説明

健康診断ネットワークシステム、および制御方法

【課題】スクリーンセーバー時にソフトウェアダウンロードを行うことで、ソフトウェア更新を安全に実行する。
【解決手段】センターサーバー103と健康端末装置101は送受信手段A202と送受信手段B203を備え、センターサーバー103のソフトウェア変更手段201によりソフトウェアダウンロードの指示があった場合には、通信ネットワーク網104を介して、患者端末101の判断手段204は、スクリーンセーバー制御手段205がスクリーンセーバーが起動しているか否かを確認し、その結果によって、ソフトウェア更新手段206にてソフトウェア変更を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から情報を受信し、表示する健康端末装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のサーバー接続によるソフトウェアのダウンロードシステムは、ダウンロードさせるクライアントへ自動でダウンロードを行い、ソフトのバージョンアップを行い最新のソフトウェアにさせるシステムが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−216430号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のソフトウェアダウンロードシステムには、次のような問題があった。
【0004】
従来のサーバー接続によるソフトウェアのダウンロードシステムでは、ダウンロードさせるクライアントを操作中に、自動でダウンロードが行なわれた場合、例えば健康端末装置の場合においては、測定データ情報が保存されないまま、ソフトウェアのバージョンアップが行われ、測定データを無くしてしまうといった問題がある。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、スクリーンセーバー状態において、ソフトウェアのダウンロードを行うことで、操作中に自動的にソフトウェアダウンロードされて測定中の測定データを無くすということを防ぎ、ソフトウェアダウンロードを安全な時に実行することを可能とする健康診断ネットワークシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の健康診断ネットワークシステムは、ソフトウェアの変更情報を発信するためのソフトウェア変更情報発信手段と他のネットワーク端末と相互に情報を送受信するための第1の送受信手段とを有するサーバーと、表示手段のスクリーンセーバー機能が稼動中か否かを判断する稼動判断手段とソフトウェアの更新を実行するソフトウェア更新手段とを有する患者端末と、前記サーバーと前記患者端末とを接続する通信ネットワーク網とを有し、前記患者端末は前記他のネットワークからの情報を送受信する第2の送受信手段と、前記スクリーンセーバー機能を制御するスクリーンセーバー制御手段と、前記スクリーンセーバー制御手段の稼動状態を監視しかつ前記ソフトウェア更新手段の動作機会を判断し前記第2の送受信手段が前記他のネットワークからのソフトウェアの変更情報の受信可否を判断する判断手段と、を有する。
【0007】
この構成により、スクリーンセーバー状態ではない(操作中または、スクリーンセーバー待ち状態(下記参照))時に、ソフトウェアダウンロードを開始されることによって、測定データ情報が保存されないまま、ソフトウェアのバージョンアップが行われて、測定データを無くしてしまうといったリスクを回避することができる。
【0008】
また、本願発明の健康診断ネットワークシステムは、前記サーバーから発信される前記ソフトウェアの変更情報は、ソフトウェアの変更を開始してもよいか否かを前記患者端末に問合せるためのダウンロード開始確認信号と、ソフトウェアを更新するためのアップデートソフトの少なくともいずれかであることを特徴とする。
【0009】
この構成により、一度にダウンロードするソフトを選択することができる。
【0010】
また、本願発明の健康診断ネットワークシステムは、前記サーバーから前記アップデートソフトをダウンロードさせたい旨のダウンロード開始確認信号が前記患者端末へ届いた際に、前記スクリーンセーバー機能状態ではない場合は、前記アップデートソフトのダウンロードを中止する情報を前記サーバーへ送信し、前記スクリーンセーバー機能が稼動中の場合には、前記サーバーから前記ダウンロード開始確認信号が前記患者端末へ届いた場合に前記アップデートソフトのダウンロードを行ってもよいという旨の許可信号を前記サーバーへ送信し患者端末へ前記アップデートソフトのダウンロードを行う。
【0011】
この構成により、スクリーンセーバーが動作中の場合には、患者端末は非操作であるので、通常通りソフトウェアのダウンロードを行うことを可能とすることができる。
【0012】
また、本願発明の健康診断ネットワークシステムは、前記スクリーンセーバー機能が搭載された前記患者端末は、前記サーバーから前記ダウンロード開始確認信号を受信した際に、スクリーンセーバーが動作していないことによってソフトウェアダウンロードを中止した場合には、患者端末の記憶手段にて前記アップデートソフトを記憶し、前記スクリーンセーバー機能が稼動したと前記判断手段が判断した際に、前記ソフトウェア更新手段が前記アップデートソフトを駆動し前記ソフトウェアの更新作業を行う。
【0013】
この構成により、一度、患者端末にダウンロードした更新用ソフトウェアをもう一度センターサーバーからダウンロードせずに、患者端末内で予め保存していたもので、ソフトウェアの更新を行うことができる。これによって、無駄な通信接続を削減することが可能となり通信費を抑えることが可能となる。
【0014】
また、本願発明の健康診断ネットワークシステムは、前記スクリーンセーバーが動作していないことによって、前記ソフトウェアダウンロードが中止された場合には、前記サーバーは定期的に前記患者端末へソフトウェアダウンロードを行う通知を行い、スクリーンセーバー機能稼動時にソフトウェアダウンロードが可能となり完了するまでこれを繰り返すことを行う。
【0015】
この構成により、一度ダウンロードが中止されても、ソフトウェアアップデート作業が行われるまで繰り返し行われるので、ダウンロード更新作業漏れを避けることが可能となる。
【0016】
また、本願発明の健康診断ネットワークシステムは、ソフトウェアの変更情報を発信するためのソフトウェア変更情報発信工程と他のネットワーク端末と相互に情報を送受信するための第1の送受信工程とを有するサーバーと、表示手段のスクリーンセーバー機能が稼動中か否かを判断する稼動判断工程とソフトウェアの変更を実行するソフトウェア更新手段とを有する患者端末と、前記サーバーと前記患者端末とを接続する通信ネットワーク網とを有し、前記患者端末は前記他のネットワークからの情報を送受信する第2の送受信工程と、前記スクリーンセーバー機能を制御するスクリーンセーバー制御工程と、前記スクリーンセーバー制御工程の稼動状態を監視しかつ前記ソフトウェア更新工程の動作機会を判断し前記第2の送受信工程が前記他のネットワークからのソフトウェアの変更情報の受信可否を判断する判断工程と、を有する。
【0017】
この構成により、スクリーンセーバー状態ではない(操作中または、最近操作している)時に、ソフトウェアダウンロードを開始されることによって、測定データ情報が保存されないまま、ソフトウェアのバージョンアップが行われて、測定データを無くしてしまうといったリスクを回避することができる。
【0018】
本発明の実施の形態については、「発明を実施するための最良の形態」で図面を参照しながら詳細に説明する。尚、下記実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【発明の効果】
【0019】
以上のように、本発明によれば、スクリーンセーバー状態において、ソフトウェアのダウンロードを行うことで、操作中に自動的にソフトウェアダウンロードされて測定中の測定データを無くすというリスクを防止し、ソフトウェアダウンロードを安全な時に実行することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態の健康診断ネットワークシステムについて、図面を用いて説明する。
【0021】
本発明の第1の実施の形態における健康診断ネットワークシステムの構成図を図1に示す。
【0022】
図1において、健康診断ネットワークシステムは、患者端末101、医師端末102、センターサーバー103、通信ネットワーク網104から構成される。患者端末a、患者端末b、患者端末cなどは患者端末101の一例であり、これらは患者数分の複数の端末がそれぞれ通信ネットワーク網104にてネットワーク接続されている。この患者端末101は、通信ネットワーク網104を介してセンターサーバー103へ接続され、測定した生体情報を伝送し、蓄積するとともに、同じくセンターサーバー103に接続された医師端末102から前記生体情報を閲覧したり、患者端末101に対してアドバイスや、スケジュールなどの送信を行うことができる健康診断ネットワークシステムの機能を有する。
【0023】
次に図2と図3にて、健康診断ネットワークシステムの動作手順のブロック図、及び、フローチャートを示す。
【0024】
センターサーバー103の管理者が患者端末101に対して患者端末101のソフトウェアの更新を行うためのアップデートを行うため、センターサーバー103から患者端末101へ更新用のソフトウェアであるアップデートソフトをダウンロードできるように、ソフトウェアの変更情報を発信するためのソフトウェア変更情報発信手段であるソフトウェア変更手段201によってダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトを送信できるように準備を行う(図3のS01)。ここでいうソフトウェア変更手段201とは予め指定されたサーバーの特定フォルダにダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトを置き、サーバーソフトウェアのブラウザなどのGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を操作することによって、患者端末101へダウンロードの設定を行うことができる一連の手段を表す。
【0025】
患者端末101を起動させた際、前記患者端末101はセンターサーバー103接続時に、ダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトの有無を確認する。ダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトが存在する場合には、前記ソフトウェア変更手段201にて送信可能な状態に設定(準備)されているので、センターサーバー103内の送受信手段A202にて、通信ネットワーク網104を介して、患者端末101へ送信し情報をダウンロードさせる(図3のS02)。ここでいう送受信手段AとはLANなどを用いた通信手段であり、通信ネットワーク網とはインターネットや、電話回線網などの通信インフラである。
【0026】
まず、センターサーバー103から患者端末101内の送受信手段B203へダウンロードされたダウンロード開始確認信号の情報は、患者端末101へソフトウェアの更新を行うため、一度、判断手段204へ入力される。ここでいう送受信手段B203とはモデムであったり、LANなどの通信手段とする。
【0027】
ダウンロード開始確認信号が入力された判断手段204は、スクリーンセーバー制御手段205へ、現在、患者端末101がスクリーンセーバーが起動中か否かを確認する作業(図3のS03)を行う。
【0028】
スクリーンセーバーが起動中であると判断した場合(図3のS04)には、ダウンロード開始確認信号が入力された判断手段204は、ソフトウェア更新手段206へアップデートソフトのダウンロードの許可及び開始の指示を行い、送受信手段B203から通信ネットワーク網104を介して、センターサーバー103内の送受信手段A202へダウンロードの許可及び開始の信号が送信される。この許可・開始信号受信後、センターサーバー103は更新用ソフトウェアそのものであるアップデートソフトを患者端末101へダウンロードを行い、アップデートソフトがダウンロードされたと判断した判断手段204より、ソフトウェア更新手段206へソフトウェア更新の指示を行い、ソフトウェア更新手段206にて更新作業が行われる。
【0029】
一方、患者端末101のスクリーンセーバーが起動していないと判断した場合(図3のS05)には、患者が操作中か、またはスクリーンセーバー機能自体が通常、非操作状態で任意の設定時間経過後に起動するように設定されていることから、この起動までの設定時間以内の状態(以下スクリーンセーバー待ち状態と呼ぶ)であるということで、ダウンロード開始確認信号が入力された判断手段204は、ソフトウェア更新手段206へアップデートソフトのダウンロード拒否または中止の指示を行い、送受信手段B203から通信ネットワーク網104を介して、センターサーバー103内の送受信手段A202へダウンロード拒否または中止の信号が送信される。
【0030】
その後、判断手段204は、患者端末101起動時のみならず、任意に設定された時間間隔で再び、ダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトの有無を確認するとともにスクリーンセーバーが起動中か否かを確認する作業(図3のS03)を行いソフトウェア更新手段206にて更新作業が完了するまでこの一連の動作を繰り返す。
【0031】
このような本発明の第1の実施の形態の健康を管理する健康診断ネットワークシステムによれば、スクリーンセーバー機能が搭載された患者端末は、サーバーから自動で更新用ソフトウェアをダウンロードさせたい旨の情報が前記患者端末へ届いた際に、スクリーンセーバー状態ではない場合は、ソフトウェアのダウンロードを拒否または中止する情報を前記サーバーへ送信することにより、スクリーンセーバー状態ではない(操作中または、スクリーンセーバー待ち状態)時に、ソフトウェアダウンロードを開始することによって、測定データ情報が保存されないまま、ソフトのバージョンアップが行われて測定データを喪失してしまうといったリスクを回避することができる。
【0032】
本発明の第2の実施の形態における健康診断ネットワークシステムの動作手順のブロック図、及び、フローチャートを図4と図5にて示す。
【0033】
基本的な動作は、本発明の第1の実施の形態と同様に、センターサーバー103の管理者が患者端末101に対してソフトウェアのアップデートを行うため、センターサーバー103にて、患者端末101へダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトをダウンロードできるようにソフトウェア変更手段201によってダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトの設定を行う(図5のS06)。
【0034】
患者端末101を起動させた際、サーバー接続時に、前記患者端末101はダウンロード開始確認信号及びアップデートソフトの有無を確認する。アップデートソフトが存在する場合には、前記ソフトウェア変更手段201にて設定されているので、センターサーバー103内の送受信手段A202にて、通信ネットワーク網104を介して、患者端末101へ送信しダウンロード開始確認信号とアップデートソフトそのものをダウンロードさせる(図5のS07)。
【0035】
ここで、最初からスクリーンセーバーが起動している場合(図5のS08)には、第1の実施の形態と同様にそのままソフトウェアダウンロードを実行する(図5のS11)。
【0036】
第1の実施の形態と異なる点としては、センターサーバー103から患者端末101内の送受信手段B203へダウンロードされたアップデートソフトは、患者端末101へソフトウェアの更新を行うため、一度、判断手段204に接続された記憶手段207に格納される。スクリーンセーバー非稼動時時、つまりソフトウェアを更新しないという条件下においては、一時的に記憶手段207に記憶(図5のS09)する。その後、スクリーンセーバーが起動(図5のS10)し、スクリーンセーバー制御手段205がその情報を判断手段204へ通知後、判断手段204は記憶手段207へアクセスし、ソフトウェア更新手段206にてソフトウェアアップデートを実行するよう指示を行う。
【0037】
このような本発明の第2の実施の形態の健康を管理する健康診断ネットワークシステムによれば、スクリーンセーバー機能が搭載された患者端末は、サーバーから自動で更新用ソフトウェアそのものをダウンロードさせ、前記患者端末に届いた際に、スクリーンセーバー状態ではない場合は、記憶手段により、ソフトウェアのアップデートソフトを保存し、スクリーンセーバーが起動した際には、即座にソフトウェアダウンロードの更新作業へ移行することによって、測定データ情報が保存されないまま、ソフトのバージョンアップが行われて測定データを喪失してしまうといったリスクを回避することができる。
【0038】
本発明の第1の実施の形態と本発明の第2の実施の形態は効果そのものは同様であるが、プロセスの違いとして、第1の実施の形態はソフトウェアダウンロードの通知情報(ダウンロード開始確認信号)のみを一度患者端末に伝えて、スクリーンセーバーが動作していると判断した場合に再びサーバーからソフトウェアアップデートモジュールそのものをダウンロードすることで、記憶手段は必要ないという点が特徴であり、一方、第2の実施の形態では、ソフトウェアアップデートモジュールごと最初からダウンロードし、記憶手段にて保存することによって2度通信することなく通信費用を抑えることが可能となる。
【0039】
なお、当初スクリーンセーバーが起動しており、アップデートソフトのダウンロード、あるいはソフトウェア更新手段206にてソフトウェアアップデートを実行している途中では、表示画面にその旨を警告表示することで、操作者が誤ってダウンロードあるいは、ソフトウェアアップデート作業を中断させることないようにしてもよい。また、前記警告表示をスクリーンセーバーの画像として扱い、移動、拡大・縮小、点滅等させてもよい。
【0040】
また、アップデートソフトがいくつかのまとまったソフトにモジュール化できる場合は、このモジュール毎に更新作業を行ってもよい。
【0041】
なお、本実施の形態は、健康診断ネットワークシステムとして構成したが、本発明の主体である判断手段204、スクリーンセーバー制御手段205、記憶手段207及びソフトウェア更新手段206を備えた患者端末を構成し、ソフトウェアの更新は記憶媒体を介して、記憶手段207にアップデートソフトを記憶させることで更新を実施すれば、端末が通信回線からはずしたオフライン状態でも更新が可能となる。
【0042】
なお、これらの手段のうち少なくとも一部をコンピューターで実行させるプログラムとして構成し、CPU(マイコン)、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピューター、サーバー等のハードリソースを協働させて、容易に実現することができる。また本実施の形態においては、アップデートソフトはダウンロードするものとしたが、有線の通信回線だけに限らず、記録媒体に記録したり無線通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明にかかる健康診断ネットワークシステムは、スクリーンセーバー状態において、ソフトウェアのダウンロードを行うことで、操作中に自動的にソフトウェアダウンロードされて測定中の測定データを無くすというリスクを防止し、ソフトウェアダウンロードを安全な時に実行できるという効果を有し、本発明は、外部から情報を受信し、表示する健康端末装置に関して有用である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態における健康診断ネットワークシステムの構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における健康診断ネットワークシステムのブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態における健康診断ネットワークシステムの動作説明のためのフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態における健康診断ネットワークシステムのブロック図
【図5】本発明の第2の実施の形態における健康診断ネットワークシステムの動作説明のためのフローチャート
【符号の説明】
【0045】
101 健康端末装置
102 医師端末
103 センターサーバー
104 通信ネットワーク網
201 ソフトウェア変更手段
202 送受信手段A
203 送受信手段B
204 判断手段
205 スクリーンセーバー制御手段
206 ソフトウェア更新手段
207 記憶手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトウェアの変更情報を発信するためのソフトウェア変更情報発信手段と他のネットワーク端末と相互に情報を送受信するための第1の送受信手段とを有するサーバーと、
表示手段のスクリーンセーバー機能が稼動中か否かを判断する稼動判断手段とソフトウェアの更新を実行するソフトウェア更新手段とを有する患者端末と、
前記サーバーと前記患者端末とを接続する通信ネットワーク網とを有し、
前記患者端末は前記他のネットワークからの情報を送受信する第2の送受信手段と、前記スクリーンセーバー機能を制御するスクリーンセーバー制御手段と、前記スクリーンセーバー制御手段の稼動状態を監視しかつ前記ソフトウェア更新手段の動作機会を判断し前記第2の送受信手段が前記他のネットワークからのソフトウェアの変更情報の受信可否を判断する判断手段と、を有することを特徴とする健康診断ネットワークシステム。
【請求項2】
前記サーバーから発信される前記ソフトウェアの変更情報は、ソフトウェアの変更を開始してもよいか否かを前記患者端末に問合せるためのダウンロード開始確認信号と、ソフトウェアを更新するためのアップデートソフトの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1記載の健康診断ネットワークシステム。
【請求項3】
前記サーバーから前記アップデートソフトをダウンロードさせたい旨のダウンロード開始確認信号が前記患者端末へ届いた際に、前記スクリーンセーバー機能状態ではない場合は、前記アップデートソフトのダウンロードを中止する情報を前記サーバーへ送信し、
前記スクリーンセーバー機能が稼動中の場合には、前記サーバーから前記ダウンロード開始確認信号が前記患者端末へ届いた場合に前記アップデートソフトのダウンロードを行ってもよいという旨の許可信号を前記サーバーへ送信し患者端末へ前記アップデートソフトのダウンロードを行う請求項1または2記載の健康診断ネットワークシステム。
【請求項4】
前記スクリーンセーバー機能が搭載された前記患者端末は、前記サーバーから前記ダウンロード開始確認信号を受信した際に、スクリーンセーバーが動作していないことによってソフトウェアダウンロードを中止した場合には、患者端末の記憶手段にて前記アップデートソフトを記憶し、前記スクリーンセーバー機能が稼動したと前記判断手段が判断した際に、前記ソフトウェア更新手段が前記アップデートソフトを駆動し前記ソフトウェアの更新作業を行う請求項1または2記載の健康診断ネットワークシステム。
【請求項5】
前記スクリーンセーバーが動作していないことによって、前記ソフトウェアダウンロードが中止された場合には、
前記サーバーは定期的に前記患者端末へソフトウェアダウンロードを行う通知を行い、スクリーンセーバー機能稼動時にソフトウェアダウンロードが可能となり完了するまでこれを繰り返すことを行う請求項1ないし4記載の健康診断ネットワークシステム。
【請求項6】
ソフトウェアの変更情報を発信するためのソフトウェア変更情報発信工程と他のネットワーク端末と相互に情報を送受信するための第1の送受信工程とを有するサーバーと、
表示手段のスクリーンセーバー機能が稼動中か否かを判断する稼動判断工程とソフトウェアの変更を実行するソフトウェア更新手段とを有する患者端末と、
前記サーバーと前記患者端末とを接続する通信ネットワーク網とを有し、
前記患者端末は前記他のネットワークからの情報を送受信する第2の送受信工程と、前記スクリーンセーバー機能を制御するスクリーンセーバー制御工程と、前記スクリーンセーバー制御工程の稼動状態を監視しかつ前記ソフトウェア更新工程の動作機会を判断し前記第2の送受信工程が前記他のネットワークからのソフトウェアの変更情報の受信可否を判断する判断工程と、を有することを特徴とするとする制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−213370(P2007−213370A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−33393(P2006−33393)
【出願日】平成18年2月10日(2006.2.10)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】