説明

仮想マシン管理装置、仮想マシン管理方法、及びプログラム

【課題】オープンフローによる制御が行われている仮想ネットワークと、既存の技術による仮想化ネットワークとを一元管理する。
【解決手段】仮想マシン管理装置300は、スイッチングハブ110及び物理サーバ120内のハイパーバイザから管理情報を受信することにより、物理サーバ120内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を認識する。また仮想マシン管理装置300は、オープンフローコントローラ230及び物理サーバ220内のハイパーバイザから管理情報を受信することにより、物理サーバ220内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を特定する。仮想マシン管理装置300は、特定した情報を記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想マシン管理装置、仮想マシン管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
新しいネットワーク制御技術として、オープンフロー(Open Flow)がある。この技術は、最適なネットワークを自由に構築できる次世代のネットワーク制御技術として注目されている。
【0003】
なお、特許文献1には、仮想ネットワークを管理するために、サーバが、MACアドレス、ポート番号/VCC識別子、VLAN識別子、及びスイッチングハブの識別子を互いに対応付けて記憶することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平09−130421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
オープンフローによる制御が行われている仮想ネットワークは、既存の技術による仮想化ネットワークと共存して使用される、と考えられる。この場合においても、オープンフローによる制御が行われている仮想ネットワークと、既存の技術による仮想化ネットワークとを一元管理する必要がある、と考えられる。
【0006】
本発明の目的は、オープンフローによる制御が行われている仮想ネットワークと、既存の技術による仮想化ネットワークとを一元管理することができる仮想マシン管理装置、仮想マシン管理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する第1受信手段と、
オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段が受信したポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶し、かつ前記第2受信手段が受信したポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
を有する仮想マシン管理装置が提供される。
【0008】
本発明によれば、コンピュータが、スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信し、
前記コンピュータが、オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信し、
前記コンピュータが、前記第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶手段に記憶させ、かつ前記第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる、仮想マシン管理方法が提供される。
【0009】
本発明によれば、コンピュータを、仮想マシンを管理するための仮想マシン管理装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する機能と、
オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する機能と、
前記第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶手段に記憶させ、かつ前記第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、オープンフローによる制御が行われている仮想ネットワークと、既存の技術による仮想化ネットワークとを一元管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施形態に係る仮想マシン管理装置の使用環境を説明するための図である。
【図2】第1ネットワークの構成を示すブロック図である。
【図3】第2ネットワークの構成を示すブロック図である。
【図4】仮想マシン管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図5】記憶部が記憶している情報の一例をテーブル形式で示す図である。
【図6】仮想マシン管理装置の第1受信部が、スイッチングハブから管理情報を受信するときの処理を示すフローチャートである。
【図7】仮想マシン管理装置の第2受信部が、オープンフローコントローラから、オープンフロースイッチが管理している管理情報を受信するときの処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態に係る仮想マシン管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図9】仮想マシン設定部が物理サーバに仮想マシンを設定するときの動作を示すフローチャートである。
【図10】仮想マシン設定部が物理サーバに仮想マシンを設定するときの動作を示すフローチャートである。
【図11】仮想マシン設定部がライブマイグレーションを行うときの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0013】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る仮想マシン管理装置300の使用環境を説明するための図である。仮想マシン管理装置300は、第1ネットワーク100及び第2ネットワーク200に接続している。第1ネットワーク100及び第2ネットワーク200は、通信網10を介して互いに接続している。通信網10は、例えばインターネットなどの公衆通信網である。
【0014】
第1ネットワーク100は、少なくとも一つの物理サーバ120を有している。物理サーバ120内には、少なくとも一つの仮想ブリッジ及び仮想マシンが生成されている。物理サーバ120及び仮想マシンは、スイッチングハブ110によって管理されている。すなわち第1ネットワーク100は、一般的な技術を用いて管理されている。物理サーバ120内の仮想マシンは、物理サーバ120内のハイパーバイザの種類(VMware、Xen、KVMなど)に応じた種類となっている。
【0015】
第2ネットワーク200は、少なくとも一つの物理サーバ220を有している。物理サーバ220内には、少なくとも一つの仮想ブリッジ及び仮想マシンが生成されている。第2ネットワーク200は、オープンフローによって制御されている。すなわち、物理サーバ220及び仮想マシンは、オープンフロースイッチ210及びオープンフローコントローラ230によって管理されている。物理サーバ220内の仮想マシンは、物理サーバ220内のハイパーバイザの種類(VMware、Xen、KVMなど)に応じた種類となっている。
【0016】
仮想マシン管理装置300は、第1ネットワーク100のスイッチングハブ110及び物理サーバ120に接続するとともに、第2ネットワーク200の物理サーバ220及びオープンフローコントローラ230に接続する。仮想マシン管理装置300は、スイッチングハブ110及び物理サーバ120内のハイパーバイザそれぞれから管理情報を受信することにより、物理サーバ120内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を認識する。また仮想マシン管理装置300は、オープンフローコントローラ230及び物理サーバ220内のハイパーバイザそれぞれから管理情報を受信することにより、物理サーバ220内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を特定する。仮想マシン管理装置300は、特定した情報を記憶する。このため、仮想マシン管理装置300は、オープンフローによる制御が行われている第2ネットワーク200と、既存の技術による第1ネットワーク100とを一元管理することができる。なお、仮想マシン管理装置300と物理サーバ220の間の通信、及び仮想マシン管理装置300とオープンフローコントローラ230の間の通信は、オープンフロープロトコルに従って行われる。オープンフロープロトコルは、例えば「OpenFlow Switch Specification, Version 1.1.0 Implemented」に定義されている。
【0017】
なお、仮想マシンは、仮想ブリッジを介してスイッチングハブ110又は物理サーバ220に接続する。VLAN識別情報は、この仮想ブリッジそれぞれに付与される。また本実施形態において、第1ネットワーク100及び第2ネットワーク200それぞれにも、VLAN識別情報が付与される。
【0018】
図2は、第1ネットワーク100の構成を示すブロック図である。物理サーバ120は、スイッチングハブ110を介して通信網10に接続している。物理サーバ120内には、少なくとも一つの仮想マシン及び仮想ブリッジが生成されている。本図に示す例では、物理サーバ120内には仮想マシン410、仮想ブリッジ412、仮想マシン420、及び仮想ブリッジ422が生成されている。仮想マシン410は、仮想ブリッジ412を介してスイッチングハブ110に接続しており、仮想マシン420は、仮想ブリッジ422を介してスイッチングハブ110に接続している。なお、仮想マシン410と仮想マシン420は、互いに通信を行うことも可能である。
【0019】
スイッチングハブ110は、仮想マシン410,420のポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を記憶している。そしてスイッチングハブ110は、仮想マシン管理装置300からの要求により、物理サーバ120内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、仮想マシン管理装置300に送信する。
【0020】
また物理サーバ120は、仮想マシン管理装置300からの要求に従って、仮想マシン及び仮想ブリッジの生成、変更、及び削除を行う。
【0021】
図3は、第2ネットワーク200の構成を示すブロック図である。第2ネットワーク200は、オープンフロースイッチ210を介して通信網10に接続している。物理サーバ220内には、一つの仮想マシン及び仮想ブリッジが生成されている。本図に示す例では、物理サーバ220内には仮想マシン430、仮想ブリッジ432、仮想マシン440、及び仮想ブリッジ442が生成されている。仮想マシン430は、仮想ブリッジ432を介してオープンフロースイッチ210に接続しており、仮想マシン440は、仮想ブリッジ442を介してオープンフロースイッチ210に接続している。なお、仮想マシン430と仮想マシン440は、互いに通信を行うことも可能である。
【0022】
オープンフロースイッチ210は、仮想マシン430,440のポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を記憶している。オープンフローコントローラ230は、仮想マシン管理装置300からの要求により、物理サーバ220内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、オープンフロースイッチ210から取得して仮想マシン管理装置300に送信する。
【0023】
図4は、仮想マシン管理装置300の機能構成を示すブロック図である。仮想マシン管理装置300は、第1受信部310、第2受信部320、及び記憶部330を有している。
【0024】
第1受信部310は、スイッチングハブ110及び物理サーバ120内のハイパーバイザから、管理情報を受信する。これら管理情報を用いることにより、第1受信部310は、物理サーバ120内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方(例えば双方)を特定できる。
【0025】
第2受信部320は、オープンフローコントローラ230、及び物理サーバ120内のハイパーバイザから、管理情報を受信する。これら管理情報を用いることにより、第2受信部320は、物理サーバ220内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方(例えば双方)を特定できる。
【0026】
記憶部330は、第1受信部310が特定した情報及び第2受信部320が受信した情報を記憶し、一元管理する。このとき、記憶部330は、第1受信部310が受信した情報を、送信元のスイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶する。また記憶部330は、第2受信部320が特定した情報を、送信元のオープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて記憶する。
【0027】
なお、図4に示した仮想マシン管理装置300の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。仮想マシン管理装置300の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
【0028】
図5は、記憶部330が記憶している情報の一例をテーブル形式で示す図である。本図に示す例において、第1受信部310及び第2受信部320は、仮想マシンのIPアドレス及びMACアドレスの双方を受信している。記憶部330は、仮想マシンのMACアドレス、ポート番号、VLAN識別情報、IPアドレス、及びスイッチ識別情報もしくはハブ識別情報に対応付けて記憶している。記憶部330が、仮想マシンのMACアドレス、ポート番号、VLAN識別情報、及びIPアドレスを、その仮想マシンが接続しているスイッチングハブ又はオープンフロースイッチの識別情報に対応付けて記憶しているため、記憶部330を参照することにより、いずれの仮想マシンがいずれのネットワークに位置しているかを把握することができる。
【0029】
なお、記憶部330に記憶されている情報は、不揮発性であり、また、エージングによる削除も基本的には行われない。
【0030】
図6は、仮想マシン管理装置300の第1受信部310が、スイッチングハブ110から管理情報を受信するときの処理を示すフローチャートである。第1受信部310は、図6に示す処理を、定期的に行っている。
【0031】
まず第1受信部310は、スイッチングハブ110に、そのスイッチングハブ110が管理している管理情報を要求する(ステップS10)。スイッチングハブ110は、第1受信部310に、管理情報を送信する(ステップS20)。ここで送信する管理情報には、MACアドレス、ポート番号、及びスイッチ/ハブ識別情報が含まれている。また、第1受信部310は、物理サーバ120内のハイパーバイザに管理情報を要求する(ステップS30)。ハイパーバイザは、第1受信部310に、管理情報を送信する(ステップS40)。ここで送信する管理情報には、VLAN識別番号及びIPアドレスが含まれている。
【0032】
そして第1受信部310は、スイッチングハブ110から受信した管理情報、及びハイパーバイザから受信した管理情報から、仮想マシンのMACアドレス、ポート番号、VLAN識別情報、及びIPアドレスを認識する。そして第1受信部310は、認識した情報を、スイッチングハブ110のハブ識別情報に対応付けて、記憶部330に記憶させる(ステップS50)。
【0033】
図7は、仮想マシン管理装置300の第2受信部320が、オープンフローコントローラ230から、オープンフロースイッチ210が管理している管理情報を受信するときの処理を示すフローチャートである。第2受信部320は、図7に示す処理を、定期的に行っている。
【0034】
まず第2受信部320は、オープンフローコントローラ230に、オープンフロースイッチ210が管理している管理情報を要求する(ステップS200)。オープンフローコントローラ230は、オープンフロースイッチ210に、管理情報を要求する(ステップS202)。オープンフロースイッチ210は、レイヤ1〜4の情報を管理している。オープンフロースイッチ210は、オープンフローコントローラ230に、管理情報を送信する(ステップS204)。オープンフローコントローラ230は、第2受信部320に、オープンフロースイッチ210から受診した管理情報を送信する(ステップS206)。ここで送信する管理情報には、MACアドレス、ポート番号、及びスイッチ/ハブ識別情報が含まれている。
【0035】
また、第2受信部320は、物理サーバ220内のハイパーバイザに管理情報を要求する(ステップS208)。ハイパーバイザは、第2受信部320に、管理情報を送信する(ステップS210)。ここで送信する管理情報には、VLAN識別番号及びIPアドレスが含まれている。
【0036】
そして第2受信部320は、オープンフローコントローラ230から受信した管理情報、及びハイパーバイザから受信した管理情報から、仮想マシンのMACアドレス、ポート番号、VLAN識別情報、及びIPアドレスを認識する。そして第2受信部320は、認識した情報を、オープンフロースイッチ210のスイッチ識別情報に対応付けて、記憶部330に記憶させる(ステップS212)。
【0037】
以上、本実施形態によれば、仮想マシン管理装置300は、スイッチングハブ110及び物理サーバ120内のハイパーバイザから管理情報を受信することにより、物理サーバ120内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を認識する。また仮想マシン管理装置300は、オープンフローコントローラ230及び物理サーバ220内のハイパーバイザから管理情報を受信することにより、物理サーバ220内の仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を特定する。仮想マシン管理装置300は、特定した情報を記憶する。このため、仮想マシン管理装置300は、オープンフローによる制御が行われている第2ネットワーク200と、既存の技術による第1ネットワーク100とを一元管理することができる。
【0038】
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る仮想マシン管理装置300の機能構成を示すブロック図である。本実施形態に係る仮想マシン管理装置300は、仮想マシン設定部340を備えている点を除いて、第1の実施形態に係る仮想マシン管理装置300と同様の構成である。
【0039】
仮想マシン設定部340は、物理サーバ120に、仮想マシン及び仮想ブリッジの生成、変更、及び削除を行わせるとともに、物理サーバ220に、仮想マシン及び仮想ブリッジの生成、変更、及び削除を行わせる。さらに、仮想マシン設定部340は、物理サーバ120及び物理サーバ220に、仮想マシンのライブマイグレーションを行わせる。すなわち仮想マシン設定部340は、物理サーバ120で稼動している仮想マシンを、物理サーバ220に移動させる。また、仮想マシン設定部340は、物理サーバ220で稼動している仮想マシンを、物理サーバ120に移動させる。
【0040】
図9は、仮想マシン設定部340が物理サーバ120に仮想マシンを設定するときの動作を示すフローチャートである。本図に示す例では、仮想マシン設定部340は、外部からの指示に従って、仮想マシンの設定を行う。ただし仮想マシン設定部340は、自発的に仮想マシンの設定を行っても良い。
【0041】
まず仮想マシン設定部340は、外部から、仮想マシンの設定要求を受信する(ステップS102)。すると仮想マシン設定部340は、スイッチングハブ110に対して、新規にVLANを設定すること要求する(ステップS104)。スイッチングハブ110は、新規にVLANを設定すると、設定したVLANのVLAN識別情報及びこれに対応するポート番号を、仮想マシン設定部340に送信する(ステップS106)。
【0042】
また仮想マシン設定部340は、ステップS106で送信されたVLAN識別情報に対応する仮想ブリッジを設定するように、物理サーバ120に要求する(ステップS108)。物理サーバ120は、仮想ブリッジを設定すると、設定した仮想ブリッジの情報を仮想マシン設定部340に送信する(ステップS110)。
【0043】
そして仮想マシン設定部340は、物理サーバ120のハイパーバイザに、ステップS108の要求に従って設定された仮想ブリッジを用いて仮想マシンを設定することを、要求する(ステップS112)。物理サーバ120のハイパーバイザは、物理サーバ120に仮想マシンを設定すると、設定した仮想マシンのMACアドレス及びIPアドレスを、仮想マシン設定部340に送信する(ステップS114)。
【0044】
そして仮想マシン設定部340は、ステップS114で受信したMACアドレス及びIPアドレスを、ステップS106で受信したVLAN識別情報及びポート番号、並びにスイッチングハブ110のハブ識別情報に対応付けて、記憶部330に記憶させる(ステップS116)。
【0045】
図10は、仮想マシン設定部340が物理サーバ220に仮想マシンを設定するときの動作を示すフローチャートである。本図に示す例では、仮想マシン設定部340は、外部からの指示に従って、仮想マシンの設定を行う。ただし仮想マシン設定部340は、自発的に仮想マシンの設定を行っても良い。
【0046】
まず仮想マシン設定部340は、外部から、仮想マシンの設定要求を受信する(ステップS222)。すると仮想マシン設定部340は、オープンフローコントローラ230に対して、新規にVLANを設定すること要求する(ステップS224)。オープンフローコントローラ230は、オープンフロースイッチ210に、新規にVLANを設定すること要求する(ステップS226)。オープンフロースイッチ210は、新規にVLANを設定すると、設定したVLANのVLAN識別情報及びこれに対応するポート番号を、オープンフローコントローラ230を介して仮想マシン設定部340に送信する(ステップS228,S230)。
【0047】
また仮想マシン設定部340は、ステップS230で送信されたVLAN識別情報に対応する仮想ブリッジを設定するように、物理サーバ220に要求する(ステップS232)。物理サーバ220は、仮想ブリッジを設定すると、設定した仮想ブリッジの情報を仮想マシン設定部340に送信する(ステップS234)。
【0048】
そして仮想マシン設定部340は、物理サーバ220のハイパーバイザに、ステップS232の要求に従って設定された仮想ブリッジを用いて仮想マシンを設定することを、要求する(ステップS236)。物理サーバ220のハイパーバイザは、物理サーバ220に仮想マシンを設定すると、設定した仮想マシンのMACアドレス及びIPアドレスを、仮想マシン設定部340に送信する(ステップS238)。
【0049】
そして仮想マシン設定部340は、ステップS238で受信したMACアドレス及びIPアドレスを、ステップS230で受信したVLAN識別情報及びポート番号、並びにオープンフロースイッチ210のスイッチ識別情報に対応付けて、記憶部330に記憶させる(ステップS240)。
【0050】
図11は、仮想マシン設定部340がライブマイグレーションを行うときの動作を示すフローチャートである。まず仮想マシン設定部340は、記憶部330に接続し、ライブマイグレーションの対象となる仮想マシンのVLAN識別情報を確認する(ステップS302)。
【0051】
次いで仮想マシン設定部340は、記憶部330に記憶されている情報を用いることにより、仮想マシンの移行先となるネットワークに、ステップS302で認識したVLAN識別情報と同じ識別情報が設定されているかを確認する(ステップS304)。設定されていない場合、仮想マシン設定部340は、移行先のネットワークのスイッチングハブ110又はオープンフロースイッチ210に、そのVLAN識別情報を有するVLANを設定させる(ステップS306)。
【0052】
そして仮想マシン設定部340は、記憶部330に記憶されている情報を用いることにより、仮想マシンの移行先となるネットワークに、ステップS302で認識したVLAN識別情報に対応する仮想ブリッジが設定されているかを確認する(ステップS308)。設定されていない場合、仮想マシン設定部340は、移行先のネットワークの物理サーバ120又は物理サーバ220に、そのVLAN識別情報に対応する仮想ブリッジを設定させる(ステップS310)。
【0053】
そして仮想マシン設定部340は、ライブマイグレーションを実施し、仮想マシンを、移行先のネットワークに移行させる(ステップS312)。
【0054】
そして仮想マシン設定部340は、記憶部330が記憶している情報を更新する(ステップS314)。具体的には、物理サーバ120で稼動している仮想マシンを物理サーバ220に移す場合、その仮想マシンのMACアドレス、IPアドレス、VLAN識別情報が、スイッチングハブ110のハブ識別情報ではなくオープンフロースイッチ210のスイッチ識別情報に対応するようにする。逆に物理サーバ220で稼動している仮想マシンを物理サーバ120に移す場合、その仮想マシンのMACアドレス、IPアドレス、VLAN識別情報が、オープンフロースイッチ210のスイッチ識別情報ではなくスイッチングハブ110のハブ識別情報に対応するようにする。
【0055】
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、既存の方法で管理されている第1ネットワーク100と、オープンフローで管理されている第2ネットワーク200の間で、ライブマイグレーションを行うことができる。
【0056】
なお、本実施形態によれば、以下の発明が開示されている。
(付記1)
スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する第1受信手段と、
オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段が受信したポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶し、かつ前記第2受信手段が受信したポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
を有する仮想マシン管理装置。
(付記2)
付記1に記載の仮想マシン管理装置において、
前記第1受信手段は、前記第1仮想マシンを有する第1物理サーバ及び前記スイッチングハブに、定期的に、ポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求し、
前記第2受信手段は、前記オープンフロースイッチに接続するオープンフローコントローラに、定期的にポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求する仮想マシン管理装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の仮想マシン管理装置において、
前記第1仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第1物理サーバから、前記第2仮想マシンが稼動している第2物理サーバに移す仮想マシン設定手段を備える仮想マシン管理装置。
(付記4)
付記3に記載の仮想マシン管理装置において、
前記仮想マシン設定手段は、
前記第1仮想マシンを前記第1物理サーバから前記第2物理サーバに移す際、前記第1仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記ハブ識別情報ではなく前記スイッチ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する仮想マシン管理装置。
(付記5)
付記1又は2に記載の仮想マシン管理装置において、
前記第2仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第2物理サーバから、前記第1仮想マシンが稼動している第1物理サーバに移す仮想マシン設定手段を備える仮想マシン管理装置。
(付記6)
付記5に記載の仮想マシン管理装置において、
前記仮想マシン設定手段は、
前記第2仮想マシンを前記第2物理サーバから前記第1物理サーバに移す際、前記第2仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記スイッチ識別情報ではなく前記ハブ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する仮想マシン管理装置。
(付記7)
コンピュータが、スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信し、
前記コンピュータが、オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信し、
前記コンピュータが、前記第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶手段に記憶させ、かつ前記第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる、仮想マシン管理方法。
(付記8)
付記7に記載の仮想マシン管理方法において、
前記コンピュータは、
前記第1仮想マシンを有する第1物理サーバ及び前記スイッチングハブに、定期的に、ポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求し、
前記オープンフロースイッチに接続するオープンフローコントローラに、定期的にポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求する仮想マシン管理方法。
(付記9)
付記7又は8に記載の仮想マシン管理方法において、
前記コンピュータは、前記第1仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第1物理サーバから、前記第2仮想マシンが稼動している第2物理サーバに移す仮想マシン管理方法。
(付記10)
付記9に記載の仮想マシン管理方法において、
前記コンピュータは、前記第1仮想マシンを前記第1物理サーバから前記第2物理サーバに移す際、前記第1仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記ハブ識別情報ではなく前記スイッチ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する仮想マシン管理方法。
(付記11)
付記7又は8に記載の仮想マシン管理方法において、
前記コンピュータは、前記第2仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第2物理サーバから、前記第1仮想マシンが稼動している第1物理サーバに移す仮想マシン管理方法。
(付記12)
付記11に記載の仮想マシン管理方法において、
前記コンピュータは、前記第2仮想マシンを前記第2物理サーバから前記第1物理サーバに移す際、前記第2仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記スイッチ識別情報ではなく前記ハブ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する仮想マシン管理方法。
(付記13)
コンピュータを、仮想マシンを管理するための仮想マシン管理装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する機能と、
オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する機能と、
前記第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶手段に記憶させ、かつ前記第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる機能と、
を実現させるプログラム。
(付記14)
付記13に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記第1仮想マシンを有する第1物理サーバ及び前記スイッチングハブに、定期的に、ポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求する機能と、
前記オープンフロースイッチに接続するオープンフローコントローラに、定期的にポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求する機能と、
を実現させるプログラム。
(付記15)
付記13又は14に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記第1仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第1物理サーバから、前記第2仮想マシンが稼動している第2物理サーバに移す機能を実現させるプログラム。
(付記16)
付記15に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記第1仮想マシンを前記第1物理サーバから前記第2物理サーバに移す際、前記第1仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記ハブ識別情報ではなく前記スイッチ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する機能を実現させるプログラム。
(付記17)
付記13又は14に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記第2仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第2物理サーバから、前記第1仮想マシンが稼動している第1物理サーバに移す機能を実現させるプログラム。
(付記18)
付記17に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータは、前記第2仮想マシンを前記第2物理サーバから前記第1物理サーバに移す際、前記第2仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記スイッチ識別情報ではなく前記ハブ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する機能を実現させるプログラム。
【0057】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【符号の説明】
【0058】
10 通信網10
100 第1ネットワーク
110 スイッチングハブ
120 物理サーバ
200 第2ネットワーク
210 オープンフロースイッチ
220 物理サーバ
230 オープンフローコントローラ
300 仮想マシン管理装置
310 第1受信部
320 第2受信部
330 記憶部
340 仮想マシン設定部
410 仮想マシン
412 仮想ブリッジ
420 仮想マシン
422 仮想ブリッジ
430 仮想マシン
432 仮想ブリッジ
440 仮想マシン
442 仮想ブリッジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する第1受信手段と、
オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段が受信したポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶し、かつ前記第2受信手段が受信したポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
を有する仮想マシン管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の仮想マシン管理装置において、
前記第1受信手段は、前記第1仮想マシンを有する第1物理サーバ及び前記スイッチングハブに、定期的に、ポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求し、
前記第2受信手段は、前記オープンフロースイッチに接続するオープンフローコントローラに、定期的にポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を要求する仮想マシン管理装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の仮想マシン管理装置において、
前記第1仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第1物理サーバから、前記第2仮想マシンが稼動している第2物理サーバに移す仮想マシン設定手段を備える仮想マシン管理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の仮想マシン管理装置において、
前記仮想マシン設定手段は、
前記第1仮想マシンを前記第1物理サーバから前記第2物理サーバに移す際、前記第1仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記ハブ識別情報ではなく前記スイッチ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する仮想マシン管理装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の仮想マシン管理装置において、
前記第2仮想マシンを、当該仮想マシンが現在稼動している第2物理サーバから、前記第1仮想マシンが稼動している第1物理サーバに移す仮想マシン設定手段を備える仮想マシン管理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の仮想マシン管理装置において、
前記仮想マシン設定手段は、
前記第2仮想マシンを前記第2物理サーバから前記第1物理サーバに移す際、前記第2仮想マシンの前記MACアドレス及び前記IPアドレスの少なくとも一方並びに前記VLAN識別情報が、前記スイッチ識別情報ではなく前記ハブ識別情報に対応するように前記記憶手段に記憶されている情報を更新する仮想マシン管理装置。
【請求項7】
コンピュータが、スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信し、
前記コンピュータが、オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信し、
前記コンピュータが、前記第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶手段に記憶させ、かつ前記第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる、仮想マシン管理方法。
【請求項8】
コンピュータを、仮想マシンを管理するための仮想マシン管理装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
スイッチングハブに接続する第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する機能と、
オープンフロースイッチ(Open Flow Switch)に接続する第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を受信する機能と、
前記第1仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記スイッチングハブを識別するハブ識別情報に対応付けて記憶手段に記憶させ、かつ前記第2仮想マシンのポート番号、VLAN識別情報、並びにIPアドレス及びMACアドレスの少なくとも一方を、前記オープンフロースイッチを識別するスイッチ識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる機能と、
を実現させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−74362(P2013−74362A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−210217(P2011−210217)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】