説明

不透明な反射器を備えた赤外線発光器、並びにこの赤外線発光器を製造するための方法

本発明は、石英ガラスより成る本体の表面に少なくとも部分的に反射層を被着することによって、エンドレスな石英ガラス体から赤外発光器を製造するための方法に関するものであり、本発明によれば、前記石英ガラス体に反射層を被着した後で、前記石英ガラス体を個別の区分に分割することを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、石英ガラスより成る本体の表面に少なくとも部分的に反射層を被着することによって、エンドレスな石英ガラス体から赤外発光器を製造するための方法、並びにこのようにして製造された赤外線発光器に関する。
【0002】
石英ガラスより成る構成部品は、例えばエンベロープ管、バルブカバープレート又はランプの反射器支持体、並びに紫外線、赤外線及び可視スペクトル範囲の発光器等のランプ製造において、広範囲に使用されている。この場合、特別な特性を生ぜしめるために、石英ガラスに別の物質がドープされる。
【0003】
石英ガラスは、低い膨張係数、広い波長範囲に亘っての光学的な透明度、並びに高い化学的及び熱的な耐性を特徴としている。
【0004】
ランプの製造時に、放射された放射線の効率、空間的な配向、時間的な不変性が非常に重要である。放射損失を最小にするために又は放射方向を所望に方向付けるために、光学的な発光器は反射器を備えている。この場合、反射器は、発光器にしっかりと結合されているか又は、発光器とは別個に配置された反射器として構成されている。
【0005】
アメリカ合衆国特許第2980820号明細書には、短波長の赤外線発光器について開示されている。
【0006】
ドイツ連邦共和国特許公開第19822829号明細書には、ランプ管いわゆるツイン管(Zwillingsrohr)として構成されている赤外線発光器について開示されている。この場合、石英ガラスエンベロープ管は、長手方向ウエブ(Laengssteg)によって、互いに平行な2つの部分室に分割されており、この場合、一方の部分室又は2つの部分室内に加熱コイルが延在している。ツイン管の、赤外線放射の主放射方向とは反対側が、反射器として用いられるゴールド層によって被覆されている。このゴールド層は、新品状態で、全赤外線の>95%の反射性を有していて、連続的に600℃の温度に耐えられるが、それよりも高い温度ではゴールドの付着損失及び蒸発によって、短時間で反射特性が損なわれる。また、ドイツ連邦共和国特許公開第10211249号明細書には、水金プレパラート(Glanzgold-Praeparat)について開示されており、この水金プレパラートは、最大温度750℃まで耐えられ、これ以上の温度でも、前記のような不都合な結果を招くことなしに、短時間駆動され得る。しかしながら、このような水金はその成分に基づいて、70%以下の反射性しか有していないので、この反射器の効果は、必要とされる要求を満たすためには不十分である。
【0007】
ドイツ連邦共和国特許公開第102004051846号明細書には、反射層を備えた石英ガラス構成部品に開示されている。この場合、反射層は少なくとも部分的に不透明な石英ガラスより成っている。反射層を備えたこのような構成部品を製造するためには、反射器を空の発光管に設ける必要がある。何故ならば、層を焼結させるためには、製造プロセスのために1250℃及びそれ以上のプロセス温度が必要となるからである。石英ガラスは、1100℃を越える温度で既に柔軟になる。次いで石英容器内に過圧を形成すると、容器が膨張する。IR発光器は一般的に、800mbar乃至1barの圧力下でアルゴンが充填されているので、完成された発光器は反射層を被着する際に確実に破壊されることになる。
【0008】
反射層を備えた発光器を製造するための、以上のような公知の方法においては、石英体又は石英管にコーティングを施し、次いで圧着(押し潰し)を実施することは不可能である。反射器は、空の発光管にだけ被着することができる。何故ならばプロセス温度は1250℃以上だからである。従って反射器は、方法的な制限を受けて、最終的に必要な寸法を有する発光器の完成前に、発光管に被着する必要がある。反射器は、圧着(押し潰し)の領域内に侵入してはならない。何故ならば、発光管は圧着時に回転するバーナによって均一に加熱されるからである。石英ガラスの表面と裏面とでは、石英の量が異なっているので、前記のような反射層を備えた管においては、変形させるために、コーティングされた側が十分に加熱されないか、又は管のコーティングされていない領域の加熱が強すぎて、石英ガラス管の粘性が高くなり過ぎ、破壊されることになる。
【0009】
白熱ランプのための典型的な圧着機は、押し潰して圧着しようとする石英管の周囲を巡って回転する、互いに向き合って配置された2つのガスバーナより成っている。押し潰しのために、石英管が十分に熱ければ、2つのバーナはその非作業位置で停止し、それによって2つの圧着ジョーがバーナを通過して石英管にぶつかり、それによって石英ガラスを押し付けて、モリブデンフィルムで閉鎖するようになっている。圧着の技術及びモリブデンフィルムについては、ドイツ連邦共和国特許公開第2947230号明細書に開示されている。
【0010】
2つのバーナは、1つの共通の供給部から供給され、従ってほぼ同じバーナ出力を有している。管全体が十分に加熱されてから、圧着が開始される。しかしながらこの場合、反射器材料によって被覆されていない部分が既に強く混ざり合っているので、発光器は閉じられていても、圧着形状は偶然に得られるものであって、不十分である。しかも、圧着の非気密性がしばしば見られ、この非気密性によって、ガラスの温度が非均一になるか、又は圧着箇所の直前における強く変形された管横断面が生ぜしめられることになる。従って、製作のために十分な放射線量を得ることができない。さらに、不良品の発生率が非常に高いことによって、製造費用が高くなる。
【0011】
同一形状の発光器を大量に製造したい場合には、製造費用を考慮して、前もって切断された複数の管区分に個別に反射器をコーティングしてから、個別の発光器に加工するようにしなければならない。この場合、コーティング済みの領域からコーティングしていない領域への移行部はそのまま残され、そのために低品質であることを甘受しなければならない。何故ならば、この移行部は、視覚的な印象を損なう隆起部状(Wulste)、飛散部状Spritzer)、亀裂状(Risse)、より糸状(Faeden)の形状を有しており、費用をかけなければ、明確に真っ直ぐな形状として構成することができないからである。
【0012】
これに対して、視覚的な要求を満たす発光器を製造する場合、又は同形状の少数の発光器を製造する場合、前記方法は費用がかかり、後作業を必要とするので時間がかかり、また工具の点数が多く、しかも小ロット(少量)生産なので高価である。
【0013】
本発明の課題は、任意の長さの不透明な反射器を有する、小ロット生産できるような赤外線発光器を製造する方法を提供することである。
【0014】
この課題は、本発明の請求項1の特徴部に記載した方法によって解決された。
【0015】
有利な実施態様は従属請求項に記載されている。
【0016】
本発明によれば、石英ガラスより成る本体の表面に少なくとも部分的に反射層を被着することによって、エンドレスな石英ガラス体から赤外発光器を製造するための方法において、前記石英ガラス体に反射層を被着した後で、前記石英ガラス体を個別の区分に分割することを特徴としている。この方法によれば、赤外線発光器を任意の長さで製造することができる。従って、赤外線発光器は連続的なコーティングを有している。
【0017】
有利な形式で、反射層としてSより成る反射層が被着される。Sは、化学的かつ熱的な耐性並びに機械的な強さを有している。さらに、Sは、温度変化に対する耐性を有している。またSは、安価に製造でき、Sより成る反射層を被着することができる。石英ガラスより成るS反射層の製造は、例えばドイツ連邦共和国特許公開第102004051846号明細書に開示されている。
【0018】
この場合、反射層が、拡散的に散乱する不透明な反射層であれば、有利である。
【0019】
本発明の方法によれば、石英ガラス体の前記個別の区分の端部を、少なくとも1つのバーナによって圧着するようにした。この場合、石英ガラス体の前記個別の区分は、垂直又は水平に位置していて、互いに向き合う2つのバーナによって加熱される。これら2つのバーナは、有利には、発光器軸線に対して、かつ2つのバーナを結ぶ接続軸線に対して垂直に移動する。
【0020】
この場合、石英ガラス体の前記個別の区分の端部を、回転する2つのバーナによって圧着すれば、有利である。
【0021】
2つのバーナが、異なるガス流を有していれば有利である。このガス流は、一部だけを加熱することなしに、前記区分の圧着された領域が同時に十分に加熱されるものであればよい。それと同時に、発光器内圧は、管を通って流れる不活性ガスを適当の制御することによって、石英ガラス体の変形された領域が膨張しないように調節される。この場合、下側の火炎の流れ速度は、水平な圧着部において、石英ガラス体の変形可能な領域が重力に抗する力を受けるように、選定されている。
【0022】
本発明はさらに、前記方法で製造された赤外線発光器に関する。このような赤外線発光器は、必要に応じて、コーティングひいては反射器を被着した後で、所望の位置に設けることができる。従ってこのような形式の発光器を任意の長さで提供することも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】偏心的に回転するバーナを備えた有利な構成を示す概略図である。
【図2】互いに向き合う2つの回転するバーナ及び個別に制御されるガス流を示す有利な構成を示す概略図である。
【図3】4つの定置のバーナを備え、そのうちのそれぞれ2つのバーナが共通して制御される、有利な構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明を以下に有利な図面及び実施例を用いて詳しく説明する。
【0025】
実施例1
従来技術のものとは異なり、外周面の半分に亘ってコーティング11が施されている発光管10は、圧着するために、軸線20(この軸線20を中心にしてバーナ21,22が回転するように取り付けられている)に対して同心的に配置されているのではなく、発光管10の左右対称軸線12が、発光管10のコーティングされた側がコーティングされていない側よりも、回転するバーナに著しく近くに配置されるように、ずらされている。この場合、選択しようとする偏心性の大きさは、発光管の厚味に対する被着されたコーティングの比、並びに火炎の特性、特に平均的な温度分布に基づいている。
【0026】
強い巻き込み(entrainment)作用を有する火炎においては、小さい偏心性で十分である。何故ならば、火炎の温度は、広い範囲に亘って安定した積層する火炎よりも早期に低下するからである。
【0027】
1.0mmmの反射層でコーティングされた13.7×1.5mmの円形管を圧着するために、65mmのバーナ間隔を有する、互いに向き合って配置された回転する2つのバーナ21,22を有する、エンベロープバルブ(envelope bulb)締付機が構成されている。バーナは、10×30mmの面上で平行に延びる5列のノズルを有しており、これらのノズルを通って、希薄なH2/O2予混合火炎が流れる。このようにして形成された火炎フロント23は非常に安定しているので、視覚的に目立つ密集した圧着箇所を得るために、5mmの偏心性で十分である。
【0028】
管は両締付ジョー30,31によって圧着される。これらの両締付ジョー30,31は、適当な石英ガラス温度に達し、しかもこれらの両締付ジョー30,31間にバーナ21,22が存在しない時に、互いに直接接近し合う。次いで、2つの補助ジョー32,33が閉じることによって、H字状の圧着箇所が形成される。
【0029】
実施例2:
回転するバーナを備えた装置の断面図が図2に示されている。
【0030】
回転するバーナのための圧着機において、ガス供給は、2つのバーナが互いに独立して、かつ位置に基づいて制御されるように、最適化されている。バーナ出力は、追加的に被着された反射層の領域内で、この領域に存在する質量にほぼ相当する程度だけ増大される。
【0031】
この場合、回転するバーナテーブル50は、別個の2つのガス供給溝51,52を備えており、これらのガス供給溝51,52からそれぞれ供給管路53,54が2つのバーナ55,56に通じている。テーブルは、(図示していない)モータを介して駆動される。該モータは歯車を介して、円形のバーナテーブルに切削によって形成された歯車57を駆動する。ガス供給溝51,52の両側に、別の溝58が配置されており、これらの溝58内にOリングシール59が配置されている。
【0032】
テーブルは、受容部60内に組み付けられており、この受容部60は、(図示してない)駆動機構の他に2つのガス供給部61,62も有している。これらのガス供給部61,62によって、互いに独立して別のガス混合物又はガス量が供給される。ガス混合物又はガス量は、例えば図3に示したガス制御によって、バーナテーブルの位置とは無関係に制御される。
【0033】
この場合、被着された反射層11を備えた、圧着しようとする管10は、圧着しようとするMoフィルム12がバーナの高さ位置に来るように、配置されている。この場合、発光器の構成部材は、管に被せ嵌められたホルダ13を介して固定されていて、該ホルダ13内に外側のモリブデンロッド14が留められており、これに対してコイル15はそのばね力によって、発光管の内部にすべての構成部材を位置保持している。
【0034】
圧着中に、内部の構成部材を酸化に対して保護するために、管内にアルゴンが吹き込まれる。
【0035】
具体的には、直径19mm、壁厚1.6mm、厚さ0.8mmのコーティングを有し、かつ発光管材料の密度の>95%を有する円形管が、管周面の180゜に亘って圧着して設けられる。このために、バーナは2秒ごとに1回転する。バーナが反射器に向けられる前の30゜の範囲内で、バーナ出力は50%だけ高められ、反射層の端部に達する前の30゜の範囲内で再び戻される。
【0036】
このために、水素に対する酸素の比は、希薄予混合火炎から、理論混合比に近い予混合火炎に切り換えられる。2種類のガス流の混合点は、ガスが回転するバーナヘッドに侵入する直前の位置に設定されるので、できるだけ短い経路が実現される。それにも拘わらず、火炎の高い不活性が観察されるので、外周に亘って火炎出力のほぼ正弦的な特性曲線形状が観察される。
【0037】
広範囲に広がる火炎及び熱伝導に基づいて、管を均一にかつ迅速に加熱することができるので、通常の時間後に、管を組み合わせることなしに、圧着を実施することができる。このようにして完成された発光管は、不良品の発生率が非常に低く、しかも光学的かつ機械的にクリーンに構成された圧着箇所を有している。
【0038】
実施例3:
回転するバーナを備えた装置は、実施例3に記載されている。
【0039】
回転するバーナのための圧着機におけるガス供給は、2つのバーナが互いに独立して、位置に基づいて制御されるように、最適化されている。この場合、バーナ出力は、追加的に被着される反射層の角度範囲内で、この範囲に存在する質量に追加的にほぼ相当する程度だけ高められる。
【0040】
具体的には、直径19mm、壁厚1.6mm、厚さ0.8mmのコーティングを有し、かつ発光管材料の密度の>95%を有する円形管が、管周面の200゜に亘って圧着して設けられる。このために、バーナは2秒ごとに1回転する。
【0041】
バーナ出力を制御するために、火炎の理論混合比は変えられないが、バーナガスの流出速度に亘って出力は変化する。バーナガス供給は、反射器に達する前の10゜に亘って、2つのバーナのために30%高められ、反射器の終わりに達する前の10゜に亘って、再び元に戻される。これによって反応速度が高められる。何故ならば、理論混合比の変化はバーナまで達する必要はなく、圧力波だけが調整器からバーナまで達すればよいからである。
【0042】
広範囲に広がる火炎及び熱伝導に基づいて、管は均一にかつ迅速に加熱されるので、通常の時間後に、管を組み合わせることなしに、圧着を実施することができる。この場合も不良品が発生することはない。
【0043】
実施例4:
回転するバーナを備えた装置:
回転するバーナのための圧着機におけるガス供給は、2つのバーナが互いに独立して、位置に基づいて制御されるように、最適化されている。この場合、バーナ出力は、追加的に被着された反射層の領域内で、この領域に追加的に存在する質量にほぼ相当する程度だけ高められる。
【0044】
具体的には、寸法が33×14mm、平均的な壁厚が1.8mm、コーティングの厚さが0.9mmで、密度が発光管の密度の>95%であるツイン管が、管外周の180゜に亘って圧着される。このために、バーナは2秒毎に1回転する。
【0045】
出力を制御するために、火炎の理論混合比は変えられないが、バーナガスの流出速度に亘って出力は変化する。バーナガス供給は、反射器に達する前の10゜に亘って、2つのバーナのために40%高められ、反射器の終わりに達する前の10゜に亘って再び元に戻される。追加的に、ウエブの領域において、火炎がツイン管のフラット側にぶつかる際に、出力が短時間両側でさらに30%高められる。
【0046】
広範囲に広がる火炎及び熱伝導に基づいて、管は均一にかつ迅速に加熱されるので、通常の時間後に、管を組み合わせることなしに、圧着を実施することができる。従って、僅かに狭窄された部分を有する圧着部が形成される。不良品発生率は3%以下である。
【0047】
実施例5:
定置のバーナを備えた装置が図3に示されている。
【0048】
定置に位置決めされた4つのバーナ20,21,22,23のための圧着機で、それぞれ2つのバーナが一方側で共通に制御されるように、最適化されている。次いで、バーナ出力は、追加的に管10に被着された反射層10の領域内で、この領域に追加的に存在する質量にほぼ相当する程度だけ高められる。
【0049】
この場合、バーナガス(水素と酸素)が圧縮ボトル(Druckflaschen)から取り出される。しかしながら本発明は、バーナガスの正確な選択にも、またガス貯蔵部又はガス供給部の正確な形状にも限定されることはない。
【0050】
次いで、適当な導管を介して、ガス流が2つのバーナ群に分配され、流れの混合点の直前で調整器、この場合、マスフローコントローラ(MFC)によって、所望の流量及び理論混合比に調節される。しかしながら本発明は、MFCを使用することだけに限定されるものではなく、浮体流量調節器(Schwebekoerperdurchmesser)又はその他の適当なガス量調節器を使用してもよい。
【0051】
各バーナ構造群のために、酸素のための調節器40,41及び水都のための調節器42,43が使用されている。勿論、各バーナのために個別に調節してもよい。
【0052】
具体的には、直径19mm、壁厚1.6mm、厚さ0.8mmのコーティングを有し、かつ発光管の密度の>95%を有する円形管が、管周面の200゜に亘って圧着して設けられる。
【0053】
管におけるほぼ均一な堰き止め圧を得るために、異なった可燃の理論混合比が選択される。火炎は、反射器側でほぼ理論混合比で駆動される。これとは反対側で、衝撃力に相当するが、出力が30%だけ減少された希薄火炎が選択される。
【0054】
石英ガラスが、圧着過程に適した温度に達すると、2つの圧着ジョー30,31が迅速に閉じて、圧着部を形成する。機械的な圧着力の増大を得るために、溝32がジョーに切削加工されており、圧着部に隆起部が形成されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
石英ガラスより成る本体の表面に少なくとも部分的に反射層を被着することによって、エンドレスな石英ガラス体から赤外発光器を製造するための方法において、
前記石英ガラス体に反射層を被着した後で、前記石英ガラス体を個別の区分に分割することを特徴とする、赤外線発光器を製造するための方法。
【請求項2】
前記反射層としてSより成る反射層を被着する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記反射層として拡散的に散乱する不透明な反射層を被着する、請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
石英ガラス体の前記個別の区分の端部を、少なくとも1つのバーナによって圧着する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
【請求項5】
石英ガラス体の前記個別の区分の端部を、回転する2つのバーナによって圧着する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項6】
前記バーナを、種々異なるガス流によって駆動する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
【請求項7】
赤外線発光器において、当該赤外線発光器が、請求項1から6までのいずれか1項記載に記載した方法によって製造されていることを特徴とする、赤外線発光器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2010−519155(P2010−519155A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−550218(P2009−550218)
【出願日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際出願番号】PCT/EP2008/000322
【国際公開番号】WO2008/101573
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(593129320)ヘレーウス ノーブルライト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (11)
【氏名又は名称原語表記】Heraeus Noblelight GmbH
【住所又は居所原語表記】Heraeusstrasse 12−14, Hanau, Germany
【Fターム(参考)】