説明

光拡散防止構造

【課題】 光が通過する透孔で、光が拡散することのないこと。
【解決手段】 ランプ10と、そのランプ10の光を通過させる透孔13を有するグリル12とを具備し、グリル12の透孔13は、ランプ10側の直径Bの開口面積を反光源側の直径Aの開口面積よりも狭くした立体形状とし、ランプ10を点と仮想し、当該点光源と光源側の開口を直線a,bで結ぶとき、前記反光源側の直径Aは直線a,bで結ばれた範囲外とし、かつ、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線a,bが、ランプ10側の直径Bの開口の構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造としたものである。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光拡散防止構造に関するもので、特に、構造物の内装を構造部材で行い、その構造部材で閉じられた空間の外側に光源を配設し、当該光源から光をその構造部材で閉じられた空間内に導くときの光拡散防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光源とその光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材との関係は図3及び図4のようになっていた。
【0003】図3は従来の光源とその光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材との関係を示す説明図、図4はグリルからシフトレバーにスポットライトを当てる光源との関係を示す説明図である。
【0004】図において、ランプ20は白熱ランプ等からなり、光源となるものであり、ランプホルダ21に装着されている。グリル22は車両の内装用に取付けられた装飾パネルである。グリル22にはシフトレバー30にスポットライトを当てるために、光を通過させる透孔23が形成されている。
【0005】したがって、照射角θでシフトレバー30にスポットライトを当てており、そのスポット照明の指向性はグリル22の下面の開口によって決定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スポット照明の指向性がグリル22の下面の開口によって決定されるが、ランプ20の光はグリル22の肉厚面23a及び肉厚面23bにも照射される。肉厚面23a及び肉厚面23bの明るさは距離の二乗に反比例するから、ランプ20に近付く位置にあり、肉厚面23aは光源に対向する面であるから、光の照射方向に平行する面の肉厚面23bの明るさよりも明るくなる。
【0007】当然、肉厚面23aの明るさは周囲の明るさよりも明るくなり、その光が直接目に入る位置にあったり、ルームミラー31を介して目に入ると、運転者の気の散る要因になる。
【0008】そこで、本発明は、光が通過する透孔で光が拡散することのない構造の光拡散防止構造の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる光拡散防止構造は、光源と、その光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材とを具備し、前記構造部材の透孔は、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、前記光源を点と仮想し、当該点光源と光源側の開口を直線で結ぶとき、前記反光源側の開口は前記直線で結ばれた範囲外とし、かつ、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線が、前記光源側の開口の構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造としたものである。
【0010】したがって、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くし、当該点光源と前記光源側の開口を直線で結ぶとき、前記光源側の開口以外は前記直線で結ばれた範囲外になるものであるから、光源からの光を直接受けて、それを反射する部位が存在しなくなり、構造部材の透孔による光拡散が生じない。
【0011】ところで、本発明を実施する場合の光源としては、白熱電球、発光ダイオード、蛍光灯等が対象となる。構造部材の透孔としては、光が通過する透明部材で塞いだ孔であればよく、必ずしも貫通孔を意味するものではない。そして、構造部材の厚み面とは、肉厚または加工によって光源からの直線方向の寸法の変化が生ずるものである。請求項2にかかる光拡散防止構造は、光源と、その光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材とを具備し、前記構造部材の透孔は、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、当該光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とを直線で結ぶとき、前記光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とが結ばれた直線の開口角度が、160度以下としたものである。
【0012】したがって、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、かつ、当該光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とを直線で結ばれた直線の開口角度が、160度以下としたものであるから、前記光源側の開口エッジが明るくなっても、その開口エッジからの反射光が運転者の直接視界外であり、かつ、ルームミラーを介して運転者の視界に入り込むことがなくなるから、運転者の気の散る要因がなくなる。即ち、構造部材の透孔が光の指向性を決定し、光拡散が生じない。
【0013】ところで、本発明を実施する場合の光源としては、白熱電球、発光ダイオード、蛍光灯等が対象となる。構造部材の透孔としては、光が通過する透明部材で塞いだ孔であればよく、必ずしも貫通孔を意味するものではない。そして、構造部材の厚み面とは、肉厚または加工によって光源からの直線方向の寸法の変化が生ずるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態1における光拡散防止構造の説明図、図2は本発明の実施の形態1における光拡散防止構造の基本原理を説明する説明図である。
【0016】図において、ランプ10は白熱ランプ、発光ダイオード、蛍光灯等からなる光源であり、必ずしもスポット照明を前提とする光源に限定されるものではない。しかし、後述するように、本発明を実施する場合には、スポット照明を前提とする光源に特に有用である。ランプホルダ11は、ランプ10を収容し、電力を供給すると共に位置決めを行うものである。グリル12は車両の内装用に取付けられた装飾パネルであり、車体の内装デザインによって、その意匠性が表現されている。
【0017】このグリル12には、従来例と同様、図示しないシフトレバー等にスポットライトを当てるために、光を通過させる透孔13が形成されている。
【0018】この透孔13は、下面に段差を持たせて開口する段差孔13aを有している。その段差孔13aの下面の直径Aは、その上面の開口の直径Bよりも大きく形成されている。この下面の直径Aは段差孔13aの段差によって形成しているが、本発明を実施する場合には、必ずしも、段差を持たせた開口は必要としない。図2R>2がその実施の形態を示すものである。
【0019】なお、図2の実施の形態では、図1の実施の形態の下面に段差孔13aを有しない点が相違するものであるので、ここではその説明を省略し、図1の実施の形態の説明にのみとどめる。
【0020】透孔13は直径Aと直径Bとの間に、高低差Hを持たせている。この高低差Hは、グリル12の肉厚とすることもできる。本実施の形態では、透孔13の直径Aと直径Bとの間に高低差Hを持たせ、かつ、段差孔13aの段差によって透孔13の直径Aと直径Bとの差を大きくしている。
【0021】グリル12の透孔13の直径Aと直径Bは、光源のランプ10側の直径Bの開口面積をランプ10の反対側の直径Aの開口面積よりも狭くした立体形状とし、光源のランプ10側を点と仮想したとき、当該ランプ10の点光源と光源側の直径Bの開口を直線a,bで結ぶとき、反光源側の直径Aの開口は直線a,bで結ばれた範囲外となるように形成されている。
【0022】また、当該ランプ10の点光源と光源側の直径Bの開口を結ぶ直線a,bが、光源側の直径Bの開口のグリル12の厚み面と線接触または面接触しない構造としている。
【0023】これらの直線a及び直線bは、直径Bの開口の一部のエッジと接触するが、それ以外の個所で接触することがない。特に、内周面13bは、その面が直線a及び直線bの方向に略並行しているから、その面の照度は内装面の照度よりも高くならない。このように、グリル12の透孔13の内周面13bの照度が明るくならないから、照度の高い反射光源となる照度の高い光照射面が存在しないことになり、直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込み、運転者の気の散る要因がなくなる。よって、光が通過するグリル12の透孔13で、光が拡散することのない構造とすることができる。
【0024】更に、本実施の形態では、直径Bの開口の一部のエッジと直径Aのエッジとが接触する直線X及び直線Yとは、両直線X及び直線Yが交差する角度が小さくなっているから、喩え、直線a及び直線bと直径Bの開口の一部のエッジと接触する点が、その仕上げ状態が繊維状で、乱反射面となっても、両直線X及び直線Yが交差する角度が小さくなっているから、その光が直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込むことがない。
【0025】特に、本発明者等の実験によれば、両直線X及び直線Yが交差する角度が160度以下であれば、運転者の視界に直接またはルームミラーを介して入り込む確率が低下し、150度以下であれば殆どその影響が無視できることを確認した。更に、図1及び図2を用いて、本実施の形態の光拡散防止構造について整理する。
【0026】本実施の形態の光拡散防止構造は、図1及び図2に示すように、ランプ10からなる光源と、その光源からの光を通過させる透孔13を有するグリル12等の内装部材からなる構造部材とを具備し、前記グリル12等の内装部材からなる構造部材の透孔13は、ランプ10からなる光源側の直径Bの開口面積を反光源側の直径Aの開口面積よりも狭くした立体形状とし、ランプ10からなる光源を点と仮想し、当該点光源と光源側の開口を直線a,bで結ぶとき、前記反光源側の直径Aの開口は直線a,bで結ばれた範囲外とし、かつ、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線a,bが、ランプ10からなる光源側の直径Bの開口の構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造としたものである。
【0027】グリル12の透孔13の直径Aと直径Bは、光源のランプ10側の直径Bの開口面積をランプ10の反対側の直径Aの開口面積よりも狭くし、かつ、高低差Hの立体形状とし、光源のランプ10側を点と仮想したとき、当該ランプ10の点光源と光源側の直径Bの開口を直線a,bで結ぶとき、反光源側の直径Aの開口は直線a,bで結ばれた範囲外となるように形成されている。
【0028】また、当該ランプ10の点光源と光源側の直径Bの開口を結ぶ直線a,bが、光源側の直径Bの開口のグリル12の厚み面と線接触または面接触しない構造としている。これらの直線a及び直線bは、直径Bの開口の一部のエッジと接触するが、それ以外の個所で接触することがない。特に、内周面13bは、その面が直線a及び直線bの方向に略並行しているから、その面の照度は光を垂直に受けるものに比較して非常に低くなるから、直接内周面13bを見ても運転者にとって気になる明るさにはならない。
【0029】このように、グリル12の透孔13の内周面13bの照度が、内装面よりも明るくならないから、照度の高い光照射(光反射)面が存在しないことになり、直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込み、運転者の気の散る要因がなくなる。
【0030】よって、光が通過するグリル12の透孔13で、光が拡散することのない構造とすることができる。
【0031】更に、本実施の形態の光拡散防止構造は、図1及び図2に示すように、ランプ10からなる光源と、その光源からの光を通過させる透孔13を有するグリル12等の内装部材からなる構造部材とを具備し、前記グリル12等の内装部材からなる構造部材の透孔13は、前記光源側の直径Bの開口面積を反光源側の直径Aの開口面積よりも狭くし、かつ、立体形状とし、当該光源側の直径Bの開口と当該ランプ10からなる光源の反対側の対抗する直径Aの開口とを直線X及び直線Yで結ぶとき、ランプ10からなる光源側の直径Aの開口とランプ10からなる光源の反対側の対抗する直径Bの開口とが結ばれた直線X,Yの開口角度δを160度以下としたものである。
【0032】したがって、直径Bの開口の一部のエッジと直径Aの対抗するエッジとが接触する直線X及び直線Yは、両直線X及び直線Yが交差する角度が小さくなっているから、喩え、直線a及び直線bと直径Bの開口の一部のエッジと接触する部位の仕上げの性状から乱反射が生じても、両直線X及び直線Yが交差する角度が小さくなっているから、その光が直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込むことがない。
【0033】故に、従来例に示す照射角θでシフトレバー等にスポットライトを当てても、そのスポット照明の指向性はグリル12の透孔13によって決定され、透孔13から拡散される光をなくすことができる。
【0034】ところで、上記実施の形態の光源側の直径Bと、反光源側の直径Aとは、円形を前提として説明したが、本発明を実施する場合には、正方形、長方形または他の形状とすることができる。
【0035】また、上記実施の形態のランプ10からなる光源と、その光源からの光を通過させる透孔13を有するグリル12は、グリル12が光源からの光を通過させる透孔13を有するものであるから、本発明を実施する場合には、光源からの光を通過させる透孔を有する内装部材からなる構造部材とすることができる。
【0036】そして、上記実施の形態では、図1及び図2R>2に示すように、ランプ10からなる光源と、その光源からの光を通過させる透孔13を有するグリル12等の内装部材からなる構造部材とを具備し、前記グリル12等の内装部材からなる構造部材の透孔13は、ランプ10からなる光源側の直径Bの開口面積を反光源側の直径Aの開口面積よりも狭くした立体形状とし、ランプ10からなる光源を点と仮想し、当該点光源と光源側の開口を直線a,bで結ぶとき、前記反光源側の直径Aの開口は直線a,bで結ばれた範囲外とし、かつ、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線a,bが、ランプ10からなる光源側の直径Bの開口の構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造とし、更に、前記グリル12等の内装部材からなる構造部材の透孔13は、当該光源側の直径Bの開口と当該ランプ10からなる光源の反対側の対抗する直径Aの開口とを直線X及び直線Yで結ぶとき、ランプ10からなる光源側の直径Aの開口とランプ10からなる光源の反対側の対抗する直径Bの開口とが結ばれた直線X,Yの開口角度δを160度以下としたものである。
【0037】したがって、当該ランプ10の点光源と光源側の直径Bの開口を結ぶ直線a,bが、光源側の直径Bの開口のグリル12の厚み面と線接触または面接触しない構造とし、直径Bの開口の一部のエッジとのみ接触するが、それ以外の個所で接触することがない。特に、内周面13bは、その面が直線a及び直線bの方向に略並行しているから、その面の照度は光を垂直に受けるものに比較して非常に低くなるから、直接内周面13bを見ても運転者にとって気になる明るさにはならない。このように、グリル12の透孔13の内周面13bの照度が、内装面よりも明るくならないから、照度の高い光照射(光反射)面が存在しないことになり、直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込み、運転者の気の散る要因がなくなる。
【0038】更に、直径Bの開口の一部のエッジと直径Aの対抗するエッジとが接触する直線X及び直線Yは、両直線X及び直線Yが交差する角度が小さくなっているから、喩え、直線a及び直線bと直径Bの開口の一部のエッジと接触する部位の仕上げの性状から乱反射が生じても、両直線X及び直線Yが交差する角度が小さくなっているから、その光が直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込むことがない。
【0039】したがって、両条件を同時に満たすことにより信頼性をより高くすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1の光拡散防止構造は、光源と、その光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材とを具備し、前記構造部材の透孔は、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、前記光源を点と仮想し、当該点光源と光源側の開口とを直線で結ぶとき、前記反光源側の開口は前記直線で結ばれた範囲外とし、かつ、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線が、前記光源側の開口の構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造としたものである。
【0041】したがって、前記構造部材の透孔の面積は、光源側の開口面積を反対側の開口面積よりも狭くし、かつ、立体形状とし、そして、光源側を点と仮想したとき、当該点光源と光源側の開口を直線で結ぶとき、反光源側の直径の開口は直線で結ばれた範囲外となるように形成できる。即ち、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線が、光源側の開口の前記構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造としている。これらの直線は、開口の一部のエッジと接触するが、それ以外の個所で接触することがない。特に、内周面はその面が直線の方向に略並行しているから、その面の照度は光を垂直に受けるものに比較して非常に低くなり、直接内周面を見ても運転者にとって気になる明るさにはならない。このように、透孔の内周面の照度が、内装面よりも明るくならないから、照度の高い光照射面が存在しないことになり、直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込み、運転者の気の散る要因がなくなる。よつて、構造部材の光が通過する透孔で、光が拡散することがなくなる。
【0042】請求項2の光拡散防止構造は、光源と、その光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材とを具備し、前記構造部材の透孔は、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、当該光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とを直線で結ぶとき、前記光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とが結ばれた直線の開口角度が、160度以下としたものである。
【0043】したがって、直径の開口の一部のエッジと直径の対抗するエッジとが接触する直線は、両直線が交差する角度が小さくなっているから、喩え、直線と直径の開口の一部のエッジと接触する部位の仕上げの性状から乱反射が生じても、両直線及び直線が交差する角度が小さくなっているから、その光が直接またはルームミラーを介して運転者の視界に入り込むことがない。よつて、構造部材の光が通過する透孔で、光が拡散することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1における光拡散防止構造の説明図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1における光拡散防止構造の基本原理を説明する説明図である。
【図3】 図3は従来の光源とその光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材との関係を示す説明図である。
【図4】 図4はグリルからシフトレバーにスポットライトを当てる光源との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
A,B 直径
a,b 直線
H 高低差
10 ランプ
12 グリル
13 透孔
13a 段差孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源と、その光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材とを具備し、前記構造部材の透孔は、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、前記光源を点と仮想し、当該点光源と光源側の開口とを直線で結ぶとき、前記反光源側の開口は前記直線で結ばれた範囲外とし、かつ、当該点光源と光源側の開口を結ぶ直線が、前記光源側の開口の構造部材の厚み面と線接触または面接触しない構造としたことを特徴とする光拡散防止構造。
【請求項2】 光源と、その光源からの光を通過させる透孔を有する構造部材とを具備し、前記構造部材の透孔は、前記光源側の開口面積を反光源側の開口面積よりも狭くした立体形状とし、当該光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とを直線で結ぶとき、前記光源側の開口と当該光源の反対側の対抗する開口とが結ばれた直線の開口角度が、160度以下としたことを特徴とする光拡散防止構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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