説明

保湿マスク

【課題】 簡単に保湿性を継続的に与えることができるマスクを提供する。
【解決手段】 本発明に係る保湿機能を備えたマスク10は、一定の大きさを有するマスク本体部20と、マスク本体部20に水分を供給するための弾性を有するノズル40とを有する。ノズル40は、一方の端部42と、他方の端部46を有し、一方の端部42と他方の端部46との間には水分を通過させるための中空の流路が形成されている。少なくとも一方の端部42は、流体を供給するための外部装置に接続可能な結合部48が設けられ、少なくとも他方の端部46は、マスク本体部内に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保湿機能を備えたマスクに関し、特に、水分等の流体を供給する機能を備えた保湿マスクに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、空気の乾燥による喉の痛みを防止するために湿った空気を喉に送ることができるウエットマスクを開示している。このウエットマスクは、図7に示すように、マスク本体Aにポケット部Bを形成し、ポケット部B内に、水性薬剤を染み込ませたウエット素材Cを取り付けている。
【0003】
特許文献2は、多孔質膜、保湿性を有する織布または不織布、支持層を積層した保湿性を有するマスクを開示している。このマスクは、図8に示すように、支持層2と多孔質膜1との間に保湿層3を介在させる積層構造を有している。
【0004】
特許文献3は、マスクに取替えシートを取り付け、このシートにノズルのついたボトルから噴霧するミスト状の保湿液を含浸させることを開示している。このマスクは、図9に示すように、ユーザがスプレーを利用してウオータタイプ保湿液に保湿を与えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−204835号
【特許文献2】特開2007−282720号
【特許文献3】特開2004−181180号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の従来技術にあるように、マスクに保湿性を持たせることは、空気が乾燥しているときに喉への痛みを防止したり、インフルエンザなどの菌の増殖を抑制する上で効果的である。
【0007】
しかしながら、特許文献1に示すマスクでは、マスクの使用を開始するとき、ウエット素材を保湿させこれをポケット部内に取り付けなければならず、その作業が煩雑となる。さらにマスクの使用中において、外気が乾燥していると、ウエット素材が乾燥してしまい、保湿性を継続させることができず、再度、ポケット部からウエット素材を取り出しこれを保湿させなければならない。また、特許文献2に示すマスクでも同様に、マスクの使用中に保湿層2の保湿効果が薄れると、繰り返し保湿層2を保湿させなければならない。さらに特許文献3に示すように、保湿性を与えるたびにマスクを顔から取り外し、スプレーなどを用いて水分等を供給しなければならない。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を解決し、簡単に保湿性を継続的に与えることができるマスクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る保湿機能を備えたマスクは、一定の大きさを有するマスク本体部と、マスク本体部に水分を供給するための弾性を有するノズルとを有し、ノズルは、一方の端部と、他方の端部を有し、一方の端部と他方の端部との間には水分を通過させるための中空の流路が形成されており、少なくとも一方の端部は、流体を供給するための外部装置に接続可能な結合手段が設けられ、少なくとも他方の端部は、前記マスク本体部内に取り付けられている。好ましくは、前記ノズルの他方の端部から軸方向に一定の範囲内において、ノズルの外周面には、前記中空の流路と繋がる複数の孔が形成されている。
【0010】
本発明に係るマスクは、マスク本体部と、前記マスク本体部の両側に位置する一対の耳掛け部と、ノズルとを有する。前記マスク本体部は、マスクを人体の顔に装着した時に外気に触れる部分(以下、表面基材)と、人体の顔に触れる部分(以下、裏面基材)との間に保湿部材を有する積層構造から成る。ノズルの一方の端部には、外部の流体供給装置に取付け可能な結合手段が設けられ、例えば、マスクに水分を供給するためのスプレー容器等が結合される。ノズルの他方の端部は、マスク本体部の保湿部材または保湿部材の界面に固定されて、一方の端部から供給された水分を保湿部材へ提供する。
【0011】
マスクを装着した時に、表面基材は、撥水性のある素材から構成され、飛沫するウィルスがマスクを通過して人体へ侵入するのを防ぐ。また、保湿部材内の水分が衣服等に漏洩するのを防ぐ。裏面基材は、繊維の細かい布から構成され、保湿部材は保湿性に優れた素材から構成されるので、呼吸によって湿った空気が人体の鼻や口に送られる。さらに、マスク本体部が水分供給源に接続されるノズルを有することにより、マスクを装着したまま水分を前記保湿部材へ供給することができる。
【0012】
さらに好ましくはマスクは、マスク本体部と、耳掛け部と、ノズルと、マスク本体部の裏面基材に固定された弾性部材、例えばスポンジとを有する。スポンジは、マスク本体部の裏面基材に固定されて、人体の顔の口と鼻との外周を囲む。スポンジは、マスク装着時にマスクと顔との間にできる隙間から侵入するウィルスが、人体の口や鼻に到達するのを防ぐよう、壁の役割を果たす。
【0013】
さらに好ましくはマスクは、マスク本体部と、耳掛け部と、保湿部材と裏面基材との間に固定されたノズルとを有する。ノズルは、保湿部材に水分を供給するとともに、裏面基材を突出させることで裏面基材を顔に密着させ、外部からのウィルスの侵入を防ぐ役割を果たす。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、マスクの保湿性が低下したときに、マスクを装着したまま水分を補給することでマスクの保湿性を継続させることができる。特に、ノズルの一方の端部には、外部の供給装置を接続可能な結合手段が設けられているので、結合手段を介して簡単に水分をマスク本体部に供給することができ、従来のマスクのような煩雑さを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施例に係るマスクの外観斜視図である。
【図2】図2(a)は、マスクを正面から見た平面図、図2(b)は、マスクの裏面基材を取り除いた状態の平面図、図2(c)は、ノズルの水分を供給する構造を説明する図である。
【図3】図2(a)のA−A線断面図である。
【図4A】本実施例のマスクに利用されるスプレー容器の外観斜視図である。
【図4B】本実施例のマスクに利用されるチューブを示す図である。
【図4C】本実施例のマスクに利用される携帯型パックを示す図である。
【図5】図5(a)は、本発明の第2の実施例に係るマスクを裏面から見た平面図、図5(b)は、A1−A1線断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るマスクの断面図である。
【図7】従来の保湿機能を有するマスクを示す図である。
【図8】従来の保湿機能を有するマスクを示す図である。
【図9】従来の保湿機能を有するマスクを示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明の実施例に係る保湿性を有するマスクの外観斜視図である。本実施例のマスク10は、人体の鼻や口を覆うマスク本体部20と、マスク本体部20の両側に設けられた一対の耳掛け部30とを有する。マスク本体部20は、好ましくは、中央部が凸形状になるように湾曲された形状を有する。この凸形状は、マスク本体部20内に外部から遮断された空間を形成し、当該空間内に口や鼻が晒される。凸形状の大きさや高さは、特に限定されるものではなく、適宜選択される。耳掛け部30は、ゴム状の部材から構成され、マスク本体部20の外周が人体の顔に装着されたとき、適当な圧力でマスク本体部20が顔を押圧する。
【0018】
本実施例のマスクでは、マスク本体部20にノズル40が取付けられており、ノズル40から水、蒸気、水分、ミストなどをマスク本体部20に供給することができる。供給される液体は、水以外に、抗菌性、香りなどがあるものを含んでいても良い。ノズル40は、ゴム、プラスチック樹脂、シリコーンなどの材料から構成され、好ましくは弾力性を有する材料から構成される。ノズル40を柔軟な構成とすることで、マスク10を装着した時に、もし、ノズル40の違和感が顔に生じないようにすることができる。
【0019】
図2(a)は、マスクを裏側から見たときの平面図、図2(b)は、マスクの裏面基材と保湿部材の一部を取り除きノズルを露出させたときの平面図、図2(c)は、ノズルの他方の端部周辺に形成された水供給部を示す図、図3は、A−A線断面図である。
【0020】
本実施例では、ノズル40の一方の端部42から他方の端部46までの長さは、適宜選択され、用途によって長くすることも短くすることもできる。ノズル40は、一方の端部と他方の端部を有する円筒状を有し、内部に中空の流路41が成形され、当該流路41は、一方の端部42の終端面から他方の端部46の終端面46Aまで連続する。ノズル40の径は、マスク本体20に水分を供給することが十分で大きさ、例えば5〜8mm程度である。ノズル40の一方の端部42には、結合部48が形成される。結合部48は、後述するように水分の供給源となるスプレー容器(図4を参照)を接続できるようになっている。
【0021】
マスク本体部20は、図3に示すように、表面基材22と、裏面基材24と、それらの間に保持された保湿部材26とを有する積層構造から構成されている。表面基材22には、撥水性のある素材が使用され、裏面基材24には、ガーゼのような繊維の細かい素材が用いられる。保湿部材26は、ノズル40を保持するとともに、ノズル40から供給された水分等を漏洩することなく保湿できるような素材が使用され、例えば、織布または不織布などの繊維を用いることができる。さらに好ましくは、保湿部材26には、キトサン成分が配合された繊維が使用され、抗菌・防臭の役割を果たすことができる。
【0022】
ノズル40の他方の端部46の周辺には、図2(c)に示すように、内部に形成された中空の流路41に連通される複数の円形状の微細な孔44が形成されている。複数の孔44は、好ましくは、他方の端部46の終端面46Aから軸方向に一体の長さLの範囲内において、ノズルの外周面に形成され、内部の中空の流路41に連通される。複数の孔44は、好ましくは、一定の間隔で等しい大きさに形成されるが、孔44は、異なる大きさ、異なる間隔で形成されてもよいし、円形以外の形状であってもよい。複数の孔44は、一方の端部42から水等の流体が一定の圧力で供給されたとき、当該流体を外部に排出または噴出させる機能を有する。保湿部材26は、孔44から排出または噴出された水分で保湿される。
【0023】
ノズル40の他方の端部46は、マスク本体部20のほぼ中央を長手方向に沿って延在するように配置される。保湿部材26には、図3(a)に示すように、ノズル40を保持するために円形状の穴26Aが形成され、当該穴26Aの形状は、ノズル40を配置する形状を規定する。ノズル40は、穴26A内に挿入されたとき、保湿部材26との間の摩擦によって保持されてもよいし、穴40Aの径をノズル40よりも幾分だけ小さくすることでノズル40自身の弾力性によって保持されるようにしてもよい。このような取付けをすることで、ノズル40をマスク本体部20から着脱可能な構成にすることができる。但し、ノズル40の着脱が不要な場合には、ノズル40を接着剤やそのた固定手段を用いて保湿部材26に固定するようにしてもよい。また、保湿部材26には、穴26Aの代わりに、図3(b)に示すように、その表面にノズル40を収容するための溝または凹部26Bを形成するようにしてもよい。
【0024】
このようにマスク本体部20内にノズル40の他方の端部側を取付けることで、マスク本体部20の中央部分は、ノズル40の溝44から供給された水分によって全体的にまんべんなく保湿され、マスクを装着したユーザの口や鼻に最も湿った空気を提供することができる。マスク本体部20に提供される水分の量は、孔44の数や大きさにより調節することができる。また、ノズル40の一方の端部42は、マスク本体部20から一定の長さで延在するが、その長さは適宜選択することができる。さらに上記実施例では、ノズルの他方の端部46の周辺に複数の溝44を形成したが、必ずしも溝44は不要である。この場合、水分等の液体は、他方の端部46の終端面46Aの流路41から排出または噴霧されるようにしてもよい。
【0025】
次に、本実施例のマスクの好ましい使用例について説明する。図4Aは、水分等の液体を貯蔵しかつこれを供給するためのスプレー容器50の概略斜視図である。スプレー容器50は、押下可能なボタン52と、液体を貯蔵する容器54と、ボタン52に接続されたノズル56と、ノズル56の先端に設けられた結合部58とを有する。結合部58は、マスク10の結合部48に接続することが可能であり、例えば、結合部48、58は、それぞれ雌型と雄型の構成を有することができる。
【0026】
容器54内に水等の液体を貯蔵し、結合部58をノズル40の結合部48に接続し、この状態からユーザは、ボタン52を押下する。容器54内の水分は、ボタン54に接続された容器内のホースにより吸い上げられて、ノズル56を介して結合部58から噴霧状になって供給される。結合部58から供給された水分は、さらにノズル40内の中空の流路を進み、ノズル40の他方の端部46の孔44から噴霧される。これにより、マスク本体部20の保湿部材26が保湿される。
【0027】
マスク10の使用中は、必ずしもスプレー容器50をマスクに接続せず、スプレー容器50を取り外した状態でよい。外気の乾燥によりマスク本体部20が乾燥したとき、再度、スプレー容器50を、マスク本体部にノズル40を介して接続し、マスク本体部20に水分を補給すればよい。
【0028】
図4Bは、チューブ器具を接続する例を示す図である。可撓性および弾力性のある管状の1本のチューブ100一方の端部には、噴霧部材110が取り付けられ、他方の端部には結合材120が取り付けられる。チューブ100は、好ましくはシリコーンゴムから構成される。チューブ100は、例えば、直径が6mmないし10mmであり、内部に一定容量の水分等を収容することができるように、例えば1m10cm程度の長さを有する。さらに好ましくはチューブ100は、透明または半透明であり、肉眼により水分等の残容量を確認することが可能である。噴霧部材110および結合部材120を取り外し可能にし、噴霧部材110または結合部材120を取り外してチューブ100内に水分を充填することができる。
【0029】
噴霧部材110は、チューブ内の水分を噴霧状にして噴射させるものであり、公知の構成を用いることができる。噴霧部材110は、チューブ100の一方の端部の内壁に圧入される。噴霧部材110は、好ましくは、円筒状の押下式のボタン112を有し、ボタン112の側壁には噴霧孔114が形成されている。ボタン112を押下することで、チューブ100内の消毒液が吸入管(図示しない)に吸い込まれ、噴霧孔114からミスト状になって噴霧される。結合部材120は、マスク10のノズルの結合部48に着脱可能に結合される。例えば、チューブ100をマフラーのように首に巻き、結合部材120をマスク10のノズルに結合させた状態で、噴霧部材110のボタン112を押下し、所望のタイミングでマスク10の保湿部材26を保湿することができる。
【0030】
図4Cは、携帯型パックを接続する例を示す図である。携帯型パックは、可撓性のあるプラスチックなどの部材から形成された容器200と、容器200の先端に取り付けられたノズル210と、ノズル210の端部に形成された結合部220とを有する。容器200内には、水分等を収容することができ、容器200を外部から押圧すると、ノズル210の結合部220から水分が出力される。ノズル210は、容器200に対しネジやその他の嵌合手段により着脱可能であり、ノズル210を取り外した状態で容器200内に液体を補充することができる。ノズル210の結合部220は、マスク10のノズルの結合部48に着脱可能に結合される。例えば、容器200をポケット内に保持した状態で、マスク10のノズルを容器200のノズル210に結合させ、所望のタイミングで容器200を押圧して内部の水分等をマスクの保湿部材26に供給することができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施例に係るマスクを説明する。図5は、第2の実施例に係るマスクの構成を示し、同図(a)は正面図、図(b)は、A1−A1線断面図である。図5(a)に示すように、マスク本体部20Aの裏面基材24上には、スポンジ28が形成される。スポンジ28は、マスクが装着されたときの人体の口や鼻の外周を囲むように配置され、かつ適度な圧力で顔を押圧するような大きさに選択される。例えば、スポンジ28は、図示するように5角形状にすることができるが、これは一例であって円形状または三角形状など他の形状であることができる。また、スポンジ28の固定には、接着剤による貼り付けや裁縫等を用いることができる。さらにスポンジ28は、人体の顔に接触したときの肌ストレスを緩和させるよう、ガーゼなどの繊維の細かい布で巻いても良い。
【0032】
次に、本発明の第3の実施例に係るマスクを説明する。図6は、本発明の第3の実施例に係るマスク本体部20Bの断面図を示している。第3の実施例では、第1、第2の実施例と異なり、ノズル40Aを保湿部材26内に保持するのではなく、保湿部材26と裏面基材24との間に取り付けるものである。第3の実施例では、ノズル40は、保湿部材26に水分等を供給する機能を有するとともに、第2の実施例のスポンジ28と等価な機能を提供する。つまり、ノズル40から供給された水分は、保湿部材26を十分に濡らし、他方、ノズル40の外径が保湿部材26の表面から突出しこれを裏面基材24が覆うことで、裏面基材24にはノズル40に対応した段差が形成される。ノズル40は、第2の実施例のスポンジ28のように、人体の顔の口や鼻との外周を囲むように配置されることが望ましい。さらに、ノズル40の一方の側、すなわち保湿部材26と対向する面側に孔44が形成されることが望ましく、孔44と反対側の面が接着剤などにより裏面基材24に固定される。
【0033】
以上、本発明の好ましい実施の携帯について詳述したが、本発明に係わる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0034】
上記実施例では、マスク10にスプレー容器50を結合する例を示したが、これは一例であり、マスク10のノズル40には、他の液体供給可能な装置を接続するものであってもよい。さらに、マスク本体部20に取付けられるノズル40の配置形状は、適宜変更することができ、また、さらにノズル40の他方の端部46には、噴霧を促進するための装置などが取付けられるものであってもよい。
【符号の説明】
【0035】
10:マスク
20、10A、20B:マスク本体部
22:表面基材
24:裏面基材
26:保湿部材
26A:穴
26B:凹部または溝
30:耳掛け部
40、40A:ノズル
41:流路
42:一方の端部
44:孔
46:他方の端部
46A:終端面
48:結合部
50:スプレー容器
52:ボタン
54:容器
56:ノズル
58:結合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
保湿機能を備えたマスクであって、
一定の大きさを有するマスク本体部と、
マスク本体部に水分を供給するための弾性を有するノズルとを有し、
ノズルは、一方の端部と、他方の端部を有し、
一方の端部と他方の端部との間には水分を通過させるための中空の流路が形成されており、
少なくとも一方の端部は、流体を供給するための外部装置に接続可能な結合手段が設けられ、
少なくとも他方の端部は、前記マスク本体部内に取り付けられている、マスク
【請求項2】
前記ノズルの他方の端部から軸方向に一定の範囲内において、ノズルの外周面には、前記中空の流路と繋がる複数の孔が形成されている、請求項1に記載のマスク。
【請求項3】
前記マスク本体部は、前記他方の端部を保持する保湿部材を含む、請求項1または2に記載のマスク。
【請求項4】
前記マスク本体部は、前記保湿部材の表面を覆う表面基材と前記保湿部材の裏面を覆う裏面基材の積層から構成される、請求項1ないし3いずれか1つに記載のマスク。
【請求項5】
前記裏面基材には、一定の範囲を取り囲む弾性部材が固定されている、請求項4に記載のマスク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−104221(P2011−104221A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−264468(P2009−264468)
【出願日】平成21年11月20日(2009.11.20)
【出願人】(509245083)株式会社久工業 (2)
【出願人】(507418153)有限会社ホマレ電池工業 (3)
【Fターム(参考)】