説明

ワークの冷却装置及び冷却方法

【課題】ワークに対して冷風を供給していないときの主管路(冷風供給管路)の温度上昇を防ぐことができる、ワークの冷却装置及び冷却方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による冷却装置は、冷却すべきワーク2を収容するワーク保持容器3と、冷風を生み出す冷風発生装置4と、冷風発生装置4で発生した冷風をワーク保持容器3へ供給する主管路5と、冷風発生装置4で発生した冷風が流通する副管路6とを具備し、主管路5及び副管路6は互いに熱交換可能に接触する主管路熱交換部分5a及び副管路熱交換部分6aをそれぞれ有し、主管路熱交換部分5aに冷風を流通させないとき、副管路熱交換部分6aに冷風を流通させて主管路熱交換部分5aを冷却する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを冷風によって冷却する冷却装置及び冷却方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば印刷回路基板等のワークの低温特性を評価するために、ワークを容器に収容し、その容器に冷風を供給してワークを冷却することがしばしば行われている。このようにワークを冷却するための装置として、図4に示す冷却装置100が従来用いられてきた。この冷却装置100でワーク102を冷却するには、ワーク102(この場合印刷回路基板)が収容されたワーク保持容器103を架台108上に配置した後、冷風発生装置104に接続された主管路105をワーク保持容器103に接続し、主管路105に配設された第1開閉弁109を開放することによりワーク保持容器103に冷風を供給してワーク102を冷却する。このとき冷風はワーク保持容器103に設けた排出管路107から周囲に排出される。ワーク102が所定の低温度に達したら、主管路105から分岐している副管路106側に冷風を流すように第1開閉弁109及び副管路の第2開閉弁110を操作し、次いでワーク保持容器103から主管路105を取り外す。以上で一サイクルの冷却工程が終了し、通常は後続するワーク保持容器103を架台108上に配置して前述の冷却工程を繰り返す。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、図4の冷却装置では、主管路105が閉じられて時間が経過するにつれて、主管路の第1開閉弁109より下流側の部分及びその内部に滞留する空気の温度は、冷風発生装置104が作動していたとしても次第に上昇することとなる。このため、前述の冷却工程が連続して行われる場合は問題ないが、主管路105が閉じられて比較的長い時間が経過した後に第1開閉弁109を開放してワーク保持容器103に冷風を供給したとき、比較的高温の空気がワーク保持容器103に供給されて不正確な温度特性評価が行われる恐れがある。あるいは、ワーク保持容器103内の温度を所定の温度まで下げるのに要する時間が長くなるという問題があった。
【0004】
前述の問題に対処するために、主管路の第1開閉弁から下流側の部分を極力短縮した装置が考えられるが、そのような装置の場合、第1開閉弁、第2開閉弁、主管路とワーク保持容器との接続部、及び排出管路とワーク保持容器との接続部が集中するため保守性が低下するという別の問題が生じる。
【0005】
また、一つのワーク保持容器103に対する冷却が終わって主管路105をワーク保持容器103から取り外した後も主管路105に冷風を流し続けて主管路105を冷却することは、冷却温度が0℃以上の比較的高い場合には結露の問題を無視すれば可能であるが、0℃以下の場合には主管路105の先端の排出口周辺部に水蒸気の氷結が生じて主管路が閉塞されるため実施できない。特に、印刷回路基板のようなワーク102は、その低温特性を評価するために、通常は例えば−30℃といった0℃よりもはるかに低い温度まで冷却されるので氷結現象は著しいものとなる。また、氷結防止のためのヒーターを主管路105の排出口に設けることは、冷却性能の悪化及び不安定化につながるため採用できない。
【0006】
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、ワークに対して冷風を供給していないときの主管路(冷風供給管路)の温度上昇を防ぐことができるワークの冷却装置及び冷却方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を達成するための技術的手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の冷却装置及び冷却方法を提供する。
【0008】
請求項1に記載された冷却装置は、冷却すべきワーク(2)を収容するワーク保持容器(3)と、冷風を生み出す冷風発生装置(4)と、冷風発生装置(4)で発生した冷風をワーク保持容器(3)へ供給する主管路(5)と、冷風発生装置(4)で発生した冷風が流通する副管路(6)とを具備し、主管路(5)及び副管路(6)は互いに熱交換可能に接触する主管路熱交換部分(5a)及び副管路熱交換部分(6a)をそれぞれ有し、主管路熱交換部分(5a)に冷風を流通させないとき、副管路熱交換部分(6a)に冷風を流通させて主管路熱交換部分(5a)を冷却することを特徴としている。これにより、主管路(5)に冷風が流通しない間においても主管路熱交換部分(5a)が冷却されるので、ワーク保持容器(3)及びワーク(2)に対して主管路(5)を介して冷風を供給しない時間の長短にかかわりなく、主管路(5)からワーク保持容器(3)に冷風を供給し始めるときの冷風温度はほぼ一定に維持される。
【0009】
請求項2に記載の冷却装置は、上記冷却装置において、副管路熱交換部分(6a)が、主管路熱交換部分(5a)にコイル状に巻き付いて形成されていることを特徴としている。これにより、主管路熱交換部分(5a)と副管路熱交換部分(6a)との間の熱交換効率が高まり主管路熱交換部分(5a)に対する冷却性が高まる。
【0010】
請求項3に記載の冷却装置は、前述の冷却装置において、主管路(5)が該主管路(5)を開閉する第1開閉弁(9)を備え、副管路(6)が該副管路(6)を開閉する第2開閉弁(10)を備え、副管路熱交換部分(6a)が第2開閉弁(10)より下流側に形成されると共に、主管路熱交換部分(5a)が第1開閉弁(9)より下流側の主管路(5)の大部分に形成されることを特徴としている。これにより、主管路熱交換部分(5a)に対する冷却性が高められる。
【0011】
本発明においては、副管路(6)は第1開閉弁(9)より上流において主管路(5)から分岐された管路であってよく、さらに主管路(5)及び副管路(6)は、第1開閉弁(9)及び第2開閉弁(10)に代えて、副管路(6)が主管路(5)から分岐する分岐部に配設された三方弁を備えてもよい。
【0012】
請求項6に記載の冷却装置は、前述の冷却装置において、ワーク保持容器(3)を複数具備し、主管路(5)がワーク保持容器(3)に対して着脱可能に接続されることを特徴としている。これにより、本冷却装置により冷却したワーク(2)をワーク保持容器(3)に収容したまま、つまりワーク保持容器(3)により断熱して低温を維持したまま後続する工程へ搬送することが可能になる。
【0013】
請求項7に記載の冷却方法は、冷却すべきワーク(2)を収容するワーク保持容器(3)と、ワーク保持容器(3)へ冷風を供給する主管路(5)にして、主管路熱交換部分(5a)が形成された主管路(5)と、冷風が流通する副管路(6)にして、主管路熱交換部分(5a)に熱交換可能に接触する副管路熱交換部分(6a)が形成された副管路(6)とを用いて実施され、主管路(5)をとおしてワーク保持容器(3)に冷風を供給することによりワーク(2)を冷却する段階と、ワーク(2)を冷却する段階に先行して実施される主管路熱交換部分(5a)を冷却する段階にして、主管路熱交換部分(5a)に冷風を流通させないが副管路熱交換部分(6a)に冷風を流通させることによって主管路熱交換部分(5a)を冷却する段階と、を含むことを特徴としている。これにより、主管路(5)に冷風が流通しない間においても主管路熱交換部分(5a)が冷却されるので、ワーク保持容器(3)及びワーク(2)に対して主管路(5)を介して冷風を供給しない時間の長短にかかわりなく、主管路(5)からワーク保持容器(3)に冷風を供給し始めるときの冷風温度はほぼ一定に維持される。
【0014】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施態様に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の一実施態様に係る冷却装置1の概略構成を示している。この冷却装置1は、印刷回路基板をワーク2として冷却するものであって、主要構成要素として、ワーク2を収容するワーク保持容器3と、冷風を生み出す冷風発生装置4と、冷風発生装置4で発生した冷風をワーク保持容器3へ供給する主管路5と、主管路5から分岐された副管路6と、ワーク保持容器3内の気体を排出する排出管路7と、ワーク保持容器3を搭載する架台8とを具備している。また、主管路5及び副管路6はそれらの管路を開閉する第1開閉弁9及び第2開閉弁10をそれぞれ備えている。なお、ワーク2の冷却目標温度は、本実態様においては氷点下30℃である。
【0016】
ワーク保持容器3は、図1では一個だけが図示されているが、本実施態様の冷却装置1は同様のワーク保持容器3を複数具備している。ワーク保持容器3はワーク2である印刷基板を収容して所定位置に保持すると共にほぼ密閉された空間を形成する。ワーク保持容器3の底面には冷風導入口11及び排出口12が設けてあり、それら冷風導入口11及び排出口12には主管路5及び排出管路7が着脱可能にそれぞれ接続される。
【0017】
冷風発生装置4は、本技術分野で一般的に使用されるタイプでのものであり、乾燥した低温の空気を発生して送出することができ、発生した氷点下30℃以下の低温空気は送出口13から主管路5へ圧送される。
【0018】
主管路5は、その基端が冷風発生装置4の送出口13に接続され、前述したとおりその先端部5bがワーク保持容器3の冷風導入口11に着脱可能に接続され、その途中に第1開閉弁9が配設されている。副管路6は、本実施態様では主管路5の第1開閉弁9より上流側から分岐され、その先端部6bが周囲の大気に開放され、途中に第2開閉弁10が配設されている。なお、副管路6の先端部6bには図示されない氷結防止ヒーターが備えられている。これは、このヒーターがないと副管路6の先端部周囲の大気中の水蒸気が前記先端部6bから排出される−30℃以下の低温空気によって氷結されて副管路の先端部6bが閉塞されるためである。また同様のヒーターは排出管路7の先端部7aにも備えられている。
【0019】
図1に示されるように、本発明の冷却装置1は、主管路5の第1開閉弁9より下流側の部分と副管路6の一部が互いに近接して並進する部分を有している。前記並進部分は、本実施例では、主管路5が架台8内に進入した直後の部位から主管路の先端部5bつまりワーク保持容器3との接続部近くまで形成され、その結果主管路5の第1開閉弁9より下流側の大部分に並進部分が形成される。図1では、分かり易くするために、前記並進部分の副管路6と主管路5との間には隙間があるように描かれているが、実際には前記隙間はなく並進部分の主管路5及び副管路6は、互いに熱交換が可能であるように接触している。なお、以下の明細書中では主管路5及び副管路6の前記並進部分をそれぞれ「主管路熱交換部分5a」及び「副管路熱交換部分6a」と呼称する。
【0020】
本実施例の主管路5及び副管路6の材質は、少なくとも主管路熱交換部分5a及び副管路熱交換部分6aは銅又はアルミニュウム合金等の高い熱伝導率を有する金属材料から作られることが好適である。
【0021】
主管路5及び副管路6が前述のように構成されているので、主管路5の第1開閉弁9を閉じると共に副管路6の第2開閉弁10を開放したとき、すなわち冷風を主管路熱交換部分5aには流通させないが副管路熱交換部分6aに流通させたとき、主管路熱交換部分5a及びその内部に滞留している空気は副管路熱交換部分6aを流通する冷風により冷却される。
【0022】
次に、本発明の一実施態様に係るワークの冷却方法を図2を参照して以下に説明する。この実施態様の冷却方法は例えば前述した実施態様の冷却装置1を使用して実施可能である。この冷却方法は、図2に示される7段階のステップS1〜S7を順次実施することによりなされる。なお、前記7段階のステップS1〜S7を総称して冷却工程と呼ぶ。また、図2は、一つのワーク保持容器3に対してのみ記しているが、この冷却工程は通常は先行又は後続するワーク保持容器3(及びワーク2)に対して繰り返し実施される。
【0023】
まず、ワーク2をワーク保持容器3内に収容して保持する(S1)。
次に、ワーク保持容器3を架台8に固定する(S2)。
次に、主管路5及び排出管路7をワーク保持容器3の冷風導入口11及び排出口12にそれぞれ接続する(S3)。
次に、主管路5の第1開閉弁9を開放すると共に副管路6の第2開閉弁10を閉じる。その結果冷風発生装置4で発生した冷風は主管路5を通してワーク保持容器3に供給されて排出管路7から排出される間にワーク2を冷却する(S4)。
次に、ワーク2が所定の温度に冷却された後、第1開閉弁9を閉じると共に第2開閉弁10を開放する。その結果、主管路熱交換部分5aには冷風は流れないが、副管路6に冷風が流れて副管路熱交換部分6aを流れる冷風によって主管路熱交換部分5aが冷却される(S5)。
次に、主管路5及び排出管路7をワーク保持容器3から取り外す(S6)。
次に、ワーク保持容器3を架台8から取り外す(S7)。
以上で一つのワーク保持容器3及びワーク2に対する冷却工程が完了する。なお、架台8から取り外されたワーク保持容器3は検査ステーションへ搬送されて、そこでワーク2がワーク保持容器3に収納された状態で低温特性を検査される。
【0024】
また、後続する各ワーク保持容器3及びワーク2に対して上述の冷却工程が繰り返し実施されるので、ステップ4においてワーク2を冷却するために主管路5の第1開閉弁9を開放する直前の主管路熱交換部分5aは、その部分が先行したワーク保持容器3のためのステップ5の時点から副管路熱交換部分6aを流れる冷風によって冷却されているので、主管路熱交換部分5aに冷風は流れないものの副管路6を流れる冷風にほぼ等しい温度を有している。
【0025】
ところで、冷風発生装置4を含めて冷却装置1を長時間停止した後に冷却装置1を始動するときは、ワーク2なしの状態で上記ステップ5からスタートすることにより、主管路熱交換部分5aをあらかじめ冷却しておくことができる。
【0026】
次に本発明の一実施態様に係る冷却装置の変更例について、図3を参照して説明する。図3は、主管路熱交換部分5aと、それに巻き付いた副管路熱交換部分6aを示す正面図である。副管路熱交換部分6aはこのように直線状の主管路熱交換部分5aにコイル状に巻き付いて形成されるので、主管路熱交換部分5aとの間の熱交換効率が高められる。
【0027】
本発明の冷却装置及び冷却方法は前述した変更例の他にも様々な変更例が可能であり、例えば、前記第1及び第2開閉弁に代えて三方弁を、副管路6が主管路5から分岐する分岐部に設けてもよい。
【0028】
また、副管路6を主管路5から分岐させないで冷風発生装置4から直接引き出してもよい。
【0029】
また、複数ではなく単一のワーク保持容器3を具備する冷却装置又は用いる冷却方法も本発明において可能である。その場合は、単一のワーク保持容器3が架台8に固定的に取り付けられ、主管路5及び排気管路7はワーク保持容器3に接続されたままで、ワーク2をワーク保持容器3に対して次々に入れ替えて冷却する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施態様による冷却装置の概略的構成図である。
【図2】本発明の一実施態様による冷却方法の工程を示す図である。
【図3】図1の冷却装置の変更例の主管路熱交換部分及び副管路熱交換部分を示す正面図である。
【図4】従来の技術による冷却装置の概略的構成図である。
【符号の説明】
【0031】
2 ワーク
3 ワーク保持容器
4 冷風発生装置
5 主管路
5a 主管路熱交換部分
6 副管路
6a 副管路熱交換部分
7 排出管路
8 架台
9 第1開閉弁
10 第2開閉弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却すべきワーク(2)を収容するワーク保持容器(3)と、
冷風を生み出す冷風発生装置(4)と、
前記冷風発生装置(4)で発生した冷風を前記ワーク保持容器(3)へ供給する主管路(5)と、
前記冷風発生装置(4)で発生した冷風が流通する副管路(6)と、を具備する冷却装置であって、
前記主管路(5)及び前記副管路(6)が互いに熱交換可能に接触する主管路熱交換部分(5a)及び副管路熱交換部分(6a)をそれぞれ有し、
前記主管路熱交換部分(5a)に冷風を流通させないとき、前記副管路熱交換部分(6a)に冷風を流通させて前記主管路熱交換部分(5a)を冷却することを特徴とする、冷却装置。
【請求項2】
前記副管路熱交換部分(6a)が前記主管路熱交換部分(5a)にコイル状に巻き付いて形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記主管路(5)が該主管路(5)を開閉する第1開閉弁(9)を備え、前記副管路(6)が該副管路(6)を開閉する第2開閉弁(10)を備え、
前記副管路熱交換部分(6a)が前記第2開閉弁(10)より下流側に形成されると共に、前記主管路熱交換部分(5a)が前記第1開閉弁(9)より下流側の前記主管路(5)の大部分に形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記副管路(6)が、前記第1開閉弁(9)より上流において前記主管路(5)から分岐された管路であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却装置。
【請求項5】
前記第1開閉弁(9)及び前記第2開閉弁(10)に代えて、前記主管路(5)及び前記副管路(6)は、前記副管路(6)が前記主管路(5)から分岐する分岐部に配設された三方弁を備えることを特徴とする、請求項4に記載の冷却装置。
【請求項6】
前記ワーク保持容器(3)を複数具備し、前記主管路(5)が前記ワーク保持容器(3)に対して着脱可能に接続されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷却装置。
【請求項7】
冷却すべきワーク(2)を収容するワーク保持容器(3)と、
ワーク保持容器(3)へ冷風を供給する主管路(5)にして、主管路熱交換部分(5a)が形成された主管路(5)と、
冷風が流通する副管路(6)にして、前記主管路熱交換部分(5a)に熱交換可能に接触する副管路熱交換部分(6a)が形成された副管路(6)と、を用いるワークの冷却方法であって、
前記主管路(5)をとおして前記ワーク保持容器(3)に冷風を供給することにより前記ワーク(2)を冷却する段階と、
前記ワーク(2)を冷却する前記段階に先行して実施される前記主管路熱交換部分(5a)を冷却する段階にして、前記主管路熱交換部分(5a)に冷風を流通させないが前記副管路熱交換部分(6a)に冷風を流通させることによって前記主管路熱交換部分(5a)を冷却する段階と、を含むことを特徴とするワークの冷却方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−286634(P2008−286634A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−131802(P2007−131802)
【出願日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】