説明

レンズ鏡筒、カメラシステム

【課題】絞りユニットの移動量が大きい場合にも、漏光を発生させることなく、絞り精度を高く維持できる小型の絞り駆動機構を有したレンズ鏡筒、カメラシステムを提供する。
【解決手段】
ズーム駆動動作時に絞りユニットレバー4と絞り駆動部材1とが光軸方向に相対移動可能に連結し、絞り駆動部材1と光軸方向に間隔をもって係合するガイド部材91を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、絞りユニットがズーミングによって光軸方向に移動し、カメラ本体側からその絞りユニットを駆動する機構を備えたレンズ鏡筒、カメラシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
内部に絞り機構を有しているレンズ鏡筒は、カメラ本体側から機械的に、又は、電気的に絞り径を制御される。特に、カメラ本体に対して着脱可能な交換レンズの形態となっているレンズ鏡筒では、この絞り制御の伝達がマウントを介して行われることから、設計上の制限が多く、設計自由度が狭くなっている。
図5は、従来のレンズ鏡筒において、絞りの制御を機械的に行う形態を示す図である。
図5に示す従来のレンズ鏡筒は、カメラ本体側から絞り駆動部材1、絞り基盤部品2、羽根3、絞りユニットレバー4、押さえ板5の順に並べて配置されている。このうち、絞り基盤部品2、羽根3、絞りユニットレバー4、押さえ板5を総じて絞りユニットと呼ぶこととする。また、光軸にX軸が等しくなるように図5中に示すXYZ直交座標系を設定する。
【0003】
カメラ本体からの絞り制御動作が開始されると、まず、カメラ本体に設けられた不図示のレバーがレンズ鏡筒の絞り駆動部材1に取り付けられたレバー部材6を押し、絞り駆動部材1が光軸まわりで回転する。絞り駆動部材1のレバー部1bに設けられたガイド溝1aと絞りユニットレバー4のレバー部4aに取り付けられたビス7との係合連結により、絞り駆動部材1の回転運動は、絞りユニットレバー4に伝達される。絞りユニットレバー4の回転に伴い、絞りユニットレバー4に設けられたカム溝4bに係合する羽根3は、回転しつつ、絞り径を拡大縮小する。
ズーミングによって光軸方向に絞りユニットが移動するレンズ鏡筒の場合、絞り駆動部材1に設けられたガイド溝1aと絞りユニットレバー4のレバー部に取り付けられたビス7との係合連結に光軸方向の自由度があるため、絞りユニットは、ガイド溝1aの長さ分だけ光軸方向に移動できる。
【0004】
図6は、絞り駆動部材1と絞りユニットレバー4との関係を示す図である。図6(a)は、絞りユニットが最もカメラ本体側に接近したときの模式図であり、図6(b)は、絞りユニットが最もカメラ本体側から離れたときの模式図である。
図6から分かるように、絞りユニットの光軸方向で移動可能な量は、絞り駆動部材1のレバー部1bに設けられるガイド溝1aの長さにより規定される。
絞りユニットの光軸方向での移動量が大きいと、絞りユニットレバー4が絞り駆動部材1に接近した状態で、絞り駆動部材1のレバー部1bが、絞りユニットを貫通する。この場合、押さえ板5にレバー部1bを逃げるための切り欠き5aを設ける必要が生じる。押さえ板5は、絞りユニットに到達する光を遮光する作用も有している。したがって、切り欠き5aを設けると、その部分から光が差し込み、カム溝4b等を通過してカメラ本体側へ不要な光が到達(漏光)して、映像の質を低下させてしまうという問題があった。
また、絞り駆動部材1のレバー部1bが、絞りユニットを貫通するほど長くなるので、レンズ鏡筒の全長が長くなるという問題があった。
以上の理由から、従来の構成を、絞りユニットの移動量が大きい鏡筒に適用することは困難であった。
【0005】
一方、絞りユニットの移動量が大きいレンズ鏡筒における絞り制御の機構の構成例が、特許文献1に開示されている。
しかし、特許文献1に記載の技術では、中間運動伝達部材がレンズ鏡筒の外周付近に回転中心を有して回転したり、光軸周りにリング状に設けられていたりするので、レンズ鏡筒の小型化を図ることができないという問題があった。
【特許文献1】特開平5−119367号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、漏光を発生させることなく、絞り動作を維持できる絞り駆動機構を有したレンズ鏡筒、カメラシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、撮影レンズ(20)と、前記撮影レンズの光軸方向に延在し、第1の動作により前記光軸方向に移動する第1の部材(4)と、前記光軸方向に延在し、第2の動作時に前記光軸方向と交差する方向に移動する第2の部材(1)とを備え、前記第1の動作時に前記第1の部材と前記第2の部材とを前記光軸方向に相対移動可能に連結し、前記第1の部材と前記第2の部材との少なくとも一方と前記光軸方向に間隔をもって係合する中間部材(91,92)を備えること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記第1の動作は、ズーム駆動動作であること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記第2の部材(4)は、絞りユニットに含まれる部材であり、前記第2の動作は、絞り駆動動作であること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記中間部材(91,92)は、前記第1の部材(4)と前記第2の部材(1)とを前記光軸方向に摺動自在にガイドするガイド部材(91,92)を有すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記中間部材(91,92)と前記第1の部材(4)及び前記第2の部材(1)との係合は、前記中間部材と前記第1の部材と前記第2の部材とのいずれかにあって前記第1の方向に延在する溝(1a,4c)と、前記溝に係合するガイド部(7)とにより行われていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項6の発明は、請求項5に記載のレンズ鏡筒において、前記中間部材(91,92)と前記第1の部材(4)との係合、又は、前記中間部材と前記第2の部材(1)との係合のいずれか一方に設けられたガイド部(7)は、2箇所設けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項7の発明は、請求項5に記載のレンズ鏡筒において、前記中間部材(92)と前記第1の部材(4)との係合、又は、前記中間部材と前記第2の部材(1)との係合(92e)のいずれか一方は、前記第1の方向に所定以上の距離にわたって延在し前記第1の方向と交差する方向で係合していること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えたカメラシステムである。
以上、理解を容易にするために、本発明の一実施例を示す図面に対応する符号を付して説明したが、これに限定されるものではない。なお、符号を付して説明した構成は適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、中間部材を備えるので、漏光を発生させることなく、絞り動作を維持できる絞り駆動機構を有したレンズ鏡筒、カメラシステムを実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
絞りユニットの移動量が大きい場合にも、漏光を発生させることなく、絞り精度を高く維持できる小型の絞り駆動機構を有したレンズ鏡筒、カメラシステムを提供するために、第1の腕部及び第2の腕部と近い幅を有して第1の方向に延在する中間部材を備えた。
【実施例1】
【0010】
図1は、実施例1の絞り駆動部材1と絞りユニットレバー4、及び、ガイド部材91との関係を示す図である。図1(a)は、絞りユニットが最もカメラ本体側に接近したときの模式図であり、図1(b)は、絞りユニットが最もカメラ本体側から離れたときの模式図である。なお、図1(a),図1(b)中のZ方向からの模式図では撮影レンズ20を省略している。
図2は、実施例1のガイド部材91の斜視図である。
実施例1のレンズ鏡筒は、一眼レフカメラシステムの交換レンズであって、先に図5に示したレンズ鏡筒(以下、従来例)を改良した例である。なお、以下に示す実施例において、前述した従来例と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
実施例1のレンズ鏡筒は、従来例のレンズ鏡筒に、従来例における絞り駆動部材1のレバー部1b及び絞りユニットレバー4のレバー部4aに係合するガイド部材91を追加した形態となっている。なお、ガイド部材91を追加したことにより、絞り駆動部材1のレバー部1b及び絞りユニットレバー4のレバー部4aの光軸方向の長さは、従来例よりも短く設定した。
【0011】
絞りユニットレバー4は、撮影レンズ20の光軸方向に延在するレバー部4aを有し、ズーム駆動動作により光軸方向に移動する部材である。絞りユニットレバー4には、光軸方向に延在するガイド溝4cが形成されている。
絞り駆動部材1は、光軸方向に延在し、絞り駆動動作時に光軸方向と交差する方向に移動するレバー部1bを有する部材である。
【0012】
ガイド部材91は、絞りユニットレバー4及び絞り駆動部材1と光軸方向に相対的に移動可能、かつ、レバー部1bの移動をレバー部4aへ伝達可能に係合する金属製の板状部材である。ガイド部材91は、レバー部4a及びレバー部1bと略等しいY方向の幅を有しており、光軸方向に延在している。ガイド部材91は、光軸方向の長さの略中央付近で2回の直角曲げが行われており、+X側レバー部91aは、−X側レバー部91bよりも一段低く形成されている。
【0013】
ガイド部材91の−X側レバー部91bには、2つの貫通孔91dが形成されている。2つの貫通孔91dは、絞り駆動部材1に設けられたガイド溝1aと重なる位置に設けられており、2つの貫通孔91dのそれぞれに、ガイド溝1aを貫通する形態でビス7がナット8を用いて固定されている。なお、このビス7は、ガイド溝1aに対しては、光軸方向の位置を規制することなく移動可能であり、レバー部1bを摺動自在にガイドする−X側のガイド部として機能する。このように2本のビス7及びナット8を用いてガイド部を2箇所とすることにより、ガイド部材91は、絞り駆動部材1の回転方向の移動に追従する移動の他は、光軸方向の移動のみが可能な形態で絞り駆動部材1と係合する。そのため、絞り駆動部材1の回転移動にガイド部材91が正確に追従できる。
【0014】
ガイド部材91の+X側レバー部91aには、光軸方向に延在するガイド溝91cが形成されている。このガイド溝91cは、絞りユニットレバー4のガイド溝4cと重なる位置に設けられている。これらガイド溝91cとガイド溝4cとには、ビス7が、ナット8を用いて、ガイド溝91cとガイド溝4cとに係合しながら絞りユニットレバー4を摺動自在にガイドする+X側のガイド部として取り付けられている。なお、この+X側のガイド部は、上述した−X側のガイド部と異なり1箇所となっている。こちらも2箇所にしてしまうと、過剰な拘束となってしまい、最悪の場合、動作不能となってしまうからである。上述した−X側のガイド部が2箇所設けられていることから、ガイド部材91は、絞り駆動部材1の回転移動に正確に追従可能であるので、+X側のガイド部は、1箇所としても、絞り駆動部材1の回転移動を正確に絞りユニットレバー4へ伝えることができる。
なお、ガイド部材91を設けたことにより、押さえ板5にレバー部1bを逃げるための切り欠き5aを設ける必要がなくなっているので、本実施例の押さえ板5には、従来例に設けられていた切り欠き5aは設けていない。
【0015】
以上の構成により、本実施例のレンズ鏡筒は、絞り駆動部材1のレバー部1bの長さを絞りユニットを貫通しない長さに抑えつつ、絞りユニットの移動量を従来例よりも大きく確保できる。また、絞りユニットが最もカメラ本体側に接近したときの全長を、レバー部1bが絞りユニットを貫通しない分だけ従来例よりも短くすることができ、より全長の短い小型のレンズ鏡筒とすることができる。さらに、ガイド部材91の幅は、レバー部1b及びレバー部4aと略等しいので、ガイド部材91を設けたことによりレンズ鏡筒が大型化することもなく、小型のレンズ鏡筒を実現できる。
【実施例2】
【0016】
図3は、実施例2の絞り駆動部材1と絞りユニットレバー4、及び、ガイド部材92との関係を示す図である。図3(a)は、絞りユニットが最もカメラ本体側に接近したときの模式図であり、図3(b)は、絞りユニットが最もカメラ本体側から離れたときの模式図である。なお、図3(a),図3(b)中のZ方向から見た模式図では撮影レンズ20を省略している。
図4は、実施例2のガイド部材92の斜視図である。
実施例2のレンズ鏡筒は、実施例1におけるガイド部材91を改良したガイド部材92を設けた例である。ここでは、主に、ガイド部材92が実施例1のガイド部材91に対して異なる部分について説明を行う。
【0017】
ガイド部材92の−X側レバー部92bには、光軸方向に延在するガイド溝92dが形成されている。このガイド溝92dは、絞り駆動部材1のガイド溝1aと重なる位置に設けられている。また、ガイド部材92の−X側レバー部92bには、光軸方向に所定の距離にわたって延在し、Y方向で絞り駆動部材1のレバー部1bと摺動自在に係合する係合壁部92eが−X側のガイド部として設けられている。
さらに、これらガイド溝92dとガイド溝1aとには、ビス7が、ナット8を用いて、ガイド溝92dとガイド溝1aとに係合している。ただし、この実施例2では、絞り駆動部材1の回転移動をガイド部材92に伝える役割を果たす−X側のガイド部は、先に示した係合壁部92eであり、ビス7は、ガイド溝92dとガイド溝1aとに係合しているものの、その係合は、Y方向で十分な隙間を持った係合となっている。
なお、ビス7は、絞り駆動部材1からガイド部材92が光軸方向に抜けてしまうことを防止する抜け止めの役割を持っている。したがって、ガイド部材92が絞り駆動部材1から光軸方向に抜けてしまうことを防止することができれば、−X側レバー部92bのガイド溝92d及びこれに係合するビス7を廃止してもよい。
一方、ガイド部材92の+X側レバー部92aについては、実施例1と同様な形態で絞りユニットレバー4と係合している。
【0018】
本実施例によれば、光軸方向に所定の距離にわたって延在し、Y方向で絞り駆動部材1のレバー部1bと係合する係合壁部92eが設けられているので、絞り駆動部材1のレバー部1bとガイド部材92との相対的な直進移動性が確保できる。また、ガイド部材92は、絞り駆動部材1の回転移動に正確に追従でき、正確な絞り径の制御を行える。さらに、ビス7を2箇所設けることなく、絞り駆動動作を絞りユニットに伝えることができ、部品点数の削減を図ることができる。
【0019】
以上、詳しく説明したように、絞り駆動部材1及び絞りユニットレバー4のレバー部の長さを変えることなく、又は、より短いレバー部であっても、絞りユニットの光軸方向移動量を伸ばすことができる。そのため、絞りユニットの移動量が大きなレンズ鏡筒においても、絞り駆動部材1のレバー部1bの長さを短くでき、押さえ板5にレバー部1bを逃げるための切り欠き5a(図5参照)を設ける必要がなくなり、漏光を発生させることがない。
また、ビス7又は係合壁部92eによるガイド部によって、ガイド部材の移動方向が絞り駆動動作を伝える回転移動の他は、光軸方向に限定され、精度よく絞り径の制御が行える。
【0020】
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例において、ガイド部材を1つ設けた例を示したが、これに限らず、例えばガイド部材を2つ設ける等、複数のガイド部材を使用して絞りユニットの移動可能な距離を伸ばしてもよい。
【0021】
(2)各実施例において、一眼レフカメラシステムの交換レンズを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、レンズ交換ができないレンズ固定式のカメラシステムであってもよい。
【0022】
(3)各実施例において、ガイド部材91,92は、絞り駆動部材1のレバー部1bとの係合部分に、ガイド部材91,92の移動方向を光軸方向にガイドするガイド部を設けた例を示したが、これに限らず、例えば、絞りユニットレバー4のレバー部4aとの係合部分に同様なガイド部を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】実施例1の絞り駆動部材1と絞りユニットレバー4、及び、ガイド部材91との関係を示す図である。
【図2】実施例1のガイド部材91の斜視図である。
【図3】実施例2の絞り駆動部材1と絞りユニットレバー4、及び、ガイド部材92との関係を示す図である。
【図4】実施例2のガイド部材92の斜視図である。
【図5】従来のレンズ鏡筒において、絞りの制御を機械的に行う形態を示す図である。
【図6】絞り駆動部材1と絞りユニットレバー4との関係を示す図である。
【符号の説明】
【0024】
1:絞り駆動部材、2:絞り基盤部品、3:羽根、4:絞りユニットレバー、5:押さえ板、6:レバー部材、7:ビス、8:ナット、91,92:ガイド部材、91a,92a:+X側レバー部、91b,92b:−X側レバー部、91c,92c,92d:ガイド溝、91d:貫通孔、92e:係合壁部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影レンズと、
前記撮影レンズの光軸方向に延在し、第1の動作により前記光軸方向に移動する第1の部材と、
前記光軸方向に延在し、第2の動作時に前記光軸方向と交差する方向に移動する第2の部材とを備え、
前記第1の動作時に前記第1の部材と前記第2の部材とを前記光軸方向に相対移動可能に連結し、前記第1の部材と前記第2の部材との少なくとも一方と前記光軸方向に間隔をもって係合する中間部材を備えること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項2】
請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記第1の動作は、ズーム駆動動作であること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
前記第2の部材は、絞りユニットに含まれる部材であり、
前記第2の動作は、絞り駆動動作であること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記中間部材は、前記第1の部材と前記第2の部材とを前記光軸方向に摺動自在にガイドするガイド部材を有すること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記中間部材と前記第1の部材及び前記第2の部材との係合は、前記中間部材と前記第1の部材と前記第2の部材とのいずれかにあって前記第1の方向に延在する溝と、前記溝に係合するガイド部とにより行われていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項6】
請求項5に記載のレンズ鏡筒において、
前記中間部材と前記第1の部材との係合、又は、前記中間部材と前記第2の部材との係合のいずれか一方に設けられたガイド部は、2箇所設けられていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項7】
請求項5に記載のレンズ鏡筒において、
前記中間部材と前記第1の部材との係合、又は、前記中間部材と前記第2の部材との係合のいずれか一方は、前記第1の方向に所定以上の距離にわたって延在し前記第1の方向と交差する方向で係合していること、
を特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えたカメラシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−212958(P2007−212958A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−35374(P2006−35374)
【出願日】平成18年2月13日(2006.2.13)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】