説明

乗客コンベヤの手摺案内装置

【課題】手摺の横方向への移動規制を確保しつつ且つ手摺の損傷や横方向の移動規制手段の損傷を回避することができる、乗客コンベヤの手摺案内装置を提供すること。
【解決手段】手摺案内装置21は、周回移動する手摺11の復路部分11bを案内するものであり、手摺の内側に突入して手摺の横方向の動きを規制する案内回転機構23と、手摺の内側に突入して、案内回転機構に接近する向きの手摺の動きを規制する保護回転機構25a,25bとを備える。保護回転機構の回転外周部である保護ローラ43a,43bの外周面45a,45bは、手摺の内側空所37の底面37aと向き合っている。そして、保護ローラ43a,43bの外周面45a,45bと手摺11の底面37aとの間隔は、案内回転機構23と手摺11の底面37aとの間隔よりも小さくなっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベヤの手摺案内装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
乗客コンベヤは、乗員を載せた搬送部が移動することにより、乗員を目的の場所に搬送するものであり、例えば、エスカレータや動く歩道等がある。乗客コンベヤには、通常、搬送部の傍らに手摺が設けられており、移動中、乗員がその手摺につかまることで安定した状態を維持しやすいように配慮されている。
【0003】
手摺は、無端状のベルト部材からなっており、欄干の上側において搬送部と同方向に進行する往路部分と、欄干の下方において外装パネルに隠れ、搬送部と逆方向に進行する復路部分とを含んでいる。
【0004】
手摺の復路部分を案内する構造としては、例えば、特開平3−211187号公報に開示された案内装置がある。この案内装置では、案内ローラと、支持ローラとが用意されており、案内ローラは手摺の内部空所に配置され、支持ローラは手摺の下方に配置される。そして、手摺は、案内ローラによって手摺の横方向の大きな移動が規制され、支持ローラによって手摺が大きく垂れ下がらないように下から支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平3−211187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、乗客コンベヤの運転中、手摺の復路部分の動きとしては、横方向及び下方向への動きが想定されており、手摺に自重があることから上方向への動きは考慮されていないことが多い。しかしながら、手摺は、調整の問題や外的要因などによっては、上方向への移動も想定でき、上記公報のような案内装置では、手摺が上方向へ動いた場合、手摺内面と案内ローラの下面とが接触することで、手摺内面や案内ローラがダメージを受ける恐れがある。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、手摺の横方向への移動規制を確保しつつ且つ手摺の損傷や横方向の移動規制手段の損傷を回避することができる、乗客コンベヤの手摺案内装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するため、本発明は、周回移動する手摺の復路部分を案内する乗客コンベヤの手摺案内装置であって、前記手摺の内側に突入して該手摺の横方向の動きを規制する案内回転機構と、前記手摺の内側に突入して、前記案内回転機構に接近する向きの前記手摺の動きを規制する保護回転機構とを備え、前記保護回転機構の回転外周部は、前記手摺の内側空所の底部と向き合っており、前記保護回転機構の回転外周部と前記手摺の内側空所の底部との間隔は、前記案内回転機構と前記内側空所の底部との間隔よりも小さい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の乗客コンベヤの手摺案内装置によれば、手摺の横方向への移動規制を確保しつつ且つ手摺の損傷や横方向の移動規制手段の損傷を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態に係る手摺案内装置を適用するエスカレータの側面を示す図である。
【図2】一つの手摺案内装置の構成を側方から示す図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る乗客コンベヤの手摺案内装置の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、乗客コンベヤは、可動な搬送部を用いて乗員を目的の場所に搬送するものとして様々なものがありうるが、以下では、エスカレータを例に説明する。
【0012】
図1は、本実施の形態に係る手摺案内装置を適用するエスカレータの側面を示す図である。エスカレータ1は、上下斜めに延びる主枠3を備えており、その主枠には、無端状に連結されている複数の踏段(図示しない)が乗員搬送部として設けられている。踏段は、通常は主枠3内に設けられる駆動機(図示しない)の駆動力によって、上部乗降口5及び下部乗降口7の間を周回移動する。
【0013】
踏段の左右両側には、主枠の長手方向に沿って延びる欄干9が立設されている。欄干9のそれぞれの周囲には、手摺11が設けられている。手摺11は、無端状をなすベルト状部材であり、主枠3内に設けられた手摺駆動装置13によって欄干9のまわりを周回移動される。また、手摺駆動装置13の動力は、同じく主枠3内に設けられた駆動機15から伝達されている。
【0014】
手摺11は、それぞれ、往路部分11a、復路部分11b、前後一対の折り返し部分11cに観念上、区分することができる。なお、これらの部分は、手摺11において物理的に認識できる部分ではなく、可動な手摺11のその時々の各部の位置に関して認識される部分である。往路部分11aは、欄干9の上側において図示しない踏段と同期して進行する部分であって、踏段の進む向きと同じ向きに進行する部分である。復路部分11bは、欄干9を挟んで往路部分11aと上下反対側つまり欄干9の下側に位置する部分であり、踏段の進む向きと逆向きに進行する部分である。また、図より分かるように、復路部分11bは、主枠内または外装パネル内側にあって、通常、利用者や周囲の人から視認されないところに隠れている。前後一対の折り返し部分11cは、これら往路部分11a及び復路部分11bの間にあって、進行方向を逆向きに変更するように曲りながら進む部分である。
【0015】
主枠3内または外装パネル内側には、さらに、手摺11の復路部分11bを案内する本実施の形態に係る手摺案内装置21が複数設けられている。複数の手摺案内装置21は、復路部分11bに沿ってほぼ等間隔で並んで配置されている。
【0016】
手摺案内装置について、図2、図3及び図4を参照しながら説明する。図2は、一つの手摺案内装置の構成を側方から示す図である。図3及び図4はそれぞれ、図2におけるIII−III線及びIV−IV線に沿う断面図である。手摺案内装置21は、案内回転機構23と、保護回転機構25a,25bと、支持回転機構27とを備えている。
【0017】
案内回転機構23は、手摺11の上側に配置されており、取付板29を介して主枠3に対して固定されている。案内回転機構23は、取付板29から手摺11に向けて延びる軸部材31と、軸部材31の下端に軸受を介して回転自在に設けられた案内ローラ33とを含んでいる。かかる案内回転機構23は、手摺11の内側に突入して手摺11の横方向(図中Y方向)の動きを規制するものである。ここで、一例としての手摺11の構成を説明すると、手摺11は、その進行方向を法線とする断面(図3及び図4)においてみて、概ねC字状の断面を有しており、復路部分11bはそのC字の開口35を上向きにして延びている。案内回転機構23の案内ローラ33は、開口35から手摺11の内側へと突入している。
【0018】
より詳細には、手摺11の開口35は、相互に対向する左右一対の開口画定部35a,35aによって形成されており、案内回転機構23の回転外周部である案内ローラ33の外周面33aが、それら開口画定部35a,35aと対面している。案内ローラ33の回転軸芯は、手摺11の前記C字の内側の空所37の底面37aと交差するように延びており、特に本実施の形態の例では、横方向(図中Y方向)と手摺進行前後方向(図中T方向)との双方に直交する手摺厚み方向(図中A方向)に延びている。また、案内ローラ33の下側の側面33bは、手摺11の空所37の底面37aと離隔している。
【0019】
案内回転機構23の回転外周部の横方向の径、すなわち、案内ローラ33の外周面33aの直径は、一対の開口画定部35a,35aの間隔よりも小さくなっている。したがって、案内ローラ33と、少なくとも一方の開口画定部35aとの間には隙間が生じるようになっており、状態によっては、一対の開口画定部35a,35aのそれぞれと、案内ローラ33との間に隙間が生じるようになっている。
【0020】
保護回転機構25a,25bは、手摺11の上側に位置しており、本実施の形態では、前後一対設けられており、手摺11の進行前後方向(図中T方向)に並んで前後一対設けられている。案内回転機構23は、これら一対の保護回転機構25a,25bに挟まれた位置に設けられている。保護回転機構25a,25bはそれぞれ、取付板29から手摺11に向けて延びるブラケット39a,39bと、ブラケット39a,39bから突出するように設けられた軸部材41a,41bと、軸部材41a,41bの下端に軸受を介して回転自在に設けられた保護ローラ43a,43bとを含んでいる。かかる保護回転機構25a,25bは、手摺11の内側に突入して、案内回転機構23に接近する向き(図中A方向)の手摺11の動きを規制するものである。
【0021】
図2及び図4に最もよく示されるように、保護回転機構25a,25bの回転外周部、すなわち、保護ローラ43a,43bの外周面45a,45bは、手摺11の内側空所37の底面37aと向き合っており且つ離隔している。保護ローラ43a,43bの回転軸芯は、手摺進行前後方向(図中T方向)と手摺厚み方向(図中A方向)との双方を含む面(すなわち図2の紙面)と交差するように延びており、特に本実施の形態の例では、手摺進行前後方向(図中T方向)と手摺厚み方向(図中A方向)との双方に直交するように延びている。
【0022】
保護回転機構25a,25bの回転外周部である保護ローラ43a,43bの外周面45a,45bと、手摺11の内側空所37の底面37aとの間隔は、案内回転機構23(より詳細には案内ローラ33の下側の側面)と、手摺11の内側空所37の底面37aとの間隔よりも小さくなっている。換言するならば、保護回転機構25a,25bの保護ローラ43a,43bは、案内回転機構23の案内ローラ33よりも手摺11の内側空所37の底面37aに近づけられている。
【0023】
また、保護回転機構25a,25b(より詳細には保護ローラ43a,43b)の幅は、案内回転機構23の回転外周部の横方向の径、すなわち、案内ローラ33の外周面33aの直径よりも小さくなっている。
【0024】
支持回転機構27は、手摺11の下側に設けられており、すなわち、手摺11を挟んで案内回転機構23と反対側に配置されており、手摺11の外面47を下方から支持するものである。
【0025】
支持回転機構27は、取付板29から横方向に延びる軸部材49と、軸部材49の先端に軸受を介して回転自在に設けられた支持ローラ51とを含んでいる。支持ローラ51の外周面51aは、手摺11の下側の外面47と向き合っている。特に本実施の形態の例では、手摺11は、外面47を支持ローラ51の外周面51aに載せるようにして、支持ローラ51に支持されている。
【0026】
また、本実施の形態では、案内回転機構23と、2つの保護回転機構25a,25bと、支持回転機構27とは、案内回転機構23及び支持回転機構27を中心に、手摺進行前後方向Tについて、前後対称的にレイアウトされている。
【0027】
以上のように構成された本実施の形態に係るエスカレータの手摺案内装置の作用について説明する。エスカレータの運転中、手摺11の復路部分11bは、まず、支持回転機構27によって下から支えられていることで、下方向への過度の移動(湾曲)が規制されている。さらに、手摺11の復路部分11bは、横方向に動いた場合、案内回転機構23が手摺11の内側に突入していることで、案内回転機構23と接触することとなり、横方向への過度の移動も規制されている。具体的には、手摺11の開口画定部35a,35aのどちらか一方が必ず案内ローラ33の外周面33aと接触することとなり、案内ローラ33は、手摺11の走行によって回転されながら、手摺11の横方向の動きを規制する。
【0028】
さらに、手摺の復路部分は、調整の問題や外的要因などによって振動したり波打ったりし、自重に反して上方向へ移動することも想定でき、手摺が上方向に移動して案内回転機構に当接すると、手摺内側や案内回転機構が損傷したり、接触により生じた大きな走行抵抗が手摺駆動系統に伝播したりする恐れがある。これに対し、本実施の形態では、保護回転機構25a,25bが手摺11の内側に突入し、且つ、保護回転機構25a,25bの回転外周部と、それと向き合う手摺11の空所37の底面37aとの間隔が、案内回転機構23と手摺11の底面37aとの間隔よりも小さくなっているので、上方に動いた手摺11は、案内回転機構23よりも前に保護回転機構25a,25bと接触することとなり、それ以上の手摺11の動きが規制され、手摺11と案内回転機構23との接触が防止される。具体的には、上方に移動した手摺11の底面37aが案内ローラ33の下側の側面33bよりも前に保護ローラ43a,43bの外周面45a,45bに接触することとなり、保護ローラ43a,43bは手摺11の走行によって回転されながら、手摺11が案内ローラ33に当接することを阻止する。このようにして、本実施の形態では、手摺11の横方向への動きを規制する案内回転機構23を備えておりながら、手摺11が上方向へ動いても手摺11の内側と案内回転機構23との接触を防止することができ、手摺11の損傷や案内回転機構(横方向の移動規制手段)の損傷を回避することが可能となっている。しかも、手摺11と接触する部分は、保護回転機構25a,25bの回転外周部である保護ローラ43a,43bの外周面45a,45bであるため、案内回転機構23の保護に際して、大きな走行抵抗を発生させずに済む。
【0029】
また、上記のように案内回転機構を保護するために保護回転機構が設けられた場合、それによって、今度は、折角設けられた保護回転機構が原因となって手摺を損傷させる懸念もあるところ、本実施の形態では、保護回転機構25a,25bの幅が、案内回転機構23の回転外周部の横方向の径(案内ローラ33の外周面33aの直径)よりも小さくなっているので、案内回転機構23を、自身を保護するために機能する保護回転機構25a,25bの保護に活用することができる。すなわち、手摺11が横方向に移動した場合、手摺11は、保護回転機構25a,25b(保護ローラ43a,43bの側面)と接触する前に、必ず案内回転機構23の回転外周部(案内ローラ33)と接触することとなり、保護回転機構25a,25bにおける回転外周部でない部位が手摺11と接触することを回避することができ、手摺11や保護回転機構25a,25bの損傷を防止することができる。つまり、案内回転機構23は、手摺11の横方向への移動の規制と、自身を保護するために設けられた保護回転機構25a,25bと手摺11との接触防止という、二つの機能を奏することができる。
【0030】
また、本実施の形態では、案内回転機構23の回転外周部の横方向の径(案内ローラ33の外周面33aの直径)は、一対の開口画定部35a,35aの間隔よりも小さくなっており、案内ローラ33の外周面33aは、それら開口画定部35a,35aと対面する位置に配置されている。すなわち、案内回転機構23の案内ローラ33を、手摺11の空所37内深くまでもぐり込ませない配置をとることができる。よって、案内ローラ33や手摺11を点検・交換等する場合、相互に一方が他方の邪魔になりにくく容易に作業を行うことができ、保守性が大きく向上している。加えて、万が一、案内回転機構23が手摺11に対して上方に移動・振動するなどの状況が生じたとしても、手摺11の開口画定部35a,35a近傍の下向き面37bが、案内ローラ33の上側の側面33cと当接するようなことがなく、案内ローラ33や手摺11の損傷防止効果をより一層高めている。
【0031】
また、本実施の形態の手摺案内装置では、上述したように構成された結果、全てのローラにはラジアル荷重しか作用しない態様となり、しかも、ローラはそのラジアル荷重を受けた場合回転可能であるため、ローラや手摺における接触部の摩耗が少なくてすみ、より大きな観点では、ローラを含む各回転機構や手摺の長寿命化を図ることができる。
【0032】
また、案内回転機構23は、手摺11の進行方向の前後に並んだ一対の保護回転機構25a,25bの間に挟まれるようにして位置している。このため、案内回転機構23は、手摺11に向けて突出した二つの山状部分の間の谷間に位置するような格好となり、手摺11の下側側面と案内回転機構23との接触防止をより一層確かなものとしている。
【0033】
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
【0034】
例えば、上記実施の形態で示したローラは、回転機構の一例であり、本発明の回転機構は、移動中の手摺の対応する部分が接触した際、移動する手摺によって従動される可動部分を備えた構造であればよく、ローラという形態に限定されるものではない。手摺により従動される可動部分は、他の例を挙げるならば、一部表面が露出し且つ自在に転がれるように支持された球体、あるいは、適当な支持手段により周回動作するように設けられた無端状部材等でもよく、勿論、さらに異なる構造のものでよい。
【0035】
また、本発明の手摺案内装置における保護ローラの数や位置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、よって、案内ローラの前後いずれか一方にのみ保護ローラが設けられていてもよく、また、保護ローラは一つだけあるいは三つ以上設けられていてもよい。
【0036】
また、上記実施の形態は、エスカレータを例に説明したものであるが、本発明は、エスカレータに適用することに限定されるものではなく、例えば動く歩道など、エスカレータ以外の乗客コンベヤに適用することも可能である。
【符号の説明】
【0037】
11 手摺、11b 復路部分、21 手摺案内装置、23 案内回転機構、25a,25b 保護回転機構、27 支持回転機構、33 案内ローラ、33a 外周面、35 開口、35a,35a 開口画定部、37 空所、37a 底面、43a,43b 保護ローラ、45a,45b 外周面、51 支持ローラ、51a 外周面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周回移動する手摺の復路部分を案内する乗客コンベヤの手摺案内装置であって、
前記手摺の内側に突入して該手摺の横方向の動きを規制する案内回転機構と、
前記手摺の内側に突入して、前記案内回転機構に接近する向きの前記手摺の動きを規制する保護回転機構とを備え、
前記保護回転機構の回転外周部は、前記手摺の内側空所の底部と向き合っており、
前記保護回転機構の回転外周部と前記手摺の内側空所の底部との間隔は、前記案内回転機構と前記内側空所の底部との間隔よりも小さい
乗客コンベヤの手摺案内装置。
【請求項2】
前記保護回転機構の幅は、前記案内回転機構の回転外周部の横方向の径よりも小さい、請求項1の乗客コンベヤの手摺案内装置。
【請求項3】
前記案内回転機構の回転外周部の横方向の径は、前記手摺における左右一対の開口画定部の間隔よりも小さく、
前記案内回転機構の回転外周部は、前記一対の開口画定部と対面している
請求項1又は2の乗客コンベヤの手摺案内装置。
【請求項4】
前記保護回転機構は、前記手摺の進行方向に並んで前後一対設けられており、
前記案内回転機構は、前記一対の保護回転機構に挟まれた位置に設けられている
請求項1乃至3の何れか一項の乗客コンベヤの手摺案内装置。
【請求項5】
前記手摺を挟んで前記案内回転機構と反対側に配置されており、前記手摺の外面を下方から支持する支持回転機構を備えている、請求項1乃至4の何れか一項の乗客コンベヤの手摺案内装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−35987(P2012−35987A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−179319(P2010−179319)
【出願日】平成22年8月10日(2010.8.10)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】