説明

光ファイバケーブルの接続構造および光ファイバケーブルの接続位置判定方法

【課題】 心線の増加を伴うことなく、障害点の確実な判定を可能にする光ファイバケーブルの接続構造および光ファイバケーブルの接続位置判定方法を提供する。
【解決手段】 光回線の提供事業者に使用される幹線の光ファイバケーブル13の心線と、光ファイバケーブル13に接続されていると共に光回線の利用者に使用されるドロップケーブル14の心線との接続点に挿入され、第1波長の光を透過すると共に第2波長の光の透過を阻止する光フィルタ30をクロージャ20の内部に備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、顧客宅に引き込まれている光ファイバの接続位置を判定するための光ファイバケーブルの接続構造および光ファイバケーブルの接続位置判定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光回線は、光ファイバケーブルを使用して、インターネット接続等を可能にする。この光回線を利用するために、幹線や分岐線等から光ファイバケーブルのドロップケーブルを顧客宅まで引き込む必要がある。通常、ドロップケーブルは、電柱で支持されているクロージャで、本線や分岐線等に接続されている。そして、光回線の提供事業者の設備と、光回線を利用する顧客の設備との境界が責任分界点(以下、単に「分界点」という)である。
【0003】
ところで、分界点付近で光回線に障害が発生する場合がある。この場合、分界点の内側つまり提供事業者側に障害点があるか、または、分界点の外側つまり顧客側に障害点があるかによって、障害の対処方法が異なるために、光回線の提供事業者は障害点を特定する必要がある。このために、光ファイバケーブルの距離等を測定するOTDR(Optical Time Domain Reflectometry)装置(反射型故障点評定装置)が使用される。
【0004】
OTDR装置は、光ファイバケーブルの端部からパルス状の光を加える測定装置である。光ファイバケーブル内での散乱により、散乱光がOTDR装置に戻ることになる。OTDR装置は、測定結果を表示する表示装置を備え、この表示装置は、光ファイバケーブルの距離を横軸に表示すると共に戻って来た散乱光の強度を縦軸にして、回線の損失等を表す回線状態を波形として表示する。そして、光ファイバケーブルに例えばコネクタが接続されていれば、表示装置が表示する波形が、このコネクタ部分で不連続となって、コネクタの接続点が表示される。また、光ファイバケーブルに障害点があると、同じように、表示装置が表示する波形が減衰する。しかし、先に述べた分界点付近で障害が発生した場合には、分界点による波形も減衰してOTDR装置の表示装置に表示されるので、障害点が分界点の内外のどちらにあるかの、担当者による判断が困難である。
【0005】
正確に障害点を検出する必要がある場合には、次の方法が行われている。つまり、担当者は、分界点の融着接続部分を切り離し、仮の光ファイバケーブル等を切り離し部分に接続し、パワーメータ等で測定する。しかし、この方法によれば、光ファイバケーブルを切り離す作業が必要である。そこで、光ケーブルの接続位置などを検出する、次のような方法がある(例えば、特許文献1参照。)。この方法によれば、光ファイバケーブル内に、パイロット用の心線(光ファイバ)を追加して収納する。そして、光ケーブル線路を接続する際に、パイロット用の心線は、それと比屈折率差の異なる光ファイバを介して接続する。こうした状態の光ファイバケーブルでは、担当者がパイロット用の心線の波形をOTDR装置で観察することにより、障害点の距離が特定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−10849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、先に述べた、パイロット用の光ファイバを用いる方法には、次の課題がある。この方法によれば、実際に使用する心線とは別にパイロット用の心線が必要である。つまり、顧客宅への引き込みの際に使用されるドロップケーブルについては、心線の数が倍になり、コストや作業性等の点で適切ではない。
【0008】
この発明の目的は、前記の課題を解決し、心線の増加を伴うことなく、障害点の確実な判定を可能にする光ファイバケーブルの接続構造および光ファイバケーブルの接続位置判定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、光回線の提供事業者に使用される第1の光ファイバケーブルの心線と、この第1の光ファイバケーブルに接続されていると共に光回線の利用者に使用される第2の光ファイバケーブルの心線との接続点に挿入され、第1波長の光を透過すると共に第2波長の光の透過を阻止する光フィルタを備えることを特徴とする光ファイバケーブルの接続構造である。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ファイバケーブルの接続構造を利用した光ファイバケーブルの接続位置判定方法であって、前記第1波長の光を前記第2の光ファイバケーブルに出射して戻って来た光のレベルの変化を調べ、前記第2波長の光を前記第2の光ファイバケーブルに出射して戻って来た光のレベル変化を調べ、2つのレベル変化を基にして、前記接続点を判定することを特徴とする光ファイバケーブルの接続位置判定方法である。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ファイバケーブルの接続位置判定方法において、光ファイバケーブルを測定するOTDR装置を利用して、前記第1波長の光と前記第2波長の光とを前記第2の光ファイバケーブルに出射すると共に戻って来た光のレベルの変化を調べる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、分界点に光フィルタを設けることにより、第1波長を基にした測定結果である測定波形と、第2波長を基にした測定結果である測定波形とを比較することにより、例えば分界点に対する障害点の位置の判定を可能にする。
【0013】
請求項2の発明によれば、光ファイバケーブルの接続構造により、分界点に設けられた光フィルタを透過する第1波長の光と、この光フィルタの透過が阻止される第2波長の光とを用い、第1波長を基にした測定結果である測定波形と、第2波長を基にした測定結果である測定波形とを比較することにより、例えば分界点に対する障害点の位置を判定することができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、分界点に設けられた光フィルタを透過する第1波長の光と、この光フィルタの透過が阻止される第2波長の光とを出射するOTDR装置を利用して、例えば分界点に対する障害点の位置を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施の形態1による光ファイバケーブルの接続構造が適用されている、光回線の配線の様子を説明する説明図である。
【図2】図1のクロージャを説明する説明図である。
【図3】ドロップケーブルの接続を示す図であり、図3(a)は幹線の光ファイバケーブルの心線を直接接続する様子を示す図、図3(b)は幹線の光ファイバケーブルの心線を分岐して接続する様子を示す図である。
【図4】光フィルタの特性を示す図である。
【図5】光ファイバケーブルの接続位置判定方法を説明する説明図である。
【図6】OTDR装置による測定結果を説明する説明図である。
【図7】OTDR装置による測定結果を説明する説明図である。
【図8】OTDR装置による測定結果を説明する説明図である。
【図9】実施の形態2による光ファイバケーブルの接続構造が適用されている、光回線の配線の様子を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、この発明の各実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
【0017】
(実施の形態1)
この実施の形態による光ファイバケーブルの接続構造が適用されている、光回線の配線例を図1に示す。図1では、電柱11の間に敷設されたメッセンジャワイヤ12で、幹線の光ファイバケーブル13とクロージャ20、20とが支持されている。なお、図1では、2つのクロージャ20、20だけを例として示してある。光ファイバケーブル13に対して、ドロップケーブル14の一端がクロージャ20内で接続されている。ドロップケーブル14の他端は顧客宅内の回線終端装置(ONU)110に接続され、これにより、顧客宅内ではインターネットの接続等が可能になる。
【0018】
クロージャ20は、図2に示すように、箱状の密閉体21を備え、幹線や分岐線の光ファイバケーブル13からドロップケーブル14を引き出すものである。光ファイバケーブル13は多数の心線13Aからなり、密閉体21の内部に設けられている収納トレイ22には、各心線13Aの余長が収納されている。また、収納トレイ22の内部では、光ファイバケーブル13の心線13Aに対して、ドロップケーブル14が接続されている。
【0019】
この接続の様子を図3(a)に示す。図3(a)に示す接続方式では、幹線の光ファイバケーブル13の心線13Aに対してドロップケーブル14の心線が直接接続されている。さらに、この実施の形態では、光ファイバケーブル13の心線13Aとドロップケーブル14の心線との接続点であり、かつ、光回線の提供事業者の設備と顧客の設備との分界点には、光フィルタ30が接続されている。つまり、この実施の形態による光ファイバケーブルの接続構造によれば、光ファイバケーブル13の心線13Aとドロップケーブル14の心線とは、光フィルタ30を介在して接続されている。
【0020】
また、ドロップケーブル14の接続方式には、図3(b)に示すものがある。この接続方式では、幹線の光ファイバケーブル13の心線13Aがスプリッタのような接続部15で分岐され、分岐された心線13Aにドロップケーブル14の心線が接続されている。さらに、この実施の形態では、図3(a)に示す接続方式と同様に、分岐された心線13Aとドロップケーブル14の心線との接続点であり、かつ、光回線の提供事業者の設備と顧客の設備との分界点には、光フィルタ30が接続されている。つまり、図3(a)に示す接続方式と同様に、この実施の形態による光ファイバケーブルの接続構造によれば、光ファイバケーブル13の心線13Aとドロップケーブル14の心線とは、光フィルタ30を介在して接続されている。
【0021】
クロージャ20は、クロージャ20(図2)と同様の構造である。しかし、クロージャ20にはドロップケーブル14が接続されていないので、クロージャ20の幹線の光ファイバケーブル13の各心線13Aは収納トレイ22の内部で融着接続をされて、融着点が形成されている。
【0022】
光フィルタ30は、所定波長の光を透過すると共に別波長の光の透過を阻止する、という特性を持つ。この実施の形態では、光フィルタ30は波長に対して図4に示す特性を持つ。つまり、値WL[μm]の波長を境界にして、光の透過率が異なっている。図4では、値WL[μm]の波長に比べて長い波長の光、例えば値WL1[μm]の波長の光の透過率がほぼ100[%]であり、光を透過している。また、値WL[μm]の波長に比べて短い波長の光、例えば値WL2[μm]の波長の光の透過率がほぼ0[%]であり、光の透過を阻止している。こうした特性を持つ光フィルタ30は、分界点を認識するために用いられている。
【0023】
光フィルタ30としては、各種のものがあり、例えばガラス等の透過性の材料に、誘電体多層膜をコーティングしたフィルタなどがある。こうしたフィルタは、例えばテレビ用の光信号と、インターネット用の光信号とを分離するために利用されている。
【0024】
以下では、分界点を認識するための、光ファイバケーブルの接続位置判定方法について説明する。光回線の提供事業者は、顧客宅に光回線を設ける際に、提供事業者の設備と顧客の設備との境界に、つまり、先の図1の例では、幹線の光ファイバケーブル13の心線13Aと、ドロップケーブル14との接続点に、光フィルタ30をあらかじめ取り付けておく。
【0025】
こうした状態で後日、光回線に障害が発生すると、分界点の外側つまり顧客側に障害点があるかどうかによって、障害の対処方法が異なるために、図5に示すように、インターネット等の利用ができなくなった顧客宅に、OTDR装置40を持参した担当者Wが出向く。担当者Wは、ドロップケーブル14の端部にOTDR装置40を接続する。この後、担当者Wは分界点を調べるための作業を行う。
【0026】
担当者Wは、OTDR装置40を操作し、第1波長の光と第2波長の光とを測定光として、順次にドロップケーブル14に出射する。このとき、第1波長は、値WL1[μm](WL1>WL)である。したがって、先の図4に示すように、値WL1[μm]の第1波長の光は、クロージャ20の内部に設けられている光フィルタ30を透過する。また、第2波長の値WL2[μm]は、
WL>WL2
である。したがって、先の図4に示すように、値WL2[μm]の第2波長の光については、クロージャ20の内部に設けられている光フィルタ30で、透過が阻止されることになる。
【0027】
OTDR装置40は、ドロップケーブル14の端部から、第1波長の光および第2波長の光を、パルス状の測定光として出射する。出射された光は、ドロップケーブル14および幹線の光ファイバケーブル13内での散乱により、散乱光がOTDR装置40に戻ることになる。OTDR装置40は、戻って来た散乱光(以下、「反射光」という)のレベル(強度)と、出射してから戻るまでの時間とを基に、測定結果である波形を生成して表示装置(図示を省略)に出力する。表示装置は、OTDR装置40に内蔵されているものであり、測定結果を表す波形を表示するパネル等を備えている。表示装置は、ケーブルの距離を横軸に表示すると共に受光した反射光のレベルを縦軸に表示することにより、幹線の光ファイバケーブル13とドロップケーブル14との測定結果を、測定波形として表示する。なお、OTDR装置40を使用しなくても、第1波長の光および第2波長の光を出射して戻って来た光の戻り時間対レベルを調べることができる装置があればよい。
【0028】
もし、光回線が正常である場合、OTDR装置40に接続されている表示装置は、図6に示すように、第1波長の反射光を基にした波形、つまり光フィルタ30の挿入点である分界点と、融着点とで、反射光のレベルが不連続となる測定波形を表示する。また、表示装置は、第2波長の反射光を基にした波形、つまり反射光のレベルが分界点で減衰する測定波形を表示する。こうした測定波形では、OTDR装置40の接続点を基準にすると、第2波長の光が減衰する分界点の外側に向かって、第1波長の光のレベルが連続的に続き、かつ、分界点と融着点とで不連続となる部分が含まれるので、担当者Wは異常無しと判定することが可能である。
【0029】
また、光回線に障害がある場合に障害点がOTDR装置40と分界点との間つまり顧客側にあるときには、フィルタ挿入点の手前側すなわちOTDR装置40側に障害点があるので、OTDR装置40に接続されている表示装置は、図7に示すように、第1波長の反射光を基にした波形、つまり反射波のレベルが障害点で減衰する測定波形を表示する。また、表示装置は、第2波長の反射光を基にした波形、つまり反射波のレベルが障害点で減衰する測定波形を表示する。こうした測定波形では、第1波長の光のレベルと第2波長の光のレベルとが、同一地点で減衰しているので、担当者Wは、顧客側のドロップケーブル14に障害点があると判定することが可能である。
【0030】
さらに、光回線に障害がある場合に分界点の外側つまり事業者側に障害点あるときには、フィルタ挿入点の外側すなわち光ファイバケーブル13側に障害点があるので、OTDR装置40に接続されている表示装置は、図8に示すように、第1波長の反射光を基にした波形、つまり反射波のレベルが分界点で減衰し、この後、減衰する測定波形を表示する。また、表示装置は、第2波長の反射光を基にした波形、つまり反射波のレベルが障害点で減衰する測定波形を表示する。こうした測定波形では、第2波長の光が減衰する地点より外側で、第1波長の光のレベルが不連続となった後で減衰しているので、担当者Wは、事業者側の光ファイバケーブル13に障害点があると判定することが可能である。
【0031】
この後、担当者Wは、判定した障害点の地点に応じて、障害に対処することになる。
【0032】
このように、この実施の形態によれば、分界点に光フィルタ30を設ける光ファイバケーブルの接続構造を使用し、光フィルタ30を透過する第1波長の光を基にした測定結果である測定波形と、光フィルタ30で透過が阻止される第2波長の光を基にした測定結果である測定波形とを比較することにより、分界点に対する障害点の位置の判定を可能にする。特に、従来のように、心線の増加を伴うことなく、障害点の確実な判定を可能にしている。また、この実施の形態によれば、従来のように、分界点の融着接続部分を切り離し、この切り離し部分に仮の光ファイバケーブル等を接続し、パワーメータ等で測定する、という作業を不要にすることができ、作業性の向上を可能にする。さらに、この実施の形態によれば、担当者Wは顧客宅のような低所で作業することができるので、従来のように、高所作業車を使用し、クロージャ20を開いて行う柱上作業を不要にすることができる。これに伴って、高所作業車を使用するコストを削減することができる。
【0033】
(実施の形態2)
この実施の形態では、分界点に光フィルタ30を設ける光ファイバケーブルの接続構造を使用する点は実施の形態1と同様である。さらに、この実施の形態では、図9に示すように、OTDR装置40に接続可能な端末41が利用される。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
【0034】
通常、OTDR装置40は測定結果である測定波形のデータ(以下、「波形データ」という)を出力するインターフェースを備えている。端末41は、OTDR装置40のインターフェースに接続可能であり、このインターフェースを経て、OTDR装置40から波形データを受け取る。端末41は、波形データを受け取ると、第1波長による波形から、光のレベルが減衰する地点を調べる。同じように、端末41は、第2波長による波形から、光のレベルが減衰する地点を調べる。
【0035】
この後、端末41は、第1波長による波形に減衰する地点がなく、かつ、第2波長による波形に減衰する地点があると、光回線は正常と判定する。また、端末41は、第1波長による波形が減衰する地点と、第2波長による波形が減衰する地点とが同一地点であると、顧客側のドロップケーブル14に障害点があると判定する。さらに、端末41は、第1波長による波形が減衰する地点と、第2波長による波形が減衰する地点とが不一致であると、事業者側の光ファイバケーブル13に障害点があると判定する。
【0036】
こうして、この実施の形態によれば、障害点の位置を自動で判定することを可能にし、また、確実な判定を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
この発明は、光回線だけではなく、光フィルタの代わりに集中定数フィルタ等を利用することにより、電気信号を伝送する回線にも利用可能である。
【符号の説明】
【0038】
11 電柱
12 メッセンジャワイヤ
13 幹線の光ファイバケーブル
14 ドロップケーブル
20、20 クロージャ
30 光フィルタ
40 OTDR装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光回線の提供事業者に使用される第1の光ファイバケーブルの心線と、この第1の光ファイバケーブルに接続されていると共に光回線の利用者に使用される第2の光ファイバケーブルの心線との接続点に挿入され、第1波長の光を透過すると共に第2波長の光の透過を阻止する光フィルタを備えることを特徴とする光ファイバケーブルの接続構造。
【請求項2】
請求項1に記載の光ファイバケーブルの接続構造を利用した光ファイバケーブルの接続位置判定方法であって、
前記第1波長の光を前記第2の光ファイバケーブルに出射して戻って来た光のレベルの変化を調べ、
前記第2波長の光を前記第2の光ファイバケーブルに出射して戻って来た光のレベル変化を調べ、
2つのレベル変化を基にして、前記接続点を判定することを特徴とする光ファイバケーブルの接続位置判定方法。
【請求項3】
光ファイバケーブルを測定するOTDR装置を利用して、前記第1波長の光と前記第2波長の光とを前記第2の光ファイバケーブルに出射すると共に戻って来た光のレベルの変化を調べる、
ことを特徴とする請求項2に記載の光ファイバケーブルの接続位置判定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−14090(P2012−14090A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−152735(P2010−152735)
【出願日】平成22年7月5日(2010.7.5)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】