとしての役割を果たすリーディングエッジであり、エッジ26は、カッティングエッジとしての役割を果たすトレイリングエッジである。
【0023】
図1Bに移って、本発明の別の実施の形態に係るブレードは、参照番号110により概して示される。図1A に示される構成要素と同じものは、「1」を先行させた同じ参照番号で示される。ブレード110は、アレイを形成する複数の穴又はジグザグの矩形スロットを規定する。図1Bに示すように、スロット112のアレイは5つの段114,116,118,120,122を含む。隣接する段におけるスロットは、動きの方向に沿う面を横切るブレードの方向に沿うばらつきのないカッティング面を与えるように、互いにジグザグの関係になるように位置合わせされる。
【0024】
前の実施の形態と同様に、スロット112の周縁部はカッティングエッジの役割を果たす。矢印Aにより示されるシェービング動作中のブレードの動き方向に関して、矩形スロット112のより長いエッジがトレイリングエッジ124及びリーディングエッジ126である。ブレード110はさらに、ブレードの剛性を増強させるために、矩形スロット112のより短いエッジ130の間の相互接続スポーク128を規定する。ブレード110の周辺部132は、レザーにおけるブレードを保持するために使用され得る。
【0025】
リーディングエッジ126はガードとしての役割を果たし、トレイリングエッジ124はカッティングエッジの役割を果たす。しかしながら、ブレード110は、矢印Aにより示される反対の方向において使用され得る。そのような反対の方向で使用されるとき、エッジ124は、ガードとしての役割を果たすリーディングエッジであり、エッジ126は、カッティングエッジとしての役割を果たすトレイリングエッジである。
【0026】
図1Cに移って、本発明のさらなる実施の形態に係るブレードは、参照番号210により概して示される。前の実施の形態で示されたものと同じ構成要素は、「2」を先行させた同じ参照番号で示される。ブレード210は、アレイを形成する複数の穴又はジグザグのひし形スロット212を規定する。ブレード210はまた、好ましくは、ブレードの側部間で均等に分布されたカッティング面となるようにアレイの端部で部分的又は半ひし形スロット213を規定する。図1Cに示すように、スロット212のアレイは、5つの段214,216,218,220,222を含む。隣接する段におけるスロットは、動きの方向に沿う面を横切るブレードの方向に沿うばらつきのないカッティング面を与えるように、互いにジグザグの関係になるように位置合わせされる。
【0027】
前の実施の形態と同様に、スロット212の周縁部はカッティングエッジの役割を果たす。矢印Aで示されるシェービング動作中のブレードの動きの方向に関して、ひし形状のスロット212は、それぞれトレイリングエッジ224,225及びリーディングエッジ226,227を含む。ブレード210の周辺部232は、レザーにおいてブレードを保持するために使用され得る。
【0028】
リーディングエッジ226,227はガードの役割を果たし、トレイリングエッジ224,225はカッティングエッジの役割を果たす。しかしながら、ブレード210は、矢印Aで示される方向と反対の方向において使用され得る。そのような反対の方向で使用されるときに、エッジ224,225はガードとしての役割を果たすリーディングエッジであり、エッジ226,227はカッティングエッジの役割を果たすトレイリングエッジである。
【0029】
図2に関して、本発明に係るブレードは、さまざまな角度のブレードを肌に対して晒すように全体的に曲面を有し得る。湾曲したブレード310は、シェービング動作中にユーザの肌313と接触する穴又はスロット312のアレイを規定する。図2に示すように、スロット312のアレイは、5つの段314,316,318,320,322を含む。
矢印Aで示されるシェービング動作中のブレードの動きの方向に関して、示された毛323は、一つの穴312のトレイリング又はカッティングエッジ324により切断される。ブレード310の曲率及び可撓性は、肌の外形に追従するための最大の性能を提供するように予め決定され得る。いくつかのカッティングエッジ324が同時に肌に接触されても良い。穴又はスロット312のリーディングエッジ326は、穴312のカッティングエッジ324に対する肌313の接近を調節する。ブレードは、電鋳により又は平面シム(shim)に凹部を研削することにより金属で形成され得る。ブレードはまた、穴のアレイとしてセラミックスインクをスクリーン印刷し、その後印刷を焼成することにより形成され得る。インクのレオロジーは、湿った印刷の周辺部の流れが、焼成時に研磨したレザーエッジになるメニスカスを形成し得るように予め決めておいても良い。セラミックスは、好ましくは部分的に安定化された又は十分に安定化されたジルコニアセラミックスである。セラミックスはまた、所望により焼成後に研削又は研磨されても良い。
【0030】
レザーブレードは伝統的にストレートなカッティングエッジを有する。周辺部にカッティングエッジを有する本発明に係る穴のアレイは、ブレードの1平方ミリメートル当たりにより長いカッティングエッジを与え、肌がブレードに当たる角度のより厳しい調節を行う。これは、肌を傷つけの機会を少なくしつつより迅速で近接したシェービングをもたらす。
【0031】
金属ブレードにおいて、そのようなアレイは電鋳により形成され得る。電鋳は使い捨てブレードにとっては相対的に高価であるが、この技術にとって唯一現実的な金属であるニッケルは例外的に難しくない。別の方法としては、平面金属シムにおいて圧痕のアレイを形成し、その後浮き上がったバンプを研削し、カッティングエッジにより囲繞された穴を形成する。
【0032】
より良い方法は、部分的に安定化されたジルコニアインクを用いてブレードパターンをスクリーン印刷することである。インクのレオロジー及び基板の性質を注意深く選択するのであれば、印刷のエッジが湿ったメニスカスを形成するように流れる。焼成で、このメニスカスは研磨されたレザーエッジを自然に生成する。
【0033】
当業者により理解されるように、本発明の範囲を逸脱することなしに、上述した本発明の実施の形態に対して種々の変更や代替がなされ得る。したがって、本明細書の前述の部分は、制限される認識に対して、例示としてとられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1A】図1Aは、カッティングエッジとしての役割を果たす矩形スロットのアレイを規定する本発明に係るレザーブレード基板の平面図である。
【図1B】図1Bは、カッティングエッジとしての役割を果たすジグザグな矩形スロットのアレイを規定する本発明の別の実施の形態に係るレザーブレード基板の平面図である。
【図1C】図1Cは、カッティングエッジとしての役割を果たすひし形状スロットのアレイを規定する本発明のさらに別の実施の形態に係るレザーブレード基板の平面図である。
【図2】図2は、ユーザの肌と接触するブレードの湾曲した外形を示す図1のレザーブレードの立面、断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気レザー用のフォイルを製造する方法であって、
可燃性表面を含む基板を準備する工程と、
表面張力下でジルコニアベースインクの流れが前記フォイルの鋭いエッジを生成するように、前記ジルコニアベースインクを用いて前記可燃性表面上にフォイルプランフォームを形成する工程と、
ジルコニアが繰り返し使用で先鋭性を維持するような耐久性のあるフォイルを形成するように、前記フォイルプランフォームを焼成して前記可燃性表面を焼失させる工程と、
を有する方法。
【請求項2】
前記形成工程は、前記可燃性表面上に前記フォイルプランフォームをスクリーン印刷することを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記形成工程は、前記可燃性表面上に前記フォイルプランフォームを真空形成する請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記ジルコニアベースインクは、部分的に安定化されたジルコニアを含む請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記ジルコニアベースインクは、十分に安定化されたジルコニアを含む請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記可燃性表面が親水性である請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記可燃性表面が高度に表面仕上げしたプラスチックフィルムである請求項1記載の方法。
【請求項8】
湿式シェービングレザー用のブレードの製造方法であって、
可燃性表面を含む基板を準備する工程と、
ジルコニアベースインクが前記基板及び前記インクのエッジを僅かに濡らしてカッティング表面としての役割を果たす鋭く尖った複数のメニスカスを形成するように、前記可燃性表面上に前記インクを与える工程と、
前記インクを焼成して前記可燃性表面を焼失させて、前記複数のメニスカス上に丸みを帯びた鋭いエッジを硬化させる工程と、
を有する方法。
【請求項9】
前記形成工程は、前記可燃性表面上に前記ジルコニアベースインクをスクリーン印刷することを含む請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記ジルコニアベースインクは、部分的に安定化されたジルコニアを含む請求項8記載の方法。
【請求項11】
前記ジルコニアベースインクは、十分に安定化されたジルコニアを含む請求項8記載の方法。
【請求項12】
前記可燃性表面が親水性である請求項8記載の方法。
【請求項13】
前記可燃性表面が高度に表面仕上げしたプラスチックフィルムである請求項8記載の方法。
【請求項14】
前記メニスカスの前記鋭いエッジは、約50ナノメートル又はそれより小さいエッジ半径を有する請求項8記載の方法。
【請求項15】
ユーザの肌の外形に従うようにブレードの動きの方向に沿って湾曲した基板であって、前記ブレード基板が周縁部をそれぞれ有する複数の穴を規定する基板と、
ガードとしての役割を果たし、ブレードの動きの方向における前記穴のリーディング部と、
カッティングエッジとしての役割を果たす前記穴のトレイリング部と、
を有する湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項16】
前記基板がジルコニアを含む請求項15記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項17】
前記ジルコニアは部分的に安定化された請求項16記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項18】
前記ジルコニアは十分に安定化された請求項16記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項19】
前記それぞれの穴が概して矩形である請求項15記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項20】
前記それぞれの穴が概してひし形又は部分的にひし形である請求項15記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項21】
前記基板より規定された穴がアレイ状に配列された請求項15記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項22】
前記アレイがブレードの動きの方向に沿った段を含み、隣接する段が互いにジグザグである請求項21記載の湿式シェービングレザー用のブレード。
【請求項23】
ガードとしての役割を果たす前記穴の部分が、ブレードの動きの方向が逆になったときにカッティングエッジとしての役割を果たす前記穴の部分になり、カッティングエッジとしての役割を果たす前記穴の部分が、ブレードの動きの方向が逆になったときにガードとしての役割を果たす前記穴の部分になる請求項15記載の湿式シェービングレザー用のブレード。


【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−501034(P2006−501034A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−541944(P2004−541944)
【出願日】平成15年10月1日(2003.10.1)
【国際出願番号】PCT/US2003/030958
【国際公開番号】WO2004/030875
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【出願人】(504353947)エバレディ バッテリー カンパニー インコーポレーテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】EVEREADY BATTERY COMPANY, INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】533 Maryville University Drive St. Louis, MO 63141 U.S.A.
【Fターム(参考)】