説明

光増幅用光ファイバ及び光ファイバレーザ

【課題】本発明の目的は、変換効率を低下させることなくフォトダークニングによる損失増加を抑制した光増幅用光ファイバ及び該光ファイバを用いた光ファイバレーザを提供することにある。
【解決手段】本発明に係る光増幅用光ファイバ1は、400nm以上2000nm以下の励起光の入射及び伝送を行う光増幅用光ファイバ1において、重水素分子及び少なくとも1種類の希土類イオンを含有するコア2と、前記コア2の外周を覆うクラッド3と、を備え、コアに重水素分子を含有させたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、波長400nm以上2000nm以下の励起光の入射及び伝送において、フォトダークニングによるコアの損失増加を抑制した光増幅用光ファイバ及び該光ファイバを用いた光ファイバレーザに関するものである。
【背景技術】
【0002】
光ファイバレーザは、従来の固体レーザと比べて高効率であるとともに、ビーム品質と出力安定性、冷却効率に優れるといった利点を有しており、近年急速に用途が拡大している。しかしながら、光ファイバヘの励起光の入射及び伝送とともにコアの透過損失が次第に増加し、その結果、レーザ出力が低下するという問題がある。この励起光の入射及び伝送にともなうコアの損失増加は、一般にフォトダークニングと呼ばれている。
【0003】
フォトダークニングに関しては、例えば非特許文献1にTmを添加した光ファイバのフォトダークニングが、非特許文献2、3にYbを添加した光ファイバのフォトダークニングが報告されている。フォトダークニングの発現機構に関しては、光ファイバ中における欠陥生成が主な原因であると考えられているが、完全に明らかになっていない。
【0004】
フォトダークニングを抑制する手段として、光ファイバ中に水素分子又は酸素分子を含有させる方法が知られている。例えば、特許文献1にはコアに水素分子を含有させることによるフォトダークニング抑制方法が開示されている。また、非特許文献3には酸素分子を含有させたYb添加光ファイバにおけるフォトダークニングの抑制が報告されている。
【0005】
また一方では、紫外線伝送用光ファイバにおいて、光ファイバに水素分子を含有させることにより紫外線によるガラスの損傷、劣化が抑制されることが報告されている。例えば、特許文献2には、高圧の水素ガスを充填した金属パイプ内に光ファイバを収容することを特徴とした紫外線伝送用光ファイバが開示されている。
【0006】
また、特許文献3には、波長170nm以上350nm以下の紫外線を伝送するための光ファイバにおいて、光ファイバ中に水素分子を含有し、かつクラッドの外周面に水素拡散防止層を設けた紫外線伝送用光ファイバが開示されている。
【0007】
更に、特許文献4には、クラッドの外周面に水素保持層を有し、そのさらに外周に水素遮断層を設けた紫外線伝送用光ファイバが開示されている。
【特許文献1】特開2007−114335号公報
【特許文献2】特開平6−34830号公報
【特許文献3】特開平9−309742号公報
【特許文献4】特開2003−192397号公報
【非特許文献1】M.M.Broer,et al.,“Highly nonlinear near−resonant photodarkening in a thulium−doped aluminosilicate glass fiber”,Optics Letters 18,799−801(1993)
【非特許文献2】Koponen,et al.,“Measuring photodarkening from ytterbium doped silica fibers”,Optics Express 14,11539−11544(2006)
【非特許文献3】S−Yoo,et al.,“Photodarkening in Yb−doped aluminosilicate fibers induced by 488nm irradiation”,Optics Letters 32,1626−1628(2007)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1には、光ファイバに水素分子を含有させることによるフォトダークニング抑制の方法が開示されているが、光ファイバ中に水素分子を含有させると波長1000nm以上2000nm以下の幅広い範囲において水素分子による吸収が生じる。従って、光増幅用光ファイバにおいて光ファイバ中の水素分子は、励起光や信号光の波長によってはそれらの光を吸収し、結果的に変換効率を低下させる要因となる。
【0009】
非特許文献3には、光ファイバに酸素分子を含有させることによるフォトダークニング抑制の方法が開示されているが、酸素分子のフォトダークニング抑制効果は水素分子に比べて劣るという欠点がある。
【0010】
また、特許文献2、3、4には、光ファイバからの水素分子の逸出を防止する容器又は被覆を設けた光ファイバが開示されているが、これらの公報においては、紫外線伝送用光ファイバにおけるガラスの損傷、劣化を抑制することを目的としたものであり、波長400nm以上2000nm以下の可視及び赤外波長域で使用される光増幅用光ファイバにおけるフォトダークニングを抑制する技術的思想については何ら記載されていない。
【0011】
従って、本発明の目的は、変換効率を低下させることなくフォトダークニングによる損失増加を抑制した光増幅用光ファイバ及び該光ファイバを用いた光ファイバレーザを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明は、400nm以上2000nm以下の励起光の入射及び伝送を行う光増幅用光ファイバにおいて、コアに重水素分子を含有させたことを特徴とする。
【0013】
具体的には、本発明に係る光増幅用光ファイバは、重水素分子及び少なくとも1種類の希土類イオンを含有するコアと、前記コアの外周を覆うクラッドと、を備える。
コアが希土類イオンを含有することで、希土類イオンの誘導放出によって、波長400nm以上2000nm以下の伝搬光を増幅することができる。さらにコアが重水素分子を含有することで、400nm以上2000nm以下の幅広い範囲において、変換効率を低下させることなく、フォトダークニングによる損失増加を抑制することができる。
【0014】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記クラッドの外周に、重水素分子の透過を防ぐ拡散防止層を有することが好ましい。
拡散防止層を有するので、光増幅用光ファイバからの重水素分子の逸出を防止することができる。
【0015】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記拡散防止層が、アルミニウム、チタン、銅、クロム、スズ、ニッケル、銀、金及び炭素のうちいずれか1種類以上を含むことが好ましい。
前記拡散防止層が熱伝導度の高い素材を含むことで、光増幅用光ファイバから発生する熱を効率的に除去することができる。
【0016】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記クラッドと前記拡散防止層の間に、ウレタンアクリレート樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂及びポリイミド樹脂のうちいずれか1種類以上を含む保護コーティング層を有することが好ましい。
保護コーティング層を有するので、コア及びクラッドの機械的強度を高めることができる。また、クラッドと拡散防止層の間に保護コーティング層を有することで、拡散防止層及び保護コーティング層を有する光増幅用光ファイバの製造が容易となる。
【0017】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記コアに含有される重水素分子の濃度が、1×1014分子/cm以上であることが好ましい。
重水素分子の濃度が1×1014分子/cm以上であると、フォトダークニングによる損失増加の抑制効果が小さくなる可能性を減少させることができる。
【0018】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記コアのホストガラスが石英ガラスであることが好ましい。
コアのホストガラスが石英ガラスであることで、通常の光伝送用石英光ファイバと製造設備を共用することができ、経済性に優れる。
【0019】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記コアに含有される希土類イオンが、Ybイオン、Euイオン、Tbイオン、Tmイオン及びErイオンのうちいずれか1種類以上を含むことが好ましい。
コアに含有される希土類イオンがYbイオン、Euイオン、Tbイオン、Tmイオン及びErイオンのうちいずれか1種類以上であることで、波長400nm以上2000nm以下の伝搬光を増幅することができる。
【0020】
本発明に係る光増幅用光ファイバでは、前記クラッドが、屈折率の異なる少なくとも2層で形成されていることが好ましい。
クラッドが2層以上で形成されているマルチクラッドファイバであることで、コアに存在する希土類イオンを励起することができる。マルチクラッドファイバを光ファイバレーザに用いることで、高出力なマルチモードレーザダイオード光を励起光として利用することができる。
【0021】
具体的には、本発明に係る光ファイバレーザは、本発明に係る光増幅用光ファイバと、前記光増幅用光ファイバを励起する励起光を出射する励起光源と、を備える。
本発明に係る光増幅用光ファイバを備えるので、変換効率を低下させることなくフォトダークニングによる損失増加を抑制することができる。このため、長期にわたりレーザ出力の低下を起こさない高効率の光ファイバレーザを提供することができる。
【0022】
本発明に係る光ファイバレーザでは、前記励起光源の出射する励起光の波長が、400nm以上2000nm以下であることが好ましい。
光増幅用光ファイバが400nm以上2000nm以下の幅広い範囲においてフォトダークニングを抑制するので、400nm以上2000nm以下の幅広い範囲でのレーザ出力の低下を起こさない高効率の光ファイバレーザを提供することができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、変換効率を低下させることなくフォトダークニングによる損失増加を抑制した光増幅用光ファイバを提供することができる。
【0024】
また、本発明によれば、上記光増幅用光ファイバを用いることにより、長期にわたりレーザ出力の低下を起こさない高効率の光ファイバレーザを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。図1は、実施形態1に係る光ファイバの断面図である。実施形態1に係る光増幅用光ファイバ1は、光増幅用光ファイバ1の中心から順にコア2、クラッド3、保護コーティング層4、拡散防止層5を有する。以下、上記の各項目について説明する。
【0026】
コア2は、重水素分子及び少なくとも1種類の希土類イオンを含有する。コア2に含有される重水素分子の濃度は、1×1014分子/cm以上、特に1×1016分子/cm以上が好ましい。重水素分子の濃度が1×1014分子/cm未満であると、フォトダークニングによる損失増加の抑制効果が小さくなることがある。また、石英ガラスをホストガラスとして、少なくとも1種類の希土類イオンを含む。上記希土類イオンは、Ybイオン、Euイオン、Tbイオン、Tmイオン、Erイオンのいずれかから選択されることが好ましい。
【0027】
コア2の直径は特に限定されるものではない。シングルモード光ファイバの場合、例えば1μm以上20μm以下、好ましくは3μm以上15μm以下の範囲内とすることができる。マルチモード光ファイバの場合、例えば10μm以上500μm以下、好ましくは20μm以上100μm以下の範囲内とすることができる。クラッド3の厚さもまた特に限定されるものではなく、例えば10μm以上300μm以下、好ましくは60μm以上200μm以下の範囲内とすることができる。光増幅用光ファイバ1は、増幅率を高めるため、クラッド3が屈折率の異なる少なくとも2層で形成されているマルチクラッドファイバであることが好ましい。
【0028】
保護コーティング層4は、本発明において必須ではないが、クラッド3と拡散防止層5との間に設けられ、ウレタンアクリレート樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂のうちいずれか1種類以上から構成され、熱に対して耐性を有する樹脂を使用することが好ましい。なお、保護コーティング層4は、光増幅用光ファイバ1の機械的強度を確保する目的で設けられている。保護コーティング層4の厚さは特に限定されるものではなく、例えば1μm以上300μm以下、好ましくは2μm以上100μm以下の範囲内とすることができる。
【0029】
拡散防止層5は、重水素分子の透過を防ぐ。重水素分子の透過を防ぐものとしては、たとえば、アルミニウム、チタン、銅、クロム、スズ、ニッケル、銀、金又は炭素、或いはこれらの組み合わせである。拡散防止層5の厚さは、重水素分子の外部拡散を防止するのに十分な膜厚であれば特に限定されるものではない。たとえば、拡散防止層5がアルミニウム、チタン、銅、クロム、スズ、ニッケル、銀及び金のうちいずれか1種類以上から構成される場合、拡散防止層5の厚さは、0.1μm以上100μm以下、好ましくは1μm以上50μm以下の範囲内とすることができる。拡散防止層5が炭素から構成される場合、拡散防止層5の厚さは、0.001μm以上0.1μm以下の範囲内とすることができる。
【0030】
上述のような特徴を有する光増幅用光ファイバ1は、重水素分子を長期にわたりコア2に留めることができ、長期にわたりフォトダークニングによる損失増加を抑制することができるものである。
なお、保護コーティング層4の内側に拡散防止層5を形成するためには、拡散防止層5の形成工程を紡糸工程に組み入れる必要があるので、製造が困難である。一方、保護コーティング層4の外側に拡散防止層5を形成する工程は、紡糸工程の後に行うことが可能である。そのため、拡散防止層5は、保護コーティング層4の外側に配置されていることが好ましい。
【実施例】
【0031】
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。本実施例では、光ファイバを4種製造し、それぞれについて評価を行った。光ファイバの評価結果を図2及び図3に示す。
【0032】
(実施例1)
実施例1に係る光ファイバは、実施形態に係る光増幅用光ファイバである。
光増幅用光ファイバの製造では、光ファイバの製造、重水素分子添加処理、拡散防止層の形成を順に行った。まず、光ファイバの製造について説明する。内付け化学気相蒸着(MCVD)法により石英管の内壁に高純度四塩化ケイ素(SiCl)を原料としてスートを堆積させた。このスートを堆積させた石英管をYb及びAlの水溶液に浸漬したのち乾燥させ、コラプス過程を経てコアにYbとAlを添加した光ファイバ母材を作製した。該母材を溶融線引きするとともに、クラッド表面にUV硬化樹脂で被覆して保護コーティング層を形成し、光ファイバ化した。該光ファイバは、クラッド径125μm、コア径7.9μmであり、コアとクラッドの比屈折率差は0.30%である。コアに添加されたYb及びAlの濃度は、それぞれ2.0質量%、1.7質量%であった。
【0033】
重水素分子添加処理では、上述のようにして得られた光ファイバをステンレススチール製の容器に装填し、100%重水素ガス、100気圧、80℃の条件下で72時間処理を行い、光ファイバのコアに重水素分子を浸透させた。
【0034】
拡散防止層の形成では、上述の重水素分子添加処理後の光ファイバ外周面に銅メッキを施すことにより、厚さ30μmの拡散防止層を形成した。
【0035】
上述のように製造した光増幅用光ファイバの評価結果を図2に示す。評価結果は、励起光源からの励起光を入射してフォトダークニングさせた後の透過損失を示す。励起光源にはLDを用いた。励起光源の励起波長は980nm、励起光パワー400mWで、照射時間は100分間であった。波長800nmにおける透過損失は、重水素処理後では、図3に示すように、1.6dB/mと低い値に抑えられている。
【0036】
(実施例2)
比較のために、重水素分子添加処理を行わない以外は実施例1と同様にして作製した光ファイバについて、実施例1と同条件でフォトダークニングさせた後の透過損失を測定した。波長800nmにおける損失は、図3に示すように、5.0dB/mと大きな値であった。
【0037】
(実施例3)
重水素分子添加処理において、100%水素ガス、300気圧、65℃の条件下で72時間処理とした以外は、実施例1と同様の方法で光ファイバの作製及び拡散防止層の形成を行い、上記と同様にフォトダークニングさせた後の透過損失を測定した。波長800nmにおける損失は、図3に示すように、0.8dB/mと実施例1よりも低くなった。
【0038】
(実施例4)
実施例4に係る光増幅用光ファイバは、光ファイバの製造及び拡散防止層の形成において、実施例1と異なる。光ファイバの製造方法を説明する。内付け化学気相蒸着(MCVD)法により石英管の内壁に高純度四塩化ケイ素(SiCl)を原料としてスートを堆積させた。このスートを堆積させた石英管をYb及びAlの水溶液に浸漬したのち乾燥させ、コラブス過程を経てコア2にYbとAlを添加した光ファイバ母材を作製した。該母材を溶融線引きするとともに、炭化水素ガス原料のCVD法によりクラッドの周囲に炭素被覆を形成することにより拡散防止層を形成した。
【0039】
重水素分子添加処理では、上述のようにして得られた光ファイバを100%水素ガス、300気圧、65℃の条件下で72時間の重水素分子添加処理を行った。
【0040】
実施例1と同様に、フォトダークニングさせた後の透過損失を測定した。波長800nmにおける透過損失は、図3に示すように、0.7dB/mと実施例1及び実施例3よりも低くなった。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本実施形態に係る光増幅用光ファイバの一例を示す長手方向と垂直な断面図である。
【図2】実施例1に係る光増幅用光ファイバの評価結果を示し、重水素分子添加未処理と重水素分子添加処理を行ったそれぞれの光ファイバにおける損失の波長依存性を示すグラフである。
【図3】実施例に係る各光ファイバの評価結果である。
【符号の説明】
【0042】
1 光増幅用光ファイバ
2 コア
3 クラッド
4 保護コーティング層
5 拡散防止層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
重水素分子及び少なくとも1種類の希土類イオンを含有するコアと、
前記コアの外周を覆うクラッドと、を備える光増幅用光ファイバ。
【請求項2】
前記クラッドの外周に、重水素分子の透過を防ぐ拡散防止層を有することを特徴とする請求項1に記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項3】
前記拡散防止層が、アルミニウム、チタン、銅、クロム、スズ、ニッケル、銀、金及び炭素のうちいずれか1種類以上を含むことを特徴とする請求項2に記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項4】
前記クラッドと前記拡散防止層の間に、ウレタンアクリレート樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂及びポリイミド樹脂のうちいずれか1種類以上を含む保護コーティング層を有すること特徴とする請求項2又は3に記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項5】
前記コアに含有される重水素分子の濃度が、1×1014分子/cm以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項6】
前記コアのホストガラスが石英ガラスであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項7】
前記コアに含有される希土類イオンが、Ybイオン、Euイオン、Tbイオン、Tmイオン及びErイオンのうちいずれか1種類以上であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項8】
前記クラッドが、屈折率の異なる少なくとも2層で形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光増幅用光ファイバ。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載の光増幅用光ファイバと、
前記光増幅用光ファイバを励起する励起光を出射する励起光源と、
を備える光ファイバレーザ。
【請求項10】
前記励起光源の出射する励起光の波長が、400nm以上2000nm以下であることを特徴とする請求項9に記載の光ファイバレーザ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−188094(P2009−188094A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−25044(P2008−25044)
【出願日】平成20年2月5日(2008.2.5)
【出願人】(000005186)株式会社フジクラ (4,463)
【Fターム(参考)】