説明

レゾルバ

【課題】コイルが損傷するのを抑制することができるレゾルバを提供する。
【解決手段】レゾルバステータ12は、その軸方向両側からコイル43をカバーする環状の第1カバー部53及び第2カバー部54と、互いに隣接するティース部46の間に配置されて第1及び第2カバー部53,54同士を連結する複数の柱部55とを備えている。柱部55の周方向の両側面55cは、その径方向内端部55c1が当該側面55cに隣接するティース部46の先端部46bに対してラビリンス隙間Sをあけて配置されている。また、前記両側面55cは、その径方向内端部55c1から径方向外端部55c2へ向かうに従ってティース部46から離反する凹湾曲面とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転軸の回転角度(回転位置)を検出するために用いられるレゾルバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
レゾルバは、回転軸の回転角度(回転位置)を検出するために用いられる角度検出装置の一つであり、レゾルバステータとレゾルバロータとを備えている。レゾルバステータは、円環状に形成され、その外周側はハウジングに固定されている。また、レゾルバステータは、その内周側にコイルを巻回した複数のティース部(歯部)を周方向に間隔をあけて備えている。レゾルバロータは、レゾルバステータの径方向内方に隙間をあけた状態で配置され、転がり軸受を介してハウジングに支持された回転軸に一体回転可能に取り付けられている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−90511号公報
【特許文献2】特開2007−336714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記レゾルバが、例えばハイブリッド自動車の電動機(モータや発電機等)の回転軸の回転角度を検出するために用いられる場合、回転軸を支持する転がり軸受を潤滑するために、回転軸の外周面に形成された給油口から転がり軸受に向けて潤滑油が高圧で吹き付けられるようになっている。
その際、潤滑油は、転がり軸受の近くに配置されたレゾルバステータの内周部にも吹き付けられる場合があるため、潤滑油に異物が混入していると、その異物が隣接するティース部の間に浸入し、コイルが損傷する恐れがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、コイルが損傷するのを抑制することができるレゾルバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明のレゾルバは、コイルが巻回されたティース部を内周側の周方向に間隔をあけて複数有し、ハウジングに固定されている環状のレゾルバステータと、前記レゾルバステータの径方向内方に配置され、前記ハウジングに転がり軸受を介して支持された回転軸と一体回転可能であるレゾルバロータと、を備えたレゾルバであって、前記レゾルバステータは、その軸方向両側から前記コイルをカバーする一対のカバー部と、互いに隣接する前記ティース部の間に配置されて前記カバー部同士を連結する複数の柱部とを備え、前記柱部の周方向の側面は、その径方向内端部が当該側面に隣接する前記ティース部の径方向内端部に対してラビリンス隙間をあけて配置され、かつその径方向内端部から径方向外端部へ向かうに従って当該ティース部から離反する凹湾曲面又はテーパ面とされていることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、レゾルバステータの内周側において周方向に隣接するティース部の間に柱部が配置され、その柱部の側面の径方向内端部が隣接するティース部の径方向内端部に対してラビリンス隙間をあけて配置されている。これにより、転がり軸受を潤滑する潤滑油がレゾルバステータの内周部に吹き付けられても、前記ラビリンス隙間により隣接するティース部間に潤滑油が浸入するのを抑制することができる。また、隣接するティース部間に潤滑由が浸入しても、その潤滑油は、柱部の側面に形成された凹湾曲面又はテーパ面に沿ってティース部から離反するように流れるため、潤滑油がティース部に巻回されたコイルに付着しにくい。したがって、潤滑油に含まれる異物によってコイルが損傷するのを効果的に抑制することができる。
【0007】
また、前記ティース部の径方向内端部には、前記柱部の凹湾曲面又はテーパ面の径方向内端部に沿って前記ラビリンス隙間を形成すべく、当該凹湾曲面又はテーパ面に対向するテーパ面又は湾曲面が形成されていることが好ましい。
この場合、ラビリンス隙間は柱部の凹湾曲面又はテーパ面の径方向内端部に沿って形成されるため、このラビリンス隙間から潤滑油が浸入する際に、その浸入方向がティース部から離反する方向となる。これにより、潤滑油がティース部に巻回されたコイルに付着するのをさらに効果的に抑制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のレゾルバによれば、コイルが損傷するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態に係るレゾルバを示す側面断面図である。
【図2】上記レゾルバのレゾルバステータ及びレゾルバロータを示す正面図である。
【図3】上記レゾルバステータの一部を拡大して示す正面図である。
【図4】上記レゾルバステータのステータコアを示す正面図である。
【図5】上記レゾルバステータを示す斜視図である。
【図6】上記レゾルバステータのカバー部材を分解した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係るレゾルバのレゾルバステータの一部を拡大して示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のレゾルバ10の実施の一形態を示す側面図である。
本実施の形態のレゾルバ10は、例えば、ハイブリッド自動車に使用されるモータジェネレータの回転軸11の回転角度(回転位置)を検出するために用いられるものである。なお、回転軸11には、図示しないがモータジェネレータのロータが(図例では左方向の位置に)固定されている。また、この回転軸11は、転がり軸受14及びこれとは軸方向に離れた位置(図例では左方向の位置)に設けられた転がり軸受(図示せず)によって、ハウジング35内で回転可能に支持されている。
【0011】
ハウジング35内には、モータジェネレータのモータステータ(図示省略)が(図例では左方向の位置に)固定されており、ハウジング35は、その軸方向一方側に、回転軸11に直交する壁面を有した壁(以下、ハウジング壁5という)を備えている。このハウジング壁5には、回転軸11を挿通させる開口6が形成されており、レゾルバ10は、このハウジング壁5に組み付けられている。
【0012】
レゾルバ10は、ハウジング35に固定されたレゾルバステータ12と、このレゾルバステータ12の径方向内方に配置されたレゾルバロータ13とを備えている。さらに、本実施の形態のレゾルバ10は、ハウジング35に対して回転軸11を回転自在に支持するための機能を有している前記転がり軸受14を備えており、レゾルバステータ12及び転がり軸受14がケース部材15を介して1ユニットとして一体的に組み立てられている。本実施の形態では、回転軸11に取付部16が一体に形成されており、レゾルバロータ13は、この取付部16に外嵌されて回転軸11と一体回転可能とされている。なお、図示しないが、取付部16は、回転軸11と別体のスリーブであってもよく、このスリーブを介してレゾルバロータ13は回転軸11に固定されていてもよい。
【0013】
転がり軸受14は、内輪軌道18を有する内輪19と、この内輪19の径方向外側に同心状に配置され、外輪軌道20を有する外輪21と、内輪軌道18及び外輪軌道20の間に転動可能に配置された複数の転動体22とを備えている。本実施の形態の転がり軸受14は、転動体22として玉を備えた玉軸受である。転がり軸受14の外輪21はケース部材15に固定され、内輪19は回転軸11(取付部16)のレゾルバロータ13に近接する位置に固定されている。すなわち、転がり軸受14は、ケース部材15と回転軸11との間に設けられており、ケース部材15と回転軸11との相対回転を可能とさせる。
【0014】
レゾルバロータ13と転がり軸受14との間における取付部16の外周面には、給油口17が周方向の所定箇所に複数形成されている。この給油口17は、回転軸11内に形成された給油路(図示省略)を介して油圧ポンプ(図示省略)に接続されている。この油圧ポンプを駆動すると、給油口17から径方向外側へ向けて潤滑油が高圧で噴射され、転がり軸受14が潤滑されるようになっている。
【0015】
図2は、レゾルバステータ12及びレゾルバロータ13を示す正面図、図3は、レゾルバステータ12の一部を拡大して示す正面図である。レゾルバステータ12は環状に形成されており、ステータコア42と、コイル43と、インシュレータ44とを備えている。図1に示されるように、ステータコア42は、その外周面がケース部材15の内周面に嵌合されることによって取り付けられている。
【0016】
ケース部材15は、図1に示されるように、固定リング34によってハウジング壁5に取り付けられる。固定リング34は、周方向に一定の間隔をあけて複数のボス部36を有しており、このボス部36にはボルト孔37が形成されている。そして、ケース部材15のフランジ部31に固定リング34を重ね合わせ、ハウジング壁5に形成された孔8及びフランジ部31に形成された孔32に挿入されたボルト38を、ボス部36のボルト孔37に螺合させる。これにより、ケース部材15がハウジング壁5に固定された状態となる。
【0017】
図4は、ステータコア42を示す正面図であり、ステータコア42は、単層又は複数層の珪素鋼板等の磁性材料から形成されており、円環状の環状部45と、この環状部45の内周面45aから径方向内方へ向けて突出する複数(図示例では8個)のティース部46とを一体に備えている。複数のティース部46は周方向に一定の間隔をあけて形成されている。また、各ティース部46は、基部46aと先端部46bとからなり、基部46aは先端部46bよりも周方向の幅が小さく、先端部46bは基部46aから周方向両側へ大きく拡がった形状に形成されている。そして、このティース部46の基部46aに対して励磁用及び出力用のコイル43が巻き付けられる。
【0018】
図2に示されるように、インシュレータ44は、合成樹脂等の絶縁材料によって環状に形成されている。また、インシュレータ44は、図1に示されるように、ステータコア42の軸方向両側の面にそれぞれ配置されている。そして、図3に示されるように、インシュレータ44は、ステータコア42のティース部46を被覆する被覆部48を有しており、当該被覆部48はティース部46をコイル43から絶縁している。
【0019】
インシュレータ44の被覆部48は、径方向に一対の壁部50a,50bを有しており、この一対の壁部50a,50bの間にコイル43が巻き付けられている。ステータコア42の軸方向の一方面に配置されたインシュレータ44には、コイル43を接続させる端子を備えたコネクタ部51が形成されている(図2参照)。
【0020】
図2に示されるように、レゾルバロータ13は、正面視(軸方向視)で略楕円形状に形成され、その外周面が、レゾルバステータ12のティース部46に対して隙間をあけて対向している。回転軸11が回転すると、レゾルバロータ13も一体的に回転し、レゾルバステータ12の各ティース部46とレゾルバロータ13との隙間の大きさが変化する。そして、レゾルバステータ12の励磁用のコイル43に交流電流を流しておくと、出力用のコイル43には、その隙間の大きさの変化に応じた出力が発生し、この出力に基づいて回転軸11の回転角度を検出することができる。励磁用のコイル43は全てのティース部46に対して設けられ、出力用のコイル43は、SIN出力用のコイル43とCOS出力用のコイル43とからなり、これらは複数のティース部46に対して周方向に交互に設けられる。そして、SIN出力用のコイル43とCOS出力用のコイル43との出力電圧の振幅変化は90°位相がずれており、この出力電圧を信号処理することによって回転軸11の回転角度を検出することができる。
【0021】
図1に示されるように、レゾルバステータ12は、コイル43をカバーするカバー部材52をさらに備えている。図5は、カバー部材52を備えたレゾルバステータ12を示す斜視図、図6は、カバー部材52を分解した状態を示す斜視図である。図5及び図6に示されるように、カバー部材52は、レゾルバステータ12の軸方向両側からコイル43をそれぞれカバーする環状の第1カバー部53及び第2カバー部54と、互いに隣接するティース部46の間に配置されて第1及び第2カバー部53,54同士を連結する複数の柱部55とから構成されている。
【0022】
第1カバー部53は、環状に形成されており、その外周にはコネクタ部51の軸方向一方側(図5の右側)をカバーするボックス状のコネクタカバー56が固定されている。また、図1に示されるように、第1カバー部53は、円環部53aと環状板部53bとにより断面L字状に形成されている。そして、環状板部53bによりステータコア42の軸方向一方側(図1の右側)のコイル43を軸方向外側から覆った状態で、円環部53aがインシュレータ44の外周に形成された段差部49に嵌合されている。
【0023】
第2カバー部54は、第1カバー部53と同様に環状に形成されている共に、円環部54aと環状板部54bとにより断面L字状に形成されている。そして、環状板部54bによりステータコア42の軸方向他方側(図1の左側)のコイル43を軸方向外側から覆った状態で、円環部54aがインシュレータ44の外周に形成された段差部49に嵌合されている。
【0024】
図6に示されるように、第1カバー部53の環状板部53bには、周方向に一定の間隔をあけて複数(図示例では8個)の柱部55の軸方向一端が固定されている。柱部55の軸方向他端は、第2カバー部54の環状板部54bに溶着して固定されている。図2及び図5に示されるように、柱部55は、互いに隣接するティース部46の間に配置されている。
【0025】
図3に示されるように、柱部55の外周面55aは、ステータコア42の環状部45の内周面45aに対して隙間をあけて配置されている。柱部55の内周面55bは、ティース部46の先端部(径方向内端部)46bの内周面46b1と略同一円弧面上に配置されている。そして、柱部55の周方向の両側面55cは、その径方向内端部55c1が隣接するティース部46の先端部46bの周方向の側面46b2に対してラビリンス隙間Sをあけて配置されている。このラビリンス隙間Sは、0.01mm(組み付け干渉しない大きさ)〜0.10mm(潤滑油中の異物の大きさよりも小さい大きさ)に設定されているのが好ましい。
さらに、柱部55の両側面55cは、径方向内端部55c1から径方向外端部55c2へ向かうに従ってティース部46の側面46b2から離反する凹湾曲面とされている。
【0026】
以上のように構成されたレゾルバ10によれば、回転軸11の給油口17から径方向外側へ向けて潤滑油が噴射されると、その潤滑油が転がり軸受14に吹き付けられることにより、転がり軸受14を潤滑することができる。しかし、給油口17から噴射された潤滑油は、転がり軸受14に隣接するレゾルバステータ12の内周部にも吹き付けられる場合がある。この場合には、レゾルバステータ12の内周側において、柱部55の周方向の両側面55cの径方向内端部55c1が隣接するティース部46の先端部46bに対してラビリンス隙間Sをあけて配置されているため、このラビリンス隙間Sにより隣接するティース部46の先端部46b間に潤滑油が浸入するのを抑制することができる。また、潤滑由がティース部46の先端部46b間に浸入しても、その潤滑油は、柱部55の両側面55cに形成された凹湾曲面に沿って、前記先端部46bの側面46b2から離反するように径方向外端部55c2へ向けて流れるため、潤滑油がティース部46に巻回されたコイル43に吹き付けられにくく、付着しにくい。したがって、潤滑油に含まれる異物によってコイル43が損傷するのを効果的に抑制することができる。その結果、コイル43にコーティング処理を行う必要がないため、生産効率を高めることができる。また、コイル43にコーティング処理を行っているレゾルバステータの場合には、そのコーティングが剥がれるのを抑制することができる。
【0027】
図7は、本発明の他の実施の形態に係るレゾルバ10のレゾルバステータ12の一部を拡大して示す正面図である。本実施の形態では、ティース部46の先端部46bの側面46b2に、テーパ面46b3が形成されている。これに伴い、柱部55の内周面55bは、上述の実施の形態(図3参照)に比べて、周方向の幅が広く形成されている。
【0028】
テーパ面46b3は、ティース部46の側面46b2の径方向内端部において、柱部55の側面55c1に形成された凹湾曲面の径方向内端部55c1に沿って、ラビリンス隙間Sを形成すべく、当該凹湾曲面に対向して形成されている。ラビリンス隙間Sは、上述の実施の形態と同様に、0.01mm〜0.10mmに設定されているのが好ましい。本実施の形態のその他の構成は、上述の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。なお、ティース部46の先端部46bの側面46b2に、テーパ面46b3を形成しているが、これに替えて、凸状又は凹状の湾曲面を形成してもよい。
【0029】
以上のように構成されたレゾルバ10によれば、ラビリンス隙間Sが柱部55の凹湾曲面の径方向内端部55c1に沿って形成されるため、ラビリンス隙間Sから潤滑油が浸入する際に、その浸入方向がティース部46の先端部46bから離反する方向となる。これにより、潤滑油がティース部46に巻回されたコイル43に吹き付けられるのを効果的に抑制することができる。したがって、潤滑油に含まれる異物によってコイル43が損傷するのを、さらに効果的に抑制することができる。
【0030】
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、前記実施の形態では、柱部55の側面55cは、凹湾曲面とされているが、直線状に傾斜するテーパ面とされていてもよい。
また、前記実施の形態では、モータジェネレータの回転軸11の回転角度を検出するためのレゾルバ10であり、レゾルバ10はモータジェネレータのハウジング35に取り付けられる場合を説明したが、その他の用途を有する機器の回転軸の回転角度を検出するために、当該機器のハウジングに取り付けられるものであってもよい。
【符号の説明】
【0031】
10:レゾルバ、11:回転軸、12:レゾルバステータ、13:レゾルバロータ、14:転がり軸受、35:ハウジング、43:コイル、46:ティース部、46b:先端部(径方向内端部)、46b2:側面、46b3:テーパ面、53:第1カバー部、54:第2カバー部、55:柱部、55c:側面、55c1:径方向内端部、55c2:径方向外端部、S:ラビリンス隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイルが巻回されたティース部を内周側の周方向に間隔をあけて複数有し、ハウジングに固定されている環状のレゾルバステータと、
前記レゾルバステータの径方向内方に配置され、前記ハウジングに転がり軸受を介して支持された回転軸と一体回転可能であるレゾルバロータと、を備えたレゾルバであって、
前記レゾルバステータは、その軸方向両側から前記コイルをカバーする一対のカバー部と、互いに隣接する前記ティース部の間に配置されて前記カバー部同士を連結する複数の柱部とを備え、
前記柱部の周方向の側面は、その径方向内端部が当該側面に隣接する前記ティース部の径方向内端部に対してラビリンス隙間をあけて配置され、かつその径方向内端部から径方向外端部へ向かうに従って当該ティース部から離反する凹湾曲面又はテーパ面とされていることを特徴とするレゾルバ。
【請求項2】
前記ティース部の径方向内端部には、前記柱部の凹湾曲面又はテーパ面の径方向内端部に沿って前記ラビリンス隙間を形成すべく、当該凹湾曲面又はテーパ面に対向するテーパ面又は湾曲面が形成されている請求項1に記載のレゾルバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−48540(P2013−48540A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−106833(P2012−106833)
【出願日】平成24年5月8日(2012.5.8)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】