ワイヤレス通信システムにおけるACKリソースのダイナミックな割当て
肯定応答(ACK)リソースをユーザ機器(UE)にダイナミックに割り当てる技術を説明する。ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリングメッセージを使用して、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送ってもよい。セミパーシステントスケジューリングに対して、スケジューリングメッセージを使用して、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを送ってもよい。1つの観点において、ダイナミックスケジューリングのためのスケジューリング情報を搬送するために通常使用される、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドを再利用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを搬送してもよい。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
本出願は、2008年3月28日に出願され、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明白にここに組み込まれている、“UL−ACKのダイナミックスケジューリング”と題する仮米国出願第61/040,609号に対する優先権を主張する。
【分野】
【0002】
本開示は一般に、通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システム中でリソースを割り当てる技術に関する。
【背景】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声や、ビデオや、パケットデータや、メッセージングや、ブロードキャストなどのような、さまざまな通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスシステムは、利用可能なシステムリソースを共有することにより、複数のユーザをサポートできる多元接続システムであってもよい。このような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、直交FDMA(OFDMA)システムと、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)システムとを含む。
【0004】
ワイヤレス通信システムは、多数のユーザ機器(UE)に対する通信をサポートできる、多数のノードBを含んでいてもよい。ノードBは、ダウンリンクおよびアップリンク上でUEと通信してもよい。ダウンリンク(すなわりフォワードリンク)は、ノードBからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(すなわち、リバースリンク)は、UEからノードBへの通信リンクを指す。ノードBは、UEに対してデータの伝送を送ってもよい。UEは、データの伝送をデコードしてもよく、ノードBに対して肯定応答(ACK)情報を送ってもよい。ACK情報は、データの伝送が、UEにより正しくデコードされたか、または誤ってデコードされたかを示してもよい。ノードBは、ACK情報に基づいて、UEに対して、データの再送を送るか、または、データの新しい伝送を送るかを決定してもよい。ACK情報を送るために、ACKリソースをUEに効率的に割り当てることが望まれるかもしれない。
【概要】
【0005】
ワイヤレス通信システム中でACKリソースをUEにダイナミックに割り当てる技術をここで説明する。システムは、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとをサポートしてもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリングメッセージを使用して、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送ってもよい。セミパーシステントスケジューリングに対して、スケジューリングメッセージを使用して、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを送ってもよい。
【0006】
1つの観点において、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送するために通常使用される、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドを再利用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを搬送してもよい。少なくとも1つのフィールドは、新規インジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールド、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドなどを含んでいてもよい。
【0007】
1つの設計において、UEは、セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを受信してもよく、セミパーシステント割当てから、ACKリソースの割当てを取得してもよい。UEは、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、ACKリソースのインデックスを取得してもよく、インデックスに基づいて、ACKリソースを決定してもよい。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信し、データの伝送に対するACK情報を決定し、ACKリソースにより、ACK情報を送ってもよい。
【0008】
別の設計において、UEは、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信してもよく、スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信してもよい。UEは、第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、データの第1の伝送に対するACK情報を送ってもよい。UEは、セミパーシステントスケジューリングのためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信してもよい。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信してもよい。UEは、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、データの第2の伝送に対するACK情報を送ってもよい。したがって、ACKリソースは、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとに対して、異なる方法で伝達されてもよい。
【0009】
本開示のさまざまな観点および特徴を、以下でさらに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、ワイヤレス通信システムを示す。
【図2】図2は、ダイナミックスケジューリングによるデータ伝送を示す。
【図3】図3は、セミパーシステントスケジューリングによるデータ伝送を示す。
【図4A】図4Aは、図4Bと異なるフォーマットを有するスケジューリングメッセージを示す。
【図4B】図4Bは、図4Aと異なるフォーマットを有するスケジューリングメッセージを示す。
【図5】図5は、スケジューリングメッセージのための処理ユニットを示す。
【図6】図6は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを受信するプロセスを示す。
【図7】図7は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを受信する装置を示す。
【図8】図8は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとによりデータを受信するプロセスを示す。
【図9】図9は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとによりデータを受信する装置を示す。
【図10】図10は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを送るプロセスを示す。
【図11】図11は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを送る装置を示す。
【図12】図12は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとを有するデータを送るプロセスを示す。
【図13】図13は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとによりデータを送る装置を示す。
【図14】図14は、ノードBおよびUEのブロック図を示す。
【詳細な説明】
【0011】
ここで記述する技術は、CDMAや、TDMAや、FDMAや、OFDMAや、SC−FDMAや、他のシステムのような、さまざまなワイヤレス通信システムに対して使用してもよい。用語“システム”および“ネットワーク”は、区別なく使用されることが多い。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)や、cdma2000などのような無線技術を実現してもよい。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)と、CDMAの他の変形体とを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856の標準規格をカバーする。TDMAシステムは、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現してもよい。OFDMAシステムは、進化型UTRA(E−UTRA)や、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)や、IEEE802.11(Wi−Fi)や、IEEE802.16(WiMAX)や、IEEE802.20や、フラッシュ−OFDM(登録商標)などのような無線技術を実現してもよい。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの、これから出てくるリリースであり、ダウンリンク上でOFDMAを用い、アップリンク上でSC−FDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト”(3GPP)と名付けられた組織からの文書で説明されている。cdma2000およびUMBは、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト2”(3GPP2)と名付けられた組織からの文書で説明されている。ここで記述する技術は、上述したシステムおよび無線技術に対してだけでなく、他のシステムおよび無線技術に対して使用してもよい。明瞭にするために、技術のいくつかの観点を、LTEに対して以下で説明し、LTEの用語は、以下の記述の多くにおいて使用される。
【0012】
図1は、ワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、LTEシステムであってもよい。システム100は、多数のノードB110と、他のネットワークエンティティとを含んでいてもよい。ノードBは、UEと通信する局であってもよく、進化型ノードB(eNB)、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることがある。UE120は、システム全体にわたって分散されていてもよく、各UEは、固定されたものであってもよく、または移動するものであってもよい。UEはまた、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることがある。UEは、セルラ電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであってもよい。
【0013】
システムは、ハイブリッド自動再送(HARQ)を有するデータ伝送をサポートしてもよい。ダウンリンク上でのHARQに対して、ノードBは、トランスポートブロックの伝送を送ってもよく、(必要に応じて)トランスポートブロックが、受信UEにより正しくデコードされるか、または、最大数の伝送が送られるか、または、他の何らかの終了条件が生じるまで、トランスポートブロックの1つ以上の追加の伝送を送ってもよい。トランスポートブロックは、パケット、データブロックなどと呼ばれることがある。トランスポートブロックの最初の伝送は、新規の伝送と呼ばれてもよく、トランスポートブロックのそれぞれの追加の伝送は、再送と呼ばれてもよい。
【0014】
システムはまた、データ伝送に対して、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステント(semi−persistent)スケジューリングとをサポートしてもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報は、データの各伝送とともに送られてもよく、そのデータの伝送に対して使用されるパラメータおよびリソースを伝達してもよい。セミパーシステントスケジューリングに対して、スケジューリング情報は、一度送られてもよく、データの複数の伝送に対して適用できてもよい。ダイナミックスケジューリングは、柔軟性を提供してもよいのに対して、セミパーシステントスケジューリングは、シグナリングのオーバーヘッドを低減させてもよい。
【0015】
図2は、ダイナミックスケジューリングによるダウンリンク上での例示的なデータ伝送を示す。各リンクに対する伝送タイムラインは、サブフレームの単位に分割されていてもよい。各サブフレームは、例えば、1ミリ秒(ms)のような、特定の継続時間を有してもよい。図2中で示すような周波数分割複信(FDD)に対して、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)に、異なる周波数チャネルを割り振ってもよい。異なる周波数チャネル上でダウンリンクおよびアップリンクによって、異なる伝送を同時に送ってもよい。ノードBは、UEに送るデータを有していてもよく、サブフレームt1において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上でスケジューリング情報を送ってもよい。スケジューリング情報は、1つ以上の制御チャネルエレメント(CCE)中で送られてもよく、以下で記述するさまざまなパラメータを含んでいてもよい。ノードBは、サブフレームt1において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で1つ以上のトランスポートブロックの伝送を送ってもよい。ノードBは、1つ以上のリソースブロック中で、スケジューリング情報により伝達されるパラメータにしたがって、トランスポートブロックを送ってもよい。UEは、PDCCHからスケジューリング情報を受信してもよく、スケジューリング情報にしたがってPDSCH上での伝送を処理して、ノードBにより送られたトランスポートブロックを回復してもよい。UEは、各トランスポートブロックが、UEにより正しくデコードされたか、または誤ってデコードされたかを示すACK情報(または、UL−ACK)を発生させてもよい。UEは、サブフレームt1+Qにおいて、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上でACK情報を送ってもよく、ここで、Qは、2、4または、他の何らかの値に等しくてもよい。Qは、ダウンリンク上でのデータ伝送と、アップリンク上での対応するACK伝送との間のサブフレームのオフセットである。ノードBは、UEからACK情報を受信してもよく、誤ってデコードされた各トランスポートブロックの再送を送ってもよい。
【0016】
UEは、ACKリソースによりACK情報を送ってもよく、ACKリソースは、PUCCHリソース、ACKチャネルなどと呼ばれることもある。ACKリソースは、無線リソース、コードリソース(例えば、直交シーケンス、基準信号シーケンスなど)、および/またはACK情報を送るために使用される他のリソースと関連していてもよい。例えば、LTEにおいて、ACKリソースは、ACKインデックスn(1)_PUCCHにより与えられてもよく、(i)ACK情報を送るための時間−周波数位置(例えば、リソースブロック)、(ii)周波数領域中でACK情報を拡散させるために使用されるZardoff−Chuシーケンスのサイクリックシフト、(iii)時間領域中でACK情報を拡散させるために使用される直交またはウォルシュ拡散シーケンス、と関連していてもよい。
【0017】
ダイナミックスケジューリングに対して、UEにより使用するACKリソースを、次のように決定してもよい:
nPUCCH=nCCE+NPUCCH 等式(1)
ここで、nCCEは、スケジューリング情報を送るために使用される最初のCCEのインデックスであり、nPUCCHは、ACKリソースのインデックスであり、NPUCCHは、上位レイヤにより設定されるパラメータである。
【0018】
NPUCCHは、無線リソース制御(RRC)により設定されて、UEにブロードキャストされてもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、例えば、等式(1)中で示すように、ACKリソースを、スケジューリング情報を搬送する最初のCCEにリンクさせてもよい。したがって、ACKリソースは、スケジューリング情報によって暗黙的に伝達されもよく、ACKリソース割当てをUEに送るために、いかなる追加のオーバーヘッドも消費されない。
【0019】
ダイナミックにスケジューリングに対して、データの各伝送は、上述したように発生してもよい。データの各伝送に対して、ノードBは、1つ以上のCCE中でスケジューリング情報を送ってもよく、スケジューリング情報により伝達される1つ以上のリソースブロック中で、1つ以上のトランスポートブロックの伝送を送ってもよい。UEは、スケジューリング情報を搬送する最初のCCEに基づいて決定されたACKリソースによりACK情報を送ってもよい。
【0020】
図3は、セミパーシステントスケジューリングによるダウンリンク上での例示的なデータ伝送を示す。ノードBは、サブフレームt1において、PDCCH上でセミパーシステント割当てまたは許可を送ってもよい。セミパーシステント割当ては、ダウンリンク上でのデータ伝送に対するさまざまなパラメータだけでなく、アップリンクに対するACKリソース割当ても含んでいてもよい。1つの設計において、上位レイヤ(例えば、RRC)が、1組のACKリソースを設定してもよく、ACKリソースの割当ては、1組の設定されたACKリソース中のACKリソースに対するインデックスを含んでいてもよい。別の設計において、ACKリソースの割当ては、何らかの利用可能なACKリソースを割り当ててもよい。
【0021】
ノードBは、サブフレームt1において、PDSCH上で1つ以上のトランスポートブロックの伝送を送ってもよい。ノードBは、1つ以上のリソースブロック中で、セミパーシステント割当てによって伝達されるパラメータにしたがって、トランスポートブロックを送ってもよい。UEは、PDCCHからセミパーシステント割当てを受信してもよく、セミパーシステント割当てにしたがってPDSCH上での伝送を処理して、ノードBにより送られたトランスポートブロックを回復してもよい。UEは、トランスポートブロックに対するACK情報を発生させてもよく、サブフレームt1+Qにおいて、ACK情報を送ってもよい。ACK情報は、セミパーシステント割当てにより伝達されたACKリソースにより送ってもよい。
【0022】
セミパーシステントスケジューリングに対して、セミパーシステント割当ては、データの最初の伝送とともに一度送ってもよく、予め定められている時間期間に対して、または、セミパーシステント割当てが無効にされるまで、有効であってもよい。ACKリソースの割当ては、セミパーシステント割当てが有効である継続時間である、全体のセミパーシステントスケジューリング間隔に対して有効であろう。ノードBは、セミパーシステントスケジューリング間隔の間に、何らかのスケジューリング情報を送ることを必要とせず、セミパーシステント割当てにしたがって、データの新しい伝送を送ってもよい。UEは、セミパーシステント割当てにより提供されたACKリソースを使用して、ノードBから受信したデータの新しい各伝送に対してACK情報を送ってもよい。例えば、ノードBは、サブフレームt1、t2=t1+M、t3=t1+2M、...、および、tL=t1+L・Mにおいて、周期的なレートで新しい伝送を送ってもよく、ここで、MおよびL、ならびに/あるいは、セミパーシステントスケジューリング間隔は設定されていてもよい。例えば、LTEにおいて、パラメータMは、上位レイヤ(例えば、RRC)により設定されてもよい。UEは、割り当てられたACKリソースにより、対応するサブフレームt1+Q、t2+Q、t3+Q、...、およびtL+QにおいてACK情報を送ってもよい。
【0023】
ノードBはまた、セミパーシステントスケジューリング期間の間にデータの再送を送ってもよく、例えば、ダイナミックスケジューリングに対する方法と同じ方法で、データの各再送に対するスケジューリング情報を送ってもよい。UEは、各再送に対するスケジューリング情報を搬送する最初のCCEに関係するACKリソースにより、データの各再送に対するACK情報を送ってもよい。
【0024】
1つの観点において、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つの既存のフィールドを再利用することにより送ってもよい。スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送するための、多数のフィールドを含んでいてもよい。動作を簡単にするために、スケジューリングメッセージを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対するセミパーシステントの割当てを送ってもよい。ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送するために通常使用される少なくとも1つのフィールドを再利用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを搬送してもよい。
【0025】
さまざまなフォーマットをスケジューリングメッセージに対して規定してもよく、さまざまなフォーマットは、異なる動作シナリオに対して適用できるものであってもよい。各フォーマットは、スケジューリング情報のための1組のパラメータに対する、特定の1組のフィールドを含んでいてもよい。
【0026】
図4Aは、LTEにより規定されているフォーマット1および1Aにしたがった、スケジューリングメッセージ410を示す。フォーマット1および1Aを使用して、PDSCH上での、1つのトランスポートブロックの伝送をスケジュールしてもよい。メッセージ410は、リソースブロック割当てフィールドと、HARQプロセス番号フィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとを含む。冗長バージョンフィールドと、新規データインジケータフィールドは、再送シーケンス番号フィールドに属しているものと考えてもよい。メッセージ410はまた、簡単にするために図4A中で示していない、他のフィールドを含んでいてもよい。
【0027】
HARQに対して、多数のHARQプロセスを規定してもよい。各HARQプロセスを使用して、トランスポートブロックの新しい伝送と、すべての再送とを送ってもよい。HARQプロセスは、HARQプロセスが利用可能な場合に、トランスポートブロックに対して開始してもよく、トランスポートブロックが正しくデコードされたときに終了してもよい。トランスポートブロックは、トランスポートブロックに対して選択されたMCSにしたがってエンコードされて、コードワードが取得されてもよい。コードワードは、複数の冗長バージョンに分割されてもよく、各冗長バージョンは、トランスポートブロックに対する、異なるコード化情報(またはコードビット)を含んでいてもよい。ノードBは、1つの冗長バージョンを選択して、トランスポートブロックの伝送を送ってもよい。
【0028】
表1は、スケジューリングメッセージ410のフィールドをリスト表示し、各フィールドに対する短い説明を提供する。表1はまた、各フィールドのサイズをビット数で与える。
【表1】
【0029】
図4Bは、LTEにより規定されているフォーマット2および2Aにしたがったスケジューリングメッセージ420を示す。フォーマット2および2Aを使用して、空間多重化モードにおいて、PDSCH上での1つまたは2つのトランスポートブロックの伝送をスケジュールしてもよい。メッセージ420は、リソースブロック割当てフィールドと、TPCコマンドフィールドと、HARQプロセス番号フィールドと、2つのトランスポートブロックに対する2組のフィールドとを含んでいる。各組は、MCSフィールドと、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドとを含んでいる。メッセージ420はまた、簡単にするために図4B中で示していない他のフィールドを含んでいてもよい。メッセージ420中のフィールドは、表1中で説明されている。
【0030】
図4Aおよび4Bは、スケジューリング情報を送るために使用してもよい2つのフォーマットを示す。他のフォーマットを使用してもよく、他のフォーマットは、図4Aおよび4B中で示したフィールドとは異なるフィールドを含んでいてもよい。明瞭にするために、以下の説明の多くは、スケジューリングメッセージ410および420を参照する。
【0031】
ダイナミックスケジューリングに対して、メッセージ410または420を使用して、データの伝送に対するスケジューリング情報を送ってもよい。1つまたは複数のトランスポートブロックが送られるかどうか、および/または他の考慮に基づいて、適切なスケジューリングメッセージを選択してもよい。
【0032】
セミパーシステントスケジューリングに対して、メッセージ410または420を使用して、データの最初の伝送とともに、セミパーシステント割当てを送ってもよい。メッセージ410または420のうちの少なくとも1つのフィールドを使用して、ACKリソース割当てを送ってもよい。一般に、いずれかのフィールドを使用して、ACKリソース割当てを送ってもよい。しかしながら、セミパーシステントスケジューリングに関係がない(または、関係がないような)フィールドを選択することが望まれるかもしれない。例えば、データの最初の伝送にあまり適用できないかもしれない、および/または性能にほとんど悪影響を及ぼさないかもしれないフィールドを選択してもよい。選択するフィールドの数は、ACKリソースを送るのに必要とされるビットの数に依存してもよい。
【0033】
1つの設計において、ACKリソース割当ては、新規データインジケータフィールド、冗長バージョンフィールドおよびTPCコマンドフィール中で送ってもよい。図4Aおよび4B中で示した設計において、5ビットが、これらの3つのフィールドに対して利用可能である。32個までのACKリソースが、設定または規定され、0ないし31のインデックスが割り当てられてもよい。設定されたACKリソースは、UEにブロードキャストされてもよく、または、UEによりアプリオリに知られていてもよい。32個までの可能性のあるACKリソースのうちの1つに対する、5ビットのACKリソースインデックスを、UEに対して3つのフィールド中で送ってもよい。UEは、3つのフィールドからACKリソースインデックスを取得してもよく、ACKリソースインデックスと、設定されているACKリソースとに基づいて、UEに割り当てられているACKリソースを決定してもよい。UEはACKリソースを使用して、セミパーシステントスケジューリング期間の間にACK情報を送ってもよい。
【0034】
別の設計において、ACKリソース割当ては、新規データインジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、TPCコマンドフィールドおよび、MCSフィールドのすべてまたはサブセット、中で送ってもよい。例えば、MCSフィールドにおける2ビットを、他の3つのフィールドからの5ビットとともに使用してもよい。128個までのACKリソースを、4つのフィールドにおける7ビットにより設定してもよい。128個までの設定されるACKリソースのうちの1つに対する、7ビットのACKリソースインデックスを、UEに対して4つのフィールド中で送ってもよい。MCSフィールドは通常、ダイナミックスケジューリングに対して、32までのMCS値のうちの1つを伝達できる。1組の8つのMCS値が、セミパーシステントスケジューリングに対してサポートされてもよく、例えばRRCのような、上位レイヤにより設定されてもよい。1つのMCS値を、1組の8つのMCS値から選択してもよく、MCSフィールドにおける残りの3ビットにより伝達してもよい。別の例として、64個までのACKリソースを、3つのフィールドにおける5ビットと、MCSフィールドにおける1ビットとにより設定してもよい。1組の16個のMCS値が、セミパーシステントスケジューリングに対してサポートされてもよく、1つのMCS値が選択されて、MCSフィールドにおける残りの4ビットにより伝達されてもよい。
【0035】
さらに別の設計において、ACKリソース割当てを、新規データインジケータフィールドおよび冗長バージョンフィールドにおける2ビットと、TPCコマンドフィールドにおける1ビットと、MCSフィールドにおける3ビットとを使用して送ってもよい。64個までのACKリソースが、4つのフィールドにおける6ビットにより設定されてもよい。64個までの設定されるACKリソースのうちの1つに対する、6ビットのACKリソースインデックスを、4つのフィールドにおける6ビットを使用して、UEに送ってもよい。
【0036】
さらに別の設計において、ACKリソース割当てを、TPCコマンドフィールド中で送ってもよい。2ビットが、TPCコマンドフィールドにおいて利用可能である。したがって、4つまでのACKリソースが設定されて、0ないし3のインデックスが割り当てられてもよい。4つまでの設定されるACKリソースのうちの1つに対する、2ビットのACKリソースインデックスを、UEに対してTPCコマンドフィールド中で送ってもよい。
【0037】
一般に、フィールドおよび/またはビットの何らかの組み合わせを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソース割当てを送ってもよい。Nビットが、ACKリソース割当てを送るのに利用可能である場合、2N個までのACKリソースが、(例えば、RRCにより)設定されてもよく、0ないし2N−1のインデックスが割り当てられてもよい。設定されたACKリソースは、UEに対してブロードキャストされてもよく、UEによりアプリオリに知られていてもよい。割り当てられているACKリソースに対するNビットのACKリソースインデックスを、N個の利用可能なビットを使用して送ってもよい。
【0038】
スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を、または、セミパーシステントスケジューリングに対して、セミパーシステント割当てを搬送してもよい。スケジューリングメッセージが、ダイナミックスケジューリングに対して送られるのか、または、セミパーシステントスケジューリングに対して送られるのかを示すために、さまざまなメカニズムを使用してもよい。1つの設計において、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとに対するスケジューリングメッセージに対して、異なるスクランブリングメカニズムを使用してもよい。別の設計において、メッセージが、ダイナミックスケジューリングに対するものであるか、または、セミパーシステントスケジューリングに対するものであるかを示すために、スケジューリングメッセージは、特別なビットを含んでもよい。さらに別の設計において、セミパーシステントセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)とも呼ばれる、指定されたC−RNTIを使用して、セミパーシステント割当てを示してもよい。所定のセル中の各UEには、そのセルに対するUEの識別として使用する、固有のC−RNTIが割り当てられてもよい。セミパーシステントスケジューリングがイネーブルにされている各UEには、固有のセミパーシステントC−RNTIが割り当てられてもよい。ノードBは、UEに対して通常のC−RNTIを使用することにより、ダイナミックスケジューリングに対する特定のUEに対して、または、UEに対してセミパーシステントC−RNTIを使用することにより、セミパーシステントスケジューリングに対する特定のUEに対して、スケジューリングメッセージを送ってもよい。各UEは、そのUEに対する通常のC−RNTIにより、ノードBからのスケジューリングメッセージを検出してもよい。セミパーシステントスケジューリングがイネーブルにされている各UEは、そのUEに対するセミパーシステントC−RNTIにより、スケジューリングメッセージを検出してもよい。
【0039】
1つの設計において、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージ中の、使用されていないフィールドおよび/または使用されていないビットを、指定された値に設定してもよい。例えば、スケジューリングメッセージの、新規データインジケータフィールド、HARQプロセス番号フィールド、冗長バージョンフィールドを、セミパーシステントスケジューリングに対して、すべてゼロの指定された値に設定してもよい。指定された値を受信UEにより使用して、スケジューリングメッセージが(別のUEに対するダイナミックスケジューリングではなく)そのUEに対するセミパーシステントスケジューリングに対するものであることを確認してもよい。
【0040】
図5は、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージを発生させて処理する、処理ユニット500の設計のブロック図を示す。処理ユニット500内では、マッパー510が、セミパーシステントスケジューリング情報(例えば、リソースブロックの割当て、MCSなど)と、UEに対するACKリソース割当てとを含むセミパーシステント割当てを受信してもよい。マッパー510は、ACKリソース割当てを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングしてもよく、スケジューリング情報を、スケジューリングメッセージの残りのフィールドおよびビットにマッピングしてもよい。マッパー510はまた、スケジューリングメッセージの、使用されていないフィールドおよび/または使用されていないビットを、指定された値(例えば、すべてゼロ)に設定してもよい。巡回冗長検査(CRC)発生器512が、マッパー510からスケジューリングメッセージを受け取り、メッセージに対してCRCを発生させ、CRCをメッセージに追加してもよい。スクランブラー514が、受信UEに対するセミパーシステントC−RNTIを受け取り、セミパーシステントC−RNTIに基づいて、スクランブリングビットを発生させ、スクランブリングビットによりスケジューリングメッセージおよびCRCをスクランブルしてもよい。エンコーダ516が、スクランブルされたスケジューリングメッセージをエンコードして、エンコードされたメッセージを提供してもよい。エンコードされたメッセージは、さらに処理されてPDCCH上で送られてもよい。
【0041】
図5は、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージを発生させて処理する処理ユニットの例示的な設計を示す。スケジューリングメッセージはまた、他の方法で発生されて処理されてもよい。
【0042】
図6は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを受信するプロセス600の設計を示す。プロセス600は、(以下で記述するように)UEにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。UEは、データの複数の伝送に対して有効であるセミパーシステント割当てを受信してもよい(ブロック612)。セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送をUEに送るための1組のパラメータ、例えば、表1中で示したパラメータのすべてまたはいくつか、ならびに/あるいは他のパラメータを含んでいてもよい。セミパーシステント割当てはまた、ACKリソースの割当てを含んでいてもよい。UEは、セミパーシステント割当てからACKリソースの割当てを取得してもよい(ブロック614)。ACKリソースが、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられてもよい。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信してもよい(ブロック616)。UEは、受信した伝送を処理して、データの伝送に対するACK情報を決定してもよい(ブロック618)。データの伝送は、1つ以上のトランスポートブロックに対するものであってもよく、ACK情報は、各トランスポートブロックが、UEにより、正しくデコードされたか、または、誤ってデコードされたかを示してもよい。UEは、ACKリソースにより、ACK情報を送ってもよい(ブロック620)。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの追加の伝送を受信してもよい。UEは、ACKリソースにより、これらのデータの追加の伝送に対するACK情報を送ってもよい。
【0043】
ブロック612の1つの設計において、UEは、セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを受信してもよい。1つの設計において、UEは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用されるC−RNTIに基づいて、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージを検出してもよい。別の設計において、異なるスクランブリング、特別のビットなどに基づいて、UEは、スケジューリングメッセージがセミパーシステントスケジューリングに対するものであることを決定してもよい。スケジューリングメッセージを使用して、ダイナミックスケジューリングにより、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送ってもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、ACKリソースは、スケジューリングメッセージを送るために使用されているリソース(例えば、開始CCE)に基づいて決定されてもよい。
【0044】
ブロック614の1つの設計において、UEは、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、UEに割り当てられているACKリソースのインデックスを取得してもよい。UEは、インデックスと、(例えば、RRCにより設定されている)1組の設定されているACKリソースとに基づいて、ACKリソースを決定してもよい。少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、MCSフィールド、TPCコマンドフィールド、他のフィールド、または、これらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。
【0045】
1つの設計において、LTEに対して、UEは、PDCCH上でセミパーシステント割当てを受信してもよく、PDSCH上でデータの伝送を受信してもよい。ACKリソースは、PUCCHに対するものであってもよい。UEはまた、他のダウンリンクチャネル上で、セミパーシステント割当てと、データの伝送とを受信してもよく、他のアップリンクチャネル上で、ACK情報を送ってもよい。
【0046】
図7は、ワイヤレス通信システム中でデータを受信する装置700の設計を示す。装置700は、UEに対するデータの複数の伝送に対して有効なセミパーシステント割当てを受信するモジュール712と、セミパーシステント割当てから、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられているACKリソースの割当てを取得するモジュール714と、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信するモジュール716と、データの伝送に対するACK情報を決定するモジュール718と、ACKリソースにより、ACK情報を送るモジュール720とを含む。
【0047】
図8は、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとにより、データを受信するプロセス800の設計を示す。プロセス800は、(以下で記述するように)UEにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。UEは、ダイナミックスケジューリングによる、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信してもよい(ブロック812)。UEは、スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信してもよい(ブロック814)。UEは、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソース(例えば、CCE)に関係する第1のACKリソースにより、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を送ってもよい(ブロック816)。第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であってもよい。
【0048】
UEはまた、セミパーシステントスケジューリングによる、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信してもよい(ブロック818)。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信してもよい(ブロック820)。UEは、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送ってもよい(ブロック822)。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの追加の伝送を受信してもよい。UEは、第2のACKリソースにより、データのこれらの追加の伝送に対するACK情報を送ってもよい。第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効であってもよい。
【0049】
1つの設計において、UEは、第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、第2のACKリソースのインデックスを取得してもよい。第1および第2のスケジューリングメッセージは、(例えば、図4Aまたは4B中で示すような)同じフォーマットを、または、(図4Aおよび4B中で示すような)異なるフォーマットを有していてもよい。これらのスケジューリングメッセージは、少なくとも1つのフィールドと、1つ以上の追加のフィールドとを含んでいてもよい。少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースインデックスを搬送してもよく、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送してもよい。
【0050】
1つの設計において、UEは、UEに割り当てられている第1のC−RNTIに基づいて、第1のスケジューリングメッセージを検出してもよい。UEは、セミパーシステントスケジューリングのためにUEに割り当てられている第2のC−RNTIに基づいて、第2のスケジューリングメッセージを検出してもよい。UEはまた、例えば、異なるスクランブリング、スケジューリングメッセージ中の特別のビットなどのような、他のメカニズムに基づいて、スケジューリングメッセージが、ダイナミックスケジューリングに対するものであるか、または、セミパーシステントスケジューリングに対するものであるかを決定してもよい。
【0051】
1つの設計において、UEは、第1のスケジューリングメッセージから、第1のMCS値を取得してもよく、第1のMCS値にしたがって、データの第1の伝送を処理してもよい。第1のMCS値は、ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数のMCS値のうちの1つであってもよい。UEは、第2のスケジューリングメッセージから第2のMCS値を取得してもよく、第2のMCS値にしたがって、データの第2の伝送を処理してもよい。第2のMCS値は、セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値のうちの1つであってもよい。第2の複数のMCS値は、第1の複数のMCS値よりも少なくてもよく、第2のMCS値は、第1のMCS値よりも少ないビットにより送られてもよい。
【0052】
図9は、ワイヤレス通信システム中でデータを受信する装置900の設計を示す。装置900は、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信するモジュール912と、スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信するモジュール914と、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を送るモジュール916と、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信するモジュール918と、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信するモジュール920と、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送るモジュール922とを含む。
【0053】
図10は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを送るプロセス1000の設計を示す。プロセス1000は、(以下で記述するように)ノードBにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。ノードBは、セミパーシステントスケジューリングのために、ACKリソースをUEに割り当ててもよい(ブロック1012)。ノードBは、ACKリソースを含むセミパーシステント割当てをUEに送ってもよい(ブロック1014)。セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であってもよい。ACKリソースは、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられてもよい。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、UEに対してデータの伝送を送ってもよい(ブロック1016)。ノードBは、データの伝送に対するACK情報を受信してもよく、ACK情報は、ACKリソースにより、UEによって送られている(ブロック1018)。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、データの追加の伝送を送ってもよい。ノードBは、ACKリソース上で、データのこれらの追加の伝送に対するACK情報を受信してもよい。
【0054】
ブロック1014の1つの設計において、ノードBは、UEに割り当てられるACKリソースのインデックスを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングしてもよい。少なくとも1つのフィールドは、新規インジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、MCSフィールド、TPCコマンドフィールド、および/または他のフィールドを含んでいてもよい。ノードBは、セミパーシステント割当てに対する残りの情報を、スケジューリングメッセージの残りのフィールドおよびビットにマッピングしてもよい。1つの設計において、ノードBは、セミパーシステントスケジューリングのために使用されるC−RNTIに基づいて、スケジューリングメッセージを処理してもよい。ノードBはまた、他のメカニズムに基づいて、スケジューリングメッセージがセミパーシステントスケジューリングに対するものであることを示してもよい。ノードBは、スケジューリングメッセージをUEに送ってもよい。スケジューリングメッセージはまた、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を送るために使用してもよい。1つの設計において、LTEに対して、ノードBは、PDCCH上でセミパーシステント割当てを送ってもよく、PDSCH上でデータの伝送を送ってもよい。ACKリソースは、PUCCHに対するものであってもよい。ノードBはまた、他のダウンリンクチャネル上で、セミパーシステント割当てと、データの伝送とを送ってもよく、他のアップリンクチャネル上でACK情報を受信してもよい。
【0055】
図11は、ワイヤレス通信システム中でデータを送る装置1100の設計を示す。装置1100は、ACKリソースをUEに割り当てるモジュール1112と、ACKリソースを含むセミパーシステント割当てをUEに送るモジュールであって、セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、ACKリソースは、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられている、モジュール1114と、セミパーシステント割当てにしたがって、UEに対してデータの伝送を送るモジュール1116と、データの伝送に対するACK情報を受信するモジュールであって、ACK情報は、ACKリソースにより、UEによって送られているモジュール1118とを含む。
【0056】
図12は、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとによりデータを送るプロセス1200の設計を示す。プロセス1200は、(以下で記述するように)ノードBにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。ノードBは、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージをUEに送ってもよい(ブロック1212)。ノードBは、スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送をUEに送ってもよい(ブロック1214)。ノードBは、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を受信してもよく、第1のACK情報は、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソース(例えば、CCE)に関係する第1のACKリソースにより、UEによって送られている(ブロック1216)。第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であってもよい。
【0057】
ノードBは、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージをUEに送ってもよい(ブロック1218)。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送をUEに送ってもよい(ブロック1220)。ノードBは、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信してもよく、第2のACK情報は、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、UEによって送られている(ブロック1222)。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、データの追加の伝送を送ってもよい。ノードBは、第2のACKリソース上で、データのこれらの追加の伝送に対するACK情報を受信してもよく、第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効であってもよい。
【0058】
ブロック1218の1つの設計において、ノードBは、第2のACKリソースのインデックスを、第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングしてもよい。第1および第2のスケジューリングメッセージは、同じフォーマットまたは異なるフォーマットを有していてもよく、少なくとも1つのフィールドと、1つ以上の追加のフィールドとを含んでいてもよい。少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースインデックスを搬送してもよく、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送してもよい。
【0059】
1つの設計において、ノードBは、URに割り当てられる第1のC−RNTIにより、第1のスケジューリングメッセージを処理(例えば、第1のスケジューリングメッセージに対するCRCをスクランブルする)してもよい。ノードBは、セミパーシステントスケジューリングに対して、UEに割り当てられる第2のC−RNTIにより、第2のスケジューリングメッセージを処理してもよい。ノードBはまた、他のメカニズムに基づいて、スケジューリングメッセージが、ダイナミックスケジューリングに対するものであるか、または、セミパーシステントスケジューリングに対するものであるかを示してもよい。
【0060】
1つの設計において、ノードBは、ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数のMCS値から、第1のMCS値を選択してもよい。ノードBは、第1のMCS値にしたがって、データの第1の伝送を処理してもよい。ノードBは、セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値から、第2のMCS値を選択してもよい。ノードBは、第2のMCS値にしたがって、データの第2の伝送を処理してもよい。第2の複数のMCS値は、第1の複数のMCS値よりも少なくてもよい。
【0061】
図13は、ワイヤレス通信システム中でデータを送る装置1300の設計を示す。装置1300は、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージをUEに送るモジュール1312と、スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送をUEに送るモジュール1314と、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソースに関係する第1のACKリソース上で、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を受信するモジュール1316と、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージをUEに送るモジュール1318と、セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送をUEに送るモジュール1320と、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソース上で、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信するモジュール1322とを含む。
【0062】
図7、9、11および13中のモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子コンポーネント、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、または、これらの任意の組み合わせを備えていてもよい。
【0063】
ここで記述した技術は、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースの効率的な割当てを可能にする。ダイナミックスケジューリングに対して、ACKリソースは、スケジューリング情報を搬送するCCEと関連していてもよく、追加のシグナリングオーバーヘッドを招来することなく、UEに都合よく割り当てられてもよい。これは、PDSCH上でのデータの各伝送が、PDCCH上で送られるスケジューリング情報によりスケジュールされるときに可能である。セミパーシステントスケジューリングに対して、セミパーシステント割当ては、データの最初の伝送とともに、PDCCH上で一度送られてもよく、データの後続の新しい伝送に対して、いかなるスケジューリング情報も送らなくてもよい。このケースにおいて、上述したように、データの後続の新規の伝送に対するACKリソースは、スケジューリング情報を搬送するCCEと関係付けることができず、セミパーシステント割当てにより提供されてもよい。
【0064】
ここで記述した技術は、上述したように、PUCCH上で送られるレイヤ1シグナリングを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースのダイナミックな割当てを可能にする。技術は、レイヤ3(例えば、RRC)シグナリングを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対してACKリソースを割り当てることよりも(オーバーヘッドの点から)より効率的であるかもしれない。本技術はまた、セミパーシステントスケジューリングに対して、アクティブな各UEにACKリソースを静的に割り当てることよりも(リソース使用の点で)効率的であるかもしれない。
【0065】
図14は、ノードB110およびUE120の設計のブロック図を示す。ノードB110およびUE120は、図1中の、ノードBのうちの1つと、UEのうちの1つとであってもよい。この設計において、ノードB110は、T本のアンテナ1434aないし1434tを備えおり、UE120は、R本のアンテナ1452aないし1452rを備えている。ここで、一般に、T≧1およびR≧1である。
【0066】
ノードB110において、送信プロセッサ1420は、データ源1412から1つ以上のUEに対するデータ(例えば、トランスポートブロック)を受け取り、各UEに対する1つ以上のMCS値に基づいて、そのUEに対するデータを処理し、すべてのUEに対するデータシンボルを提供する。送信プロセッサ1420はまた、制御装置/プロセッサ1440からの制御情報(例えば、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとに対するスケジューリングメッセージ)を処理してもよい。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ1430は、データシンボル、制御シンボル、および/または、パイロットシンボルを多重化してもよい。TX MIMOプロセッサ1430は、該当する場合には、多重化されたシンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を実行して、T個の出力シンボルストリームを、T個の変調器(MOD)1432aないし1432tに提供してもよい。各変調器1432は、(例えば、OFDMに対する)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得してもよい。各変調器1432はさらに、出力サンプルストリームを処理して(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタリングし、アップコンバートする)、ダウンリンク信号を取得してもよい。変調器1432aないし1432tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T本のアンテナ1434aないし1434tを通して送信してもよい。
【0067】
UE120において、アンテナ1452aないし1452rは、ノードB110からダウンリンク信号を受信してもよく、受信した信号を、それぞれ、復調器(DEMOD)1454aないし1454rに提供してもよい。各復調器1454は、それぞれの受信信号を調整して(例えば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートし、デジタル化する)、入力サンプルを取得してもよい。各復調器1454はさらに、(例えば、OFDMに対する)入力サンプルを処理して、受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器1456は、すべてのR個の復調器1454aないし1454rから受信シンボルを取得し、該当する場合には、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ1458は、検出されたシンボルを処理し(例えば、復調し、デインターリーブし、デコードする)、UE120に対するデコードされたデータをデータシンク1460に提供し、デコードされた制御情報を制御装置/プロセッサ1480に提供してもよい。
【0068】
アップリンク上で、UE120において、データ源1462からのデータと、制御装置/プロセッサ1480からの制御情報(例えば、ACK情報など)は、送信プロセッサ1464により処理され、該当する場合にはTX MIMOプロセッサ1466によりプリコードされ、変調器1454aないし1454rにより調整され、ノードB110に送信されてもよい。ノードB110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ1434により受信され、復調器1432により調整され、該当する場合にはMIMO検出器1436により処理され、さらに受信プロセッサ1438により処理されて、UE120により送信されたデータおよび制御情報が取得されてもよい。
【0069】
制御装置/プロセッサ1440および1480は、それぞれ、ノードB110およびUE120において動作を指示してもよい。UE120における、プロセッサ1480、ならびに/あるいは、他のプロセッサおよびモジュールは、図6中のプロセス600、図8中のプロセス800、および/または、ここで記述した技術に対する他のプロセスを実行または指示してもよい。ノードB110における、プロセッサ1440、ならびに/あるいは、他のプロセッサおよびモジュールは、図10中のプロセス1000、図12中のプロセス1200、および/または、ここで記述した技術に対する他のプロセスを実行または指示してもよい。送信プロセッサ1420は、図5中の処理ユニット500を実現してもよい。メモリ1442および1482は、それぞれ、ノードB110およびUE120に対するデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。スケジューラ1444は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信に対してUEをスケジュールしてもよく、スケジュールされたUEに対してリソース(例えば、ACKリソース)の割当てを提供してもよい。
【0070】
さまざまな異なる技術および技法のいずれかを使用して情報および信号を表わしてもよいことを、当業者は理解するであろう。例えば、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光領域または光粒子、あるいはそれらの任意の組み合わせにより、上の記述を通して参照されているデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップを表わしてもよい。
【0071】
電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組み合わせとして、ここでの開示に関して記述したさまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムステップを実現してもよいことを、当業者はさらに理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明瞭に説明するために、さまざまな実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップをそれらの機能の点から一般的に上述した。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるかどうかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、各特定の用途に対して、さまざまな方法で、記述した機能を実現するかもしれないが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈すべきではない。
【0072】
汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP),特定用途向け集積回路(ASIC),フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここで記述した機能を実行するために設計された、これらの任意の組み合わせにより、ここでの開示に関して記述した、さまざまな実例となる、論理ブロック、モジュールおよび回路を実現または実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態遷移機械であってもよい。計算デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサ、または他の任意のこのような構成として、プロセッサを実現してもよい。
【0073】
ここでの開示に関して記述した方法またはアルゴリズムのステップを、ハードウェア中で直接、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール中で、またはその2つの組み合わせ中で具体化してもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM,または技術的に知られている他の任意の形態の記憶媒体中に存在してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、例示的な記憶媒体はプロセッサに結合されている。代わりに、記憶媒体はプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在してもよい。ASICはユーザ端末中に存在してもよい。代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中にディスクリートコンポーネントとして存在してもよい。
【0074】
1つ以上の例示的な設計において、記述した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせ中で実現してもよい。ソフトウェアにおいて実現する場合、コンピュータ読み取り可能媒体上に、1つ以上の命令またはコードとして、機能を記憶させてもよく、または機能を送信してもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする何らかの媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用または特殊用途のコンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。一例として、限定ではないが、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は,RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用でき、そして、汎用用途または特殊用途のコンピュータ、あるいは、汎用用途または特殊用途のプロセッサによりアクセスできる他の任意の媒体を備えることができる。さらに、いくつかの接続は、適切にコンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバまたは他のリモート情報源から送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるディスク(Diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方、ディスク(disc)は、レーザにより光学的にデータを再生する。上述の組み合わせもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0075】
いかなる当業者であっても本開示を実施しまたは使用できるように、本開示の記述をこれまでに提供している。本開示に対してさまざまな修正が当業者に容易に明らかであり、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、ここで規定した一般的な原理を、他のバリエーションに適用してもよい。したがって、本開示は、ここで記述した例および設計に限定されるように意図されていないが、ここで開示した原理および新規な特徴に矛盾しない最も広い範囲に一致すべきである。
【優先権の主張】
【0001】
本出願は、2008年3月28日に出願され、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明白にここに組み込まれている、“UL−ACKのダイナミックスケジューリング”と題する仮米国出願第61/040,609号に対する優先権を主張する。
【分野】
【0002】
本開示は一般に、通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システム中でリソースを割り当てる技術に関する。
【背景】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声や、ビデオや、パケットデータや、メッセージングや、ブロードキャストなどのような、さまざまな通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスシステムは、利用可能なシステムリソースを共有することにより、複数のユーザをサポートできる多元接続システムであってもよい。このような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、直交FDMA(OFDMA)システムと、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)システムとを含む。
【0004】
ワイヤレス通信システムは、多数のユーザ機器(UE)に対する通信をサポートできる、多数のノードBを含んでいてもよい。ノードBは、ダウンリンクおよびアップリンク上でUEと通信してもよい。ダウンリンク(すなわりフォワードリンク)は、ノードBからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(すなわち、リバースリンク)は、UEからノードBへの通信リンクを指す。ノードBは、UEに対してデータの伝送を送ってもよい。UEは、データの伝送をデコードしてもよく、ノードBに対して肯定応答(ACK)情報を送ってもよい。ACK情報は、データの伝送が、UEにより正しくデコードされたか、または誤ってデコードされたかを示してもよい。ノードBは、ACK情報に基づいて、UEに対して、データの再送を送るか、または、データの新しい伝送を送るかを決定してもよい。ACK情報を送るために、ACKリソースをUEに効率的に割り当てることが望まれるかもしれない。
【概要】
【0005】
ワイヤレス通信システム中でACKリソースをUEにダイナミックに割り当てる技術をここで説明する。システムは、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとをサポートしてもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリングメッセージを使用して、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送ってもよい。セミパーシステントスケジューリングに対して、スケジューリングメッセージを使用して、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを送ってもよい。
【0006】
1つの観点において、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送するために通常使用される、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドを再利用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを搬送してもよい。少なくとも1つのフィールドは、新規インジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールド、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドなどを含んでいてもよい。
【0007】
1つの設計において、UEは、セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを受信してもよく、セミパーシステント割当てから、ACKリソースの割当てを取得してもよい。UEは、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、ACKリソースのインデックスを取得してもよく、インデックスに基づいて、ACKリソースを決定してもよい。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信し、データの伝送に対するACK情報を決定し、ACKリソースにより、ACK情報を送ってもよい。
【0008】
別の設計において、UEは、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信してもよく、スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信してもよい。UEは、第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、データの第1の伝送に対するACK情報を送ってもよい。UEは、セミパーシステントスケジューリングのためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信してもよい。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信してもよい。UEは、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、データの第2の伝送に対するACK情報を送ってもよい。したがって、ACKリソースは、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとに対して、異なる方法で伝達されてもよい。
【0009】
本開示のさまざまな観点および特徴を、以下でさらに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、ワイヤレス通信システムを示す。
【図2】図2は、ダイナミックスケジューリングによるデータ伝送を示す。
【図3】図3は、セミパーシステントスケジューリングによるデータ伝送を示す。
【図4A】図4Aは、図4Bと異なるフォーマットを有するスケジューリングメッセージを示す。
【図4B】図4Bは、図4Aと異なるフォーマットを有するスケジューリングメッセージを示す。
【図5】図5は、スケジューリングメッセージのための処理ユニットを示す。
【図6】図6は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを受信するプロセスを示す。
【図7】図7は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを受信する装置を示す。
【図8】図8は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとによりデータを受信するプロセスを示す。
【図9】図9は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとによりデータを受信する装置を示す。
【図10】図10は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを送るプロセスを示す。
【図11】図11は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを送る装置を示す。
【図12】図12は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとを有するデータを送るプロセスを示す。
【図13】図13は、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとによりデータを送る装置を示す。
【図14】図14は、ノードBおよびUEのブロック図を示す。
【詳細な説明】
【0011】
ここで記述する技術は、CDMAや、TDMAや、FDMAや、OFDMAや、SC−FDMAや、他のシステムのような、さまざまなワイヤレス通信システムに対して使用してもよい。用語“システム”および“ネットワーク”は、区別なく使用されることが多い。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)や、cdma2000などのような無線技術を実現してもよい。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)と、CDMAの他の変形体とを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856の標準規格をカバーする。TDMAシステムは、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現してもよい。OFDMAシステムは、進化型UTRA(E−UTRA)や、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)や、IEEE802.11(Wi−Fi)や、IEEE802.16(WiMAX)や、IEEE802.20や、フラッシュ−OFDM(登録商標)などのような無線技術を実現してもよい。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの、これから出てくるリリースであり、ダウンリンク上でOFDMAを用い、アップリンク上でSC−FDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト”(3GPP)と名付けられた組織からの文書で説明されている。cdma2000およびUMBは、“第3世代パートナーシップ・プロジェクト2”(3GPP2)と名付けられた組織からの文書で説明されている。ここで記述する技術は、上述したシステムおよび無線技術に対してだけでなく、他のシステムおよび無線技術に対して使用してもよい。明瞭にするために、技術のいくつかの観点を、LTEに対して以下で説明し、LTEの用語は、以下の記述の多くにおいて使用される。
【0012】
図1は、ワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、LTEシステムであってもよい。システム100は、多数のノードB110と、他のネットワークエンティティとを含んでいてもよい。ノードBは、UEと通信する局であってもよく、進化型ノードB(eNB)、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることがある。UE120は、システム全体にわたって分散されていてもよく、各UEは、固定されたものであってもよく、または移動するものであってもよい。UEはまた、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることがある。UEは、セルラ電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであってもよい。
【0013】
システムは、ハイブリッド自動再送(HARQ)を有するデータ伝送をサポートしてもよい。ダウンリンク上でのHARQに対して、ノードBは、トランスポートブロックの伝送を送ってもよく、(必要に応じて)トランスポートブロックが、受信UEにより正しくデコードされるか、または、最大数の伝送が送られるか、または、他の何らかの終了条件が生じるまで、トランスポートブロックの1つ以上の追加の伝送を送ってもよい。トランスポートブロックは、パケット、データブロックなどと呼ばれることがある。トランスポートブロックの最初の伝送は、新規の伝送と呼ばれてもよく、トランスポートブロックのそれぞれの追加の伝送は、再送と呼ばれてもよい。
【0014】
システムはまた、データ伝送に対して、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステント(semi−persistent)スケジューリングとをサポートしてもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報は、データの各伝送とともに送られてもよく、そのデータの伝送に対して使用されるパラメータおよびリソースを伝達してもよい。セミパーシステントスケジューリングに対して、スケジューリング情報は、一度送られてもよく、データの複数の伝送に対して適用できてもよい。ダイナミックスケジューリングは、柔軟性を提供してもよいのに対して、セミパーシステントスケジューリングは、シグナリングのオーバーヘッドを低減させてもよい。
【0015】
図2は、ダイナミックスケジューリングによるダウンリンク上での例示的なデータ伝送を示す。各リンクに対する伝送タイムラインは、サブフレームの単位に分割されていてもよい。各サブフレームは、例えば、1ミリ秒(ms)のような、特定の継続時間を有してもよい。図2中で示すような周波数分割複信(FDD)に対して、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)に、異なる周波数チャネルを割り振ってもよい。異なる周波数チャネル上でダウンリンクおよびアップリンクによって、異なる伝送を同時に送ってもよい。ノードBは、UEに送るデータを有していてもよく、サブフレームt1において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上でスケジューリング情報を送ってもよい。スケジューリング情報は、1つ以上の制御チャネルエレメント(CCE)中で送られてもよく、以下で記述するさまざまなパラメータを含んでいてもよい。ノードBは、サブフレームt1において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で1つ以上のトランスポートブロックの伝送を送ってもよい。ノードBは、1つ以上のリソースブロック中で、スケジューリング情報により伝達されるパラメータにしたがって、トランスポートブロックを送ってもよい。UEは、PDCCHからスケジューリング情報を受信してもよく、スケジューリング情報にしたがってPDSCH上での伝送を処理して、ノードBにより送られたトランスポートブロックを回復してもよい。UEは、各トランスポートブロックが、UEにより正しくデコードされたか、または誤ってデコードされたかを示すACK情報(または、UL−ACK)を発生させてもよい。UEは、サブフレームt1+Qにおいて、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上でACK情報を送ってもよく、ここで、Qは、2、4または、他の何らかの値に等しくてもよい。Qは、ダウンリンク上でのデータ伝送と、アップリンク上での対応するACK伝送との間のサブフレームのオフセットである。ノードBは、UEからACK情報を受信してもよく、誤ってデコードされた各トランスポートブロックの再送を送ってもよい。
【0016】
UEは、ACKリソースによりACK情報を送ってもよく、ACKリソースは、PUCCHリソース、ACKチャネルなどと呼ばれることもある。ACKリソースは、無線リソース、コードリソース(例えば、直交シーケンス、基準信号シーケンスなど)、および/またはACK情報を送るために使用される他のリソースと関連していてもよい。例えば、LTEにおいて、ACKリソースは、ACKインデックスn(1)_PUCCHにより与えられてもよく、(i)ACK情報を送るための時間−周波数位置(例えば、リソースブロック)、(ii)周波数領域中でACK情報を拡散させるために使用されるZardoff−Chuシーケンスのサイクリックシフト、(iii)時間領域中でACK情報を拡散させるために使用される直交またはウォルシュ拡散シーケンス、と関連していてもよい。
【0017】
ダイナミックスケジューリングに対して、UEにより使用するACKリソースを、次のように決定してもよい:
nPUCCH=nCCE+NPUCCH 等式(1)
ここで、nCCEは、スケジューリング情報を送るために使用される最初のCCEのインデックスであり、nPUCCHは、ACKリソースのインデックスであり、NPUCCHは、上位レイヤにより設定されるパラメータである。
【0018】
NPUCCHは、無線リソース制御(RRC)により設定されて、UEにブロードキャストされてもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、例えば、等式(1)中で示すように、ACKリソースを、スケジューリング情報を搬送する最初のCCEにリンクさせてもよい。したがって、ACKリソースは、スケジューリング情報によって暗黙的に伝達されもよく、ACKリソース割当てをUEに送るために、いかなる追加のオーバーヘッドも消費されない。
【0019】
ダイナミックにスケジューリングに対して、データの各伝送は、上述したように発生してもよい。データの各伝送に対して、ノードBは、1つ以上のCCE中でスケジューリング情報を送ってもよく、スケジューリング情報により伝達される1つ以上のリソースブロック中で、1つ以上のトランスポートブロックの伝送を送ってもよい。UEは、スケジューリング情報を搬送する最初のCCEに基づいて決定されたACKリソースによりACK情報を送ってもよい。
【0020】
図3は、セミパーシステントスケジューリングによるダウンリンク上での例示的なデータ伝送を示す。ノードBは、サブフレームt1において、PDCCH上でセミパーシステント割当てまたは許可を送ってもよい。セミパーシステント割当ては、ダウンリンク上でのデータ伝送に対するさまざまなパラメータだけでなく、アップリンクに対するACKリソース割当ても含んでいてもよい。1つの設計において、上位レイヤ(例えば、RRC)が、1組のACKリソースを設定してもよく、ACKリソースの割当ては、1組の設定されたACKリソース中のACKリソースに対するインデックスを含んでいてもよい。別の設計において、ACKリソースの割当ては、何らかの利用可能なACKリソースを割り当ててもよい。
【0021】
ノードBは、サブフレームt1において、PDSCH上で1つ以上のトランスポートブロックの伝送を送ってもよい。ノードBは、1つ以上のリソースブロック中で、セミパーシステント割当てによって伝達されるパラメータにしたがって、トランスポートブロックを送ってもよい。UEは、PDCCHからセミパーシステント割当てを受信してもよく、セミパーシステント割当てにしたがってPDSCH上での伝送を処理して、ノードBにより送られたトランスポートブロックを回復してもよい。UEは、トランスポートブロックに対するACK情報を発生させてもよく、サブフレームt1+Qにおいて、ACK情報を送ってもよい。ACK情報は、セミパーシステント割当てにより伝達されたACKリソースにより送ってもよい。
【0022】
セミパーシステントスケジューリングに対して、セミパーシステント割当ては、データの最初の伝送とともに一度送ってもよく、予め定められている時間期間に対して、または、セミパーシステント割当てが無効にされるまで、有効であってもよい。ACKリソースの割当ては、セミパーシステント割当てが有効である継続時間である、全体のセミパーシステントスケジューリング間隔に対して有効であろう。ノードBは、セミパーシステントスケジューリング間隔の間に、何らかのスケジューリング情報を送ることを必要とせず、セミパーシステント割当てにしたがって、データの新しい伝送を送ってもよい。UEは、セミパーシステント割当てにより提供されたACKリソースを使用して、ノードBから受信したデータの新しい各伝送に対してACK情報を送ってもよい。例えば、ノードBは、サブフレームt1、t2=t1+M、t3=t1+2M、...、および、tL=t1+L・Mにおいて、周期的なレートで新しい伝送を送ってもよく、ここで、MおよびL、ならびに/あるいは、セミパーシステントスケジューリング間隔は設定されていてもよい。例えば、LTEにおいて、パラメータMは、上位レイヤ(例えば、RRC)により設定されてもよい。UEは、割り当てられたACKリソースにより、対応するサブフレームt1+Q、t2+Q、t3+Q、...、およびtL+QにおいてACK情報を送ってもよい。
【0023】
ノードBはまた、セミパーシステントスケジューリング期間の間にデータの再送を送ってもよく、例えば、ダイナミックスケジューリングに対する方法と同じ方法で、データの各再送に対するスケジューリング情報を送ってもよい。UEは、各再送に対するスケジューリング情報を搬送する最初のCCEに関係するACKリソースにより、データの各再送に対するACK情報を送ってもよい。
【0024】
1つの観点において、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つの既存のフィールドを再利用することにより送ってもよい。スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送するための、多数のフィールドを含んでいてもよい。動作を簡単にするために、スケジューリングメッセージを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対するセミパーシステントの割当てを送ってもよい。ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を搬送するために通常使用される少なくとも1つのフィールドを再利用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースの割当てを搬送してもよい。
【0025】
さまざまなフォーマットをスケジューリングメッセージに対して規定してもよく、さまざまなフォーマットは、異なる動作シナリオに対して適用できるものであってもよい。各フォーマットは、スケジューリング情報のための1組のパラメータに対する、特定の1組のフィールドを含んでいてもよい。
【0026】
図4Aは、LTEにより規定されているフォーマット1および1Aにしたがった、スケジューリングメッセージ410を示す。フォーマット1および1Aを使用して、PDSCH上での、1つのトランスポートブロックの伝送をスケジュールしてもよい。メッセージ410は、リソースブロック割当てフィールドと、HARQプロセス番号フィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとを含む。冗長バージョンフィールドと、新規データインジケータフィールドは、再送シーケンス番号フィールドに属しているものと考えてもよい。メッセージ410はまた、簡単にするために図4A中で示していない、他のフィールドを含んでいてもよい。
【0027】
HARQに対して、多数のHARQプロセスを規定してもよい。各HARQプロセスを使用して、トランスポートブロックの新しい伝送と、すべての再送とを送ってもよい。HARQプロセスは、HARQプロセスが利用可能な場合に、トランスポートブロックに対して開始してもよく、トランスポートブロックが正しくデコードされたときに終了してもよい。トランスポートブロックは、トランスポートブロックに対して選択されたMCSにしたがってエンコードされて、コードワードが取得されてもよい。コードワードは、複数の冗長バージョンに分割されてもよく、各冗長バージョンは、トランスポートブロックに対する、異なるコード化情報(またはコードビット)を含んでいてもよい。ノードBは、1つの冗長バージョンを選択して、トランスポートブロックの伝送を送ってもよい。
【0028】
表1は、スケジューリングメッセージ410のフィールドをリスト表示し、各フィールドに対する短い説明を提供する。表1はまた、各フィールドのサイズをビット数で与える。
【表1】
【0029】
図4Bは、LTEにより規定されているフォーマット2および2Aにしたがったスケジューリングメッセージ420を示す。フォーマット2および2Aを使用して、空間多重化モードにおいて、PDSCH上での1つまたは2つのトランスポートブロックの伝送をスケジュールしてもよい。メッセージ420は、リソースブロック割当てフィールドと、TPCコマンドフィールドと、HARQプロセス番号フィールドと、2つのトランスポートブロックに対する2組のフィールドとを含んでいる。各組は、MCSフィールドと、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドとを含んでいる。メッセージ420はまた、簡単にするために図4B中で示していない他のフィールドを含んでいてもよい。メッセージ420中のフィールドは、表1中で説明されている。
【0030】
図4Aおよび4Bは、スケジューリング情報を送るために使用してもよい2つのフォーマットを示す。他のフォーマットを使用してもよく、他のフォーマットは、図4Aおよび4B中で示したフィールドとは異なるフィールドを含んでいてもよい。明瞭にするために、以下の説明の多くは、スケジューリングメッセージ410および420を参照する。
【0031】
ダイナミックスケジューリングに対して、メッセージ410または420を使用して、データの伝送に対するスケジューリング情報を送ってもよい。1つまたは複数のトランスポートブロックが送られるかどうか、および/または他の考慮に基づいて、適切なスケジューリングメッセージを選択してもよい。
【0032】
セミパーシステントスケジューリングに対して、メッセージ410または420を使用して、データの最初の伝送とともに、セミパーシステント割当てを送ってもよい。メッセージ410または420のうちの少なくとも1つのフィールドを使用して、ACKリソース割当てを送ってもよい。一般に、いずれかのフィールドを使用して、ACKリソース割当てを送ってもよい。しかしながら、セミパーシステントスケジューリングに関係がない(または、関係がないような)フィールドを選択することが望まれるかもしれない。例えば、データの最初の伝送にあまり適用できないかもしれない、および/または性能にほとんど悪影響を及ぼさないかもしれないフィールドを選択してもよい。選択するフィールドの数は、ACKリソースを送るのに必要とされるビットの数に依存してもよい。
【0033】
1つの設計において、ACKリソース割当ては、新規データインジケータフィールド、冗長バージョンフィールドおよびTPCコマンドフィール中で送ってもよい。図4Aおよび4B中で示した設計において、5ビットが、これらの3つのフィールドに対して利用可能である。32個までのACKリソースが、設定または規定され、0ないし31のインデックスが割り当てられてもよい。設定されたACKリソースは、UEにブロードキャストされてもよく、または、UEによりアプリオリに知られていてもよい。32個までの可能性のあるACKリソースのうちの1つに対する、5ビットのACKリソースインデックスを、UEに対して3つのフィールド中で送ってもよい。UEは、3つのフィールドからACKリソースインデックスを取得してもよく、ACKリソースインデックスと、設定されているACKリソースとに基づいて、UEに割り当てられているACKリソースを決定してもよい。UEはACKリソースを使用して、セミパーシステントスケジューリング期間の間にACK情報を送ってもよい。
【0034】
別の設計において、ACKリソース割当ては、新規データインジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、TPCコマンドフィールドおよび、MCSフィールドのすべてまたはサブセット、中で送ってもよい。例えば、MCSフィールドにおける2ビットを、他の3つのフィールドからの5ビットとともに使用してもよい。128個までのACKリソースを、4つのフィールドにおける7ビットにより設定してもよい。128個までの設定されるACKリソースのうちの1つに対する、7ビットのACKリソースインデックスを、UEに対して4つのフィールド中で送ってもよい。MCSフィールドは通常、ダイナミックスケジューリングに対して、32までのMCS値のうちの1つを伝達できる。1組の8つのMCS値が、セミパーシステントスケジューリングに対してサポートされてもよく、例えばRRCのような、上位レイヤにより設定されてもよい。1つのMCS値を、1組の8つのMCS値から選択してもよく、MCSフィールドにおける残りの3ビットにより伝達してもよい。別の例として、64個までのACKリソースを、3つのフィールドにおける5ビットと、MCSフィールドにおける1ビットとにより設定してもよい。1組の16個のMCS値が、セミパーシステントスケジューリングに対してサポートされてもよく、1つのMCS値が選択されて、MCSフィールドにおける残りの4ビットにより伝達されてもよい。
【0035】
さらに別の設計において、ACKリソース割当てを、新規データインジケータフィールドおよび冗長バージョンフィールドにおける2ビットと、TPCコマンドフィールドにおける1ビットと、MCSフィールドにおける3ビットとを使用して送ってもよい。64個までのACKリソースが、4つのフィールドにおける6ビットにより設定されてもよい。64個までの設定されるACKリソースのうちの1つに対する、6ビットのACKリソースインデックスを、4つのフィールドにおける6ビットを使用して、UEに送ってもよい。
【0036】
さらに別の設計において、ACKリソース割当てを、TPCコマンドフィールド中で送ってもよい。2ビットが、TPCコマンドフィールドにおいて利用可能である。したがって、4つまでのACKリソースが設定されて、0ないし3のインデックスが割り当てられてもよい。4つまでの設定されるACKリソースのうちの1つに対する、2ビットのACKリソースインデックスを、UEに対してTPCコマンドフィールド中で送ってもよい。
【0037】
一般に、フィールドおよび/またはビットの何らかの組み合わせを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソース割当てを送ってもよい。Nビットが、ACKリソース割当てを送るのに利用可能である場合、2N個までのACKリソースが、(例えば、RRCにより)設定されてもよく、0ないし2N−1のインデックスが割り当てられてもよい。設定されたACKリソースは、UEに対してブロードキャストされてもよく、UEによりアプリオリに知られていてもよい。割り当てられているACKリソースに対するNビットのACKリソースインデックスを、N個の利用可能なビットを使用して送ってもよい。
【0038】
スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を、または、セミパーシステントスケジューリングに対して、セミパーシステント割当てを搬送してもよい。スケジューリングメッセージが、ダイナミックスケジューリングに対して送られるのか、または、セミパーシステントスケジューリングに対して送られるのかを示すために、さまざまなメカニズムを使用してもよい。1つの設計において、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとに対するスケジューリングメッセージに対して、異なるスクランブリングメカニズムを使用してもよい。別の設計において、メッセージが、ダイナミックスケジューリングに対するものであるか、または、セミパーシステントスケジューリングに対するものであるかを示すために、スケジューリングメッセージは、特別なビットを含んでもよい。さらに別の設計において、セミパーシステントセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)とも呼ばれる、指定されたC−RNTIを使用して、セミパーシステント割当てを示してもよい。所定のセル中の各UEには、そのセルに対するUEの識別として使用する、固有のC−RNTIが割り当てられてもよい。セミパーシステントスケジューリングがイネーブルにされている各UEには、固有のセミパーシステントC−RNTIが割り当てられてもよい。ノードBは、UEに対して通常のC−RNTIを使用することにより、ダイナミックスケジューリングに対する特定のUEに対して、または、UEに対してセミパーシステントC−RNTIを使用することにより、セミパーシステントスケジューリングに対する特定のUEに対して、スケジューリングメッセージを送ってもよい。各UEは、そのUEに対する通常のC−RNTIにより、ノードBからのスケジューリングメッセージを検出してもよい。セミパーシステントスケジューリングがイネーブルにされている各UEは、そのUEに対するセミパーシステントC−RNTIにより、スケジューリングメッセージを検出してもよい。
【0039】
1つの設計において、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージ中の、使用されていないフィールドおよび/または使用されていないビットを、指定された値に設定してもよい。例えば、スケジューリングメッセージの、新規データインジケータフィールド、HARQプロセス番号フィールド、冗長バージョンフィールドを、セミパーシステントスケジューリングに対して、すべてゼロの指定された値に設定してもよい。指定された値を受信UEにより使用して、スケジューリングメッセージが(別のUEに対するダイナミックスケジューリングではなく)そのUEに対するセミパーシステントスケジューリングに対するものであることを確認してもよい。
【0040】
図5は、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージを発生させて処理する、処理ユニット500の設計のブロック図を示す。処理ユニット500内では、マッパー510が、セミパーシステントスケジューリング情報(例えば、リソースブロックの割当て、MCSなど)と、UEに対するACKリソース割当てとを含むセミパーシステント割当てを受信してもよい。マッパー510は、ACKリソース割当てを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングしてもよく、スケジューリング情報を、スケジューリングメッセージの残りのフィールドおよびビットにマッピングしてもよい。マッパー510はまた、スケジューリングメッセージの、使用されていないフィールドおよび/または使用されていないビットを、指定された値(例えば、すべてゼロ)に設定してもよい。巡回冗長検査(CRC)発生器512が、マッパー510からスケジューリングメッセージを受け取り、メッセージに対してCRCを発生させ、CRCをメッセージに追加してもよい。スクランブラー514が、受信UEに対するセミパーシステントC−RNTIを受け取り、セミパーシステントC−RNTIに基づいて、スクランブリングビットを発生させ、スクランブリングビットによりスケジューリングメッセージおよびCRCをスクランブルしてもよい。エンコーダ516が、スクランブルされたスケジューリングメッセージをエンコードして、エンコードされたメッセージを提供してもよい。エンコードされたメッセージは、さらに処理されてPDCCH上で送られてもよい。
【0041】
図5は、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージを発生させて処理する処理ユニットの例示的な設計を示す。スケジューリングメッセージはまた、他の方法で発生されて処理されてもよい。
【0042】
図6は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを受信するプロセス600の設計を示す。プロセス600は、(以下で記述するように)UEにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。UEは、データの複数の伝送に対して有効であるセミパーシステント割当てを受信してもよい(ブロック612)。セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送をUEに送るための1組のパラメータ、例えば、表1中で示したパラメータのすべてまたはいくつか、ならびに/あるいは他のパラメータを含んでいてもよい。セミパーシステント割当てはまた、ACKリソースの割当てを含んでいてもよい。UEは、セミパーシステント割当てからACKリソースの割当てを取得してもよい(ブロック614)。ACKリソースが、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられてもよい。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信してもよい(ブロック616)。UEは、受信した伝送を処理して、データの伝送に対するACK情報を決定してもよい(ブロック618)。データの伝送は、1つ以上のトランスポートブロックに対するものであってもよく、ACK情報は、各トランスポートブロックが、UEにより、正しくデコードされたか、または、誤ってデコードされたかを示してもよい。UEは、ACKリソースにより、ACK情報を送ってもよい(ブロック620)。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの追加の伝送を受信してもよい。UEは、ACKリソースにより、これらのデータの追加の伝送に対するACK情報を送ってもよい。
【0043】
ブロック612の1つの設計において、UEは、セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを受信してもよい。1つの設計において、UEは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用されるC−RNTIに基づいて、セミパーシステントスケジューリングに対するスケジューリングメッセージを検出してもよい。別の設計において、異なるスクランブリング、特別のビットなどに基づいて、UEは、スケジューリングメッセージがセミパーシステントスケジューリングに対するものであることを決定してもよい。スケジューリングメッセージを使用して、ダイナミックスケジューリングにより、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送ってもよい。ダイナミックスケジューリングに対して、ACKリソースは、スケジューリングメッセージを送るために使用されているリソース(例えば、開始CCE)に基づいて決定されてもよい。
【0044】
ブロック614の1つの設計において、UEは、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、UEに割り当てられているACKリソースのインデックスを取得してもよい。UEは、インデックスと、(例えば、RRCにより設定されている)1組の設定されているACKリソースとに基づいて、ACKリソースを決定してもよい。少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、MCSフィールド、TPCコマンドフィールド、他のフィールド、または、これらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。
【0045】
1つの設計において、LTEに対して、UEは、PDCCH上でセミパーシステント割当てを受信してもよく、PDSCH上でデータの伝送を受信してもよい。ACKリソースは、PUCCHに対するものであってもよい。UEはまた、他のダウンリンクチャネル上で、セミパーシステント割当てと、データの伝送とを受信してもよく、他のアップリンクチャネル上で、ACK情報を送ってもよい。
【0046】
図7は、ワイヤレス通信システム中でデータを受信する装置700の設計を示す。装置700は、UEに対するデータの複数の伝送に対して有効なセミパーシステント割当てを受信するモジュール712と、セミパーシステント割当てから、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられているACKリソースの割当てを取得するモジュール714と、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信するモジュール716と、データの伝送に対するACK情報を決定するモジュール718と、ACKリソースにより、ACK情報を送るモジュール720とを含む。
【0047】
図8は、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとにより、データを受信するプロセス800の設計を示す。プロセス800は、(以下で記述するように)UEにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。UEは、ダイナミックスケジューリングによる、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信してもよい(ブロック812)。UEは、スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信してもよい(ブロック814)。UEは、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソース(例えば、CCE)に関係する第1のACKリソースにより、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を送ってもよい(ブロック816)。第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であってもよい。
【0048】
UEはまた、セミパーシステントスケジューリングによる、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信してもよい(ブロック818)。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信してもよい(ブロック820)。UEは、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送ってもよい(ブロック822)。UEは、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの追加の伝送を受信してもよい。UEは、第2のACKリソースにより、データのこれらの追加の伝送に対するACK情報を送ってもよい。第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効であってもよい。
【0049】
1つの設計において、UEは、第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、第2のACKリソースのインデックスを取得してもよい。第1および第2のスケジューリングメッセージは、(例えば、図4Aまたは4B中で示すような)同じフォーマットを、または、(図4Aおよび4B中で示すような)異なるフォーマットを有していてもよい。これらのスケジューリングメッセージは、少なくとも1つのフィールドと、1つ以上の追加のフィールドとを含んでいてもよい。少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースインデックスを搬送してもよく、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送してもよい。
【0050】
1つの設計において、UEは、UEに割り当てられている第1のC−RNTIに基づいて、第1のスケジューリングメッセージを検出してもよい。UEは、セミパーシステントスケジューリングのためにUEに割り当てられている第2のC−RNTIに基づいて、第2のスケジューリングメッセージを検出してもよい。UEはまた、例えば、異なるスクランブリング、スケジューリングメッセージ中の特別のビットなどのような、他のメカニズムに基づいて、スケジューリングメッセージが、ダイナミックスケジューリングに対するものであるか、または、セミパーシステントスケジューリングに対するものであるかを決定してもよい。
【0051】
1つの設計において、UEは、第1のスケジューリングメッセージから、第1のMCS値を取得してもよく、第1のMCS値にしたがって、データの第1の伝送を処理してもよい。第1のMCS値は、ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数のMCS値のうちの1つであってもよい。UEは、第2のスケジューリングメッセージから第2のMCS値を取得してもよく、第2のMCS値にしたがって、データの第2の伝送を処理してもよい。第2のMCS値は、セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値のうちの1つであってもよい。第2の複数のMCS値は、第1の複数のMCS値よりも少なくてもよく、第2のMCS値は、第1のMCS値よりも少ないビットにより送られてもよい。
【0052】
図9は、ワイヤレス通信システム中でデータを受信する装置900の設計を示す。装置900は、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信するモジュール912と、スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信するモジュール914と、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を送るモジュール916と、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信するモジュール918と、セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信するモジュール920と、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送るモジュール922とを含む。
【0053】
図10は、セミパーシステントスケジューリングによりデータを送るプロセス1000の設計を示す。プロセス1000は、(以下で記述するように)ノードBにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。ノードBは、セミパーシステントスケジューリングのために、ACKリソースをUEに割り当ててもよい(ブロック1012)。ノードBは、ACKリソースを含むセミパーシステント割当てをUEに送ってもよい(ブロック1014)。セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であってもよい。ACKリソースは、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられてもよい。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、UEに対してデータの伝送を送ってもよい(ブロック1016)。ノードBは、データの伝送に対するACK情報を受信してもよく、ACK情報は、ACKリソースにより、UEによって送られている(ブロック1018)。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、データの追加の伝送を送ってもよい。ノードBは、ACKリソース上で、データのこれらの追加の伝送に対するACK情報を受信してもよい。
【0054】
ブロック1014の1つの設計において、ノードBは、UEに割り当てられるACKリソースのインデックスを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングしてもよい。少なくとも1つのフィールドは、新規インジケータフィールド、冗長バージョンフィールド、MCSフィールド、TPCコマンドフィールド、および/または他のフィールドを含んでいてもよい。ノードBは、セミパーシステント割当てに対する残りの情報を、スケジューリングメッセージの残りのフィールドおよびビットにマッピングしてもよい。1つの設計において、ノードBは、セミパーシステントスケジューリングのために使用されるC−RNTIに基づいて、スケジューリングメッセージを処理してもよい。ノードBはまた、他のメカニズムに基づいて、スケジューリングメッセージがセミパーシステントスケジューリングに対するものであることを示してもよい。ノードBは、スケジューリングメッセージをUEに送ってもよい。スケジューリングメッセージはまた、ダイナミックスケジューリングに対するスケジューリング情報を送るために使用してもよい。1つの設計において、LTEに対して、ノードBは、PDCCH上でセミパーシステント割当てを送ってもよく、PDSCH上でデータの伝送を送ってもよい。ACKリソースは、PUCCHに対するものであってもよい。ノードBはまた、他のダウンリンクチャネル上で、セミパーシステント割当てと、データの伝送とを送ってもよく、他のアップリンクチャネル上でACK情報を受信してもよい。
【0055】
図11は、ワイヤレス通信システム中でデータを送る装置1100の設計を示す。装置1100は、ACKリソースをUEに割り当てるモジュール1112と、ACKリソースを含むセミパーシステント割当てをUEに送るモジュールであって、セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、ACKリソースは、データの複数の伝送に対してUEに割り当てられている、モジュール1114と、セミパーシステント割当てにしたがって、UEに対してデータの伝送を送るモジュール1116と、データの伝送に対するACK情報を受信するモジュールであって、ACK情報は、ACKリソースにより、UEによって送られているモジュール1118とを含む。
【0056】
図12は、ダイナミックスケジューリングと、セミパーシステントスケジューリングとによりデータを送るプロセス1200の設計を示す。プロセス1200は、(以下で記述するように)ノードBにより実行されてもよく、または、他の何らかのエンティティにより実行されてもよい。ノードBは、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージをUEに送ってもよい(ブロック1212)。ノードBは、スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送をUEに送ってもよい(ブロック1214)。ノードBは、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を受信してもよく、第1のACK情報は、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソース(例えば、CCE)に関係する第1のACKリソースにより、UEによって送られている(ブロック1216)。第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であってもよい。
【0057】
ノードBは、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージをUEに送ってもよい(ブロック1218)。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送をUEに送ってもよい(ブロック1220)。ノードBは、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信してもよく、第2のACK情報は、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、UEによって送られている(ブロック1222)。ノードBは、セミパーシステント割当てにしたがって、データの追加の伝送を送ってもよい。ノードBは、第2のACKリソース上で、データのこれらの追加の伝送に対するACK情報を受信してもよく、第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効であってもよい。
【0058】
ブロック1218の1つの設計において、ノードBは、第2のACKリソースのインデックスを、第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングしてもよい。第1および第2のスケジューリングメッセージは、同じフォーマットまたは異なるフォーマットを有していてもよく、少なくとも1つのフィールドと、1つ以上の追加のフィールドとを含んでいてもよい。少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースインデックスを搬送してもよく、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送してもよい。
【0059】
1つの設計において、ノードBは、URに割り当てられる第1のC−RNTIにより、第1のスケジューリングメッセージを処理(例えば、第1のスケジューリングメッセージに対するCRCをスクランブルする)してもよい。ノードBは、セミパーシステントスケジューリングに対して、UEに割り当てられる第2のC−RNTIにより、第2のスケジューリングメッセージを処理してもよい。ノードBはまた、他のメカニズムに基づいて、スケジューリングメッセージが、ダイナミックスケジューリングに対するものであるか、または、セミパーシステントスケジューリングに対するものであるかを示してもよい。
【0060】
1つの設計において、ノードBは、ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数のMCS値から、第1のMCS値を選択してもよい。ノードBは、第1のMCS値にしたがって、データの第1の伝送を処理してもよい。ノードBは、セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値から、第2のMCS値を選択してもよい。ノードBは、第2のMCS値にしたがって、データの第2の伝送を処理してもよい。第2の複数のMCS値は、第1の複数のMCS値よりも少なくてもよい。
【0061】
図13は、ワイヤレス通信システム中でデータを送る装置1300の設計を示す。装置1300は、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージをUEに送るモジュール1312と、スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送をUEに送るモジュール1314と、第1のスケジューリングメッセージを送るために使用されたリソースに関係する第1のACKリソース上で、データの第1の伝送に対する第1のACK情報を受信するモジュール1316と、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージをUEに送るモジュール1318と、セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送をUEに送るモジュール1320と、セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソース上で、データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信するモジュール1322とを含む。
【0062】
図7、9、11および13中のモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子コンポーネント、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、または、これらの任意の組み合わせを備えていてもよい。
【0063】
ここで記述した技術は、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースの効率的な割当てを可能にする。ダイナミックスケジューリングに対して、ACKリソースは、スケジューリング情報を搬送するCCEと関連していてもよく、追加のシグナリングオーバーヘッドを招来することなく、UEに都合よく割り当てられてもよい。これは、PDSCH上でのデータの各伝送が、PDCCH上で送られるスケジューリング情報によりスケジュールされるときに可能である。セミパーシステントスケジューリングに対して、セミパーシステント割当ては、データの最初の伝送とともに、PDCCH上で一度送られてもよく、データの後続の新しい伝送に対して、いかなるスケジューリング情報も送らなくてもよい。このケースにおいて、上述したように、データの後続の新規の伝送に対するACKリソースは、スケジューリング情報を搬送するCCEと関係付けることができず、セミパーシステント割当てにより提供されてもよい。
【0064】
ここで記述した技術は、上述したように、PUCCH上で送られるレイヤ1シグナリングを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対するACKリソースのダイナミックな割当てを可能にする。技術は、レイヤ3(例えば、RRC)シグナリングを使用して、セミパーシステントスケジューリングに対してACKリソースを割り当てることよりも(オーバーヘッドの点から)より効率的であるかもしれない。本技術はまた、セミパーシステントスケジューリングに対して、アクティブな各UEにACKリソースを静的に割り当てることよりも(リソース使用の点で)効率的であるかもしれない。
【0065】
図14は、ノードB110およびUE120の設計のブロック図を示す。ノードB110およびUE120は、図1中の、ノードBのうちの1つと、UEのうちの1つとであってもよい。この設計において、ノードB110は、T本のアンテナ1434aないし1434tを備えおり、UE120は、R本のアンテナ1452aないし1452rを備えている。ここで、一般に、T≧1およびR≧1である。
【0066】
ノードB110において、送信プロセッサ1420は、データ源1412から1つ以上のUEに対するデータ(例えば、トランスポートブロック)を受け取り、各UEに対する1つ以上のMCS値に基づいて、そのUEに対するデータを処理し、すべてのUEに対するデータシンボルを提供する。送信プロセッサ1420はまた、制御装置/プロセッサ1440からの制御情報(例えば、ダイナミックスケジューリングとセミパーシステントスケジューリングとに対するスケジューリングメッセージ)を処理してもよい。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ1430は、データシンボル、制御シンボル、および/または、パイロットシンボルを多重化してもよい。TX MIMOプロセッサ1430は、該当する場合には、多重化されたシンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を実行して、T個の出力シンボルストリームを、T個の変調器(MOD)1432aないし1432tに提供してもよい。各変調器1432は、(例えば、OFDMに対する)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得してもよい。各変調器1432はさらに、出力サンプルストリームを処理して(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタリングし、アップコンバートする)、ダウンリンク信号を取得してもよい。変調器1432aないし1432tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T本のアンテナ1434aないし1434tを通して送信してもよい。
【0067】
UE120において、アンテナ1452aないし1452rは、ノードB110からダウンリンク信号を受信してもよく、受信した信号を、それぞれ、復調器(DEMOD)1454aないし1454rに提供してもよい。各復調器1454は、それぞれの受信信号を調整して(例えば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートし、デジタル化する)、入力サンプルを取得してもよい。各復調器1454はさらに、(例えば、OFDMに対する)入力サンプルを処理して、受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器1456は、すべてのR個の復調器1454aないし1454rから受信シンボルを取得し、該当する場合には、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ1458は、検出されたシンボルを処理し(例えば、復調し、デインターリーブし、デコードする)、UE120に対するデコードされたデータをデータシンク1460に提供し、デコードされた制御情報を制御装置/プロセッサ1480に提供してもよい。
【0068】
アップリンク上で、UE120において、データ源1462からのデータと、制御装置/プロセッサ1480からの制御情報(例えば、ACK情報など)は、送信プロセッサ1464により処理され、該当する場合にはTX MIMOプロセッサ1466によりプリコードされ、変調器1454aないし1454rにより調整され、ノードB110に送信されてもよい。ノードB110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ1434により受信され、復調器1432により調整され、該当する場合にはMIMO検出器1436により処理され、さらに受信プロセッサ1438により処理されて、UE120により送信されたデータおよび制御情報が取得されてもよい。
【0069】
制御装置/プロセッサ1440および1480は、それぞれ、ノードB110およびUE120において動作を指示してもよい。UE120における、プロセッサ1480、ならびに/あるいは、他のプロセッサおよびモジュールは、図6中のプロセス600、図8中のプロセス800、および/または、ここで記述した技術に対する他のプロセスを実行または指示してもよい。ノードB110における、プロセッサ1440、ならびに/あるいは、他のプロセッサおよびモジュールは、図10中のプロセス1000、図12中のプロセス1200、および/または、ここで記述した技術に対する他のプロセスを実行または指示してもよい。送信プロセッサ1420は、図5中の処理ユニット500を実現してもよい。メモリ1442および1482は、それぞれ、ノードB110およびUE120に対するデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。スケジューラ1444は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク送信に対してUEをスケジュールしてもよく、スケジュールされたUEに対してリソース(例えば、ACKリソース)の割当てを提供してもよい。
【0070】
さまざまな異なる技術および技法のいずれかを使用して情報および信号を表わしてもよいことを、当業者は理解するであろう。例えば、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光領域または光粒子、あるいはそれらの任意の組み合わせにより、上の記述を通して参照されているデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップを表わしてもよい。
【0071】
電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組み合わせとして、ここでの開示に関して記述したさまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムステップを実現してもよいことを、当業者はさらに理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明瞭に説明するために、さまざまな実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップをそれらの機能の点から一般的に上述した。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるかどうかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、各特定の用途に対して、さまざまな方法で、記述した機能を実現するかもしれないが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈すべきではない。
【0072】
汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP),特定用途向け集積回路(ASIC),フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここで記述した機能を実行するために設計された、これらの任意の組み合わせにより、ここでの開示に関して記述した、さまざまな実例となる、論理ブロック、モジュールおよび回路を実現または実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態遷移機械であってもよい。計算デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサ、または他の任意のこのような構成として、プロセッサを実現してもよい。
【0073】
ここでの開示に関して記述した方法またはアルゴリズムのステップを、ハードウェア中で直接、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール中で、またはその2つの組み合わせ中で具体化してもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM,または技術的に知られている他の任意の形態の記憶媒体中に存在してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、例示的な記憶媒体はプロセッサに結合されている。代わりに、記憶媒体はプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在してもよい。ASICはユーザ端末中に存在してもよい。代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中にディスクリートコンポーネントとして存在してもよい。
【0074】
1つ以上の例示的な設計において、記述した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせ中で実現してもよい。ソフトウェアにおいて実現する場合、コンピュータ読み取り可能媒体上に、1つ以上の命令またはコードとして、機能を記憶させてもよく、または機能を送信してもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする何らかの媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用または特殊用途のコンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。一例として、限定ではないが、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は,RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用でき、そして、汎用用途または特殊用途のコンピュータ、あるいは、汎用用途または特殊用途のプロセッサによりアクセスできる他の任意の媒体を備えることができる。さらに、いくつかの接続は、適切にコンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバまたは他のリモート情報源から送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるディスク(Diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方、ディスク(disc)は、レーザにより光学的にデータを再生する。上述の組み合わせもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0075】
いかなる当業者であっても本開示を実施しまたは使用できるように、本開示の記述をこれまでに提供している。本開示に対してさまざまな修正が当業者に容易に明らかであり、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、ここで規定した一般的な原理を、他のバリエーションに適用してもよい。したがって、本開示は、ここで記述した例および設計に限定されるように意図されていないが、ここで開示した原理および新規な特徴に矛盾しない最も広い範囲に一致すべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための方法において、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを受信し、前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であることと、
前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを取得し、前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられていることと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信することと、
前記データの伝送に対するACK情報を決定することと、
前記ACKリソースにより、前記ACK情報を送ることとを含む方法。
【請求項2】
前記ACKリソースの割当てを取得することは、
前記セミパーシステント割当てから、前記ACKリソースのインデックスを取得することと、
前記インデックスと、1組の設定されているACKリソースとに基づいて、前記ACKリソースを決定することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ACKリソースの割当てを取得することは、
前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記ACKリソースのインデックスを取得することと、
前記インデックスに基づいて、前記ACKリソースを決定することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングにより、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送るためにも使用される請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記セミパーシステント割当てを受信することは、
セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、スケジューリングメッセージを検出することと、
前記スケジューリングメッセージから、前記セミパーシステント割当てを取得することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記セミパーシステント割当ては、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信され、前記データの伝送は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で受信され、前記ACKリソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に対するものである請求項1記載の方法。
【請求項8】
ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを受信し、前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを取得し、前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信し、前記データの伝送に対するACK情報を決定し、前記ACKリソースにより、前記ACK情報を送るように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、
前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、
前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられている装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記ACKリソースのインデックスを取得し、前記インデックスに基づいて、前記ACKリソースを決定するように構成されており、
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項8記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、スケジューリングメッセージを検出し、前記スケジューリングメッセージから、前記セミパーシステント割当てを取得するように構成されている請求項8記載の装置。
【請求項11】
ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを受信する手段と、
前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを取得する手段と、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信する手段と、
前記データの伝送に対するACK情報を決定する手段と、
前記ACKリソースにより、前記ACK情報を送る手段とを具備し、
前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、
前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられている装置。
【請求項12】
前記ACKリソースの割当てを取得する手段は、
前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記ACKリソースのインデックスを取得する手段と、
前記インデックスに基づいて、前記ACKリソースを決定する手段とを具備し、
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項11記載の装置。
【請求項13】
前記セミパーシステント割当てを受信する手段は、
セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、スケジューリングメッセージを検出する手段と、
前記スケジューリングメッセージから、前記セミパーシステント割当てを取得する手段とを具備する請求項11記載の装置。
【請求項14】
コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを、少なくとも1つのコンピュータに受信させるためのコードと、
前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを、少なくとも1つのコンピュータに取得させるためのコードと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を、少なくとも1つのコンピュータに受信させるためのコードと、
前記データの伝送に対するACK情報を、少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
前記ACKリソースにより、前記ACK情報を、少なくとも1つのコンピュータに送らせるためのコードと、
を備えるコンピュータ読取り可能媒体を具備し、
前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、
前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられているコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項15】
ワイヤレス通信のための方法において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信することと、
前記スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信することと、
前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を送ることと、
データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信することと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信することと、
前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送ることとを含む方法。
【請求項16】
前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記第2のACKリソースのインデックスを取得することをさらに含み、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項15記載の方法。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)に割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記第1のスケジューリングメッセージを検出することと、
セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている、第2のC−RNTIに基づいて、前記第2のスケジューリングメッセージを検出することとをさらに含む請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記第1のスケジューリングメッセージから、第1の変調およびコーディングスキーム(MCS)値を取得することと、
前記第1のMCS値にしたがって、前記データの第1の伝送を処理することと、
前記第2のスケジューリングメッセージから第2のMCS値を取得することと、
前記第2のMCS値にしたがって、前記データの第2の伝送を処理することとをさらに含み、
前記第1のMCS値は、ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数のMCS値のうちの1つであり、
前記第2のMCS値は、セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値のうちの1つであり、前記第2の複数のMCS値は、前記第1の複数のMCS値よりも少ない請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であり、前記第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効である請求項15記載の方法。
【請求項20】
ワイヤレス通信のための装置において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信し、前記スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信し、前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を送り、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信し、前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信し、前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送るように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記第2のACKリソースのインデックスを取得するように構成されており、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項20記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つのプロセッサは、ユーザ機器(UE)に割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記第1のスケジューリングメッセージを検出し、セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている第2のC−RNTIに基づいて、前記第2のスケジューリングメッセージを検出するように構成されている請求項20記載の装置。
【請求項23】
ワイヤレス通信のための方法において、
肯定応答(ACK)リソースをユーザ機器(UE)に割り当てることと、
前記ACKリソースを含んでいるセミパーシステント割当てを前記UEに送り、前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられていることと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの伝送を前記UEに送ることと、
前記データの伝送に対するACK情報を受信し、前記ACK情報は、前記ACKリソースにより、前記UEによって送られていることとを含む方法。
【請求項24】
前記セミパーシステント割当てを送ることは、
前記ACKリソースのインデックスを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングすることと、
前記セミパーシステント割当てに対する残りの情報を、前記スケジューリングメッセージの、残りのフィールドとビットとにマッピングすることと、
前記スケジューリングメッセージを前記UEに送ることとを含む請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項24記載の方法。
【請求項26】
前記スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングにより、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送るためにも使用される請求項24記載の方法。
【請求項27】
前記セミパーシステント割当てを送ることは、
前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを発生させることと、
セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記スケジューリングメッセージを処理することとを含む請求項23記載の方法。
【請求項28】
前記セミパーシステント割当ては、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で送られ、前記データの伝送は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で送られ、前記ACKリソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に対するものである請求項23記載の方法。
【請求項29】
ワイヤレス通信のための装置において、
肯定応答(ACK)リソースをユーザ機器(UE)に割り当て、前記ACKリソースを含んでいるセミパーシステント割当てを前記UEに送り、前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの伝送を前記UEに送り、前記データの伝送に対するACK情報を受信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられており、前記ACK情報は、前記ACKリソースにより、前記UEによって送られている装置。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ACKリソースのインデックスを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングし、前記セミパーシステント割当てに対する残りの情報を、前記スケジューリングメッセージの、残りのフィールドとビットとにマッピングし、前記スケジューリングメッセージを前記UEに送るように構成されており、前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備えている請求項29記載の装置。
【請求項31】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを発生させ、セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記スケジューリングメッセージを処理するように構成されている請求項29記載の装置。
【請求項32】
ワイヤレス通信のための方法において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを、ユーザ機器(UE)に送ることと、
前記スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送を前記UEに送ることと、
前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を受信し、前記第1のACK情報は、前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、前記UEによって送られていることと、
データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを、前記UEに送ることと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送を前記UEに送ることと、
前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信し、前記第2のACK情報は、前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、前記UEによって送られていることとを含む方法。
【請求項33】
前記第2のACKリソースのインデックスを、前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングすることをさらに含み、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記UEに割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)により、前記第1のスケジューリングメッセージを処理することと、
セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている、第2のC−RNTIにより、前記第2のスケジューリングメッセージを処理することとをさらに含む請求項32記載の方法。
【請求項35】
ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数の、変調およびコーディングスキーム(MCS)値から、第1のMCS値を選択することと、
前記第1のMCS値にしたがって、前記データの第1の伝送を処理することと、
セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値から、第2のMCS値を選択することと、
前記第2のMCS値にしたがって、前記データの第2の伝送を処理することとをさらに含み、
前記第2の複数のMCS値は、前記第1の複数のMCS値よりも少ない請求項32記載の方法。
【請求項36】
前記第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であり、前記第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効である請求項32記載の方法。
【請求項37】
ワイヤレス通信のための装置において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを、ユーザ機器(UE)に送り、前記スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送を前記UEに送り、前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソース上で、前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を受信し、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを、前記UEに送り、前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送を前記UEに送り、前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソース上で、前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
【請求項38】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のACKリソースのインデックスを、前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングするように構成されており、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項37記載の装置。
【請求項39】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)により、前記第1のスケジューリングメッセージを処理し、セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている、第2のC−RNTIにより、前記第2のスケジューリングメッセージを処理するように構成されている請求項37記載の装置。
【請求項1】
ワイヤレス通信のための方法において、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを受信し、前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であることと、
前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを取得し、前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられていることと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信することと、
前記データの伝送に対するACK情報を決定することと、
前記ACKリソースにより、前記ACK情報を送ることとを含む方法。
【請求項2】
前記ACKリソースの割当てを取得することは、
前記セミパーシステント割当てから、前記ACKリソースのインデックスを取得することと、
前記インデックスと、1組の設定されているACKリソースとに基づいて、前記ACKリソースを決定することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ACKリソースの割当てを取得することは、
前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記ACKリソースのインデックスを取得することと、
前記インデックスに基づいて、前記ACKリソースを決定することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングにより、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送るためにも使用される請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記セミパーシステント割当てを受信することは、
セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、スケジューリングメッセージを検出することと、
前記スケジューリングメッセージから、前記セミパーシステント割当てを取得することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記セミパーシステント割当ては、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信され、前記データの伝送は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で受信され、前記ACKリソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に対するものである請求項1記載の方法。
【請求項8】
ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを受信し、前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを取得し、前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信し、前記データの伝送に対するACK情報を決定し、前記ACKリソースにより、前記ACK情報を送るように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、
前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、
前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられている装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記ACKリソースのインデックスを取得し、前記インデックスに基づいて、前記ACKリソースを決定するように構成されており、
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項8記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、スケジューリングメッセージを検出し、前記スケジューリングメッセージから、前記セミパーシステント割当てを取得するように構成されている請求項8記載の装置。
【請求項11】
ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを受信する手段と、
前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを取得する手段と、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を受信する手段と、
前記データの伝送に対するACK情報を決定する手段と、
前記ACKリソースにより、前記ACK情報を送る手段とを具備し、
前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、
前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられている装置。
【請求項12】
前記ACKリソースの割当てを取得する手段は、
前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記ACKリソースのインデックスを取得する手段と、
前記インデックスに基づいて、前記ACKリソースを決定する手段とを具備し、
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項11記載の装置。
【請求項13】
前記セミパーシステント割当てを受信する手段は、
セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、スケジューリングメッセージを検出する手段と、
前記スケジューリングメッセージから、前記セミパーシステント割当てを取得する手段とを具備する請求項11記載の装置。
【請求項14】
コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
ユーザ機器(UE)に対するセミパーシステント割当てを、少なくとも1つのコンピュータに受信させるためのコードと、
前記セミパーシステント割当てから、肯定応答(ACK)リソースの割当てを、少なくとも1つのコンピュータに取得させるためのコードと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの伝送を、少なくとも1つのコンピュータに受信させるためのコードと、
前記データの伝送に対するACK情報を、少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
前記ACKリソースにより、前記ACK情報を、少なくとも1つのコンピュータに送らせるためのコードと、
を備えるコンピュータ読取り可能媒体を具備し、
前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、
前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられているコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項15】
ワイヤレス通信のための方法において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信することと、
前記スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信することと、
前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を送ることと、
データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信することと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信することと、
前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送ることとを含む方法。
【請求項16】
前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記第2のACKリソースのインデックスを取得することをさらに含み、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項15記載の方法。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)に割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記第1のスケジューリングメッセージを検出することと、
セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている、第2のC−RNTIに基づいて、前記第2のスケジューリングメッセージを検出することとをさらに含む請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記第1のスケジューリングメッセージから、第1の変調およびコーディングスキーム(MCS)値を取得することと、
前記第1のMCS値にしたがって、前記データの第1の伝送を処理することと、
前記第2のスケジューリングメッセージから第2のMCS値を取得することと、
前記第2のMCS値にしたがって、前記データの第2の伝送を処理することとをさらに含み、
前記第1のMCS値は、ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数のMCS値のうちの1つであり、
前記第2のMCS値は、セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値のうちの1つであり、前記第2の複数のMCS値は、前記第1の複数のMCS値よりも少ない請求項15記載の方法。
【請求項19】
前記第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であり、前記第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効である請求項15記載の方法。
【請求項20】
ワイヤレス通信のための装置において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを受信し、前記スケジューリング情報にしたがって送られたデータの第1の伝送を受信し、前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を送り、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを受信し、前記セミパーシステント割当てにしたがって送られたデータの第2の伝送を受信し、前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を送るように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドから、前記第2のACKリソースのインデックスを取得するように構成されており、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項20記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つのプロセッサは、ユーザ機器(UE)に割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記第1のスケジューリングメッセージを検出し、セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている第2のC−RNTIに基づいて、前記第2のスケジューリングメッセージを検出するように構成されている請求項20記載の装置。
【請求項23】
ワイヤレス通信のための方法において、
肯定応答(ACK)リソースをユーザ機器(UE)に割り当てることと、
前記ACKリソースを含んでいるセミパーシステント割当てを前記UEに送り、前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられていることと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの伝送を前記UEに送ることと、
前記データの伝送に対するACK情報を受信し、前記ACK情報は、前記ACKリソースにより、前記UEによって送られていることとを含む方法。
【請求項24】
前記セミパーシステント割当てを送ることは、
前記ACKリソースのインデックスを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングすることと、
前記セミパーシステント割当てに対する残りの情報を、前記スケジューリングメッセージの、残りのフィールドとビットとにマッピングすることと、
前記スケジューリングメッセージを前記UEに送ることとを含む請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備える請求項24記載の方法。
【請求項26】
前記スケジューリングメッセージは、ダイナミックスケジューリングにより、データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を送るためにも使用される請求項24記載の方法。
【請求項27】
前記セミパーシステント割当てを送ることは、
前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを発生させることと、
セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記スケジューリングメッセージを処理することとを含む請求項23記載の方法。
【請求項28】
前記セミパーシステント割当ては、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で送られ、前記データの伝送は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で送られ、前記ACKリソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に対するものである請求項23記載の方法。
【請求項29】
ワイヤレス通信のための装置において、
肯定応答(ACK)リソースをユーザ機器(UE)に割り当て、前記ACKリソースを含んでいるセミパーシステント割当てを前記UEに送り、前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの伝送を前記UEに送り、前記データの伝送に対するACK情報を受信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備し、前記セミパーシステント割当ては、データの複数の伝送に対して有効であり、前記ACKリソースは、前記データの複数の伝送に対して前記UEに割り当てられており、前記ACK情報は、前記ACKリソースにより、前記UEによって送られている装置。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ACKリソースのインデックスを、スケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングし、前記セミパーシステント割当てに対する残りの情報を、前記スケジューリングメッセージの、残りのフィールドとビットとにマッピングし、前記スケジューリングメッセージを前記UEに送るように構成されており、前記少なくとも1つのフィールドは、新規データインジケータフィールドと、冗長バージョンフィールドと、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールドと、送信電力制御(TPC)コマンドフィールドとのうちの少なくとも1つを備えている請求項29記載の装置。
【請求項31】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記セミパーシステント割当てを搬送するスケジューリングメッセージを発生させ、セミパーシステントスケジューリングに対して使用されているセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて、前記スケジューリングメッセージを処理するように構成されている請求項29記載の装置。
【請求項32】
ワイヤレス通信のための方法において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを、ユーザ機器(UE)に送ることと、
前記スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送を前記UEに送ることと、
前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を受信し、前記第1のACK情報は、前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソースにより、前記UEによって送られていることと、
データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを、前記UEに送ることと、
前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送を前記UEに送ることと、
前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信し、前記第2のACK情報は、前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソースにより、前記UEによって送られていることとを含む方法。
【請求項33】
前記第2のACKリソースのインデックスを、前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングすることをさらに含み、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記UEに割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)により、前記第1のスケジューリングメッセージを処理することと、
セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている、第2のC−RNTIにより、前記第2のスケジューリングメッセージを処理することとをさらに含む請求項32記載の方法。
【請求項35】
ダイナミックスケジューリングに対して適用可能な、第1の複数の、変調およびコーディングスキーム(MCS)値から、第1のMCS値を選択することと、
前記第1のMCS値にしたがって、前記データの第1の伝送を処理することと、
セミパーシステントスケジューリングに対して適用可能な、第2の複数のMCS値から、第2のMCS値を選択することと、
前記第2のMCS値にしたがって、前記データの第2の伝送を処理することとをさらに含み、
前記第2の複数のMCS値は、前記第1の複数のMCS値よりも少ない請求項32記載の方法。
【請求項36】
前記第1のACKリソースは、ACK情報の単一の伝送に対して有効であり、前記第2のACKリソースは、ACK情報の複数の伝送に対して有効である請求項32記載の方法。
【請求項37】
ワイヤレス通信のための装置において、
データの単一の伝送のためのスケジューリング情報を搬送する第1のスケジューリングメッセージを、ユーザ機器(UE)に送り、前記スケジューリング情報にしたがって、データの第1の伝送を前記UEに送り、前記第1のスケジューリングメッセージを送るのに使用されたリソースに関係する第1のACKリソース上で、前記データの第1の伝送に対する第1の肯定応答(ACK)情報を受信し、データの複数の伝送のためのセミパーシステント割当てを搬送する第2のスケジューリングメッセージを、前記UEに送り、前記セミパーシステント割当てにしたがって、データの第2の伝送を前記UEに送り、前記セミパーシステント割当てにより伝達された第2のACKリソース上で、前記データの第2の伝送に対する第2のACK情報を受信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
【請求項38】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のACKリソースのインデックスを、前記第2のスケジューリングメッセージの少なくとも1つのフィールドにマッピングするように構成されており、前記少なくとも1つのフィールドは、セミパーシステントスケジューリングに対して、ACKリソースのインデックスを搬送し、ダイナミックスケジューリングに対して、スケジューリング情報を搬送する請求項37記載の装置。
【請求項39】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEに割り当てられている、第1のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)により、前記第1のスケジューリングメッセージを処理し、セミパーシステントスケジューリングに対して前記UEに割り当てられている、第2のC−RNTIにより、前記第2のスケジューリングメッセージを処理するように構成されている請求項37記載の装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2011−517191(P2011−517191A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−502113(P2011−502113)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【国際出願番号】PCT/US2009/038656
【国際公開番号】WO2009/154839
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【国際出願番号】PCT/US2009/038656
【国際公開番号】WO2009/154839
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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