説明

免疫調節組成物、その製造方法および使用方法

本発明は、カチオン性縮合剤、免疫調節化合物および安定剤を含む新しい免疫調節組成物に関する。本発明の組成物は一般に粒子を形成し、本発明の組成物に配合されない免疫調節化合物と比較してより高い免疫調節活性をもつ。該組成物の製造方法および該組成物の治療への使用方法もまた提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫調節粒子を含む免疫調節組成物であって、該粒子状組成物はカチオン性縮合剤; ヌクレオチド配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物; およびノニオン性洗剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記免疫調節組成物。
【請求項2】
前記カチオン性縮合剤がポリミキシン、シルクリン、オクタペプチンおよびアムホテリシンからなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記カチオン性縮合剤がポリミキシンである、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記カチオン性縮合剤がポリミキシンBである、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記ノニオン性洗剤がポリオキシエチレンソルビタン洗剤である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記ポリオキシエチレンソルビタン洗剤がトリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記粒子状組成物が、さらに脂肪酸と混合することによって調製される、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記脂肪酸がオレイン酸の塩である、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
免疫調節粒子の水性懸濁液を含む医薬組成物であって、該粒子はカチオン性縮合剤; 配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物; およびノニオン性洗剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記医薬組成物。
【請求項10】
前記カチオン性縮合剤がポリミキシン、シルクリン、オクタペプチンおよびアムホテリシンからなる群より選択される、請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
前記カチオン性縮合剤がポリミキシンである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記カチオン性縮合剤がポリミキシンBである、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記ノニオン性洗剤がポリオキシエチレンソルビタン洗剤である、請求項9に記載の組成物。
【請求項14】
前記ポリオキシエチレンソルビタン洗剤がトリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記粒子状組成物が、さらに脂肪酸と混合することによって調製される、請求項9に記載の組成物。
【請求項16】
前記脂肪酸がオレイン酸の塩である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
抗原をさらに含む、請求項9に記載の組成物。
【請求項18】
前記抗原がアレルゲンおよび感染性病原体関連抗原からなる群より選択される、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
(a)配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物(IMC)とノニオン性洗剤とを合わせ、以ってIMC/ノニオン性洗剤混合物を形成するステップ、
(b)カチオン性縮合剤を該IMC/ノニオン性洗剤混合物と合わせるステップ、および
(c)粒子懸濁液を回収するステップ
を含む方法によって調製される粒子懸濁液。
【請求項20】
個体の免疫反応を調節する方法であって、個体の免疫反応を調節するに足る量の免疫調節組成物を該個体に投与するステップを含み、該組成物は粒子状免疫調節組成物を水性懸濁液中に含み、該粒子状免疫調節組成物はカチオン性縮合剤、ヌクレオチド配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物およびノニオン性洗剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記方法。
【請求項21】
免疫調節粒子を含む免疫調節組成物であって、該粒子状組成物はポリミキシン、ヌクレオチド配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物(IMC)およびウシ血清タンパク質以外の安定剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記免疫調節組成物。
【請求項22】
前記安定剤がタンパク質、ノニオン性洗剤、高分子界面活性剤、カチオン性洗剤、アニオン性洗剤および脂肪酸からなる群より選択される、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
前記安定剤がノニオン性洗剤である、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
前記ノニオン性洗剤がポリオキシエチレンソルビタン洗剤である、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記ポリオキシエチレンソルビタン洗剤がトリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである、請求項23に記載の組成物。
【請求項26】
ポリミキシンがポリミキシンBである、請求項21に記載の組成物。
【請求項27】
前記粒子状組成物が、さらに脂肪酸と混合して調製される、請求項21に記載の組成物。
【請求項28】
前記脂肪酸がオレイン酸の塩である、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
前記IMCが、ヌクレオチド配列5’-TCG-3’を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項30】
前記IMCが、ヌクレオチド配列5’-プリン,プリン,C,G,ピリミジン,ピリミジン-3’を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項31】
前記IMCが、少なくとも14個のヌクレオチドを含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項32】
免疫調節粒子の水性懸濁液を含む医薬組成物であって、該粒子はポリミキシン、ヌクレオチド配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物、およびウシ血清タンパク質以外の安定剤を混合することによって調製される前記医薬組成物。
【請求項33】
(a)配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物(IMC)と安定剤とを合わせ、以ってIMC/安定剤混合物を形成するステップ、
(b)ポリミキシンを該IMC/安定剤混合物と合わせるステップ、および
(c)粒子懸濁液を回収するステップ
を含む方法によって調製される粒子懸濁液。
【請求項34】
個体の免疫反応を調節する方法であって、個体の免疫反応を調節するに足る量の免疫調節組成物を該個体に投与するステップを含み、該組成物は粒子状免疫調節組成物を水性懸濁液中に含み、該粒子状免疫調節組成物はポリミキシン、ヌクレオチド配列5’-CG-3’を含む免疫調節化合物および安定剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記方法。
【請求項35】
免疫調節粒子を含む免疫調節組成物であって、該粒子状組成物はカチオン性縮合剤、配列5’-CG-3’を含む免疫調節ポリヌクレオチド、抗原および安定剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記免疫調節組成物。
【請求項36】
抗原と免疫調節粒子の水性懸濁液とを含む医薬組成物であって、該粒子はカチオン性縮合剤、配列5’-CG-3’を含む免疫調節ポリヌクレオチドおよび安定剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記医薬組成物。
【請求項37】
個体の免疫反応を調節する方法であって、個体の免疫反応を調節するに足る量の免疫調節組成物を該個体に投与するステップを含み、該組成物は抗原と粒子状免疫調節組成物とを水性懸濁液中に含み、該粒子状免疫調節組成物はカチオン性縮合剤、ヌクレオチド配列5’-CG-3’を含む免疫調節ポリヌクレオチドおよび安定剤を混合することによって調製されることを特徴とする前記方法。

【公表番号】特表2006−505523(P2006−505523A)
【公表日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−528123(P2004−528123)
【出願日】平成15年8月12日(2003.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2003/025415
【国際公開番号】WO2004/014322
【国際公開日】平成16年2月19日(2004.2.19)
【出願人】(501161136)ダイナバックス テクノロジーズ コーポレイション (13)
【Fターム(参考)】