説明

伝送装置、伝送制御方法及び伝送制御プログラム

【課題】装置間で伝送可能になるまでの時間を短縮することを課題とする。
【解決手段】伝送装置は、外部装置と自装置との間の第1プロトコルセッションが切断された場合に、外部装置のユーザ情報を所定時間保持するとともに、自装置と他の伝送装置との間の第2プロトコルセッションを所定時間維持する。また、伝送装置は、第1プロトコルセッションが新たに確立された後、所定時間内に外部装置からログイン要求された場合に、ログイン要求した外部装置のユーザ情報と、保持しているユーザ情報とが一致するか否かを判定する。また、伝送装置は、ユーザ情報が一致すると判定した場合に、新たに確立された第1プロトコルセッションと、維持している第2プロトコルセッションとを接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝送装置、伝送制御方法及び伝送制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、セッション管理を伴うセキュリティを保持し、外部装置からアクセスされる複数の伝送装置を含むネットワークがある。一つの様態として、外部装置は、ある伝送装置を中継点として、他の伝送装置に対してアクセスする。このとき、セッション管理は、同一プロトコル内で行われるため、中継点となる伝送装置で行なわれる。
【0003】
図10は、複数の伝送装置を含むネットワークの例を示す図である。なお、図10では、外部装置の一例として監視装置を挙げ、該監視装置が、ある伝送装置を中継点として複数の伝送装置を監視する場合を説明する。また、監視装置及び中継点となる伝送装置間のプロトコルと、中継点となる伝送装置及び他の伝送装置間のプロトコルとは、異なるプロトコルで実現される。一つの様態として、監視装置と中継点となる伝送装置との間は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルで実現される。一方、中継点となる伝送装置と他の伝送装置との間は、OSI(Open Systems Interconnection)プロトコルで実現される。
【0004】
上記構成において、監視装置は、各伝送装置に対して同一のユーザ名でログインし、各伝送装置を監視する。中継点となる伝送装置は、異なるプロトコルそれぞれについてセッション管理を行ない、プロトコルの変換等を実行することで監視装置と他の伝送装置との通信を実現する。ここで、監視装置及び中継点となる伝送装置間のTCP/IPプロトコルセッションが切断した場合には、中継点となる伝送装置及び他の伝送装置間のOSIプロトコルセッションも切断される。すなわち、TCP/IPプロトコルセッションの切断を起因に、監視装置及び各伝送装置間のログイン状態がログオフ状態に遷移する。その後、TCP/IPプロトコルセッションが復旧した場合に、監視装置は、各伝送装置に対して再度ログインすることで通信を再開する。なお、通信の再開に関して、ユーザ認証不要にセッションを再確立する技術や、同一プロトコル内のセッションを代理で維持しておき再開する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−157148号公報
【特許文献2】特表2007−514337号公報
【特許文献3】特表2008−527800号公報
【特許文献4】特開平10−285174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術では、切断したプロトコルセッションが復旧した場合に、装置間で伝送可能になるまでに多くの時間を要するという問題がある。従来技術では、異なるプロトコルセッションで接続された装置間で、アクセス元の装置側のプロトコルセッションが切断されると、他方のプロトコルセッションも切断される。これに伴い、プロトコルセッションを再確立した場合に、外部装置は、各伝送装置に対してログイン処理を実行することになる。ログインする伝送装置の数が膨大であれば相応の時間を要することになるため、例えば、監視等の用途で利用する場合には、監視できない時間が長くなるため好ましくない。また、ユーザにとっては、各装置にログインを行なうための作業の手間がかかるうえに、操作ミス等を誘発する可能性も高くなる。
【0007】
そこで、本願に開示する技術は、上記に鑑みてなされたものであって、装置間で伝送可能になるまでの時間を短縮することが可能である伝送装置、伝送制御方法及び伝送制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明の一観点によれば、外部装置と自装置との間の第1プロトコルセッションでの通信を制御する第1通信インタフェースと、自装置と該自装置を経由して前記外部装置に接続可能な他の伝送装置との間の第2プロトコルセッションでの通信を制御する第2通信インタフェースと、前記第1通信インタフェースを介した前記第1プロトコルセッションと、前記第2通信インタフェースを介した前記第2プロトコルセッションとを接続するプロセッサとを有し、前記プロセッサは、前記第1プロトコルセッションが切断された場合に、前記外部装置のユーザ情報を所定時間保持するとともに、前記第2プロトコルセッションを前記所定時間維持し、前記第1プロトコルセッションが新たに確立された後、外部装置から前記伝送装置又は前記他の伝送装置にログイン要求された場合に、前記ユーザ情報と、ログイン要求した外部装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、新たに確立された前記第1プロトコルセッションと、維持された前記第2プロトコルセッションとを接続する伝送装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本願に開示する伝送装置、伝送制御方法及び伝送制御プログラムの一つの様態は、装置間で伝送可能になるまでの時間を短縮するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、実施例1に係る伝送装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図2】図2は、ファームウェアについて説明するためのイメージ図である。
【図3】図3は、ユーザマネージャによって保持される情報の例を示す図である。
【図4】図4は、イニシエータによって保持される情報の例を示す図である。
【図5】図5は、監視装置と伝送装置との間のプロトコルセッション切断時の伝送制御について説明する図である。
【図6】図6は、監視装置と伝送装置との間のプロトコルセッションの復旧後に、監視装置から自装置にログイン要求された場合の伝送制御について説明する図である。
【図7】図7は、監視装置と伝送装置との間のプロトコルセッションの復旧後に、監視装置から他の伝送装置にログイン要求された場合の伝送制御について説明する図である。
【図8】図8は、実施例1に係る伝送制御処理の流れの例を示すフローチャートである。
【図9】図9は、伝送制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【図10】図10は、複数の伝送装置を含むネットワークの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、本願に開示する伝送装置、伝送制御方法及び伝送制御プログラムの実施例を説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0012】
[伝送装置のハードウェア構成]
図1を用いて、実施例1に係る伝送装置のハードウェア構成を説明する。図1は、実施例1に係る伝送装置のハードウェア構成例を示す図である。
【0013】
例えば、図1に示すように、伝送装置100は、ファームウェア110と、メモリ120と、TCP/IPインタフェース130と、OSIインタフェース140と、CPU(Central Processing Unit)150と、その他のHW(hardware)160とを有する。また、伝送装置100は、複数の伝送装置を監視する監視装置等の外部装置と、伝送装置100とは異なる他の伝送装置と接続されている。
【0014】
ファームウェア110は、例えば、伝送装置100に含まれる各ハードウェアを制御する。なお、ファームウェア110の詳細については後述する。メモリ120は、例えば、CPU150による各種処理に要するデータや、CPU150による各種処理結果を記憶する。なお、メモリ120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
【0015】
TCP/IPインタフェース130は、例えば、伝送装置100と監視装置との間のTCP/IPプロトコルセッションでの通信を制御する。OSIインタフェース140は、例えば、伝送装置100と他の伝送装置との間のOSIプロトコルセッションでの通信を制御する。なお、TCP/IPインタフェース130又はOSIインタフェース140は、互いに異なるプロトコルに係るインタフェースであれば良く、これに限られるものではない。プロトコルとしては、例えば、IPX/SPX(Internetwork Packet eXchange/Sequenced Packet eXchange)や、NETBEUI(NetBIOS Extended User Interface)等が挙げられる。また、プロトコルとしては、例えば、AppleTalk、BPLUS等が挙げられる。そして、伝送装置100及び監視装置間と、伝送装置100及び他の伝送装置間とのプロトコルは、上記の異なるプロトコルのあらゆる組み合わせで実現可能である。なお、以下では、一つの様態として、TCP/IPプロトコルセッションとOSIプロトコルセッションとを利用する場合を例に挙げて説明する。
【0016】
CPU150は、伝送装置100を全体制御し、例えば、ファームウェア110を用いて、TCP/IPインタフェース130を介したTCP/IPプロトコルセッションと、OSIインタフェース140を介したOSIプロトコルセッションとを接続する。また、CPU150は、異なるプロトコルそれぞれについてセッション管理を行ない、プロトコルの変換を実行する。
【0017】
詳細には、CPU150は、TCP/IPプロトコルセッションが切断された場合に、監視装置のユーザ情報を所定時間保持するとともに、OSIプロトコルセッションを所定時間維持する。また、CPU150は、TCP/IPプロトコルセッションが新たに確立された後、監視装置から伝送装置100又は他の伝送装置にログイン要求された場合に、ユーザ情報とログイン要求した監視装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定する。また、CPU150は、ユーザ情報が一致すると判定した場合に、新たに確立されたTCP/IPプロトコルセッションと、維持されたOSIプロトコルセッションとを接続する。その他のHW160は、例えば、上記各ハードウェアとは異なるハードウェア群である。
【0018】
[ファームウェア]
次に、図2を用いて、ファームウェア110について説明する。図2は、ファームウェア110について説明するためのイメージ図である。例えば、ファームウェア110は、UI(User Interface)111a〜111dと、ユーザマネージャ112と、イニシエータ(initiator)113a〜113dと、その他のプロセス群114とを含む。なお、UI111a〜UI111d又はイニシエータ113a〜イニシエータ113dのプロセス数は、図2においてそれぞれ4つを図示しているがこの数に限られるものではない。
【0019】
UI111a〜UI111dは、例えば、監視装置からの制御コマンドを受け付けて制御対象となる伝送装置を判定する。制御対象となる伝送装置とは、例えば、監視装置による監視対象、すなわち監視装置によってログイン要求される伝送装置を指す。また、UI111a〜UI111dは、例えば、伝送装置100にログイン要求した監視装置のユーザ情報をユーザマネージャ112に保持させる。また、UI111a〜UI111dは、例えば、監視装置から他の伝送装置へのログイン要求を受け付けた場合に、使用されていないイニシエータを選択する。
【0020】
ユーザマネージャ112は、例えば、UI111a〜UI111dから受け付けた監視装置のユーザ情報を保持する。図3は、ユーザマネージャ112によって保持される情報の例を示す図である。例えば、図3に示すように、ユーザマネージャ112は、監視装置を識別する識別情報と、監視装置のログインユーザの識別情報を示すログインユーザID(identifier)と、選択したイニシエータの識別情報を示すイニシエータIDとを対応付けて保持する。例を挙げると、ユーザマネージャ112は、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、イニシエータID「INI#1」とを対応付けて保持する。ユーザマネージャ112は、TCP/IPプロトコルセッションの切断後にも、これらの情報を所定時間保持し、所定時間が経過した場合に保持された情報を削除する。
【0021】
イニシエータ113a〜イニシエータ113dは、例えば、UI111a〜UI111dによって選択された場合に、監視装置の監視対象となる他の伝送装置との接続を制御する。また、イニシエータ113a〜イニシエータ113dは、例えば、TCP/IPプロトコルセッションが切断された場合に、他の伝送装置との接続を所定時間維持する。また、イニシエータ113a〜イニシエータ113dは、例えば、監視装置の監視対象となる他の伝送装置を識別する識別情報と、監視装置のユーザ情報とを対応付けて保持する。
【0022】
図4は、イニシエータ113aによって保持される情報の例を示す図である。例えば、図4に示すように、イニシエータ113aは、監視装置を識別する識別情報と、監視装置のログインユーザの識別情報を示すログインユーザIDと、ログイン要求先の他の伝送装置の識別情報とを対応付けて保持する。例を挙げると、イニシエータ113aは、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、伝送装置の識別情報「伝送装置#2」とを対応付けて保持する。他の例を挙げると、イニシエータ113aは、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、伝送装置の識別情報「伝送装置#3」とを対応付けて保持する。
【0023】
すなわち、図4の例では、ログインユーザID「ROOT」を利用して識別情報「監視装置#1」である監視装置にログインされ、該監視装置が、識別情報「伝送装置#2」、「伝送装置#3」である他の伝送装置にログインしたことを表している。イニシエータ113a〜イニシエータ113dは、TCP/IPプロトコルセッションの切断後にも、これらの情報を所定時間保持し、所定時間が経過した場合に保持された情報を削除する。また、イニシエータ113a〜イニシエータ113dは、TCP/IPプロトコルセッションの切断後、所定時間が経過した場合に維持された他の伝送装置との接続を切断する。その他のプロセス群114は、例えば、上記プロセスとは異なる、監視に要するその他の制御を実行するプロセス群である。
【0024】
[伝送制御]
次に、図5〜図7を用いて、実施例1に係る伝送制御について説明する。なお、図5〜図7では、伝送装置#1〜伝送装置#4を含むネットワークを監視する監視装置がいずれかの伝送装置にログインする場合を例に挙げる。また、図5〜図7では、監視装置が、伝送装置#1を中継点として、各伝送装置にログインする場合を例に挙げる。また、以下では、説明の便宜上、伝送装置#1のファームウェアを図示して説明する。
【0025】
(セッション切断時)
図5は、監視装置と伝送装置との間のプロトコルセッション切断時の伝送制御について説明する図である。図5の説明では、監視装置が、伝送装置#1、伝送装置#2及び伝送装置#3を監視対象としてそれぞれの伝送装置にログインしているものとする。詳細には、監視装置は、伝送装置#1のUI#1及びイニシエータ#1を経由し、伝送装置#2及び伝送装置#3にログインしている。また、伝送装置#1は、ユーザマネージャに監視装置のユーザ情報を保持しているとともに、イニシエータ#1に監視装置のユーザ情報及び接続先の伝送装置の識別情報を保持している。
【0026】
上記構成において、監視装置と伝送装置#1との間のTCP/IPプロトコルセッションが切断された場合には、UI#1とイニシエータ#1との間の接続も切断される。このため、UI#1は、TCP/IPプロトコルセッションが切断したことを受け、このときに伝送装置#1にログインしている監視装置のユーザ情報をユーザマネージャに所定時間保持させる。例えば、ユーザマネージャは、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、イニシエータID「INI#1」とを対応付けて所定時間保持する。なお、ユーザマネージャは、自装置である伝送装置#1が監視対象でない場合には、監視装置のユーザ情報を保持しない。
【0027】
また、イニシエータ#1は、TCP/IPプロトコルセッションが切断したことを受け、このときに伝送装置#2及び伝送装置#3にログインしている監視装置のユーザ情報と、接続先となる伝送装置#2及び伝送装置#3の識別情報とを所定時間保持する。例えば、イニシエータ#1は、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、接続先となる伝送装置の識別情報「伝送装置#2」とを対応付けて所定時間保持する。また、例えば、イニシエータ#1は、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、接続先となる伝送装置の識別情報「伝送装置#3」とを対応付けて所定時間保持する。
【0028】
また、イニシエータ#1は、TCP/IPプロトコルセッションが切断したことを受け、伝送装置#1及び伝送装置#2間、伝送装置#1及び伝送装置#3間のOSIプロトコルセッションを所定時間維持する。図5では、TCP/IPプロトコルセッションの切断後に、伝送装置#1及び伝送装置#2間、伝送装置#1及び伝送装置#3間のOSIプロトコルセッションが維持されていることを、破線で示している。すなわち、伝送装置#1は、TCP/IPプロトコルセッションが切断された場合でも、他の伝送装置との間のOSIプロトコルセッションを維持することで、監視装置による伝送装置#2及び伝送装置#3に対するログイン状態を維持する。換言すると、TCP/IPプロトコルセッションが切断された場合には、監視装置にとっては各伝送装置に対してログオフした状態になっているが、OSIプロトコルセッションが維持された各伝送装置にとっては監視装置にログインされた状態になっている。
【0029】
(自装置にログイン)
図6は、監視装置と伝送装置との間のプロトコルセッションの復旧後に、監視装置から自装置にログイン要求された場合の伝送制御について説明する図である。図6の説明では、図5で説明したTCP/IPプロトコルセッションの切断から、TCP/IPプロトコルセッションが復旧した場合を例に挙げる。すなわち、伝送装置#1のユーザマネージャは、TCP/IPプロトコルセッションの切断後、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、イニシエータID「INI#1」とを対応付けて所定時間保持している。
【0030】
上記構成において、TCP/IPプロトコルセッションの復旧後、所定時間内に監視装置から伝送装置#1にログイン要求された場合に、伝送装置#1は、TCP/IPプロトコルセッションとOSIプロトコルセッションとを接続する。例えば、UI#3は、所定時間内に監視装置からログイン要求を受け付けた場合に、ユーザマネージャに保持されたユーザ情報と、ログイン要求した監視装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定する。ここで、ログイン要求した監視装置の識別情報が「監視装置#1」、ログインユーザID「ROOT」である場合に、UI#3は、ユーザ情報が一致すると判定し、イニシエータID「INI#1」であるイニシエータ#1を選択する。なお、ここでは、UI#3が監視装置からログイン要求を受け付けた場合を説明したが、監視装置からログイン要求を受け付けた伝送装置は、使用されていないUIを使用するだけであり、UI#3を使用することに限られるわけではない。
【0031】
また、UI#3によって選択されたイニシエータ#1は、伝送装置#1及び伝送装置#2間、伝送装置#1及び伝送装置#3間のOSIプロトコルセッションを所定時間維持している状態である。これらによって、監視装置にとっては、伝送装置#1に対するログイン要求後、伝送装置#2及び伝送装置#3に対してもログインしている状態に即座に遷移する。図6では、TCP/IPプロトコルセッションの復旧後に、監視装置が、伝送装置#1、伝送装置#2及び伝送装置#3にログインしている状態を破線で示している。
【0032】
一方、UI#3は、ユーザマネージャに保持されたユーザ情報と、ログイン要求した監視装置のユーザ情報とが一致しないと判定した場合に、図5での前提で説明したように、通常のログイン処理を実行する。通常のログイン処理の場合には、所定時間内であれば、伝送装置#2及び伝送装置#3とのOSIプロトコルセッションを維持しているイニシエータ#1が使用されることはない。また、このときも、ユーザマネージャに保持される情報は、TCP/IPプロトコルセッションの切断後、所定時間内であれば削除されない。
【0033】
(他装置にログイン)
図7は、監視装置と伝送装置との間のプロトコルセッションの復旧後に、監視装置から他の伝送装置にログイン要求された場合の伝送制御について説明する図である。図7の説明では、図5の説明において伝送装置#1を除く伝送装置#2及び伝送装置#3に監視装置がログインしていた場合を例に挙げる。これに加えて、図7の説明では、TCP/IPプロトコルセッションの切断から、TCP/IPプロトコルセッションが復旧した場合を例に挙げる。すなわち、イニシエータ#1は、TCP/IPプロトコルセッションの切断後、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、接続先となる伝送装置#2の識別情報「伝送装置#2」とを対応付けて所定時間保持している。同様に、イニシエータ#1は、TCP/IPプロトコルセッションの切断後、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「ROOT」と、接続先となる伝送装置#3の識別情報「伝送装置#3」とを対応付けて所定時間保持している。
【0034】
上記構成において、TCP/IPプロトコルセッションの復旧後、所定時間内に監視装置から伝送装置#2又は伝送装置#3にログイン要求された場合に、伝送装置#1は、TCP/IPプロトコルセッションとOSIプロトコルセッションとを接続する。例えば、UI#3は、所定時間内に監視装置から他の伝送装置へのログイン要求を受け付けた場合に、各イニシエータに保持されたユーザ情報と、ログイン要求した監視装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定する。ここで、ログイン要求した監視装置の識別情報が「監視装置#1」、ログインユーザID「ROOT」である場合に、UI#3は、イニシエータ#1が保持しているユーザ情報と一致すると判定し、イニシエータ#1を選択する。また、このとき、UI#3は、監視装置から受け付けたログイン要求に含まれる接続先となる他の伝送装置の識別情報と、各イニシエータが保持している接続先となる他の伝送装置の識別情報とが一致するか否かも判定しても良い。なお、ここでは、UI#3が監視装置からログイン要求を受け付けた場合を説明したが、監視装置からログイン要求を受け付けた伝送装置は、使用されていないUIを使用するだけであり、UI#3を使用することに限られるわけではない。
【0035】
また、UI#3によって選択されたイニシエータ#1は、伝送装置#1及び伝送装置#2間、伝送装置#1及び伝送装置#3間のOSIプロトコルセッションを所定時間維持している状態である。これらによって、監視装置にとっては、伝送装置#2及び伝送装置#3に対するログイン要求後、これらの伝送装置に対してログインしている状態に即座に遷移する。図7では、TCP/IPプロトコルセッションの復旧後に、監視装置が、伝送装置#2及び伝送装置#3にログインしている状態を破線で示している。
【0036】
一方、ログイン要求した監視装置の識別情報が「監視装置#1」、ログインユーザID「USER」である場合に、UI#3は、各イニシエータが保持しているユーザ情報と一致しないと判定し、イニシエータ#3を選択する。ここで選択されるイニシエータは、他の伝送装置とのOSIプロトコルセッションを維持していないイニシエータである。イニシエータ#3は、伝送装置#4とのOSIプロトコルセッションを確立し、ログイン要求した監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「USER」と、接続先となる伝送装置#4の識別情報「伝送装置#4」とを対応付けて保持する。また、伝送装置#4へのログイン時に、伝送装置#1もログイン対象である場合に、UI#3は、監視装置の識別情報「監視装置#1」と、ログインユーザID「USER」と、イニシエータID「INI#3」とを対応付けてユーザマネージャに保持させる。図7では、TCP/IPプロトコルセッションの復旧後に、監視装置が、伝送装置#4にログインしている状態を実線で示している。また、このときも、イニシエータ#1に保持される情報は、TCP/IPプロトコルセッションの切断後、所定時間内であれば削除されない。なお、図7では、説明の便宜上、共に他の伝送装置へのログイン状態を示す破線と実線とについて、UI#3を経由しているが、実際にはUIが二重に使用されることはない。
【0037】
[実施例1に係る伝送制御処理フロー]
次に、図8を用いて、実施例1に係る伝送制御処理を説明する。図8は、実施例1に係る伝送制御処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、以下では、監視装置と伝送装置100との間のTCP/IPプロトコルセッションが切断されたときの伝送制御処理について説明する。
【0038】
例えば、図8に示すように、伝送装置100は、遠隔で監視される他の伝送装置にログインしている状態である場合に(S101肯定)、遠隔で監視される他の伝送装置との間のOSIプロトコルセッションを維持する(S102)。そして、伝送装置100は、遠隔で監視される他の伝送装置全てに対するログインの状態の維持について、ログインの状態を確認したか否かを判定し、未確認のものがあれば(S103否定)、S102の処理を実行する。
【0039】
また、伝送装置100は、全てのログイン状態について確認した場合に(S103肯定)、TCP/IPプロトコルセッションの切断時から所定時間が経過したか否かを判定する(S104)。このとき、伝送装置100は、所定時間が経過していないと判定した場合に(S104否定)、監視装置との間のTCP/IPプロトコルセッションが確立されたか否かを判定する(S105)。そして、伝送装置100は、TCP/IPプロトコルセッションが確立されていないと判定した場合に(S105否定)、S104の処理を実行する。
【0040】
また、伝送装置100は、TCP/IPプロトコルセッションが確立されていると判定した場合に(S105肯定)、監視装置によるログイン対象に自装置が含まれているか否かを判定する(S106)。このとき、伝送装置100は、ログイン対象に自装置が含まれていると判定した場合に(S106肯定)、監視装置のユーザ情報と、保持しているユーザ情報とが一致するか否かを判定する(S107)。
【0041】
そして、伝送装置100は、ユーザ情報が一致すると判定した場合に(S107肯定)、保持しているユーザ情報に対応するイニシエータプロセスを選択する(S108)。なお、選択されたイニシエータプロセスは、他の伝送装置とのOSIプロトコルセッションを維持している。これにより、伝送装置100は、確立されたTCP/IPプロトコルセッションと維持されたOSIプロトコルセッションとを接続することにより、監視装置による監視をログイン状態に即座に遷移する。また、伝送装置100は、ユーザ情報が一致しないと判定した場合に(S107否定)、通常のログイン処理を実行する(S109)。
【0042】
また、伝送装置100は、ログイン対象に自装置が含まれていないと判定した場合に(S106否定)、監視装置のユーザ情報と、保持している他の伝送装置へのログインに対応するユーザ情報とが一致するか否かを判定する(S110)。そして、伝送装置100は、ユーザ情報が一致すると判定した場合に(S110肯定)、一致したユーザ情報を保持するイニシエータプロセスを選択する(S111)。なお、選択されたイニシエータプロセスは、他の伝送装置とのOSIプロトコルセッションを維持している。これにより、伝送装置100は、確立されたTCP/IPプロトコルセッションと維持されたOSIプロトコルセッションとを接続することにより、監視装置による監視をログイン状態に即座に遷移する。また、伝送装置100は、ユーザ情報が一致しないと判定した場合に(S110否定)、未使用のイニシエータプロセスを選択する(S112)。
【0043】
また、伝送装置100は、遠隔で監視される他の伝送装置にログインしている状態でない場合に(S101否定)、OSIプロトコルセッションを切断する(S113)。すなわち、監視装置による監視は、ログオフ状態になる。また、伝送装置100は、所定時間が経過したと判定した場合に(S104肯定)、保持している監視装置のユーザ情報を破棄する(S114)。このときに破棄される情報は、図3及び図4に示した情報に該当する。その後、伝送装置100は、OSIプロトコルセッションを切断する(S113)。この場合においても、監視装置による監視は、ログオフ状態になる。
【0044】
[実施例1による効果]
上述したように、伝送装置100は、監視装置等の外部装置との間のプロトコルセッションの切断時に他の伝送装置との間のプロトコルセッションを所定時間維持するとともに、外部装置のユーザ情報を所定時間保持する。また、伝送装置100は、外部装置との間のプロトコルセッションの復旧後、外部装置からログイン要求された場合に、ログイン要求した外部装置のユーザ情報と、保持しているユーザ情報とが一致するか否かを判定する。また、伝送装置100は、ユーザ情報が一致すると判定した場合に、復旧した外部装置との間のプロトコルセッションと、維持している他の伝送装置との間のプロトコルセッションとを接続する。これらの結果、伝送装置100は、各伝送装置に対してログイン処理が実行される従来技術と比較して、装置間で伝送可能になるまでの時間を短縮することができる。また、伝送装置100は、監視装置によるログイン処理を1台の伝送装置に行なわせるだけで、複数の伝送装置を監視可能にするので、監視できなくなる時間を削減することができる。また、伝送装置100は、ログイン処理を複数の伝送装置それぞれに対して実行する従来技術と比較して、ユーザへの負担やユーザによる操作ミスを削減することができる。
【実施例2】
【0045】
さて、これまで本願に開示する伝送装置100の実施例について説明したが、上述した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)ユーザ情報の判定、(2)構成、(3)プログラム、において異なる実施例を説明する。
【0046】
(1)ユーザ情報の判定
上記実施例では、ユーザ情報の判定について、監視装置を識別する識別情報と、ログインユーザIDとが一致するか否かを判定する場合を説明したが、少なくともログインユーザIDが一致するか否かを判定することにしても良い。また、監視装置が自装置にログインする際に、ユーザ情報が一致すれば維持されたプロトコルセッションに接続する場合を説明したが、さらに接続先となる他の伝送装置の識別情報が一致するか否かも判定するようにしても良い。また、監視装置が他の伝送装置にログインする際に、ユーザ情報と接続先となる他の伝送装置の識別情報とが一致するか否かを判定する場合を説明したが、ログインユーザIDが一致するか否かを判定するだけにしても良い。
【0047】
また、ログインユーザIDが一致することで維持しているプロトコルセッションとの接続を実行する場合には、接続先となる他の伝送装置の識別情報と、監視装置がログイン要求している他の伝送装置の識別情報との一致度合いにより判定しても良い。例えば、伝送装置100は、識別情報が全て一致する場合にのみ接続を実行しても良いし、識別情報が一部一致する場合に一致の数や割合等によって接続を実行しても良い。すなわち、一部一致の場合には、ログインを要する他の伝送装置にログイン処理を実行し、ログイン不要の他の伝送装置にログオフ処理を実行する。
【0048】
(2)構成
また、上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータ等を含む情報(例えば、ユーザマネージャ112や、各イニシエータに記憶された情報等)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、ユーザマネージャ112や各イニシエータに記憶された情報は、任意のメモリに格納されていれば良く、ユーザマネージャ112や各イニシエータに記憶されることに限られない。
【0049】
また、図示した伝送装置100等の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。例えば、TCP/IPインタフェース130又はOSIインタフェース140は、互いに異なるプロトコルの組み合わせであれば良いとともに、複数のプロトコルに応じてさらに複数のインタフェースを有していても良い。また、例えば、CPU150は、複数のCPUによって実現されても良い。
【0050】
(3)プログラム
また、上記実施例で説明した伝送装置の各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、図9を用いて、上記の実施例で説明した伝送装置と同様の機能を有する伝送制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図9は、伝送制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【0051】
図9に示すように、コンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1100、ROM(Read Only Memory)1200、HDD(Hard Disk Drive)1300、RAM(Random Access Memory)1400を有する。これら1000〜1400の各部は、バス1500を介して接続される。
【0052】
ROM1200には、上記の実施例1で示したCPU150と同様の機能を発揮する伝送制御プログラムが予め記憶される。すなわち、ROM1200には、図9に示すように、伝送制御プログラム1200aが記憶される。なお、伝送制御プログラム1200aについては、適宜分離しても良い。そして、CPU1100が、伝送制御プログラム1200aをROM1200から読み出して実行する。また、HDD1300には、ユーザ情報1300aが設けられる。ユーザ情報1300aは、図3に示したユーザマネージャが保持する情報、又は、図4に示したイニシエータが保持する情報に対応する。
【0053】
そして、CPU1100は、ユーザ情報1300aを読み出してRAM1400に格納する。さらに、CPU1100は、RAM1400に格納されたユーザ情報データ1400aを用いて、伝送制御プログラムを実行する。なお、RAM1400に格納される各データは、常に全てのデータがRAM1400に格納されなくても良く、処理に要するデータのみがRAM1400に格納されれば良い。なお、伝送制御プログラムについては、必ずしも最初からROM1200に記憶させておかなくても良い。
【0054】
例えば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0055】
100 伝送装置
110 ファームウェア
111a〜111d UI
112 ユーザマネージャ
113a〜113d イニシエータ
114 その他のプロセス群
120 メモリ
130 TCP/IPインタフェース
140 OSIインタフェース
150 CPU
160 その他のHW

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置と自装置との間の第1プロトコルセッションでの通信を制御する第1通信インタフェースと、
自装置と該自装置を経由して前記外部装置に接続可能な他の伝送装置との間の第2プロトコルセッションでの通信を制御する第2通信インタフェースと、
前記第1通信インタフェースを介した前記第1プロトコルセッションと、前記第2通信インタフェースを介した前記第2プロトコルセッションとを接続するプロセッサと
を有し、
前記プロセッサは、
前記第1プロトコルセッションが切断された場合に、前記外部装置のユーザ情報を所定時間保持するとともに、前記第2プロトコルセッションを前記所定時間維持し、
前記第1プロトコルセッションが新たに確立された後、外部装置から前記伝送装置又は前記他の伝送装置にログイン要求された場合に、前記ユーザ情報と、ログイン要求した外部装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定し、
一致すると判定した場合に、新たに確立された前記第1プロトコルセッションと、維持された前記第2プロトコルセッションとを接続する
ことを特徴とする伝送装置。
【請求項2】
コンピュータによって実行される伝送制御方法であって、
外部装置と伝送装置との間の第1プロトコルセッションが切断された場合に、前記外部装置のユーザ情報を所定時間保持するとともに、前記伝送装置と該伝送装置を経由して前記外部装置に接続可能な他の伝送装置との間の第2プロトコルセッションを前記所定時間維持し、
前記第1プロトコルセッションが新たに確立された後、外部装置から前記伝送装置又は前記他の伝送装置にログイン要求された場合に、前記ユーザ情報と、ログイン要求した外部装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定し、
一致すると判定した場合に、新たに確立された前記第1プロトコルセッションと、維持された前記第2プロトコルセッションとを接続する
ことを特徴とする伝送制御方法。
【請求項3】
外部装置と伝送装置との間の第1プロトコルセッションが切断された場合に、前記外部装置のユーザ情報を所定時間保持するとともに、前記伝送装置と該伝送装置を経由して前記外部装置に接続可能な他の伝送装置との間の第2プロトコルセッションを前記所定時間維持し、
前記第1プロトコルセッションが新たに確立された後、外部装置から前記伝送装置又は前記他の伝送装置にログイン要求された場合に、前記ユーザ情報と、ログイン要求した外部装置のユーザ情報とが一致するか否かを判定し、
一致すると判定した場合に、新たに確立された前記第1プロトコルセッションと、維持された前記第2プロトコルセッションとを接続する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする伝送制御プログラム。
【請求項4】
前記維持する処理は、前記外部装置から前記他の伝送装置へのログイン中に前記第1プロトコルセッションが切断された場合に、前記外部装置のユーザ情報及び前記他の伝送装置の識別情報を所定時間保持し、
前記判定する処理は、外部装置から前記他の伝送装置にログイン要求された場合に、前記ユーザ情報及び前記他の伝送装置の識別情報と、ログイン要求した外部装置のユーザ情報及びログイン要求先の伝送装置の識別情報とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の伝送制御プログラム。
【請求項5】
前記維持する処理において、前記第2プロトコルセッションを第1プロセスに前記所定時間維持させ、
前記判定する処理において、前記ユーザ情報と、前記ログイン要求した外部装置のユーザ情報とが一致するか否かを第2プロセスに判定させ、
前記接続する処理において、前記第2プロセスは、一致すると判定した場合に、新たに確立された前記第1プロトコルセッションと、前記第1プロセスによって維持された前記第2プロトコルセッションとを接続することを特徴とする請求項3又は4に記載の伝送制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−227704(P2012−227704A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−93115(P2011−93115)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】