説明

光検出装置

【課題】励起光のノイズ成分を除去して微弱な蛍光信号を精度良く検出することができる光検出装置を提供する。
【解決手段】光検出装置1は、流路2中を流れてくる蛍光試料Wに対して光導波路10から出射される励起光Lを照射して、蛍光試料Wから発せられる蛍光信号Sを検出するが、
蛍光信号Sを集光する蛍光信号集光レンズ20には、光導波路10を挿入可能な穴部21が設けられており、蛍光信号集光レンズ20には励起光集光レンズ22が配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光検出装置に関し、特に例えばフローサイトメータや電気泳動装置等のバイオテクノロジー計測分野において用いられて、微弱な蛍光信号を計測するための光検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バイオテクノロジー計測分野では、試料に対して励起光を照射して試料から発せられる蛍光信号を検出する光計測装置が用いられている。レーザ光源または発光ダイオード(LED)等により発生した励起光は、蛍光用の集光レンズを介して試料に照射して光検出を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2005−535871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に記載されている光計測装置では、蛍光信号を検出するための光検出器には、集光レンズの表面または内部で励起光が反射して、この反射した励起光が多少なりとも入射してノイズ成分となっていた。蛍光信号は微弱光であるので、光検出器の検出感度が上述したノイズ成分の影響により低下するという問題があった。
また、励起光と蛍光信号の波長の違いを利用して、上述したノイズ成分は光学フィルタを用いて除去する方法もあるが、光学フィルタの影響により蛍光信号の光強度も多少なりとも減衰するために、光検出器の検出感度が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、励起光のノイズ成分を除去して微弱な蛍光信号を精度良く検出することができる光検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解消するために、本発明の光検出装置は、流路中を流れてくる蛍光試料に対して光導波路から出射される励起光を照射して、前記蛍光試料から発せられる蛍光信号を検出する光検出装置であって、前記蛍光信号を集光する蛍光信号集光レンズには、前記光導波路を挿入可能な穴部が設けられていることを特徴とする。
【0006】
本発明の光検出装置は、好ましくは前記蛍光信号集光レンズには、前記光導波路から出射される前記励起光を集光して前記蛍光試料に対して照射する励起光集光レンズが配置されていることを特徴とする。
本発明の光検出装置は、好ましくは前記穴部は、前記蛍光信号集光レンズに設けられた非貫通穴であることを特徴とする。
本発明の光検出装置は、好ましくは前記穴部は、前記蛍光信号集光レンズに設けられた貫通穴であることを特徴とする。
本発明の光検出装置は、好ましくは前記光導波路の端部には、前記励起光集光レンズが設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明の光検出装置は、好ましくは前記光導波路の端部には、前記励起光集光レンズが一体となって接続されていることを特徴とする。
本発明の光検出装置は、好ましくは前記光導波路の直径と前記励起光集光レンズの直径が同じであることを特徴とする。
【0008】
本発明の光検出装置は、好ましくは前記光導波路の外周部には、前記励起光を遮断する被覆が施されていることを特徴とする。
本発明の光検出装置は、好ましくは前記蛍光信号集光レンズの前記穴部には、テーパ部分が設けられていることを特徴とする。
本発明の光検出装置は、好ましくは前記光導波路の先端部には、テーパ部分が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、励起光のノイズ成分を除去して微弱な蛍光信号を精度良く検出することができる光検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の光検出装置の好ましい第1実施形態を示す図である。
【図2】図1に示す光検出装置のB部分とC部分を示す図である。
【図3】本発明の光検出装置の好ましい第2実施形態を示す図である。
【図4】図3に示す光検出装置のF部分とG部分を示す図である。
【図5】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図6】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図7】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図8】本発明の別の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1と図2は、本発明の光検出装置の好ましい第1実施形態を示している。図1は、光検出装置1の構成を示す正面図である。図2(A)は、図1に示す光検出装置1の部分BをP方向から見た図であり、図2(B)は、図1に示す光検出装置1の部分CをR方向から見た図である。
【0012】
図1と図2(A)に示す光検出装置1は、流路2の中を流れてくる蛍光試料Wに対して、光導波路10から出射される励起光Lを照射して、蛍光試料Wから発せられる微弱な蛍光信号Sを検出する装置である。
図1と図2(A)に示す流路2は、一例として矩形断面を有するガラス管のような透明のチューブである。この流路2は、図1と図2においてX方向に配置されている。
蛍光試料Wは、例えば細胞のような微細粒子であり、励起光Lを照射することにより蛍光信号Sを発生する。
【0013】
図1と図2(A)に示すように、蛍光信号集光レンズ20は、流路2の側面2Bに沿って配置されており、この蛍光信号集光レンズ20には、光導波路10の端部11を挿入可能な穴部21が設けられている。蛍光信号集光レンズ20は、蛍光信号Sを検出器30に集光させる。
【0014】
蛍光信号集光レンズ20の穴部21は、断面円形状の穴であり、蛍光信号集光レンズ20の中央位置において、Z方向に沿って形成されている。しかも、励起光集光レンズ22は、この穴部21の最も内側の位置であって、かつ流路2の側面2Bの付近に配置されている。励起光集光レンズ22は、光導波路21の端部11から出射される励起光Lを集光して蛍光試料Wに対して照射する。
光導波路10は、例えば光ファイバであり、コア部とこのコア部の周囲を覆っているクラッド部を有している。光導波路10には、光源90が接続されており、光源90が励起光Lを光導波路10に供給して、光導波路10はこの励起光1P0を伝搬させる。
【0015】
図2(A)に示す穴部21の内径H1は、光導波路10の外径H2に比べて大きければ良い。ただし、光導波路10をこの穴部21により、X方向とZ方向とY方向に関して位置決めする場合には、穴部21の内径H1は、光導波路10の外径H2に比べて0.01mm〜0.3mmだけ大きいのが好ましい。
図2(B)に示すように、検出器30が光導波路10の周囲において同心円状に設けられている。この検出器30は、図2(A)に示す蛍光信号Sを受光する受光センサであり、リング状に形成されている。検出器30と光源90は制御部100に接続されている。
【0016】
次に、図1と図2に示す光検出装置1の動作例を説明する。
図2(A)に示すように、蛍光試料Wは、流路2内をX1方向に流れている。光導波路10の端部11は、穴部21内に挿入されることにより、光導波路10の端部11は励起光集光レンズ22に対面する。
【0017】
光導波路10が光源90から発生する励起光Lを、励起光集光レンズ22に導くと、励起光集光レンズ22は励起光Lを蛍光試料Wに対して集光して照射する。
このように、流路2の中を流れてくる蛍光試料Wに対して、光導波路10から出射される励起光Lを照射すると、蛍光試料Wからは破線で例示するように蛍光信号Sが発生する。
発生した蛍光信号Sは、図1と図2(B)に示す蛍光信号集光レンズ20により集光されて検出器30により検出する。検出器30は、蛍光信号Sを光/電気信号に変換して制御部100に送ることができる。
【0018】
図1と図2に示す光検出装置1では、蛍光信号集光レンズ20の穴部21は励起光集光レンズ22により閉鎖されているので、穴部21はZ方向には貫通はしておらず、蛍光信号集光レンズ20は、非貫通型の穴部21を有していることになる。光導波路10の端部11は、穴部21内に直接挿入される構造を採用しており、光導波路10の端部11と蛍光信号集光レンズ20との相対的な位置決め作業が容易になる。しかも、光検出装置1では、励起光Lが励起光集光レンズ22において反射することがないので、励起光のノイズ成分を除去して微弱な蛍光を精度良く検出することができる。
【0019】
(第2実施形態)
図3と図4は、本発明の光検出装置の好ましい第2実施形態を示している。図3は、光検出装置1Bの構成を示す正面図である。図4(A)は、図3に示す光検出装置1Bの部分FをP方向から見た図であり、図4(B)は、図3に示す光検出装置1の部分GをR方向から見た図である。
図3と図4に示す光検出装置1Bが、図1と図2に示す光検出装置1と異なるのは、蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bの形状と、光導波路10の端部11Bの形状である。図3と図4に示す光検出装置1Bのその他の構成要素は、図1と図2に示す光検出装置1の対応する構成要素と実質的に同じであるので、同じ符号を記してその説明を用いる。
【0020】
図4(A)に示すように、蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bの形状は、Z1方向に進むにしたがって先広がりのテーパ部分21Tとなっている。また、光導波路10の端部11Bの形状は、Z2に進むにしたがって先細りとなるテーパ部分11Tとなっている。このように、テーパ部分21Tとテーパ部分11Tの少なくとも一方の形状を採用することにより、光導波路10の端部11Bは、穴部21内にさらに容易に挿入し易くなる。
【0021】
(その他の実施形態)
図5(A)と図5(B)は、本発明の別の実施形態を示している。
図1と図2に示す第1実施形態における蛍光信号集光レンズ20の穴部21と、図3と図4に示す第2実施形態における蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bは、ともに励起光集光レンズ22により閉鎖されているので、非貫通型の穴部の構造である。このように穴部内に励起光集光レンズ22を配置して、非貫通型の穴部の構造にすることで、励起光Lを確実に集光して、集光した励起光Lは蛍光試料Wに対して精度良く照射することができる。
さらに、蛍光信号集光レンズ20の構造や光導波路10のコア径を最適化することにより、蛍光試料Wに対して照射する励起光Lの直径サイズは、数μm〜100μmの微小サイズに容易に設定することができる。
【0022】
これに対して、図5(A)に示す実施形態では、蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bは貫通型の穴部であり、同様にして図5(B)に示す実施形態では、蛍光信号集光レンズ20の穴部21は貫通型の穴部である。ただし、図5(A)に示す実施形態では、蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bにはテーパ部分21Tが形成されている。このように、穴部が貫通している場合には、蛍光信号集光レンズ20の内面または表面での励起光の反射光がさらに減少して、結果としてノイズ成分が減少し、最大で感度(分解能)が5倍〜10倍向上する。
【0023】
図6(A)〜図6(D)は、本発明のさらに別の実施形態を示している。
各実施形態は、いずれも穴部21B、21内にも励起光集光レンズ22が配置されており、非貫通型の蛍光信号集光レンズ20である。
図6(A)と図6(B)に示す各実施形態では、蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bにはテーパ部分21Tが形成されている。しかし、図6(C)と図6(D)に示す各実施形態では、蛍光信号集光レンズ20の穴部21にはテーパ部分は形成されていない。
【0024】
図6(A)の各実施形態では、穴部21B内に配置された励起光集光レンズ22が片面凹レンズであり、励起光集光レンズ22の凹部22Mは、光導波路10の端部11とは反対側、すなわち外側に位置されている。
図6(B)の各実施形態では、穴部21B内に配置された励起光集光レンズ22が片面凸レンズであり、励起光集光レンズ22の凸部22Nは、光導波路10の端部11に対面する側、すなわち内側に位置されている。
【0025】
図6(C)の各実施形態では、穴部21内に配置された励起光集光レンズ22が片面凹レンズであり、励起光集光レンズ22の凹部22Mは、光導波路10の端部11とは反対側、すなわち外側に位置されている。
図6(D)の各実施形態では、穴部21内に配置された励起光集光レンズ22が片面凸レンズであり、励起光集光レンズ22の凸部22Nは、光導波路10の端部11に対面する側、すなわち内側に位置されている。
【0026】
図7(A)と図7(B)は、本発明のさらに別の実施形態を示している。
図7(A)と図7(B)は、励起光集光レンズの別の形状例を示しており、蛍光信号集光レンズ20の穴部21Bにはテーパ部分21Tが形成されている。しかし、蛍光信号集光レンズ20の穴部に、テーパ部分が形成されていなくても良い。
図7(A)では、励起光集光レンズ22Kは、凸レンズである。この凸レンズは、蛍光試料に照射する励起光Lの形状に適した形状を有する。図7(B)では、励起光集光レンズ22Lは、棒状のレンズである。励起光集光レンズ22Lの直径と光導波路10の端部11の直径は同じであり、励起光集光レンズ22Lの直径と光導波路10の端部11とが一体化されれば、励起光集光レンズ22Lは光導波路10の端部11に対して同時に固定もできるので、部材の削減や組立工数の削減が容易になる。
【0027】
図8(A)は、上述した光導波路10の形状例を示しており、光導波路10は光ファイバであり、コア部10Cとこのコア部10Cを覆っているクラッド部10Dを有する。
図8(B)では、光導波路10のクラッド部10Dが被覆10Rにより覆われている例を示している。これにより、光導波路10を伝搬してきた励起光が、光導波路10のクラッド部10Dから外側に漏れるのを防ぎ、ノイズの減少をさせることができる。この被覆10Rは、例えば樹脂または金属の被覆であり、光検出感度を向上できる。
【0028】
さらに、励起光を遮断する被覆10Rを形成する材料として、蛍光信号の波長を良く反射する材料を選択することにより、蛍光試料から発生する蛍光信号は、より多く検出器に集めることができ、光検出感度が向上する。具体的には、励起光の波長が青色(波長約488nm)で蛍光信号の波長が緑色(波長約514nm)の時には、被覆10Rは緑色(波長約514nm)の光の反射率が高いようにする。
【0029】
本発明の光検出装置は、流路中を流れてくる蛍光試料に対して光導波路から出射される励起光を照射して、蛍光試料から発せられる蛍光信号を検出する光検出装置であって、蛍光信号を集光する蛍光信号集光レンズには、光導波路を挿入可能な穴部が設けられていることを特徴とする。これにより、光導波路は蛍光信号集光レンズの穴部に挿入して保持でき、光導波路の先端は蛍光試料に近づけて配置できるので、励起光のノイズ成分を除去して微弱な蛍光信号を精度良く検出することができる
【0030】
蛍光信号集光レンズには、光導波路から出射される励起光を集光して蛍光試料に対して照射する励起光集光レンズが配置されている。これにより、励起光は励起光集光レンズにより集光されて蛍光試料に対して確実に照射することができる。
穴部は、蛍光信号集光レンズに設けられた貫通穴である場合には、蛍光信号集光レンズの内面または表面での励起光の反射光が減少するので、ノイズが減少できる。
光導波路の端部には、励起光集光レンズが設けられている。これにより、光導波路の端部からの励起光は、励起光集光レンズにより効率良く確実に集光して、蛍光試料に対して確実に照射することができる。
【0031】
光導波路の端部には、励起光集光レンズが一体となって接続されている。これにより、励起光集光レンズの固定が容易になる。
光導波路の直径と励起光集光レンズの直径が同じである。これにより、励起光は光導波路から励起光集光レンズを介して確実に集光でき、蛍光試料に対して確実に照射することができる。
【0032】
光導波路の外周部には、励起光を遮断する被覆が施されている。これにより、光導波路を伝搬してきた励起光が、光導波路から外側に漏れるのを防ぎ、ノイズの減少をさせることができる。
蛍光信号集光レンズの穴部には、テーパ部分が設けられている。これにより、光導波路は穴部に対して容易に挿入して保持できる。
光導波路の先端部には、テーパ部分が設けられている。これにより、光導波路は穴部に対して容易に挿入して保持できる。
【0033】
本発明の光検出装置では、蛍光を検出するための光検出器に対して、集光レンズの表面または内部で反射した励起光を除去することができるので、感度(分解能)の高い蛍光測定を行うことができる効果がある。さらに、光導波路が挿入される穴が設けられているので、光導波路の位置決めすなわち励起光の位置決めが正確にできる。しかも、光導波路を用いているので、励起光の形状の直径が50μm以下に小さくしても、特別なレンズや位置決め装置が不要であり、装置の小型化が図れ、装置の集積化が容易になる。
【0034】
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
例えば、励起光集光レンズには、複数の穴部を形成して、これらの穴部に対してそれぞれ光導波路の端部を挿入するようにしても良い。流路の断面形状は矩形形状に限らず、円形形状あるいは楕円形状など他の形状を採用することもできる。光源としては、レーザ光源や発光ダイオード等を採用できる。各実施形態は、任意に組み合わせて構成することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 光検出装置
2 流路
10 光導波路
11 光導波路の端部
20 蛍光信号集光レンズ
21 蛍光信号集光レンズの穴部
30 検出器
W 蛍光試料
L 励起光
S 蛍光信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流路中を流れてくる蛍光試料に対して光導波路から出射される励起光を照射して、前記蛍光試料から発せられる蛍光信号を検出する光検出装置であって、
前記蛍光信号を集光する蛍光信号集光レンズには、前記光導波路を挿入可能な穴部が設けられていることを特徴とする光検出装置。
【請求項2】
前記蛍光信号集光レンズには、前記光導波路から出射される前記励起光を集光して前記蛍光試料に対して照射する励起光集光レンズが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光検出装置。
【請求項3】
前記穴部は、前記蛍光信号集光レンズに設けられた非貫通穴であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光検出装置。
【請求項4】
前記穴部は、前記蛍光信号集光レンズに設けられた貫通穴であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光検出装置。
【請求項5】
前記光導波路の端部には、前記励起光集光レンズが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の光検出装置。
【請求項6】
前記光導波路の端部には、前記励起光集光レンズが一体となって接続されていることを特徴とする請求項5に記載の光検出装置。
【請求項7】
前記光導波路の直径と前記励起光集光レンズの直径が同じであることを特徴とする請求項6に記載の光検出装置。
【請求項8】
前記光導波路の外周部には、前記励起光を遮断する被覆が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載の光検出装置。
【請求項9】
前記蛍光信号集光レンズの前記穴部には、テーパ部分が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載の光検出装置。
【請求項10】
前記光導波路の先端部には、テーパ部分が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の光検出装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−223748(P2010−223748A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−71130(P2009−71130)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成18年度独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「(ナノテクノロジープログラム・革新的部材産業創出プログラム)/「ナノテク・先端部材実用化研究開発」/「Point−of−Careバイオチップ診断装置の研究開発」」委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【出願人】(000115728)リコー光学株式会社 (134)
【Fターム(参考)】