説明

レセプターアイソフォームおよびリガンドアイソフォームの産生のための方法

細胞表面レセプター(CSR)およびリガンドアイソフォームを産生するための方法が提供される。具体的には、分泌、プロセシング、および細胞内追跡のための前駆体配列であるアイソフォーム融合体が提供される。この融合体をコードする核酸分子が宿主細胞において発現され、コードされ、かつ部分的または完全にプロセシングされたコードされたCSRまたはリガンドアイソフォームが、細胞培地中に産生される。得られたポリペプチドは、必要に応じて、その検出および/または精製のためのエピトープタグを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
異種前駆体配列またはその十分な部分に、直接的かまたはポリペプチドリンカーを介して間接的に作動可能に連結されたレセプターチロシンキナーゼ(RTK)アイソフォームを含むポリペプチドであって、該部分は、該連結されたRTKイントロン融合タンパク質の分泌、プロセシングおよび/または輸送を達成するのに十分である、ポリペプチド。
【請求項2】
前記RTKアイソフォームは、内因性シグナル配列を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
前記RTKアイソフォームは、内因性シグナル配列を含まない、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項4】
前記前駆体配列は、組織プラスミノーゲンアクチベータ(tPA)プレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分、ならびにその対立遺伝子改変体および種改変体から選択される、請求項1〜3のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項5】
前記tPAプレ/プロ配列は、哺乳動物tPAプレ/プロ配列である、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項6】
前記tPAプレ/プロ配列は、配列番号2に示されるアミノ酸の配列あるいはその対立遺伝子改変体あるいは少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有する改変体を含み、そして該tPA部分は、前記連結されたRTKアイソフォームの分泌、プロセシングおよび/または輸送を達成する、請求項4または5のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項7】
前記RTKアイソフォームは、VEGFR融合タンパク質、FGFR融合タンパク質、PDGFR融合タンパク質、MET融合タンパク質、EPH融合タンパク質、TIE融合タンパク質、DDR融合タンパク質およびHER融合タンパク質から選択される、請求項1〜6のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項8】
前記RTKアイソフォームは、DDR1、EphA1、EphA2、EphA8、EphB1、EphB4、EGFR、HER−2(ErbB2)、ErbB3、FGFR−1、FGFR−2、FGFR−4、MET、RON、CSF1R、KIT、PDGFR−A、PDGFR−B、TEK、Tie−1、VEGFR−1、VEGFR−2、VEGFR−3、およびそれらの対立遺伝子改変体または任意のこれらのRTKアイソフォームと少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%もしくはそれ以上の配列同一性を有するそれらの改変体から選択され、該改変体は、対応するRTKアイソフォームの少なくとも1つの活性を有する、請求項7に記載のポリペプチド。
【請求項9】
前記RTKアイソフォームは、配列番号140、配列番号142、配列番号143、配列番号145、配列番号147、配列番号149、配列番号150、配列番号152、配列番号153、配列番号155、配列番号157、配列番号159、配列番号161〜168、配列番号170、配列番号172、配列番号174、配列番号176、配列番号178、配列番号180、配列番号181、配列番号183、配列番号185、配列番号186、配列番号188、配列番号190、配列番号192、配列番号194、配列番号196、配列番号198、配列番号200、配列番号202、配列番号204、配列番号206、配列番号208、配列番号210、配列番号212、配列番号214、配列番号216、配列番号217、配列番号219、配列番号221、配列番号223、配列番号225、配列番号227、配列番号229〜231、配列番号233、配列番号245、配列番号247〜251、配列番号253、配列番号255、配列番号257、配列番号259、配列番号261、配列番号263〜270、配列番号274〜280、配列番号282、配列番号284、配列番号286、配列番号288、配列番号289〜303のいずれか1つに示されるアミノ酸の配列またはその活性な部分を含む、請求項8のポリペプチド。
【請求項10】
前記RTKアイソフォームは、tPA前駆体配列または分泌を達成するために十分なその部分にリンカーを介して作動可能に連結されている、請求項1〜9のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項11】
前記リンカーは、1種以上の制限酵素によって認識されるヌクレオチドの配列によってコードされる制限酵素リンカーである、請求項10に記載のポリペプチド。
【請求項12】
前記制限酵素リンカーは、アイソフォームと、tPAプレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結されている、請求項11に記載のポリペプチド。
【請求項13】
ポリペプチドの精製および/または検出を容易にするタグを必要に応じて含む、請求項1〜12のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項14】
前記タグは、前記制限酵素リンカーと、tPA前駆体配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結されている、請求項13に記載のポリペプチド。
【請求項15】
前記タグは、mycタグである、請求項14に記載のポリペプチド。
【請求項16】
前記RTKアイソフォームは、VEGFR−1、FGFR−2、FGFR−4、TEK、RON、METおよびそれらの対立遺伝子改変体または任意のこれらのRTKアイソフォームと少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%もしくはそれ以上の配列同一性を有するそれらの改変体から選択され、該改変体は、対応するRTKアイソフォームの少なくとも1つの活性を有する、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項17】
配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号40、配列番号42、配列番号46および配列番号48のいずれか1つに示されるアミノ酸の配列を含む、請求項1〜16のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項18】
構築物が、制限酵素リンカーを含み、そして前記タグが、該制限酵素リンカーと前記アイソフォームとの間に位置する、請求項13に記載のポリペプチド。
【請求項19】
前記タグは、ポリHisタグである、請求項13または18に記載のポリペプチド。
【請求項20】
前記RTKアイソフォームは、HER−2またはその対立遺伝子改変体である、請求項1〜19のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項21】
配列番号38に示されるアミノ酸の配列を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項22】
異種前駆体配列またはその十分な部分に直接的かまたはポリペプチドリンカーを介して間接的に作動可能に連結された終末糖化産物レセプター(RAGE)アイソフォームを含むポリペプチドであって、該部分は、該RAGEアイソフォームの分泌および/または輸送を達成するのに十分である、ポリペプチド。
【請求項23】
前記RAGEアイソフォームは、内因性シグナル配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド。
【請求項24】
前記RAGEアイソフォームタンパク質は、内因性シグナル配列を含まない、請求項23に記載のポリペプチド。
【請求項25】
前記前駆体配列は、組織プラスミノーゲンアクチベータ(tPA)プレ/プロ配列、または分泌を達成するために十分なその部分、あるいはその対立遺伝子改変体、あるいは前記RAGEアイソフォームの分泌および/またはプロセシングまたは輸送を達成するために該前駆体配列と少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%もしくはそれ以上の配列同一性を有するその改変体である、請求項22〜24のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項26】
前記tPAプレ/プロ配列は、哺乳動物tPAプレ/プロ配列である、請求項25に記載のポリペプチド。
【請求項27】
前記tPAプレ/プロ配列は、配列番号2に示されるアミノ酸の配列、またはその対立遺伝子改変体を含む、請求項25および26のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項28】
前記RAGEアイソフォームは、配列番号235、配列番号237、配列番号239、配列番号241、配列番号243のいずれかに示されるアミノ酸の配列、またはその活性部分あるいはそれらと少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有するそれらの改変体を含む、請求項22〜27のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項29】
前記RAGEアイソフォームは、tPAプレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分にリンカーによって作動可能に連結されている、請求項22〜28のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項30】
前記リンカーは、1種以上の制限酵素によって認識されるヌクレオチドの配列によってコードされる制限酵素リンカーである、請求項29に記載のポリペプチド。
【請求項31】
前記制限酵素リンカーは、前記RAGEアイソフォームまたはその活性部分と、tPAプレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結される、請求項30に記載のポリペプチド。
【請求項32】
ポリペプチドの精製および/または検出を容易にするタグを必要に応じて含む、請求項22〜31のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項33】
前記ポリペプチドは、制限酵素リンカーを含み、そして前記タグは、該制限酵素リンカーと、tPAプレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結される、請求項32に記載のポリペプチド。
【請求項34】
前記タグは、mycタグである、請求項33に記載のポリペプチド。
【請求項35】
配列番号44に示されるアミノ酸の配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド。
【請求項36】
異種前駆体配列またはその十分な部分に直接的かまたはリンカーを介して間接的に作動可能に連結された腫瘍壊死因子レセプター(TNFR)アイソフォームを含むポリペプチドであって、該部分は、該TNFRアイソフォームの分泌、プロセシングおよび/または輸送を達成するのに十分である、ポリペプチド。
【請求項37】
前記TNFRアイソフォームは、内因性シグナル配列を含む、請求項36に記載のポリペプチド。
【請求項38】
前記TNFRアイソフォームは、内因性シグナル配列を含まない、請求項36に記載のポリペプチド。
【請求項39】
前記前駆体配列は、組織プラスミノーゲンアクチベータ(tPA)プレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分、あるいはそれらの対立遺伝子改変体あるいはそれらと少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有するそれらの改変体である、請求項36〜38のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項40】
前記tPAプレ/プロ配列は、哺乳動物tPAプレ/プロ配列である、請求項39に記載のポリペプチド。
【請求項41】
前記tPAプレ/プロ配列は、配列番号2に示されるアミノ酸の配列を含む、請求項39および40のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項42】
前記TNFRアイソフォームは、TNFR1またはTNFR2である、請求項36〜41のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項43】
前記TNFRアイソフォームは、TNFR2アイソフォームである、請求項42に記載のポリペプチド。
【請求項44】
前記TNFRアイソフォームは、配列番号272に示されるアミノ酸の配列またはその活性部分、あるいはそれらと少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有するそれらの改変体を含む、請求項43に記載のポリペプチド。
【請求項45】
前記TNFRアイソフォームは、tPAプレ/プロ配列または分泌、プロセシングもしくは輸送を達成するために十分なその部分にリンカーによって作動可能に連結される、請求項36〜44のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項46】
前記リンカーは、1種以上の制限酵素によって認識されるヌクレオチドの配列によってコードされる制限酵素リンカーである、請求項45に記載のポリペプチド。
【請求項47】
前記制限酵素リンカーは、アイソフォームまたはその活性部分と、tPAプレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結される、請求項46に記載のポリペプチド。
【請求項48】
ポリペプチドの精製および/または検出を容易にするタグを必要に応じて含む、請求項36〜47のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項49】
前記ポリペプチドは、制限酵素リンカーを含み、そして前記タグは、該制限酵素リンカーと、tPA前駆体配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結される、請求項48に記載のポリペプチド。
【請求項50】
前記タグは、mycタグである、請求項36〜49のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項51】
請求項1〜50または請求項92〜104のいずれか1項に記載のポリペプチドをコードするヌクレオチドの配列を含む、核酸分子。
【請求項52】
配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45および配列番号47のいずれか1項に示されるヌクレオチドの配列を含む、核酸分子。
【請求項53】
請求項51または請求項52の分子を含む、ベクター。
【請求項54】
哺乳動物発現ベクターである、請求項53に記載のベクター。
【請求項55】
pCIベクターおよびpcDNA3.1ベクターから選択される、請求項54に記載のベクター。
【請求項56】
アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、EBV、SV40、サイトメガロウイルスベクター、ワクシニアウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、または人工染色体から選択される、請求項53に記載のベクター。
【請求項57】
請求項53〜56のいずれかに記載のベクターであって、該ベクターは、エピソームであるか、または該ベクターが導入される細胞の染色体中に組み込む、ベクター。
【請求項58】
請求項53〜57のいずれかに記載のベクターを含む、細胞。
【請求項59】
哺乳動物細胞である、請求項58に記載の細胞。
【請求項60】
前記哺乳動物細胞は、マウス細胞、ラット細胞、ヒト細胞、サル細胞、ニワトリ細胞、およびハムスター細胞から選択される、請求項59に記載の細胞。
【請求項61】
前記細胞は、CHO細胞株、Balb/3T3細胞株、HeLa細胞株、MT2細胞株、マウスNS0細胞株および他の骨髄腫細胞株、ハイブリドーマ細胞株およびヘテロハイブリドーマ細胞株、リンパ球、線維芽細胞、Sp2/0細胞、COS細胞、NIH3T3細胞、HEK293細胞、293T細胞、293S細胞、2B8細胞、およびHKB細胞、およびEBNA−1細胞から選択される、請求項59または60のいずれかに記載の細胞。
【請求項62】
請求項58〜61のいずれかに記載の細胞を培養する工程を包含する、CSRアイソフォームまたはリガンドアイソフォームを産生する方法であって、該工程によって、該アイソフォームが、分泌される、方法。
【請求項63】
前記分泌されたアイソフォームを細胞培養物から精製する工程をさらに包含する、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記アイソフォームは、精製を容易にするためにエピトープタグを含み;そして
該エピトープタグは、該タンパク質上に発現される;
請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記精製されたタンパク質は、エキソプロテアーゼによって処理される、請求項63および64のいずれかに記載の方法。
【請求項66】
前記エキソプロテアーゼは、プラスミン様プロテアーゼである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
CSRアイソフォームまたはリガンドアイソフォームを産生する方法であって、該方法は、該アイソフォームとシグナル配列とをコードするDNA構築物を導入する工程を包含し、該工程によって、該アイソフォームが、細胞から分泌される、方法。
【請求項68】
前記細胞は、哺乳動物細胞である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記哺乳動物細胞は、マウス細胞、ラット細胞、ヒト細胞、サル細胞、ニワトリ細胞、およびハムスター細胞から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記細胞は、CHO細胞株、Balb/3T3細胞株、HeLa細胞株、MT2細胞株、マウスNS0細胞株および他の骨髄腫細胞株、ハイブリドーマ細胞株およびヘテロハイブリドーマ細胞株、リンパ球、線維芽細胞、Sp2/0細胞、COS細胞、NIH3T3細胞、HEK293細胞、293T細胞、293S細胞、2B8細胞、およびHKB細胞およびEBNA−1細胞から選択される、請求項68および69のいずれかに記載の方法。
【請求項71】
前記核酸分子は、請求項51または52に記載のDNA構築物である、請求項67〜70のいずれかに記載の方法。
【請求項72】
前記核酸分子は、トランスフェクション、エレクトロポレーション、および核マイクロインジェクションから選択される方法によって細胞に導入される、請求項67〜71のいずれかに記載の方法。
【請求項73】
前記核酸分子は、リン酸カルシウム、カチオン性脂質試薬、またはポリカチオンを使用することによって細胞に導入される、請求項67〜72のいずれかに記載の方法。
【請求項74】
前記カチオン性脂質試薬は、カチオン性脂質N−[1−(2,3−ジオレイルオキシ)プロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド(DOTMA)とジオレオイル−ホスファチジル−エタノールアミン(DOPE)との1:1(w/w)処方物;ポリカチオン性脂質2,3−ジオレイルオキシ−N−[2(スペルミン−カルボキサミド)エチル]−N,N−ジメチル−1−プロパンアミニウムトリフルオロアセテート(DOSPA)とジオレオイルホスファチジル−エタノールアミン(DOPE)との3:1(w/w)処方物、ならびにDOTMA、DOSPAおよびDOPEのうちの1つ以上を含む他の組成物から選択される、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記分泌されたアイソフォームを前記細胞培養物から精製する工程をさらに包含する、請求項67〜74のいずれかに記載の方法。
【請求項76】
前記アイソフォームを精製する工程は、前記タンパク質によって発現されたエピトープタグによって容易にされる、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記精製されたタンパク質は、エキソプロテアーゼによって処理される、請求項75および76のいずれかに記載の方法。
【請求項78】
前記エキソプロテアーゼは、プラスミン様プロテアーゼである、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
細胞表面レセプター(CSR)アイソフォームまたはリガンドアイソフォームを含むポリペプチドであって、
該ポリペプチドが、内因性前駆体配列を欠き;そして
該ポリペプチドが、そのN末端に1つ以上のさらなるアミノ酸を含む;
ポリペプチド。
【請求項80】
前記内因性前駆体配列は、シグナル配列を含む、請求項79に記載のポリペプチド。
【請求項81】
前記内因性前駆体配列は、シグナル配列および1つのさらなるアミノ酸を含む、請求項79に記載のポリペプチド。
【請求項82】
前記CSRアイソフォームは、RTKアイソフォーム、TNFRアイソフォーム、およびRAGEアイソフォームから選択されるアイソフォームである、請求項79〜81のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項83】
前記リガンドアイソフォームは、HGFのアイソフォームである、請求項79〜81のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項84】
配列番号140、配列番号142、配列番号143、配列番号145、配列番号147、配列番号149、配列番号150、配列番号152、配列番号153、配列番号155、配列番号157、配列番号159、配列番号161〜168、配列番号170、配列番号172、配列番号174、配列番号176、配列番号178、配列番号180、配列番号181、配列番号183、配列番号185、配列番号186、配列番号188、配列番号190、配列番号192、配列番号194、配列番号196、配列番号198、配列番号200、配列番号202、配列番号204、配列番号206、配列番号208、配列番号210、配列番号212、配列番号214、配列番号216、配列番号217、配列番号219、配列番号221、配列番号223、配列番号225、配列番号227、配列番号229〜231、配列番号233、配列番号235、配列番号237、配列番号239、配列番号241、配列番号243、配列番号245、配列番号247〜251、配列番号253、配列番号255、配列番号257、配列番号259、配列番号261、配列番号263〜270、配列番号272、配列番号274〜280、配列番号282、配列番号284、配列番号286、配列番号288、配列番号289〜303、配列番号350、配列番号352および配列番号354のいずれか1つに示されるアミノ酸の配列の全てまたは部分、その対立遺伝子改変体または種改変体ならびにそれらと少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有し、かつ配列番号140、配列番号142、配列番号143、配列番号145、配列番号147、配列番号149、配列番号150、配列番号152、配列番号153、配列番号155、配列番号157、配列番号159、配列番号161〜168、配列番号170、配列番号172、配列番号174、配列番号176、配列番号178、配列番号180、配列番号181、配列番号183、配列番号185、配列番号186、配列番号188、配列番号190、配列番号192、配列番号194、配列番号196、配列番号198、配列番号200、配列番号202、配列番号204、配列番号206、配列番号208、配列番号210、配列番号212、配列番号214、配列番号216、配列番号217、配列番号219、配列番号221、配列番号223、配列番号225、配列番号227、配列番号229〜231、配列番号233、配列番号235、配列番号237、配列番号239、配列番号241、配列番号243、配列番号245、配列番号247〜251、配列番号253、配列番号255、配列番号257、配列番号259、配列番号261、配列番号263〜270、配列番号272、配列番号274〜280、配列番号282、配列番号284、配列番号286、配列番号288、配列番号289〜303、配列番号350、配列番号352および配列番号354のいずれかに示される対応するポリペプチドの少なくとも1つの活性を有するその改変体を含む、請求項79〜83のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項85】
前記N末端における1つ以上のさらなるアミノ酸は、制限酵素リンカー配列またはtPAのプロ配列の部分またはエピトープタグのうちの1つ以上であり、制限酵素リンカーは、1種以上の制限酵素によって認識されるヌクレオチドの配列によってコードされる、請求項79〜84のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項86】
前記N末端における1つ以上のさらなるアミノ酸は、GAR、SR、またはLEである、請求項79〜85のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項87】
前記N末端における1つ以上のさらなるアミノ酸は、GARSRまたはGARLEである、請求項79〜86のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項88】
マルチマー化ドメインを含む、請求項1〜50および請求項79〜87のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項89】
請求項1〜50および請求項79〜88のいずれか1項に記載のポリペプチドを含む、薬学的組成物。
【請求項90】
被験体に請求項89に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、疾患または状態を処置する方法であって、該疾患または状態は、同族CSRまたは同族リガンドによって媒介される、方法。
【請求項91】
前記疾患または状態は、炎症性疾患、癌、新脈管形成媒介性疾患、または過剰増殖性疾患である、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記疾患または状態は、眼疾患、アテローム硬化症、糖尿病、関節リウマチ、血管腫、創傷治癒、アルツハイマー病、クロイツフェルト−ヤーコプ病、ハンティングトン病、平滑筋増殖に関連する疾患、多発性硬化症、心臓血管疾患、および腎疾患から選択される、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記癌は、癌腫、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫、白血病、リンパ性悪性疾患、扁平上皮癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、肺の腺癌および肺の扁平上皮癌を含む肺癌、腹膜の癌、肝細胞癌、胃癌または消化管癌を含む胃癌、膵臓癌、グリア芽細胞腫、子宮頚癌、卵巣癌、肝臓癌、膀胱癌、ヘパトーマ、乳癌、結腸癌、直腸癌、結腸直腸癌、子宮内膜癌または子宮癌、唾液腺癌、腎臓癌または腎細胞癌、前立腺癌、外陰癌、甲状腺癌、肝癌、肛門癌、陰茎癌、および頭頸部癌から選択される、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
異種前駆体配列またはその十分な部分に直接的かまたは間接的に作動可能に連結された肝細胞増殖因子(HGF)アイソフォームを含むポリペプチドであって、該部分は、該HGFアイソフォームの分泌および/または輸送を達成するのに十分である、ポリペプチド。
【請求項95】
前記HGFアイソフォームは、内因性シグナル配列を含む、請求項94に記載のポリペプチド。
【請求項96】
前記HGFアイソフォームは、内因性シグナル配列を含まない、請求項95に記載のポリペプチド。
【請求項97】
前記前駆体配列は、組織プラスミノーゲンアクチベータ(tPA)プレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分、あるいはその対立遺伝子改変体、あるいは少なくとも約80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有する改変体であり、該改変体は、前記連結されたアイソフォームの分泌、プロセシングおよび/または輸送を達成する、請求項94〜95のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項98】
前記tPAプレ/プロ配列は、哺乳動物tPAプレ/プロ配列である、請求項97に記載のポリペプチド。
【請求項99】
前記tPAプレ/プロ配列は、配列番号2に示されるアミノ酸の配列、またはその対立遺伝子改変体を含む、請求項97および98のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項100】
前記HGFアイソフォームは、配列番号350、配列番号352、および配列番号354のいずれか1つに示されるアミノ酸の配列、またはその活性部分を含む、請求項94〜99のうちのいずれかの請求項に記載のポリペプチド。
【請求項101】
前記HGFアイソフォームは、tPAプレ/プロ配列または前記連結されたアイソフォームの分泌、プロセシングおよび/または輸送を達成するために十分なその部分に、リンカーによって作動可能に連結されている、請求項95〜100のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項102】
前記リンカーは、1種以上の制限酵素によって認識されるヌクレオチドの配列によってコードされる制限酵素リンカーである、請求項101に記載のポリペプチド。
【請求項103】
前記制限酵素リンカーは、アイソフォームまたはその活性部分と、tPAプレ/プロ配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結されている、請求項102に記載のポリペプチド。
【請求項104】
ポリペプチドの精製および/または検出を容易にするタグを必要に応じて含む、請求項95〜103のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項105】
請求項104に記載のポリペプチドであって、
該ポリペプチドが、制限酵素リンカーを含み、該リンカーが、1種以上の制限酵素によって認識されるヌクレオチドの配列によってコードされる制限酵素リンカーであり;そして
前記タグが、該制限酵素リンカーと、tPA前駆体配列または分泌を達成するために十分なその部分との間に連結されている;
ポリペプチド。
【請求項106】
前記タグは、mycタグである、請求項94〜104のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項107】
前記アイソフォームは、イントロン融合タンパク質である、請求項1〜50、請求項78〜87および請求項94〜106のいずれかに記載のポリペプチド。
【請求項108】
前記アイソフォームは、イントロン融合タンパク質である、請求項62〜78のいずれかに記載の方法。
【請求項109】
請求項51または52に記載の核酸分子、あるいは請求項53〜57のいずれかに記載のベクター、あるいは請求項58〜61のいずれかに記載の細胞を含む、薬学的組成物であって、前記疾患または状態が、CSRまたはそれらに対するリガンドによって媒介される、薬学的組成物。
【請求項110】
被験体に請求項109に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、疾患または状態を処置する方法であって、該疾患または状態は、同族CSRまたは同族リガンドによって媒介される、方法。
【請求項111】
前記疾患または状態は、炎症性疾患、癌、新脈管形成媒介性疾患、または過剰増殖性疾患である、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記疾患または状態は、眼疾患、アテローム硬化症、糖尿病、関節リウマチ、血管腫、創傷治癒、アルツハイマー病、クロイツフェルト−ヤーコプ病、ハンティングトン病、平滑筋増殖に関連する疾患、多発性硬化症、心臓血管疾患、および腎疾患から選択される、請求項110に記載の方法。
【請求項113】
前記癌は、癌腫、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫、白血病、リンパ性悪性疾患、扁平上皮癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、肺の腺癌および肺の扁平上皮癌を含む肺癌、腹膜の癌、肝細胞癌、胃癌または消化管癌を含む胃癌、膵臓癌、グリア芽細胞腫、子宮頚癌、卵巣癌、肝臓癌、膀胱癌、ヘパトーマ、乳癌、結腸癌、直腸癌、結腸直腸癌、子宮内膜癌または子宮癌、唾液腺癌、腎臓癌または腎細胞癌、前立腺癌、外陰癌、甲状腺癌、肝癌、肛門癌、陰茎癌、および頭頸部癌から選択される、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
CSRまたはそれに対するリガンドによって媒介される疾患または状態を処置するための、請求項51もしくは52に記載のDNA構築物、または請求項53〜57のいずれかに記載のベクター、または請求項58〜61のいずれかに記載の細胞の、使用。
【請求項115】
CSRまたはそれに対するリガンドによって媒介される疾患または状態を処置するための医薬の処方のための、請求項51もしくは52に記載のDNA構築物、または請求項53〜57のいずれかに記載のベクター、または請求項58〜61のいずれかに記載の細胞の、使用。
【請求項116】
前記疾患または状態は、炎症性疾患、癌、新脈管形成媒介性疾患または過剰増殖性疾患である、請求項114または請求項115に記載の使用。

【公表番号】特表2009−515521(P2009−515521A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540063(P2008−540063)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/042680
【国際公開番号】WO2007/064437
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(508139594)レセプター バイオロジックス, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】