説明

偏倚型耐摩耗性タービンシール組立体

タービンシステムのガス流路を漏れ止めする偏倚型耐摩耗性シール組立体は、各端部に横断方向脚部(32、34)を有する平坦なシム(26)と、シム(26)をタービン部品(10、12)の漏れ止め表面(18、24)と漏れ止め接触させるように押圧する扁平な板ばね(38)と、接触する側(18)のシム(26)の摩耗を回避するためのシム保護材料(46)とを有する。シム保護材料(46)は、例えば、一対のレール(52)またはシム(26)の脚部(32、34)にシーム溶接することによりシム(26)に固定される1またはそれ以上の金属繊維クロス層を含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、タービンに係り、さらに詳細には、タービンのガス流路を分離するシールに係る。
【背景技術】
【0002】
ガスタービンエンジンの主要なガス流路は通常、ガス入口、圧縮機、燃焼器、タービン及びガス出口を含む。加熱される種々のエンジンコンポーネントの冷却用としての二次的な流れもある。一般的にガス流路間でこれらの流れが漏洩混合するとエンジン性能が劣化するため、望ましくない。
【0003】
漏洩が生じる1つの特定領域として、隣接する静翼またはリングセグメントのような2つのガスタービンコンポーネント間の間隙がある。この漏洩路の封止は、シールが数千時間にわたる運転に耐えるだけの耐久性と、組立体の不整合、係合表面の不同、運転による振動及び隣接コンポーネント間の熱膨張の相違を補償するに十分な可撓性とを備える必要があるため、容易なことではない。金属シムのような従来型シールは剛性を有するため、種々の不整合に順応せず、その結果、シムの周りに漏洩が生じて最終的にエンジン性能の低下をきたすことがある。また、隣接コンポーネントの振動及び他の相対的移動によりシムの接触表面が摩耗して、シムに破壊力がかかることがある。従って、種々の不整合に順応することが可能であり組立て及び装着が容易な改良型タービンガス流路漏洩シールが求められている。
【発明の概要】
【0004】
従って、本発明の目的は振動環境において高信頼度のシールを提供するように構成されたタービンガス流路用シールを提供することにある。
【0005】
本発明の別の目的は、漏れ止めされる部品が製造公差または作動による変位に起因して不整合状態となった時高信頼度のシールを提供するように構成されたタービンシールを提供することにある。
【0006】
本発明のさらに別の目的は、大きな漏れ止め圧力下で耐摩耗性を有するタービンシールを提供することにある。
【0007】
本発明の上記及び他の目的は、頂面、底面、第1の端部、第2の端部及び第1の端部と第2の端部とを接続するほぼ平坦なブリッジ部分を有する漏れ止めシムを備えたタービンシールにより達成される。第1及び第2の端部はブリッジ部分から約90°の角度で下方に延びる。少なくとも1つのばねが漏れ止めシムのブリッジ部分と頂面で作動的に接触する。このばねは、漏れ止めされるタービン部品の対向支承表面に対して偏倚され、シールをタービン部品の支承表面と強制接触するように押圧する。かくして、運転時の動力学では、漏れ止めシムは漏れ止め接触を維持するように押圧される。
【0008】
この強制的な漏れ止め接触によりシムの摩耗が増加する可能性があるため、シム保護材料がほぼ第1の端部と第2の端部との間でばねとは反対側でブリッジ部分の少なくとも一部に隣接する位置に設けられる。シム保護材料は本発明の種々の方法でシムに固定することが可能である。シム保護材料は金属繊維等で作られたクロスの1またはそれ以上の層を含むことができる。各クロスにおける繊維をシムの縦方向に対して角度を有するように整列するのが好ましい。
【0009】
シム保護材料は、第1と第2の端部に実質的に当接させ、シーム溶接により第1と第2の端部に固定することができる。あるいは、シムのブリッジ部分の底面から下方に延びる一対のレールを設けて、シム保護材料を一対のレール間をそれらにほぼ隣接して延びるようにして、シーム溶接により一対のレールに固定することができる。
【0010】
本発明のシール組立体は断面が曲線状の板ばねを備えることができる。この断面は対向する基部へ延びる頂部を画定し、断面長の少なくとも半分にわたり実質的に平坦な領域があり、基部に向かって曲線部分を形成する。
【実施例】
【0011】
本発明の実施例は、タービンシステム用のガス流路漏洩シールを提供する。図1は本発明の第1実施例である。該図には、第1のタービン部材10と第2のタービン部材12とが示されている。第1及び第2のタービン部材10、12は、例えば、隣接するタービン静翼または隣接するタービンリングセグメントのような2つの別個のタービンコンポーネントである。あるいは、第1及び第2のタービン部材10、12は実際、同一部品の2つの部分である場合がある。何れにせよ、第1及び第2のタービン部材10、12は、ギャップまたはガス漏洩路13を画定するように離隔関係にある。
【0012】
第1のタービン部材10は、少なくとも上方表面16と下方表面18とより成る第1の凹部14を有する。同様に、第2のタービン部材12は、少なくとも上方表面22と下方表面24とより成る第2の凹部20を有する。ここで、また本願全体で用いる「上方」及び「下方」のような相対的用語は読者の理解を助けるために使用するものであって、本発明の範囲を限定する意図はないことを注意されたい。第1及び第2の凹部14、20は、本発明のガス流路漏洩シール組立体を受容するためにほぼ整列関係にある。
【0013】
本発明のガス流路漏洩シール組立体の1つのコンポーネントは、シム26である。このシム26はシール組立体の主要な漏れ止め表面を提供する。シム26は金属で形成可能であり、好ましい金属としてはコバルト系超合金が含まれる。シム26は全体として平坦な形状を有し、頂面28と底面30とを備えている。シム26の全体構成は3つの主要部分、即ち、第1の端部32、第2の端部34、及び第1及び第2の端部32、34を接続するブリッジ部分36より成ると説明することができる。図1に示すように、ブリッジ部分36はほぼ平坦である。32、34のような端部は、ブリッジ部分36の端部が90°の角度で下方に方向転換しブリッジ部分36の厚さを超えて下方に延びたものである。シム26は、シール組立体の他のコンポーネントがシム26と協働する態様にもよるが、さらに別の特徴部分を備えることがある。これらのさらに別の特徴部分については以下に詳述する。
【0014】
図1に示すように、本発明のシール組立体の第1実施例は上側のばね38を含む。このばね38の目的は、シム26をタービン部材10、12と、さらに詳細にはタービン部材10、12の凹部14、20の下方表面18、24と接触するように常に押圧することである。上側のばね38は、ばね鋼または耐摩耗性材料により形成され、断面がほぼ放物線を描いて頂部40及び基部42を有する板ばねでよい。基部42は2つのフランジ44を有する。ばね38はシム26より厚い方が好ましい。運転状態にない場合、フランジ44は互いにほぼ同一平面内にあるのが好ましいが、これらのフランジ44はそれぞれが係合する表面に応じて相対的に異なる高さを持つことができる。頂部40については、ばね38が頂点のあるほぼ放物線状であって単一の接触線または領域を画定するか、または、多数の接触点または領域が存在するような別の断面形状の場合がある。ばね38の曲率は、凹部14、20に挿入されるとばねの剛性を増加させ且つシール組立体の高さ方向の寸法を減少させるように、端部近くで比較的急峻であり、ほぼ平坦な領域に移行するのが好ましい。ばねの断面形状は曲線長の少なくとも半分にわたりほぼ平坦であるのが好ましい。
【0015】
シム26は比較的薄く、厚さは約10ミル乃至約50ミルの範囲内、さらに好ましくは約10ミル乃至約30ミルの範囲内にある。シム26はその厚さにより可撓性を獲得するが、耐久性はそれほど高くなく、曲げまたは捩り力を受けると破壊する可能性がある。
【0016】
従って、本発明のシール組立体は別のコンポーネントとしてシール保護材料46を有する。シム保護材料46はタービンコンポーネント10、12と接触する高耐久性の耐摩耗性表面を提供するだけでなく、二次的な耐漏洩性を与える。シム保護材料46は、金属、複合材料、セラミックまたはこれら3つの何らかの組み合わせより成る可撓性を備えた編成繊維を含むのが好ましい。好ましい材料として金属がある。
【0017】
シム保護材料46は、図2に示すような単一層より成るかまたは図1及び3に示すように多数の層より成ることがある。単一層の場合、繊維をシム26の縦方向に関して好ましくは45°の単一方向に配向するのが一般的に好ましい。多数層の場合、層間で繊維を交互に配向するのが好ましい。例えば、第1の層48の繊維を45°に配向する一方、隣接する層50の繊維を135°に配向させる。さらに、2つの層の各材料の組成を同一にするかまたは別種のものにすることができる。シム保護材料46は、シムをタービン部材との接触から保護し、高耐久性の耐摩耗性表面を与え、二次的な耐漏洩性を与え、ガスタービンの運転環境に耐えることができるものであれば何でもよい。
【0018】
シム保護材料46は通常、シム26の2つの脚部32と34の間でその底面36に隣接して配置される。この配置により、シム26の底面30の大部分がタービン部材10、12と接触しないようになる。シム保護材料46はシム26に多数の方法で固定される。第1に、図1に示すように、一連の編成クロスのような材料46を、例えばスポット溶接(図示せず)によりシム26に直接固定することができる。
【0019】
図2に示す第2の固着方法では、シム保護材料46はシム26の端部または脚部32と34との間を延びてこれらの脚部32、34と実質的に当接するに十分な長さを有する。シム保護材料46はシーム溶接(図示せず)によりシムの各端部32、34に固定するのが好ましい。
【0020】
別法として、さらに強固な接続を行うために、図3に示すように、シム46にブリッジ部分36の底面30から下方に延びる2つのレール52を設けることができる。これらのレール52は第1及び第2の端部または脚部32、34から内側に離隔している。その結果、レール52の間に第1の距離54が画定される。この第1の距離43はシム26の第1の端部32と第2の端部34との間に画定される第2の距離56より短い。レール52を設ける場合、シム保護材料46はレール52間を延びてそれらと実質的に当接するに十分な長さを有する。シム保護材料46は、定位置に配置した後、例えばシーム溶接により各レール52に固定する。
【0021】
本発明の上述したシール組立体の実施例のコンポーネントは、以下に述べる態様で組立てることができる。2つのタービン部材10、12間にガス漏洩路13の存在を突き止めると、タービン部材10、12に既に設けられている場合を除き凹部14、20を形成する。シム保護部材46を上述した態様でシム26の底面30に固定する。その後、シム26とシム保護材料46とをタービン部材10、12の凹部14、20に配置する。
【0022】
シム26を一旦定位置に置くと、その第1及び第2の端部32、34は凹部14、20の下方表面18、24にそれぞれ係合する。さらに、シム保護材料46は、タービン部材10、12の凹部14、20の下方表面18、24と係合するかまたは少なくともそれらと実質的に隣接する関係になる。次に、上側のばね38を、凹部14、20の上方表面16、22とシム28の頂面との間にすべりこませる。定位置において、ばね38の頂部40は、シム26のブリッジ部分36の頂面28に対して作用し、ばね38の基部42のフランジ44はタービン部材10、12の凹部14、20の上方表面16、22に対して作用する。ばね38は、シム26とシム保護材料46とがタービン部材10、12の凹部14、20の下方表面18、24に対して下方に押圧されるように外方に偏倚される。
【0023】
図3は、ばね38が別方向であるガス流路漏洩シールの実施例を示す。詳述すると、ばね38は、その頂部40とその周辺領域がタービンコンポーネント10、12の凹部14、20の上方表面16、22に対して作用してギャップ13に入り込むように逆向きである。もう一方の端部では、基部42のフランジ44がシム26の頂面28に対して作用する。係合する表面及び荷重の分布は異なるが、ばね38を取り付ける方法及びばね38の一般的な作用は上述したものと同じである。逆向きのばね38は図1及び2に示すシール組立体の実施例にも使用可能である。
【0024】
シール組立体は、ガス流の混合を阻止するだけでなく、ばね38が高さのばらつきを補償するに十分な可撓性を備えているため熱的負荷または振動によるタービン部材10、12の不整合を補償することができる。例えば、第1のタービン部材10が振動した結果凹部14と20とが垂直方向に不整列になった場合、上側のばね38はこの変化した状況に対処することができる。ばね38の基部42の2つのフランジ44の高さを強制的に相違させることができる。そうなると、ばね38は放物線に沿って揺動するが、ばね38はそれでも定位置を保持してシム26及びシム保護材料46を引き続き下方に押圧することができる。さらに、凹部14、20の下方表面18、24上では、シム保護材料46を構成する繊維はシール全体が種々の熱的及び機械的不整合状態に追従できるような十分な可撓性を有する。
【0025】
図4−6は、本発明のシール組立体の別の実施例にかかわる。これら各実施例において、金属シム60の頂面62及び底面64はそれぞれ第1及び第2のシム保護材料66、68により保護される。金属シム26に関する上記説明は本発明のこの実施例にも当てはまるが、以下に述べるように少なくとも1つの相違点がある。同様に、シム保護材料46の上記説明はこれらの実施例の第1及び第2のシム保護材料66、68の両方に当てはまる。さらに、第1及び第2のシム保護材料66、68は、図4及び6に示すように互いに同数の層かまたは図5に示すように異なる数の層より成る。
【0026】
第2のシム保護材料68は、上述した方法のうちの幾つかによりシムの底面に固定される。図6に示すように第2のシム保護材料68は、シム60の端部または脚部70、72間を延びてこれらの脚部70、72に実質的に当接するに十分な長さを有する。その場合、第2のシム保護材料68をシーム溶接によりシムの端部70、72に固定するのが好ましい。
【0027】
第2のシム保護材料68をシム60に固着する別の方法として、図4及び5に示すように、シム60のブリッジ部分76の底面64から下方に延びる2つのレール74を設ける方法が含まれる。これらのレール74は第1及び第2の端部70、72から内側に離隔している。その結果、レール74は直線距離78だけ離隔することになるが、この距離はシム60の第1の端部70と第2の端部72との間の直線距離80よりも短い。レール74を設ける場合、第2のシム保護材料68はレール74間を延びてそれらと実質的に当接するに十分な長さを有する。定位置に配置した後、第2のシム保護材料8をシーム溶接によりレール74に固定するのが好ましい。
【0028】
第1のシム保護材料66については、図4−6に示すように、2つのレール82がシム60のブリッジ部分76の頂面62から上方に延びている。レール82はシム60のブリッジ部分76の端部から内側に離隔している。レール82を設ける場合、第1のシム保護材料66はレール82間を延びてそれらと実質的に当接するに十分な長さを有する。定位置に配置した後、第1のシム保護材料66をシーム溶接84によりレール82に固定するのが好ましい(図6を参照)。
【0029】
本発明の第2の実施例を組立てる際、第2のシム保護材料68は上述した態様のうちの1つでシム60に固定する。次に、第1のシム保護材料66を上述したようにシム60に固定する。この取り付け順序は、最初に第1のシム保護材料66を固定した後、第2のシム保護材料66を固定するように逆にしてもよい。その後、シール組立体をタービン部材90、92の凹部86、88に配置する。
【0030】
もちろん、本発明は例示の目的でのみ与えられる上述した特定の詳細事項に限定されず、頭書の特許請求の範囲において規定される本発明の範囲内で種々の変形例及び設計変更が可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明のシール組立体の第1実施例を示す横断面図である。
【図2】本発明のシール組立体の第2実施例を示す展開斜視図である。
【図3】本発明のシール組立体の第3実施例を示す横断面図である。
【図4】本発明のシール組立体の第4実施例を示す横断面図である。
【図5】本発明のシール組立体の第5実施例を示す展開斜視図である。
【図6】本発明のシール組立体の第6実施例を示す斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス漏洩を最小限に抑える装置であって、
頂面(28)、底面(30)、第1の端部(32)、第2の端部(34)及び第1の端部(32)と第2の端部(34)とを接続するほぼ平坦なブリッジ部分(36)を有し、第1及び第2の端部(32、34)がブリッジ部分(36)から約90°の角度で下方に延びる漏れ止めシム(26)と、
一部が漏れ止めシム(26)のブリッジ部分(36)と頂面(28)で作動的に接触する少なくとも1つのばね(38)と、
ほぼ第1の端部(32)と第2の端部(34)との間で漏れ止めシム(26)のブリッジ部分(36)の底面(30)の少なくとも一部に隣接する位置にあり、シム(26)に固定されたシム保護材料(46)とより成るガス漏洩を最小限に抑える装置。
【請求項2】
シム保護材料(46)は第1と第2の端部(32、34)に実質的に当接し、シム保護材料(46)はシーム溶接により第1と第2の端部(32、34)に固定されている請求項1の装置。
【請求項3】
シムはさらに、シムのブリッジ部分(36)の底面(30)から下方に延びる一対のレール(52)を有し、シム保護材料(46)は一対のレール(52)間をそれらにほぼ隣接して延びており、シム保護材料(46)はシーム溶接により一対のレール(52)に固定された請求項1の装置。
【請求項4】
シム保護材料(46)は可撓性編成繊維より成る請求項1の装置。
【請求項5】
ばね(38)は断面が曲線状の板ばねであり、この断面は対向する基部(44)へ延びる頂部(40)を画定し、断面長の少なくとも半分にわたり実質的に平坦な領域があり、基部(44)に向かって曲線部分を形成する請求項1の装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頂面(28)、底面(30)、第1の端部(32)、第2の端部(34)及び第1の端部(32)と第2の端部(34)とを接続するほぼ平坦なブリッジ部分(36)を有し、第1及び第2の端部(32、34)がブリッジ部分(36)から約90°の角度で下方に延びており、
さらに、シムのブリッジ部分(36)の底面(30)から下方に延びる一対のレール(52)を有し、シム保護材料(46)が一対のレール(52)間をそれらにほぼ隣接して延びており、シム保護材料(46)が一対のレール(52)に固定されている漏れ止めシム(26)
【請求項2】
シム保護材料(46)はシーム溶接により固定されている請求項1の漏れ止めシム
【請求項3】
シム保護材料(46)は可撓性編成繊維より成る請求項1の漏れ止めシム
【請求項4】
さらに、上向きのレール(82)と、それらの間に位置してそれらに固定された別のシム保護材料とを有する請求項1乃至3のうち任意の一項の漏れ止めシム
【請求項5】
前記任意の請求項に記載された漏れ止めシムを有するガス漏洩を最小限に抑える装置。
【請求項6】
一部がシム(26)のブリッジ部分(36)と頂面(28)で作動的に接触する少なくとも1つのばね(38)と、上向きのレール(82)とのうちから選択される、装置を漏れ止め係合関係に維持するための保持手段を有する請求項5の装置
【請求項7】
ばね(38)は断面が曲線状の板ばねであり、この断面は対向する基部(44)へ延びる頂部(40)を画定し、断面長の少なくとも半分にわたり実質的に平坦な領域があり、基部(44)に向かって曲線部分を形成する請求項の装置。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図6】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−506569(P2006−506569A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−535394(P2004−535394)
【出願日】平成15年5月12日(2003.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2003/014853
【国際公開番号】WO2004/025087
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(599078705)シーメンス ウエスチングハウス パワー コーポレイション (57)
【氏名又は名称原語表記】SIEMENS WESTINGHOUSE POWER CORPORATION
【Fターム(参考)】