説明

健康管理システム及び健康管理方法

【課題】プライバシーの保護が確実に図れ、データベースに蓄積した健康情報を利用して健康状態を管理する健康管理システムと健康管理方法を提供する。
【解決手段】フィットネス施設100には、ユーザ端末103が備えられており、ユーザ満末103には個人の健康情報入力手段であるキーボード105、トレーニングマシン106、血圧、脈拍や体重等の測定器108が接続されており、運動の情報や測定結果はユーザ端末103に自動的に送信される。また、ユーザ端末103と管理端末101はネットワーク接続機器を解して接続されている。さらに、管理端末101にはカードリーダ102が、ユーザ端末103にはカードリーダ104が、トレーニングマシン106にはカードリーダ107が、測定器108にはカードリーダ109が接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データベースに蓄積した健康情報を利用して健康状態を管理する健康管理システムと健康管理方法に関する。さらに、個人の会費の支払状況を管理する健康管理システムと健康管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データベースに蓄積した健康情報を利用して健康状態を管理する健康管理システムとしては、健康状況分析機能を備えた健康管理のためのシステムが知られている。(特許文献1)
【0003】
上述の技術によれば、データベースに蓄積された健康情報に基づいて、システムを利用する個人に健康状態や健康改善のためのアドヴァイス等を通知することができる。しかし、健康情報は、プライバシーに関わるものであり、健康状態を正確に分析するためには、他人に知られたくない健康情報も数多くあるのが通常であり、機密保持に関する技術が求められている。上述の技術には、健康情報の機密保持に関する技術が開示されていない。
【0004】
また、医療・検診情報と健康保険証情報と個人パスワードが対応付けられており、健康保険証情報と個人パスワードが一致した場合に健康情報を供給する健康指導システムが知られている。(特許文献2)
【0005】
しかしながら、健康保険証情報や個人パスワードの管理も悪意の第三者に知られる可能性があり、また、医療・検診情報と健康保険証情報と個人パスワードを対応付けられているため、健康保険証情報や個人パスワードが第三者に流出した場合には、プライバシーの確保が困難なものとなる可能性があった。
【特許文献1】特開2002−63279号公報
【特許文献2】特開2002−351993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、データベースに蓄積した健康情報を利用して健康状態を管理する、プライバシーの保護を確実に図ることのできる、健康管理システムと健康管理方法を提供することを目的としている。また、会員からのサービス利用料金を確実に、簡便に徴収することのできる健康管理システムと健康管理方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、健康情報の匿名性を確保しながら、個人に健康管理サービスを行うものである。
すなわち、本発明は、(1)個人の健康情報入力手段を備えるユーザ端末と、そのユーザ端末と電気通信回路を介して接続されたウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末から送られる健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムであって、前記ユーザ端末が、個人の生体認証情報から抽出した特定のデータとその個人のIDが格納された情報記録媒体の読み取り手段と、個人の生体認証情報から特定のデータを抽出する生体認証手段と、前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた個人の生体認証情報からの特定のデータとの一致度を照合する本人確認手段と、前記個人の健康情報と前記情報記録媒体に格納された前記個人のIDの連結手段とを備えており、前記健康管理データベースは、前記ユーザ端末から電気通信回路により送られた前記個人のIDに連結した個人の健康情報をその個人のID毎に構成される健康情報テーブルに格納する手段を備えており、前記ユーザ端末が、前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた個人の生体認証情報からの特定のデータを前記本人確認手段により照合した結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末から前記健康管理データベースのアクセスを可能とするアクセス手段を備えていることを特徴とする健康管理システム、である。
【0008】
本発明におけるユーザ端末は、パーソナルコンピュータを採用すると、簡便に多くの機能を実現でき好適である。
【0009】
本発明におけるウエブサーバとは、例えば、WWWシステムにおいて、情報送信を行うコンピュータのことであり、WWWによる情報送信機能を持ったソフトウェアのことである。クライアントからのHTTPリクエストを受付け、健康管理データベースサーバに対しデータ操作要求を出し、その結果を用いてダイレクトにHTMLファイルを作成し、クライアントに返す役割を果たす。
【0010】
本発明の健康管理データベースとは、コンピュータとデータベースソフトウェアを利用した装置であるが、ハードウェアは前記ウエブサーバと一体的に形成されていてもかまわない。健康管理データベースには個人の健康に関するデータと、それに付随するデータが蓄積される。
【0011】
電気通信回路としては、インターネットの利用が好適であるが、その他公衆電話回線を利用してアクセスしたり、通信会社が提供する専用線を利用してアクセスすることも利用可能である。
【0012】
情報記録媒体としては、ICカードが持ち運びや保管が容易であり好適である。また、携帯電話や磁気カード、フラッシュメモリ等を採用することも可能である。
【0013】
健康情報の入力は、特に限定はされないが、ユーザ端末に接続したキーボードやタッチパネルから行うこともできるし、情報記録媒体読み取り手段と生体認証手段を備えた血圧計等の測定器具やランニングマシン等の健康器具をユーザ端末に接続して行うこともできる。また、ユーザ端末や施設に設置して複数の個人が使用することもできるし、個人住宅に設置して個人専用とすることもできる。また、健康情報入力手段又はユーザ端末又は情報記録媒体の読み取り手段は一体的に形成されていてもよい。
【0014】
生体認証手段としては、指紋認証、虹彩認証、静脈認証、声紋認証、顔認証等が挙げられる。
【0015】
健康管理データベースには個人の健康情報に加えて、DNA、SNPs、タンパク質、家族の病歴等の既知のデータを格納しておくと、健康状態の分析を正確に行うことができる。
【0016】
また、本発明は、(2)個人の健康情報入力手段を備えるユーザ端末と、そのユーザ端末と電気通信回路を介して接続されたウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末から送られる健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムであって、前記ユーザ端末が、個人のパスワードとその個人のIDが格納された情報記録媒体の読み取り手段と、個人のパスワードの入力手段と、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記入力手段から入力された個人のパスワードとを照合する本人確認手段と、前記個人の健康情報と前記情報記録媒体に格納された前記個人のIDの連結手段とを備えており、前記健康管理データベースは、前記ユーザ端末から電気通信回路により送られた前記個人のIDに連結した個人の健康情報をその個人のID毎に構成される健康情報テーブルに格納する手段を備えており、前記ユーザ端末が、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記入力手段から入力されたパスワードが一致し、本人と確認されたことが前記本人確認手段により確認されたことを条件に、前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへのアクセスを可能とするアクセス手段を備えていることを特徴とする健康管理システム、である。
【0017】
本発明におけるパスワードの入力手段としては、キーボードが最も簡便で適している。
【0018】
また、本発明は、(3)上記(1)又は(2)の健康管理システムにおいて、前記ユーザ端末が前記個人の健康情報の検索条件を入力する検索手段と、前記本人確認手段により本人と確認されたことを条件に健康情報の検索条件を前記ウエブサーバに送信する送信手段を備えているとともに、前記ウエブサーバが、前記検索条件の受信手段を備えており、その受信手段により受信した前記ユーザ端末から送られた検索条件に従って、前記健康管理データベースから前記個人の健康情報を選択する選択手段と、その選択された前記健康情報の送信手段を備えていることを特徴とする健康管理システムである。
【0019】
また、本発明は、(4)上記(1)、(2)又は(3)の健康管理システムにおいて、前記情報記録媒体に、個人が会員として所属する組織のコードが前記個人のIDに連結して格納されており、前記健康管理データベースには、前記個人のIDに連結した組織のコードをその個人のID毎に構成される会員管理テーブルに格納する手段が備えられていることを特徴とする健康管理システム、である。
【0020】
会員管理テーブルは、会員と確認した結果により組織毎に健康管理サービスの利用料金を計算する機能を有しているのと、料金の請求を会員単位ではなく、組織単位にできるのでサービスの運営を簡素化できるので好ましい。
【0021】
会員管理テーブルは個人のIDと組織のコードの他に、パスワード、会費、有効FLG、発行日等が記録されることも効果的であり、このようにすることにより、主に会員がデータベースにアクセスする際のパスワード認証と、有効会員であるかどうかを管理することが可能になる。
【0022】
組織としては、特に限定はされないが、フィットネスクラブ、スポーツクラブ、企業、団体等健康管理を必要とするものが挙げられる。また、本発明における会員とは、組織に所属するといった意味合いであり、組織のサービスに対して、直接、間接を問わず、会費や料金を納めている人を対象としている。
【0023】
情報記録媒体に個人情報とともにその個人が属している組織の情報を格納することにより、組織の会員の状況を的確に把握することができ、また、組織ごとの健康情報の分析を行うことができる。
【0024】
また、本発明は、(5)上記(1)、(2)、(3)又は(4)の健康管理システムにおいて、前記ユーザ端末に前記個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段が備えられており、前記健康管理データベースに前記個人のID毎に構成される支払管理テーブルが格納されており、その支払管理テーブルに前記個人のIDに連結して会費の支払日時と支払金額とが格納されることを特徴とする健康管理システム、である。
【0025】
また、本発明は、(6)健康情報入力手段を備えたユーザ端末と、電気通信回路を介して接続され前記ユーザ端末からアクセスされるウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末からの健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムを利用する健康管理方法であって、
前記ユーザ端末に備えられた情報記録媒体の読み取り手段によりにより、情報記録媒体に格納された個人の生体認証情報から抽出した特定のデータとその個人のIDを読み取るステップと、前記ユーザ端末に備えられた生体認証手段により、前記個人の生体認証情報から特定のデータを抽出するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた本人確認手段により、前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた特定のデータとの一致度を照合し本人と確認するステップと、前記ユーザ端末に備えられた健康情報入力手段から前記個人の健康情報を入力するステップと、前記ユーザ端末に備えられた健康情報と個人のIDの連結手段により、前記個人の健康情報と前記個人のIDとを連結するステップと、前記ユーザ端末により、前記本人確認手段によって前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた特定のデータとの照合結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへアクセスするステップと、前記個人のIDと前記健康情報入力日時に連結した健康情報を、電気通信手段を介して前記ユーザ端末から前記ウエブサーバへ送るステップと、前記健康管理データベースに格納されている個人のID毎に構成される健康情報テーブルに前記個人の健康情報を健康情報入力日時とともに格納するステップを有することを特徴とする健康管理方法、である。
【0026】
健康情報テーブルには、個人の健康診断の結果や、病院での診療記録、フィットネスクラブでの運動記録等が時系列に記録されおり、これらのデータを統計解析を行うことにより、個人に対して病気にかかるリスクを提示することが可能であり、また、医師の所見を入力、表示することも可能である。
【0027】
また、本発明は、(7)健康情報入力手段を備えたユーザ端末と、電気通信回路を介して接続され前記ユーザ端末からアクセスされるウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末からの健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムを利用する健康管理方法であって、前記ユーザ端末に備えられた情報記録媒体の読み取り手段によりにより、情報記録媒体に格納された個人のパスワードとその個人のIDを読み取るステップと、前記ユーザ端末に備えられたパスワード入力手段により、前記個人のパスワードを入力するステップと、前記ユーザ端末に備えられた本人確認手段により、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記パスワード入力手段により入力されたパスワードとを照合し本人と確認するステップと、前記ユーザ端末に備えられた健康情報入力手段から前記個人の健康情報を入力するステップと、前記ユーザ端末に備えられた健康情報と個人のIDの連結手段により、前記個人の健康情報と前記個人のIDとを連結するステップと、前記ユーザ端末が前記本人確認手段によって、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記パスワード入力手段により入力されたパスワードが一致し、本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへアクセスするステップと、前記個人のIDと健康情報を、電気通信手段を介して前記ユーザ端末から前記ウエブサーバへ送るステップと、前記健康管理データベースに格納されている個人のID毎に構成される健康情報テーブルに前記個人の健康情報を格納するステップを有することを特徴とする健康管理方法、である。
【0028】
また、本発明は、(8)上記(6)又は(7)の健康管理方法によって格納された健康情報テーブルの個人の健康情報をユーザ端末から検索する健康管理方法であって、前記ユーザ端末に備えられた情報検索手段に前記個人の健康情報の検索条件を入力するステップと、前記ユーザ端末に備えられた前記本人確認手段により、本人と確認するステップと、
本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末に備えられたアクセス手段から前記ウエブサーバへアクセスするステップと、前記ウエブサーバが、検索条件の受信手段により検索条件を受信するステップと、前記検索条件により、前記ウエブサーバに備えられた健康情報の選択手段により、前記情報検索条件に従って前記健康管理データベースから前記個人のIDに対応した健康情報を選択するステップと、前記ウエブサーバに備えられた送信手段により、選択した前記健康情報を前記ユーザ端末に電気通信手段を介して送るステップとを有することを特徴とする健康管理方法、である。
【0029】
また、本発明は、(9)上記(6)、(7)又は(8)の健康管理方法において、前記情報記録媒体に、個人が会員として属する組織のコードが前記個人のIDに連結して格納されており、前記健康管理データベースに、前記個人のIDに連結した組織のコードをその個人のID毎に構成される会員管理テーブルに格納ステップを有することを特徴とする健康管理方法、である。
【0030】
また、本発明は、(10)上記(6)、(7)、(8)又は(9)の健康管理方法において、前記ユーザ端末に前記個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段が備えられており、前記健康管理データベースに前記個人のIDに連結した支払管理テーブルが備えられており、前記ユーザ端末に前記個人の会費の入金情報と入金日時を入力するステップと、前記入金情報と入金日時を、前記ユーザ端末に備えられた送信手段により前記ウエブサーバに電気通信回路を介して送るステップと、前記ウエブサーバを介して前記健康管理データベースの前記支払管理テーブルに前記個人のIDに連結して会費の支払日時と支払金額とを格納するステップを有することを特徴とする健康管理システム、である。
【0031】
支払い管理テーブルには、個人が支払った会費の額が、支払日とともに記録され、最後に支払った日から一定期間が経過すると、前期健康管理データベースのプログラムにより、自動的に会員管理テーブルの有効FLGが0にセットされ、前期健康管理データベースは、個人IDを持った個人からのアクセスを拒否するようになされていることが好ましい。
【発明の効果】
【0032】
本発明の健康管理システムと健康管理方法によれば、個人の健康情報の管理をデータベースの収納された過去の健康情報を含めて行うことができ、本人の健康情報は、本人だけが検索することができる。さらに、完全非連結匿名性を維持した上で、確実に利用者から利用料金を収集することが可能であり、不正利用を防ぐことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明の健康管理システムの実施の形態を示す構成図、図2、図3、図4は本発明の健康管理方法を示すフロー図であり、図6、図7、図8は個人の健康情報に関するデータベースのレイアウトである。ここでは、個人が会員として所属する組織がフィットネスクラブであり、情報媒体がICカードであり、生体認証を指紋で行う場合を例として本発明の健康管理システム及び健康管理方法を説明する。
【0034】
フィットネス施設100には、ユーザ端末103が備えられており、ユーザ満末103には個人の健康情報入力手段であるキーボード105、トレーニングマシン106、血圧、脈拍や体重等の測定器108が接続されており、運動の情報や測定結果はユーザ端末103に自動的に送信される。また、ユーザ端末103と管理端末101はネットワーク接続機器を介して接続されている。さらに、管理端末101にはカードリーダ102が、ユーザ端末103にはカードリーダ104が、トレーニングマシン106にはカードリーダ107が、測定器108にはカードリーダ109が接続されている。
【0035】
ユーザ端末103と管理端末101は電気通信回路であるインターネット120を介して健康管理センター130に備えられたウエブサーバ131とFTPサーバ132に接続されている。ウエブサーバ131とFTPサーバ132はユーザ端末103から送られる健康情報を格納する健康管理データベース133と接続されている。
【0036】
健康管理データベース133には、図6に示す会員管理テーブル170、図7に示す健康情報テーブル171、図8に示す支払管理テーブル172が格納されている。
【0037】
会員管理テーブル170の構成は、特に限定はされないが、ID、施設(フィットネスクラブ)コード、パスワード、有効FLG、発効日、月会費等とすることができる。IDは利用者のICカードに保存されているID番号と同一のものであり、施設コードは利用者が所属する施設のコードが管理される。パスワードは、利用者が健康管理データベースにアクセスする際に必要なパスワードである。有効FLGは利用可能となっていれば「1」が記録され、料金の支払いが特定期間行われていない等の場合は「0」が記録されている。利用者が健康管理データベースにアクセスする際、システムは有効FLGをチェックし、これが「1」であればアクセス可能となる。発効日は利用会員に対してICカードを発行した日、月会費は利用者が加入するサービスに対する月会費である。サービスは複数のメニューを用意することも可能であり、メニューごとに異なる月会費を設定することもできる。
【0038】
健康情報テーブル171の構成は、特に限定はされないが、ID、登録日、体重、血圧等とすることができる。IDは利用者のICカードに保存されているID番号と同一のものである。登録日は健康情報が登録された日であり、その他、複数の健康情報(体重、血圧、脈拍、血糖値、運動結果等)が記録される。
【0039】
支払管理テーブル172の構成は、特に限定はされないが、ID、支払日、金額とすることができる。IDは利用者のICカードに保存されているID番号と同一のものである。支払日は、利用者が利用料金を支払った日であり、金額は支払った利用料金の額である。
【0040】
ここで、トレーニングマシン106、測定器108にはユーザ端末を内蔵させることができ、個人の健康情報は直接インターネット120を介して健康管理データベース133に送信することもできる。利用者は測定の都度、測定器108に付属の表示装置と、タッチパネルもしくはキーボード等を利用して健康管理ウエブサイトにアクセスし、測定結果を健康管理データベース133に送信する。通常測定器は常に健康管理ウエブサイトにアクセスした状態であるため、ユーザが健康管理サイトにアクセスする手間は省ける。
【0041】
また、測定器108から定期的に測定結果を自動で健康管理データベースに送信することも可能であり、その際は、測定の都度測定器内の記憶装置に測定結果が保存され、ファイル転送プロトコルを用いて一括データ転送が行われる。測定の都度データを転送することも可能であるが、FTPサーバ132に負荷が集中する場合は、定期的にデータをまとめて一括で転送する。この場合は、リアルタイム性にかけることがある。
【0042】
また、フィットネスクラブの会員家庭140にユーザ端末141を設置することもできる。ウエブサーバ131には、家庭140に備えられたユーザ端末141がインターネット120を介して接続されている。ユーザ端末141には個人の健康情報入力手段であるキーボード143とトレーニングマシン144と測定器146が接続されている。また、ユーザ端末141にはカードリーダ142が、トレーニングマシン144にはカードリーダ145が、測定器146にはカードリーダ147が接続されている。
【0043】
情報記録媒体であるICカードには、ICカードの持ち主である個人の生体認証情報から抽出した特定のデータである指紋データとその個人のIDが格納されている。ここで、個人のIDはそれぞれのICカードに特有のものであり、個人名とIDとの連結表を作成しないことにより、個人の健康情報が意図しない他人に漏洩することを防ぐことができる。
【0044】
カードリーダ102,104,107,109,142,145,147はICカードの読み取り手段となされている。また、カードリーダ102,104,107,109,142,145,147は個人の指紋(生体認証情報)から特定の指紋データを抽出する生体認証手段としての機能を有している。
【0045】
ICカードに格納された指紋データとカードリーダ102,104,107,109,142,145,147により得られた指紋データとの一致度を照合する本人確認手段と、個人の健康情報とICカードに格納された個人のIDの連結手段は、ユーザ端末103,141が備えている。このように形成することにより、機能を集約することができシステムを簡略化でき好適である。
【0046】
また、健康管理データベース133は、ユーザ端末103,141からインターネット120により送られた個人のIDに連結した個人の健康情報をその個人のID毎に構成される健康情報テーブル171に格納する手段を備えている。
【0047】
ユーザ端末103,141は、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ102,104,107,109,142,145,147により得られた個人の指紋データをユーザ端末103,141に内蔵された本人確認手段により照合した結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されたことを条件にユーザ端末103,141から健康管理データベース133へのアクセスを可能とするアクセス手段を内蔵して備えている。
【0048】
管理端末101にはカードリーダ102が接続されており、主に施設の管理者が使用するが、機能はユーザ端末103と同様である。
【0049】
ユーザ端末103,141に接続しているキーボード105,143は検索手段として用いられる。つまり、キーボード105,143から個人の健康情報の検索条件を入力することにより、本人の健康情報を検索することが可能となされている。ただし、検索条件は、上述の本人確認手段により本人と確認されたことを条件にウエブサーバ131にユーザ端末103,141に内蔵された送信手段で送信される。
【0050】
送信された検索条件は、ウエブサーバ131に内蔵された受信手段により受信される。また、ウエブサーバ131は個人の健康情報を選択する選択手段内蔵しており、上述の検索条件に従って、健康管理データベース133から本人の健康情報を選択する。さらに、ウエブサーバ131は送信手段を内蔵しており、選択された本人の健康情報を検索条件が入力されたユーザ端末103,141に送信する。
【0051】
また、ユーザ端末103,141は、キーボード105、トレーニングマシン106、血圧、脈拍や体重等の測定器108等の健康情報入力手段から入力された個人の健康情報には、図7の健康情報テーブルに示すように、健康情報登録日が連結するようになされており、個人のID毎に構成される健康情報テーブル171に個人の健康情報に連結した健康情報登録日を格納するようになされている。
【0052】
さらに、情報記録媒体であるICカードに、個人が会員として所属する組織であるフィットネスクラブのコードが個人のIDに連結して格納されている。健康管理データベース133には、会員管理テーブル170が格納されており、個人のIDに連結したフィットネスクラブのコードをその個人のID毎に構成される会員管理テーブル170に格納する手段が備えられている。
【0053】
また、ユーザ端末103,141に個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段が備えられており、健康管理データベース133に個人のID毎に構成される支払管理テーブル172が格納されており、その支払管理テーブル172に前記個人のIDに連結して会費の支払日時と支払金額とが格納される。個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段としては、キーボード105、143を使用することができる。
【0054】
以上本人確認方法として指紋データの一致の場合を説明したが、ICカードに本人特有のパスワードを格納しておき、カードリーダ102,104,107,109,142,145,147で読み取られたパスワードと、本人がキーボード105,143から本人だけが知っているパスワードを入力し、それらが一致したことによる本人確認方法も簡便な方法として採用できる。
【0055】
次に、本発明の健康管理方法を具体的に説明する。まず、図2を参照し、トレーニングマシン106からデータを送信する場合の例を説明する。ここでは、トレーニングマシン106にユーザ端末103が内蔵されている例を説明する。フィットネスクラブの会員である本人がフィットネス施設100にトレーニングマシン106に接続されたカードリーダ107によりICカードに格納された個人の指紋データと本人のIDを読み取らせる。(S1)
【0056】
次に、本人がカードリーダ107に決められた指先を接触させることにより、本人の指紋データが抽出される。ここで、トレーニングマシン106に接続されたカードリーダ107は生体認証手段として使用される。(S2)
【0057】
次に、カードリーダ107に内蔵された本人確認手段により、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ107により得られた本人の指紋データとの一致度を照合し本人が確認される。(S3)
【0058】
次に、フィットネス施設100の利用者本人が、トレーニングマシン106の使用を開始する。(S4)また、予定した運動を終了する。(S5)
【0059】
終了した運動の運動量や、脈拍や血圧等の変化(健康情報)をトレーニングマシン106に内蔵されたマイクロコンピュータ(ユーザ端末103)で本人の健康情報と個人のIDの連結手段により健康情報と個人のIDが連結されたデータが集計され(S6)、送信用データが作成される。(S7)
【0060】
ここで、送信用データには、本人の健康情報にその健康情報入力日時が連結されている。
【0061】
次に、トレーニングマシンに内蔵されたユーザ端末103の本人確認手段によって、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ107により得られた指紋データとの照合結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されていることを条件にユーザ端末103からインターネット120を介してFTPサーバ132にデータを送信する。(S8)
【0062】
次に、健康情報入力日時に連結した本人の健康情報を、健康管理データベース133の個人のID毎に構成される健康情報テーブル171に登録する。(S9)
【0063】
以上で、本人の健康情報を健康管理データベース133に格納するステップが終了する。以上の方法により、ユーザ端末103が内蔵されたトレーニングマシン106から本人の健康情報が正確に健康管理データベース133に格納される。
【0064】
次に、ユーザ端末103と健康情報入力手段が個別に設けられている例を、図3を参照に説明する。まず、キーボード105を利用してウエブサーバ131にアクセスする。(S10)
【0065】
次に、カードリーダ104により、本人のICカードから指紋データを読み取る。(S1)
【0066】
次に、カードリーダ104により、本人の指紋データを読み取る。(S12)
【0067】
次に、カードリーダ104により、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ104により得られた本人の指紋データとの一致度を照合し本人が確認され、IDが読み取られる。(S13)
【0068】
ここで、健康管理データベース133は、本人がキーボード105から入力した、本人だけに知らされているパスワードとICカードから読み取られたIDの組み合わせが、健康管理データベース133の会員管理テーブルに記録されているIDとパスワードの組み合わせと一致しているかどうかがチェックされる。(S14)
【0069】
次に、トレーニングマシン106、測定器108、キーボード105を使用して健康情報が入力される。この際、ユーザ端末103に内蔵された、本人の健康情報と個人のIDの連結手段により、本人の健康情報と本人のIDとが連結される。また、本人の健康情報にその健康情報入力日時が連結される。(S15)
【0070】
次に、ユーザ端末103に内蔵された本人確認手段によって、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ104により得られた指紋データとの照合結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されていることを条件にユーザ端末103からインターネット120、ウエブサーバ131を介して健康管理データベースに健康情報が登録され、個人のID毎に構成される健康情報テーブル171に本人の健康情報が健康情報入力日時とともに格納されていく。(S16)
【0071】
以上説明した健康管理方法は、家庭140においても同様に実施することができる。
【0072】
以上で、本人の健康情報を健康管理データベース133の健康情報テーブル171に格納するステップが終了する。以上の方法により、本人の健康情報は、正確に本人特有の健康情報として健康管理データベース133に格納される。
【0073】
続いて、本人の健康情報の検索方法を説明する。先ず、ユーザ端末103に接続された情報検索手段であるキーボード105を使用してウエブサーバ131のウエブサイトにアクセスする。
【0074】
次に、カードリーダ104により、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ104により得られた本人の指紋データとの一致度を照合し本人が確認される。(S18)
【0075】
ここで、健康管理データベース133は、本人がキーボード105から入力した、本人だけに知らされているパスワードとICカードから読み取られたIDの組み合わせが、健康管理データベース133の会員管理テーブルに記録されているIDとパスワードの組み合わせと一致しているかどうかがチェックされる。(S19)
【0076】
次に、ユーザ端末103に接続された情報検索手段であるキーボード105に本人の健康情報の検索条件を入力する。(S20)
【0077】
検索条件としては、例えば、年齢、日付、体重、血糖値等の生体情報があげられる。
【0078】
引き続き、本人と確認されていることを条件にユーザ端末103に内蔵されたアクセス手段からウエブサーバ131へアクセスがなされ、ウエブサーバ131に内蔵された受信手段により検索条件が受信され、検索が実行される。(S21)
【0079】
次に、上述の検索条件により、ウエブサーバ131に内蔵された健康情報の選択手段により、健康管理データベース133から本人のIDに対応した健康情報を選択しウエブサーバ131に内蔵された送信手段により、選択した本人の健康情報をユーザ端末103にインターネット120を介して送り、検索結果をユーザ端末103に備えられた表示装置に表示する。(S22)
【0080】
以上説明した健康管理方法は、家庭140においても同様に実施することができる。
【0081】
以上のようにして、本人の健康情報は、本人だけによって検索可能とされる。引き続き、フィットネスクラブの会員の管理方法、及び会員の集金方法を説明する。
【0082】
上述のICカードには、個人が会員として属するフィットネスクラブのコードが本人のIDに連結して格納されている。また、健康管理データベース133に、個人のIDに連結したフィットネルクラブのコードが、その個人のID毎に構成される会員管理テーブル170に格納されている。
【0083】
フィットネスクラブの会員は、施設窓口で当月の利用料金を支払う。(S23)
【0084】
次に、管理端末101に接続されたカードリーダ102により、ICカードに格納された指紋データとカードリーダ102により得られた本人の指紋データとの一致度を照合し本人が確認される。(S24)
【0085】
ここで、健康管理データベース133は、本人がキーボード105から入力した、本人だけに知らされているパスワードとICカードから読み取られたIDの組み合わせが、健康管理データベース133の会員管理テーブルに記録されているIDとパスワードの組み合わせと一致しているかどうかがチェックされる。(S25)
【0086】
次に、入金情報と入金日時を、管理端末101に内蔵された送信手段によりインターネット120、ウエブサーバ131を介して健康管理データベース133に送り、会員管理テーブル170に本人の当月支払レコードを追加する。健康管理データベース133に格納された支払管理テーブルに本人のIDに連結して利用料金と支払日が記録される。(S26)
【0087】
次に、フィットネスクラブ運営者は、健康管理センター130に全利用者から預かった当月分の会費を送金する。(S27)
【0088】
健康管理センター130は、会員管理テーブル170と支払管理テーブル172から、フィットネスクラブごとの会費を集計する。(S28)
【0089】
健康管理センター130は、集計額と送金額を比較確認する。(S29)
【0090】
ここで、支払管理テーブル172から、フィットネスクラブごとの会費を集計や、集計額と送金額を比較確認のために、健康管理データベース内に計算・比較手段を備えることが好ましい。
【0091】
会員管理テーブル170のフィットネスクラブコードごとに会員の会費を集計することにより、施設から徴収すべき月会費が明確になり、実際の集金額が正しいかどうかをチェックすることが可能となる。また、会員管理テーブルの有効FLGが0になっている会員からはアクセスを受け付けない仕組みであり、この仕組みにより、会費を払っていない会員からのアクセスを防ぐことが可能である。
【0092】
以上本人確認方法として指紋データの一致の場合を説明したが、ICカードに本人特有のパスワードを格納しておき、カードリーダ102,104,107,109,142,145,147で読み取られたパスワードと、本人がキーボード105,143から本人だけが知っているパスワードを入力し、それらが一致したことによる本人確認方法も簡便な方法として採用できる。
【0093】
以上、本発明の実施の形態を図面により説明したが、本発明の具体的構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0094】
例えば、情報記録媒体は、磁気カードやUSB接続タイプのフラッシュメモリや携帯電話でもよい。トレーニングマシンとしては、他に、エアロバイク、ランニングマシン、歩数計等が挙げられる。測定器としては、他に、体重計、体脂肪計、血圧計、血糖値測定器等が挙げられる。また、ウエブサーバと健康データベースは共通のコンピュータを利用してもよい。
【0095】
ICカードに格納された指紋データとカードリーダ102,104,107,109,142,145,147により得られた指紋データとの一致度を照合する本人確認手段と、個人の健康情報とICカードに格納された個人のIDの連結手段は、カードリーダ102,104,107,109,142,145,147やトレーニングマシン106や測定器108に備えていてもよい。
【0096】
個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段として、ユーザ端末103,141と銀行等の引き落とし口座とを接続しておくことも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明の健康管理システムと健康管理方法によれば、プライバシーの保護が確実に図りながら、データベースに蓄積した健康情報を利用して健康状態を管理することができる。また、サービスの料金を個人ではなく組織に対して行うことにより健康管理のコストを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本発明の健康管理システムの実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明の健康管理方法(健康情報入力)を示すフロー図である。
【図3】本発明の他の健康管理方法(健康情報入力)を示すフロー図である。
【図4】本発明の健康管理方法(健康情報検索)を示すフロー図である。
【図5】本発明の健康管理方法(会費入金管理)を示すフロー図である。
【図6】本発明に使用する会員管理テーブルである。
【図7】本発明に使用する健康情報テーブルである。
【図8】本発明に使用する支払管理テーブルである。
【符号の説明】
【0099】
100 フィットネス施設
102、104,107,109,142,145,147 カードリーダ
103,141 ユーザ端末
105,143 キーボード
120 インターネットウエブサーバ
131 ウエブサーバ
133 健康管理データベース
170 会員管理テーブル
171 健康情報テーブル
172 支払管理テーブル







































【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人の健康情報入力手段を備えるユーザ端末と、そのユーザ端末と電気通信回路を介して接続されたウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末から送られる健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムであって、
前記ユーザ端末が、個人の生体認証情報から抽出した特定のデータとその個人のIDが格納された情報記録媒体の読み取り手段と、個人の生体認証情報から特定のデータを抽出する生体認証手段と、前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた個人の生体認証情報からの特定のデータとの一致度を照合する本人確認手段と、前記個人の健康情報と前記情報記録媒体に格納された前記個人のIDの連結手段とを備えており、
前記健康管理データベースは、前記ユーザ端末から電気通信回路により送られた前記個人のIDに連結した個人の健康情報をその個人のID毎に構成される健康情報テーブルに格納する手段を備えており、
前記ユーザ端末が、前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた個人の生体認証情報からの特定のデータを前記本人確認手段により照合した結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへのアクセスを可能とするアクセス手段を備えていることを特徴とする健康管理システム。
【請求項2】
個人の健康情報入力手段を備えるユーザ端末と、そのユーザ端末と電気通信回路を介して接続されたウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末から送られる健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムであって、
前記ユーザ端末が、個人のパスワードとその個人のIDが格納された情報記録媒体の読み取り手段と、個人のパスワードの入力手段と、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記入力手段から入力された個人のパスワードとを照合する本人確認手段と、前記個人の健康情報と前記情報記録媒体に格納された前記個人のIDの連結手段とを備えており、
前記健康管理データベースは、前記ユーザ端末から電気通信回路により送られた前記個人のIDに連結した個人の健康情報をその個人のID毎に構成される健康情報テーブルに格納する手段を備えており、
前記ユーザ端末が、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記入力手段から入力されたパスワードが一致し、本人と確認されたことが前記本人確認手段により確認されたことを条件に、前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへのアクセスを可能とするアクセス手段を備えていることを特徴とする健康管理システム。
【請求項3】
前記ユーザ端末が前記個人の健康情報の検索条件を入力する検索手段と、前記本人確認手段により本人と確認されたことを条件に健康情報の検索条件を前記ウエブサーバに送信する送信手段を備えており、
前記ウエブサーバが、前記検索条件の受信手段を備えているとともに、その受信手段により受信した前記ユーザ端末から送られた検索条件に従って、前記健康管理データベースから前記個人の健康情報を選択する選択手段と、その選択された前記健康情報の送信手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の健康管理システム。
【請求項4】
請求項1,2又は3記載の健康管理システムにおいて、前記情報記録媒体に、個人が会員として所属する組織のコードが前記個人のIDに連結して格納されており、前記健康管理データベースには、前記個人のIDに連結した組織のコードをその個人のID毎に構成される会員管理テーブルに格納する手段が備えられていることを特徴とする健康管理システム。
【請求項5】
前記ユーザ端末に前記個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段が備えられており、前記健康管理データベースに前記個人のID毎に構成される支払管理テーブルが格納されており、その支払管理テーブルに前記個人のIDに連結して会費の支払日時と支払金額とが格納されることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の健康管理システム。
【請求項6】
健康情報入力手段を備えたユーザ端末と、電気通信回路を介して接続され前記ユーザ端末からアクセスされるウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末からの健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムを利用する健康管理方法であって、
前記ユーザ端末に備えられた情報記録媒体の読み取り手段によりにより、情報記録媒体に格納された個人の生体認証情報から抽出した特定のデータとその個人のIDを読み取るステップと、
前記ユーザ端末に備えられた生体認証手段により、前記個人の生体認証情報から特定のデータを抽出するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた本人確認手段により、前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた特定のデータとの一致度を照合し本人と確認するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた健康情報入力手段から前記個人の健康情報を入力するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた健康情報と個人のIDの連結手段により、前記個人の健康情報と前記個人のIDとを連結するステップと、
前記ユーザ端末により、前記本人確認手段によって前記情報記録媒体に格納された生体認証に関する特定のデータと前記生体認証手段により得られた特定のデータとの照合結果が所定の一致度以上あり、本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへアクセスするステップと、
前記個人のIDと健康情報を、電気通信手段を介して前記ユーザ端末から前記ウエブサーバへ送るステップと、
前記健康管理データベースに格納されている個人のID毎に構成される健康情報テーブルに前記個人の健康情報を格納するステップを有することを特徴とする健康管理方法。
【請求項7】
健康情報入力手段を備えたユーザ端末と、電気通信回路を介して接続され前記ユーザ端末からアクセスされるウエブサーバと、そのウエブサーバに接続され前記ユーザ端末からの健康情報を格納する健康管理データベースとを備えた健康管理システムを利用する健康管理方法であって、
前記ユーザ端末に備えられた情報記録媒体の読み取り手段によりにより、情報記録媒体に格納された個人のパスワードとその個人のIDを読み取るステップと、
前記ユーザ端末に備えられたパスワード入力手段により、前記個人のパスワードを入力するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた本人確認手段により、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記パスワード入力手段により入力されたパスワードとを照合し本人と確認するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた健康情報入力手段から前記個人の健康情報を入力するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた健康情報と個人のIDの連結手段により、前記個人の健康情報と前記個人のIDとを連結するステップと、
前記ユーザ端末が前記本人確認手段によって、前記情報記録媒体に格納されたパスワードと前記パスワード入力手段により入力されたパスワードが一致し、本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末から前記健康管理データベースへアクセスするステップと、
前記個人のIDと健康情報を、電気通信手段を介して前記ユーザ端末から前記ウエブサーバへ送るステップと、
前記健康管理データベースに格納されている個人のID毎に構成される健康情報テーブルに前記個人の健康情報を格納するステップを有することを特徴とする健康管理方法。
【請求項8】
請求項6又は7の健康管理方法によって格納された健康情報テーブルの個人の健康情報をユーザ端末から検索する健康管理方法であって、
前記ユーザ端末に備えられた情報検索手段に前記個人の健康情報の検索条件を入力するステップと、
前記ユーザ端末に備えられた前記本人確認手段により、本人と確認するステップと、
本人と確認されたことを条件に前記ユーザ端末に備えられたアクセス手段から前記ウエブサーバへアクセスするステップと、
前記ウエブサーバが、検索条件の受信手段により検索条件を受信するステップと、
前記検索条件により、前記ウエブサーバに備えられた健康情報の選択手段により、前記情報検索条件に従って前記健康管理データベースから前記個人のIDに対応した健康情報を選択するステップと、
前記ウエブサーバに備えられた送信手段により、選択した前記健康情報を前記ユーザ端末に電気通信手段を介して送るステップとを有することを特徴とする健康管理方法。
【請求項9】
請求項6,7又は8記載の健康管理方法において、前記情報記録媒体に、個人が会員として属する組織のコードが前記個人のIDに連結して格納されており、前記健康管理データベースに、前記個人のIDに連結した組織のコードをその個人のID毎に構成される会員管理テーブルに格納ステップを有することを特徴とする健康管理方法。
【請求項10】
前記ユーザ端末に前記個人の会費の入金情報と入金日時の入力手段が備えられており、前記健康管理データベースに前記個人のIDに連結した支払管理テーブルが備えられており、
前記ユーザ端末に前記個人の会費の入金情報と入金日時を入力するステップと、
前記入金情報と入金日時を、前記ユーザ端末に備えられた送信手段により前記ウエブサーバに電気通信回路を介して送るステップと、
前記ウエブサーバを介して前記健康管理データベースの前記支払管理テーブルに前記個人のIDに連結して会費の支払日時と支払金額とを格納するステップを有することを特徴とする請求項6,7,8又は9記載の健康管理システム。
















【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−119773(P2006−119773A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−304953(P2004−304953)
【出願日】平成16年10月19日(2004.10.19)
【出願人】(504019456)株式会社MCBI (9)
【Fターム(参考)】