説明

乗客コンベア及びハンドレール駆動装置

【課題】
ハンドレール駆動装置の不快な脈動や騒音が少ない、快適な乗客コンベアを提供することにある。
【解決手段】
本発明のハンドレール駆動装置15は、無端状に連結されて回動する踏板チェーン5に一定の間隔で組み込まれて踏板チェーン5と同期して回動する踏板4と、踏板4の進行方向に沿って立設された欄干13と、欄干13に設けられたハンドレール14とを備えた乗客コンベアの踏板チェーン5から動力を得てハンドレール14を踏板4と同速度で移動させるハンドレール駆動装置15において、ハンドレール14の駆動装置15は駆動ユニット15aと動力ユニット15bから成り、動力ユニット15bを下位走行側の踏板チェーン5bの上方に配置させ、動力ユニット15bのスライドピン17を踏板チェーン5に直交方向から係合させ、ハンドレール14を駆動する動力を得るようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベア、特に乗客コンベアのハンドレールの駆動機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、複数の踏板に乗客を乗せて移動する乗客コンベアは、踏板が備える軸を介して踏板の左右に位置する無端状の踏板チェーンに連結し、この踏板チェーンを二つの主および副スプロケット間に巻き掛け、スプロケットの一方に回転力を与えて踏板を移動するように構成されている。そして、踏板に同期してハンドレールを駆動するために、踏板を駆動するチェーンやスプロケットからハンドレールの駆動力を得る構造をとっていた。
【0003】
この踏板チェーンから駆動力を得る乗客コンベアに関する従来技術として、例えば、特開平2−193886号公報や特開平10−310355号公報等に記載された技術が知られている。
【0004】
【特許文献1】特開平2−193886号公報
【特許文献2】特開平10−310355号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
摺動移動するハンドレールを駆動させる力は、走行距離が長くなればなる程、増強しなければならない為、上記特許文献1に記載された駆動機側に設けた主スプロケットからハンドレールの動力を得る一般的な方式で対応するにはハンドレール駆動装置を大型にしたり、フレームも大型化を図らなければならない問題があった。
【0006】
また、中間部で踏板チェーンに直接スプロケットを介して動力を得るハンドレール駆動方法もあるが、一般的に踏板チェーンのピッチが70mm程度あり、70mm毎の断続的な噛み合いとなるため、脈動の発生に関して良い手段とは言えない。
【0007】
また特許文献2に記載されているように、中間部で踏板チェーンから専用チェーンにより動力を得る駆動方法がある。この方式は、専用チェーンの突起が踏板チェーンに噛み合う際に、突起と踏板チェーンのチェーンローラが干渉するため、突起をバネ可動構造として干渉による固渋を防止している。しかしながら、突起がチェーンローラと接触した際の接触音が発生する問題がある。
【0008】
本発明の目的は、ハンドレール駆動装置の不快な脈動や騒音が少ない、快適な乗客コンベアを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明のハンドレール駆動装置は、無端状に連結されて回動する踏板チェーンに一定の間隔で組み込まれて前記踏板チェーンと同期して回動する踏板と、前記踏板の進行方向に沿って立設された欄干と、前記欄干に設けられたハンドレールとを備えた乗客コンベアの前記踏板チェーンから動力を得て前記ハンドレールを前記踏板と同速度で移動させるハンドレール駆動装置において、前記ハンドレールの駆動装置は駆動ユニットと動力ユニットから成り、動力ユニットを下位走行側の前記踏板チェーンの上方に配置させ、動力ユニットのスライドピンを前記踏板チェーンに直交方向から係合させ、ハンドレールを駆動する動力を得るようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の乗客コンベアは建築構造物に設置されたフレームと、このフレームの長手方向両端部に設けられた乗降床と、主および副スプロケットと、この主及び副スプロケットに巻き掛けられ、無端状に連結されて回動する左右一対の踏板チェーンと、前記踏板チェーンに一定の間隔で組み込まれる前軸とその側端に設けた前輪と、前記前軸に組み込まれて前記踏板チェーンと同期して回動する踏板と、前記踏板の幅方向両側にあり、前記フレームの長手方向に沿って立設された欄干と、前記踏板と同速度で移動するハンドレールと、このハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置を備えた乗客コンベアにおいて、前記ハンドレールの駆動装置は駆動ユニットと動力ユニットから成り、動力ユニットを下位走行側の踏板チェーンの上方に配置させ、動力ユニットのスライドピンを踏板チェーンに直交方向から係合させ、ハンドレールを駆動する動力を得るようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、走行距離の長い乗客コンベアを設置する場合でも、ハンドレール駆動装置及びフレームを大型にすることなく、更に不快な脈動,騒音の少ない快適な乗客コンベア及びハンドレール駆動装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明による乗客コンベアの一実施例を図面により説明する。図1は本発明の一実施例による電動道路の概略を示す側面図、図2は本発明の一実施例を示す要部拡大図、図3はI−Iに沿う断面図、図4はハンドレール駆動装置の動力ユニット拡大図である。
【0013】
図1に示すように、以下に説明する本発明の一実施例は通路上に水平に配置されるフレーム1の長手方向の両側の一方に一対の主スプロケット2が軸支され、他方に一対の副スプロケット3が軸支され、これら、主スプロケット2と副スプロケット3の間に、踏板チェーン5が左右に各々巻き掛けられて構成されている。この左右の主スプロケット2と副スプロケット3の間に掛け渡された踏板チェーン5には、図3に示すように前軸7が連結され、その側端には前輪6が組み込まれている。
【0014】
また図2に示すように踏板4には後軸9が設けられ、後軸9には後輪8が取り付けられている。そして、前輪6及び後輪8を案内支持する前後輪レール10上を走行していく。なお図2では説明のために踏板チェーン5を図示していない。
【0015】
主スプロケット2は図1に示すように駆動機械11によって主スプロケット駆動チェーン12を介して駆動され、これに巻き掛けられた踏板チェーン5を回動させ、踏板チェーン5に連結されている前軸7と共に踏板4を回動させて乗客を搬送する。
【0016】
他方、前記踏板4の移動方向に沿って、前記フレーム1に支持された欄干パネル13が立設されており、この欄干パネル13の周縁にハンドレール14が移動可能に支持されている。
【0017】
ハンドレール14は、図2に示すように、フレーム1内の駆動ユニット15a及び動力ユニット15bから成るハンドレール駆動装置15の駆動ユニット15aを構成する駆動ローラによって上下から挟圧されて、ハンドレール駆動ローラ24が回転することで駆動される。ハンドレール14の駆動力は、下位側踏板チェーン5b上に動力ユニット15bを設け、スライドピン17を下位側踏板チェーン5bに係合させて駆動力を得る構造となっている。
【0018】
図4は動力ユニットの拡大図であり、図3に図示するようにベース27に固定されたシャフト26に図4に示す二つの動力スプロケット16a,16bが設けられ、これら二つの動力スプロケットに動力チェーン19が巻き掛けられている。動力チェーン19には、下位側踏板チェーン5bのピッチまたはその整数倍毎にスライドプレート18が設けられている。このようにスライドプレート18が動力チェーン19に対して、下位側踏板チェーン5bのピッチまたはその整数倍毎に設けられている構成によって、スライドプレートに設けられるスライドピン17が下位側踏板チェーン5bに確実に係合して噛み合い、動力を伝達できるように構成することができる。
【0019】
また、動力チェーン19のピッチは踏板チェーン5のピッチと比較したときに踏板チェーン5のピッチ以下のピッチで形成されているのがよい。このように構成されることによって、脈動が発生することを良好に防止することが可能となるためである。
【0020】
スライドピン17は、一方は下位側踏板チェーン5bのチェーンローラ5cと係合し、他方にはローラ21が設けられ、その中間部にてスライドプレート18と係合し、踏板チェーン5bから得た動力を動力チェーン19に伝達する構造となっている。尚、スライドプレート18にはスライドピン17を抵抗なくスライドさせるために、コロ20が取り付けられている。このコロ20によりスライドピン17のスライド動作が円滑に行えるように構成されている。
【0021】
また、コロ20はスライドプレート18に対して、四つ設けられスライドピン17の片側を二つのコロ20で支える構造となっている。スライドピン17はその端部が下位側踏板チェーン5bと係合することで、このコロ20を介して動力チェーン19を駆動させるものであるため、非常に大きな力がここにかかる。この際、このように四つの回転体をスライドプレート18に設けることによって、大きな力を受けるスライドピン17が傾かないように支えながら、下位側踏板チェーン5bから動力を動力チェーン19に伝え、且つスライドピン17の円滑なスライド動作もサポートすることができる。
【0022】
ローラ21は、案内レール22内を走行し、案内レール22の軌跡は、スライドピン17が動力チェーン19の上位側から下位側への方向転換中は下位側踏板チェーン5bと係合せず、下位側踏板チェーン5bと下位側動力チェーン19が平行かつ、スライドピン17が下位側踏板チェーン5bに対し直角状態になってから、徐々に係合されるように、踏板チェーン5との係合側の走行路が二段に構成され、その間を傾斜路で繋いでいる。このような構成により、踏板チェーン5に対してスライドピン17が垂直に挿入されるようになる。
【0023】
これにより、スライドピン17が踏板チェーン5bのチェーンローラ5cと干渉せずにスムーズに入り込み、下位側踏板チェーン5bから動力を得て、動力チェーン19を介して動力スプロケット16a,16bに回転を与え、図3に示すように動力スプロケット16aと同軸に設けられた伝達スプロケット16cからハンドレール駆動チェーン23を介して、下位側踏板チェーン5bの上位側に設けられた駆動ユニット15aのハンドレール駆動ローラ24が回転し、ハンドレール14を送り出す構造となっている。即ちハンドレール駆動装置15は駆動ユニット15aと動力ユニット15bから構成され、駆動ユニット15aと動力ユニット15bは、動力ユニット15bで得られた動力を伝達スプロケット16cからハンドレール駆動ローラ24に伝達するハンドレール駆動チェーン23により連結されている構成となっている。
【0024】
また、図5は図4のII−IIに沿う断面図である。同図に示すように断面コの字状のレール支持用ブラケット28の一端はベース27に固定され、他端側の上下に案内レール22が固定されて支えられるように構成されている。
【0025】
また、図6は本実施例における前輪6、または後輪8の外形を示す側面図である。本実施例では、前輪6及び後輪8は軸7及び9の周りに金属製の内側車輪30を有し、その外周にゴムなどの車輪29を設けて車輪としている。その寸法関係は本実施例では内側車輪30の直径が60mm,車輪29の直径が80mmとなっている。このように構成された前輪6,後輪8が、何らかの原因により車輪29のゴム部が剥離してしまった場合、本実施例では約10mm分軸7が下方に沈んでしまう。すると例えば前輪の軸7が固定された下位側踏板チェーン5bも同様に下方に10mm沈んでしまうことになる。このような場合、スライドピン17との十分な係合ができなくならないよう、本実施例では、前輪6又は後輪8のゴム部が剥離した場合を考慮して、動力スプロケット16a,16bの付近には、図3に示すように補助ガイド25を設けてある。
【0026】
この補助ガイド25は例えば車輪29のゴム部が剥離してしまった場合などのように、軸7が下方に沈もうとしても、軸7を補助ガイド25が下方から支持してスライドピン17との確実な係合を維持することができる。
【0027】
図7及び図8は、それぞれ上位側と下位側のスライドピン17部の拡大図である。ここで、上位側の動力チェーン19と案内レール22間の距離L1と、下位側の動力チェーン19と案内レール22間の距離L2は、L1>L2の関係となっている。このような距離関係を持つことによって、下位側のスライドピン17は下位側踏板チェーン5bと係合するように設定しながら、上位側では動力チェーン19からのスライドピン17の突出量を押さえ、案内レール22の平行部以外でスライドピン17が踏板チェーン5と不要に接触するようなことを避けることが可能となる。
【0028】
また、スライドピン17と下位側踏板チェーン5bとの係合は、動力チェーン19と踏板チェーン5が平行になってから係合させるように構成されているので、踏板チェーン5に対してスライドピン17が垂直に挿入されるようになるため、非常に静音化を図れると共に、動作の信頼性も向上させることができる。
【0029】
このように本実施例の乗客コンベアは、主および副の二つのスプロケット2,3間に連続して配置させた踏板チェーン5の、上位側と下位側の間にハンドレール駆動装置15の動力ユニット15bを設ける。動力ユニット15bは、ベース27とシャフト26と、伝達スプロケット16cと動力スプロケット16a,16bと、スライドピン17を有する動力チェーン19と、案内レール22で構成され、動力チェーン19のスライドプレート18と係合するスライドピン17は、一方は踏板チェーン5と係合し、他方はローラ21を取り付けて、案内レール22部に係合させる構造となっている。スライドピン17は、ローラ21により案内レール22に沿って走行し、踏板チェーン5と直交方向からスムーズに係合されるようになっている。これにより、動力スプロケット16a,16bは速度変動の少ない回転を得ることができ、かつ円滑な噛み合いにより騒音の少ないハンドレール駆動装置15及び乗客コンベアを提供することができる。
【0030】
なお、このようなハンドレール駆動装置15は、乗客コンベアの距離が長くなるに従い、欄干パネル13ひいてはハンドレール14も長くなり、それに伴いより強力な駆動力が必要になるものであるが、基本的にハンドレール駆動装置15は一つの乗客コンベアに対して、一つ設けることがコスト的にも構造的にも有利である。そして、乗客コンベアの距離に伴い、より強力な駆動力が必要な際には、ハンドレール14を挟圧するローラの数を増やしたりするなどの方法で駆動ユニット15aの長さを長くして駆動力を上げるのが良い。
【0031】
なお、本実施例では、通路上に水平に配置されるフレーム1により構成された乗客コンベアについて説明を行ったが、異なる階床を接続する傾斜した乗客コンベアであっても本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施例による電動道路の概略を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部の拡大図である。
【図3】I−Iに沿う断面図である。
【図4】ハンドレール駆動装置の動力ユニット拡大図である。
【図5】II−IIに沿う断面図である。
【図6】前輪,後輪の外形を示す側面図である。
【図7】上位側スライドピン部の拡大図である。
【図8】下位側スライドピン部の拡大図である。
【符号の説明】
【0033】
1 フレーム
2 主スプロケット
3 副スプロケット
4 踏板
5,5a,5b 踏板チェーン
5c チェーンローラ
6 前輪
7 前軸
8 後輪
9 後軸
10 前後輪レール
11 駆動機械
12 駆動チェーン
13 欄干パネル
14 ハンドレール
15 ハンドレール駆動装置
15a 駆動ユニット
15b 動力ユニット
16a,16b 動力スプロケット
16c 伝達スプロケット
17 スライドピン
18 スライドプレート
19 動力チェーン
20 コロ
21 ローラ
22 案内レール
23 ハンドレール駆動チェーン
24 ハンドレール駆動ローラ
25 補助ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無端状に連結されて回動する踏板チェーンに一定の間隔で組み込まれて前記踏板チェーンと同期して回動する踏板と、前記踏板の進行方向に沿って立設された欄干と、前記欄干に設けられたハンドレールとを備えた乗客コンベアの前記踏板チェーンから動力を得て前記ハンドレールを前記踏板と同速度で移動させるハンドレール駆動装置において、前記ハンドレールの駆動装置は駆動ユニットと動力ユニットから成り、動力ユニットを下位走行側の前記踏板チェーンの上方に配置させ、動力ユニットのスライドピンを前記踏板チェーンに直交方向から係合させ、ハンドレールを駆動する動力を得るようにしたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項2】
請求項1において、前記動力ユニットは、ベースとシャフトと、伝達スプロケットと動力スプロケットと、スライドピンおよびスライドプレートを有する動力チェーンと、案内レールで構成され、前記動力チェーンのスライドプレートと係合するスライドピンは、一方は前記踏板チェーンと係合し、他方はローラを取り付けて、前記案内レール部に係合させたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項3】
請求項2において、前記案内レールは、前記踏板チェーンとの係合側の走行路を二段にし、その間を傾斜路で繋いだことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項4】
請求項2において、前記案内レールは、上位側の案内レールと動力チェーン間の距離L1と、下位側の案内レールと動力チェーン間の距離L2を、L1>L2の関係にしたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項5】
請求項2において、前記動力チェーンのスライドプレートに四つの回転体を設けたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項6】
請求項2乃至5のいずれかにおいて、前記動力チェーンのピッチは踏板チェーンのピッチ以下としたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項7】
請求項2乃至5のいずれかにおいて、前記動力チェーンに設けられたスライドプレート及びスライドピンは、前記踏板チェーンのピッチ毎あるいはその整数倍毎に設けられたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項8】
請求項2乃至5のいずれかにおいて、前記スライドピンと下位側踏板チェーンとの係合は、前記動力チェーンと前記踏板チェーンが平行になってから係合させるようにしたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール駆動装置。
【請求項9】
建築構造物に設置されたフレームと、このフレームの長手方向両端部に設けられた乗降床と、主および副スプロケットと、この主及び副スプロケットに巻き掛けられ、無端状に連結されて回動する左右一対の踏板チェーンと、前記踏板チェーンに一定の間隔で組み込まれる前軸とその側端に設けた前輪と、前記前軸に組み込まれて前記踏板チェーンと同期して回動する踏板と、前記踏板の幅方向両側にあり、前記フレームの長手方向に沿って立設された欄干と、前記踏板と同速度で移動するハンドレールと、このハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置を備えた乗客コンベアにおいて、前記ハンドレールの駆動装置は駆動ユニットと動力ユニットから成り、動力ユニットを下位走行側の踏板チェーンの上方に配置させ、動力ユニットのスライドピンを踏板チェーンに直交方向から係合させ、ハンドレールを駆動する動力を得るようにしたことを特徴とする乗客コンベア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−120730(P2010−120730A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−295038(P2008−295038)
【出願日】平成20年11月19日(2008.11.19)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】