説明

仮保持構造

【課題】設計自由度を上げ得るようにする。
【解決手段】仮保持部40が、被取付部32に設けられた仮保持穴45と、取付用ブラケット33のブラケット側取付部34に設けられた仮保持形状部46とを備え、仮保持穴45と仮保持形状部46とが、それぞれ取付穴35,36の横位置に形成されると共に、仮保持形状部46が、仮保持穴45へ挿入可能で且つ、取付用ブラケット33の自重を利用して仮保持穴45へ係止可能に構成されるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、仮保持構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図4に示すように、被取付部材1に対して取付用ブラケット2を固定する場合に、従来より、被取付部材1に設定された縦向きの被取付部3と、取付用ブラケット2に設定された縦向きのブラケット側取付部4とを面接触させて、両者間に形成された取付穴にネジなどの締結具6を面直に取付けるようにする取付構造部7が採用されている。
【0003】
そして、このような取付構造部7に対し、縦向きの被取付部3とブラケット側取付部4との間に、手を離した状態でも取付作業を行うことができるようにするための仮保持部8を設けることが行われている。
【0004】
この場合、仮保持部8は、ブラケット側取付部4の上部に形成されて、被取付部3の上縁部に係止可能なフック状係止部9とされている。
【0005】
なお、仮保持部には、上記の他にも、例えば、特許文献1のようなものなどが存在する。
【特許文献1】特開平6−17808号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記図4のものでは、仮保持部8としてブラケット側取付部4の上部にフック状係止部9を設けるようにしているが、このようにした場合、取付用ブラケット2やブラケット側取付部4の形状を決定する上での自由度が無くなり、また、被取付部材1や被取付部3の位置や形状に制約が生じるため、設計自由度が低いという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、被取付部材に設定された縦向きの被取付部と、取付用ブラケットに設定された縦向きのブラケット側取付部とを面接触させて、両者間に形成された取付穴に締結具を面直に取付けることにより被取付部材に取付用ブラケットを固定してなる取付構造部に対し、前記被取付部とブラケット側取付部との間に仮保持部を設けた仮保持構造において、前記仮保持部が、被取付部に設けられた仮保持穴と、取付用ブラケットのブラケット側取付部に設けられた仮保持形状部とを備え、仮保持穴と仮保持形状部とが、それぞれ前記取付穴の横位置に形成されると共に、前記仮保持形状部が、前記仮保持穴へ挿入可能で且つ、前記取付用ブラケットの自重を利用して前記仮保持穴へ係止可能に構成された仮保持構造を特徴としている。
【0008】
請求項2に記載された発明では、前記仮保持形状部が、前記ブラケット側取付部における取付穴の横位置から側方へ延設された延長部を、仮保持穴の面直方向奥側へ向くよう屈曲形成して成る仮保持穴挿入用片部である仮保持構造を特徴としている。
【0009】
請求項3に記載された発明では、前記仮保持穴挿入用片部が、仮保持穴の上辺部の裏面側に下方から係止可能な係止部と、仮保持穴の下辺部の表面側に上方から当って前記取付用ブラケットの下方回動を規制可能なストッパ部とを備えた仮保持構造を特徴としている。
【0010】
請求項4に記載された発明では、前記仮保持穴挿入用片部が、前記仮保持穴の上下寸法よりも大きな上下間隔を有してほぼ水平且つ平行に延びる上辺部および下辺部を有し、該下辺部の先端側に、先端へ向かって漸縮形状となる斜面部を介して、前記仮保持穴の上下寸法よりも上下間隔が小さくなる穴挿入部が形成され、前記係止部が、穴挿入部の上側に設けられ、前記ストッパ部が、斜面部における穴挿入部との境界部から仮保持穴の肉厚分だけ後方寄りの位置に設けられた仮保持構造を特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、仮保持部が、被取付部に設けられた仮保持穴と、取付用ブラケットのブラケット側取付部に設けられた仮保持形状部とを備え、仮保持穴と仮保持形状部とが、それぞれ取付穴の横位置に形成されると共に、仮保持形状部が、仮保持穴へ挿入可能で且つ、取付用ブラケットの自重を利用して仮保持穴へ係止可能に構成されるようにしたことにより、自重を利用した仮保持が可能となるので手を離した状態でも取付作業を行うことができると共に、取付用ブラケットやブラケット側取付部に形状自由度が生じ、また、被取付部材や被取付部の位置や形状の制約が減るため、設計自由度を上げることができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、前記仮保持形状部が、前記ブラケット側取付部における取付穴の横位置から側方へ延設された延長部を、仮保持穴の面直方向奥側へ向くよう屈曲形成して成る仮保持穴挿入用片部であるようにしたことにより、仮保持形状部を容易に作成することが可能となる。
【0013】
請求項3の発明によれば、前記仮保持穴挿入用片部が、仮保持穴の上辺部の裏面側に下方から係止可能な係止部と、仮保持穴の下辺部の表面側に上方から当って前記取付用ブラケットの下方回動を規制可能なストッパ部とを備えたことにより、自重を利用した確実な仮保持が可能となる。
【0014】
請求項4の発明によれば、前記仮保持穴挿入用片部が、前記仮保持穴の上下寸法よりも大きな上下間隔を有してほぼ水平且つ平行に延びる上辺部および下辺部を有し、該下辺部の先端側に、先端へ向かって漸縮形状となる斜面部を介して、前記仮保持穴の上下寸法よりも上下間隔が小さくなる穴挿入部が形成され、前記係止部が、穴挿入部の上側に設けられ、前記ストッパ部が、斜面部における穴挿入部との境界部から仮保持穴の肉厚分だけ後方寄りの位置に設けられたことにより、簡単な加工で有効に機能する仮保持穴挿入用片部を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
設計自由度を上げるという目的を、仮保持部が、被取付部に設けられた仮保持穴と、取付用ブラケットのブラケット側取付部に設けられた仮保持形状部とを備え、仮保持穴と仮保持形状部とが、それぞれ取付穴の横位置に形成されると共に、仮保持形状部が、仮保持穴へ挿入可能で且つ、取付用ブラケットの自重を利用して仮保持穴へ係止可能に構成されるようにする、という手段で実現した。
【実施例】
【0016】
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
【0017】
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。
【0018】
まず、構成について説明する。自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの車幅方向11の中央部などには、車載用のオーディオ装置12などが取付けられている(図1参照)。
【0019】
このオーディオ装置12は、規格寸法を有するほぼ箱型を呈しており、インストルメントパネルの内部に設けられたオーディオブラケット13に取付けられている。
【0020】
即ち、インストルメントパネルの内部には、特に図示しないがほぼ車幅方向11へ向けて延びるステアリングサポートメンバが配設されている。このステアリングサポートメンバにおける車幅方向11のほぼ中間部からは、ほぼ下方へ延びてステアリングサポートメンバをフロアパネルに支持するためのステー14が延設されている。通常、オーディオ装置12は、このステー14の側部などに設置される。この場合、ステー14は左右一対設けられており、オーディオ装置12は、左右のステー14の間に配設されている。
【0021】
そして、オーディオブラケット13として、ステアリングサポートメンバに、オーディオ装置12の上部を固定するための(オーディオ)アッパブラケットが取付けられ、また、ステー14に、オーディオ装置12の下部を固定するための(オーディオ)ロワブラケット16が取付けられている。一方、オーディオ装置12には、アッパブラケットに固定するための上方の固定部と、ロワブラケット16に固定するための下方の固定部18とを有する固定用ブラケット19が取付けられている。
【0022】
このうち、ロワブラケット16と固定用ブラケット19の下方の固定部18との間は、離して設けられているため、両者間に、中間ブラケット20を介在させるようにしている。この際、下方の固定部18は、オーディオ装置12側面の手前側下部の位置に設けられ、ロワブラケット16は、それよりも奥で且つ下方の位置に設けられているため、中間ブラケット20は、奥下がりの傾斜部材とされている。なお、この中間ブラケット20は、金属板材によって構成されており、その面は、オーディオ装置12の側面にほぼ沿い得るように縦向きとされている。
【0023】
そして、ロワブラケット16の取付部21および下方の固定部18は、ほぼ車幅方向11で且つ上下方向へ延びる縦向きの面とされている。これに対応させて、中間ブラケット20の両端部には、ロワブラケット16の取付部21および下方の固定部18のそれぞれに対して当接固定可能な当接固定部22,23が形成されている。この当接固定部22,23を形成するために、中間ブラケット20の両端部は、オーディオ装置12を基準としてほぼ車幅方向11外方へ向くようにほぼ垂直に曲折されている。
【0024】
このような構成に対し、以下のようにしてこの発明を適用する。
【0025】
まず、この発明の基本構成を説明すると、被取付部材31に設定された縦向きの被取付部32と、取付用ブラケット33に設定された縦向きのブラケット側取付部34とを面接触させて、両者間に形成された取付穴35,36にネジなどの締結具を面直に取付けることにより、被取付部材31に取付用ブラケット33を固定可能な取付構造部39が備えられる。
【0026】
この場合、ロワブラケット16を被取付部材31とし、ロワブラケット16の取付部21を被取付部32とし、中間ブラケット20を取付用ブラケット33とし、中間ブラケット20の奥側の端部(下端部)に形成された当接固定部22をブラケット側取付部34としている。
【0027】
そして、この取付構造部39に対し、被取付部32とブラケット側取付部34との間に仮保持部40を設けるようにする。
【0028】
そして、以上のような基本構成に対し、図2に示すように、仮保持部40が、被取付部32に設けられた仮保持穴45と、取付用ブラケット33のブラケット側取付部34に設けられた仮保持形状部46とを備えている。
【0029】
そして、仮保持穴45と仮保持形状部46とが、それぞれ取付穴35,36の横位置に形成される。
【0030】
更に、仮保持形状部46が、仮保持穴45へ挿入可能で且つ、取付用ブラケット33の自重を利用して仮保持穴45へ係止可能なものとして構成される。
【0031】
より具体的には、仮保持形状部46が、ブラケット側取付部34における取付穴36の横位置から側方へ延設された延長部47を、仮保持穴45の面直方向奥側へ向くように適宜屈曲形成(屈曲部48)して成る仮保持穴挿入用片部49とされる。なお、符号50は、被取付部32とブラケット側取付部34との間に介在されて共締めされる樹脂部品片である。そして、この場合、延長部47は、樹脂部品片を迂回するため、平面視ほぼU字状に屈曲されている。
【0032】
そして、図3に示すように、仮保持穴挿入用片部49が、仮保持穴45の上辺部の裏面側に下方から係止可能な係止部55と、仮保持穴45の下辺部の表面側に上方から当って取付用ブラケット33の下方回動を規制可能なストッパ部56とを備えている。なお、係止部55は、仮保持穴45の上辺部の裏面側に面当りし得るものとして構成され、ストッパ部56は、仮保持穴45の下辺部の表面側に点当りし得るものとして構成されている。
【0033】
より詳しくは、仮保持穴挿入用片部49が、仮保持穴45の上下寸法よりも大きな上下間隔を有してほぼ水平且つ平行に延びる上辺部57および下辺部58を有している。
【0034】
そして、この下辺部58の先端側に、先端へ向かって漸縮形状となる斜面部59を介して、仮保持穴45の上下寸法よりも上下間隔が小さくなる穴挿入部60が形成されている。
【0035】
更に、上記係止部55が、穴挿入部60の上側に設けられている。且つ、上記ストッパ部56が、斜面部59における穴挿入部60との境界部61から仮保持穴45の肉厚分だけ後方寄りの位置に設けられている。
【0036】
なお、仮保持穴45へは、上記した穴挿入部60、および、斜面部59におけるほぼストッパ部56までの部分が挿入されることになる。
【0037】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0038】
被取付部材31に設定された縦向きの被取付部32と、取付用ブラケット33に設定された縦向きのブラケット側取付部34とを面接触させて、両者間に形成された取付穴35,36にネジなどの締結具を面直に取付けることにより、被取付部材31に取付用ブラケット33を固定する。
【0039】
この取付けに先立って、仮保持部40を利用して、被取付部32とブラケット側取付部34とを仮保持させ、手を離した状態でも取付作業を行うことができるようにする。
【0040】
この仮保持は、先ず、図3(a)に示すように、仮保持形状部46をほぼ水平な状態にして、仮保持形状部46先端の穴挿入部60を仮保持穴45へ真っ直ぐ挿入する。この状態では、係止部55はまだ完全には仮保持穴45を越えていない。
【0041】
次に、図3(b)に示すように、仮保持形状部46を先端側が下へ向くよう若干傾けて、図3(c)に示すように、仮保持形状部46の先端を更に深く仮保持穴45へ差込んで、係止部55が仮保持穴45を越えるようにする。
【0042】
係止部55が仮保持穴45を越えたら、図3(d)に示すように、仮保持形状部46を水平状態に戻すことにより、図3(e)に示すように、仮保持穴45に仮保持形状部46が仮保持される。即ち、仮保持穴挿入用片部49の係止部55が、仮保持穴45の上辺部の裏面側に下方から係止され、仮保持穴挿入用片部49のストッパ部56が、仮保持穴45の下辺部の表面側に上方から当って取付用ブラケット33の下方回動を規制することにより、取付用ブラケット33の自重を利用した仮保持が行われる。
【0043】
このように、この実施例によれば、仮保持部40が、被取付部32に設けられた仮保持穴45と、取付用ブラケット33のブラケット側取付部34に設けられた仮保持形状部46とを備え、仮保持穴45と仮保持形状部46とが、それぞれ取付穴35,36の横位置に形成されると共に、仮保持形状部46が、仮保持穴45へ挿入可能で且つ、取付用ブラケット33の自重を利用して仮保持穴45へ係止可能に構成されるようにしたことにより、自重を利用した仮保持が可能となるので手を離した状態でも取付作業を行うことができると共に、取付用ブラケット33やブラケット側取付部34に形状自由度が生じ、また、被取付部材31や被取付部32の位置や形状の制約が減るため、設計自由度を上げることができる。
【0044】
また、仮保持形状部46が、ブラケット側取付部34における取付穴35,36の横位置から側方へ延設された延長部47を、仮保持穴45の面直方向奥側へ向くよう屈曲形成して成る仮保持穴挿入用片部49であるようにしたことにより、仮保持形状部46を容易に作成することが可能となる。
【0045】
更に、仮保持穴挿入用片部49が、仮保持穴45の上辺部の裏面側に下方から係止可能な係止部55と、仮保持穴45の下辺部の表面側に上方から当って取付用ブラケット33の下方回動を規制可能なストッパ部56とを備えたことにより、自重を利用した確実な仮保持が可能となる。
【0046】
そして、仮保持穴挿入用片部49が、仮保持穴45の上下寸法よりも大きな上下間隔を有してほぼ水平且つ平行に延びる上辺部57および下辺部58を有し、下辺部58の先端側に、先端へ向かって漸縮形状となる斜面部59を介して、仮保持穴45の上下寸法よりも上下間隔が小さくなる穴挿入部60が形成され、係止部55が、穴挿入部60の上側に設けられ、ストッパ部56が、斜面部59における穴挿入部60との境界部61から仮保持穴45の肉厚分だけ後方寄りの位置に設けられたことにより、簡単な加工で有効に機能する仮保持穴挿入用片部49を得ることができる。
【0047】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらの可能な組合せが含まれることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施例にかかる仮保持構造を示す全体的な斜視図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】取付工程図である。
【図4】従来例の部分拡大図である。
【符号の説明】
【0049】
31 被取付部材
32 被取付部
33 取付用ブラケット
34 ブラケット側取付部
35 取付穴
36 取付穴
39 取付構造部
40 仮保持部
45 仮保持穴
46 仮保持形状部
47 延長部
49 仮保持穴挿入用片部
55 係止部
56 ストッパ部
57 上辺部
58 下辺部
59 斜面部
60 穴挿入部
61 境界部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部材に設定された縦向きの被取付部と、取付用ブラケットに設定された縦向きのブラケット側取付部とを面接触させて、両者間に形成された取付穴に締結具を面直に取付けることにより被取付部材に取付用ブラケットを固定してなる取付構造部に対し、
前記被取付部とブラケット側取付部との間に仮保持部を設けた仮保持構造において、
前記仮保持部が、被取付部に設けられた仮保持穴と、取付用ブラケットのブラケット側取付部に設けられた仮保持形状部とを備え、
仮保持穴と仮保持形状部とが、それぞれ前記取付穴の横位置に形成されると共に、
前記仮保持形状部が、前記仮保持穴へ挿入可能で且つ、前記取付用ブラケットの自重を利用して前記仮保持穴へ係止可能に構成されたことを特徴とする仮保持構造。
【請求項2】
前記仮保持形状部が、前記ブラケット側取付部における取付穴の横位置から側方へ延設された延長部を、仮保持穴の面直方向奥側へ向くよう屈曲形成して成る仮保持穴挿入用片部であることを特徴とする請求項1記載の仮保持構造。
【請求項3】
前記仮保持穴挿入用片部が、仮保持穴の上辺部の裏面側に下方から係止可能な係止部と、仮保持穴の下辺部の表面側に上方から当って前記取付用ブラケットの下方回動を規制可能なストッパ部とを備えたことを特徴とする請求項2記載の仮保持構造。
【請求項4】
前記仮保持穴挿入用片部が、前記仮保持穴の上下寸法よりも大きな上下間隔を有してほぼ水平且つ平行に延びる上辺部および下辺部を有し、
該下辺部の先端側に、先端へ向かって漸縮形状となる斜面部を介して、前記仮保持穴の上下寸法よりも上下間隔が小さくなる穴挿入部が形成され、
前記係止部が、穴挿入部の上側に設けられ、
前記ストッパ部が、斜面部における穴挿入部との境界部から仮保持穴の肉厚分だけ後方寄りの位置に設けられたことを特徴とする請求項3記載の仮保持構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−292256(P2007−292256A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−122927(P2006−122927)
【出願日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】