説明

便座表面処理方法と便座

【課題】便座表面に防汚性を有し、座ったときに肌にべとつき感が少ないサラサラ感のドライタッチの便座表面を実現する。
【解決手段】便座基材2の表面に、凹凸を形成させる物質を含んだ塗料をコーティングして表面を粗面化することで凹凸4を形成し、その上に薄膜の防汚性材料をコーティングする構成とする。これによって、便座表面に防汚性を有し、座ったときに肌にべとつき感の少ない、サラサラのドライタッチの便座表面にできる

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭あるいは商用で使用されている便座の表面処理方法とそれによる便座に関し、特に座り心地に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、便器等の上に載せて使用する便座は、樹脂の成形体で構成されており、また防汚性、抗菌性を有するシート状の樹脂層を設けたりするものであった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、便座、便蓋、タンク、ペーパーホルダーに意匠性のために表面に微細な凹凸を設けたものが示されているが防汚性を有していないものである(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
さらに、表面加工の点からウレタン樹脂に弾性ビーズ及び多孔性の無機材料からなるものを被覆用シートの表面に付けて、シートを便座の表面に貼り付けることでソフトタッチを訴求するものがある(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2001−128891号公報
【特許文献2】実開平2−116578号公報
【特許文献3】特開平5−98041号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の構成では便座に座ったときに便座が肌に張り付くようなべっとり感、しっとり感があるウェットタッチのものであり、便座が肌に張り付く感があり気持ちのよいものではなかった。さらに、表面形状を工夫したものであっても同時に防汚性を備えておらず、凹凸形状により汚れが付きやすくなり手入れ性が悪くなるものであった。
【0006】
上記従来の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、便座に着座したときの肌触りがサラッとした感じのドライタッチで、従来の便座とほぼ同じくらいの手入れ性を持つ便座表面処理方法とその処理方法で形成した便座を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の便座表面処理方法は、便座の表面の粗度を粗くすることにより凹凸を形成し、前記凹凸の表面が防汚性を有する材料で構成する。これによって、便座表面に防汚性を有し、座ったときに肌にべとつき感の少ないサラサラのドライタッチの便座表面になるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の便座表面処理方法は、便座に座ったときにサラサラした心地よい肌触りを実感でき、また手入れを行うときも従来の便座とほぼ同様に水あるいは洗剤を含んだ水でふき取れば簡単に汚れを拭き取ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は、便座の表面の粗度を粗くすることにより凹凸を形成し、前記凹凸の表面が防汚性を有する材料で構成されている便座表面処理方法であり、座り心地がサラッとして、防汚性を有しているため手入れ性がよいものである。
【0010】
第2の発明は、第1の発明における便座の表面が、シリコーン系塗料をコーティング後、前記表面を粗く加工する便座表面処理方法であり、コーティングが簡単で安価に構成できるものである。
【0011】
第3の発明は、第1の発明における便座の表面が、コーティングした後にポーラスになるシリコーン系塗料で表面を形成する便座表面処理方法であり、前記表面を粗面化する必要が無く、簡単に凹凸で防汚性を有する表面を形成できるものである。
【0012】
第4の発明は、第1の発明における便座の表面が、無機質の粒子状物質を添加した塗料をコーティングし、さらに防汚性を有する材料でコーティングする便座表面処理方法であり、前記表面の凹凸のレベルを任意にコントロールでき、最適の肌触り感とすることができサラサラの表面を実現できる。さらに表面に防汚性を有する材料を薄くコーティングすることにより、汚れを取れやすくすることができるものである。
【0013】
第5の発明は、第4の発明の塗料に添加する無機質の粒子状物質が多孔質体であることにより、塗料に添加する無機質粒子の量を少なくすることができ、コーティング膜の強度を向上させることができるものである。
【0014】
第6の発明は、第4の発明または第5の発明の便座の表面において、塗料に加える無機質の粒子状物質の平均粒径が20μm以上とする便座表面処理方法であり、表面に形成する凹凸が十分に構成され、便座に座ったときにサラサラ感を感じるようにできるものである。
【0015】
第7の発明は、第1の発明における便座の表面において、無機質が繊維状物質を添加した塗料をコーティングし、さらに防汚性を有する材料でコーティングする便座表面処理方法であり、コーティング膜の強度が向上し、便座表面は座り心地がサラッとして、防汚性を有しているため手入れ性をよくすることができるものである。
【0016】
第8の発明は、第1〜第7のいずれか1つの発明の便座の表面において、コーティングする塗料に含まれる樹脂成分自身が、コーティング後のコーティング膜として、引っ掻き鉛筆硬度がHB以上であることにより、肌触りがドライタッチに近くなるものである。
【0017】
第9の発明は、第1〜第8のいずれか1つの発明の便座の表面において、便座表面に形成された凹凸の表面粗さが十点平均粗さ(Rz)5〜80μmであることにより、便座に座ったときに肌触りがよりサラサラ感を感じるようになるものである。
【0018】
第10の発明は、第4〜第9のいずれか1つの発明の便座の表面において、凹凸表面にコーティングされる防汚性を有する材料の膜厚が5μm以下であることにより、形成された凹凸部分が防汚性を有する材料に完全に覆われないので便座に座ったときにサラサラ感を感じ、防汚性を有している表面処理とすることができるものである。
【0019】
第11の発明は、第1〜第10のいずれか1つに記載の発明である便座表面処理方法で形成した便座なので、上記した第1〜第10のいずれか1つに記載の便座表面処理方法の作用を有する。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本実施の形態の説明において、同一構成で同一作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明を行わないものとする。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施例の形態における表面処理を施した便座の斜視図で、図2は同じく図1の便座のA−B線の断面図である。以上のように構成された便座の表面処理に関して、以下その処理方法と作用について説明する。
【0022】
図1の便座1のA−B線の断面図である図2によると、合成樹脂またはステンレス等の便座基材2の表面(使用者が着座する面等)に表面処理層3が設けられ、表面処理層3の表面はランダムに多数の凹凸4の状態に形成されている。さらに、その凹凸4の表面を覆うように薄く防汚性材料5によって最表面層が形成されている。
【0023】
便座に座る際にこれまでの便座では、表面が殆ど平滑であるため便座表面と臀部が密着したり、長時間座っていると臀部より発汗した汗によって、便座との間がべっとりしてしまうものである。
【0024】
然るに本実施の形態による便座1では、便座表面にその表面の粗度を粗くすることにより凹凸4を形成しているので、臀部と便座1の表面の接触が少なくなり、サラサラした感じを得ることができるものであり、発汗による汗も凹凸4による隙間から発散され、べとつき感を和らげることができる。この便座1の表面処理には、便座1の表面処理材として、例えば無機物の多いシリコーン系塗料(オルガノシロキサン系を含む)等がある。そして、便座1の表面にシリコーン系塗料をコーティングした後に、ブラスト、研磨等により粗くして表面に凹凸4を付ける処理方法である。
【0025】
この便座表面処理方法では、コーティング材料としてシリコーン系塗料を使用しているので、塗料自体にある程度防汚性(撥水性)があり、表面を適切に凹凸4に加工してもその性質は変わらない。従って、表面の防汚性は維持され、汚れが付いても比較的簡単に従来と同様に水あるいは洗剤を含んだ水で拭き取ることができる。
【0026】
特に、このように便座表面の防汚性によって拭き掃除の効果が容易に得られるため、結果的に多数の凹凸4の表面が長期にわたって、その本来の機能が維持されることに繋がり、表面の粗度を粗くすることにより形成された多数の凹凸4は、その表面に防汚性を備えることで本来の機能を顕著に発揮できるものである。
【0027】
また、この便座表面処理方法では、シリコーン系塗料を表面にコーティング後、その塗膜がポーラスになるように、前記シリコーン系塗料に含まれる無機物の量を多くしたものを使用しても良い。このようにすることにより、コーティング後に便座1の表面に凹凸4が自然に形成され、表面の粗度を粗くする後加工の必要がない。また、シリコーン系塗料以外の無機系塗料でも同様な効果が得られる。例えば、ホウ素系塗料、水ガラス、チラノ塗料などが考えられる。
【0028】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における表面処理を施した便座の断面図である。以上のように構成された便座の表面処理に関して、以下その処理方法と作用について説明する。
【0029】
便座1は、便座基材2の表面に図2に示す表面処理層3に相当するものとして、無数の無機質の粒子状物質7を含んだ塗料樹脂層6を設ける(コーティング)ことで無数の粒子状物質7のうち、多数の粒子状物質7が表面に現れ、図2に示す凹凸4に相当する凹凸が形成され、さらに、その塗料樹脂層6の表面に防汚性材料5が薄くコーティングして表面処理されている。
【0030】
以上のように、便座表面に凹凸を形成することにより臀部と便座1の接触が少なくなり、サラサラした感じを得ることができるものであり、発汗による汗も凸凹の隙間から発散され、べとつき感を和らげることができる。
【0031】
また、便座1の表面処理剤として、塗料に無機質の粒子状物質7(以下、無機質粒子と言う)が添加してありコーティング後の塗膜において、この無機質粒子が凹凸を形成するものである。そして、添加する粒子状物質7は、多孔質体である方が望ましく、そうでないものと比べて添加量を少なくすることができ(多孔質材料により異なるが、おおよそ重量比1/2〜1/3)、その分だけ、塗膜の強度が向上する。
【0032】
すなわち、塗料樹脂層6の粒子状物質7は多孔質でないものの場合、添加量が多くなり体積あたりの無機質粒子の占める割合が多くなり、塗膜を形成するのに必要な樹脂分が少なく脆くなる。反対に多孔質の場合、少ない添加量で同じような効果が発揮され、なおかつ多孔質であるので塗料の樹脂成分が多孔質材料の中に入り込み絡み合うことで強度を増すものである。
【0033】
また、添加する無機質粒子の大きさは、20μm以上がよく、これ以下であると便座1の表面に凹凸が形成されにくくサラサラ感を実感できない。そして、望ましくは120m以下の粒子径がよく、これ以上になるとザラザラ感に変わり塗膜の強度も弱くなる。次の表1は、無機質粒子の粒子径に対する便座表面のサラサラ感および良し悪し状態を×(悪い)、○(良い)、△(中間)で示すものである。
【0034】
【表1】

【0035】
また、無機質粒子の粒子径に対する便座表面の粗さとサラサラ感および表面状態を、×(悪い)、○(良い)、△(中間)で表2に示す。十点平均表面粗さ(Rz)が5〜50μmの範囲の時にサラサラ感が最もよい。
【0036】
【表2】

【0037】
表1および表2は、被験者10人に対して行ったもので、その平均を表に示してある。40cmの正方形のステンレス板に所定の割合で配合した塗料をコーティングしサンプル
を作成したものである。サンプルに対して、被験者がそれぞれに座って評価を行った。
【0038】
図4は、本発明の第2の実施の形態における別の表面処理を施した便座の断面図である。この便座表面処理方法は、便座基材2の表面に、無機質の繊維状物質9を含んだ樹脂塗料をコーティングした後、便座表面では塗料樹脂層6(一部、無機質の繊維状物質を含む)と繊維状無機質9を多く含んだ表面層10となる。さらに、前記表面に防汚性材料5が薄くコーティングして形成されている。
【0039】
以上のように、便座表面に繊維状物質が多く存在することにより、図2で示す凹凸4に相当する凹凸が多数ランダムに形成され、臀部と便座の接触が少なくなり、サラサラした感じを得ることができるものであり、発汗による汗も凹凸の隙間から発散され、べとつき感を和らげることができる。無機質繊維状物質9として、カーボン(グラファイト)繊維、アルミナ繊維、ウィスカー等がある。
【0040】
また、無機質の材料を添加する樹脂として、引っ掻き鉛筆硬度がHB以上の塗料のものが望ましく、これ以下のものであるとしっとり感(べっとり感)が出てしまい、無機物を添加しても効果が低減されてしまう。
【0041】
使用に適する塗料として、アクリル系塗料、シリコーン系塗料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂を含む塗料、ナイロン等のポリアミド樹脂を含む塗料、ポリスチレン、ABS等のスチレン系樹脂を含む塗料、メラミン、シリコーンにより変性した変性フッ素樹脂を含む塗料などが挙げられる。
【0042】
また、防汚性を有する材料として、フルオロカーボン基とメトキシ基やエトキシ基あるいはクロロシリル基を含むフッ素化合物、比較的分子量が小さく、フッ素系の溶剤に溶解することが可能なフッ素樹脂、官能基にメチル基を含むオルガノシランやシリコーンレジンあるいはワニス、またはフルオロアルキルシラン等がある。
【0043】
このとき防汚性を有する材料の膜厚は、凹凸のレベルよりかなり小さくしなければならない。すなわち、防汚性を有する材料で表面をコーティングした後でも凹凸の形状を残す必要がある。上記、十点平均表面粗さ等から考慮して、5μm以下にすることが望ましい。ただし、凹凸の粗さレベルが十分大きく、ある程度防汚性を有する材料で平滑化した方がざらつきが低減され、好ましい表面状態になることもある。この場合は、状況に応じて防汚性を有する材料の膜厚を変えればよい。
【0044】
なお、上記した各実施の形態により形成した便座は便器の上に設けて使用するものであり、図示していないが、使用者の着座、またはトイレ室への入室および退出を検出した時にのみ、通電および不通電して瞬間的に便座表面を暖める瞬間暖房式便座に適用すると、前記瞬間暖房式便座が瞬間的に表面温度が上昇するがために便座表面に肌が接した時に強く暖かさを感じるのを、便座表面の凹凸による肌との接触面の少なさ等により得られる肌にべとつき感の少ない、サラサラのドライタッチの結果で和らげられた感じとなり、より好ましい瞬間暖房式便座にできる。
【0045】
また、上記した各実施の形態により形成した便座は便器の上に設けて使用するものであり、図示していないが、使用者の着座、またはトイレ室への入室および退出を検出した時にのみ、通電および不通電して瞬間的に便座表面を暖める瞬間暖房式便座に、用便後の人体の局部を洗浄する洗浄ノズル、洗浄後の濡れた人体局部を乾かす乾燥装置、脱臭装置を設けた所謂、衛生洗浄便座にも適用できるものである。
【0046】
そして、特に衛生洗浄便座では、洗浄ノズル、乾燥装置等の使用により、便座への着座
が長くなっても、便座表面の凹凸による肌との接触面の少なさ等により得られる肌にべとつき感の少ない、サラサラのドライタッチの結果で和らげられた感じとなり、より好ましい衛生洗浄便座にできるものである。
【産業上の利用可能性】
【0047】
以上のように、本発明の便座表面処理方法は、便座基材表面に防汚性を有する層を設け、その表面を粗面化することで凹凸を形成する手段と便座基材表面に凹凸を形成させる物質を含んだ塗料をコーティングし、その上に薄膜の防汚材料をコーティングすることによって、便座表面に防汚性を有し、座ったときに肌にべとつき感が少ないサラサラのドライタッチの便座表面を実現できるもので、肌が直接に接する衛生器具等にも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の形態1における便座の斜視図
【図2】同実施の形態1における図1の便座のA−B線の断面図
【図3】本発明の実施の形態2における表面処理を施した便座の断面図
【図4】本発明の実施の形態2における他の表面処理を施した便座の断面図
【符号の説明】
【0049】
1 便座
2 便座基材
3 表面処理層
4 凹凸
5 防汚性材料
6 塗料樹脂層
7 無機質の粒子状物質
9 無機質繊維状物質
10 繊維状無機質を多く含んだ表面層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便座の表面は、その表面の粗度を粗くすることにより凹凸を形成し、前記凹凸の表面が防汚性を有する材料で構成されていることを特徴とする便座表面処理方法。
【請求項2】
便座の表面は、シリコーン系塗料をコーティング後に便座の表面を粗く加工することを特徴とする請求項1記載の便座表面処理方法。
【請求項3】
便座の表面は、コーティングした後にポーラスになるシリコーン系塗料で表面を形成することを特徴とする請求項1記載の便座表面処理方法。
【請求項4】
便座の表面は、無機質の粒子状物質を添加した塗料をコーティングし、さらに防汚性を有する材料でコーティングすることを特徴とする請求項1記載の便座表面処理方法。
【請求項5】
塗料に添加する無機質の粒子状物質が多孔質体であることを特徴とする請求項4記載の便座表面処理方法。
【請求項6】
便座の表面は、塗料に加える無機質の粒子状物質の平均粒径が20μm以上であることを特徴とする請求項4または5記載の便座表面処理方法。
【請求項7】
便座の表面は、無機質が繊維状物質を添加した塗料をコーティングし、さらに防汚性を有する材料でコーティングすることを特徴とする請求項1記載の便座表面処理方法。
【請求項8】
便座の表面は、コーティングする塗料に含まれる樹脂成分が、コーティング後、引っ掻き鉛筆硬度がHB以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の便座表面処理方法。
【請求項9】
便座の表面は、形成された凹凸の表面粗さが十点平均粗さ(Rz)5〜50μmであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の便座表面処理方法。
【請求項10】
コーティングされる防汚性を有する材料は、その膜厚が5μm以下であることを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載の便座表面処理方法。
【請求項11】
請求項1〜請求項10のいずれかに記載の便座表面処理方法で形成した便座。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−161642(P2008−161642A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−365(P2007−365)
【出願日】平成19年1月5日(2007.1.5)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】