説明

免疫グロブリン定常領域Fc受容体結合因子

免疫学的に活性な生体模倣薬の組換えおよび/または生化学的創製によって、IVIG代替化合物を誘導する。次に、これらの代替化合物をin vitroでスクリーニングして、それぞれの代替化合物の免疫機能調節の効率を評価する。さらにin vivoでの確認と投与量/投与の最適化のために、特定の代替化合物を選択する。最後に、この代替化合物を使用して、炎症性疾患や自己免疫疾患を含む多岐にわたる疾患を治療する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
会合した2つ以上のストラドマー単量体を含む単離されたシリアルストラドマーであって、前記ストラドマー単量体が各々2つ以上のFcドメイン単量体を含み、前記2つ以上のストラドマー単量体の会合によって2つ以上のFcドメインが形成され、前記シリアルストラドマーが前記2つ以上のFcドメインのうちの1つを介して第1のFcγ受容体と特異的に結合し、前記2つ以上のFcドメインのうちの別の1つを介して第2のFcγ受容体と特異的に結合する、単離されたシリアルストラドマー。
【請求項2】
前記2つ以上のストラドマー単量体が、共有結合、ジスルフィド結合または化学的架橋によって会合している、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項3】
前記単離されたシリアルストラドマーが、会合した2つのストラドマー単量体を含む、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項4】
前記単離されたシリアルストラドマーが、会合した2つのストラドマー単量体を含み、前記ストラドマー単量体がともに2つのFcドメイン単量体を含み、前記2つのストラドマー単量体の会合によって2つのFcドメインが形成される、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項5】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジとIgGのCH2ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項6】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgGのヒンジとIgGのCH2ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項7】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項8】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項9】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項10】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項11】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項12】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項13】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG3のヒンジと、IgG3のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項14】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項4に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項15】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々独立して、Fcγ受容体I、Fcγ受容体II、Fcγ受容体IIIまたはFcγ受容体IVである、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項16】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々Fcγ受容体IIIaである、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項17】
前記2つ以上のFcドメインが各々同じ免疫グロブリンFcクラスのものであり、前記免疫グロブリンFcクラスが、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4からなる群から選択される、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項18】
前記2つ以上のFcドメインが各々異なる免疫グロブリンFcクラスのものであり、前記免疫グロブリンFcクラスが、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4からなる群から選択される、請求項1に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項19】
会合した2つのストラドマー単量体を含む単離されたシリアルストラドマーであって、前記ストラドマー単量体が各々2つのFcドメイン単量体を含み、前記2つのストラドマー単量体の会合によって2つのFcドメインが形成され、前記2つのFcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含み、前記シリアルストラドマーが前記2つのFcドメインのうちの一方を介して第1のFcγ受容体と特異的に結合し、前記2つのFcドメインのうちの他方を介して第2のFcγ受容体と特異的に結合する、単離されたシリアルストラドマー。
【請求項20】
前記2つのFcドメインが各々同じ免疫グロブリンFcクラスのものであり、前記免疫グロブリンFcクラスが、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4からなる群から選択される、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項21】
前記2つのFcドメインが各々異なる免疫グロブリンFcクラスのものであり、前記免疫グロブリンFcクラスが、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4からなる群から選択される、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項22】
前記Fcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項23】
前記Fcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項24】
前記Fcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項25】
前記Fcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項26】
前記Fcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項27】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項28】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項29】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG3のヒンジと、IgG3のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項30】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項31】
Fabドメインをさらに含む単離されたシリアルストラドマーであって、前記ストラドマー単量体が各々Fab断片の重鎖と2つのFcドメイン単量体とを含み、前記Fab断片の重鎖が前記2つのFcドメイン単量体に対してアミノ末端またはカルボキシ末端の位置にあり、Fab断片の軽鎖が独立してFab断片の各重鎖と会合し、前記Fabドメインが抗原結合活性を有する、請求項19に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項32】
前記ストラドマー単量体が各々免疫グロブリンのヒンジ単量体をさらに含み、前記免疫グロブリンのヒンジ単量体が前記Fab断片の重鎖と前記2つのFcドメイン単量体との間の位置にある、請求項31に記載の単離されたシリアルストラドマー。
【請求項33】
2つ以上のコアストラドマー単位と結合したコア部分を含むコアストラドマーであって、前記2つ以上のコアストラドマー単位が各々少なくとも1つのFcドメインを含み、前記コアストラドマー単位が各々独立して、
(a)会合した2つのFc断片単量体を含むFc断片であって、前記Fc断片単量体が各々Fcドメイン単量体を含み、前記2つのFc断片単量体の会合によってFcドメインが形成される、Fc断片と、
(b)会合した2つのFc部分断片単量体を含むFc部分断片であって、前記Fc部分断片単量体が各々Fcドメイン単量体を含み、前記2つのFc部分断片単量体の会合によってFcドメインが形成される、Fc部分断片と、
(c)会合した2つのFcドメイン単量体を含むFcドメインであって、前記2つのFcドメイン単量体の会合によってFcドメインが形成される、Fcドメインと、
(d)会合した2つ以上のストラドマー単量体を含むシリアルストラドマーであって、前記ストラドマー単量体が各々2つ以上のFcドメイン単量体を含み、前記2つ以上のストラドマー単量体の会合によって2つ以上のFcドメインが形成される、シリアルストラドマーと、
(e)2つ以上の多量体化クラスターストラドマー単位を含むクラスターストラドマーであって、前記クラスターストラドマー単位が各々、多量体化用領域と少なくとも1つのFcドメインとを含み、前記クラスターストラドマー単位が各々、会合した2つのクラスターストラドマー単位単量体を含み、前記クラスターストラドマー単位単量体が各々、多量体化用領域単量体と少なくとも1つのFcドメイン単量体とを含み、前記2つのクラスターストラドマー単位単量体の会合によって多量体化用領域と少なくとも1つのFcドメインとが形成され、前記2つ以上のクラスターストラドマー単位の前記多量体化用領域が多量体化して前記クラスターストラドマーが形成される、クラスターストラドマーと、からなる群から選択され、
前記コアストラドマーが、前記2つ以上のコアストラドマー単位のうちの1つを介して第1のFcγ受容体と特異的に結合し、前記2つ以上のコアストラドマー単位のうちの別の1つを介して第2のFcγ受容体と特異的に結合する、コアストラドマー。
【請求項34】
前記コア部分が、免疫グロブリンJ鎖、アルブミン、リポソーム、ビーズ、ペプチド、ポリエチレングリコールからなる群から選択される、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項35】
前記2つ以上のコアストラドマー単位が各々独立してFc断片である、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項36】
前記2つ以上のコアストラドマー単位が各々独立してシリアルストラドマーである、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項37】
前記コアストラドマーが2つのコアストラドマー単位を含み、前記2つのコアストラドマー単位の各々が各々独立してシリアルストラドマーであり、前記シリアルストラドマーが会合した2つのストラドマー単量体を含み、前記ストラドマー単量体がともに2つのFcドメイン単量体を含み、前記2つのストラドマー単量体の会合によって2つのFcドメインが形成される、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項38】
前記2つ以上のコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項39】
前記2つ以上の2つのコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項40】
前記2つ以上の2つのコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項41】
前記2つ以上の2つのコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項42】
前記2つ以上の2つのコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項43】
前記2つ以上の2つのコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインが各々独立して、IgG3のヒンジと、IgG3のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項44】
前記2つ以上の2つのコアストラドマー単位の前記複数のFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項45】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々独立して、Fcγ受容体I、Fcγ受容体II、Fcγ受容体IIIまたはFcγ受容体IVである、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項46】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々Fcγ受容体IIIaである、請求項33に記載のコアストラドマー。
【請求項47】
2つ以上の多量体化クラスターストラドマー単位を含むクラスターストラドマーであって、前記クラスターストラドマー単位が各々、多量体化用領域と少なくとも1つのFcドメインとを含み、前記クラスターストラドマー単位が各々、会合した2つのクラスターストラドマー単位単量体を含み、前記クラスターストラドマー単位単量体が各々、多量体化用領域単量体と少なくとも1つのFcドメイン単量体とを含み、前記2つのクラスターストラドマー単位単量体の会合によって多量体化用領域と少なくとも1つのFcドメインとが形成され、前記2つ以上のクラスターストラドマー単位の前記多量体化用領域が多量体化して前記クラスターストラドマーが形成され、前記クラスターストラドマーが、第1のFcドメインを介して第1のFcγ受容体と特異的に結合し、第2のFcドメインを介して第2のFcγ受容体と特異的に結合する、クラスターストラドマー。
【請求項48】
前記多量体化用領域が、IgG2のヒンジ、IgEのCH2ドメイン、ロイシン、イソロイシンジッパー、およびジンクフィンガーからなる群から選択される、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項49】
2つの多量体化クラスターストラドマー単位を含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項50】
3つの多量体化クラスターストラドマー単位を含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項51】
4つの多量体化クラスターストラドマー単位を含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項52】
5つの多量体化クラスターストラドマー単位を含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項53】
前記Fcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項54】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項55】
前記Fcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項56】
前記Fcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項57】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG3のヒンジと、IgG3のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項58】
前記Fcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項59】
前記Fcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項60】
前記クラスターストラドマー単位のうちの少なくとも1つが2つ以上のFcドメインを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項61】
前記クラスターストラドマー単位が各々2つ以上のFcドメインを含む、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項62】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々独立して、Fcγ受容体I、Fcγ受容体II、Fcγ受容体IIIまたはFcγ受容体IVである、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項63】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々Fcγ受容体IIIaである、請求項47に記載のクラスターストラドマー。
【請求項64】
会合した2つ以上のストラドマー単量体とFabドメインとを含むストラドボディであって、前記ストラドマー単量体が各々Fab断片の重鎖と2つ以上のFcドメイン単量体とを含み、前記Fab断片の重鎖が前記2つ以上のFcドメイン単量体に対してアミノ末端またはカルボキシ末端の位置にあり、前記2つ以上のストラドマー単量体の会合によって2つ以上のFcドメインが形成され、Fab断片の軽鎖が独立して各ストラドマー単量体の前記Fab断片の重鎖と会合し、前記Fabドメインが抗原結合活性を有し、前記ストラドボディが前記2つ以上のFcドメインのうちの1つを介して第1のFcγ受容体と特異的に結合し、前記2つ以上のFcドメインのうちの別の1つを介して第2のFcγ受容体と特異的に結合する、ストラドボディ。
【請求項65】
前記2つ以上のストラドマー単量体が、共有結合、ジスルフィド結合または化学的架橋によって会合している、請求項64に記載のストラドボディ。
【請求項66】
前記ストラドマー単量体が各々免疫グロブリンのヒンジ単量体をさらに含み、前記免疫グロブリンのヒンジ単量体が前記Fab断片の重鎖と前記2つのFcドメイン単量体との間の位置にある、請求項64に記載のストラドボディ。
【請求項67】
前記ストラドボディが会合した2つのストラドマー単量体を含み、前記ストラドマー単量体が各々Fab断片の重鎖と2つのFcドメイン単量体とを含み、前記2つのストラドマー単量体の会合によって2つのFcドメインが形成される、請求項64に記載のストラドボディ。
【請求項68】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項69】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH2ドメインと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項70】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgGのヒンジと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項71】
前記Fcの2つのドメインが各々独立して、IgGのヒンジと、IgGのCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項72】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項73】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインまたはIgG3のCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項74】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG1のCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項75】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG3のヒンジと、IgG3のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項76】
前記2つのFcドメインが各々独立して、IgG1のヒンジと、IgG1のCH2ドメインと、IgG3のCH3ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項77】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインまたはIgG3のCH2ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項78】
前記2つのFcドメインのうちの少なくとも1つが、IgG1のヒンジまたはIgG3のヒンジと、IgG1のCH2ドメインとを含む、請求項67に記載のストラドボディ。
【請求項79】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々独立して、Fcγ受容体I、Fcγ受容体II、Fcγ受容体IIIまたはFcγ受容体IVである、請求項64に記載のストラドボディ。
【請求項80】
前記第1および第2のFcγ受容体が各々Fcγ受容体IIIaである、請求項64に記載のストラドボディ。
【請求項81】
被検体における免疫応答を変化させる方法であって、それを必要とする被検体に、治療有効量の請求項1に記載のシリアルストラドマーとキャリアまたは希釈剤とを含む医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項82】
被検体における免疫応答を変化させる方法であって、それを必要とする被検体に、治療有効量の請求項33に記載のコアストラドマーとキャリアまたは希釈剤とを含む医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項83】
被検体における免疫応答を変化させる方法であって、それを必要とする被検体に、治療有効量の請求項47に記載のクラスターストラドマーとキャリアまたは希釈剤とを含む医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項84】
被検体における免疫応答を変化させる方法であって、それを必要とする被検体に、治療有効量の請求項64に記載のストラドボディとキャリアまたは希釈剤とを含む医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項85】
前記医薬組成物が、治療有効量のシリアルストラドマーの不均一混合物とキャリアまたは希釈剤とを含む、請求項81に記載の方法。
【請求項86】
前記医薬組成物が、治療有効量のコアストラドマーの不均一混合物とキャリアまたは希釈剤とを含む、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
前記医薬組成物が、治療有効量のクラスターストラドマーの不均一混合物とキャリアまたは希釈剤とを含む、請求項83に記載の方法。
【請求項88】
前記医薬組成物が、治療有効量のストラドボディの不均一混合物とキャリアまたは希釈剤とを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項89】
免疫系の細胞における抗体の比活性をスクリーニングする方法であって、
(a)前記免疫系の細胞の同種の個体群を候補抗体と接触させることと、
(b)(a)の細胞の前記個体群の活性を測定することと、
(c)(a)と同じ細胞型の細胞の同種の個体群を請求項1に記載のシリアルストラドマーと接触させることと、
(d)(c)の細胞の前記個体群の活性を測定することと、
(e)(b)で測定した前記活性と(d)で測定した前記活性とを比較することとを含み、これによって前記免疫系の細胞における抗体の比活性をスクリーニングする、方法。
【請求項90】
前記候補抗体と前記シリアルストラドマーが、同一の種かつ同一のアイソタイプのものである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
(e)における前記比較が、(d)で測定した活性と(b)で測定した前記活性との比である、請求項89に記載の方法。
【請求項92】
単球由来細胞(MDC)の活性を阻害する方法であって、Fc試薬が結合した支持体を含む組成物を前記細胞と接触させることを含む、方法。
【請求項93】
前記接触が、in vitro、in vivoまたはex vivoである、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記細胞が動物でのものである、請求項92に記載の方法。
【請求項95】
前記動物が、単球由来細胞介在性症状(MDCMC)に羅患しているまたはこれを発症するリスクのあるものである、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記細胞が樹状細胞である、請求項92〜95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項97】
前記細胞がマクロファージまたは単球である、請求項92〜95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
前記細胞が破骨細胞である、請求項92〜95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項99】
動物に、Fc試薬が結合した支持体を含む組成物を投与することを含む治療方法であって、前記動物が、単球由来細胞介在性症状(MDCMC)に羅患しているまたはこれを発症するリスクのあるものである、方法。
【請求項100】
前記動物がヒトである、請求項94または99に記載の方法。
【請求項101】
前記Fc試薬がヒトFc断片の機能的部分を含む、請求項92〜100のいずれか一項に記載の方法。
【請求項102】
前記ヒトFc断片がIgG1のFc断片である、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記ヒトFc断片がIgG3のFc断片である、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
前記ヒトFc断片がIgG2またはIgG4のFc断片である、請求項101に記載の方法。
【請求項105】
前記Fc試薬がIgG分子を含む、請求項92〜104のいずれか一項に記載の方法。
【請求項106】
Fc試薬が、非ヒトFc断片の機能的部分を含む、請求項92〜100のいずれか一項に記載の方法。
【請求項107】
前記支持体が合成ポリマーを含む、請求項92〜106のいずれか一項に記載の方法。
【請求項108】
前記合成ポリマーが、ナイロン、テフロン(登録商標)、ダクロン、ポリ塩化ビニル、PEU(ポリ(エステルウレタン))、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、およびPMMA(メタクリル酸メチル)からなる群から選択される、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
前記支持体が金属または金属合金を含む、請求項92〜107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
前記金属または金属合金が、ステンレス鋼、白金、イリジウム、チタン、タンタル、ニッケル−チタン合金、およびコバルト−クロム合金からなる群から選択される、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記支持体が、動物組織または動物組織製品を含む、請求項92〜110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項112】
前記動物組織が組織または臓器移植片である、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記動物組織が骨(骨化骨など)または軟骨である、請求項111または112に記載の方法。
【請求項114】
前記支持体がタンパク質を含む、請求項92〜113のいずれか一項に記載の方法。
【請求項115】
前記支持体がコラーゲンを含む、請求項92〜114のいずれか一項に記載の方法。
【請求項116】
前記支持体がケラチンを含む、請求項92〜115のいずれか一項に記載の方法。
【請求項117】
前記支持体が組織マトリックスである、請求項92〜116のいずれか一項に記載の方法。
【請求項118】
前記組織マトリックスが無細胞組織マトリックスである、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記支持体が動物細胞(たとえば、線維芽細胞、間葉系幹細胞などの組織修復細胞)を含む、請求項92〜118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項120】
前記支持体が植毛プラグである、請求項92〜119のいずれか一項に記載の方法。
【請求項121】
前記支持体が多糖を含む、請求項92〜120のいずれか一項に記載の方法。
【請求項122】
前記支持体がアガロースを含む、請求項92〜121のいずれか一項に記載の方法。
【請求項123】
前記支持体が塩を含む、請求項92〜122のいずれか一項に記載の方法。
【請求項124】
前記支持体が硫酸カルシウムを含む、請求項92〜123のいずれか一項に記載の方法。
【請求項125】
前記支持体がゲルまたはクリームを含む、請求項92〜124のいずれか一項に記載の方法。
【請求項126】
前記支持体がシリコンを含む、請求項92〜125のいずれか一項に記載の方法。
【請求項127】
前記支持体がサイラスティックを含む、請求項92〜126のいずれか一項に記載の方法。
【請求項128】
前記支持体が天然繊維を含む、請求項92〜127のいずれか一項に記載の方法。
【請求項129】
前記天然繊維が絹、綿または羊毛を含む、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記支持体が植込み型の医療器具である、請求項92〜129のいずれか一項に記載の方法。
【請求項131】
前記支持体が、ステント(たとえば、冠動脈ステントなどの血管ステント;気管内ステントまたは経鼻ステントなどの気道ステント;胆管ステントまたは膵管ステントなどの消化管ステント;尿管ステントなどの尿道ステント)である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項132】
前記支持体が、外科用縫合糸(たとえば、絹縫合糸、腸線縫合糸、ナイロン、プラスチックまたは金属縫合糸または止血鉗子(動脈瘤クリップなど))である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項133】
前記支持体が、人工股、人工股関節、人工膝、人工膝関節、人工肩、人工肩関節、人工指関節または足趾関節、骨接合板、骨釘、骨癒合不全用インプラント、椎間板インプラント、骨セメントまたは骨セメントスペーサである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項134】
前記支持体が動静脈シャントである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項135】
前記支持体が植込み型リードである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項136】
前記支持体が、ペースメーカー、人工心臓、心臓補助装置、人工内耳、植込み型除細動器、脊髄神経刺激装置、中枢神経系刺激装置、および末梢神経移植片からなる群から選択される、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項137】
前記支持体が義歯または歯冠である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
前記支持体が大血管血栓フィルタ装置またはケージである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項139】
前記支持体が経皮装置である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項140】
前記支持体が皮膚パッチまたは粘膜下パッチである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項141】
前記支持体が植込み型薬剤送達装置である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項142】
前記支持体が大血管グラフトであり、前記血管が、たとえば、頸動脈、大腿動脈または大動脈である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項143】
前記支持体が皮下インプラントである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項144】
前記支持体が、角膜移植片、眼内レンズまたはコンタクトレンズである、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項145】
前記支持体が、シート、ビーズ、メッシュ、粉末粒子、撚糸、ビーズまたは繊維である、請求項92〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項146】
前記支持体が、固体、半固体またはゼラチン状の物質を含む、請求項92〜145のいずれか一項に記載の方法。
【請求項147】
前記支持体が脂溶性脂質を含む、請求項92〜146のいずれか一項に記載の方法。
【請求項148】
前記支持体がリポソームを含む、請求項92〜147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項149】
前記MDCMCが、炎症状態、自己免疫疾患、癌、骨密度障害、急性感染症または慢性感染症である、請求項95〜148のいずれか一項に記載の方法。
【請求項150】
前記MDCMCが血液免疫学的プロセスである、請求項95〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項151】
前記MDCMCが、特発性血小板減少性紫斑病、同種免疫性/自己免疫性血小板減少症、後天性免疫性血小板減少症、自己免疫性好中球減少症、自己免疫性溶血性貧血、パルボウイルスB19関連赤血球形成不全、後天性抗第VIII因子自己免疫疾患、後天性フォンウィルブランド病、多発性骨髄腫および意義不明の単クローン性高ガンマグロブリン血症、敗血症、再生不良性貧血、赤芽球痺、ダイアモンド・ブラックファン貧血、新生児溶血性疾患、免疫介在性好中球減少症、血小板輸血不応状態、新生児輸血後紫斑病、溶血性尿毒症症候群、全身性血管炎、血栓性血小板減少性紫斑病、またはエバンス症候群である、請求項95〜150のいずれか一項に記載の方法。
【請求項152】
前記MDCMCが神経免疫学的プロセスである、請求項95〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項153】
前記MDCMCが、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、IgM−M蛋白血症を伴う脱髄性ニューロパチー、ランバート・イートン症候群、重症筋無力症、多巣性運動ニューロパチー、抗GM1抗体を伴う下位運動ニューロン症候群、脱髄、多発性硬化症および視神経炎、全身硬直症候群、抗Yo抗体陽性傍腫瘍性小脳変性症、腫瘍随伴脳脊髄症、抗Hu抗体陽性感覚性ニューロパチー、癲癇、脳炎、脊髄炎、特にヒトT細胞性白血病ウイルス1型関連の脊髄症、自己免疫性糖尿病性ニューロパチーまたは急性特発性自律神経ニューロパチーである、請求項95〜149および152のいずれか一項に記載の方法。
【請求項154】
前記MDCMCがリウマチ性疾患プロセスである、請求項94〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項155】
前記MDCMCが、川崎病、関節リウマチ、フェルティ症候群、ANCA陽性血管炎、特発性多発性筋炎、皮膚筋炎、抗リン脂質症候群、再発性自然流産、全身性紅斑性狼瘡、若年性特発性関節炎、レイノー病、CREST症候群またはブドウ膜炎である、請求項95〜149および154のいずれか一項に記載の方法。
【請求項156】
前記MDCMCが皮膚免疫学的疾患プロセスである、請求項95〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項157】
前記MDCMCが、中毒性表皮壊死融解症、脱疽、肉芽腫、尋常性天疱瘡、水疱性類天疱瘡、落葉状天疱瘡を含む自己免疫性で皮膚水疱を呈する疾患、尋常性白斑、連鎖球菌毒素ショック症候群、強皮症、びまん性皮膚硬化型強皮症および限局皮膚硬化型強皮症を含む全身性強皮症、アトピー性皮膚炎またはステロイド依存性アトピー性皮膚炎である、請求項95〜149および156のいずれか一項に記載の方法。
【請求項158】
前記MDCMCが筋骨格免疫学的疾患プロセスである、請求項95〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項159】
前記MDCMCが、封入体筋炎、壊疽性筋膜炎、炎症性ミオパチー、筋炎、抗デコリン(BJ抗原)ミオパチー、傍腫瘍性壊死性ミオパチー、X連鎖性空胞性ミオパチー、ペナシラミン誘導多発性筋炎、アテローム性動脈硬化症、冠動脈疾患または心筋症である、請求項95〜149および158のいずれか一項に記載の方法。
【請求項160】
前記MDCMCが胃腸免疫学的疾患プロセスである、請求項95〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項161】
前記MDCMCが、悪性貧血、自己免疫性慢性活動性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、セリアック病、疱疹状皮膚炎、原因不明肝硬変、反応性関節炎、クローン病、ホイップル病、潰瘍性大腸炎または硬化性胆管炎である、請求項95〜149および160のいずれか一項に記載の方法。
【請求項162】
前記MDCMCが、移植片対宿主病、抗体による移植片拒絶、骨髄移植後拒絶、感染症後の炎症、リンパ腫、白血病、腫瘍症、喘息、抗β細胞抗体の存在する1型糖尿病、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、アジソン病、フォークト・小柳・原田症候群、膜性増殖性糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、グレーブス病、橋本甲状腺炎、ウェゲナー肉芽腫症、顕微鏡的多発動脈炎、チャーグ・ストラウス症候群、結節性多発動脈炎または多臓器不全である、請求項95〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項163】
前記癌が、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨原性肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、滑膜腫、中皮腫、ユーイング腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、結腸癌腫、膵臓癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌、乳頭状腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性肺癌、腎細胞癌、肝細胞癌、胆管癌、絨毛癌、精上皮腫、胚性癌、ウィルムス腫瘍、子宮頸癌、精巣腫瘍、肺癌腫、小細胞肺癌腫、膀胱癌腫、上皮癌、神経膠腫、星状細胞腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫、松果体腫、血管芽細胞腫、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、ワルデンストローム・マクログロブリン血症、骨髄異形成疾患、重鎖病、神経内分泌腫瘍、および神経鞘腫からなる群から選択される、請求項149に記載の方法。
【請求項164】
前記骨密度障害が、骨粗鬆症、骨減少症、大理石骨病、特発性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症、神経性無食欲症、未治癒の骨折、閉経後骨粗鬆症、ビタミンD欠乏症または過剰症、原発性副甲状腺機能亢進症または続発性副甲状腺機能亢進症、甲状腺疾患またはビスホスホネート製剤による毒性からなる群から選択される、請求項149に記載の方法。
【請求項165】
前記急性感染症が、カンジダ症、カンジダ血症、アスペルギルス症を含む真菌性疾患;メチシリン耐性黄色ブドウ球菌を含むブドウ球菌や連鎖球菌による皮膚および中咽頭の症状およびグラム陰性敗血症を含む細菌性疾患;結核を含むマイコバクテリア感染;単核球症、RSウイルス感染および帯状疱疹を含むウイルス感染;マラリア、住血吸虫症およびトリパノソーマ症を含む寄生虫感染からなる群から選択される、請求項149に記載の方法。
【請求項166】
前記慢性感染症が、爪真菌症を含む真菌性疾患;ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)を含む細菌性疾患;結核を含むマイコバクテリア感染;エプスタイン・バーウイルス、ヒトパピローマウイルスおよび単純ヘルペスウイルスを含むウイルス感染;マラリアおよび住血吸虫症を含む寄生虫感染から選択される、請求項149に記載の方法。
【請求項167】
前記MDCMCが前記支持体によって引き起こされる、請求項95または99に記載の方法。
【請求項168】
植込み型または貼り付け可能な医療器具と、これに結合されたFc試薬とを含む、組成物。
【請求項169】
植込み型のまたは貼り付け可能な医療器具とFc試薬とを含む、キット。
【請求項170】
好適な容器をさらに含む、請求項169に記載のキット。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図11A−C】
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【図12A−B】
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【図13A−B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22A】
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【図22B】
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【図22C】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24A】
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【図24B】
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【図24C】
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【図24D】
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【図24E】
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【図24F】
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【図24G】
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【図24H】
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【図24I】
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【図24J】
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【図24K】
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【図25】
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【公表番号】特表2010−529043(P2010−529043A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510541(P2010−510541)
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/065428
【国際公開番号】WO2008/151088
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(510043043)ユニバーシティー オブ メリーランド,ボルティモア (2)
【出願人】(510089111)グリックニック インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】