不正コピー防止装置及び方法
【課題】 DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルを一度電子デバイスに合法的にダウンロードすることを可能にする、不正コピーの防止装置及び方法の提供。
【解決手段】 本発明は不正コピー防止装置に関し、殻体、光学ストレージデバイス、殻体内に設置され、光学ストレージデバイスに接続されたコントロールセンター、殻体内に設置され、殻体から露出され、且つ、電子デバイスに接続された出入力ポートを含んで構成し、ユーザが媒体を光学ストレージデバイスに設置すると、その媒体がリード・ワンス媒体であるか否かをコントロールセンターが判断し、そうである場合、その媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされる。一方で電子デバイスはコピー許可ユーザであるか否かが判断され、そうである場合、コントロールセンターが媒体のコンテンツを電子デバイスにコピーする。本発明は不正コピー防止方法も提供する。
【解決手段】 本発明は不正コピー防止装置に関し、殻体、光学ストレージデバイス、殻体内に設置され、光学ストレージデバイスに接続されたコントロールセンター、殻体内に設置され、殻体から露出され、且つ、電子デバイスに接続された出入力ポートを含んで構成し、ユーザが媒体を光学ストレージデバイスに設置すると、その媒体がリード・ワンス媒体であるか否かをコントロールセンターが判断し、そうである場合、その媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされる。一方で電子デバイスはコピー許可ユーザであるか否かが判断され、そうである場合、コントロールセンターが媒体のコンテンツを電子デバイスにコピーする。本発明は不正コピー防止方法も提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は不正コピー防止装置に関し、詳細には、光学ストレージデバイスに設置された媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを確認し、そうである場合はその媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされ、さらに電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合、コントロールセンターが媒体のコンテンツをその電子デバイスにコピーするこ図１aとを許可する、不正コピーの防止装置及び方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般に、オーディオ及びビデオファイルはサーバからダウンロードし、従来の技術による単純なセキュリティチェックによってDVDまたはCDプレイヤーで再生することができる。しかしながら、このセキュリティチェックはユーザにより省かれてしまうことがあり、このためDVDまたはCDの発行元は、ダウンロードされたファイルの代価の支払いをユーザに要求することができなくなり、この結果DVDやCDメディアの不正使用がますます増えている。
【０００３】
現在、DVDやCDの不正コピーからの保護の問題を解決することができるシステムや解決策がある。例えば、Aucsmithらによる米国特許第５,９９１,４０３号は後続の圧縮のためのMPEG互換性ビデオデータのエンコーディング方法を開示しており、これはGOPとしてまとめられたビデオデータの複数のフレームを検知し、GOPの暗号化キーを生成し、生成された暗号化キーから生成されたオフセットによりパラメータ化され、GOPに同期化された代用、置き換え及び回転変換を使用し、ビデオデータを暗号化するという手順を含む方法である。Aucsmithらによる米国特許第５,９１５,０１８号は、DVDコピー防止スキームで使用するための暗号化システムと、暗号化キーの安全な配布及び管理の方法を開示している。圧縮・暗号化され、ディスクの第一部分に書き込まれたコンテンツと、それ自身が第二のキーで暗号化され、ディスクの第二部分の帯域外に書き込まれたコンテンツ暗号化キーを備えたDVDディスクをDVDプレイヤーにコンテンツ、キー、制御情報を提供するために用いるというものである。
【０００４】
米国特許第５,９９１,４０３号は後続の圧縮のためにMPEG互換性ビデオデータをコーディングするために用いられ、米国特許第５,９１５,０１８号はDVDコピー防止スキームで使用するための暗号化システムと、暗号化キーの安全な配布及び管理の方法である。しかしながら、これら特許技術はポータブルデバイス用のシステムまたは方法を提供しておらず、LCDディスプレイ装置を備えたポータブルメディアプレイヤーを含む、またこれに限らないポータブルデバイスは、DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルを合法的にダウンロードし、ポータブルデバイスからそのファイルを再生することができる。
【特許文献１】米国特許第５,９９１,４０３号
【特許文献２】米国特許第５,９１５,０１８号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このため、本発明の主な目的は、前述の従来の技術における欠点を克服するため、DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルを一度電子デバイスに合法的にダウンロードすることを可能にする、不正コピーの防止装置及び方法を提供することにある。
【０００６】
本発明の別の目的は、前述の従来の技術における欠点を克服するため、DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルが、電子デバイスにダウンロードされた後破壊される、不正コピーの防止装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前述の目的を達するため、本発明の不正コピー防止装置は、殻体、光学ストレージデバイス、前記殻体内に配置され、前記光学ストレージデバイスに接続されたコントロールセンターと、前記殻体に露出されて設置され、且つ、電子デバイスに接続された出入力ポートを含み、ユーザが前記光学ストレージデバイスに媒体を設置すると、コントロールセンターがその媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを判断し、そうである場合その媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされ、一方で電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合コントロールセンターが媒体のコンテンツを電子デバイスにコピーする。
【０００８】
前述の目的を達するため、本発明の不正コピー防止方法は、次のステップを含む：ストレージデバイス、出入力ポート、マイクロコントローラを備えたコントロールセンターを用意する；媒体を光学ストレージデバイス内に設置する；マイクロコントローラがその媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを判断する；そうである場合マイクロコントローラの制御によりその媒体のコンテンツをストレージデバイスにコピーする；出入力ポートに電子デバイスを挿入し、マイクロコントローラがこの電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かを確認する；そうである場合、ストレージデバイス内の媒体のコンテンツがマイクロコントローラの制御によりこの電子デバイスにコピーされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
図１の本発明の最良の実施例に基づき不正コピー防止装置が電子デバイス５０に接続された状態の立体図を示す。この不正コピー防止装置は、殻体１０、光学ストレージデバイス２０、コントロールセンター３０、出入力ポート４０を含んで構成される。
【００１０】
殻体１０は構成部材を収容するために用いられ、この殻体１０は光学ストレージデバイス２０と出入力ポート４０を露出するための異なるサイズの複数のスロットと開口部（図示しない）が設けられる。
【００１１】
光学ストレージデバイス２０は殻体１０内に設置され、ユーザがディスクを挿入できるよう殻体１０から露出され、この光学ストレージデバイス２０はCD、VCDまたはDVD再生装置/書き込み装置を含むが、これらに限らないものとする。
【００１２】
コントロールセンター３０は殻体１０内に設置され、光学ストレージデバイス２０に接続されて、この本発明に基づく不正コピー防止装置の操作制御に用いられる。
【００１３】
出入力ポート４０は殻体１０内に設置され、且つ、殻体１０から露出され、携帯型メディアプレイヤーなどの電子デバイス５０に接続される。この出入力ポート４０はUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートを含むが、これらに限らないものとし、この最良の実施例においてはUSBポートを設置するものとする。
【００１４】
携帯型メディアプレイヤー５０も出入力ポート５１を備え、出入力ポート４０に接続されるものとし、この出入力ポート５１はUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATAポートまたはその他インターフェースの出入力ポートとすることができ、且つ、この携帯型メディアプレイヤー５０は前記媒体のダウンロードされたコンテンツを保存するための保存媒体５２を備え、この保存媒体５２は不揮発性メモリまたはハードディスクドライブ(HDD)とすることができる。保存媒体５２が不揮発性メモリである場合、この不揮発性メモリ５２はこの不揮発性メモリ５２を一般アクセスエリア（図示しない）と保護エリア（図示しない）に分割するための制御可能なファイルシステムを含むものとし、データはファイルが繰り返し複製されるのを防ぐため保護エリアにダウンロードされる。保存媒体５２がハードディスクドライブ(HDD)であり、パーソナルコンピュータファイルシステムを備えている場合、このハードディスクドライブは不揮発性メモリと同様の方法で処理することはできない。ハードディスクドライブ内のファイルが不正にコピーされるのを防ぐため、電子デバイス５０はさらに、ハードディスクドライブ内のコンテンツが不正にコピーされるのを防ぐためにファイルの暗号化/復号化を行なう暗号化/復号化メカニズム（図示しない）を含むものとする。
【００１５】
加えて、ユーザが電子デバイス５０のケーブル５５を出入力ポート４０に挿入し、CDやVCD、DVDを含むがこれらに限らない媒体２１を光学ストレージデバイス２０に挿入すると、コントロールセンター３０はその媒体２１がリード・ワンス媒体、リード・プロテクト光ディスク、またはリード・プロテクト、リード・ワンス光ディスクであるか否かを判断し、そうである場合、媒体２１のコンテンツがコントロールセンター３０にコピーされ、一方で電子デバイス５０がコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合コントロールセンター３０が媒体２１のコンテンツを電子デバイス５０にコピーする。このため、ユーザは合法的により低いコストでオーディオまたはビデオファイルを電子デバイス５０で再生することができる。一方、CD、VCDまたはDVD発行元は、リード・ワンス媒体２１から合理的な利益を上げることができる。本発明によるこの不正コピー防止装置は従来の技術の欠点を確実に克服し、ユーザとCD、VCD、DVD発行元の両者に有益なソリューションを提供することができる。
【００１６】
媒体２１がリード・ワンス光ディスクである場合、光学ストレージデバイス２０内のコンテンツはそのコンテンツがコントロールセンター３０にコピーされた後に破壊される。媒体２１がリード・プロテクト光ディスクである場合、媒体は特定の光学ストレージデバイス２０でのみ読み出しを行なうことができる。
【００１７】
本発明の不正コピー防止装置はさらにディスプレイ装置４５を含み、このディスプレイ装置４５は英数字の液晶ディスプレイまたは発光ダイオードディスプレイ装置を含むが、これらに限らないものとし、コントロールセンター３０に接続され、不正コピー防止装置の操作に関連する情報を表示することができる。例えば、媒体２１のコンテンツがリード・ワンス媒体ではない場合、「この媒体はリード・ワンス媒体ではありません」というメッセージが表示され、ユーザに気づかせる。
【００１８】
本発明の不正コピー防止装置は媒体２１が合法的に１回のみダウンロードされることを許可するものであり、CD、VCDまたはDVD発行元の権利及び利益を保護するため、媒体２１のコンテンツはダウンロードされた後に破壊される。
【００１９】
図２に本発明の最良の実施例に基づくコントロールセンター３０のブロック図を示す。このコントロールセンター３０はさらに、プリント配線板３１、ストレージデバイス３２、マイクロコントローラ３３を含んで構成される。
【００２０】
プリント配線板３１は殻体１０内に設置され、ストレージデバイス３２及びマイクロコントローラ３３などの構成部材を搭載している。
【００２１】
ストレージデバイス３２はデータ保存のための不揮発性メモリまたはハードディスクドライブを含むが、これらに限らないものとし、プリント配線板３１上(ストレージデバイス３２が不揮発性メモリの場合)または殻体１０内に(ストレージデバイス３２がハードディスクドライブの場合)配置される。
【００２２】
マイクロコントローラ３３はプリント配線板３１上に設置され、ストレージデバイス３２に接続されて、媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの確認、電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの確認、及びデータのコピーの操作実行に用いられる。マイクロコントローラ３３はさらに、マイクロコントローラ３３を制御し、媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの確認、電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの確認、及びデータのコピーの操作を実行させるため、ストレージデバイス３２内にインストールされたファームウェア（図示しない）を含む。電子デバイス５０が出入力ポート４０に挿入されると、電子デバイス５０は識別のため識別コード(ID)をマイクロコントローラ３３に送る。この識別コードはさらに、電子デバイス５０の製品シリアル番号、合法エリア認証番号、認証パスワードまたはこれらいずれかの組み合わせを含むものとする。
【００２３】
図３に本発明の最良の実施例に基づく不正コピー防止方法のフローチャートを示す。この不正コピー防止方法は次の手順を含む：ストレージデバイス３２、出入力ポート４０、マイクロコントローラ３３を備えたコントロールセンター３０を用意する(ステップ１); 媒体２１を光学ストレージデバイス２０に設置する(ステップ２);媒体２１がリード・ワンス媒体であるか否かをマイクロコントローラ３３が判断する；そうである場合、マイクロコントローラ３３の制御により媒体２１のコンテンツをストレージデバイス３２にコピーする(ステップ３); 電子デバイス５０を出入力ポート４０に挿入し、電子デバイス５０がコピー許可ユーザであるか否かをマイクロコントローラ３３が判断する;そうである場合、マイクロコントローラ３３の制御によりストレージデバイス３２内の媒体のコンテンツを電子デバイス５０にコピーする(ステップ４)。
【００２４】
ステップ１において、出入力ポートはUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートとする。
【００２５】
ステップ２において、光学ストレージデバイス２０は、CD再生装置/書き込み装置、VCD再生装置/書き込み装置、またはDVD再生装置/書き込み装置とし、媒体２１はCD、VCDまたはDVDとする。
【００２６】
ステップ３から４では、媒体２１がリード・ワンス媒体であるか否かをマイクロコントローラ３３が判断し、そうである場合、マイクロコントローラ３３の制御によって媒体２１のコンテンツがストレージデバイス３２にコピーされる。一方、電子デバイス５０はコピー許可ユーザであるか否かが判断され、そうである場合、ストレージデバイス ３２内の媒体２１のコンテンツがマイクロコントローラ３３の制御によって電子デバイス５０にコピーされる。これにより、媒体のユーザはオーディオまたはビデオファイルを電子デバイス５０から合法的に低コストで再生することができる。一方、CD、VCDまたはDVD発行元は、リード・ワンス媒体２１を販売することで合理的な利益を上げることができる。このため、本発明によるこの不正コピー防止装置は従来の技術の欠点を確実に克服し、ユーザとCD、VCD、DVD発行元の両者に有益なソリューションを提供することができる。
【００２７】
本発明の実施で、光学ストレージデバイスに設置される媒体はその媒体がリード・ワンス媒体であるか否かが確認される。そうである場合、媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされる。一方、電子デバイスはそれがコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合、コントロールセンターが媒体のコンテンツを電子デバイスにコピーすることを許可し、不正コピーを防止する。このため、本発明は不正コピー防止のための従来の技術による装置を確実に超えることができる。
【００２８】
以上で説明された発明は、最良の実施例に基づくものであり、当然ながら本発明はそれに制限されないものとする。反対に、さまざまな変化や同様のアレンジ及び手順も含まれるものとし、このため添付の特許請求の範囲は、そのような変化や同様のアレンジ及び手順すべてが含まれるよう、最も広い解釈がなされるものとする。
【００２９】
上述の説明をまとめると、本発明は従来の構造より優れたパフォーマンスが得られ、さらに特許出願の要件に符合しており、相応の特許権付与の審査のため特許庁に対しここに出願を提出するものである。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】本発明の最良の実施例に基づき不正コピー防止装置が電子デバイスに接続された状態を示す立体図である。
【図２】本発明の最良の実施例に基づくコントロールセンターのブロック図である。
【図３】本発明の別の最良の実施例に基づく不正コピー防止方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【００３１】
１０ 殻体
２０ 光学ストレージデバイス
２１ 媒体
３０ コントロールセンター
３１ プリント配線板
３２ ストレージデバイス
３３ マイクロコントローラ
４０ 出入力ポート
４５ ディスプレイ装置
５０ 電子デバイス
５１ 出入力ポート
５２ 保存媒体
５５ ケーブル
【技術分野】
【０００１】
本発明は不正コピー防止装置に関し、詳細には、光学ストレージデバイスに設置された媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを確認し、そうである場合はその媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされ、さらに電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合、コントロールセンターが媒体のコンテンツをその電子デバイスにコピーするこ図１aとを許可する、不正コピーの防止装置及び方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般に、オーディオ及びビデオファイルはサーバからダウンロードし、従来の技術による単純なセキュリティチェックによってDVDまたはCDプレイヤーで再生することができる。しかしながら、このセキュリティチェックはユーザにより省かれてしまうことがあり、このためDVDまたはCDの発行元は、ダウンロードされたファイルの代価の支払いをユーザに要求することができなくなり、この結果DVDやCDメディアの不正使用がますます増えている。
【０００３】
現在、DVDやCDの不正コピーからの保護の問題を解決することができるシステムや解決策がある。例えば、Aucsmithらによる米国特許第５,９９１,４０３号は後続の圧縮のためのMPEG互換性ビデオデータのエンコーディング方法を開示しており、これはGOPとしてまとめられたビデオデータの複数のフレームを検知し、GOPの暗号化キーを生成し、生成された暗号化キーから生成されたオフセットによりパラメータ化され、GOPに同期化された代用、置き換え及び回転変換を使用し、ビデオデータを暗号化するという手順を含む方法である。Aucsmithらによる米国特許第５,９１５,０１８号は、DVDコピー防止スキームで使用するための暗号化システムと、暗号化キーの安全な配布及び管理の方法を開示している。圧縮・暗号化され、ディスクの第一部分に書き込まれたコンテンツと、それ自身が第二のキーで暗号化され、ディスクの第二部分の帯域外に書き込まれたコンテンツ暗号化キーを備えたDVDディスクをDVDプレイヤーにコンテンツ、キー、制御情報を提供するために用いるというものである。
【０００４】
米国特許第５,９９１,４０３号は後続の圧縮のためにMPEG互換性ビデオデータをコーディングするために用いられ、米国特許第５,９１５,０１８号はDVDコピー防止スキームで使用するための暗号化システムと、暗号化キーの安全な配布及び管理の方法である。しかしながら、これら特許技術はポータブルデバイス用のシステムまたは方法を提供しておらず、LCDディスプレイ装置を備えたポータブルメディアプレイヤーを含む、またこれに限らないポータブルデバイスは、DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルを合法的にダウンロードし、ポータブルデバイスからそのファイルを再生することができる。
【特許文献１】米国特許第５,９９１,４０３号
【特許文献２】米国特許第５,９１５,０１８号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このため、本発明の主な目的は、前述の従来の技術における欠点を克服するため、DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルを一度電子デバイスに合法的にダウンロードすることを可能にする、不正コピーの防止装置及び方法を提供することにある。
【０００６】
本発明の別の目的は、前述の従来の技術における欠点を克服するため、DVDまたはCDのオーディオ及びビデオファイルが、電子デバイスにダウンロードされた後破壊される、不正コピーの防止装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前述の目的を達するため、本発明の不正コピー防止装置は、殻体、光学ストレージデバイス、前記殻体内に配置され、前記光学ストレージデバイスに接続されたコントロールセンターと、前記殻体に露出されて設置され、且つ、電子デバイスに接続された出入力ポートを含み、ユーザが前記光学ストレージデバイスに媒体を設置すると、コントロールセンターがその媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを判断し、そうである場合その媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされ、一方で電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合コントロールセンターが媒体のコンテンツを電子デバイスにコピーする。
【０００８】
前述の目的を達するため、本発明の不正コピー防止方法は、次のステップを含む：ストレージデバイス、出入力ポート、マイクロコントローラを備えたコントロールセンターを用意する；媒体を光学ストレージデバイス内に設置する；マイクロコントローラがその媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを判断する；そうである場合マイクロコントローラの制御によりその媒体のコンテンツをストレージデバイスにコピーする；出入力ポートに電子デバイスを挿入し、マイクロコントローラがこの電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かを確認する；そうである場合、ストレージデバイス内の媒体のコンテンツがマイクロコントローラの制御によりこの電子デバイスにコピーされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
図１の本発明の最良の実施例に基づき不正コピー防止装置が電子デバイス５０に接続された状態の立体図を示す。この不正コピー防止装置は、殻体１０、光学ストレージデバイス２０、コントロールセンター３０、出入力ポート４０を含んで構成される。
【００１０】
殻体１０は構成部材を収容するために用いられ、この殻体１０は光学ストレージデバイス２０と出入力ポート４０を露出するための異なるサイズの複数のスロットと開口部（図示しない）が設けられる。
【００１１】
光学ストレージデバイス２０は殻体１０内に設置され、ユーザがディスクを挿入できるよう殻体１０から露出され、この光学ストレージデバイス２０はCD、VCDまたはDVD再生装置/書き込み装置を含むが、これらに限らないものとする。
【００１２】
コントロールセンター３０は殻体１０内に設置され、光学ストレージデバイス２０に接続されて、この本発明に基づく不正コピー防止装置の操作制御に用いられる。
【００１３】
出入力ポート４０は殻体１０内に設置され、且つ、殻体１０から露出され、携帯型メディアプレイヤーなどの電子デバイス５０に接続される。この出入力ポート４０はUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートを含むが、これらに限らないものとし、この最良の実施例においてはUSBポートを設置するものとする。
【００１４】
携帯型メディアプレイヤー５０も出入力ポート５１を備え、出入力ポート４０に接続されるものとし、この出入力ポート５１はUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATAポートまたはその他インターフェースの出入力ポートとすることができ、且つ、この携帯型メディアプレイヤー５０は前記媒体のダウンロードされたコンテンツを保存するための保存媒体５２を備え、この保存媒体５２は不揮発性メモリまたはハードディスクドライブ(HDD)とすることができる。保存媒体５２が不揮発性メモリである場合、この不揮発性メモリ５２はこの不揮発性メモリ５２を一般アクセスエリア（図示しない）と保護エリア（図示しない）に分割するための制御可能なファイルシステムを含むものとし、データはファイルが繰り返し複製されるのを防ぐため保護エリアにダウンロードされる。保存媒体５２がハードディスクドライブ(HDD)であり、パーソナルコンピュータファイルシステムを備えている場合、このハードディスクドライブは不揮発性メモリと同様の方法で処理することはできない。ハードディスクドライブ内のファイルが不正にコピーされるのを防ぐため、電子デバイス５０はさらに、ハードディスクドライブ内のコンテンツが不正にコピーされるのを防ぐためにファイルの暗号化/復号化を行なう暗号化/復号化メカニズム（図示しない）を含むものとする。
【００１５】
加えて、ユーザが電子デバイス５０のケーブル５５を出入力ポート４０に挿入し、CDやVCD、DVDを含むがこれらに限らない媒体２１を光学ストレージデバイス２０に挿入すると、コントロールセンター３０はその媒体２１がリード・ワンス媒体、リード・プロテクト光ディスク、またはリード・プロテクト、リード・ワンス光ディスクであるか否かを判断し、そうである場合、媒体２１のコンテンツがコントロールセンター３０にコピーされ、一方で電子デバイス５０がコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合コントロールセンター３０が媒体２１のコンテンツを電子デバイス５０にコピーする。このため、ユーザは合法的により低いコストでオーディオまたはビデオファイルを電子デバイス５０で再生することができる。一方、CD、VCDまたはDVD発行元は、リード・ワンス媒体２１から合理的な利益を上げることができる。本発明によるこの不正コピー防止装置は従来の技術の欠点を確実に克服し、ユーザとCD、VCD、DVD発行元の両者に有益なソリューションを提供することができる。
【００１６】
媒体２１がリード・ワンス光ディスクである場合、光学ストレージデバイス２０内のコンテンツはそのコンテンツがコントロールセンター３０にコピーされた後に破壊される。媒体２１がリード・プロテクト光ディスクである場合、媒体は特定の光学ストレージデバイス２０でのみ読み出しを行なうことができる。
【００１７】
本発明の不正コピー防止装置はさらにディスプレイ装置４５を含み、このディスプレイ装置４５は英数字の液晶ディスプレイまたは発光ダイオードディスプレイ装置を含むが、これらに限らないものとし、コントロールセンター３０に接続され、不正コピー防止装置の操作に関連する情報を表示することができる。例えば、媒体２１のコンテンツがリード・ワンス媒体ではない場合、「この媒体はリード・ワンス媒体ではありません」というメッセージが表示され、ユーザに気づかせる。
【００１８】
本発明の不正コピー防止装置は媒体２１が合法的に１回のみダウンロードされることを許可するものであり、CD、VCDまたはDVD発行元の権利及び利益を保護するため、媒体２１のコンテンツはダウンロードされた後に破壊される。
【００１９】
図２に本発明の最良の実施例に基づくコントロールセンター３０のブロック図を示す。このコントロールセンター３０はさらに、プリント配線板３１、ストレージデバイス３２、マイクロコントローラ３３を含んで構成される。
【００２０】
プリント配線板３１は殻体１０内に設置され、ストレージデバイス３２及びマイクロコントローラ３３などの構成部材を搭載している。
【００２１】
ストレージデバイス３２はデータ保存のための不揮発性メモリまたはハードディスクドライブを含むが、これらに限らないものとし、プリント配線板３１上(ストレージデバイス３２が不揮発性メモリの場合)または殻体１０内に(ストレージデバイス３２がハードディスクドライブの場合)配置される。
【００２２】
マイクロコントローラ３３はプリント配線板３１上に設置され、ストレージデバイス３２に接続されて、媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの確認、電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの確認、及びデータのコピーの操作実行に用いられる。マイクロコントローラ３３はさらに、マイクロコントローラ３３を制御し、媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの確認、電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの確認、及びデータのコピーの操作を実行させるため、ストレージデバイス３２内にインストールされたファームウェア（図示しない）を含む。電子デバイス５０が出入力ポート４０に挿入されると、電子デバイス５０は識別のため識別コード(ID)をマイクロコントローラ３３に送る。この識別コードはさらに、電子デバイス５０の製品シリアル番号、合法エリア認証番号、認証パスワードまたはこれらいずれかの組み合わせを含むものとする。
【００２３】
図３に本発明の最良の実施例に基づく不正コピー防止方法のフローチャートを示す。この不正コピー防止方法は次の手順を含む：ストレージデバイス３２、出入力ポート４０、マイクロコントローラ３３を備えたコントロールセンター３０を用意する(ステップ１); 媒体２１を光学ストレージデバイス２０に設置する(ステップ２);媒体２１がリード・ワンス媒体であるか否かをマイクロコントローラ３３が判断する；そうである場合、マイクロコントローラ３３の制御により媒体２１のコンテンツをストレージデバイス３２にコピーする(ステップ３); 電子デバイス５０を出入力ポート４０に挿入し、電子デバイス５０がコピー許可ユーザであるか否かをマイクロコントローラ３３が判断する;そうである場合、マイクロコントローラ３３の制御によりストレージデバイス３２内の媒体のコンテンツを電子デバイス５０にコピーする(ステップ４)。
【００２４】
ステップ１において、出入力ポートはUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートとする。
【００２５】
ステップ２において、光学ストレージデバイス２０は、CD再生装置/書き込み装置、VCD再生装置/書き込み装置、またはDVD再生装置/書き込み装置とし、媒体２１はCD、VCDまたはDVDとする。
【００２６】
ステップ３から４では、媒体２１がリード・ワンス媒体であるか否かをマイクロコントローラ３３が判断し、そうである場合、マイクロコントローラ３３の制御によって媒体２１のコンテンツがストレージデバイス３２にコピーされる。一方、電子デバイス５０はコピー許可ユーザであるか否かが判断され、そうである場合、ストレージデバイス ３２内の媒体２１のコンテンツがマイクロコントローラ３３の制御によって電子デバイス５０にコピーされる。これにより、媒体のユーザはオーディオまたはビデオファイルを電子デバイス５０から合法的に低コストで再生することができる。一方、CD、VCDまたはDVD発行元は、リード・ワンス媒体２１を販売することで合理的な利益を上げることができる。このため、本発明によるこの不正コピー防止装置は従来の技術の欠点を確実に克服し、ユーザとCD、VCD、DVD発行元の両者に有益なソリューションを提供することができる。
【００２７】
本発明の実施で、光学ストレージデバイスに設置される媒体はその媒体がリード・ワンス媒体であるか否かが確認される。そうである場合、媒体のコンテンツがコントロールセンターにコピーされる。一方、電子デバイスはそれがコピー許可ユーザであるか否かが確認され、そうである場合、コントロールセンターが媒体のコンテンツを電子デバイスにコピーすることを許可し、不正コピーを防止する。このため、本発明は不正コピー防止のための従来の技術による装置を確実に超えることができる。
【００２８】
以上で説明された発明は、最良の実施例に基づくものであり、当然ながら本発明はそれに制限されないものとする。反対に、さまざまな変化や同様のアレンジ及び手順も含まれるものとし、このため添付の特許請求の範囲は、そのような変化や同様のアレンジ及び手順すべてが含まれるよう、最も広い解釈がなされるものとする。
【００２９】
上述の説明をまとめると、本発明は従来の構造より優れたパフォーマンスが得られ、さらに特許出願の要件に符合しており、相応の特許権付与の審査のため特許庁に対しここに出願を提出するものである。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】本発明の最良の実施例に基づき不正コピー防止装置が電子デバイスに接続された状態を示す立体図である。
【図２】本発明の最良の実施例に基づくコントロールセンターのブロック図である。
【図３】本発明の別の最良の実施例に基づく不正コピー防止方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【００３１】
１０ 殻体
２０ 光学ストレージデバイス
２１ 媒体
３０ コントロールセンター
３１ プリント配線板
３２ ストレージデバイス
３３ マイクロコントローラ
４０ 出入力ポート
４５ ディスプレイ装置
５０ 電子デバイス
５１ 出入力ポート
５２ 保存媒体
５５ ケーブル
【特許請求の範囲】
【請求項１】
以下の構成要素を含む殻体、殻体内に設置され、且つ前記殻体から露出された光学ストレージデバイスと、前記殻体内に設置され、前記光学ストレージデバイスに接続されたコントロールセンターと、前記殻体内に設置され、且つ、前記殻体から露出され、電子デバイスに接続された出入力ポートを含み、ユーザが前記光学ストレージデバイスに媒体を設置すると、前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを前記コントロールセンターが判断し、そうである場合、前記媒体のコンテンツが前記コントロールセンターにコピーされ、一方、前記電子デバイスはコピー許可ユーザであるか否かが判断され、そうである場合、前記コントロールセンターが前記媒体のコンテンツを前記電子デバイスにコピーすることを特徴とする、不正コピー防止装置。
【請求項２】
前記光学ストレージデバイスが、CD再生装置/書き込み装置、VCD再生装置/書き込み装置、またはDVD再生装置/書き込み装置であり、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートである、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項３】
前記電子デバイスが、前記不正コピー防止装置の出入力ポートに接続された出入力ポートと、ダウンロードされた前記媒体のコンテンツを保存する保存媒体を備えた携帯型メディアプレイヤーであり、そのうち、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートであり、前記保存媒体が不揮発性メモリである、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項４】
前記保存媒体がハードディスクドライブであり、前記電子デバイスがさらに、前記ハードディスクドライブのコンテンツが不正コピーされるのを防止する暗号化/復号化メカニズムを含む、請求項３に記載の不正コピー防止装置。
【請求項５】
前記コントロールセンターがさらに、前記殻体内に設置されたプリント配線板を含み、前記プリント配線板がさらに、前記プリント配線板または前記殻体に設置されたデータ保存用のストレージデバイスと、前記プリント配線板上に設置され、前記ストレージデバイスに接続されて、前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの判断と、前記電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの判断と、データのコピーの操作を実行するマイクロコントローラを含む、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項６】
前記マイクロコントローラがさらに前記ストレージデバイスに格納されたファームウェアを含み、前記マイクロコントローラを制御して、前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの判断と、前記電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの判断と、データのコピーの操作を実行させると共に、前記ストレージデバイスが不揮発性メモリまたはハードディスクドライブである、請求項５に記載の不正コピー防止装置。
【請求項７】
前記コントロールセンターに接続され、操作関連情報を表示するディスプレイ装置を含む、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項８】
前記媒体がリード・ワンス光ディスク、リード・プロテクト光ディスクまたはリード・プロテクト・リード・ワンス光ディスクであり、そのうち、前記リード・ワンス光ディスクは前記コントロールセンターにコンテンツがコピーされた後、前記光学ストレージデバイスに保存されたコンテンツを破壊し、前記リード・プロテクト光ディスクは特定の光学ストレージデバイスのみで読み出すことができる、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項９】
前記電子デバイスが前記出入力ポートに挿入された場合、前記電子デバイスが前記コントロールセンターに識別を行なうための識別コードを送信し、前記識別コードがさらに、前記電子デバイスの製品シリアル番号、合法的エリア認証番号、認証パスワードまたはこれらいずれかの組み合わせを含む、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項１０】
不正コピー防止方法であって、以下の手順を含む：
ストレージデバイス、出入力ポート、マイクロコントローラを備えたコントロールセンターを有し、
媒体を光学ストレージデバイスに設置し、
前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを前記マイクロコントローラが判断し、そうである場合、前記媒体のコンテンツが前記マイクロコントローラの制御により前記ストレージデバイスにコピーされ、
電子デバイスを前記出入力ポートに挿入し、前記電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かを前記マイクロコントローラが判断し、そうである場合、前記ストレージデバイス内の前記媒体のコンテンツが前記マイクロコントローラの制御により前記電子デバイスにコピーされる。
【請求項１１】
前記光学ストレージデバイスがCD再生装置/書き込み装置、VCD再生装置/書き込み装置、またはDVD再生装置/書き込み装置であり、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートである、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１２】
前記電子デバイスが、前記不正コピー防止装置の出入力ポートに接続された出入力ポートと、ダウンロードされた前記媒体のコンテンツを保存する保存媒体を備えた携帯型メディアプレイヤーであり、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートである、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１３】
前記保存媒体が不揮発性メモリまたはハードディスクドライブであり、前記保存媒体がハードディスクドライブである場合、前記電子デバイスがさらに、前記ハードディスクドライブのコンテンツが不正コピーされるのを防止する暗号化/復号化メカニズムを含む、請求項１２に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１４】
操作関連情報を表示するディスプレイ装置を提供するステップを含む、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１５】
前記媒体がリード・ワンス光ディスク、リード・プロテクト光ディスクまたはリード・プロテクト・リード・ワンス光ディスクであり、前記リード・ワンス光ディスクは前記コントロールセンターにコンテンツがコピーされた後、前記光学ストレージデバイスに保存されたコンテンツを破壊し、前記リード・プロテクト光ディスクは特定の光学ストレージデバイスのみで読み出すことができる、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１６】
前記電子デバイスが前記出入力ポートに挿入された場合、前記電子デバイスが前記コントロールセンターに識別を行なうための識別コードを送信し、前記識別コードがさらに、前記電子デバイスの製品シリアル番号、合法的エリア認証番号、認証パスワードまたはこれらいずれかの組み合わせを含む、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１】
以下の構成要素を含む殻体、殻体内に設置され、且つ前記殻体から露出された光学ストレージデバイスと、前記殻体内に設置され、前記光学ストレージデバイスに接続されたコントロールセンターと、前記殻体内に設置され、且つ、前記殻体から露出され、電子デバイスに接続された出入力ポートを含み、ユーザが前記光学ストレージデバイスに媒体を設置すると、前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを前記コントロールセンターが判断し、そうである場合、前記媒体のコンテンツが前記コントロールセンターにコピーされ、一方、前記電子デバイスはコピー許可ユーザであるか否かが判断され、そうである場合、前記コントロールセンターが前記媒体のコンテンツを前記電子デバイスにコピーすることを特徴とする、不正コピー防止装置。
【請求項２】
前記光学ストレージデバイスが、CD再生装置/書き込み装置、VCD再生装置/書き込み装置、またはDVD再生装置/書き込み装置であり、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートである、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項３】
前記電子デバイスが、前記不正コピー防止装置の出入力ポートに接続された出入力ポートと、ダウンロードされた前記媒体のコンテンツを保存する保存媒体を備えた携帯型メディアプレイヤーであり、そのうち、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートであり、前記保存媒体が不揮発性メモリである、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項４】
前記保存媒体がハードディスクドライブであり、前記電子デバイスがさらに、前記ハードディスクドライブのコンテンツが不正コピーされるのを防止する暗号化/復号化メカニズムを含む、請求項３に記載の不正コピー防止装置。
【請求項５】
前記コントロールセンターがさらに、前記殻体内に設置されたプリント配線板を含み、前記プリント配線板がさらに、前記プリント配線板または前記殻体に設置されたデータ保存用のストレージデバイスと、前記プリント配線板上に設置され、前記ストレージデバイスに接続されて、前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの判断と、前記電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの判断と、データのコピーの操作を実行するマイクロコントローラを含む、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項６】
前記マイクロコントローラがさらに前記ストレージデバイスに格納されたファームウェアを含み、前記マイクロコントローラを制御して、前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かの判断と、前記電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かの判断と、データのコピーの操作を実行させると共に、前記ストレージデバイスが不揮発性メモリまたはハードディスクドライブである、請求項５に記載の不正コピー防止装置。
【請求項７】
前記コントロールセンターに接続され、操作関連情報を表示するディスプレイ装置を含む、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項８】
前記媒体がリード・ワンス光ディスク、リード・プロテクト光ディスクまたはリード・プロテクト・リード・ワンス光ディスクであり、そのうち、前記リード・ワンス光ディスクは前記コントロールセンターにコンテンツがコピーされた後、前記光学ストレージデバイスに保存されたコンテンツを破壊し、前記リード・プロテクト光ディスクは特定の光学ストレージデバイスのみで読み出すことができる、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項９】
前記電子デバイスが前記出入力ポートに挿入された場合、前記電子デバイスが前記コントロールセンターに識別を行なうための識別コードを送信し、前記識別コードがさらに、前記電子デバイスの製品シリアル番号、合法的エリア認証番号、認証パスワードまたはこれらいずれかの組み合わせを含む、請求項１に記載の不正コピー防止装置。
【請求項１０】
不正コピー防止方法であって、以下の手順を含む：
ストレージデバイス、出入力ポート、マイクロコントローラを備えたコントロールセンターを有し、
媒体を光学ストレージデバイスに設置し、
前記媒体がリード・ワンス媒体であるか否かを前記マイクロコントローラが判断し、そうである場合、前記媒体のコンテンツが前記マイクロコントローラの制御により前記ストレージデバイスにコピーされ、
電子デバイスを前記出入力ポートに挿入し、前記電子デバイスがコピー許可ユーザであるか否かを前記マイクロコントローラが判断し、そうである場合、前記ストレージデバイス内の前記媒体のコンテンツが前記マイクロコントローラの制御により前記電子デバイスにコピーされる。
【請求項１１】
前記光学ストレージデバイスがCD再生装置/書き込み装置、VCD再生装置/書き込み装置、またはDVD再生装置/書き込み装置であり、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートである、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１２】
前記電子デバイスが、前記不正コピー防止装置の出入力ポートに接続された出入力ポートと、ダウンロードされた前記媒体のコンテンツを保存する保存媒体を備えた携帯型メディアプレイヤーであり、前記出入力ポートがUSB出入力ポート、IEEE１３９４出入力ポート、SATA出入力ポートまたはその他インターフェースの出入力ポートである、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１３】
前記保存媒体が不揮発性メモリまたはハードディスクドライブであり、前記保存媒体がハードディスクドライブである場合、前記電子デバイスがさらに、前記ハードディスクドライブのコンテンツが不正コピーされるのを防止する暗号化/復号化メカニズムを含む、請求項１２に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１４】
操作関連情報を表示するディスプレイ装置を提供するステップを含む、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１５】
前記媒体がリード・ワンス光ディスク、リード・プロテクト光ディスクまたはリード・プロテクト・リード・ワンス光ディスクであり、前記リード・ワンス光ディスクは前記コントロールセンターにコンテンツがコピーされた後、前記光学ストレージデバイスに保存されたコンテンツを破壊し、前記リード・プロテクト光ディスクは特定の光学ストレージデバイスのみで読み出すことができる、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【請求項１６】
前記電子デバイスが前記出入力ポートに挿入された場合、前記電子デバイスが前記コントロールセンターに識別を行なうための識別コードを送信し、前記識別コードがさらに、前記電子デバイスの製品シリアル番号、合法的エリア認証番号、認証パスワードまたはこれらいずれかの組み合わせを含む、請求項１０に記載の不正コピー防止方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００７−１７２５７９（Ｐ２００７−１７２５７９Ａ）
【公開日】平成１９年７月５日（２００７．７．５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−２６６５８６（Ｐ２００６−２６６５８６）
【出願日】平成１８年９月２９日（２００６．９．２９）
【出願人】（５０６３２９４４３）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年７月５日（２００７．７．５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年９月２９日（２００６．９．２９）
【出願人】（５０６３２９４４３）
【Ｆターム（参考）】
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