説明

充填要素と充填要素を備える充填機

【課題】
自由噴射充填と圧力充填の間の置換を問題なく可能とする充填要素を提供すること。
【解決手段】
この発明は、充填要素(1)のハウジング(6)に形成された液体通路(8)と、充填材を供給する接続部(9)と液状充填材を放出する少なくとも一つの第一放出開口(22)との間の液体通路(8)に配置された制御可能な第一液体弁(23)とを備えて、液状充填材により瓶或いは同様な容器(2、2a)を充填する充填機用の充填要素に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、特許請求項1の上位概念による充填要素と特許請求項21の上位概念による充填機に関する。
【背景技術】
【0002】
充填機に使用する充填要素、特に回転する構成でも、液状充填材によって瓶或いは同様な容器を充填させる充填要素は異なった実施例にて知られている。この場合には、所謂自由噴射充填用の充填要素が知られていて、液状充填材がそれぞれに充填要素によって間隔を置いた容器に充填相中に充填要素の排気開口から自由噴射として流れ込む。所謂圧力充填或いは逆圧力充填用の充填要素が知られていて、液状充填材がそれぞれに密封状態で充填要素を備える容器に充填相中に圧力(充填圧)下で流れ込む。
【0003】
自由噴射充填では、根本的に充填要素の後滴の問題はそれぞれに充填相の終了後や容器支持体から充填された容器の取り出し後に生じる。この後滴は排気開口におけるガス遮断部の使用によって阻止され得る。
【0004】
無論、特に炭酸含有充填材の圧力充填用の排気開口に配置されたガス遮断部を備える充填要素は適していない。
【0005】
充填弁の閉鎖の際に或いは閉鎖後に一定量の液状充填材が流路にてこの流路のガス遮断部の上部に遅らせて抑制される。圧力充填の際に充填弁の閉鎖には接続する圧力負荷軽減残留負荷軽減の際に、ガス遮断部の上部に遅らせて炭酸含有充填材の際に含有炭酸の開放を導く。これによって充填品がガス遮断部によって押圧され、しかも充填機の著しい汚染の結果により、それは特に冷却無菌性詰めの際にも殺菌性に関する高い要件のために耐え得ない。
【0006】
公知の充填要素が自由噴射充填にも、圧力充填にも利用されるならば、それ故に、自由噴射充填の際に後滴を回避するために設けたガス遮断部を圧力充填前に除去するか、或いは反対に圧力充填後や自由噴射充填前に組み立てることが必要であり、それはそれぞれの充填機の時間や作業のかかる置換を意味し、追加的生産費用並びに追加的清掃周期を条件付けさせる。
【特許文献1】特表2003−515510号公報
【特許文献2】特表2004−530599号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明の課題は、自由噴射充填と圧力充填の間の置換を問題なく可能とする充填要素を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するために、充填要素が特許請求項1に一致して形成されている。充填機は特許請求項21の対象である。
【0009】
この発明による充填要素は、ガス遮断部の分解或いは新たな組立なしに選択的に自由噴射充填と圧力充填に使用され得る。両場合には、充填要素が滴なしに作動する。圧力充填の際に液状充填材が充填要素の内部に流路或いは液体通路に沿って案内され、その流路或いは液体通路にはガス遮断部が設けられていない。ガス遮断部は、圧力充填の際に帰還ガス通路として利用される追加的流路に存在する。この場合には、帰還ガスがガス遮断部によって案内され、それは欠点なしに可能である。圧力充填から自由噴射充填への置換は単に圧力充填に使用された液体弁の遮断によって且つ別の液体弁の開放によって行われ、その別の液体弁を介して液状充填材が追加的流路に到達し、その流路はガス遮断部を備える排気開口を有するので、液状充填材がこの流路とガス遮断部を備える排気開口を介して自由噴射として充填すべき容器に流れ込み得る。
【0010】
それにより両充填方法(自由噴射充填/圧力充填)の間の置換は充填要素の改造なしに適切な弁の制御によってしか行われない。このガス遮断部は置換のために分解されないか、或いは再び組立てられない。
【0011】
この発明による充填要素は瓶或いは同様な容器の自由噴射充填や圧力充填、特に円筒形容器の自由噴射充填や圧力充填に適している。この発明の再現は従属請求項の対象物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
この発明は次に図面に基づいて実施例には詳細に説明されている。
【実施例】
【0013】
図では、1が液状充填材により瓶2を充填する回転する構成の充填機の充填要素である。充填要素1が多数の別の充填要素と一緒に縦機械軸線を中心に駆動できるロータ3の周辺に設けられ、一つの瓶支持体4と一緒にロータ3にそれぞれに一つの充填位置を形成する。
【0014】
充填要素1は自由噴射充填に適していて、この充填ではそれぞれの瓶2がその瓶連通部2.1により充填要素1から間隔を置いていて、それぞれの瓶の液状充填材が充填処理中に自由噴射5で流れ込むので、充填材を瓶に押し込む空気及びガス容量又はそのいずれか一方の容量が瓶連通部2.1の領域にて自由に周囲に到達できる。
【0015】
さらに、充填要素1が逆圧の下で瓶2を充填する(圧力充填)のに適していて、瓶2が充填処理中に図3に一致してその瓶連通部2.1によりそれぞれの充填要素1に対して密封状態に当接している。
【0016】
詳細には、充填要素1が一つのハウジング6から成り、このハウジングには分岐する流れ通路が形成されており、両流路7と8により形成されている。これら流路には共通接続通路9が付属されていて、共通接続通路を介して液状充填材が充填の際に外部結合部10から供給される。接続通路9が同時に測定装置11(MID−センサー)の測定区間を形成して、その測定装置によりそれぞれの瓶2に充填の際に流れ込む充填材の量が充填処理の容積制御するために検出される。
【0017】
流路7は部分的に軸線により充填要素軸線FAを定義する管状ラム12の両端で開放するラム通路12.1により形成されており、ラム12がハウジング下面6.1にて管部材13に移行し、管部材にはガス遮断部13.1が配置されていて、管部材が自由噴射充填に短い充填管を形成する。ガス遮断部13.1が最簡略化の場合に多数の開口を備える篩状挿入物、或いは多数の通路を有する挿入物であり、それら通路がそれぞれにラム通路12.1並びに管部材13の液状充填材用の排気開口を形成する下端にも開放している。上端によりラム通路12.1が液体弁15の弁室14に連通していて、その液体弁によって弁室14とそれでラム通路12.1が制御されて両流路7と8の分岐点と、或いは接続通路9と接続され得る。液体弁15は作動装置16により始動された弁体17からから成り、弁体が図示された実施態様では、液体弁15を開閉するために弁行程を中心に充填要素軸線FAに対する垂直に、それにより半径方向に機械軸線に対して配向された軸方向に移動できて、適切な弁面18と共働する。
【0018】
ラム12が充填要素軸線FAの方向に所定工程を中心に軸方向に移動自在にハウジング6内で或いはこのハウジングに形成された円筒状ハウジング部分19に案内されて、しかも円板状膜パッキング20と半径方向パッキング21の使用の下で、それらパッキングがハウジング部分19の領域においてラム12の外面とこのラムを包囲するハウジング部分19の円筒状内面の間の隙間を密封する。ラム12がその昇降運動の下状態に弾力的に付勢されている。
【0019】
流路8は充填要素では通常の液体通路に類似して形成されて、ハウジング6の下面6.1にて管部材13を包囲する環状排気開口22に連通し、この排気開口には第二液体弁23が設けられ、ラム12の下降の際に閉鎖されている。液体弁23のために、ラム12の下端が弁体24として形成されており、弁体が排気開口22の近傍の流路8に形成された弁面と共働する。
【0020】
ハウジング下面6.1には、さらに、この下面を越えて離れている環状心合せ要素25が設けられ、心合せ要素には排気開口22を包囲する環状パッキング25.1が設けられ、環状パッキングに対してそれぞれの瓶2がその瓶連通部2.1による圧力充填の際に密封されて当接する。
【0021】
弁室14には図示された実施態様では二つの制御されたガス通路26と27が連通し、ガス通路には、それぞれのガス通路に一つの制御可能な弁26.1或いは27.1が設けられている。
【0022】
容器支持体4は図1−3の実施態様では、容器支持体にはそれぞれの瓶2が連通フランジ2.2により吊り下げて保持されている。容器支持体4を昇降させるために、この容器支持体がその軸線により充填要素軸線FAと平行に配向されたロッド28に保持されていて、ロッドが運動行程のために軸方向に移動自在にハウジング6並びにロータ3にて案内されている。ロッド28とそれによるそれぞれの容器支持体4も、圧縮ばね29によって下降した下工程状態に付勢されている。例えば空気式ピストン−シリンダ−配列の形態のロッド28の上端と共働する作動装置30によってロッド28と容器支持体4が下工程状態から上昇できる。ロッド28の下工程状態とそれにより容器支持体4の下位置が自由噴射充填中の位置に一致する。圧力充填のために、ロッド28とそれぞれの容器支持体4が上工程位置に移動される。
【0023】
図が更に示すように、ガス遮断部13.1を有する管部材13が環状パッキング25.1の平面を介して且つそれにより排気開口22を介して下へ突出し、ガス遮断部13.1の下端がおよそ心合せ要素24の下縁と同じ水準に位置する。
【0024】
31により壁が示されて、この壁は下端を備える充填要素1と容器支持体4が回転する例えば冷却無菌性詰め用の内部空間32を周囲から分離して有する。ロータ3と固定壁31の間の移行部には、パッキング33が設けられている。
【0025】
図2に一致する自由噴射充填のために、充填機の容器流入部の瓶2がそれぞれに充填要素11と付属容器支持体4により形成された充填位置に移行され、しかも、各瓶2がその瓶軸線により充填要素軸線FAと同じ軸線に或いはおよそ同じ軸線に配向されて連通フランジ2.2により吊り下げて保持されていれ、しかも、連通フランジ2.2により充填要素1或いはガス遮断部13.1を有する管部材13の下端から間隔を置いている。液体弁15の開放によって、充填過程が案内される、即ち液状充填材が外部接続部10、接続通路9、弁室14、ラム通路12.1とガス遮断部13.1を有する管部材13を介して自由噴射5としてそれぞれの瓶2の内部に到達する。個別通路8と環状排気開口22は液体弁23によって閉鎖されている。測定装置11によってそれぞれの瓶2に充填過程中に流れ込む充填材量が測定されている。必要な充填材容積が達成されるならば、測定装置11により供給された信号に基づいて液体弁15が閉鎖されて、それにより充填過程が終了される。充填された瓶2は容器出口にはそれぞれの容器支持体4により取り出され、閉鎖する機械(閉鎖器)に供給される。充填要素1におけるガス遮断部13.1の使用によって液状充填材の滴がそれぞれの瓶2の取り出し後に有効に回避される。
【0026】
弁室14とラム通路12.1を空にするために、両ガス通路の一方26或いは27が適切な制御弁或いはガス弁26.1或いは27.1の作動によって周囲に対して或いは特殊な例えばロータに形成されたガス通路に対して開放され得る。
【0027】
図3は圧力充填中のそれぞれの充填要素1の作業モードを示す。この場合には、それぞれの瓶2が容器支持体4の上昇によってその瓶連通部2.1により充填要素1或いはパッキング25.1に対して密封状態に取付けられる。液体弁15はこの作業モードでは閉鎖される。制御弁26.1或いは27.1の開放によって充填要素1にて密封状態に設けられた瓶2の内部空間2が例えば弁室14やラム通路12.1を介して付勢され、即ち圧力下に存在する不活性ガスを作用される。充填材が外部接続部10、充填圧をもつ接続通路9を介して流路8に到達するので、これに基づいて即ち環状下膜パッキング20に作用するラム12の圧力に上行程状態に移動され、そして液体弁23が開放するので、液状充填材は環状排気開口を介して瓶内面に沿ってそれぞれの瓶2に流入する。瓶2から液状充填材により押圧された逆ガスがガス遮断部13.1、この作業モードでは逆ガス通路として用いられるラム通路12.1と弁室14を通して少なくとも一つの開放されたガス通路26或いは27に流入する。測定装置11の信号によって制御されて、充填処理の望まれた充填圧の達成の際にガス通路26と27及び液体弁23の閉鎖によって終了されている。
【0028】
図4は円筒形容器2aを選択的に自由噴射充填するか、或いは圧力充填する充填要素1aを示す。この充填要素1aは実質的にパッキング25.1に比較しておよそ大きなパッキング25a.1によってのみ、充填要素1と相違している。図4には充填要素1aの作業状態が液体弁15の開放の際の自由噴射充填では図示されている。圧力充填は上昇された容器支持体4aによりパッキング25.1に対して密封状態に押圧された容器或いは円筒形容器縁2a.1には行われる。
【0029】
図5は所謂CIP−清掃中の充填要素を示す。このために、心合せ要素24が皿状閉鎖要素34によって閉鎖されるので、液体弁15と23が開放されると、それぞれの充填要素1の内部の前通路がCIP−清掃の際に使用された清掃媒体により貫流され得る。特に図6が示されるように、皿状閉鎖要素34が容器支持体4に設けられ、円扇形状に形成された容器支持体4のロッド28(二重矢印A)の軸線を中心の旋回によって心合せ要素25の下部のある位置にもたらされるので、作動要素30の作動によって閉鎖要素34が心合せ要素25に対して当接され得て、これによってハウジング下面6.1における心合せ要素25と一緒に洗浄クラップを形成させ、その洗浄クラップは排気開口22の開放の際にガス遮断部13.1を有する管部材13と接続されている。
【0030】
図6が更に示されるように、円扇形状容器支持体4には閉鎖要素34の横にそれぞれ一つのくぼみ35或いは36が設けられ、しかも異なった大きさをもつので、容器支持体4がロッド28の旋回によって異なった直径を備える瓶2上に連通フランジ2.2の領域にて調整され得る。
【0031】
この発明は前もって実施例にて記載されていた。発明の基礎なっている発明思想が放棄されることなしに、多数の変更並びに変態が可能であることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この充填要素に付属された容器或いは瓶支持体と一緒に回転する構成の充填機の充填要素を簡略化表示で断面に示す。
【図2】自由噴射充填の際に充填すべき瓶と一緒に図1の充填要素を示す。
【図3】圧力充填或いは逆圧力充填の際に充填すべき瓶と一緒に図1の充填要素を示す。
【図4】自由噴射充填の際に充填すべき円筒形容器(例えば飲料容器)と一緒に図1の充填要素を示す。
【図5】CIP−清掃の際の図1の充填要素を示す。
【図6】図1の充填要素の容器或いは瓶支持体上の平面図を簡略化表示で示す。
【符号の説明】
【0033】
1,1a.....充填要素
2.....瓶
2.1...瓶連通部
2.2...連通フランジ
2a....円筒形容器
2a.1...円筒形容器縁
3.....ロータ
4,4a.....容器支持体
5.....充填材噴射
6.....ハウジング
6.1...ハウジング下面
7,8....流路
9.....接続通路
10.....外部接続部
11.....測定装置
12.....ラム
12.1...ラム通路
13.....管部材
13.1...ガス遮断部
14.....弁室
15.....液体弁
16.....作動要素
17.....弁体
18.....弁座
19.....ハウジング部分
20.....環状膜パッキング
21.....半径方向パッキング
22.....環状排気開口
23.....液体弁
24.....弁体
25.....心合せ要素
25.1...心合せ要素のパッキング
25a.1...パッキング
26,27...ガス通路
26.1,27.1...制御弁
28.....ロッド
29.....ばね
30.....作動要素
31.....壁
32.....空間
33.....パッキング
34.....閉鎖要素
35,36...くぼみ
A.....容器支持体4の調整
FA.....縦充填要素軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
充填要素(1)のハウジング(6)に形成された液体通路(8)と、充填材を供給する接続部(9)と、充填すべき容器(2、2a)に液状充填材を放出する少なくとも一つの第一放出開口(22)との間の液体通路(8)に配置された制御可能な第一液体弁(23)とを備えて、液状充填材により瓶或いは同様な容器(2、2a)を充填する充填機用の充填要素において、充填要素(1、1a)のハウジング(6)には液体通路(8)に加えて別の流路(7)が形成されていて、この流路は追加的液体弁(15)を介して制御されて液状充填材を供給する接続部(9)と接続でき、そして第一放出開口(22)の領域における別の流路(7)がガス遮断部(13.1)が設けられている少なくとも一つの別の放出開口を形成することを特徴とする充填要素。
【請求項2】
少なくとも一つの別の放出開口が一つの短い充填管(13)により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の充填要素。
【請求項3】
少なくとも一つの第一放出開口(22)が環状或いは部分環状に形成されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載の充填要素。
【請求項4】
少なくとも一つの第一放出開口(22)が少なくとも一つの別の放出開口を少なくとも部分環状に包囲することを特徴とする請求項2に記載の充填要素。
【請求項5】
ガス遮断部(13.1)が篩状に形成されて且つ多数のそれぞれの両端に開放する通路により形成されているか、又はガス遮断部(13.1)が篩状に形成されるか、或いは多数のそれぞれの両端に開放する通路により形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項6】
第一液体弁(23)が弁ラム(12)に形成された或いは設けられた弁体(24)を有し、弁体がこの液体弁を開閉するために軸線方向、例えば縦充填要素軸線(FA)における弁行程を中心に移動でき、そして弁ラム(12)には、別の流路(7)の少なくとも一部を形成するラム通路(12.1)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項7】
別の流路(7)には少なくとも一つの制御可能なガス通路(26、27)が連通していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項8】
別の液体弁(15)が液体弁を開閉するために弁行程を中心に作動要素(16)によって移動できる弁体(17)を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項9】
別の液体弁(15)の弁体(17)が充填要素軸線(FA)を横切って軸線方向に或いは充填要素軸線に垂直に移動できることを特徴とする請求項8に記載の充填要素。
【請求項10】
別の液体弁(15)が液体弁を開閉するために弁室(14)内で弁行程を中心に移動できる弁体(17)を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項11】
弁室(14)が追加的流路(7)の一部であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項12】
ラム通路(12.1)が弁室(14)に連通していることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項13】
少なくとも一つの制御可能なガス通路(26、27)が弁室(14)に連通していることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項14】
充填要素は自由噴射充填のために、液状充填材が第一液体弁(23)の閉鎖の際や追加的液体弁(15)の開放の際にそれぞれに充填要素(1、1a)の下に配置された容器(2、2a)に別の流路(7)やガス遮断部(13.1)を備えた別の排気開口を介して自由噴射(5)に流れ込むように、制御できることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項15】
圧力充填用の充填要素(1、1a)は、液状充填材が別の体弁(15)の遮断の際や第一液体弁(23)の開放の際に密封状態に充填要素(1、1a)に対して当接する容器(2、2a)に少なくとも一つの第一排気開口を介して流れ込み、別の流路(7)が帰還ガス通路として用いられるように、制御できることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項16】
充填要素(1、1a)における容器支持体(4、4a)並びに容器支持体(4、4a)を昇降する作動装置(30)を備えることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項17】
容器支持体(4)がそれぞれの容器(2)の吊り下げ配列に形成されていることを特徴とする請求項16に記載の充填要素。
【請求項18】
容器支持体(4a)がそれぞれの容器(2a)の立ち配列に形成されていることを特徴とする請求項15に記載の充填要素。
【請求項19】
少なくとも一つの第一排気開口(22)を包囲する心合せ要素(25)がCIP−清掃のために閉鎖要素(34)によって閉鎖でき、しかも洗浄室を形成するために、その洗浄室には少なくとも一つの第一排気開口(22)並びにガス遮断部(13.1)を有する少なくとも一つの別の排気開口が連通していることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の充填要素。
【請求項20】
閉鎖要素(34)が容器支持体(4)に設けられるか、或いは形成されることを特徴とする請求項19に記載の充填要素。
【請求項21】
充填要素(1、1a)や容器支持体(4、4a)によって形成された少なくとも一つの充填ステーションを備えて、液状充填材によって容器(2、2a)を充填する充填機において、充填要素(1、1a)が請求項1乃至20のいずれか一項に一致して形成されていることを特徴とする充填機。
【請求項22】
縦機械軸線を中心に回転する駆動可能なロータ(3)において複数の充填要素(1、1a)を備えることを特徴とする請求項21に記載の充填機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−533281(P2009−533281A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504613(P2009−504613)
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【国際出願番号】PCT/EP2007/002998
【国際公開番号】WO2007/118607
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(598125028)カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト (125)
【Fターム(参考)】