値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法
【課題】各種の値札ごとに作成されている印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・それぞれを表示画面上に立ち上げなくても、その値札発行作業を省力化可能な値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供すること。
【解決手段】商品についての全ての印字項目に関する印字データを受信し、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・について選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に選択的に入力可能とすることに着目し、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のそれぞれについて必要な印字項目をそれぞれ選択可能とし、さらに、それぞれ選択された印字項目について必要な印字データをそれぞれの印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に入力可能とする。
【解決手段】商品についての全ての印字項目に関する印字データを受信し、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・について選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に選択的に入力可能とすることに着目し、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のそれぞれについて必要な印字項目をそれぞれ選択可能とし、さらに、それぞれ選択された印字項目について必要な印字データをそれぞれの印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に入力可能とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法にかかるもので、とくに商品に取り付ける値札に商品の価格その他の情報を印字するための値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来から小売店などにおいて販売される商品には価格その他の必要な情報（印字データ）をラベルタグなどの値札に印字して表示し、商品に取り付けている。
たとえば、図４は、値札１の一例を示す平面図であって、値札１には、必要な印字項目として、たとえば、商品の価格２、利用者の性別３、サイズ４、商品コード５、および売場コード６などを印字し、表示している。
【０００３】
また、図５は、他の値札７の一例を示す平面図であって、値札７には、必要な印字項目として、たとえば、取引先コード８、商品コード５、価格２、およびバーコードによる商品コード９などを印字し、表示している。
【０００４】
一般的には、これら値札１および値札７に対応して、商品に関する印字項目の印字データを、たとえば図４および図５に示すような所定のレイアウトで値札１、７に印字可能としてあり、必要なレイアウトのデータを印字フォーマットファイルに保存しておく。
【０００５】
図６は、印字フォーマットファイルおよびこの印字フォーマットファイルへの印字データ入力操作を模式的に示す説明図であって、それぞれの値札１および値札７さらに他の値札１０（図示せず）、・・・用に印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・をそれぞれ作成準備しておく。
それぞれの印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・は、入力＆発行画面情報およびフォーマット情報さらに必要であれば印字のためのプリンター情報を含んでおり、フォーマット情報には上記レイアウトが含まれている。
商品に取り付ける値札１、７、１０、・・・の種類が異なる場合、それぞれの値札１、７、１０、・・・に対して別々に印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・が必要となり、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・を別々に立ち上げて、それぞれの印字項目に応じたデータ入力作業が必要になる。
それぞれの印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・におけるそれぞれの印字項目に印字データを入力する作業としては、図６に示すように、印字データとして手入力するか、他のデータベースなどからデータ受信する操作が考えられる。
【０００６】
図７は、印字を実行するための値札プリンター１１の概略側面図であって、値札プリンター１１は、値札供給部１２と、印字部１３（たとえばサーマルヘッド１４およびプラテンローラー１５を有する）と、入力部１６と、表示部１７と、制御部１８と、を有し、制御部１８は、他の印字データベース１９から印字データを受信可能である。
印字部１３は、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・に保存してあるそれぞれのレイアウトにしたがって、それぞれの値札１、７、１０、・・・に印字データを印字する。
制御部１８は、印字部１３、入力部１６および表示部１７を制御する。
【０００７】
上記レイアウトにしたがって値札１、７、１０、・・・に印字データを印字するための印字部１３において印字を実行する際には、所定のレイアウトを保存している印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・のいずれかを選択の上、表示部１７に表示し、商品に応じた印字データを入力部１６により入力して、発行する作業が必要となる。
この入力作業には、図６に示すように、入力部１６におけるキーボードなどによる手入力の手法、あるいは各種の印字データベース１９、表計算やテキストファイルなどのアプリケーションソフトのデータから必要な印字データをデータ受信して入力する手法がある。
【０００８】
しかしながら、それぞれ異なるレイアウトを保存した印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・を値札１、７、１０、・・・が異なるたびに起動して表示し、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・が必要とするそれぞれ異なる印字項目に、それぞれ印字データを入力する作業は面倒であり、値札作成作業上何らかの解決手段が要請されているという問題がある。
【０００９】
【特許文献１】特開２００４−２０６５２２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、印字フォーマットファイルの印字項目への印字データの入力作業を簡略化することができる値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供することを課題とする。
【００１１】
また本発明は、各種の商品ごと、あるいは値札ごとに作成されている印字フォーマットファイルそれぞれを表示画面上に立ち上げなくても印字データの入力作業が可能な値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供することを課題とする。
【００１２】
また本発明は、複数種のフォーマットないし商品およびその値札についても、その値札発行作業を省力化可能な値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
すなわち本発明は、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信可能とすること、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に選択的に入力可能とすることに着目したもので、第一の発明は、商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、このレイアウトにしたがって上記値札に上記印字データを印字するための印字部と、この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置であって、上記制御部は、上記商品についてのすべての印字項目に関する上記印字データを受信可能であるとともに、上記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な上記印字項目をそれぞれ選択可能とし、さらに、それぞれ選択された上記印字項目について必要な印字データをそれぞれの上記印字フォーマットファイルの上記印字項目に入力可能とすることを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置である。
【００１４】
第二の発明は、商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、このレイアウトにしたがって上記値札に上記印字データを印字するための印字部と、この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ方法であって、制御部は、上記商品についてのすべての印字項目に関する上記印字データを受信するデータ受信工程と、上記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な上記印字項目をそれぞれ選択可能とする項目選択工程と、さらに、それぞれ選択された上記印字項目について必要な印字データをそれぞれの上記印字フォーマットファイルの上記印字項目に入力可能とするデータ入力工程と、を実行することを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力方法である。
【００１５】
上記印字項目を表示するための表示部を有し、上記制御部は、この表示部を制御可能であり、この表示部は、上記印字フォーマットファイルのすべてに共通して含まれる上記印字項目のすべてを表示するとともに、上記印字項目のうち所定の上記印字フォーマットファイルが必要な上記印字項目を選択可能とする印字項目選択画面と、この印字項目選択画面において選択した上記印字項目を表示可能とする選択項目表示画面と、この選択項目表示画面に表示された上記印字項目に対応する上記印字データを表示可能とする入力データ表示画面と、を表示可能であることができる。
【００１６】
上記制御部は、取り扱う上記商品すべてについてのすべての上記印字項目に関する上記印字データを保有している業者の印字データベースから、上記商品用の上記値札についてのすべての上記印字項目に関する上記印字データを受信可能であることができる。
【発明の効果】
【００１７】
本発明による値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法においては、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信し、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に入力可能としたので、必要な印字フォーマットファイルを一々立ち上げる必要がなく、印字項目の選択のみで、それぞれの印字項目に必要な印字データを選択的に入力することができる。
【００１８】
とくに第一の発明によれば、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信し、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に入力可能としたので、従来より少ない操作で、複数種の印字フォーマットファイルおよび印字データにまたがる値札発行作業を省力化することができる。
【００１９】
とくに第二の発明によれば、商品についてのすべての印字データを受信するデータ受信工程と、印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な印字項目を選択可能とする項目選択工程と、選択された印字項目について必要な印字データを入力可能とするデータ入力工程と、を実行するようにしたので、入力される印字データの編集作業が不要となり、印字フォーマットファイルに応じた値札のデータ入力操作を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２０】
本発明は、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信し、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に選択的に入力可能としたので、それぞれ異なる印字フォーマットファイルに応じた印字データの入力作業を省力化した値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を実現した。
【実施例】
【００２１】
つぎに本発明の実施例による値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を図１ないし図３にもとづき説明する。ただし、図４ないし図７と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図１は、当該印字項目へのデータ入力装置２０を模式的に示す説明図であって、印字項目へのデータ入力装置２０は、前記制御部１８が前記印字データベース１９から印字データを受信することができるようになっている。
ただし、前記印字データベース１９は、取り扱う商品すべてについて業者（小売り業者あるいは卸売り業者など）が有する印字データベース１９であることが前提である。すなわち、当該業者は、自社が取り扱うすべての商品についての印字項目のすべてについて一括して必要な印字データを準備している。
図１に示した印字データベース１９は、たとえば、図４および図５において前述した、取引先コード８、商品コード５、バーコードによる商品コード９、商品の価格２、利用者の性別３、サイズ４および売場コード６、・・・などすべての印字項目について必要な印字データをたとえば図表形式その他任意の形態で保有している。
【００２２】
制御部１８は、この印字データベース１９から、商品用の値札１、７、１０、・・・について、すべての印字項目に関する印字データを受信可能とする。
したがって、当該業者が値札１、７、１０、・・・を自社内で作成する場合はもちろん、当該業者からの依頼にもとづき値札１、７、１０、・・・を他社が作成する場合にも本発明を適用可能である。
【００２３】
前記印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・は、図６にもとづいて既述したように、商品の値札１、７、１０、・・・に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札１、７、１０、・・・に印字可能とする該レイアウトを保存してある。
【００２４】
制御部１８は、上述のように、商品についてのすべての印字項目に関する印字データを印字データベース１９から受信可能であるとともに、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のそれぞれについて必要な印字項目を選択可能とし、さらに選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に入力可能とする。
【００２５】
より具体的に述べると、印字項目を表示するための前記表示部１７を制御部１８は制御可能であり、この表示部１７は、印字項目選択画面２１（図２）と、選択項目表示画面２２（図２）と、入力データ表示画面２３（図３）と、を表示可能である。
図２は、印字項目選択画面２１および選択項目表示画面２２を値札番号表示画面２４とともに描いた説明図、図３は、入力データ表示画面２３の説明図である。
【００２６】
印字項目選択画面２１は、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のすべてに共通して含まれる印字項目のすべてを表示するとともに、これら印字項目のうち、所定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・が必要な印字項目を選択可能とする。すなわち、印字項目選択画面２１は、印字データベース１９内に保存されているすべての印字項目を表示しているものであって、値札作成者は、これらの印字項目の中から特定の値札１、７、１０、・・・に必要な印字項目を選択する。
【００２７】
選択項目表示画面２２は、印字項目選択画面２１において選択した、特定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・に必要な印字項目を表示可能とする。
図示の例は、値札１（図４）に必要な印字項目（商品の価格２、利用者の性別３、サイズ４、商品コード５、および売場コード６）を選択した場合であって、これらの印字項目を表示している。
【００２８】
入力データ表示画面２３は、選択項目表示画面２２に表示された印字項目に対応する印字データを表示可能とする。ただし、入力データ表示画面２３には、値札１、７、１０、・・・の発行枚数を入力する発行枚数表示欄２５を追加してある。
【００２９】
図１を参照すると、印字項目選択画面２１において表示されているすべての印字項目のうち、たとえば印字フォーマットファイル１Ａに必要な印字項目を選択し、たとえば、図中「チェック印」で示すように、図４で説明した価格２、性別３、サイズ４、商品コード５および売場コード６を選択する。
同様に、印字フォーマットファイル７Ａに必要な印字項目としては、印字フォーマットファイル１Ａに必要な印字項目を選択した選択項目表示画面２２を一度閉じたあと、図５で説明した取引先コード８、商品コード５、価格２およびバーコードによる商品コード９を印字項目選択画面２１から選択するとともに、これらの印字項目を選択項目表示画面２２に移行表示する（ただし、図２におけるこの図示はこれを省略する）。
【００３０】
かくして制御部１８は、商品についてのすべての印字項目に関する印字データを印字データベース１９から受信するデータ受信工程と、特定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のそれぞれについて必要な印字項目を選択可能とする項目選択工程と、さらに選択された印字項目について必要な印字データをその特定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に印字データベース１９からの印字データを入力可能とするデータ入力工程と、を実行する。
【００３１】
具体的には、図２を参照すると、すべての印字項目が表示されている印字項目選択画面２１において、値札１の印字フォーマットファイル１Ａに必要な価格２、性別３、サイズ４、商品コード５および売場コード６を選択し、選択項目表示画面２２に移行させる。この移行手法としては、カーソルや選択ボタン（ともに図示せず）その他任意の手段によるものを採用可能である。
【００３２】
この選択項目表示画面２２に選択された印字フォーマットファイル１Ａによる値札１として値札番号表示画面２４内に登録する。
【００３３】
以下同様に、値札７（図５）としては、印字項目選択画面２１から取引先コード８、商品コード５、価格２およびバーコードによる商品コード９を選択して、選択項目表示画面２２に移行表示し、これを値札番号表示画面２４内の値札７として登録する。
【００３４】
図３に示すように、値札１に必要な印字項目の印字データが印字データベース１９内から選択され、それぞれ必要な印字項目に入力されて、同じレイアウトで印字される複数枚の値札１に関する入力データ表示画面２３としてデータ入力が完了する。値札１の発行枚数については、発行枚数表示欄２５内に別途入力する。
印字部１６による印字操作にあたっては、値札番号表示画面２４内の値札１を指定するとともに、所定の印字開始の操作を行うことにより、その印字データが所定のレイアウトで印字されることになる。
【００３５】
かくして、制御部１８が印字データベース１９から受信したすべての印字データのうち、印字フォーマットファイル１Ａに必要な印字データのみが印字フォーマットファイル１Ａの印字項目に選択的に入力されることとなり、印字フォーマットファイル１Ａへの印字データの入力作業を簡易化することができる。
とくに、複数種のフォーマットおよび商品群の印字データにまたがる値札発行作業を省力化可能である。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
【図１】本発明の実施例による値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置２０を模式的に示す説明図である。
【図２】同、印字項目選択画面２１および選択項目表示画面２２を値札番号表示画面２４とともに描いた説明図である。
【図３】同、入力データ表示画面２３の説明図である。
【図４】従来からの値札１の一例を示す平面図である。
【図５】従来からの他の値札７の一例を示す平面図である。
【図６】従来の、印字フォーマットファイルおよびこの印字フォーマットファイルへの印字データ入力操作を模式的に示す説明図である。
【図７】同、印字を実行するための値札プリンター１１の概略側面図である。
【符号の説明】
【００３７】
１ 値札（図４）
１Ａ 値札１の印字フォーマットファイル
２ 商品の価格
３ 利用者の性別
４ サイズ
５ 商品コード
６ 売場コード
７ 値札（図５）
７Ａ 値札７の印字フォーマットファイル
８ 取引先コード
９ バーコードによる商品コード
１０ 値札
１０Ａ 値札１０の印字フォーマットファイル
１１ 値札プリンター（図７）
１２ 値札供給部
１３ 印字部
１４ サーマルヘッド
１５ プラテンローラー
１６ 入力部
１７ 表示部
１８ 制御部
１９ 印字データベース
２０ 値札プリンター１１における印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目へのデータ入力装置（実施例、図１）
２１ 印字項目選択画面（図２）
２２ 選択項目表示画面（図２）
２３ 入力データ表示画面（図３）
２４ 値札番号表示画面（図２）
２５ 発行枚数表示欄（図３）
【技術分野】
【０００１】
本発明は値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法にかかるもので、とくに商品に取り付ける値札に商品の価格その他の情報を印字するための値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来から小売店などにおいて販売される商品には価格その他の必要な情報（印字データ）をラベルタグなどの値札に印字して表示し、商品に取り付けている。
たとえば、図４は、値札１の一例を示す平面図であって、値札１には、必要な印字項目として、たとえば、商品の価格２、利用者の性別３、サイズ４、商品コード５、および売場コード６などを印字し、表示している。
【０００３】
また、図５は、他の値札７の一例を示す平面図であって、値札７には、必要な印字項目として、たとえば、取引先コード８、商品コード５、価格２、およびバーコードによる商品コード９などを印字し、表示している。
【０００４】
一般的には、これら値札１および値札７に対応して、商品に関する印字項目の印字データを、たとえば図４および図５に示すような所定のレイアウトで値札１、７に印字可能としてあり、必要なレイアウトのデータを印字フォーマットファイルに保存しておく。
【０００５】
図６は、印字フォーマットファイルおよびこの印字フォーマットファイルへの印字データ入力操作を模式的に示す説明図であって、それぞれの値札１および値札７さらに他の値札１０（図示せず）、・・・用に印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・をそれぞれ作成準備しておく。
それぞれの印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・は、入力＆発行画面情報およびフォーマット情報さらに必要であれば印字のためのプリンター情報を含んでおり、フォーマット情報には上記レイアウトが含まれている。
商品に取り付ける値札１、７、１０、・・・の種類が異なる場合、それぞれの値札１、７、１０、・・・に対して別々に印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・が必要となり、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・を別々に立ち上げて、それぞれの印字項目に応じたデータ入力作業が必要になる。
それぞれの印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・におけるそれぞれの印字項目に印字データを入力する作業としては、図６に示すように、印字データとして手入力するか、他のデータベースなどからデータ受信する操作が考えられる。
【０００６】
図７は、印字を実行するための値札プリンター１１の概略側面図であって、値札プリンター１１は、値札供給部１２と、印字部１３（たとえばサーマルヘッド１４およびプラテンローラー１５を有する）と、入力部１６と、表示部１７と、制御部１８と、を有し、制御部１８は、他の印字データベース１９から印字データを受信可能である。
印字部１３は、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・に保存してあるそれぞれのレイアウトにしたがって、それぞれの値札１、７、１０、・・・に印字データを印字する。
制御部１８は、印字部１３、入力部１６および表示部１７を制御する。
【０００７】
上記レイアウトにしたがって値札１、７、１０、・・・に印字データを印字するための印字部１３において印字を実行する際には、所定のレイアウトを保存している印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・のいずれかを選択の上、表示部１７に表示し、商品に応じた印字データを入力部１６により入力して、発行する作業が必要となる。
この入力作業には、図６に示すように、入力部１６におけるキーボードなどによる手入力の手法、あるいは各種の印字データベース１９、表計算やテキストファイルなどのアプリケーションソフトのデータから必要な印字データをデータ受信して入力する手法がある。
【０００８】
しかしながら、それぞれ異なるレイアウトを保存した印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・を値札１、７、１０、・・・が異なるたびに起動して表示し、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ・・・が必要とするそれぞれ異なる印字項目に、それぞれ印字データを入力する作業は面倒であり、値札作成作業上何らかの解決手段が要請されているという問題がある。
【０００９】
【特許文献１】特開２００４−２０６５２２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、印字フォーマットファイルの印字項目への印字データの入力作業を簡略化することができる値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供することを課題とする。
【００１１】
また本発明は、各種の商品ごと、あるいは値札ごとに作成されている印字フォーマットファイルそれぞれを表示画面上に立ち上げなくても印字データの入力作業が可能な値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供することを課題とする。
【００１２】
また本発明は、複数種のフォーマットないし商品およびその値札についても、その値札発行作業を省力化可能な値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
すなわち本発明は、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信可能とすること、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に選択的に入力可能とすることに着目したもので、第一の発明は、商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、このレイアウトにしたがって上記値札に上記印字データを印字するための印字部と、この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置であって、上記制御部は、上記商品についてのすべての印字項目に関する上記印字データを受信可能であるとともに、上記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な上記印字項目をそれぞれ選択可能とし、さらに、それぞれ選択された上記印字項目について必要な印字データをそれぞれの上記印字フォーマットファイルの上記印字項目に入力可能とすることを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置である。
【００１４】
第二の発明は、商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、このレイアウトにしたがって上記値札に上記印字データを印字するための印字部と、この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ方法であって、制御部は、上記商品についてのすべての印字項目に関する上記印字データを受信するデータ受信工程と、上記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な上記印字項目をそれぞれ選択可能とする項目選択工程と、さらに、それぞれ選択された上記印字項目について必要な印字データをそれぞれの上記印字フォーマットファイルの上記印字項目に入力可能とするデータ入力工程と、を実行することを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力方法である。
【００１５】
上記印字項目を表示するための表示部を有し、上記制御部は、この表示部を制御可能であり、この表示部は、上記印字フォーマットファイルのすべてに共通して含まれる上記印字項目のすべてを表示するとともに、上記印字項目のうち所定の上記印字フォーマットファイルが必要な上記印字項目を選択可能とする印字項目選択画面と、この印字項目選択画面において選択した上記印字項目を表示可能とする選択項目表示画面と、この選択項目表示画面に表示された上記印字項目に対応する上記印字データを表示可能とする入力データ表示画面と、を表示可能であることができる。
【００１６】
上記制御部は、取り扱う上記商品すべてについてのすべての上記印字項目に関する上記印字データを保有している業者の印字データベースから、上記商品用の上記値札についてのすべての上記印字項目に関する上記印字データを受信可能であることができる。
【発明の効果】
【００１７】
本発明による値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法においては、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信し、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に入力可能としたので、必要な印字フォーマットファイルを一々立ち上げる必要がなく、印字項目の選択のみで、それぞれの印字項目に必要な印字データを選択的に入力することができる。
【００１８】
とくに第一の発明によれば、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信し、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に入力可能としたので、従来より少ない操作で、複数種の印字フォーマットファイルおよび印字データにまたがる値札発行作業を省力化することができる。
【００１９】
とくに第二の発明によれば、商品についてのすべての印字データを受信するデータ受信工程と、印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な印字項目を選択可能とする項目選択工程と、選択された印字項目について必要な印字データを入力可能とするデータ入力工程と、を実行するようにしたので、入力される印字データの編集作業が不要となり、印字フォーマットファイルに応じた値札のデータ入力操作を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２０】
本発明は、商品についてのすべての印字項目に関する印字データをまずデータ受信し、印字フォーマットファイルのそれぞれについて選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイルの印字項目に選択的に入力可能としたので、それぞれ異なる印字フォーマットファイルに応じた印字データの入力作業を省力化した値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を実現した。
【実施例】
【００２１】
つぎに本発明の実施例による値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置およびデータ入力方法を図１ないし図３にもとづき説明する。ただし、図４ないし図７と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図１は、当該印字項目へのデータ入力装置２０を模式的に示す説明図であって、印字項目へのデータ入力装置２０は、前記制御部１８が前記印字データベース１９から印字データを受信することができるようになっている。
ただし、前記印字データベース１９は、取り扱う商品すべてについて業者（小売り業者あるいは卸売り業者など）が有する印字データベース１９であることが前提である。すなわち、当該業者は、自社が取り扱うすべての商品についての印字項目のすべてについて一括して必要な印字データを準備している。
図１に示した印字データベース１９は、たとえば、図４および図５において前述した、取引先コード８、商品コード５、バーコードによる商品コード９、商品の価格２、利用者の性別３、サイズ４および売場コード６、・・・などすべての印字項目について必要な印字データをたとえば図表形式その他任意の形態で保有している。
【００２２】
制御部１８は、この印字データベース１９から、商品用の値札１、７、１０、・・・について、すべての印字項目に関する印字データを受信可能とする。
したがって、当該業者が値札１、７、１０、・・・を自社内で作成する場合はもちろん、当該業者からの依頼にもとづき値札１、７、１０、・・・を他社が作成する場合にも本発明を適用可能である。
【００２３】
前記印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・は、図６にもとづいて既述したように、商品の値札１、７、１０、・・・に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札１、７、１０、・・・に印字可能とする該レイアウトを保存してある。
【００２４】
制御部１８は、上述のように、商品についてのすべての印字項目に関する印字データを印字データベース１９から受信可能であるとともに、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のそれぞれについて必要な印字項目を選択可能とし、さらに選択された印字項目について必要な印字データを印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に入力可能とする。
【００２５】
より具体的に述べると、印字項目を表示するための前記表示部１７を制御部１８は制御可能であり、この表示部１７は、印字項目選択画面２１（図２）と、選択項目表示画面２２（図２）と、入力データ表示画面２３（図３）と、を表示可能である。
図２は、印字項目選択画面２１および選択項目表示画面２２を値札番号表示画面２４とともに描いた説明図、図３は、入力データ表示画面２３の説明図である。
【００２６】
印字項目選択画面２１は、印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のすべてに共通して含まれる印字項目のすべてを表示するとともに、これら印字項目のうち、所定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・が必要な印字項目を選択可能とする。すなわち、印字項目選択画面２１は、印字データベース１９内に保存されているすべての印字項目を表示しているものであって、値札作成者は、これらの印字項目の中から特定の値札１、７、１０、・・・に必要な印字項目を選択する。
【００２７】
選択項目表示画面２２は、印字項目選択画面２１において選択した、特定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・に必要な印字項目を表示可能とする。
図示の例は、値札１（図４）に必要な印字項目（商品の価格２、利用者の性別３、サイズ４、商品コード５、および売場コード６）を選択した場合であって、これらの印字項目を表示している。
【００２８】
入力データ表示画面２３は、選択項目表示画面２２に表示された印字項目に対応する印字データを表示可能とする。ただし、入力データ表示画面２３には、値札１、７、１０、・・・の発行枚数を入力する発行枚数表示欄２５を追加してある。
【００２９】
図１を参照すると、印字項目選択画面２１において表示されているすべての印字項目のうち、たとえば印字フォーマットファイル１Ａに必要な印字項目を選択し、たとえば、図中「チェック印」で示すように、図４で説明した価格２、性別３、サイズ４、商品コード５および売場コード６を選択する。
同様に、印字フォーマットファイル７Ａに必要な印字項目としては、印字フォーマットファイル１Ａに必要な印字項目を選択した選択項目表示画面２２を一度閉じたあと、図５で説明した取引先コード８、商品コード５、価格２およびバーコードによる商品コード９を印字項目選択画面２１から選択するとともに、これらの印字項目を選択項目表示画面２２に移行表示する（ただし、図２におけるこの図示はこれを省略する）。
【００３０】
かくして制御部１８は、商品についてのすべての印字項目に関する印字データを印字データベース１９から受信するデータ受信工程と、特定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・のそれぞれについて必要な印字項目を選択可能とする項目選択工程と、さらに選択された印字項目について必要な印字データをその特定の印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目に印字データベース１９からの印字データを入力可能とするデータ入力工程と、を実行する。
【００３１】
具体的には、図２を参照すると、すべての印字項目が表示されている印字項目選択画面２１において、値札１の印字フォーマットファイル１Ａに必要な価格２、性別３、サイズ４、商品コード５および売場コード６を選択し、選択項目表示画面２２に移行させる。この移行手法としては、カーソルや選択ボタン（ともに図示せず）その他任意の手段によるものを採用可能である。
【００３２】
この選択項目表示画面２２に選択された印字フォーマットファイル１Ａによる値札１として値札番号表示画面２４内に登録する。
【００３３】
以下同様に、値札７（図５）としては、印字項目選択画面２１から取引先コード８、商品コード５、価格２およびバーコードによる商品コード９を選択して、選択項目表示画面２２に移行表示し、これを値札番号表示画面２４内の値札７として登録する。
【００３４】
図３に示すように、値札１に必要な印字項目の印字データが印字データベース１９内から選択され、それぞれ必要な印字項目に入力されて、同じレイアウトで印字される複数枚の値札１に関する入力データ表示画面２３としてデータ入力が完了する。値札１の発行枚数については、発行枚数表示欄２５内に別途入力する。
印字部１６による印字操作にあたっては、値札番号表示画面２４内の値札１を指定するとともに、所定の印字開始の操作を行うことにより、その印字データが所定のレイアウトで印字されることになる。
【００３５】
かくして、制御部１８が印字データベース１９から受信したすべての印字データのうち、印字フォーマットファイル１Ａに必要な印字データのみが印字フォーマットファイル１Ａの印字項目に選択的に入力されることとなり、印字フォーマットファイル１Ａへの印字データの入力作業を簡易化することができる。
とくに、複数種のフォーマットおよび商品群の印字データにまたがる値札発行作業を省力化可能である。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
【図１】本発明の実施例による値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置２０を模式的に示す説明図である。
【図２】同、印字項目選択画面２１および選択項目表示画面２２を値札番号表示画面２４とともに描いた説明図である。
【図３】同、入力データ表示画面２３の説明図である。
【図４】従来からの値札１の一例を示す平面図である。
【図５】従来からの他の値札７の一例を示す平面図である。
【図６】従来の、印字フォーマットファイルおよびこの印字フォーマットファイルへの印字データ入力操作を模式的に示す説明図である。
【図７】同、印字を実行するための値札プリンター１１の概略側面図である。
【符号の説明】
【００３７】
１ 値札（図４）
１Ａ 値札１の印字フォーマットファイル
２ 商品の価格
３ 利用者の性別
４ サイズ
５ 商品コード
６ 売場コード
７ 値札（図５）
７Ａ 値札７の印字フォーマットファイル
８ 取引先コード
９ バーコードによる商品コード
１０ 値札
１０Ａ 値札１０の印字フォーマットファイル
１１ 値札プリンター（図７）
１２ 値札供給部
１３ 印字部
１４ サーマルヘッド
１５ プラテンローラー
１６ 入力部
１７ 表示部
１８ 制御部
１９ 印字データベース
２０ 値札プリンター１１における印字フォーマットファイル１Ａ、７Ａ、１０Ａ、・・・の印字項目へのデータ入力装置（実施例、図１）
２１ 印字項目選択画面（図２）
２２ 選択項目表示画面（図２）
２３ 入力データ表示画面（図３）
２４ 値札番号表示画面（図２）
２５ 発行枚数表示欄（図３）
【特許請求の範囲】
【請求項１】
商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、
このレイアウトにしたがって前記値札に前記印字データを印字するための印字部と、
この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置であって、
前記制御部は、
前記商品についてのすべての印字項目に関する前記印字データを受信可能であるとともに、
前記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な前記印字項目をそれぞれ選択可能とし、
さらに、それぞれ選択された前記印字項目について必要な印字データをそれぞれの前記印字フォーマットファイルの前記印字項目に入力可能とすることを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置。
【請求項２】
前記印字項目を表示するための表示部を有し、
前記制御部は、この表示部を制御可能であり、
この表示部は、
前記印字フォーマットファイルのすべてに共通して含まれる前記印字項目のすべてを表示するとともに、前記印字項目のうち所定の前記印字フォーマットファイルが必要な前記印字項目を選択可能とする印字項目選択画面と、
この印字項目選択画面において選択した前記印字項目を表示可能とする選択項目表示画面と、
この選択項目表示画面に表示された前記印字項目に対応する前記印字データを表示可能とする入力データ表示画面と、を表示可能であることを特徴とする請求項１記載の値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置。
【請求項３】
前記制御部は、
取り扱う前記商品すべてについてのすべての前記印字項目に関する前記印字データを保有している業者の印字データベースから、前記商品用の前記値札についてのすべての前記印字項目に関する前記印字データを受信可能であることを特徴とする請求項１記載の値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置。
【請求項４】
商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、
このレイアウトにしたがって前記値札に前記印字データを印字するための印字部と、
この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ方法であって、
制御部は、
前記商品についてのすべての印字項目に関する前記印字データを受信するデータ受信工程と、
前記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な前記印字項目をそれぞれ選択可能とする項目選択工程と、
さらに、それぞれ選択された前記印字項目について必要な印字データをそれぞれの前記印字フォーマットファイルの前記印字項目に入力可能とするデータ入力工程と、
を実行することを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力方法。
【請求項１】
商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、
このレイアウトにしたがって前記値札に前記印字データを印字するための印字部と、
この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置であって、
前記制御部は、
前記商品についてのすべての印字項目に関する前記印字データを受信可能であるとともに、
前記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な前記印字項目をそれぞれ選択可能とし、
さらに、それぞれ選択された前記印字項目について必要な印字データをそれぞれの前記印字フォーマットファイルの前記印字項目に入力可能とすることを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置。
【請求項２】
前記印字項目を表示するための表示部を有し、
前記制御部は、この表示部を制御可能であり、
この表示部は、
前記印字フォーマットファイルのすべてに共通して含まれる前記印字項目のすべてを表示するとともに、前記印字項目のうち所定の前記印字フォーマットファイルが必要な前記印字項目を選択可能とする印字項目選択画面と、
この印字項目選択画面において選択した前記印字項目を表示可能とする選択項目表示画面と、
この選択項目表示画面に表示された前記印字項目に対応する前記印字データを表示可能とする入力データ表示画面と、を表示可能であることを特徴とする請求項１記載の値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置。
【請求項３】
前記制御部は、
取り扱う前記商品すべてについてのすべての前記印字項目に関する前記印字データを保有している業者の印字データベースから、前記商品用の前記値札についてのすべての前記印字項目に関する前記印字データを受信可能であることを特徴とする請求項１記載の値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力装置。
【請求項４】
商品に関する印字項目の印字データを所定のレイアウトで値札に印字可能とする該レイアウトを保存してある印字フォーマットファイルと、
このレイアウトにしたがって前記値札に前記印字データを印字するための印字部と、
この印字部を制御するための制御部と、を有する値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ方法であって、
制御部は、
前記商品についてのすべての印字項目に関する前記印字データを受信するデータ受信工程と、
前記印字フォーマットファイルのそれぞれについて必要な前記印字項目をそれぞれ選択可能とする項目選択工程と、
さらに、それぞれ選択された前記印字項目について必要な印字データをそれぞれの前記印字フォーマットファイルの前記印字項目に入力可能とするデータ入力工程と、
を実行することを特徴とする値札プリンターにおける印字フォーマットの印字項目へのデータ入力方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２００９−６７００２（Ｐ２００９−６７００２Ａ）
【公開日】平成２１年４月２日（２００９．４．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−２４０１７６（Ｐ２００７−２４０１７６）
【出願日】平成１９年９月１４日（２００７．９．１４）
【出願人】（３０７０１０９９３）株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】（０００１３０５８１）株式会社サトー (1,153)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年４月２日（２００９．４．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年９月１４日（２００７．９．１４）
【出願人】（３０７０１０９９３）株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】（０００１３０５８１）株式会社サトー (1,153)
【Ｆターム（参考）】
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