説明

ローラコンベヤ装置

【課題】部品点数を少なくして製造及び取付作業を容易に行い、小型化を図ることができるローラコンベヤ装置を提供する。
【解決手段】ローラユニット12を収容する収容ケース13を本体ケース31と、その左右両側に接合された第1及び第2取付フレーム32,33によって構成する。前記両取付フレーム32,33の被クランプ板32c,33cの先端部の間に案内溝35を形成する。本体ケース31の底板31aと、被クランプ板32c,33cとの間に板挿入空間R1,R1を形成する。掛止金具14を構成する金具本体41の下部クランプ板41aの上面のほぼ中央部に、上部クランプ板42の膨出部42aの下面を溶接部43によって連結する。下部クランプ板41aの上面と、上部クランプ板42の左右両側の第1及び第2上部クランプ板42b,42cの下面との間に、両被クランプ板32c,33cを挿入する第1及び第2クランプ溝g1,g2を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の物品を搬送することができるローラコンベヤ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のローラコンベヤ装置として、例えば特許文献1に開示されたものが提案されている。このコンベヤ装置は、ローラフレームに対し多数のローラを回転可能に支持してローラーユニットを形成し、このローラユニットを、チャンネル状に形成された収容ケースの収容溝に収容するようになっている。又、上記のローラコンベア装置は、前記収容ケースの両端部にローラユニットの抜け出しを阻止する機能を有する掛止金具をそれぞれ連結し、両掛止金具を所定位置に配設された架橋用フレームに掛止めて収容ケースを架橋するように構成されている。
【0003】
前記収容ケースと、掛止金具の連結構造は、次のように構成されている。すなわち、前記収容ケースの左右両側面に、第1及び第2取付フレームをスポット溶接により連結し、両フレームの下端部に互いに接近するように被クランプ板を折曲げ形成する。一方、掛止金具の金具本体に設けた支持基板の上面に対し、下部クランプ板と、その左右両側に折曲げ形成された側板とにより構成されたU字状の受止金具の前記下部クランプ板をスポット溶接により溶接している。さらに、前記受止金具の下部クランプ板の上方に、別体で形成された上部クランプ板を配設し、前記支持基板及び下部クランプ板に対し複数箇所に貫通穴を形成し、上部クランプ板に対し前記貫通孔と対応して、複数箇所に雌ねじを形成する。そして、下部クランプ板と上部クランプ板との間に前記収容ケース側の左右一対の被クランプ板を挿入し、前記ボルトを支持基板及び下部クランプ板に形成された複数の貫通孔から前記案内溝を上方に貫通して、各ボルトの上端部を上部クランプ板に形成した雌ねじに螺合することにより収容ケースに掛止金具を連結するようになっていた。
【特許文献1】特開2004−67280号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記従来のローラコンベヤ装置においては、掛止金具が金具本体と、その支持基板の上面に連結した下部クランプ板及び側板よりなる受止金具と、その受止金具の上面に支持された上部クランプ板と、該上部クランプ板及び前記受け止め金具の下部クランプ板を互いに締め付け固定するボルトとにより構成されていたので、次のような問題があった。すなわち、部品点数が多くなって、製造が面倒であるばかりでなく、収容ケースに対する掛止金具の取付作業が面倒であるという問題があった。
【0005】
又、上記従来のローラコンベヤ装置は、上部クランプ板の上方向に前記ボルトが突出するので、収容ケースの底板の下面と、前記被クランプ板の上面との間の間隔を大きく設定しなければならず、収容ケースの上下方向の高さ寸法が大きくなり、小型化を図ることができないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、部品点数を少なくして製造及び取付作業を容易に行い、コストを低減することができると共に、小型化を図ることができるローラコンベヤ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ローラーユニットを収容する収容溝を有する収容ケースと、この収容ケースの両端部にそれぞれ装着され、かつ、該収容ケースを所定位置に配設された架橋用フレームに架橋する架橋用治具とを備えたローラコンベヤ装置において、前記収容ケースの底板の下方に被クランプ板を配設し、前記底板と前記被クランプ板との間に板挿入空間を形成し、一方、前記架橋用治具に下部クランプ板及び上部クランプ板を設け、両クランプ板の間に前記収容ケース側の被クランプ板を挿入するクランプ溝を形成したことを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記被クランプ板は収容ケースの下部の左右両側部から互いに接近する水平方向に片持ち支持された第1被クランプ板及び第2被クランプ板によって構成され、前記架橋用治具の下部クランプ板の上面には、上部クランプ板の幅方向の中間部に下向きに形成された膨出部が溶接又はリベットによって連結され、該膨出部の左右両側に第1クランプ溝及び第2クランプ溝が形成されていることを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2において、収容ケースは底板と、その左右両側部に上方に折曲げ形成された側板とによりチャンネル状に形成された本体ケースと、該本体ケースの左右の側板の外側面に接合された第1及び第2取付フレームとによって構成され、第1及び第2取付フレームの下端部には前記第1被クランプ板及び第2被クランプ板が互いに接近する方向に、かつ所定の間隔をおいてほぼ直交するように折曲げ形成されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明によれば、前記収容ケースの底板の下方に被クランプ板を配設し、前記底板と前記被クランプ板との間に板挿入空間を形成し、一方、架橋用治具に下部クランプ板及び上部クランプ板を設け、両クランプ板の間に前記被クランプ板を挿入するクランプ溝を形成した。このため、前記架橋用治具のクランプ溝に対し、前記収容ケースの被クランプ板を直線移動させて挿入する一工程のみのワンタッチ操作により簡単に装着することができる。又、ボルトを用いなくてもよいので、部品点数を少なくして製造を容易に行い、コストを低減することができると共に、ボルトが前記板挿入空間に突出することはないので、該板挿入空間の間隔を小さくして、収容ケースの小型化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を具体化したローラコンベヤ装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図5に示すように、ローラコンベア装置11は概略的に見て次のように構成されている。このローラコンベア装置11はローラユニット12と、このローラユニット12を収容する収容ケース13と、この収容ケース13の前後両端部に装着された架橋用治具としての掛止金具14,15と、前記収容ケース13の側方に位置するように装着されたガイド機構(図示略)とにより構成されている。前記掛止金具14,15は所定位置に平行に配設された架橋用フレームとしての一対の掛止バー17,17に掛止されるようになっている。
【0012】
そこで、図1〜図4により前記ローラユニット12、収容ケース13及び掛止金具14,15について順次説明する。
図2に示すように、ローラユニット12は平面長四角枠状に形成されたチャンネル状をなすローラフレーム22と、このローラフレーム22の内側に多数並列に、かつ回転可能に収容されたローラ23とにより構成されている。前記ローラフレーム22は左右に位置する側板22a,22bと、その前後両端部に一体に形成された端板22c,22dとにより構成されている。側板22a,22bの上端縁に所定のピッチで形成された係止凹部22eには、前記ローラ23の両端部に突設された支軸24が回転可能に嵌入されている。
【0013】
次に、図3に基づいて、前記収容ケース13について説明する。
この収容ケース13を構成する本体ケース31は、平板状の金属製の板材をプレス加工によってチャンネル状に形成されている。この本体ケース31は、底板31aと、その左右両端部に上方に直角に折り曲げ形成された側板31b,31cとにより構成されている。前記側板31b,31cの外側面には金属製の板材よりなる第1及び第2取付フレーム32,33がスポット溶接により接合されている。この第1及び第2取付フレーム32,33は前記側板31b,31cの外側面に沿って上下方向に指向する側板32a,33aと、側板32a,33aの上端縁に対し互いに接近する方向に直角に折り曲げ形成されたフランジ部32b,33bと、前記側板32a,33aの下端縁に対し互いに接近する方向に直角に折り曲げ形成された水平の第1被クランプ板32c及び第2被クランプ板33cとにより構成されている。前記本体ケース31とフランジ部32b,33bとによって、前記ローラユニット12を収容するための収容溝34が形成されている。前記収容ケース13の下端中央部には、被クランプ板32c,33cの対向する先端縁の隙間によって案内溝35が形成されている。この案内溝35は収容ケース13の長手方向全長に亘って形成されている。前記本体ケース31の底板31aの下面と、前記被クランプ板32c,33cの上面との間には、二つの板挿入空間R1,R1が形成されている。前記収容溝34の内部にはスペーサ36が長手方向のスライド可能に嵌入されようになっている。
【0014】
次に、図4に基づいて収容ケース13の両端部に連結され、かつローラユニット12の抜け出しを阻止する阻止手段を兼用する掛止金具14,15について説明する。
この掛止金具14,15はほぼ同様に構成されているので、一方の掛止金具15の構成について説明する。金具本体41は下部クランプ板41aと、この下部クランプ板41aの左右両端縁に上方に直角に折り曲げ形成された側板41b,41cと、前記下部クランプ板41aの後端縁に上方に直角に折り曲げ形成された位置規制板41dと、この位置規制板41dの上端縁に水平方向に、かつ、前記側板41b,41cと反対側に折り曲げ形成された上部水平板41eと、この上部水平板41eの後端縁に下方に直角に折り曲げ形成された側板41fとにより構成されている。そして、前記位置規制板41d、上部水平板41e及び側板41fによって掛止凹部41gが形成され、図5に示す掛止バー17に掛止金具15を橋架するようになっている。
【0015】
前記下部クランプ板41aの上面には、別体で形成された上部クランプ板42の中間部(この実施形態では中央部)に下向きに膨出形成された膨出部42aがスポット溶接された複数の溶接部43によって連結されている。前記上部クランプ板42は、前記膨出部42aを境にして第1上部クランプ板42bと第2上部クランプ板42cに分割形成されている。前記下部クランプ板41aの上面と、前記第1及び第2上部クランプ板42b,42cの下面との間には、扁平スリット状の第1クランプ溝g1及び第2クランプ溝g2が形成されている。
【0016】
前記掛止金具14を構成する金具本体41の上部水平板41eの上面にはブラケット44がスポット溶接により接合されている。このブラケット44には係止孔44aが形成され、図示しないが例えば搬送品の検出器等の付属品を装着するようになっている。
【0017】
次に、前記のように構成されたローラコンベア装置の組み付け方法について説明する。
最初に、図3に示す収容ケース13の収容溝34の内部に図2に示すローラユニット12を水平方向から挿入する。収容ケース13の長手方向の寸法は、ローラユニット12の長手方向の寸法よりも長く設定されているので、その寸法差分の空間を埋めるためにスペーサ36が用いられる。
【0018】
次に、前記収容ケース13の端部に対する掛止金具14,15の取付け作業が行われる。すなわち、図4に示す掛止金具14又は掛止金具15の下部クランプ板41aと上部クランプ板42の間に形成された第1及び第2クランプ溝g1,g2に対し、前記収容ケース13の被クランプ板32c,33cを挿入することにより、ワンタッチで装着される。
【0019】
上記の取付け作業によって、図5に示すように1つのユニット化されたローラコンベア装置11が構築される。このローラコンベア装置11は、全長寸法が短く表示されているが、この全長寸法は収容ケース13の長さ寸法を長くするとともに、収容溝34に収容されるローラユニット12の個数を増加することによって所望する任意の長さ寸法に設定することが可能である。
【0020】
図5に示すように、ローラコンベア装置11は掛止バー17,17の間に架橋されている。従って、収容ケース13の両端は、掛止金具14,15の位置規制板41dによって移動不能に位置規制され、該位置規制板41dによってローラユニット12も収容ケース13内から抜け出ないようになっている。又、側板41b,41cによって収容ケース13がその幅方向に移動しないように位置規制されている。
【0021】
上記のように構成されたローラコンベア装置11のローラユニット12によって各種の物品を搬送することができる。
上記実施形態のローラコンベヤ装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0022】
(1)上記実施形態では、前記収容ケース13を構成する本体ケース31の底板31aの下方に左右一対の被クランプ板32c,33cを設け、底板31aと被クランプ板32c,33cの間に板挿入空間R1,R1を形成した。又、前記掛止金具14,15を構成する金具本体41の下部クランプ板41aの上面に上部クランプ板42の中央部に形成された膨出部42aを溶接部43によって連結し、下部クランプ板41aと上部クランプ板42の第1及び第2上部クランプ板42b,42cの間に前記被クランプ板32c,33cを挿入する第1及び第2クランプ溝g1,g2を形成した。このため、前記掛止金具14,15の両クランプ溝g1,g2に対し、前記収容ケース13の左右一対の被クランプ板32c,33cを直線移動させて挿入する一工程のみのワンタッチ操作により収容ケース13に対し掛止金具14,15を簡単に装着することができる。
【0023】
(2)上記実施形態では、掛止金具14,15を構成する金具本体41の下部クランプ板41aの上面に対し、上部クランプ板42の膨出部42aを溶接部43によって連結するという簡単な構造のため、部品点数を一つに低減することができ、掛止金具14,15の製造を容易に行いコストを低減することができる。
【0024】
(3)上記実施形態では、収容ケース13と掛止金具14,15を連結するためにボルトを用いなくてもよいので、部品点数を少なくして製造を容易に行い、コストを低減することができると共に、ボルトが本体ケース31の底板31aに向かって突出することもないので、板挿入空間R1の間隔を小さくして、収容ケース13の小型化を図ることができる。
【0025】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○図7に示すように、前記本体ケース31の底板31aの下面のほぼ中央部から左右両側方に被クランプ板32c,33cに相当する被クランプ板51の中央部に上向きに膨出形成された膨出部51aをスポット溶接された溶接部52によって連結する。金具本体41の下部クランプ板41aの左右両側端縁に、ヘアピン状に第1及び第2上部クランプ板42b,42cを湾曲形成する。そして、前記板挿入空間R1,R1に上部クランプ板42b,42cが挿入され、クランプ溝g1,g2に前記被クランプ板51の第1及び第2被クランプ板51b,51cが挿入されるように構成してもよい。この場合には、収容ケース13を構成する部品が、本体ケース31と被クランプ板51の二つの部材のみとなり、収容ケース13の部品点数を低減して、製造を容易に行うことができる。
【0026】
○図8に示すように、本体ケース31に一枚の板材よりなるチャンネル状の取付フレーム53を溶接により取り付け、この取付フレーム53の下端部の板によって一つの被クランプ板53aを形成し、底板31aと被クランプ板53aの間に一つの板挿入空間R1を形成する。一方、金具本体41の下部クランプ板41aと上部クランプ板42の間に一つのクランプ溝g1を形成する。そして、クランプ溝g1に被クランプ板53aを挿入するようにしてもよい。この場合には、被クランプ板53aが一つの部品となり、かつ上部クランプ板42に膨出部42aを形成する必要がないので、製造を容易に行うことができる。
【0027】
○図示しないが、前記収容ケース13の本体ケース31の底板31aと、第1及び第2取付フレーム32,33の被クランプ板32c,33cとの板挿入空間R1,R1を、前記掛止金具14の上部クランプ板42の板厚寸法とほぼ同じか若干大きく形成してもよい。この場合には、さらに収容ケース13の上下方向の高さ寸法を短くすることができる。
【0028】
○図示しないが、前記下部クランプ板41aに上部クランプ板42の膨出部42aを連結する溶接部43に代えて、カシメ用のリベットを用いてもよい。
前述した実施形態から把握される請求項以外の技術的思想について以下に説明する。
【0029】
(1)請求項2又は3において、前記収容ケースの底板の下面と、前記被クランプ板の上面との間の隙間は、前記架橋用治具の上部クランプ板の肉厚寸法とほぼ同じか若干大きく設定されていることを特徴とするローラコンベヤ装置。
【0030】
(2)請求項1において、前記収容ケースの底板の下面には被クランプ板の中央部に上向きに形成した膨出部が溶接又はリベットにより連結され、金具本体の下部クランプ板の左右両側には左右一対の上部クランプ板が一体に湾曲形成されていることを特徴とするローラコンベヤ装置。
【0031】
(3)請求項1において、前記収容ケースの本体ケースに一枚の板材よりなる被クランプ板を連結して、本体ケースの底板と被クランプ板との間に一つの板挿入空間を形成し、一方、金具本体の下部クランプ板と上部クランプ板の間に一つのクランプ溝を形成し、該クランプ溝に前記被クランプ板を挿入するように構成したことを特徴とするローラコンベヤ装置。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明のローラコンベヤ装置を具体化した一実施形態を示す横断面図。
【図2】ローラユニットを示す斜視図。
【図3】収容ケース及びスペーサを示す斜視図。
【図4】掛止金具を示す斜視図。
【図5】ローラコンベア装置全体を示す斜視図。
【図6】ローラコンベア装置の中央部縦断面図。
【図7】この発明の別例を示す横断面図。
【図8】この発明の別例を示す横断面図。
【符号の説明】
【0033】
g1…第1クランプ溝、g2…第2クランプ溝、R1…板挿入空間、13…収容ケース、31b,31c,32a,33a…側板、31…本体ケース、31a…底板、32…第1取付フレーム、32c,33c,51,53a…被クランプ板、32c,51b…第1被クランプ板、33…第2取付フレーム、33c,51c…第2被クランプ板、34…収容溝、41a…下部クランプ板、42,42b,42c…上部クランプ板、42a,51a…膨出部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローラーユニットを収容する収容溝を有する収容ケースと、この収容ケースの両端部にそれぞれ装着され、かつ、該収容ケースを所定位置に配設された架橋用フレームに架橋する架橋用治具とを備えたローラコンベヤ装置において、
前記収容ケースの底板の下方に被クランプ板を配設し、前記底板と前記被クランプ板との間に板挿入空間を形成し、一方、前記架橋用治具に下部クランプ板及び上部クランプ板を設け、両クランプ板の間に前記収容ケース側の被クランプ板を挿入するクランプ溝を形成したことを特徴とするローラコンベヤ装置。
【請求項2】
請求項1において、前記被クランプ板は収容ケースの下部の左右両側部から互いに接近する水平方向に片持ち支持された第1被クランプ板及び第2被クランプ板によって構成され、前記架橋用治具の下部クランプ板の上面には、上部クランプ板の幅方向の中間部に下向きに形成された膨出部が溶接又はリベットによって連結され、該膨出部の左右両側に第1クランプ溝及び第2クランプ溝が形成されていることを特徴とするローラコンベヤ装置。
【請求項3】
請求項2において、収容ケースは底板と、その左右両側部に上方に折曲げ形成された側板とによりチャンネル状に形成された本体ケースと、該本体ケースの左右の側板の外側面に接合された第1及び第2取付フレームとによって構成され、第1及び第2取付フレームの下端部には前記第1被クランプ板及び第2被クランプ板が互いに接近する方向に、かつ所定の間隔をおいてほぼ直交するように折曲げ形成されていることを特徴とするローラコンベヤ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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