説明

乗車コンベヤの表示装置およびその方法

【課題】 乗車コンベヤにおける情報の提示を簡便かつ即時に、装置を停止させずに行う事のできる乗車コンベヤの表示装置を提供する。
【解決手段】 センサ信号S31に基づいて、ハンドレール40のセンサ領域44にユーザの手が接触したことを検出すると、予め決められた順序で広告画像データをメモリ39から読み出し、当該読み出した広告画像データに応じた画像信号を生成し、ユーザが接触したハンドレール40のセンサ領域44に対応した表示領域42に広告画像を表示する。このとき、一定の時間間隔で複数の広告画像を順に切り換えて表示するように表示信号を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示領域を備えたハンドレールを制御する乗車コンベヤの表示装置およびその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエスカレーター装置や動く歩道装置では、移動手すりの表面に、広告などが表示されたシールが貼り付けられている。
しかしながら、以上の技術によれば、広告内容を変更する場合に、新たにシールを印刷し、既存のシールを剥がした上で、新しいシールを貼るという手段で行われていた。
ところが、これらの手段の実行には、装置を一時停止させる煩雑な作業と時間を要し、情報の更新を即時に行うことが出来ないといった問題を生じていた。
このような問題を解決するために、移動手すりに電子ペーパーを貼り付けるシステムがある。
【特許文献1】特開2005−206370号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した従来のシステムでは、電子ペーパーに表示する画像を、人の目に触れない復路において書き換えている。
しかしながら、このようなシステムだと、表示する画像をリアルタイムに動的に切り換えることができない。
【0004】
発明は、乗車コンベヤにおける情報の提示を簡便かつ即時に、装置を停止させずに行う事のできる乗車コンベヤの表示装置およびその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した従来技術の問題を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の乗車コンベヤの表示装置は、移動手すりを備えた乗車コンベアであって、表面に画像表示領域が設けられた移動手すりと、前記乗車コンベアに乗車している乗客の位置を検出するためのセンサと、前記画像表示領域への表示を制御する表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記センサからの信号に基づいて、前記移動手すりの表面の前記センサが検出した位置に対して、前記移動手すりの移動向き側に位置する所定領域に画像を表示する処理を行う。
【0006】
本発明の乗車コンベヤの表示装置では、乗客が乗客コンベアに乗車すると、センサによって、前記乗車コンベアに乗車している乗客の位置が検出される。
そして、表示制御手段が、前記センサからの信号に基づいて、前記移動手すりの表面の前記センサが検出した位置に対して、前記移動手すりの移動向き側に位置する所定領域を特定する。
そして、前記表示制御手段が、前記特定した位置画像を表示する処理を行う。
【0007】
本発明の乗車コンベヤの表示装置では、ユーザの手が接触した所定領域に対してのみ画像を表示する。そのため、ユーザが近傍に位置しない領域には画像が表示されず、省電力化を図れる。
また、ユーザの手が接触した領域に対して移動手すりの移動向き側に位置する領域に画像を表示する。そのため、ユーザが乗車している位置から見えやすい位置に画像を表示できる。
【0008】
また、好適には、本発明の乗車コンベヤの表示装置の前記センサは、前記移動手すりの表面に設けられたタッチセンサである。
【0009】
また、好適には、本発明の乗車コンベヤの表示装置の前記表示制御手段は、前記センサが反応した後、所定の複数のコンテンツの画像を順次、所定の時間間隔で表示し、前記所定の時間が経過するより前に、前記センサの前記反応した位置、並びにその周辺位置が反応した場合に、次のコンテンツの画像の表示に切り換える。
これにより、ユーザが乗車コンベアを使用する短時間の間に、そのユーザが興味を持つ画像を効率的に表示できる。これにより、広告効果等を高めることができる。
【0010】
また、好適には、本発明の乗車コンベヤの表示装置の前記表示制御手段は、前記画像が表示された領域がユーザが降位置から所定の距離に達したタイミングで、降位置が近づいたことに注意を促す表示に切り換える。
これにより、ユーザは降位置に近づいたことを知ることができ、乗車コンベヤから安全に降りることができる。
【0011】
また、好適には、本発明の乗車コンベヤの表示装置は、前記所定の領域に表示された画像に対応した音響を、当該所定の領域に対応した位置に指向させて出力する音響出力手段をさらに有する。
【0012】
また、好適には、本発明の乗車コンベヤの表示装置の前記表示制御手段は、複数の店舗から入力した広告画像データを、予め設定されたパターンで選択的に、前記画像表示領域に表示するように制御する。
【0013】
また、本発明の乗車コンベヤの表示方法は、乗車コンベヤの移動手すりの表面に設けられたセンサから信号を入力する第1の工程と、前記第1工程で入力した前記センサからの信号に基づいて、前記移動手すりの表面の前記センサの反応に対応した位置を特定する第2の工程と、前記第2の工程で特定した位置に対して前記移動手すりの移動向き側に位置する前記移動手すり上の所定領域に画像を表示する処理を行う第3の工程とを有する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、乗車コンベヤにおける情報の提示を簡便かつ即時に、装置を停止させずに行う事のできる乗車コンベヤの表示装置およびその方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態に係るエスカレータ広告システムについて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るエスカレータ広告システム1の全体構成図である。
図1に示すように、エスカレータ広告システム1は、エスカレータ21からのセンサ信号を基に、エスカレータ21のハンドレールに表示する画像信号を生成する。
【0016】
エスカレータ21からのセンサ信号は、センサ信号入力部31を介して制御部37に入力される。
また、画像信号生成部35は、制御部37からの制御に従って画像信号を生成し、これを画像信号出力部33に出力する。このとき、画像信号生成部35は、メモリ39に記憶された画像データに基づいて画像信号を生成する。
当該画像データは、例えば、複数の広告や案内に関する画像データである。
【0017】
画像信号出力部33は、画像信号生成部35から入力した画像信号をエスカレータ21に出力する。
制御部37は、センサ信号入力部31を介して入力したセンサ信号に基づいて、エスカレータ21の人の手によって接触された領域付近の表示領域に広告画像を表示するように画像信号生成部35を制御する。
【0018】
エスカレータ21は、図2に示すように、ハンドレール40の表面部分に表示領域42とセンサ領域44とを備えている。
表示領域42には、画像信号出力部33から入力した画像信号に応じた画像が表示される。
表示領域42は、電子ペーパ、液晶ディスプレイ等の薄型の表示デバイスで構成される。
【0019】
センサ領域44は、例えば、タッチセンサを用いて構成される。
なお、センサ領域44は、赤外線センサ等でもよい。
【0020】
なお、ハンドレール40が本発明の移動手すりの一例であり、表示領域42が本発明の画像表示領域の一例であり、センサ領域44が本発明のセンサの一例であり、画像信号生成部35および制御部37が本発明の表示制御手段の一例である。
【0021】
以下、図1に示すエスカレータ広告システム1の動作例について説明する。
図3は、図1に示すエスカレータ広告システム1の動作例について説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
制御部37は、センサ信号入力部31からのセンサ信号S31に基づいて、ハンドレール40にユーザの手が接触したことを検出すると、ステップST2に進む。
【0022】
ステップST2:
制御部37は、画像信号生成部35に画像表示を行う旨の指示を出力する。
画像信号生成部35は、制御部37からの指示に応じて、予め決められた順序で広告画像データをメモリ39から読み出し、当該読み出した広告画像データに応じた画像信号を生成し、これを画像信号出力部33に出力する。
当該画像信号は、画像信号出力部33を介してエスカレータ21の表示領域42に出力される。
【0023】
これにより、画像信号に応じた広告画像が、ステップST1でユーザが接触したハンドレール40のセンサ領域44に対応した表示領域42に表示される。
なお、画像信号生成部35は、例えば、一定の時間間隔で複数の広告画像を順に切り換えて表示するように表示信号を生成する。
【0024】
本実施形態では、図2に示すように、ハンドレール40上で接触されたセンサ領域44に対してハンドレール40の進行方向(図2中矢印)に隣接する表示領域42に広告画像が表示される。
表示領域42のハンドレール40の長手方向の長さは、例えば、10〜40cmである。
【0025】
ステップST3:
制御部37は、センサ信号入力部31からのセンサ信号S31に基づいて、ハンドレール40をユーザが手などで叩くなどして、スキップ指示を入力したことを検出すると、ステップST4に進む。
なお、スキップ指示は、ハンドレール40を叩く以外に、なぞる等、センサ信号S31で感知できる様々な動作であってもよい。
制御部37は、スキップ指示を入力していないと判断すると、ステップST5に進む。
【0026】
ステップST4:
制御部37は、次の広告画像に切り換える旨の指示を画像信号生成部35に出力する。
画像信号生成部35は、メモリ39から次に表示する広告画像の画像データを読み出し、それを表示する画像信号を生成し、画像信号出力部33に出力する。
これにより、表示領域42に表示される広告画像が切り切り換る。
このようなスキップ指示で広告画像を切り換えることで、ユーザに興味があるコンテンツを適切に提供することができる。
【0027】
ステップST5:
制御部37は、エスカレータ21からの移動位置情報を基に、広告画像を表示中の表示領域42が予め決められた降位置直前に位置したか否かを判断し、そうであると判断した場合にステップST6に進む。
また、制御部37は、降位置直前ではないと判断すると、ステップST3の処理に戻る。
【0028】
ステップST6:
制御部37は、画像信号生成部35に降案内画像表示指示を出力する。
画像信号生成部35は、制御部37からの降案内画像表示指示に応じて、メモリ39から降案内画像データを読み出し、これに応じた画像信号を生成し、当該画像信号を画像信号出力部33に出力する。
画像信号出力部33は、画像信号生成部35から入力した画像信号をエスカレータ21に出力する。これにより、ステップST5で降位置直前であると検出されたエスカレータ21の表示領域42に対して、入力した画像信号に応じて降案内画像が表示される。
当該降案内画像は、
【0029】
上述したようにエスカレータ広告システム1は、エスカレータ21のハンドレール40の表示領域のうち、ユーザの手が接触したセンサ領域44に対応(例えば、隣接)した表示領域42にのみ広告画像を表示する。
そのため、ユーザが近傍に位置しない表示領域42には広告画像が表示されず、省電力化を図れる。
【0030】
また、エスカレータ広告システム1は、ユーザの手が接触したセンサ領域44に対してハンドレール40の移動向き側に位置する表示領域42に広告画像を表示する。そのため、ユーザが乗車している位置から見えやすい位置に広告画像を表示できる。
【0031】
また、エスカレータ広告システム1は、ユーザがセンサ領域44を叩く等してスキップ指示を入力すると、表示領域42に次の広告画像を表示する。これにより、ユーザがエスカレータ21を使用する短時間の間に、そのユーザが興味を持つ広告画像を効率的に表示できる。これにより、広告効果を高めることができる。
【0032】
また、エスカレータ広告システム1では、表示領域42が降位置近くに位置すると、表示領域42の表示を広告画像から降案内画像に切り換える。
これにより、ユーザは降位置に近づいたことを知ることができ、エスカレータ21から安全に降りることができる。
【0033】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では1つのエスカレータ21について説明したが、本実施形態では、複数のエスカレータ21のハンドレール40における広告表示を一括して制御するシステムを説明する。
図4は、本発明の第2実施形態のエスカレータ広告システム101を説明するための図である。
【0034】
図4に示すように、エスカレータ広告システム101は、n個のエスカレータ21−1〜21−n、管理サーバ50、店舗のコンピュータ52−1〜52−mを有する。
エスカレータ21−1〜21−nは、それぞれ第1実施形態で説明したエスカレータ21と同じである。
【0035】
管理サーバ50は、第1実施形態のセンサ信号入力部31、画像信号出力部33、画像信号生成部35および制御部37を機能的に備えた構成を有している。
店舗のコンピュータ52−1〜52−mは、例えば、エスカレータ21−1〜21−nに広告画像を提供する店舗で使用される。
【0036】
エスカレータ広告システム101では、例えば、店舗のコンピュータ52−1〜52−mから広告画像データが管理サーバ50に送信され、メモリ39に書き込まれる。
また、店舗のコンピュータ52−1〜52−mから制御部37に、広告画像データの表示条件を設定する。
当該表示条件は、例えば、自らの店舗が位置するフローに向かう位置にあるエスカレータ21−1〜21−nにのみ広告画像を表示するという条件や、自らの店舗が位置するフロアーに近いエスカレータ21−1〜21−nにより高い頻度で広告画像を出す等の条件である。
【0037】
制御部37は、上記設定された条件に基づいて、各店舗の広告画像を表示する指示を画像信号生成部35に出力する。
画像信号生成部35は、当該指示に基づいて、メモリ39から広告画像データを順に読み出して画像信号を生成する。
【0038】
また、制御部37は、例えば、図3に示すステップST3で入力したスキップ指示に基づいて、各広告画像についてスキップされた数を集計し、その数を対応する店舗のコンピュータ52−1〜52−mに出力する。
各店舗の管理者は、制御部37から入力された上記スキップされた数に基づいて、自らの店舗が出した広告の反響を即座に知ることができる。これにより、広告の反響が悪い場合には、広告画像を変更する等の対処を行うことができる。
【0039】
<その他の実施形態>
上述した実施形態において、表示領域42に表示する広告画像内に、視覚的に認識困難でカメラによる撮像で認識可能な形式で所定のサービス情報を埋め込んでもよい。この場合に、ユーザが携帯電話のカメラ等で表示領域42を撮像し、画像処理により、表示領域42に表示された広告画像に埋め込まれたサービス情報を認識してもよい。
サービス情報としては、店舗で使用可能なクーポン、あるいは当該店舗のホームページアドレス等がある。
このようなサービス情報を広告画像内に埋め込むことで、表示領域42の広告画像に関連する多様な情報を提供できる。
【0040】
また、上述した実施形態では、表示領域42に広告画像を表示する場合を例示したが、広告画像に連動して音声・音響を出力してもよい。このとき、指向性の高いスピーカを用いることで、表示領域42の位置に対応した乗客にのみ音声・音響を出力できる。
【0041】
また、上述した実施形態では、表示領域42とセンサ領域44は、図2に示すように隣接する異なる領域に形成したが、図5に示すように、同じ領域に形成してもよい。
【0042】
また、上述した実施形態において、同じ乗位置の右側のハンドレール40の表示領域42と、左側のハンドレール40の表示領域42とで異なる広告画像を表示するようにしてもよい。
また、これら右側のハンドレール40の表示領域42の広告画像と左側のハンドレール40の表示領域42の広告画像とを何らかのパターンで連動させてもよい。
【0043】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【0044】
上述した実施形態では、表示領域42に広告画像を表示する場合を例示したが、それ以外に例えば映画やニュース等のその他のコンテンツ画像を表示してもよい。
【0045】
また、上述した実施形態では、ハンドレール40にのみ表示領域42を設けた場合を例示したが、ハンドレール40が取り付けられた欄干の側面部や、乗客が立つ床などにディスプレイを設け、これらの表示と表示領域42の表示とを所定のパターンで連動させるようにしてもよい。これにより、広告効果等を高めることができる。
【0046】
また、上述した実施形態では、本発明のセンサとして、タッチセンサを例示したが、赤外線センサ等のタッチセンサ以外のセンサを用いてもよい。
【0047】
また、画像信号生成部35とエスカレータ21の表示領域42およびセンサ領域44との間での信号の送受信は、有線でも無線でもよい。
【0048】
また、上述した実施形態では、ハンドレール40のセンサ領域44に乗客が触れたことを条件に表示領域42に画像を表示する場合を例示したが、例えば、常時表示モードを設けて、常時表示モードの場合には、センサ領域44への接触の有無とは無関係に全てのあるいは一部の表示領域42に常に画像を表示するようにしてもよい。
【0049】
また、上述した実施形態において、表示領域42として、視野角が狭いディスプレイを用い、センサ領域44に手が触れる位置、あるいはその近傍の乗客の目線からのみ見えるようにしてもよい。これにより、エスカレータ21の周囲からは表示領域42に表示された画像は見えず、エスカレータ21のハンドレール40に美観が損なわれることを防止できる。
なお、上述した実施形態において、広告のほかに、エスカレータの利用客の安全を守るために、音声、文字、イラストで利用客に注意を促すようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、表示領域を備えた乗車コンベヤを制御するシステムに用いられる
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係るエスカレータ広告システムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示すエスカレータのハンドレールの表面側の構成を説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示すエスカレータ広告システム1の動作例について説明するためのフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態のエスカレータ広告システムを説明するための図である。
【図5】図5は、図2に示すハンドレールの表面側のその他の構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0052】
1,101…エスカレータ広告システム1
21…エスカレータ
31…センサ信号入力部
33…画像信号出力部
35…画像信号生成部
37…制御部
39…メモリ
40…ハンドレール
42…表示領域
44…センサ領域


【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動手すりを備えた乗車コンベアであって、
表面に画像表示領域が設けられた移動手すりと、
前記乗車コンベアに乗車している乗客の位置を検出するためのセンサと、
前記画像表示領域への表示を制御する表示制御手段と
を有し、
前記表示制御手段は、前記センサからの信号に基づいて、前記移動手すりの表面の前記センサが検出した位置に対して、前記移動手すりの移動向き側に位置する所定領域に画像を表示する処理を行う
乗車コンベヤの表示装置。
【請求項2】
前記センサは、前記移動手すりの表面に設けられたタッチセンサである
請求項1に記載の乗車コンベヤの表示装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、
前記センサが反応した後、所定の複数のコンテンツの画像を順次、所定の時間間隔で表示し、
前記所定の時間が経過するより前に、前記センサの前記反応した位置、並びにその周辺位置が反応した場合に、次のコンテンツの画像の表示に切り換える
請求項1または請求項2に記載の乗車コンベヤの表示装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、
前記画像が表示された領域がユーザが降位置から所定の距離に達したタイミングで、降位置が近づいたことに注意を促す表示に切り換える
請求項1〜3のいずれかに記載の乗車コンベヤの表示装置。
【請求項5】
前記所定の領域に表示された画像に対応した音響を、当該所定の領域に対応した位置に指向させて出力する音響出力手段
をさらに有する請求項1〜4のいずれかに記載の乗車コンベヤの表示装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、複数の店舗から入力した広告画像データを、予め設定されたパターンで選択的に、前記画像表示領域に表示するように制御する
請求項1〜5のいずれかに記載の乗車コンベヤの表示装置。
【請求項7】
乗車コンベヤの移動手すりの表面に設けられたセンサから信号を入力する第1の工程と、
前記第1工程で入力した前記センサからの信号に基づいて、前記移動手すりの表面の前記センサの反応に対応した位置を特定する第2の工程と、
前記第2の工程で特定した位置に対して前記移動手すりの移動向き側に位置する前記移動手すり上の所定領域に画像を表示する処理を行う第3の工程と
を有する乗車コンベヤの表示方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2010−42887(P2010−42887A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−206839(P2008−206839)
【出願日】平成20年8月11日(2008.8.11)
【出願人】(500112548)
【Fターム(参考)】