説明

光学部材、光導波路および導光板

【課題】耐熱性、耐光性、成膜性、基板との密着性および積層面での密着性に優れ、長期間使用してもクラックや剥離、着色を生じることない光学材料を提供する。
【解決手段】屈折率の異なる2以上の層5,6,7が積層されてなる光学部材であって、前記各層5,6,7のうち互いに接する少なくとも2層が下記の条件を満たすことを特徴とする光学部材。(1)固体Si−核磁気共鳴スペクトルにおいて、ピークトップの位置および半値幅が特定のものである。(2)ケイ素含有率が10重量%以上である。(3)シラノール含有率が0.01重量%以上、10重量%以下である。(4)デュロメータタイプAによる硬度測定値(ショアA)が5以上90以下である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
屈折率の異なる2以上の層が積層されてなる光学部材であって、
前記層のうちの互いに接する少なくとも2層が、下記の条件を満たす
ことを特徴とする光学部材。
(1)固体Si−核磁気共鳴スペクトルにおいて、
(i)ピークトップの位置がケミカルシフト−40ppm以上0ppm以下の領域にあり、ピークの半値幅が0.3ppm以上、3.0ppm以下であるピーク、及び、
(ii)ピークトップの位置がケミカルシフト−80ppm以上−40ppm未満の領域にあり、ピークの半値幅が0.3ppm以上5.0ppm以下であるピーク
からなる群より選ばれるピークを、少なくとも1つ有する。
(2)ケイ素含有率が10重量%以上である。
(3)シラノール含有率が0.01重量%以上、10重量%以下である。
(4)デュロメータタイプAによる硬度測定値(ショアA)が5以上90以下である。
【請求項2】
屈折率の異なる2以上の層が積層されてなる光学部材であって、
前記層のうちの互いに接する少なくとも2層が、下記の条件を満たす
ことを特徴とする光学部材。
(5)固体Si−核磁気共鳴スペクトルにおいて、
(i)ピークトップの位置がケミカルシフト−40ppm以上0ppm以下の領域にあり、ピークの半値幅が0.5ppm以上、3.0ppm以下であるピーク、及び、
(ii)ピークトップの位置がケミカルシフト−80ppm以上−40ppm未満の領域にあり、ピークの半値幅が1.0ppm以上5.0ppm以下であるピーク
からなる群より選ばれるピークを、少なくとも1つ有する。
(2)ケイ素含有率が10重量%以上である。
(3)シラノール含有率が0.01重量%以上、10重量%以下である。
【請求項3】
前記の互いに接する層の少なくとも1層の屈折率が1.45以上である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学部材。
【請求項4】
前記の互いに接する層の、少なくとも1層の屈折率が1.45以上であるとともに、他の少なくとも1層の屈折率が1.45未満である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学部材。
【請求項5】
ヘーズ値の異なる2以上の層が積層されてなる光学部材であって、
前記層のうちの互いに接する少なくとも2層が、下記の条件を満たす
ことを特徴とする光学部材。
(1)固体Si−核磁気共鳴スペクトルにおいて、
(i)ピークトップの位置がケミカルシフト−40ppm以上0ppm以下の領域にあり、ピークの半値幅が0.3ppm以上、3.0ppm以下であるピーク、及び、
(ii)ピークトップの位置がケミカルシフト−80ppm以上−40ppm未満の領域にあり、ピークの半値幅が0.3ppm以上5.0ppm以下であるピーク
からなる群より選ばれるピークを、少なくとも1つ有する。
(2)ケイ素含有率が10重量%以上である。
(3)シラノール含有率が0.01重量%以上、10重量%以下である。
(4)デュロメータタイプAによる硬度測定値(ショアA)が5以上90以下である。
【請求項6】
ヘーズ値の異なる2以上の層が積層されてなる光学部材であって、
前記層のうちの互いに接する少なくとも2層が、下記の条件を満たす
ことを特徴とする光学部材。
(5)固体Si−核磁気共鳴スペクトルにおいて、
(i)ピークトップの位置がケミカルシフト−40ppm以上0ppm以下の領域にあり、ピークの半値幅が0.5ppm以上、3.0ppm以下であるピーク、及び、
(ii)ピークトップの位置がケミカルシフト−80ppm以上−40ppm未満の領域にあり、ピークの半値幅が1.0ppm以上5.0ppm以下であるピーク
からなる群より選ばれるピークを、少なくとも1つ有する。
(2)ケイ素含有率が10重量%以上である。
(3)シラノール含有率が0.01重量%以上、10重量%以下である。
【請求項7】
前記の互いに接する層の少なくとも1層が、ヘーズ値50以上である
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光学部材。
【請求項8】
前記の互いに接する層の少なくとも1層が無機粒子を含有する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学部材。
【請求項9】
該無機粒子の中央粒径が1〜10nmである
ことを特徴とする請求項8に記載の光学部材。
【請求項10】
前記の互いに接する層の、少なくとも1層が中央粒径0.05〜50μmの無機粒子を含有するとともに、その層及び/又は他の少なくとも1層が中央粒径1〜10nmの無機粒子を含有する
ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の光学部材。
【請求項11】
前記の互いに接する層の少なくとも1層が蛍光体を含有する
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の光学部材。
【請求項12】
該光学部材の側面と積層面とで形成される角度が30度以上80度以下である
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の光学部材。
【請求項13】
前記の互いに接する層のうち少なくとも2層を貫通する境界部を備える
ことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光学部材。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の光学部材を用いて形成された
ことを特徴とする光導波路。
【請求項15】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の光学部材を用いて形成された
ことを特徴とする導光板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−276175(P2008−276175A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−303462(P2007−303462)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【出願人】(000005968)三菱化学株式会社 (4,356)
【Fターム(参考)】