説明

三次元画像処理プログラム及び装置

【課題】 従来の、実在する所定範囲の3次元空間を前後左右上下に自由に動くことのできるオブジェクト視点から見た背景映像表現をしているゲームなどでは、その背景映像をポリゴンモデルによる仮想三次元空間の画像としているので、実在する場所の実際の背景映像と比べると違いがある。そのため、現実感、臨場感に乏しいものとなっている。
【解決手段】 所定範囲の3次元空間内にある所定の複数地点で全方向を撮影した実写画像から、操作オブジェクト視点の位置と方向から最も視点変換に適切な画像を選択し、その選択画像の一部分から視点変換した背景画像を視点の動きに合わせ連続表示することにより、現実感、臨場感を向上させた、前後左右上下に自由に動く実写背景画像を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はコンピュータで実行する画像処理プログラムにおける動画背景画像に、自由に動くことのできる視点からの実在する場所の実写映像を表示する画像処理技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、操作者が操作し所定の3次元空間範囲を自由に動くことができるゲームなどでは、その背景映像はポリゴンモデルによる仮想三次元空間画像を表示する方法が多く用いられている。
【0003】
ここで仮想三次元空間画像とは、画像表示要素が三次元座標空間における座標で特定される情報をもった三次元空間内の任意の位置に視点(仮想視点)を設定し、その視点から空間内を見渡した情景とし、その視点を操作者が操作する操作対象物の動きに合わせ、連続的に移動させることにより、あたかも操作者がその三次元空間内を移動しているような感覚を与える画像であり、一般に3Dコンピュータグラフィックスと呼ばれているものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら以上の技術によれば、仮想三次元空間画像であるため、実在する場所の実写背景映像と比べると違いがある。そのため現実感と臨場感に乏しいものとなっている。また背景画像に実写を撮影した映像の再生速度を変化させて再生するだけ(特開平9−220308)では、撮影方向に対してのみの自由度しかない。言い方を変えると自由度が1次元的である。さらに前記再生画像を視点変換して表示する方法(特許第3726239号)では、撮影方向に対してとその周りの限定された範囲とでしか自由に動くことができない。言い方を変えると自由度は1次元的なものと範囲限定の2次元的なものの組み合わせである。
【0005】
そこで、この発明は、実在する任意に設定した3次元空間範囲を自由に動くことができるゲームなどにおいて、前記空間範囲を自由に動くことのできる操作対象物の視点から見た背景映像を実写映像とする背景画像処理プログラム及び装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第1発明は、少なくとも、3次元空間の任意に設定した範囲における移動可能な操作対象物の操作情報に基づいて操作位置と操作方向とを出力する処理と、前記範囲内で所望方向を撮影した複数枚の実写画像から前記操作位置に基づき適切な画像を選択する処理と、前記選択された画像を前記操作位置と前記操作方向に基づく視点から視点変換背景画像を作成する処理と、をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムである。
【0007】
請求項1に記載の第1発明に従い、3次元空間における任意に設定した範囲内の複数点で所望方向を撮影した実写画像を用意し、操作対象物の操作位置から最も近い点で撮影された画像を前記操作対象物の操作位置と操作方向に基づいた視点から視点変換した画像を表示することで、任意に設定した範囲内で操作者が操作した位置と方向からの実写映像を表示することができる。この所望方向とは、好みまたは必要に応じて任意に定める方向であり、全方向が現実的な画像を出力するのに好ましいが、例えば操作方向が水平方向のみの2次元なら上下方向の撮影映像は省略可能であるから必要ない。
【0008】
第2発明は、さらに、前記視点変換背景画像を連続表示して動画像を作成する処理をコンピュータに実行させるための請求項1記載の画像処理プログラムである。
【0009】
請求項2に記載の第2発明に従い、第1発明の視点変換した画像を連続表示することで、操作者が所定の3次元空間内で自由に動いている操作感を与える動画像表示手段としてコンピュータを機能させる。この「処理をコンピュータに実行させるプログラム」とは、コンピュータ装置のCPUが実行する処理、またはCPUが自らに接続されたハードウェアに処理を行わせる指示を出すプログラム、のことである。
【0010】
第3発明は、3次元空間の任意に設定した範囲における移動可能な操作対象物の操作情報に基づいて操作位置と操作方向とを出力する操作情報出力手段と、前記所定範囲内で所望方向を撮影した複数枚の実写画像から前記操作位置と前記操作方向に基づき適切な画像を選択する画像選択手段と、前記選択された画像を前記操作位置と前記操作方向に基づく視点から視点変換背景画像を作成する視点変換背景画像作成手段と、を含むことを特徴とする画像処理装置であり、第4発明は前記視点変換背景画像を連続表示して動画像を作成する動画像作成手段を含むことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置である。
【0011】
請求項3と請求項4に記載の第3発明と第4発明に従えば、3次元空間における所定範囲内の複数点で全方向を撮影した実写画像を用意し、操作対象物の操作位置から最も近い点で撮影された画像を操作位置と操作方向に基づいた視点から視点変換した画像を連続して表示することで、操作者が所定の3次元空間内で自由に動いている操作感を与える画像表示処理装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0012】
第1発明と第2発明によれば、任意に設定した3次元空間内を自由に動いている視点からの連続した実写背景動画像を表示するコンピュータプログラムを提供することができる。第3発明と第4発明によれば、任意に設定した3次元空間内を自由に動いている視点からの連続した実写背景動画像を表示する画像処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面に基づいてこの発明の一実施例について、詳細に説明する。この実施例は、床を基準として上から見たとき図1、斜め上からみたとき図5のような構造を持ち、実在するとした部屋内のS点からE点までを図1の太線に沿って等速で動いた視点からの映像を、1秒間に30枚の速度で20秒間表示するプログラムであるとする。また、図1に示すP1〜P9の各点で前後左右上下方向を撮影し(以下、P1〜P9を撮影点とする)、図2の301のようにサイコロを展開した形の画像データをあらかじめ作成してあるものとし、前記視点が動く操作情報もあらかじめ作成されているものとする。このとき、S点、E点、P1〜P9各点の部屋の床からの高さはすべて同じ高さであるとする。
【0014】
ここで図2の301について説明する。301の「上」と書いてある正方形部分は撮影点P7から床を基準として上方向(図5のPv2方向)を撮影したものであり、「右」と書いてある正方形部分は撮影点P7から右方向(図5のPv3方向)を撮影したものである。同様に「下」、「左」、「前」(図5のPv1方向)、「後」とそれぞれの方向を撮影したものである。この実施例では各撮影点で撮影した画像をJPEG(Joint Picture Experts Group)に準拠した方法で圧縮された状態で記録媒体2に記録されているものとする。
【0015】
図3はこの発明の画像処理装置が適用されるコンピュータ装置の一実施形態を示す構成ブロック図である。この装置は本体1と、プログラムデータと画像ファイルが格納された記録媒体2、操作者の操作情報を入力する入力装置3、ゲーム中の音を出力するスピーカ4、ゲーム画面を表示するコンピュータ用ディスプレイ5とからなる。
【0016】
本体1の内部にはCPU(中央演算処理装置)100と、CPU100に接続されたアドレスバス、データバス、制御バスからなるバスライン101を持っている。バスライン101にはデータRAM(メインメモリ)102、入力インターフェース103、ROM104、記録媒体デコーダ105、描画プロセッサ108、伸張回路110、サウンドプロセッサ111、増幅器113が接続される。
【0017】
このコンピュータ装置は用途に応じて形態が異なる。例えば、このコンピュータ装置が業務用ゲーム装置のときは図1の構成要素すべてが1つの筐体に納められ、CPUを備える家庭用ゲーム装置の場合はディスプレイ5とスピーカ4の代わりにTVモニタに接続し、入力装置はゲームコントローラーなどになる。
【0018】
次に各構成要素について説明する。まずデータRAM102にはプログラム本体、画像データ、他必要なデータ、ワークエリアなどが格納される。入力インターフェース103は、入力装置から操作者の操作情報を取り出し、CPU100が処理できる形にする処理をするところである。
【0019】
ROM104はパーソナルコンピュータにおけるBIOS(Basic Input Output System)が相当し、コンピュータ装置の起動処理、記録媒体2に記録された最初に実行されるプログラムの読み出しと実行を制御するプログラム、基本入出力装置のドライバプログラムなどを格納している。
【0020】
記録媒体ドライバ107は、例えば記録媒体であるCD−ROM,DVD−ROM,ハードディスクドライブなどからデータをバッファ106に読み出し、記録媒体デコーダ105でECC(Error Correction Code)によるエラー補正訂正処理をした後、CPUの指示にあわせ、読み出したデータをデータRAM102などに送る。
【0021】
描画プロセッサ108は、CPU100の指示に基づき、描画バッファ109の内容を、画像としてモニタが表示できる信号を作り出すものである。
【0022】
伸張回路110は、動画に対するMPEG(Moving Picture Experts Group)や静止画に対するJPEGに準拠された圧縮画像を伸張する処理を行う。この実施形態では前記画像データを背景に使用するために伸張する処理を行う。
【0023】
サウンドプロセッサ111は、CPU100の指示に基づき、記録媒体に記録された音データを直接、または一旦バッファ112に格納し、必要に応じて加工した(サウンドエフェクトを施した)、所定の音楽や効果音を生成する。生成された音は増幅器113で増幅され、接続されているスピーカ4から出力される。
【0024】
図4は、この一実施例におけるプログラムフローチャートである。まずプログラム処理が開始されると、記録媒体2からデータRAM102の一部に、あらかじめ作成し記録させておいた前記画像データなど必要な初期データなどをCPU100が読み込ませる(ステップS1)。読み込ませを完了したCPU100はプログラム本体の処理を開始する(ステップS2)。
【0025】
処理が開始されると、前記視点の操作情報から前記視点の位置と方向とを算出する(ステップS3)。すなわちCPU100が行うステップS3の処理は、3次元空間の任意に設定した範囲における移動可能な操作対象物の操作情報に基づいて操作位置と操作方向とを出力する処理である。
【0026】
そして、CPU100は算出した前記視点位置から距離が最も近い撮影点を求め、求めた撮影点からの撮影画像を選択する(ステップS4)。例えば、視点位置が図1のS点であった場合、CPU100が求める最も近い撮影点はP7となり、撮影点P7から撮影された画像をCPU100が選択し、CPU100の指示に基づき伸張回路110が選択された画像を伸張する。すなわちCPU100が行うステップS4の処理は、任意に設定した範囲内で所望方向を撮影した複数枚の実写画像から前記操作位置に基づき適切な画像を選択する処理である。
【0027】
そして、CPU100は前記選択された撮影画像からステップS6にて行う視点変換処理に必要な領域を切り出す(ステップS5)。CPU100は切り出した後必要に応じて切り出した部分の形状を変形する処理を行う。CPU100は切り出した画像を前記視点の位置と方向に基づいて視点変換処理をした画像を作成する(ステップS6)。すなわちCPU100が行うステップS6の処理は、選択された画像を前記操作位置と前記操作方向に基づく視点から視点変換背景画像を作成する処理である。
【0028】
ここでは「特許庁標準技術集、技術分類A−10 実写との合成、視点移動できる2次元映像と3次元CGの合成手法」という視点変換技術を用いる。この「特許庁標準技術集、技術分類A−10 実写との合成、視点移動できる2次元映像と3次元CGの合成手法」とは、一枚の画像を別のカメラアングルから見たように変形し、視点移動が可能な画像合成手法である。CGと実写の自然な合成画像を得るためには、実写撮影のカメラの位置、方向、画角をCG映像制作のカメラアングルと一致させる必要がある。そこで、実写のカメラアングルをCGに一致させるのではなく、カメラ固定の実写映像をCGのカメラアングルに合わせて変形すれば、容易に合成できると考えられるという技術であり、画像に設定された情報といくつかの仮定から、システムは画像を左右、正面壁、天井、床などの領域に分割し、それぞれの3次元座標を求めることにより、オリジナル画像の3次元形状モデルを自動推定する。この3次元形状をもとに、CGのカメラアングルと一致するように2次元映像を変形することにより、実写とCGを自然に合成する、という技術である。(出典:「任意の視点移動を表現する対話的画像再合成」、「情報処理学会研究報告 グラフィックスとCAD 81−11」、(1996年8月23日)、堀井洋一、新井清志著、情報処理学会発行)
【0029】
図4の説明に戻り、引き続き説明する。CPU100はステップS6にて視点変換処理をした視点変換画像データを描画バッファ109に転送する。描画プロセッサ108は描画バッファの内容をモニタに表示する(ステップS7)。次に、CPU100は表示時間が20秒に達したか(この場合、表示枚数が 毎秒30枚×20秒=600枚 になったか)を判定し、20秒間表示したら処理終了となる(ステップS8)。以上のステップS3からステップS8をCPU100などが1/30秒で繰り返し行うことによりS点からE点まで動く視点からの動画像を作成することができる。すなわちCPU100などが行うステップS3からステップS8までを繰り返す処理は視点変換背景画像を連続表示して動画像を作成する処理である。
【0030】
ここでステップS5とステップS6の処理について具体例を挙げて説明する。例えば、視点位置が図1のS点であり視点方向が図1の上方向(図1S点からの矢印方向)を向いていて、選択された画像が撮影点P7で撮影された図2の301だった場合、視点変換処理のために図2の301から切り出される領域は図2の斜線部分304となる。次に、切り出された画像の左側の一部を形状変換した画像(図2の302)を作成する。一部を形状変換した画像は撮影点P7から撮影された画像であるので、この画像を視点変換処理して図2の303のようなS点からの視点背景画像を得る。
【0031】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、3次元空間の所定範囲を自由に動いた視点からの実写映像を提供することができるため、現実感と臨場感を向上させることができる。これは実在する部屋を舞台にする現実感と臨場感のある実写背景動画像を提供することができる。
【0032】
「他の実施形態」
上記の実施形態では、あらかじめ用意した画像がサイコロを展開した形のデータ構造をしていたが、円柱を展開した形(図6)や地球儀に貼り付ける地図のような細長いレンズ形のものをいくつか並べた形をしていてもよい。また、上記の実施形態では、操作情報はあらかじめ与えられていたが、この発明は3次元空間を自由に動くことのできるゲームなど、ジャンルを問わず、操作者がリアルタイムに操作するものにも応用でき、実際の空間を自由に動いている実写動画像を提供できる。また、上記実施例の視点変換処理は「特許庁標準技術集、技術分類A−10 実写との合成、視点移動できる2次元映像と3次元CGの合成手法」という方法を用いたが、撮影した画像全要素(画像の全ドット)の撮影点からの距離情報が与えられていれば同様な結果となる視点変換処理を施すことができる。
【0033】
また、上記実施例では実在するとした部屋の内部のみを任意に設定した3次元空間の範囲としたが、この設定する範囲は狭い場所に限らず図7のような都市の一角全てとしても良い。この都市一角の建物外部と全建物内部との複数地点で全方向をあらかじめ撮影した画像を用意すれば、この範囲を自由に動いたときの実写背景動画を提供することができる。さらに、映画やTV番組の1シーンなどで、カメラ(視点)をいろいろ動かしながらより良い動画像を試しながら作成する場合などの映像、通常ではありえない動きのカメラアングル映像、といった実写動画像作成にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例における実在するとした部屋の上面図
【図2】実施例におけるP7地点からの撮影映像と切り出し、視点変換処理イメージ図
【図3】この発明のコンピュータ装置における一実施形態の構成ブロック図
【図4】実施例におけるプログラムフローチャート
【図5】実施例の実在するとした部屋の斜め上から見た透視図。理解を容易にするため空間を仕切る壁は透明であり各壁に描かれた模様のみ実線で表示する。尚模様は壁の裏表で同一とする。
【図6】他の実施形態における円柱を展開した形の撮影データ(図1におけるP5より撮影)
【図7】実在するとした都市の一角
【符号の説明】
【0035】
1 コンピュータ装置本体
2 記録媒体
3 入力装置
4 スピーカ
5 ディスプレイモニタ
100 CPU
101 バスライン
102 データRAM
103 入力インターフェース
104 ROM
105 記録媒体デコーダ
106 記録媒体バッファ
107 記録媒体ドライバ
108 描画プロセッサ
109 描画バッファ
110 伸張回路
111 サウンドプロセッサ
112 サウンドバッファ
113 増幅器
200 実施例の実在するとした部屋の上面図
201 実施例の実在するとした部屋の床
301 図1のP7地点から撮影した前後左右上下方向の画像
302 操作位置と操作方向に基づいて301から切り出した画像
303 302の画像を操作位置と操作方向に基づいた視点から視点変換した画像
304 301から切り出す302の部分(斜線部分)
400 実施例の実在するとした部屋の斜め上から見た透視図
401 実施例の実在するとした部屋の展開図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、3次元空間の任意に設定した範囲における移動可能な操作対象物の操作情報に基づいて操作位置と操作方向とを出力する処理と、前記範囲内で所望方向を撮影した複数枚の実写画像から前記操作位置に基づき適切な画像を選択する処理と、前記選択された画像を前記操作位置と前記操作方向に基づく視点から視点変換背景画像を作成する処理と、をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
【請求項2】
さらに、前記視点変換背景画像を連続表示して動画像を作成する処理をコンピュータに実行させるための請求項1記載の画像処理プログラム。
【請求項3】
3次元空間の任意に設定した範囲における移動可能な操作対象物の操作情報に基づいて操作位置と操作方向とを出力する操作情報出力手段と、前記所定範囲内で所望方向を撮影した複数枚の実写画像から前記操作位置と前記操作方向に基づき適切な画像を選択する画像選択手段と、前記選択された画像を前記操作位置と前記操作方向に基づく視点から視点変換背景画像を作成する視点変換背景画像作成手段と、を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
前記視点変換背景画像を連続表示して動画像を作成する動画像作成手段を含むことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2007−133843(P2007−133843A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−354090(P2005−354090)
【出願日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願人】(505452782)有限会社エイリアル (1)
【Fターム(参考)】