説明

ワイプ複合体

不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層と対向し、かつ隣接する関係に位置した連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層と、
を含むワイプであって、該ワイプの不透明指数が少なくとも1.3であり、ここで該不透明指数は以下の方程式:
不透明指数=(ワイプの不透明度)/(ワイプの総基本重量)
に基づき算出される、ワイプ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生目的のためのワイプ、特に多層構造を有するワイプに関する。
【背景技術】
【0002】
衛生ワイプは乳児用ワイプ、ハンドワイプ、家庭用クリーニングワイプ、産業用ワイプ等に使用されている既知の市販の消費者向け製品である。従来のワイプは実質的に均質な材料の単一層を含む。例えば、単一層ワイプには均一に混合されているか、又はウェブ全体に分布している繊維のエアーレイド(air laid)ウェブを含んでいるものがある。かかる単一層ワイプにはポリエステル、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリマー繊維、並びにセルロース繊維等の、天然繊維又は合成繊維も含まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながらかかる単一層ワイプでは、物理的特性の必要なバランスを得ることが難しい。特に用途に応じて、柔軟性、可撓性、強度、厚さ、質感、完全性(integrity)、不透明性及び弾力性等のワイプの物理的特性を最適化する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の1つの例示的な実施の形態によるワイプは、
不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層と対向し、かつ隣接する関係に位置した連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層と、
を含み、前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.3であり、ここで該不透明指数は以下の方程式:
不透明指数=(ワイプの不透明度)/(ワイプの総基本重量)
に基づき算出される。
【0005】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層が第1の不織ウェブ層と第2の不織ウェブ層とを含み、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層が該第1の不織ウェブ層と該第2の不織ウェブ層との間に配置される。
【0006】
少なくとも1つの実施の形態において、前記不連続繊維がレーヨン繊維、天然繊維及びポリマー繊維を含む。
【0007】
少なくとも1つの実施の形態において、前記天然繊維が以下の天然繊維タイプ:綿、竹、麻、ポリラクチド及びパルプのうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ポリマー繊維が以下のポリマー繊維タイプ:ポリプロピレン及びポリエステルのうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層が以下のウェブ層タイプ:カーデッド繊維ウェブ層、エアーレイド繊維ウェブ層及びウェットレイド繊維ウェブ層のうちの1つである。
【0010】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層がおよそ5gsm〜およそ55gsmの範囲内の基本重量を有する。
【0011】
少なくとも1つの実施の形態において、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層がポリプロピレンを含む。
【0012】
少なくとも1つの実施の形態において、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層がポリラクチドを含む。
【0013】
少なくとも1つの実施の形態において、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層が接着していない。
【0014】
少なくとも1つの実施の形態において、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層が接着している。
【0015】
少なくとも1つの実施の形態において、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層がおよそ5gsm〜およそ35gsmの範囲内の基本重量を有する。
【0016】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層が前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド材料層と接着している。
【0017】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプが液体をさらに含む。
【0018】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプの総基本重量が少なくとも20gsmである。
【0019】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプの不透明度が少なくとも40%である。
【0020】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプの横方向での引張強度に対する該ワイプの縦方向での引張強度の比がおよそ2.0〜およそ3.0の範囲内である。
【0021】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプの縦方向での伸び率に対する該ワイプの横方向での伸び率の比がおよそ1.0〜およそ1.5の範囲内である。
【0022】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプの不透明度−横寸法引張強度指数が少なくとも0.5であり、ここで該不透明度−横寸法引張強度指数は以下の方程式:
不透明度−横寸法引張強度指数=((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度))/(ワイプの総基本重量)2
に基づき算出される。
【0023】
少なくとも1つの実施の形態において、前記ワイプの組合せ指数が少なくとも0.7であり、ここで該組合せ指数は以下の方程式:
組合せ指数=[((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度)×(1/ワイプの横寸法伸び))/(ワイプの総基本重量)3]×(10000)
に基づき算出される。
【0024】
本発明の1つの例示的な実施の形態によるワイプは、
不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層と対向し、かつ隣接する関係に位置した連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層と、
を含み、前記ワイプの組合せ指数が少なくとも0.7であり、ここで該組合せ指数は以下の方程式:
組合せ指数=[((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度)×(1/ワイプの横寸法伸び))/(ワイプの総基本重量)3]×(10000)
に基づき算出される。
【0025】
本発明の1つの例示的な実施の形態によるワイプを形成する方法が、
不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層を形成する工程と、
連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層を形成する工程と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層に接着させる工程と、
を含み、前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.3であり、ここで該不透明指数は以下の方程式:
不透明指数=(ワイプの不透明度)/(ワイプの総基本重量)
に基づき算出される。
【0026】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層を形成する工程が第1の不織ウェブ層と第2の不織ウェブ層とを形成することを含む。
【0027】
少なくとも1つの実施の形態において、前記方法が前記第1の不織ウェブ層と前記第2の不織ウェブ層との間に前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層を配置することをさらに含む。
【0028】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層を形成する工程が以下のウェブ形成プロセスタイプ:カーディング、エアーレイイング(airlaying)及びウェットレイイング(wetlaying)のうちの少なくとも1つを使用することを含む。
【0029】
少なくとも1つの実施の形態において、前記方法が前記少なくとも1つの不織ウェブ層を接着させることをさらに含む。
【0030】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層を接着させる工程が以下の接着プロセス:水流交絡、熱接着、化学的接着及び機械的接着のうちの少なくとも1つを使用することを含む。
【0031】
少なくとも1つの実施の形態において、前記方法が前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層を接着させることをさらに含む。
【0032】
少なくとも1つの実施の形態において、前記少なくとも1つの不織ウェブ層を前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層に接着させる工程が以下の接着プロセス:水流交絡及び熱接着のうちの少なくとも1つを使用することを含む。
【0033】
本発明の上記の及び関連する目的、特徴及び利点は、添付の図面と併せて解釈すると、本発明の好ましいが例示的な実施形態の以下の詳細な説明の参照によりさらに十分に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の1つの例示的な実施形態によるワイプの断面図である。
【図2】本発明の別の例示的な実施形態によるワイプの断面図である。
【図3】本発明の1つの例示的な実施形態によるワイプを形成する方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の様々な例示的な実施形態及び比較例によるワイプに関する基本重量に対する不透明度を示すチャートである。
【図5】本発明の様々な例示的な実施形態及び比較例によるワイプに関する基本重量に対する引張強度比を示すチャートである。
【図6】本発明の様々な例示的な実施形態及び比較例によるワイプに関する基本重量に対する伸び比を示すチャートである。
【図7】本発明の様々な例示的な実施形態及び比較例によるワイプに関する基本重量に対する不透明度−横寸法引張強度指数を示すチャートである。
【図8】本発明の様々な例示的な実施形態及び比較例によるワイプに関する基本重量に対する組合せ指数を示すチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0035】
図1は本発明の1つの例示的な実施形態による、概して参照番号1で表されるワイプの断面図である。ワイプ1には不織ウェブ層10と、不織ウェブ層10と対向し、かつ隣接する関係に位置したスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)ウェブ層20とが含まれる。以下でさらに詳細に説明するように、SMSウェブ層20はワイプ1に不透明度の増大をもたらし、それによりワイプ1の総重量を大きく増大させることなくワイプ1により高い布の外観をもたらす。
【0036】
不織ウェブ層10は天然不連続繊維及びポリマー不連続繊維の他にレーヨン(ビスコース)の不連続繊維から構成されているのが好ましい。不織ウェブ層10に使用される天然不連続繊維は例えば綿、パルプ、竹、麻又はこれらの材料のブレンドから作製されていてもよい。不織ウェブ層10に使用されるポリマー不連続繊維は例えばポリプロピレン又はポリエステルから作製されていてもよい。別の例示的な実施形態では、例えばポリラクチド(PLA)のようなより環境に優しいポリマー材料を使用してもよい。
【0037】
不織ウェブ層10を例えばカーディングプロセス、ウェットレイイングプロセス及びエアーレイイングプロセスのような任意の好適な不織プロセスを用いて形成してもよい。不織ウェブ層10の基本重量はおよそ5gsm〜およそ55gsmの範囲内であるのが好ましい。好ましい実施形態では、不織ウェブ層10の基本重量は33gsmである。別の好ましい実施形態では、不織ウェブ層10の基本重量は55gsmである。
【0038】
SMSウェブ層20はポリマー材料の連続繊維から構成されているのが好ましい。ポリマー材料は例えばポリプロピレン及びポリエチレン等のポリオレフィン、ポリアミド並びにポリエステルであってもよい。別の例示的な実施形態では、例えばポリラクチド(PLA)のようなより環境に優しいポリマー材料を使用してもよい。
【0039】
SMSウェブ層20は接着していても又は接着していなくてもよい。ロールを解き予め形成したSMS布を導入する代わりに、SMS構造を構築する(create)ために組み合わされたスパンボンドとメルトブローンとの多重ビームをワイプ製造ラインに直接組み込むことができるため、SMSウェブ層20は接着してなくてもよい。接着させる場合、例えば熱接着、水流交絡、化学的接着及び機械的接着のような任意の好適な接着プロセスを用いてSMSウェブ層10を接着させることができる。SMSウェブ層20の基本重量はおよそ5gsm〜およそ35gsmの範囲内にあるのが好ましい。好ましい実施形態では、SMSウェブ層20の基本重量は12gsmである。別の好ましい実施形態では、SMSウェブ層20の基本重量は13.5gsmである。SMSウェブ層20の基本重量は、不透明度の増大、布厚の増大及び白色度の改善をもたらすことによりワイプ1の外観全体が改善されるように選択される。さらにSMSウェブ層20を含有することにより、ワイプ1の総基本重量を増大させなくてもワイプ1の引張強度が改善される。SMSウェブ層20はワイプ1の不透明度をさらに増大させるために、例えばTiO2のような着色料を含んでいてもよい。1つの例示的な実施形態では、SMSウェブ層20に添加する着色料の量はおよそ5重量%と高いものであってもよい。本発明の1つの例示的な実施形態では、SMSウェブ層20はペンシルバニア州ヘーズルトンにあるFirst Quality Nonwovensで市販されているSMS製品である。
【0040】
図2は本発明の別の例示的な実施形態による、概して参照番号100で表されるワイプの断面図である。ワイプ100には第1の不織ウェブ外層110と、第2の不織ウェブ外層130と、第1の不織ウェブ外層110と第2の不織ウェブ外層130との間に配置されたSMSウェブ層120とが含まれている。第1の不織ウェブ外層110及び第2の不織ウェブ外層130はポリマー不連続繊維及び天然不連続繊維を含む、上記の不織ウェブ層10と同じ構造を有し得る。SMSウェブ層120はポリマー材料の連続繊維を含む、上記のSMSウェブ層20と同じ構造を有し得る。
【0041】
本明細書に記載のワイプは、該ワイプを湿潤ワイプにするために液体に含浸させてもよい。該液体はワイプに吸収させることができる又はワイプ上に残留する任意の溶液であってもよく、所望の清拭性を与える任意の好適な成分を含んでいてもよい。例えば該成分には、水、エモリエント、界面活性剤、香料、保存料、キレート化剤、pH緩衝剤、溶媒及び家庭/産業用途で使用されるもののような他のクリーニング剤若しくは促進剤、又は当業者にとって既知のそれらの組合せが含まれ得る。該液体にはローション及び/又は薬剤も含まれ得る。
【0042】
本明細書に記載のワイプを、例えば湿式エンボス加工、熱エンボス加工、転写印刷(色又は質感)及び吹き付け塗装を含む多様な処理後工程に何回でも供してもよい。
【0043】
図3は本発明の1つの例示的な実施形態によるワイプを作製するための概して参照番号200で表される方法を示すフローチャートである。工程S210では、例えばカーディングプロセス、ウェットレイイングプロセス及びエアーレイイングプロセスのような任意の好適な不織プロセスを用いて2つの不連続繊維の不織ウェブ層を形成する。不織ウェブ層は天然不連続繊維及びポリマー不連続繊維の他にレーヨンの不連続繊維を含んでいてもよい。不織ウェブ層に使用される天然不連続繊維は例えば綿、パルプ、竹、麻又はこれらの材料のブレンドから作製されていてもよい。不織ウェブ層に使用されるポリマー不連続繊維は例えばポリプロピレン又はポリエステルから作製されていてもよい。別の例示的な実施形態では、例えばポリラクチド(PLA)のようなより環境に優しいポリマー材料を使用してもよい。
【0044】
工程S220では、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドプロセスを用いて、連続繊維のウェブ層を形成する。連続繊維は例えばポリプロピレン及びポリエチレン等のポリオレフィン、ポリアミド並びにポリエステルのようなポリマー材料であり得る。1つの例示的な実施形態では、例えばポリラクチド(PLA)のようなより環境に優しいポリマー材料を使用してもよい。代替的な一実施形態では、予め形成させたSMSロールを与えてもよく、この場合該SMSロールは接着されているか又は接着されていない。
【0045】
工程S230では、工程S220で形成されたSMSウェブ層を接着プロセスに供する。接着プロセスは、例えば熱接着、水流交絡、化学的接着及び機械的接着のような任意の好適な接着プロセスを含み得る。工程S230は任意的なものであり、本発明の他の例示的な実施形態ではSMSウェブ層は接着されないままであってもよいことを理解されたい。
【0046】
工程S240では、2つの不織ウェブ層の間にSMSウェブ層を接着させ、ワイプを形成する。例えば水流交絡及び熱接着を含む任意の好適な接着プロセスを用いて3つの層を共に接着させてもよい。
【0047】
本発明によるワイプを形成する方法は上記の方法に限定されないことを理解されたい。例えば他の例示的な実施形態では、SMSウェブ層の接着はSMSウェブ層と不織ウェブ層との接着と同時に行ってもよい。また該方法は湿潤ワイプを形成するように、ワイプを流体に含浸させるさらなる工程を含んでいてもよい。
【0048】
以下の実施例は本発明の利点を説明している。
【実施例】
【0049】
実施例0(E0)
三層複合体が与えられた。それぞれのカードウェブ外層の基本重量はおよそ10gsmであり、ビスコースとポリエステルとから作製されており、ブレンド重量比は50/50であり、内層はペンシルバニア州ヘーズルトンにあるFirst Quality Nonwovensで市販されている12gsmのSMS構造を有していた。方格法(square design)を用いて、総組成物を水流交絡及びハイドロパターニング(hydropatterned)させた。業界で既知であり一般的に用いられている以下の標準的な試験手順に三層複合体を供した:
引張/伸び:EDANA:ERT 20.2−89
厚さ:EDANA:ERT 30.5−99
不透明度:ASTM:E 1347
基本重量:ASTM:D 6242−98
【0050】
実施例1(E1)
二層複合体が与えられた。複合体の一層はビスコースとポリエステルとから作製されている13gsmのカードウェブであり、ポリエステルに対するビスコースの重量比は30/70であった。もう一方の層はペンシルバニア州ヘーズルトンにあるFirst Quality Nonwovensで市販されている20gsmのSMS構造であった。総組成物を水流交絡させるのみで、ハイドロパターニングさせなかった。二層組成物を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0051】
実施例2(E2)
実施例1と同じ構造が与えられたが、基本重量がわずかに低く、カードウェブの重量は12gsmであった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0052】
実施例3(E3)
実施例1と同じ構造が与えられたが、基本重量がわずかに低く、カードウェブの重量は12gsmであった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0053】
実施例4(E4)
実施例1と同じ構造が与えられたが、基本重量がわずかに低く、カードウェブの重量は10gsmであった。方格法を用いて、総複合体を水流交絡及びハイドロパターニングさせた。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0054】
実施例5(E5)
実施例1と同じ構造が与えられたが、基本重量がわずかに低く、カードウェブの重量は10gsmであった。総複合体を水流交絡させ、ハイドロパターニングさせなかった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0055】
比較例1(CE1)
100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対するビスコースの重量比は30/70であった。方格法を用いて、総組成物を水流交絡及びハイドロパターニングさせた。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0056】
比較例2(CE2)
100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対するビスコースの重量比は30/70であった。この製品はハイドロパターニングさせなかった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0057】
比較例3(CE3)
100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対するビスコースの重量比は50/50であった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0058】
比較例4(CE4)
100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対するビスコースの重量比は30/70であった。方格法を用いて、総組成物を水流交絡及びハイドロパターニングさせた。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0059】
比較例5(CE5)
比較例4の構造よりも基本重量が低い100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対するビスコースの重量比は30/70であった。方格法を用いて、総組成物を水流交絡及びハイドロパターニングさせた。該構造を実施例1に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0060】
比較例6(CE6)
100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリプロピレンと再生繊維(reclaim fiber)とから作製されており、ブレンド重量比はそれぞれ29/66/5である。方格法を用いて、総組成物を水流交絡及びハイドロパターニングさせた。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0061】
比較例7(CE7)
100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリプロピレンとから作製されており、ポリプロピレンに対するビスコースの重量比は30/70であった。総組成物を水流交絡させ、ハイドロパターニングさせなかった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0062】
比較例8(CE8)
比較例3の構造よりも基本重量が低い100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブはビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対するビスコースの重量比は50/50であった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0063】
比較例9(CE9)
比較例3の構造よりも基本重量が高い100%カーデッドウェブ水流交絡構造が与えられた。カーデッドウェブは綿とビスコースとポリエステルとから作製されており、ポリエステルに対する綿、ビスコースの重量比は15/35/50であった。該構造を実施例0に記載のものと同じ試験手順に供した。
【0064】
比較例10(CE10)
カードウェブ外層とスパンボンド布の内層とを有する三層複合体が与えられた。それぞれのカードウェブ層の基本重量は10gsmであり、ブレンド比が50/50であるビスコースとポリエステルとから作製されていた。該内層の基本重量は10gsmであった。全体で30gsmの複合体を水流交絡させ、ハイドロパターニングさせなかった。
【0065】
これらの試験結果を以下に示す表1に提示する。
【0066】
【表1】

【0067】
表1から、実施例及び比較例のそれぞれに関して基本重量データに対する不透明度のデータをチャートにし、その結果を概して参照番号300で表される図4で与えられたチャートに示す。チャート300は本発明の実施例0〜実施例5が標準的なスパンレース製品である比較例1〜比較例9と比べてより低い基本重量でより高い不透明度、及び複合構造である比較例10と比べて同程度の基本重量でより高い不透明度を一貫して与えることを示している。このことは、高不透明度の視覚的安全性をもたらしながら、重量が相対的に軽いワイプが提供されるという本発明の利点の1つを説明している。これに関して、不透明指数を以下に示す方程式1:
不透明指数=(ワイプの不透明度)/(ワイプの総基本重量) (1)
を用いて上記の実施例それぞれに対して算出した。
【0068】
実施例それぞれに対する不透明指数の算出結果を以下に示す表2に提示する。
【0069】
【表2】

【0070】
表2は、本発明の実施例0〜実施例5が他のワイプ製品と比べてより高い不透明指数を一貫して与えることを示している。特に、本発明の様々な例示的な実施形態によるワイプの不透明指数が少なくとも1.3であることがあり、他のワイプ製品の不透明指数は大体はこの値よりも低い。
【0071】
また表1から、実施例及び比較例のそれぞれに関して基本重量データに対する引張強度比のデータをチャートにし、その結果を概して参照番号400で表される図5で与えられたチャートに示す。引張強度比は縦方向におけるワイプの引張強度と横方向におけるワイプの引張強度との間の比として定義され得る。チャート400は本発明の実施例0〜実施例5が比較例1〜比較例9と比べてより低い基本重量でより低い引張強度比を一貫して与えることを示している。比較例10の複合構造では同程度の引張強度比が達成されたが、上述のように、比較例10は実施例1〜実施例9ほど高い不透明度には達しなかった。このことは、引張強度特性を改善させながら重量が相対的に軽いワイプが提供され、また他のワイプ構造と比べて相対的に、横方向における引張強度の値が縦方向における引張強度の値に近いという本発明の別の利点を説明している。従来の不織製造プロセスでは、縦方向の強度は通常、横方向の強度よりもはるかに大きい。残念なことに、消費者にとって十分な布強度を与えるということになると、横方向の強度が「脆弱な連結」となる場合がある。また、横方向の強度が著しく低くなるため、より高い縦方向の強度の消費者にとっての魅力は少なくなる。本発明は縦方向で達成される強度と比べて横方向の強度を増大させることにより、より均一な多方向強度を有するより品質のよいワイプを提供する。
【0072】
また表1から、実施例及び比較例のそれぞれに関して基本重量データに対する伸び比のデータをチャートにし、その結果を概して参照番号500で表される図6で与えられたチャートに示す。伸び比は横方向におけるワイプの伸び率と縦方向におけるワイプの伸び率との間の比として定義され得る。チャート500は本発明の実施例0〜実施例5が比較例1〜比較例9と比べてより低い基本重量でより低い伸び比を一貫して与えることを示している。このことは、伸び特性を改善させながら重量が相対的に軽いワイプが提供され、また他のワイプ構造と比べて相対的に、横方向における伸び率の値が縦方向における伸び率の値に近いという本発明の別の利点を説明している。従来の不織製造プロセスでは、横方向の伸びは通常、縦方向の伸びよりもはるかに大きい。残念なことに、消費者にとって十分なワイプ完全性を与えるということになると、横方向の伸びが「脆弱な連結」となる場合がある。特に、布の伸びにより得られるワイプの長さ及び幅の寸法が著しく異なる可能性があるため、横方向の伸びが相対的に高いワイプの消費者にとっての魅力は低い可能性がある。本発明は縦方向で達成される伸びに近くなるように横方向の伸びを低減することにより、より均一な多方向伸びを有するより品質のよいワイプを提供する。
【0073】
概して、本発明の様々な例示的な実施形態によるワイプは従来のワイプ構造と比べて品質が向上しており、特に不透明度の増大と、横方向の引張強度の増大と、横方向の伸びの低減との組合せをもたらすことができる。これに関して、不透明度−横寸法引張強度指数を以下に示す方程式2:
不透明度−横寸法引張強度指数=((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度))/(ワイプの総基本重量)2 (2)
を用いて上記の実施例それぞれに対して算出した。
【0074】
実施例それぞれに対する不透明度−横寸法引張強度指数の算出結果を以下に示す表3に提示する。
【0075】
【表3】

【0076】
実施例及び比較例1〜比較例9のそれぞれに関して基本重量に対する不透明度−横方向引張強度指数のデータをチャートにし、その結果を概して参照番号600で表される図7で与えられたチャートに示す。チャート600は本発明によるワイプが特に低い基本重量で従来のワイプ構築物と比べてより高い不透明度−横方向引張強度指数(すなわちより高い不透明度とより高い横寸法引張強度との両方の組合せ)を一貫して与えることを示している。これに関して、本発明の1つの例示的な実施形態によるワイプの不透明度−横方向引張強度指数は少なくとも0.5であり得る。
【0077】
さらに、組合せ指数を以下に示す方程式3:
組合せ指数=[((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度)×(1/ワイプの横寸法伸び))/(ワイプの総基本重量)3]×(10000) (3)
を用いて上記の実施例それぞれに対して算出した。
【0078】
実施例それぞれに対する組合せ指数の算出結果を以下に示す表4に提示する。
【0079】
【表4】

【0080】
実施例及び比較例1〜比較例9のそれぞれに関して基本重量に対する表4の組合せ指数のデータをチャートにし、その結果を概して参照番号700で表される図8で与えられたチャートに示す。チャート700は本発明によるワイプが特に低い基本重量で従来のワイプ構築物と比べてより高い組合せ指数(すなわちより高い不透明度とより高い横寸法引張強度とより低い横寸法伸びとの組合せ)を一貫して与えることを示している。これに関して、本発明の1つの例示的な実施形態によるワイプの組合せ指数は少なくとも0.7であり得る。
【0081】
ここでは本発明の好ましい実施形態が示され、詳細に説明されているが、これらに対する様々な変更及び改良は当業者にとって容易に明らかであろう。したがって本発明の精神及び範囲は広範に解釈されるべきであり、添付の特許請求の範囲によってのみ限定され、前述の明細書によっては限定されないものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層と対向し、かつ隣接する関係に位置した連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層と、
を含むワイプであって、該ワイプの不透明指数が少なくとも1.3であり、ここで該不透明指数は以下の方程式:
不透明指数=(ワイプの不透明度)/(ワイプの総基本重量)
に基づき算出される、ワイプ。
【請求項2】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層が第1の不織ウェブ層と第2の不織ウェブ層とを含み、前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層が該第1の不織ウェブ層と該第2の不織ウェブ層との間に配置される、請求項1に記載のワイプ。
【請求項3】
前記不連続繊維がレーヨン繊維、天然繊維及びポリマー繊維を含む、請求項1に記載のワイプ。
【請求項4】
前記天然繊維が以下の天然繊維タイプ:綿、竹、麻及びパルプのうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載のワイプ。
【請求項5】
前記ポリマー繊維が以下のポリマー繊維タイプ:ポリプロピレン、ポリエステル及びポリラクチドのうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載のワイプ。
【請求項6】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層が以下のウェブ層タイプ:カーデッド繊維ウェブ層、エアーレイド繊維ウェブ層、ウェットレイド繊維ウェブ層又はそれらの組合せのうちの1つである、請求項1に記載のワイプ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層がおよそ5gsm〜およそ55gsmの範囲内の基本重量を有する、請求項1に記載のワイプ。
【請求項8】
前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層がポリプロピレンを含む、請求項1に記載のワイプ。
【請求項9】
前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層がポリラクチドを含む、請求項1に記載のワイプ。
【請求項10】
前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層が接着していない、請求項1に記載のワイプ。
【請求項11】
前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層が接着している、請求項1に記載のワイプ。
【請求項12】
前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層がおよそ5gsm〜およそ35gsmの範囲内の基本重量を有する、請求項1に記載のワイプ。
【請求項13】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層が前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド材料層と接着している、請求項1に記載のワイプ。
【請求項14】
液体をさらに含む、請求項1に記載のワイプ。
【請求項15】
前記ワイプの不透明度−横寸法引張強度指数が少なくとも0.5であり、ここで該不透明度−横寸法引張強度指数は以下の方程式:
不透明度−横寸法引張強度指数=((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度))/(ワイプの総基本重量)2
に基づき算出される、請求項1に記載のワイプ。
【請求項16】
前記ワイプの総基本重量が少なくとも20gsmである、請求項1に記載のワイプ。
【請求項17】
前記ワイプの不透明度が少なくとも40%である、請求項1に記載のワイプ。
【請求項18】
前記ワイプの横方向での引張強度に対する該ワイプの縦方向での引張強度の比がおよそ2.0〜およそ3.0の範囲内である、請求項1に記載のワイプ。
【請求項19】
前記ワイプの縦方向での伸び率に対する該ワイプの横方向での伸び率の比がおよそ1.0〜およそ1.5の範囲内である、請求項1に記載のワイプ。
【請求項20】
前記ワイプの組合せ指数が少なくとも0.7であり、ここで該組合せ指数は以下の方程式:
組合せ指数=[((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度)×(1/ワイプの横寸法伸び))/(ワイプの総基本重量)3]×(10000)
に基づき算出される、請求項1に記載のワイプ。
【請求項21】
不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層と対向し、かつ隣接する関係に位置した連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層と、
を含むワイプであって、該ワイプの組合せ指数が少なくとも0.7であり、ここで該組合せ指数は以下の方程式:
組合せ指数=[((ワイプの不透明度)×(ワイプの横寸法引張強度)×(1/ワイプの横寸法伸び))/(ワイプの総基本重量)3]×(10000)
に基づき算出される、ワイプ。
【請求項22】
ワイプを形成する方法であって、
不連続繊維の少なくとも1つの不織ウェブ層を形成する工程と、
連続繊維のスパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層を形成する工程と、
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層に接着させる工程と、
を含み、前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.3であり、ここで該不透明指数は以下の方程式:
不透明指数=(ワイプの不透明度)/(ワイプの総基本重量)
に基づき算出される、方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を形成する工程が第1の不織ウェブ層と第2の不織ウェブ層とを形成することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の不織ウェブ層と前記第2の不織ウェブ層との間に前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層を配置することをさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を形成する工程が以下のウェブ形成プロセスタイプ:カーディング、エアーレイイング及びウェットレイイング
のうちの少なくとも1つを使用することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を接着させることをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を接着させる工程が以下の接着プロセス:水流交絡、熱接着、化学的接着及び機械的接着のうちの少なくとも1つを使用することを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層を接着させることをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記少なくとも1つの不織ウェブ層を前記スパンボンド−メルトブローン−スパンボンドウェブ層に接着させる工程が以下の接着プロセス:水流交絡及び熱接着のうちの少なくとも1つを使用することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.6である、請求項1に記載のワイプ。
【請求項31】
前記ワイプの不透明指数が1.6〜1.7の範囲内である、請求項1に記載のワイプ。
【請求項32】
前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.7である、請求項1に記載のワイプ。
【請求項33】
前記ワイプの不透明度−横寸法引張強度指数が少なくとも0.7である、請求項15に記載のワイプ。
【請求項34】
前記ワイプの不透明度−横寸法引張強度指数が0.7〜1.1の範囲内である、請求項15に記載のワイプ。
【請求項35】
前記ワイプの不透明度−横寸法引張強度指数が少なくとも1.1である、請求項15に記載のワイプ。
【請求項36】
前記ワイプの組合せ指数が少なくとも2.7である、請求項20に記載のワイプ。
【請求項37】
前記ワイプの組合せ指数が2.7〜4.3の範囲内である、請求項20に記載のワイプ。
【請求項38】
前記ワイプの組合せ指数が少なくとも4.3である、請求項20に記載のワイプ。
【請求項39】
前記ワイプの組合せ指数が少なくとも2.7である、請求項21に記載のワイプ。
【請求項40】
前記ワイプの組合せ指数が2.7〜4.3の範囲内である、請求項21に記載のワイプ。
【請求項41】
前記ワイプの組合せ指数が少なくとも4.3である、請求項21に記載のワイプ。
【請求項42】
前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.6である、請求項22に記載のワイプ。
【請求項43】
前記ワイプの不透明指数が1.6〜1.7の範囲内である、請求項22に記載のワイプ。
【請求項44】
前記ワイプの不透明指数が少なくとも1.7である、請求項22に記載のワイプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−501752(P2012−501752A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526227(P2011−526227)
【出願日】平成21年9月4日(2009.9.4)
【国際出願番号】PCT/US2009/056028
【国際公開番号】WO2010/028238
【国際公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(511060054)ニューテック・ディスポーザブルズ・インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】NUTEK DISPOSABLES, INC.
【住所又は居所原語表記】121 North Road, Clinton Country Industrial Park, Mcelhattan, PA 17748, United States of America
【Fターム(参考)】