説明

二酸化炭素圧縮システム

【課題】ガス流(230)とともに使用するためのガス圧縮システム(200)を提供すること。
【解決手段】ガス圧縮システム(200)は、ガス流(230)を圧縮するための多数の圧縮機(210)と、ガス流(230)をさらに圧縮するための1つまたは複数のエジェクタ(270)と、1つまたは複数のエジェクタ(270)の下流に位置する凝縮器(350)と、廃熱源(205)とを含んでもよい。ガス流(230)のリターン部分(390)は、廃熱源(205)を介して1つまたは複数のエジェクタ(270)と連通できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般にガスタービンエンジンに関し、より詳しくは天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル発電所および他の種類の発電設備で使用するためのエネルギー効率の良い二酸化炭素圧縮システムに関する。
【背景技術】
【0002】
発電施設および同様のもので生成される二酸化炭素(「CO2」)は一般に、温室効果ガスであると考えられている。二酸化炭素排出はそれ故に、ますます厳しくなる政府規制を受ける可能性がある。そのため、全発電プロセスで生成される二酸化炭素は好ましくは、大気中に排出されるまたは他の方法で廃棄されるのとは対照的に隔離されるおよび/または他の目的のために再利用されることもある。
【0003】
多くの新しい発電施設は、天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル(「NGCC」)発電所のこともある。そのようなNGCC発電所は一般に、石炭燃焼発電所と比較してより低い量の1メガワット時当たりの二酸化炭素を排出する可能性がある。この排出量の改善は一般に、燃料中の炭素のより低い割合およびまた複合サイクル発電所で達成できるより高い効率に起因することもある。
【0004】
その上、NGCC発電所はまた、そこで生成される二酸化炭素の少なくとも一部分を回収し、貯蔵することもできる。しかしながら、そのような回収および貯蔵処置は、寄生電力流出を伴うこともある。例えば、蒸気が、アミンプラントおよび同様のもので二酸化炭素を分離するために必要とされることもあり、一方電力が、貯蔵および他用途のために二酸化炭素を圧縮するのに必要とされることもある。任意の種類の発電施設でのように、これらの寄生電力流出は、正味の発電出力を低減する可能性がある。プラント効率はそれ故に、周知の二酸化炭素回収、圧縮、および貯蔵システムならびに技術を使うNGCC発電所および同様のものでは失われることもある。
【0005】
それ故に、寄生負荷が低減された二酸化炭素圧縮設備および他の種類の発電所設備を駆動するための改善された発電システムおよび方法が、望まれることもある。そのような寄生負荷の低減はまた、低い二酸化炭素排出が持続するNGCC発電所および同様のものの正味の発電出力も増加させるはずである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第20100180565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願はそれ故に、ガス流とともに使用するためのガス圧縮システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ガス圧縮システムは、ガス流を圧縮するための多数の圧縮機と、ガス流をさらに圧縮するための1つまたは複数のエジェクタと、エジェクタの下流に位置する凝縮器と、廃熱源とを含んでもよい。ガス流のリターン部分は、廃熱源を介してエジェクタと連通できる。
【0009】
本出願はさらに、二酸化炭素流を圧縮するための圧縮システムを提供する。圧縮システムは、二酸化炭素流を圧縮するための多数の圧縮機と、二酸化炭素流をさらに圧縮するためのエジェクタと、エジェクタの下流に位置する凝縮器と、廃熱源とを含んでもよい。二酸化炭素流のリターン部分は、廃熱源を介してエジェクタに戻される。
【0010】
本出願はさらに、ガス流とともに使用するためのガス圧縮システムを提供する。ガス圧縮システムは、ガス流を圧縮するための多数の圧縮機と、圧縮器の下流に位置する凝縮器と、ガス膨張器と、ガス膨張器を駆動するための廃熱源とを含んでもよく、凝縮器の下流のガス流の一部分は、ガス膨張器に送られる。
【0011】
本出願のこれらのおよび他の特徴ならびに改善は、いくつかの図面および添付の特許請求の範囲と併せて取り込むとき次に来る詳細な記述を検討することで当業者には明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】周知の天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル発電所の一部の概略図である。
【図2】図1の天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル発電所とともに使用するための周知のアミンプラントの概略図である。
【図3】図1の天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル発電所とともに使用するための周知の二酸化炭素圧縮システムの概略図である。
【図4】本明細書で述べるような二酸化炭素圧縮システムの概略図である。
【図5】本明細書で述べるような二酸化炭素圧縮システムの代替実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図面を今から参照すると、そこでは同様の数字は、いくつかの図全体にわたって同様の要素を参照し、図1は、周知の天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル(NGCC)発電所10の概略図を示す。NGCC発電所10は、ガスタービンエンジン15を含んでもよい。一般的に述べると、ガスタービンエンジン15は、圧縮機20を含んでもよい。圧縮機20は、入ってくる空気流25を圧縮する。圧縮機20は、圧縮した空気流25を燃焼器30に配送する。燃焼器30は、圧縮した空気流25を圧縮した燃料流35と混合し、その混合物に点火して燃焼ガス流40を生じさせる。単一の燃焼器30だけが図示されるけれども、ガスタービンエンジン15は、任意の数の燃焼器30を含んでもよい。燃焼ガス流40は、次にタービン45に配送される。燃焼ガス流40は、力学的仕事を生成するためにタービン45を駆動する。タービン45で生成された力学的仕事は、圧縮機20ならびに発電機および同様のものなどの外部負荷50を駆動する。
【0014】
NGCC発電所10のガスタービンエンジン15は、天然ガスならびに/または合成ガスおよび同様のものなどの他の種類の燃料を使用することができる。ガスタービンエンジン15は、他の構成を有してもよく、他の種類の構成要素を使用してもよい。他の種類のガスタービンエンジンおよび/または他の種類の発電設備がまた、本明細書で使用されてもよい。
【0015】
NGCC発電所10はまた、熱回収蒸気発生器55を含んでもよい。熱回収蒸気発生器55は、今使用済みの燃焼ガス流60と連通できる。NGCC発電所10はまた、補助的な熱を提供するために熱回収蒸気発生器55より前に追加のバーナー(図示せず)を含んでもよい。熱回収蒸気発生器55は、入ってくる水流65を加熱して蒸気流70を生成することができる。蒸気流70は、蒸気タービン75および/または他の種類の構成要素とともに使用されてもよい。他の構成がまた、本明細書で使用されてもよい。
【0016】
NGCC発電所10はまた、二酸化炭素分離および圧縮システム80を含んでもよい。NGCC発電所10はまた、煙道ガスを少し加圧し、この中での圧力損失を克服するために煙道ガスファン(図示せず)を含んでもよい。二酸化炭素分離および圧縮システム80は、二酸化炭素流85を使用済み燃焼ガス流60から分離することができる。二酸化炭素分離および圧縮システム80は次いで、再利用および/または二酸化炭素貯蔵容器90および同様のものでの隔離のために二酸化炭素流85を圧縮することができる。二酸化炭素85は、ほんの一例として、原油増進回収、さまざまな製造プロセス、および同様のものに使用されてもよい。二酸化炭素分離および圧縮システム80は、他の構成を有してもよく、他の構成要素を使用してもよい。
【0017】
図2は、二酸化炭素分離および圧縮システム80の例のいくつかの構成要素の概略図を示す。二酸化炭素分離および圧縮システム80は、分離システム100の一部としてアミンプラント95を含んでもよい。一般的に述べると、アミンプラント95は、ストリッパー105、アブソーバ(図示せず)、および他の構成要素を含んでもよい。ストリッパー105は、比較的低い温度で二酸化炭素を吸収する能力を持つアルカノールアミン溶媒を使用してもよい。この技術で使用する溶媒には、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジグリコールアミン、メチルジエタノールアミン、および同様のものが含まれてもよい。他の種類の溶媒が、本明細書で使用されてもよい。アミンプラント95は、二酸化炭素流85を使用済み燃焼ガス流60からはぎ取る。
【0018】
アミンプラント95は、熱回収蒸気発生器55、蒸気タービン75、または別の方法からの蒸気抽出から供給されてもよい。しかしながら、蒸気流70は一般に、その中でのアミンの過剰加熱を避けるために過熱防止装置110および同様のもので過熱低減し、飽和蒸気に変換すべきである。過熱防止装置110は、ケトルまたはリボイラー115を介してストリッパー105と連通できる。リボイラー115から出る凝縮液流は次いで、過熱防止装置110または熱回収蒸気発生器55に送られてもよい。他の構成および他の種類の構成要素が、本明細書で使用されてもよい。
【0019】
二酸化炭素流85は次いで、二酸化炭素分離および圧縮システム80の圧縮システム120に転送されてもよい。圧縮システム120は、多数の圧縮機125および多数の中間冷却器130を含んでもよい。多数の気液分離器(図示せず)がまた、本明細書で使用されてもよい。圧縮システム120はまた、二酸化炭素流85を液化するために二酸化炭素液化システム135も含む。二酸化炭素液化システム135は、二酸化炭素凝縮器140を含んでもよい。気液分離器がまた、使用されてもよい。圧縮システム120はまた、二酸化炭素貯蔵容器90と連通するポンプ145を含んでもよい。他の種類のおよび構成の二酸化炭素分離ならびに圧縮システム80は、周知であってもよく、本明細書で使用されてもよい。他の構成および他の種類の構成要素がまた、本明細書で使用されてもよい。
【0020】
図4は、本明細書で述べるような二酸化炭素圧縮システム200を示す。二酸化炭素圧縮システム200はまた、上で述べた圧縮システム120の圧縮機125および中間冷却器130に似た方法で多数の圧縮機210および多数の中間冷却器220を使用してもよい。圧縮機210および中間冷却器220は、従来の設計であってもよい。任意の数の圧縮機210および中間冷却器220が、使用されてもよい。圧縮機210は、例えば上で述べたそれなどの二酸化炭素分離システム100からまたは他の種類の二酸化炭素源からの二酸化炭素流230などのガス流と連通できる。
【0021】
二酸化炭素圧縮システム200はまた、廃熱源205と連通できる。この例では、廃熱源205は、上で述べたそれに似たアミンプラント245の過熱防止装置240ならびに凝縮液冷却器(以下でより詳細に述べる)および同様のものであってもよい。今過熱された蒸気流250は、熱回収蒸気発生器55、蒸気タービン75、または任意の他の熱源からであってもよい。廃熱源205は、その結果過熱防止装置として使用でき、リボイラー260と連通する飽和蒸気流を生じさせることができる。他の構成がまた、本明細書で使用されてもよい。二酸化炭素圧縮システム200はそれ故に、蒸気流250をリボイラー260に入る前に過熱低減することからまたは別の方法で廃熱を使用する。他の廃熱源がまた、本明細書で使用されてもよい。
【0022】
上で述べた圧縮システム120の圧縮機125の1つまたは複数の代わりに、本明細書で述べるような二酸化炭素圧縮システム200は、エジェクタ270を含んでもよい。一般的に述べると、エジェクタ270は、可動部分のない機械装置である。エジェクタ270は、運動量移動に基づいて2つの流体流を混合する。具体的には、エジェクタ270は、リターンポンプ410からの加熱された二酸化炭素流390と連通する原動力となる入口280を含んでもよい(以下でより詳細に述べる)。原動力となる入口280は、原動力となる流れの静圧を吸引圧力より下の圧力まで下げるために一次ノズル290につながってもよい。エジェクタ270はまた、吸入口300も含む。吸入口300は、上流の圧縮機210からの二酸化炭素流230と連通できる。吸入口300は、二次ノズル310と連通できる。二次ノズル310は、それの静圧を降下さるために二次流れを加速することができる。エジェクタ270はまた、混合流330を生じさせるように2つの流れを混合するために混合管320を含んでもよい。エジェクタ270はまた、混合流330を減速し、静圧を取り戻すためのディフューザー340を含んでもよい。他の構成が、本明細書で使用されてもよく、他の種類のエジェクタ270が、本明細書で使用されてもよい。1つまたは複数のエジェクタが、本明細書で使用されてもよい。
【0023】
二酸化炭素圧縮システム200はまた、エジェクタ270の下流に二酸化炭素凝縮器350を含んでもよい。二酸化炭素凝縮器350は、上で述べたそれに似た方法で混合流330を液体流360に凝縮する。気液分離器がまた、使用されてもよい。圧縮機210およびエジェクタ270は、凝縮器350での液化に十分な圧力まで混合流330を圧縮する必要がある。
【0024】
流れ分離器370は、凝縮器350の下流に置かれてもよい。液体流360は、貯蔵流380およびリターン流390に分離できる。貯蔵流380は、貯蔵ポンプ400を介して二酸化炭素貯蔵容器90および同様のものに転送できる。リターン流390は、リターンポンプ410を介して加圧でき、廃熱源205または他の熱源を介して加熱できる。リターン流390は、エジェクタ270での原動力となる流れとしてまたは他の方法で使用できる。リターン流390はまた、アミンプラント245のリボイラー260の下流の凝縮液冷却器420でまたは他の方法で加熱されてもよい。凝縮液冷却器420は、従来の熱交換器および同様のものであってもよい。他の構成が、本明細書で使用されてもよい。
【0025】
二酸化炭素圧縮システム200はそれ故に、効率的な二酸化炭素圧縮を提供するために多数の中間冷却される圧縮機210、エジェクタ270、および廃熱源205を使用する。具体的には、最後の中間冷却される圧縮機210は、エジェクタ270で置き換えてもよい。エジェクタ270はそれ故に、他の種類の寄生電力の代わりに過熱防止装置240からの低温廃熱または他の方法を利用する。最後の圧縮段は普通、最も効率が低いので、最後の圧縮機210をエジェクタ270で置き換えることは、発電所の全体の効率バランスを改善するはずである。
【0026】
エジェクタ270はそれ故に、ベンチュリ(Venturi)効果を介して吸引流を取り込むために原動力となる流れの圧力エネルギーを変換する。エジェクタ270を離れる混合流330は次いで、凝縮器350で液化できる。液体流360の一部分は次いで、貯蔵でき、一方リターン流390は、全体の圧縮効率をさらに改善するために凝縮液冷却器420を介して加熱し、原動力となる流れとしてエジェクタ270に戻すことができる。
【0027】
二酸化炭素圧縮システム200はそれ故に、全体の効率を改善するために現在は利用されていない2つの熱源を使用する。具体的には、二酸化炭素圧縮システム200は、原動力となる流れを提供するために過熱防止装置240で利用できる熱を含む。さらに、アミンプラントのリボイラー260から出る凝縮液はまた、リターン流390を再加熱するためにも使用できる。凝縮液を熱回収蒸気発生器55に戻る前に冷却することは、凝縮液が、熱回収蒸気発生器55を離れる煙道ガスの温度を低減するという点で有利である。そのため、煙道ガスファンを駆動するためにより少ない電力しか必要とされない可能性がある。より後の圧縮段に必要とされる寄生電力はそれ故に、廃熱源205および蒸気流250の使用を所与として全体の電力需要を低減するようにリターンポンプ410だけに依存する。さらに、全体の可動部分の数は、所要の整備を低減し、全体の構成要素寿命を改善するためにエジェクタ270を使用することで低減される。
【0028】
図5は、二酸化炭素圧縮システム430の代替実施形態を示す。この例では、中間冷却される圧縮機210は、二酸化炭素凝縮器350と直接連通する。エジェクタ270を使用する代わりに、二酸化炭素膨張器440が、過熱防止装置240およびリターン流390の下流に置かれてもよい。二酸化炭素膨張器440は、二酸化炭素タービン450を含んでもよい。二酸化炭素膨張器440は、凝縮器350のすぐ上流の流れ結合部460と連通できる。他の構成が、本明細書で使用されてもよい。
【0029】
中間冷却される圧縮機210はそれ故に、二酸化炭素流230を加圧し、一方凝縮器350は、液体流360を生じさせ、それは次いで、ポンプ400、410によってさらに加圧される。リターン流390は次いで、凝縮液冷却器420および過熱防止装置240で再加熱し、次いで二酸化炭素タービン450で膨張させることができる。二酸化炭素圧縮システム430の第2の実施形態はそれ故に、圧縮機210の出口とほぼ同じ圧力までリターン流390の膨張を提供するために上で述べた廃熱源205からの蒸気流を使用する。タービン450はまた、1つまたは複数の圧縮機210と機械的に結合されてもよい。他の構成が、本明細書で使用されてもよい。
【0030】
本明細書での第1の実施形態はそれ故に、エジェクタ270が可動部分を有さないという利点を有する。本明細書での第2の実施形態はそれ故に、二酸化炭素膨張器440がより高い効率を有するという利点を有する。両方の実施形態は、同じ意義および重要性を持つ。
【0031】
前述のことは、本出願のある実施形態に関するだけであり、多くの変化および変更が、次に来る特許請求の範囲およびそれらの等価物によって規定されるような本発明の一般的精神および範囲から逸脱することなく当業者によって本明細書で行われてもよいことは、明らかなはずである。
【符号の説明】
【0032】
10 天然ガス燃焼ガスタービン複合サイクル(NGCC)発電所
15 ガスタービンエンジン
20 圧縮機
25 空気流
30 燃焼器
35 燃料流
40 燃焼ガス流
45 タービン
50 負荷
55 熱回収蒸気発生器
60 使用済み燃焼ガス
65 水流
70 蒸気流
75 蒸気タービン
80 二酸化炭素分離および圧縮システム
85 二酸化炭素流
90 貯蔵容器
95 アミンプラント
100 分離システム
105 ストリッパー
110 過熱防止装置
115 リボイラー
120 圧縮システム
125 圧縮機
130 中間冷却器
135 液化システム
140 凝縮器
145 ポンプ
200 二酸化炭素圧縮システム
205 廃熱源
210 圧縮機
220 中間冷却器
230 二酸化炭素流
240 過熱防止装置
245 アミンプラント
250 蒸気流
260 リボイラー
270 エジェクタ
280 原動力となる入口
290 一次ノズル
300 吸入口
310 二次ノズル
320 混合管
330 混合流
340 ディフューザー
350 凝縮器
360 液体流
370 流れ分離器
380 貯蔵流
390 リターン流
400 貯蔵ポンプ
410 リターンポンプ
420 凝縮液冷却器
430 二酸化炭素圧縮システム
440 膨張器
450 タービン
460 流れ結合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス流(230)とともに使用するためのガス圧縮システム(200)であって、
前記ガス流(230)を圧縮するための複数の圧縮機(210)と、
前記ガス流(230)をさらに圧縮するための1つまたは複数のエジェクタ(270)と、
前記1つまたは複数のエジェクタ(270)の下流に位置する凝縮器(350)と、
廃熱源(205)とを備え、
前記ガス流(230)のリターン部分(390)は、前記廃熱源(205)を介して前記1つまたは複数のエジェクタ(270)と連通できる、ガス圧縮システム(200)。
【請求項2】
前記廃熱源(205)は、過熱防止装置(240)からの蒸気流(250)を含む、請求項1記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項3】
前記過熱防止装置(240)は、アミンプラント(245)の一部分を下流に備える、請求項2記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項4】
前記1つまたは複数のエジェクタ(270)は各々、前記ガス流(230)の前記リターン部分(390)と連通する原動力となる入口(280)および前記ガス流(230)と連通する吸入口(300)を備える、請求項1記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項5】
前記1つまたは複数のエジェクタ(270)は各々、前記ガス流(230)の前記リターン部分(390)と連通する一次ノズル(290)および前記ガス流(230)と連通する二次ノズル(310)を備える、請求項1記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項6】
前記ガス流(230)の前記リターン部分(390)を前記1つまたは複数のエジェクタ(270)に戻すために前記凝縮器(350)の下流にリターンポンプ(410)をさらに備える、請求項1記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項7】
前記リターンポンプ(410)の下流にありかつ前記廃熱源(205)と連通する凝縮液冷却器(420)をさらに備える、請求項6記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項8】
前記凝縮器(350)の下流に貯蔵ポンプ(400)および貯蔵容器(90)をさらに備える、請求項1記載のガス圧縮システム(200)。
【請求項9】
前記凝縮器(350)の下流に流れ分離器(370)をさらに備える、請求項1記載のガス圧縮システム(200)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−117528(P2012−117528A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−258404(P2011−258404)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】