【課題】線状ヒータの絶縁破壊を迅速に検知することができる便座装置を提供する。
【解決手段】便座装置は、着座面を有する上部便座ケーシング４１０および上部ケーシング４１０の裏面側に設けられる線状ヒータ４６０を備える。線状ヒータ４６０は、互いに撚り合わされた複数本の発熱線を有する。線状ヒータ４６０の複数本の発熱線のうちの１本の発熱線はエナメル層により被覆されておらず、他の発熱線はエナメル層により被覆されている。エナメル層により被覆されていない発熱線は、他の発熱線のエナメル層の絶縁破壊を検知するための絶縁破壊検知線として用いられる。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
着座面を有する便座と、
前記便座の前記着座面の裏面側に設けられる線状ヒータとを備え、
前記線状ヒータは、外周面に電気絶縁性の被覆層を有する第１の発熱線および絶縁破壊検知線を有し、
前記絶縁破壊検知線は前記被覆層に接触するように設けられることを特徴とする便座装置。
【請求項２】
前記線状ヒータは、前記第１の発熱線および前記絶縁破壊検知線を覆うように設けられる絶縁層をさらに有することを特徴とする請求項１記載の便座装置。
【請求項３】
前記第１の発熱線および前記絶縁破壊検知線は銅または銅合金からなることを特徴とする請求項１または２記載の便座装置。
【請求項４】
前記第１の発熱線の断面形状および前記絶縁破壊検知線の断面形状は略等しいことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の便座装置。
【請求項５】
前記絶縁破壊検知線は帯状に形成されることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の便座装置。
【請求項６】
前記第１の発熱線と前記絶縁破壊検知線とが互いに撚り合わされていることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の便座装置。
【請求項７】
前記線状ヒータは、電気絶縁性の被覆層を有する第２の発熱線をさらに有し、
前記第１の発熱線に流れる電流の向きと前記第２の発熱線に流れる電流の向きとが逆に設定されることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の便座装置。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【図２０】

【図２１】

【図２２】

【図２３】

【図２４】

【図２５】

【図２６】

【図２７】

【図２８】

【図２９】

【図３０】

【図３１】

【図３２】

【図３３】

【図３４】

【図３５】

【図３６】

【図３７】

【図３８】

【図３９】

【図４０】

【図４１】

【図４２】

【図４３】

【図４４】

【図４５】

【図４６】

【図４７】

【図４８】

【図４９】

【図５０】

【図５１】

【図５２】

【図５３】

【図５４】

【図５５】

【図５６】

【図５７】

【図５８】

【図５９】

【図６０】

【図６１】

【図６２】

【図６３】

【図６４】

【図６５】

【図６６】

【図６６Ａ】

【図６７】

【図６８】

【図６９】

【図７０】

【図７１】

【図７２】

【図７３】

【図７４】

【図７５】

【図７６】

【図７７】

【図７８】

【図７９】

【図７９Ａ】

【図８０】

【図８１】

【図８２】

【図８３】

【図８４】

【図８５】

【図８５Ａ】

【図８５Ｂ】

【図８６】

【図８７】

【図８８】

【図８９】

【図９０】

【公開番号】特開２００８−２５３７５０（Ｐ２００８−２５３７５０Ａ）
【公開日】平成２０年１０月２３日（２００８．１０．２３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−６２０５４（Ｐ２００８−６２０５４）
【出願日】平成２０年３月１２日（２００８．３．１２）
【分割の表示】特願２００７−２２４９０１（Ｐ２００７−２２４９０１）の分割
【原出願日】平成１９年８月３０日（２００７．８．３０）
【出願人】（０００００５８２１）松下電器産業株式会社 (73,050)
【Ｆターム（参考）】