説明

仕切ガイドおよび搬送用容器

【課題】ボルトで固定する必要をなくす。
【解決手段】仕切ガイド13は、直方体形状を呈し上方に開口11を有する容器本体12と共に搬送用容器10を構成し、容器本体12における複数の位置に取付け可能な仕切板14をガイドする。この仕切ガイド13は、容器本体12における互いに対向する一対の側面17b,17dの内側に沿って配され、互いに対向する面に、仕切板14の側端部が挿入される複数の縦溝28a,29aを有する一対のガイド板28,29と、この一対のガイド板28,29を連結して、一対のガイド板28,29が容器本体12における側面17b,17dの内側に沿って配されるように支持するダンボールプラスチック30と、を備え、容器本体12に着脱可能に収容される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の物品をまとめて搬送する搬送用容器に関し、特に、搬送用容器における複数の位置に取付け可能な仕切板をガイドする仕切ガイドに関する。
【背景技術】
【0002】
電子基板等の精密部品を持ち運ぶための搬送用容器がある。例えば、非特許文献1に記載されている搬送用容器は、直方体形状を呈し少なくとも上方に開口を有する容器本体と、この容器本体の互いに対向する一対の内側面に沿ってボルトで固定され、互いに対向する面に複数の縦溝を有する一対のガイド板と、この一対のガイド板に架け渡されるようにガイド板の縦溝に挿入される複数の仕切板と、を備えている。各仕切板は、互いに対向する面に、精密部品の側端部が挿入される複数の縦溝を有している。精密部品は、一対の仕切板に架け渡されるように仕切板の縦溝に挿入されることで、搬送用容器に収容される。
【0003】
このような搬送用容器では、各仕切板に、精密部品が挿入される複数の縦溝を有しているから、複数の精密部品をまとめて収容し一度に持ち運べる。また、各ガイド板に、仕切板の側端部が挿入される複数の縦溝を有しているから、仕切板が挿入される縦溝の位置を変更することで、仕切板同士の間隔を自由に調整できる。これにより、あらゆる大きさの精密部品の持運びに対応できる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】第一合成株式会社、[online]、製品情報(工業部門) 搬送・保管・ピッキング ラックトレー、[平成23年2月7日検索]、インターネット(URL:http://www.daiichigosei.co.jp/product/kougyou01.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の搬送用容器は、ガイド板を固定するボルトが容器本体から飛び出しており、安全面およびデザイン面で改善の余地がある。また、洗浄したり廃棄したりする場合等において各部品を解体するときには、ボルトを外す必要があり作業が面倒である。さらに、解体した後の容器本体は、ボルト孔等のキズを有しており、用途を変えて使用することに不向きである。そして、ユーザが既存の容器本体にガイド板を後付けする場合、容器本体にボルト孔を開ける必要があり作業が面倒である。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ボルトで固定する必要がない仕切ガイドおよび搬送用容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、直方体形状を呈し少なくとも上方に開口を有する容器本体と共に搬送用容器を構成し、前記容器本体における複数の位置に取付け可能な仕切板をガイドする仕切ガイドにおいて、前記容器本体の互いに対向する一対の内側面に沿って配され、互いに対向する面に、前記仕切板の側端部が挿入される複数の縦溝を有する一対のガイド板と、前記一対のガイド板を連結して、前記一対のガイド板が前記容器本体の内側面に沿って配されるように支持する支持部材と、を備え、前記容器本体に着脱可能に収容されることを特徴とする、仕切ガイドである。
【0008】
本発明によれば、仕切ガイドを容器本体に収容し、各ガイド板の縦溝に複数の仕切板を挿入した場合において、各仕切板の互いに対向する面に、電子基板等の物品が挿入される複数の縦溝が有されているときは、複数の物品をまとめて収容し一度に持ち運べる。また、各ガイド板に、仕切板の側端部が挿入される複数の縦溝を有しているから、仕切板が挿入される縦溝の位置を変更することで、仕切板同士の間隔を自由に調整できる。これにより、あらゆる大きさの物品の持運びに対応できる。
【0009】
また、仕切ガイドを容器本体にボルトで固定する必要がない。このため、従来品と比較して安全面およびデザイン面で優れている。また、搬送用容器を洗浄したり廃棄したりする場合等において各部品を解体するときには、ボルトを外す必要がなく作業が簡単である。さらに、解体した後の容器本体は、ボルト孔等のキズを有しておらず、用途を変えて使用できて無駄がない。そして、ユーザが既存の容器本体にガイド板を後付けする場合、容器本体にボルト孔を開ける必要がなく作業が簡単である。
【0010】
(2)本発明はまた、前記支持部材は、少なくとも前記容器本体の内底面に沿って配される板状部材であることを特徴とする、上記(1)に記載の仕切ガイドである。
【0011】
上記発明によれば、容器本体および支持部材が導電性を有する場合において、容器本体の内底面および支持部材を面接触させるときは、容器本体に収容する物品が帯電することが防止される。すなわち、持ち運ぶ物品を静電気から保護できる。これは、放電量が接触面積の2乗に比例する性質を利用したものである。
【0012】
(3)本発明はまた、前記板状部材は、前記容器本体の内底面に沿って配される底部と、前記底部の両側に対して折曲げ可能に連続し、前記ガイド板が取り付けられる一対の側部と、を有することを特徴とする、上記(2)に記載の仕切ガイドである。
【0013】
上記発明によれば、仕切ガイドを容器本体から取り外した場合において、側部の底部に対する折曲げを解除して広げることで、コンパクトに管理できる。
【0014】
(4)本発明はまた、前記板状部材における前記側部は、前記底部に対する折曲げが解除される方向に復元力が働いて該側部自体を付勢することを特徴とする、上記(3)に記載の仕切ガイド。
【0015】
上記発明によれば、仕切ガイドを容器本体に収容した場合、板状部材の復元力によって、ガイド板の容器本体への支持が確実なものになる。
【0016】
(5)本発明はまた、導電性を有することを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の仕切ガイドである。
【0017】
上記発明によれば、持ち運ぶ物品を静電気から保護できる。このため、物品、仕切ガイド、あるいは容器本体に塵埃が貼り付いたままとなることが防止される。ひいては、洗浄が容易となる。また、仕切ガイドを、炭素を加えた材料から構成し、導電性をもたせている場合には、黒色を呈するから、塵埃が貼り付いたとしても、塵埃が目立ち、洗浄が容易となる。
【0018】
(6)本発明はまた、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の仕切ガイドと、前記容器本体と、を備えることを特徴とする、搬送用容器である。
【発明の効果】
【0019】
本発明の上記(1)〜(5)のいずれかに記載の仕切ガイド、および上記(6)に記載の搬送用容器によれば、ボルトで固定する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1実施形態に係る搬送用容器の外観斜視図である。
【図2】図1に示す搬送用容器の分解斜視図である。
【図3】図1に示す搬送用容器の分解斜視図である。
【図4】図1に示す搬送用容器の外観斜視図であり、物品を収容している状態を示す。
【図5】図1に示す搬送用容器の使用手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本発明に係る搬送用容器について詳細に説明する。
【0022】
まず、図1〜図4を用いて、搬送用容器10の構成について説明する。図1は、搬送用容器10の外観斜視図である。図2および図3は、搬送用容器10の分解斜視図である。図4は、搬送用容器10の外観斜視図であり、物品XA1を収容している状態を示す。なお、各図において、図面の簡略化のため、説明に不要な構成要件等の図示は適宜省略する。
【0023】
図1〜図4に示す搬送用容器10は、複数の電子基板等の物品XA1をまとめて収容し、一度に持ち運ぶために用いられる。この搬送用容器10は、直方体形状を呈し上方に開口11を有する容器本体12と、この容器本体12内に着脱可能に収容される仕切ガイド13と、容器本体12内に架け渡されるように着脱可能に収容されて、仕切ガイド13に取り付けられる複数の仕切板14と、を備えている。以下、上記各構成要件について説明する。
【0024】
(容器本体)容器本体12は、導電性材料を含んで形成されたダンボールプラスチック17と、開口11の縁に沿って配置される直線状の枠部材18,19,20,21と、開口11の四隅に配置される平面視L字型のコーナー部材22,23,24,25と、両脇に配置される把手26,27と、を備えている。
【0025】
ダンボールプラスチック17は、ポリプロピレン(PP)に炭素等の導電性材料を加えて成形され、黒色を呈する中空構造の板状部材である。中空構造を採用しているので、耐久性、断熱性、耐薬性、遮音性、軽量性等に優れている。ダンボールプラスチック17は、底面17aと、側面17b,17c,17d,17eと、を備えており、適宜折り曲げられて箱形に成形される。側面17b,17dには、把手26,27を取り付ける孔(図示省略)が形成されている。
【0026】
枠部材18〜21は、断面コ字型のチャンネルであり、合成樹脂に炭素等の導電性材料を加えて一体に成形され、黒色を呈する。これらの枠部材18〜21は、開口11の縁に沿って、ダンボールプラスチック17の側面17b〜17eの上端部に嵌め込まれる。枠部材18〜21は、コーナー部材22〜25と共に、ダンボールプラスチック17にネジ(図示省略)等によって固定される。
【0027】
コーナー部材22〜25は、平面視L字型のL字片(符号省略)と、このL字片のL字に沿った両端縁から下向きに延びる一対のクランプ片(符号省略)と、L字片のL字の外側縁から上向きに延びる囲い片(符号省略)と、を備え、合成樹脂に、炭素等の導電性材料を加えて一体に成形され、黒色を呈する。これらのコーナー部材22〜25は、開口11の縁に沿って、枠部材18〜21の上に嵌め込まれる。コーナー部材22〜25は、枠部材18〜21と共に、ダンボールプラスチック17にネジ(図示省略)等によって固定される。
【0028】
把手26,27は、ポリプロピレンに炭素等の導電性材料を加えて成形され、黒色を呈する。これらの把手26,27は、ダンボールプラスチック17の側面17b,17dに形成された孔(図示省略)に嵌め込まれ、固定される。
【0029】
このような容器本体12には、第一合成株式会社(東京都八王子市)が市販する導電性ダンプラボックス(商品名)を採用できる。導電性ダンプラボックスの詳細は、実公平06−002903号公報を参考にされたい。
【0030】
以上の容器本体12によれば、枠部材18〜21およびコーナー部材22〜25が台座として機能するから、複数の搬送用容器10を積み重ねたり、開口11を蓋(図示省略)で塞いだりすることができる。また、コーナー部材22〜25における囲い片(符号省略)が脱落防止機能を有するから、積み重ねた複数の搬送用容器10が崩れたり、開口11を塞いだ蓋(図示省略)が落下したりすることが防止される。
【0031】
(仕切ガイド)仕切ガイド13は、容器本体12における複数の位置に仕切板14をガイドする。この仕切ガイド13は、容器本体12における互いに対向する一対の側面17b,17dの内側に沿って配される一対のガイド板28,29と、この一対のガイド板28,29を連結して、一対のガイド板28,29が容器本体12の側面17b,17dに沿って配されるように支持するダンボールプラスチック30と、ガイド板28,29をダンボールプラスチック30に固定するリベット31と、を備えている。仕切ガイド13は、導電性を有する。
【0032】
ガイド板28,29は、ポリスチレン(PS)に炭素等の導電性材料を加えて成形され、黒色を呈する。これらのガイド板28,29は、互いに対向する面に、仕切板14の側端部が挿入される複数の縦溝28a,29aが形成されている。ガイド板28,29には、リベット31用のリベット孔(図示省略)が適宜形成されている。
【0033】
ダンボールプラスチック30は、17と同様、ポリプロピレンに炭素等の導電性材料を加えて成形され、黒色を呈する中空構造の板状部材である。このダンボールプラスチック30は、容器本体12における底面17aの内側に沿って配される底部30aと、この底部30aの両側に対して折曲げ可能に連続し、ガイド板28,29が取り付けられる一対の側部30b,30cと、を有する。
【0034】
底部30aは、容器本体12における底面17aの内側に面接触している。側部30b,30cは、容器本体12から取り出されて外力が加えられていない場合、底部30aに対して垂直よりも広がった状態、すなわち、底部30aに対して90度を超えた状態となる。この側部30b,30cは、底部30aに対して垂直よりも折り曲げた場合、すなわち、底部30aに対して90度以下に折り曲げた場合、底部30aに対する折曲げが解除される方向に復元力が働き、該側部30b,30c自体を付勢する。側部30b,30cには、リベット31用のリベット孔(図示省略)が適宜形成されている。以上のダンボールプラスチック30は、一対のガイド板28,29が容器本体12における側面17b,17dの内側に沿って配されるように支持する支持部材として機能する。
【0035】
リベット31は、ポリプロピレンに炭素等の導電性材料を加えて成形され、黒色を呈する。ダンボールプラスチック30のリベット孔、ガイド板28または29のリベット孔の順に打ち込まれることで、ガイド板28,29をダンボールプラスチック30に固定する。
【0036】
(仕切板)仕切板14は、合成樹脂に炭素等の導電性材料を加えて成形され、黒色を呈する板本体33と、ステンレス等の金属材料から成形され、板本体33を縁取る金属枠34と、金属枠34を板本体33に固定するネジ(図示省略)と、を備える。板本体33は、片面に、物品XA1の側端部が挿入される複数の縦溝33aが形成されている。この板本体33の周囲には、ネジ孔(図示省略)が適宜形成されている。金属枠34は、側方に突出する断面凸型の凸部34aを有する。この凸部34aは、ガイド板28,29の縦溝28a,29aにガイドされる。金属枠34には、ネジ孔(図示省略)が適宜形成されている。ネジ(図示省略)は、金属枠34のネジ孔、板本体33のネジ孔の順にねじ込まれることで、金属枠34を板本体33に固定する。
【0037】
次に、搬送用容器10の使用手順について図5に基づいて説明する。図5は、搬送用容器10の使用手順を説明するフローチャートである。なお、容器本体12に仕切ガイド13が収容されていない状態から使用する場合を例に説明する。
【0038】
まず、仕切ガイド13におけるダンボールプラスチック30の側部30b,30cを底部30aに対して垂直に折り曲げてから、容器本体12内に収容する(ステップ(以下、Sと略す。)100)。
【0039】
そして、複数の仕切板14を、容器本体12に収容する物品XA1の大きさに応じた間隔となるように、仕切ガイド13におけるガイド板28,29の縦溝28a,29aに挿入する(S200)。
【0040】
さらに、物品XA1を、仕切板14における板本体33の縦溝33aに順次挿入する(S300)。
【0041】
このように、搬送用容器10によれば、仕切ガイド13を容器本体12に収容し、各ガイド板28,29の縦溝28a,29aに複数の仕切板14を挿入した場合、各仕切板14における板本体33の互いに対向する面に、物品XA1が挿入される複数の縦溝33aが形成されているから、複数の物品XA1をまとめて収容し一度に持ち運べる。また、各ガイド板28,29に、仕切板14の側端部が挿入される複数の縦溝28a,29aを有しているから、仕切板14が挿入される縦溝28a,29aの位置を変更することで、仕切板14同士の間隔を自由に調整できる。これにより、あらゆる大きさの物品XA1の持運びに対応できる。
【0042】
また、仕切ガイド13を容器本体12にボルトで固定する必要がない。このため、従来品と比較して安全面およびデザイン面で優れている。また、搬送用容器10を洗浄したり廃棄したりする場合等において各部品を解体するときには、ボルトを外す必要がなく作業が簡単である。さらに、解体した後の容器本体12は、ボルト孔等のキズを有しておらず、用途を変えて使用できて無駄がない。そして、ユーザが既存の容器本体12にガイド板28,29を後付けする場合、容器本体12にボルト孔を開ける必要がなく作業が簡単である。
【0043】
また、容器本体12およびダンボールプラスチック30が導電性を有し、容器本体12における底面17aの内側およびダンボールプラスチック30が面接触しているから、容器本体12に収容する物品XA1が帯電することが防止される。すなわち、持ち運ぶ物品XA1を静電気から保護できる。これは、放電量が接触面積の2乗に比例する性質を利用したものである。
【0044】
さらに、仕切ガイド13を容器本体12から取り外した場合において、側部30b,30cの底部30aに対する折曲げを解除して広げることで、コンパクトに管理できる。
【0045】
そして、仕切ガイド13を容器本体12に収容した場合、ダンボールプラスチック30の復元力によって、ガイド板28,29の容器本体12への支持が確実なものになる。
【0046】
次いで、静電気対策がなされているから、物品XA1、仕切ガイド13、あるいは容器本体12に塵埃が貼り付いたままとなることが防止される。ひいては、洗浄が容易となる。また、仕切ガイド13を、炭素を加えた材料から構成し、黒色を呈するから、塵埃が貼り付いたとしても、塵埃が目立ち、洗浄が容易となる。
【0047】
本発明は、上記各実施形態に限られるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0048】
すなわち、上記各実施形態において、リベット31を打ち込んでガイド板28,29をダンボールプラスチック30に固定しているが、粘着テープその他の手段を用いて固定するようにしてもよい。
【0049】
あるいは、上記各実施形態において、容器本体12の側面17b,17dと、ダンボールプラスチック30と、の間にくさび等の部材を介在させて、隙間を塞ぐようにしてもよい。その部材は、ダンボールプラスチック30に予め粘着テープ等で貼り付けておいてもよい。
【0050】
あるいは、上記各実施形態において、各構成要件の数量、形状、大きさは適宜変更できる。例えば、ガイド板28,29の縦溝28a,29aの数量または互いの間隔、仕切板14における板本体33の縦溝33aの数量または互いの間隔、仕切板14の数量等が挙げられる。また、仕切板14における板本体33の縦溝33aは、片面だけでなく、両面に有するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0051】
10 搬送用容器
11 開口
12 容器本体
13 仕切ガイド
14 仕切板
17 ダンボールプラスチック
17a 底面
17b,17c,17d,17e 側面
18,19,20,21 枠部材
22,23,24,25 コーナー部材
26,27 把手
28,29 ガイド板
28a,29a 縦溝
30 ダンボールプラスチック
30a 底部
30b,30c 側部
31 リベット
33 板本体
33a 縦溝
34 金属枠
34a 凸部
XA1 物品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体形状を呈し少なくとも上方に開口を有する容器本体と共に搬送用容器を構成し、前記容器本体における複数の位置に取付け可能な仕切板をガイドする仕切ガイドにおいて、
前記容器本体の互いに対向する一対の内側面に沿って配され、互いに対向する面に、前記仕切板の側端部が挿入される複数の縦溝を有する一対のガイド板と、
前記一対のガイド板を連結して、前記一対のガイド板が前記容器本体の内側面に沿って配されるように支持する支持部材と、を備え、
前記容器本体に着脱可能に収容されることを特徴とする、
仕切ガイド。
【請求項2】
前記支持部材は、少なくとも前記容器本体の内底面に沿って配される板状部材であることを特徴とする、
請求項1に記載の仕切ガイド。
【請求項3】
前記板状部材は、
前記容器本体の内底面に沿って配される底部と、
前記底部の両側に対して折曲げ可能に連続し、前記ガイド板が取り付けられる一対の側部と、を有することを特徴とする、
請求項2に記載の仕切ガイド。
【請求項4】
前記板状部材における前記側部は、前記底部に対する折曲げが解除される方向に復元力が働いて該側部自体を付勢することを特徴とする、
請求項3に記載の仕切ガイド。
【請求項5】
導電性を有することを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載の仕切ガイド。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の仕切ガイドと、
前記容器本体と、を備えることを特徴とする、
搬送用容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−180093(P2012−180093A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−42246(P2011−42246)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(391058336)第一合成株式会社 (3)
【Fターム(参考)】