説明

交換型記録媒体を使用するデ−タ蓄積装置

USBインタフエ−スにおけるファ−ムウェアの書き換えを容易且つ迅速に行うことができなかった。
【解決手段】 USBケ−ブル2、4を切り離し、バ−ジョンアップ用のフロッピ−ディスクをタ−ンテ−ブル9a上に挿入し、電源を投入する。これにより、FDD本体部6がホストコンピュ−タ1に接続されていないことが確認され、フロッピ−ディスクからのバ−ジョンアップ用ファ−ムウェアの読み出しが実行され、USBインタフェ−ス29のEEPROMのファ−ムウェアの書き換えが自動的に実行される。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュ−タシステムにおいて上位装置に接続されるフロッピ−ディスク装置、CD−ROMドライブ、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テ−プ装置等のデ−タ蓄積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上位装置としてのホストコンピュ−タには、フロッピ−ディスク装置、CD−ROMドライブ等のデ−タ蓄積装置即ちデ−タ記録再生装置が周辺装置(ペリフェラルデバイス)の一種として接続される。ところで近年、汎用バスとしてのUBS(Universal Serial Bus)ポ−ト(コネクタ)を備えたパソコンが開発された、USBポ−トと周辺装置との間に設けられるUBSインタフェ−スはシリアルインタフェ−スであり、USBハブと呼ばれている中継装置を使用して複数の周辺装置をツリ−状に接続できるという特長を有している。この種のUSBインタフェ−スを使用すると、周辺装置の使い勝手が大幅に向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フロッピ−ディスク装置等の周辺装置に一体的に設けられるか、又はホスト装置と周辺装置との間に配置されるUSBインタフェ−スはCPU、RAM、ROM等を含み、上位装置に対して周辺装置を適合させる。この適合をとるためのUSBインタフェ−スのROMにはファ−ムウェア(firmware)即ちマイクロプログラムが格納されている。ところで、周辺装置のホスト装置に対する適合性を高める目的等のために、USBインタフェ−スのファ−ムウェアのバ−ジョンアップを図ることが必要になる場合がある。従来は、この場合次のいずれかの方法を採用した。
(1) ファ−ムウェアが格納されているROMを交換する。
(2) ファ−ムウェアのROMとしてEEPROM即ちフラッシュメモリを使用し、この内容を書き換えるしかし、上記(1)の方法では、周辺装置をこのメ−カに送ることが必要になり、時間及び費用がかかる。また、上記(2)の方法は、ユ−ザによってバ−ジョンアップを図ることも可能であるが、必ずしも簡単な操作ではないので、誤ってファ−ムウェアの書き換えが行われる可能性があり、この場合には周辺装置が正常に動作しなくなる。今、ファ−ムウェアのバ−ジョンアップについて述べたが、周辺装置又はインタフェ−スのテスト等のためにホスト装置に無関係に周辺装置を動作させたいことがある。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、上位装置に無関係に容易に動作させることができるデ−タ蓄積装置を提供することにある。本発明の第2の目的はファ−ムウェアの書き換えを容易に行うことができるデ−タ蓄積装置を提供することにある。本発明の第3の目的は、自己のテストを容易に実行することができるデ−タ蓄積装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成するための発明は、上位装置のための第1のデ−タが記録されている第1の記録媒体と前記上位装置で使用されない第2のデ−タが記録されている第2の記録媒体とを選択的に装着することができ且つ前記第1のデ−タ及び前記第2のデ−タを選択的に読み取ることができるデ−タ変換手段と、前記デ−タ変換手段を前記上位装置に選択的に接続するための接続手段と、前記接続手段を介して前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されているか否かの判定と前記第2の記録媒体が前記デ−タ変換手段に装着されているか否かの判定とを行い、前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されていることを示す判定結果が得られた時には前記上位装置の指示に従って前記デ−タ変換手段を動作させ、前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されていないことを示す判定結果が得られ且つ前記第2の記録媒体が前記デ−タ変換手段に装着されていることを示す判定結果が得られた時には前記第2の記録媒体の前記第2のデ−タの読み取りを実行するように前記デ−タ変換手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とするデ−タ蓄積装置に係わるものである。なお、請求項2に示すように、電力供給開始に応答して上位装置に対するデ−タ変換手段の接続状態を判定することが望ましい。また、請求項3に示すように電力供給開始から所定時間内にデ−タ変換手段の上位装置に対する接続状態を判定することが望ましい。また、請求項4に示すように、上位装置が発生する接続確認信号(例えばSOFと呼ばれているフレ−ムのスタ−トを示す信号)の有無によってデ−タ変換手段の上位装置に対する接続状態を判定することができる。また、上記第2の目的を達成するために、請求項5に示すようにファ−ムウェアを含むインタフェ−スを有し、ファ−ムウェアの書き換え手段を設けることができる。また、請求項6に示すようにUSBインタフェ−スを使用することができる。また、請求項7に示すように、フレ−ム開始信号(SOFパケット)の有無によって上位装置に対するデ−タ変換手段の接続状態を判定することができる。また、請求項8に示すようにインタフェ−スのファ−ムウェア格納メモりを電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ即ちフラッシュメモリ又はフラッシュEEPROMとすることが望ましい。また、請求項9に示すように、デ−タ変換手段はデ−タ書き込みも可能であることが望ましい。また、請求項10に示すように、記録媒体をフロッピ−ディスクとすることができる。また、請求項11に示すように、第2の記録媒体をデ−タ変換手段と制御手段との少なくとも一方のテスト用プログラムを記録したものとすることができる。
【0006】
【発明の効果】請求項1〜4の発明によれば、デ−タ変換手段が上位装置に対して接続されていないことの判定結果によって第2の記録媒体のデ−タの読み取りを自動的に開始することができ、上位装置に拘束されない第2の記録媒体のデ−タの読み取りを容易に行うことができる。また、請求項2及び3の発明によれば、電力供給開始を示す信号に応答して上位装置に対するデ−タ変換装置の接続状態の判定を行うので、第2の記録媒体のデ−タの読み取りを自動的且つ迅速に開始させることができる。また、請求項3の発明によれば上位装置の接続状態の判定を所定時間中に行うので、所定時間中に複数の接続情報(例えばSOF)を得ることができ、信頼性の高い判定ができる。また、請求項4の発明によれば、上位装置が発行する接続確認信号の有無によって上位装置に対する接続状態を判定するので、この判定を容易且つ確実に行うことができる。また、請求項5及び6に示す発明によれば、インタフェ−スのファ−ムウェアの書き換えを容易且つ迅速に実行することができる。また、請求項7の発明によれば、フレ−ム開始信号の有無によってデ−タ変換手段の上位装置に対する接続状態を判定するので、この判定を容易且つ迅速に実行し、ファ−ムウェアの書き換えを容易且つ迅速に行うことができる。また、請求項8の発明によれば、ファ−ムウェアの書き換えを容易且つ迅速に行うことができる。また、請求項9の発明によれば、記録も可能であるので、デ−タ蓄積装置の使用範囲を拡大することができる。また、請求項10の発明によれば、記録媒体を安価に提供することができる。また、請求項11の発明によれば、デ−タ変換手段又は制御手段のテストを容易且つ迅速に行うことができる。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に、図面を参照して本発明の実施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【第1の実施例】図1は本実施例に従うコンピュータシステムを概略的に示すものである。このコンピュータシステムは、上位装置又はホストコンピュ−タとしてのパーソナル・コンピュータから成るUSBコネクタを有するホスト・コンピュータ1にUSBケーブル2及びUSBハブ(hub )3及びUSBケーブル4を介してデ−タ蓄積装置としてのフロッピーディスクドライブ装置5を接続することによって構成されている。コンピュータ1は周知のようにCPU、ROM、RAM、キーボード、HDD、CD−ROM、ディスプレイ等から成る。
【0009】フロッピーディスクドライブ装置5は、大別してデ−タ変換手段としてのフロッピーディスクドライブ(FDD)即ち3.5インチ型FDD本体部6とインタフェース部7とから成る。FDD本体部6は、交換型記録媒体としてのフロッピーディスク(可撓性磁気ディスク)8を使用してデータ変換即ち記録及び再生を実行するものであって、ディスク回転用モータとしてのスピンドルモータ9と、この駆動回路10と、一対の信号変換磁気ヘッド11、12と、ヘッドキャリッジ13と、ステッピングモータ14と、この駆動回路15と、回転運動・直線運動変換手段としてのリ−ドスクリュウ機構16と、リード・ライト回路17と、トラックゼロセンサ18と、制御回路19とを有している。なお、FDD本体部6における図1に示されている種々の構成要素及び図示されていない周知のディスクローディング機構、インデックスセンサ等は、容器(図示せず)に収容されている。
【0010】ディスク8はこのケースを伴なってFDD本体部6の容器に挿入され、スピンドルモータ9に結合されたターンテーブル9aに装着され、データの記録再生時にはスピンドルモータ9によって360rpmまたは300rpmに回転される。スピンドルモータ9に接続された駆動回路10はモータ9に電力を供給するものであり、電源端子10aを有している。また、駆動回路10は制御回路19にも接続され、モータオン信号Monに基づいて動作する。
【0011】一対のヘッド11、12はキャリッジ13に保持され、信号変換時にはディスク8の下面及び上面に接触する。
【0012】ヘッド11、12をディスク8の半径方向に移送するためのヘッド移送手段を構成するために、ステッピングモータ14とキャリッジ13の間に周知のリードスクリュ機構16が配置されている。ステッピングモータ14に結合された駆動回路15は、ステッピングモータ14の励磁制御及び駆動を司るものであって、電源端子15aを有している。また、駆動回路15は制御回路19に接続され、ステップパルスSp とステップ方向信号Dr に基づいて動作する。
【0013】リード・ライト回路17は、一対のヘッド11、12と制御回路19との間に接続され、データを記録するための周知のライト回路と、データを再生するための周知のリード回路とを含む。また、リード・ライト回路17は電源端子17aを有する。
【0014】トラックゼロセンサ18は、キャリッジ13の位置の変化によってヘッド11、12のトラックゼロ(最外周トラック)の位置を光学的に検出して制御回路19に通知する周知のセンサである。
【0015】制御回路19は、インタフェース部7の出力ライン20、21、22、23、24から供給されるモータオン信号Mon、ドライブセレクト信号Ds 、ステップパルスSp 、ステップ方向信号Dr 、ライトデ−タWdに基づいてFDD本体部6の各部を制御してデータの記録及び再生を実行し、またライン25によってリードデータRd を、またライン26によってトラックゼロ検出信号Tooをインタフェース部7に送るものである。制御回路19に内蔵されているリキャリブレーション信号発生回路27は、電源投入時又はディスク8が挿入された後のスピンドルモータ9の起動期間の終了後の所定時間にヘッド10、11をトラックゼロに位置させるようにステッピングモータ14を駆動するための内部ステップパルスを発生する回路である。なお、制御回路19とインタフェース部6との間は図1に示す代表的な信号ライン20〜26の他に、実際には更に多くの信号ラインが設けられている。しかし、これ等は説明を簡単にするために図1から省かれている。
【0016】インタフェース部7は、1枚のプリント基板上にFDD制御器即ちFDC28と、USBインタフェース29と、電源回路30とを配置することによって構成されており、インタフェースボードと呼ぶことができるものである。インタフェース部7はUSBケーブル4によって周知のUSBハブ3に接続されている。なお、USBケーブル4の一方の端のコネクタ4aはUSBハブ3が着脱自在にに結合され、他方の端のコネクタ4bはインタフェース部7のコネクタ31に着脱自在に結合されている。また、USBハブ3とコンピュータ1との間のケーブル2の一端はコネクタ2bによってコンピュータ1のUSBコネクタ1aに着脱自在に結合され、他端のコネクタはハブ3に結合されている。周知のようにUSBケーブル2、4は2本の電源線からなる電力供給用バスと2本の信号線からなる信号バスとから成る。またUSBハブ3は電源32を有し、USBハブ3の下流のケーブルに電力を供給する。なお、図1においてUSBケーブル4にコネクタ31で接続された信号ライン33は、ケーブル4内の2本信号線に接続される2本の信号ラインを包括的に示す信号伝送路である。なお、本実施例のフロッピ−ディスクドライブ装置5はセルフパワ−ド周辺装置と呼ばれるものであって、USBバス4に含まれているパワ−バスを使用しない構成になっており、電源ライン34が電源スイッチ34bを介して5Vの直流電源34aに接続されている。直流電源34aは電池、又は交流電源に接続された整流回路で構成される。直流電源34aを整流回路で構成する場合には、電源スイッチ34bを省いて商用交流電源としてのコンセントに差し込むプラグをスイッチの代りに利用することができる。図1ではUSBケーブル4がUSBハブ3に接続されているが、USBケーブル4をコンピュータ1のUSBコネクタ1aに直接に結合することもできる。また、USBハブ3は4個の出力側コネクタを有するので、全部で4個のUSBケーブルを結合させることができる。インタフェース部7の出力側はコネクタ35によってFDD本体部6のコネクタ36に結合されている。なお、インタフェース部7とFDD本体部6との間にもケーブルを介在させることができる。図1において、デ−タ変換手段としてのFDD本体部6はインタフェ−ス部7及び選択的接続手段としてのUSBケ−ブル2及び4及びハブ3を介してコンピュ−タ1に接続されている。
【0017】FDC28は、フロッピーディスクドライブの分野で周知のものであり、ライン20、21、22、23、24に周知のモータオン信号Mon、ドライブセレクト信号Ds 、ステップパルスSp 、ステップ方向信号Dr 、ライトデータWd を出力し、またライン25、26のリードデータRd 及びトラックゼロ検出信号Too等を受け入れる。このFDC28の電源端子28aは5Vの電源ライン34に接続されている。図2にはFDC28の内部の一部が原理的に示されている。FDC28に含まれているモータオン信号発生回路37はスピンドルモータ9の駆動を指令するモータオン信号Monを発生する。ステップパルス発生回路38はステッピングモータ14の駆動を指令するステップパルスSp を発生する。
【0018】USBインタフェース29はホストコンピュータ1とFDC28との間に接続されている。即ち、USBインタフェース29の入力側端子はUSBケーブル4とハブ3とUSBケーブル2を介してホストコンピュータ1に接続され、出力側端子はバス39によってFDC28に接続されている。また、USBインタフェース29の電源端子40は電源回路30の3.3Vの出力ライン41に接続されている。また、USBインタフェ−ス29は電源オンを検出するために5V電源ライン34にも接続されている。USBインタフェース29は図2に概略的に示すようにシリアル伝送の信号線33に接続される入出力回路42と、CPU(中央処理装置)43と、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシユEEPROM44と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)45と、タイマ46と、DMAC(直接メモリアクセスコントロ−ラ)47と、電力供給開始検出即ち電源オン検出回路48とを有し、これ等はバス39に接続されている。このUSBインタフェース29はUSBの規格に従うシリアルデータをFDC28に適合する形式のデータに変換し、また、FDC28の出力データをUSBの規格に従うシリアルデータに変換してホストコンピュータ1に送る。なお、図2におけるCPU43、ROM44、RAM45をインタ−フェ−ス29に含めたが、これ等の一部又は全部をFDC28に含めることもできる。
【0019】EEPROM44は、USBインタフェ−スのためのファ−ムウェア(firmware)領域49即ちマイクロプログラムの格納領域と、本発明における制御手段の一部としての初期動作(スタ−トアップ)及びファ−ムウェア書き換えプログラム領域50とを含む。領域50の初期動作及び書き換えプログラムは、フロピ−ディクドライブ装置5の初期動作ル−チンと領域49のファ−ムウェアを書き換え制御するル−チンとを含むものであって後述する図6及び図7に示すように構成されている。
【0020】CPU43及びRAM45は、領域49のファ−ムウェアに従う処理の実行と、領域50の初期動作ル−チンを伴った書き換えプログラムに従う処理の実行とを行う制御手段である。タイマ46は接続状態検出のための所定時間の設定等に使用されるものである。DMAC47はデ−タのDMA転送を制御するものである。
【0021】電源オン検出回路48は5Vの電源ライン34によってFDD本体部6及びインタフェ−ス部7に対する電力供給が開始されたか否かを検出するものであり、一般にパワ−オンリセット信号と呼ばれている電源オン検出信号を得るものであり、この電源オン検出信号はCPU43及び図1のリキャリブレ−ション信号発生回路27等に送られる。なお、この実施例では電源オン検出回路48をインタフェ−ス29に含めたが、インタフェ−ス29の外の例えば図1の制御回路19の中に設けることもできる。
【0022】図1の電源回路30は5V電源ライン34に接続され、3.3V出力ライン41、4.3V出力ライン51、5V出力ライン52を有する。4.3V出力ライン51はステッピングモ−タ駆動回路15の電源端子15aに接続されている。5V出力ライン52はスピンドルモ−タ駆動回路10の電源端子10a、リ−ドライト回路17の電源端子17a、制御回路19の電源端子19aに接続されている。ステッピングモ−タ14に供給する電圧をスピンドルモ−タ9に供給する電圧よりも低くすることによってスピンドルモ−タ14の駆動時の電流値を低い値にすることができる。なお、本実施例の電源回路30は、ライン51及びライン52に対する電力供給期間を制御するスイッチ(図示せず)を含み、スピンドルモ−タ9とステッピングモ−タ14の起動電流が同時に流れることを防いでいる。
【0023】このドライブ装置5は、発光ダイオ−ドから成る表示素子53を有している。この表示素子53は制御回路19の制御によってフロッピ−ディスク8を使用してデ−タを変換する間即ちアクセス中に点灯する。また、この表示素子53は書き換え用の第2のフロッピ−ディスク8aのデ−タを読み取り、EEPROM44に新しいファ−ムウェアを書き込む時にも点灯し、ユ−ザにファ−ムウェアの書き換え中であることを知らせる。また、ファ−ムウェアの書き込みが終了すると、表示素子53が点滅し、ファ−ムウェアの書き込み終了をユ−ザに知らせる。従って、ファ−ムウェアの書き換えの確認を容易に行うことができる。
【0024】フロッピ−ディスクドライブ装置5のスピンドルモ−タ9には、第1及び第2の記録媒体としての第1及び第2のフロッピ−ディスクが選択的に装着される。図1にはコンピュ−タ1によって使用される第1のデ−タが記録された第1の記録媒体としての第1のフロッピ−ディスク8が示されている。図3はファ−ムウェアが記録された第2のフロッピ−ディスク8aの第2のデ−タの記録形態を示す。第2のフロッピ−ティスク8aは第1のフロッピ−ディスク8と同一の機械的構成を有し、図1のタ−ンテ−ブル9aに装着して使用される。第2のフロッピ−ディスク8aは図3から明らかなようにファ−ムウェア書き換え用ディスク識別デ−タ記録領域A1 と書き換え用デ−タ記録領域A2 とを有する。これ等の領域A1 、A2 はフロッピ−ディスク8aのサイド0の面(下面)のトラック0(最外周トラック)に設けられている。なお、書き換え用デ−タ領域A2 のデ−タはバ−ジョンアップのファ−ムウェアである。
【0025】ホストコンピュタ1に従って第1のフロッピ−ディスク8に対するデ−タの記録又は再生を行うなう時には、図1に示すようにホストコンピュ−タ1にUSBケ−ブル2、ハブ3、USBケ−ブル4を介してフロッピ−ディスクドライブ装置5を接続し、第1のフロッピ−ディスク8をタ−ンテ−ブル9a上に挿入し、また電源スイッチ34bをオンにしてディスク8をスピドルモ−タ9で回転し、一対のヘッド11、12によってデ−タの記録又は再生を実行する。
【0026】USBインタ−フェ−ス29のEEPROM44におけるファ−ムウェア領域49のファ−ムウェアの書き換えを実行する時には、USBケ−ブル2及び4のいずれか一方又は両方を取り外すことによってホストコンピ−ユ−タ1からフロッピ−ディスクドライブ装置5を切り離す。次に、図3に示すようにバ−ジョンアップのための書き換え用デ−タ(ファ−ムウェア)が記録された第2のフロッピ−ディスク8aを図1のタ−ンテ−ブル9a上に装着し、しかる後電源スイッチ34bをオンにする。これにより、図2の電源検出回路48が電源オンを示す信号を発生し、図5及び図6に示すスタ−トアップ及びファ−ムウェア書き換えプログラムの動作が開始する。即ち、CPU43はEEPROM44の領域50の初期動作(スタ−トアップ)及び書き換え用プログラム読み出してRAM45に格納し、このプログラムに従ってスタ−ト及びファ−ムウェアの書き換えが実行される。図5のフロ−チャ−トにおいて、ステップS1 でプログラムに従う処理がスタ−トすると、次にステップS2 に示すようにタイマ46に所定時間として5秒間の計測が開始する。ステップS3 においては、タイマ46で計測している5秒間内に、SOFパケットが3回検出されたか否かを判定する。ホストコンピュ−タ1はUSBケ−ブル2に図4に概略的に示すように複数フレ−ムの配列を出力する。即ちUSBハブ3には複数の周辺装置が接続可能であるので、複数の周辺装置とホストコンピュ−タ1との間のデ−タ転送を時分割で行うために図4に示すように時間幅1msの単位フレ−ムの中にSOF(Start Of Frame) パケット即ちフレ−ム開始信号領域A10、第1の周辺装置用領域A11、第2の周辺装置用領域A12等を割り当てたフレ−ム列をコンピュ−タ1が出力する。もし、コンピユ−タ1がUSBケ−ブル2、4を介してフロッピ−ディスクドライブ装置5に接続されているとすれば、電源投入から5秒以内にSOFパケットが3回検出されたことを示すYESの出力がステップS3 で得られ、ステップS4 においてタイマ46による5秒間の計測を直ちに停止し、EEPROM44のファ−ムウェア49を読み出してRAM45に格納し、第1のフロッピ−ディスク8による通常のデ−タ記録再生を開始させる。従って、ステップS1 〜S5 は初期動作ル−チンである。
【0027】ステップS3 においてSOFパケットが3回検出されないことを示すNOの出力が発生している時には、ステップS6 においてタイマ46による5秒間の計測が終了したか否かが判定され、5秒間の終了を待つ。ステップS6 において5秒間の計測の終了を示すYESの出力はフロッピ−ドライブ装置5がコンピ−ユ−タ1に接続されていないことを示す。従って、図5のステップS1 、S、S3 、S6 は接続状態判定手段に相当する。ステップS6 においてタイムオ−バ−即ちコンピュ−タ1が接続されていないことを示すYESの出力が得られた時には、図6のステップS7 においてFDD本体部6がレデイ(Ready )状態即ち記録再生準部完了状態にあるか否かを判断する。レデイ状態はディスク8又は8aがタ−ンテ−ブル9aに装着され、且つヘッド11、12ディスク8又は8aのトラック零に位置決めされている状態である。なお、図1にはディスクセンサ(図示せず)が設けられており、ディスク8又は8aのタ−ンテ−ブル9a上への装置を検出しレデイ検出のために制御回路19に送るように構成されている。また、電源スイッチ34bのオンによって電源が投入されると、リキャリブレ−ション信号発生回路27が動作し、ディスク8又は8aのトラックゼロに対するヘッド11、12の位置決めが実行される。ステップS7 においてもしレデイでないことを示すNOの出力得られた時にはステップS11でプグラムを終了させる。他方、ステップS7 でレデイを示すYESの出力が得られた時には、次のステップS8 でフロッピ−ディスク8aのサイド0のトラックゼロのセクタ1図3に示す領域A1 の書き換え用ディスク識別デ−タを読み取る。次にステップS9において、ディスク識別デ−タに基づいてファ−ムウェアに書き換え用ディスク8aがタ−ンテ−ブル9a上に装着されているか否かを判定する。書き換え用ディスク識別信号は、例えば「TEAC USB−FDD UPDATE PROGRAM VER.1.0」である。ROM44に格納された識別信号とディスク8aから読み取った識別信号とをCPU43で比較し、両者が一致したら書き換え用ディスクを示すYESの出力を発生させ、次のステップS10に移り、ディスク8aの領域A2 の書き換え用デ−タ即ちファ−ムウェアを読み出してRAM45に格納した後に、EEPROM44のファ−ムウェア49を消去し、ディスク8aから読み取った新しいファ−ムウェアEEPROM44に書き込み、しかる後、ステップS11で書き換えのプログラムを終了させる。なお、ステップS9で書き換え用ディスク8aで書き換え用ディスク8a以外のディスクを示すNOの出力が得られた時にはステップS11で書き換えプログラムを終了させる。
【0028】上述から明らかなように本実施例によれば、USBケ−ブル2又は4を外し、電源スイッチ34bを投入し、書き換え用ディスク8Aをタ−ンテ−ブル9a上に挿入するのみでファ−ムウェアの書き換えが実行される。従って、ファ−ムウェアの書き換えを実行するめの機械的スイッチを設けなくても、ファ−ムウェアの書き換えを容易に行うことができる。機械的スイッチは比較的コストが高いので、コストの上昇を押さえてファ−ムウェアの書き替えを実行できる。また、ホストコンピュ−タ1を使用しないでファ−ムウェアを書き換えるので、ホストコンピュ−タ1の状態に左右されないで、ファ−ムウェアの書き換え作業を安定的に進めることができる。また、ユ−ザに対して書き換え用フロッピ−ディスク8aを供給するのみでよいので、安価且つ短期間にファ−ムウェアの書き換えを行うことができる。
【0029】
【第2の実施例】次に、図7を参照して第2の実施例のフロッピ−ディスクドライブ装置5aを説明する。但し、図7において図1と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0030】図7のドライブ装置5aは、電源の構成において図1のドライブ装置5と相違し、この他は図1と同一に構成されている。即ち、図7のドライブ装置5aはバスパワ−ド周辺装置と呼ばれているものであって、電源ライン34がUSBケ−ブル4に含まれている5Vの電源バスに接続されている。なお、ハブ3は電源32を有しているので、ハブ3の電源32からドライブ装置5aのための電力が供給されることになる。
【0031】このバスパワ−型のドライブ装置5aにおいてUSBインタフェ−ス29に含まれている図2のEEPROM44のファ−ムウェアと同様なものを書き換える時には、USBケ−ブル4の信号バスを切断し、電源バスのみのケ−ブルを用意し、これを図7のUSBケ−ブル4の代わりにハブ3とインタフェ−ス部7との間に接続する。これにより、第1の実施例のファ−ムウェア書き換え時の電源投入と同一状態となり、ファ−ムウェア書き換え用ディスク8aをタ−ンテ−ブル9a上に挿入することにより、図5と同一のプログラムによって書き換え処理が行われる。従って、第2の実施例は第1の実施例と同一の効果を有する。
【0032】
【第3の実施例】次に、図8〜図10及び第1の実施例と共通している図1を参照して第3の実施例のフロッピ−ディスクドライブ装置を説明する。第3の実施例は、図1及び図2のUBSインタフェ−ス29を図8のUSBインタフェ−ス29aに変形し、また、図3の第2のフロッピ−ディスク8aの代わりに図9に示す自己診断用記録媒体としてのフロッピ−ディスク8bを使用する他は第1の実施例と同様に構成したものである。従って、図8において図2と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、また、図1と共通する部分の説明も省略する。
【0033】図8におけるEEPROM44の領域50′に格納されている初期動作プログラムは図2の領域50に格納されている初期動作及び書き替えプログラムの一部に相当するものであって、自己診断即ちセルフテストの開始に必要なスタ−トアッププログラムである。この領域50′のプロクラムは電源オン検出回路48から得られる電源オンの検出を示す信号に応答して読み出されてRAM45に格納される。なお、この領域50′の最初動作プログラムは、図10に示す初期動作ル−チンS20とステップS21及びS22に相当する。なお、図10R>0の初期動作ル−チンS20は図5及び図6のステップS1 〜S8 と実質的に同一である。
【0034】自己診断用フロッピ−ディスク8bは図9に説明的に示すように自己診断用ディスク識別デ−タの記録媒体A31と、自己診断プログラムの記録領域A32と、診断結果記入領域A33とを有する。領域A32の自己診断プログラムは、次のテストを実行するものである。
(1) CPU43のテスト、即ちCPU43にコマンドを投入し、その結果によりCPU43の良否を判断するテスト。
(2) ROM44及びRAM45のテスト、即ち所定のアドレスを指定したROM44及びRAM45の読み出し動作、及びRAM45においては書き込み動作の良否を判定するテスト。
(3) タイマ46、USB入出力回路42、FDC28のテスト、即ちCPU43を取り巻く周辺回路の良否判定テスト。
(4) フォ−マットテスト、即ちフロッピ−ディスク8bを実際にフォ−マットし、この良否を判断するテスト。なお、このフォ−マットテストを実行する前にフロッピ−ディスク8bの全デ−タをRAM45に移しておくことが必要になる。
(5) リ−ド/ライトテスト、即ち、フロッピ−ディスク8bの先頭ブロックと最終ブロックにおけるデ−タの記録再生の良否の判定テスト。
【0035】自己診断を行う時には、第1の実施例と同様にUSBケ−ブル2又は4を取り外し、電源スイッチ34bをオンにする。これにより、図10の書記動作ル−チンS20の動作即ち図5及び図6のステップS1 〜S8 の動作が開始し、自己診断用フロッピ−ディスク8bの領域A31の自己診断用ディスク識別デ−タの読み取りが実行される。次に、図10のステップS21において、自己診断用フロッピ−ディスク8bか否かの判定が行われ、YESの出力の時にはステップS22に進み、NOの出力の時にはステップS25に進む。ステップS21の出力がYESの時にはステップS22でフロッピ−ディスク8bの全デ−タがRAM45に一時的に格納される。次に、ステップS23において、前記の(1)〜(5)のテスト項目の自己診断をプログラムに従って順次に実行する。次にステップS24においてRAM45に一時格納されているフロッピ−ディスク8bのデ−タ及び自己診断結果をフロッピ−ディスク8bに記録し、しかる後、ステップS25で自己診断を終了させる。
【0036】この実施例では良否結果が、発光タイオ−ドからなる表示素子53によって表示される。即ち自己診断の各テスト項目において結果が悪い時(異常時)には表示装置53が連続的に点滅し、結果が良い時(正常時)には間欠的に点滅する。また、ユ−ザは、診断用フロッピ−ディスク8bの領域A33の診断結果をホストコンピュ−タ1に読み込み、この結果を利用することもできる。
【0037】上述から明らかなように第3の実施例によれば、自己診断をホストコンピュ−タ1に無関係に容易且つ迅速に行うことができる。
【0038】
【第4の実施例】図7に示すバスパワ−ド型フロッピ−ディスクドライブ装置5bにおいても第3の実施例と同一の自己診断方式を採用することができる。この場合には第2の実施例と同様に、USBケ−ブル4の信号バスを切断して電源バスのみにしたものをコネクタに結合させる。この第4の実施例の自己診断方法は第3の実施例と同一であるので、同一の作用効果を得ることができる。
【0039】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、例えば次の変形が可能なものである。
(1) 第2のフロッピ−ディスク8aに記載されているファ−ムウェアが正常か否かをチェックする手段を付加し、このチェックで正常と判定された時のみ、ファ−ムウェアの書き換えを実行することができる。
(2) ファ−ムウェアの書き換えが正常に終了したら、第2のフロッピ−ディスク8aの空き領域上にログファイル(log file)を作成し、ファ−ムウェアの書き換え動作の記録をすることができる。
(3) 実施例では電源オン検出回路48で電源オンが検出された時にスタ−トアップル−チンが動作を開始するが、電源オンの状態で第1のフロッピ−ディスク8又は第2のフロッピ−ディスク8aがタ−ンテ−ブル9aの上に挿入された時にスタ−トアップル−チンが動作を開始し、ステップS2 のタイマ46による所定間隔(例えば5秒)の計測が開始するようにしてもよい。
(4) 図6のステップS9 で書き換え用フロッピ−ディスク8aであることを判定し、このディスク8aからファ−ムウェアをRAM45に格納した後の処理のためのプログラムをディスク8aに格納しておくことができる。即ち、図6のステップS10及びS11で必要になるプログラムをディスク8aに格納することができる。
(5) 本発明はCD−ROMドライブ装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テ−プ装置等の記録媒体を交換する形式の周辺装置に適用するものである。
(6) USBインタフェ−スに限ることなく、別の形式のインタフェ−スを使用する場合にも本発明を適用することが可能である。ホスト装置から接続確認信号が発生する場合には、この有無の検出によって周辺装置としてのフロッピ−ディスクドライブ装置5のホストコンピュ−タ1に対する接続状態を判断することができる。また、パラレルインタフェ−スにも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に従うコンピュ−タシスフムを示すブロック図である。
【図2】図1のインタフェ−ス部を詳しく示すブロック図である。
【図3】第2のフロッピ−ディスクを説明的に示す図である。
【図4】USB方式におけるフレ−ム列を示す図てある。
【図5】第1の実施例の初期動作及びファ−ムウェアの書き換えプログラムを示す図である。
【図6】図5のプログラムの続きを示す図である。
【図7】第2の実施例のコンピュ−タシステムを示すブロック図である。
【図8】第3の実施例のインタフェ−ス部を示すブロック図である。
【図9】第3の実施例で使用する自己診断用フロッピ−ディスクを説明的に示す図である。
【図10】第3の実施例の自己診断の流れを示す図である。
【符号の説明】
2、4 USBケ−ブル
3 USBハブ
5 フロッピ−ディスクドライブ装置
6 FDD本体部
7 インタフェ−ス部、
8 第1のフロッピ−ディスク
8a 第2のフロッピ−ディスク
44 EEPROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】 上位装置のための第1のデ−タが記録されている第1の記録媒体と、前記上位装置で使用されない第2のデ−タが記録されている第2の記録媒体とを選択的に装着することができ且つ前記第1のデ−タ及び前記第2のデ−タを選択的に読み取ることができるデ−タ変換手段と、前記デ−タ変換手段を前記上位装置に選択的に接続するための接続手段と、前記接続手段を介して前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されているか否かの判定と前記第2の記録媒体が前記デ−タ変換手段に装着されているか否かの判定とを行い、前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されていることを示す判定結果が得られた時には前記上位装置の指示に従って前記デ−タ変換手段を動作させ、前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されていないことを示す判定結果が得られ且つ前記第2の記録媒体が前記デ−タ変換手段に装着されていることを示す判定結果が得られた時には前記第2の記録媒体の前記第2のデ−タの読み取りを実行するように前記デ−タ変換手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とするデ−タ蓄積装置。
【請求項2】 前記制御手段は、更に、前記デ−タ変換手段に対する電力の供給の開始を検出する電力供給開始検出手段を有し、前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されているか否かの判定を前記電力供給開始検出手段から得られた電力供給開始を示す信号に応答して行うように形成されていることを特徴とするデ−タ蓄積装置。
【請求項3】 前記制御手段は、更に、前記電力供給開始を示す信号に応答して所定時間を計測するタイマ手段を有し、前記所定時間内に前記デ−タ変換手段が前記上位装置に接続されているか否かを判定するものである請求項2記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項4】 前記上位装置は前記デ−タ変換手段に対して接続確認信号を送出するものであり、前記制御手段は、前記接続確認信号の有無によって前記デ−タ変換手段の前記上位装置に対する接続を判定する手段を有していることを特徴とする請求項1又は2又は3記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項5】 更に、前記上位装置と前記デ−タ変換手段との間に接続されるインタフェ−スを有し、前記インタフェ−スは、前記上位装置に対して前記デ−タ変換手段を適合させるためのファ−ムウェアが格納されたメモリを含むものであり、前記第2の記録媒体は前記メモリの前記ファ−ムウェアを書き換えるための新しいファ−ムウェアが記録されたものであり、前記制御手段は前記第2の記録媒体の新しいファ−ムウェアを読み取って前記メモリに書き込むファ−ムウェア書き換え手段を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項6】 前記インタフェ−スはUSBインタフェ−スであることを特徴とする請求項5記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項7】 前記上位装置は前記USBインタフェ−スのためにフレ−ム開始信号を伴なったフレ−ムを繰返して出力するものであり、前記制御手段は、前記フレ−ム開始信号の有無によって前記デ−タ変換手段の前記上位装置に対する接続を判定するものである請求項6記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項8】 前記メモリは電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項9】 前記デ−タ変換手段は、前記デ−タの読み取りのみでなく、少なくとも前記第1の記録媒体に対してデ−タを書き込むこともできるものである請求項1乃至8のいずれかに記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項10】 前記第1及び第2の記録媒体はフロッピ−ディスクである請求項1乃至9のいずれかに記載のデ−タ蓄積装置。
【請求項11】 前記第2の記録媒体は、前記デ−タ変換手段と前記制御手段との内の少なくとも一方をテストするためのプログラムが記録されているものである請求項1記載のデ−タ蓄積装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【公開番号】特開2000−3558(P2000−3558A)
【公開日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平10−181568
【出願日】平成10年6月12日(1998.6.12)
【出願人】(000003676)ティアック株式会社 (339)
【Fターム(参考)】