説明

入力装置、入力方法およびプログラム

【課題】入力装置の有するキーの数が少ない場合でも、ユーザーが、簡単な操作で、所望するWebサイトにアクセスできるなど、簡単操作で機能を選択できるようにする。
【解決手段】操作部33の有するキーのいずれかをユーザーが選択すると、主制御部31は、選択されたキーに、WebサイトのURLを登録する。URLが登録されたキーが操作されると、主制御部31は、続いて、所定時間以内に、ブラウザ起動キーが押下されたか否かを判定し、所定時間以内にブラウザ起動キーが押下されたと判定した場合、そのキーに登録されているWebサイトのURLにアクセスする。一方、所定時間以内にブラウザ起動キーが押下されなかったと判定した場合、主制御部31は、そのキー本来の機能を実行する。これにより、キーの数が少ない場合でも、ユーザーは、簡単な操作で、所望するWebサイトにアクセスできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のキーを有する入力装置、当該入力装置における入力方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末装置を使って、通勤、通学時や、外出先等で、インターネットのWebサイトをアクセスする機会は多い。通常、携帯端末装置を用いて、ユーザーがAというWebサイトに接続するためには、ユーザーは、各サイトのURL(Uniform Resource Locator)が登録されているメニュー画面を起動し、4方向キーを使って、AというサイトのURLを選択して、Webサイトと接続している。
【0003】
しかしながら、4方向キーでサイトのURLを選択するのでは操作性が良くない。また、URLが登録されていない場合、ユーザーは、メニュー画面からURL入力画面を選択し、AというサイトのURLを直接入力してWebサイトに接続する。しかしながら、携帯端末装置では、使用できるキーが少ないため、URLを直接入力する際のキー押下回数が多くなり、ユーザーの負担が大きい。
【0004】
また、特許文献1に記載のリモコンは、URLと所定のキーとを対応付けて記憶する情報元識別子記憶手段を備える。これにより、ユーザーは簡単なキー操作を行うだけで、所望のURLを指定できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−187018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、携帯端末装置ではキーの数が少ないため、効率良くWebサイトにアクセスすることが難しい。また、特許文献1に示されるものでは、例えば短縮キーを押下した後にURLが記憶されたテンキーを押下して、所望のWebサイトにアクセスしている。この場合には、短縮キーを新たに追加する必要がある。また、特許文献1では、URLと対応付けられるキーがテンキーに制限されている。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決することのできるキー入力装置、キー入力方法、及びキー入力プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による入力装置は、複数のキーを有する操作手段と、前記複数のキーのうちの任意のキーに、当該キーに予め割り付けられている機能である当該キー本来の機能とは異なる機能を登録するキー登録手段と、前記キーと前記登録された機能とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記機能を登録されたキーが操作された場合、続いて特定のキーが操作されたか否かを判定し、判定結果に応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える機能判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一態様による入力方法は、複数のキーを有する入力装置の入力方法であって、前記複数のキーのうちの任意のキーに、当該キーに予め割り付けられている機能である当該キー本来のキーの機能とは異なる機能を登録する登録ステップと、前記キーと前記登録された機能とを対応付けて記憶する記憶ステップと、前記機能を登録されたキーが操作された場合、続いて特定のキーが操作されたか否かを判定し、判定結果に応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える機能切替ステップと、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様によるプログラムは複数のキーを有する入力装置としてのコンピュータに、前記複数のキーのうちの任意のキーに、当該キーに予め割り付けられている機能である当該キー本来のキーの機能とは異なる機能を登録する登録ステップと、前記キーと前記登録された機能とを対応付けて記憶する記憶ステップと、前記機能を登録されたキーが操作された場合、続いて特定のキーが操作されたか否かを判定し、判定結果に応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える機能切替ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、入力装置の有するキーの数が少ない場合でも、ユーザーは、簡単な操作で、所望するWebサイトにアクセスできるなど、簡単な操作で機能を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態における携帯端末装置1の外形の概略を示す外形図である。
【図2】同実施形態における携帯端末装置1の概略構成を示す構成図である。
【図3】同実施形態において登録テーブルに格納されるデータの例を示す説明図である。
【図4】同実施形態において、任意のキーにWebサイトを登録する際の、携帯端末装置1の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】同実施形態において、Webサイトにアクセスする際の、携帯端末装置1の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
なお、以下では、携帯端末装置、特に携帯電話機に本発明を適用した場合の例について説明するが、本発明の適用範囲はこれに限らない。本発明は、ゲーム機など、複数のキーを有する様々な入力装置に適用可能である。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態における携帯端末装置1の外形の概略を示す外形図である。図1(A)は、携帯端末装置1を折り畳んだ際に内側となる部分における各部の配置を示し、図1(B)は、外側となる各部における配置を示す。
【0015】
図1(A)に示すように、携帯端末装置1の下側筐体2の下端には、マイクロホン11が配置される。また、携帯端末装置1の上側筐体3の上端には、スピーカ12が配置される。マイクロホン11及びスピーカ12は、例えば、音声通話時における送受話に用いられる。
【0016】
また、携帯端末装置1の上側筐体3には、表示部13の表示画面が配置される。表示部13は、例えば液晶ディスプレイの表示画面を有する。表示部13には、各種の文字や画像が表示される。例えば、電話利用時には、表示部13に、着信相手や送信相手の電話番号や住所録が表示される。また、インターネット利用時には、表示部13に、インターネットのWebページが表示される。また、メール利用時には、表示部13に、送受信メールが表示される。また、カメラ撮影時には、表示部13がビューファインダとして用いられる他、撮影したカメラ画像が表示部13に表示される。また、GPSナビゲーション機能使用時には、表示部13に、地図が表示される。また、テレビジョン受信時には、表示部13に、受信したテレビジョン放送の画像が表示される。
【0017】
携帯端末装置1の下側筐体2には、テンキー(*キーや#キーを含む)21、発信キー及び終了キー22a及び22b、ブラウザ起動キー23、メールキー24、アドレス帳キー25、カメラキー26、決定キー27、4方向キー28等が配置される。
【0018】
携帯端末装置1の外側には、図1(B)に示すように、カメラ部18の撮像用レンズが配置される。カメラ部18は、風景等を撮影するのに利用される他、バーコード(一次元バーコード、二次元バーコード(QRコード))の読み取り等に利用される。
【0019】
図2は、携帯端末装置1の概略構成を示す構成図である。図2において、携帯端末装置1は、マイクロホン11と、スピーカ12と、表示部13と、カメラ部18と、主制御部(キー登録手段、機能判定手段、タイマー手段)31と、メモリ(記憶手段)32と、操作部(操作手段)33と、無線通信部35と、音声処理部36と、テレビジョン受信部40とを具備する。
【0020】
主制御部31は、携帯端末装置1の各部の制御を行う。主制御部31は、例えば、携帯端末装置1の具備するCPU(Central Processing Unit)が、メモリ32からプログラムを読み出して実行することにより実現される。メモリ32は、CPUが読み出して実行するプログラムや、各種データを記憶する。更に、メモリ32は、キーと、そのキーに対応するWebサイトのURLとの登録テーブルを記憶する。登録テーブルの説明については、図3を用いて後述する。
【0021】
操作部33は、ユーザーからの入力操作が行われる。操作部33には、図1に示した、テンキー21、発信キー及び終了キー22a及び22b、ブラウザ起動キー23、メールキー24、アドレス帳キー25、カメラキー26、決定キー27、4方向キー28等が含まれる。表示部13は、上述したように、例えば液晶ディスプレイの表示画面を有し、各種の文字や画像を表示する。
【0022】
無線通信部35は、例えば、携帯電話通信網(電気通信事業者が携帯電話用に提供する通信ネットワーク)の基地局との間で、電波の送受信を行う。本発明は、無線通信部35の通信方式に依存せず、無線通信部35の通信方式としては、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(Global System for Mobile Communication)、CDMA(Code Division Multiple アクセス)、WCDMA(Wideband CDMA)等、様々な方式を用いることができる。
【0023】
マイクロホン11及びスピーカ12は、上述したように、例えば、音声通話時に、送受話を行うために用いられる。音声処理部36は、入力音声信号や出力音声信号の処理を行う。
カメラ部18は、カメラ撮影を行う。カメラ部18には、上述した撮像用レンズ等の光学系と、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサとが含まれる。
テレビジョン受信部40は、ワンセグテレビジョン放送の受信を行う。GPS機能部41は、複数の衛星からの電波を受信して、携帯端末装置1の現在地を測位する。
【0024】
次に、携帯端末装置1におけるキー入力操作について説明する。上述したように、携帯端末装置1には、操作部33のテンキー21、発信キー及び終了キー22a及び22b、ブラウザ起動キー23、メールキー24、アドレス帳キー25、カメラキー26、決定キー27、4方向キー28等が配置されている。そして、ユーザーは、これらのキーのうち任意のキーを選択し、選択したキーに、WebサイトのURLを登録することができる。キーにWebサイトのURLを登録するユーザー操作が行われると、当該ユーザ操作に基づいて、キーとURLとの対応関係を示す登録テーブルがメモリ32に記憶される。
【0025】
図3は、登録テーブルに格納されるデータの例を示す説明図である。同図の例では、テンキー21のうちのキー「1」にWebサイトのURL"http://aaa.com"が登録され、アドレス帳キー25にWebサイトのURL"http://bbb.com"が登録され、カメラキー26にWebサイトのURL"http://ccc.com"が登録されている。
【0026】
このように、キーにWebサイトのURLが登録された状態で、URLを登録されたキーが押下されると、主制御部31は、続いて所定時間(例えば3秒)以内に、特定のキーが押下されたか否かを判定する。
所定時間以内に特定のキーが押下されたと判定した場合、主制御部31が無線通信部35を制御して、押下されたキーに登録されているWebサイトのURLにアクセスする。一方、所定時間以内に特定のキーが押下されなかったと判定した場合、主制御部31は、押下されたキーに予め割り付けられている機能(以下、「キー本来の機能」と称する)を実行する。
特定のキーとしては、例えば、ブラウザ起動キー23が用いられる。
【0027】
例えば、各キーに対応して、図3に示すURLが登録されている場合、ユーザーが、テンキーのキー「1」を押下し、さらに、所定時間以内にブラウザ起動キー23を押下すると、主制御部31は、ブラウザ起動して表示部13にブラウザ画面を表示させる。また、主制御部31は、無線通信部35を制御して、URL"http://aaa.com"のウェブページにアクセスし、表示部13にウェブページを表示させる。
一方、ユーザーが、所定時間以内にブラウザ起動キー23を押下しなければ、この入力は、通常のテンキーの「1」の入力として扱われる。
【0028】
また、ユーザーがアドレス帳キー25を押下し、さらに、所定時間以内にブラウザ起動キー23を押下すると、主制御部31は、ブラウザ起動して表示部13にブラウザ画面を表示させる。また、主制御部31は、無線通信部35を制御して、URL"http://bbb.com"のウェブページにアクセスし、表示部13にウェブページを表示させる。
一方、ユーザーが、所定時間以内にブラウザ起動キー23を押下しなければ、この入力は、アドレス帳キー25の入力として扱われ、主制御部31は、表示部13に、アドレス帳を表示させる。
【0029】
また、ユーザーがカメラキー26を押下し、さらに、所定時間以内に、ブラウザ起動キー23を押下すると、主制御部31は、ブラウザ起動して表示部13にブラウザ画面を表示させる。また、主制御部31は、無線通信部35を制御して、URL"http://ccc.com"のウェブページにアクセスし、表示部13にウェブページを表示させる。
一方、ユーザーが、所定時間以内にブラウザ起動キー23を押下しなければ、この入力は、カメラキー26の入力として扱われ、主制御部31は、カメラ部18を起動して、表示部13にファインダー画像を表示させる。
【0030】
このように、携帯端末装置1では、ユーザーは、操作部33の任意のキーに、WebサイトのURLを登録することができる。また、携帯端末装置1は、所定時間以内に、ブラウザ起動キー23が押下されたか否かにより、登録された所望のWebサイトに簡単にアクセスする機能と、押下されたキー本来の機能とを切り替え手実行する。このため、携帯端末装置1の具備するキーの数が少なくとも、ユーザーは、簡単な操作で、所望のWebサイトに簡単にアクセスできる。また、所定時間以内に押下される特定キーとしては、操作部33に予め含まれているキー、例えばブラウザ起動キー23が用いられており、携帯端末装置1に新たなキーを配置する必要はない。
【0031】
次に、図4および図5を参照して、携帯端末装置1の動作について説明する。
図4は、任意のキーにWebサイトを登録する際の、携帯端末装置1の処理手順を示すフローチャートである。携帯端末装置1は、電源をONされた状態、かつ、通話着信処理等の割込処理を行っていない状態において、同図の処理を繰り返す。
図4において、主制御部31は、ユーザーによってキー割り付け設定機能が選択されたか否かを判定する(ステップS11)。
キー割り付け設定メニューが起動されたと判定した場合(ステップS11:YES)、操作部33が、ユーザによるキー選択(キーの押下)を受け付け、選択されたキーを示す情報を主制御部31に出力する(ステップS12)。
また、主制御部31は、選択されたキーに対応付けるURLを取得する(ステップS13)。例えば、主制御部31は、表示部13がウェブページを表示している場合は、当該ウェブページのURLを、選択されたキーに対応付けるURLとして取得する。一方、表示部13がウェブページを表示していない場合は、操作部33が、キー押下によるURLの入力を受付、主制御部31は、入力されたURLを、選択されたキーに対応付けるURLとして取得する。
そして、主制御部31は、選択されたキーと取得したURLとを対応付けて、メモリ32に書き込む(ステップS14)。その後、同図の処理を終了する。
一方、ステップS11で、キー割り付け設定機能が選択されていないと判定した場合(ステップS11:NO)、携帯端末装置1は、通常の動作を行う(ステップS15)。その後、同図の処理を終了する。
【0032】
図5は、Webサイトにアクセスする際の、携帯端末装置1の処理手順を示すフローチャートである。携帯端末装置1は、例えば、図4のステップS15において図5の処理を行うなど、電源をONされ、通話着信処理等の割込処理を行っておらず、かつ、図4の処理を行っていない状態において、図5の処理を繰り返す。
図5において、まず、操作部33が、ユーザーのキー押下を受け付けて、押下されたキーを示す情報を主制御部31に出力する(ステップS21)。
主制御部31は押下されたキーに対応付けられたURL(以下、「割り付けURL」と称する)があるか否かを、メモリ32の登録テーブル(図3)を参照して判定する(ステップS22)。
押下されたキーに対応する割り付けURLがあると判定した場合(ステップS22:YES)、主制御部31は、所定の待ち時間経過を測定するためのタイマーをスタートする(ステップS23)。そして、主制御部31は、ブラウザ起動キー23が押下されたか否かを判定する(ステップS24)。
【0033】
一方、ステップS22において、押下されたキーに対応するURLがないと判定した場合(ステップS22:NO)、携帯端末装置1は、通常の動作を行う(ステップS28)。また、ステップS24において、所定時間以内にブラウザ起動キー23が押下されなかったと判定した場合(ステップS24:NO)も、通常の操作を行う(ステップS28)。
【0034】
一方、ステップS24で、ブラウザ起動キー23が押下されたと判定した場合(ステップS24:YES)、主制御部31は、Webブラウザを起動して表示部13にブラウザ画面を表示させる。
そして、主制御部31は、ステップS23でのタイマー起動時から所定時間(例えば3秒)以内にブラウザ起動キー23が押下されたか否かを判定する(ステップS26)。
タイマー起動時から所定時間以内にブラウザ起動キー23が押下されたと判定した場合(ステップS26:YES)、主制御部31は、無線通信部35を制御してステップS22で判定されたURLのウェブページにアクセスし、表示部13にウェブページを表示させる(ステップS27)。
【0035】
一方、ステップS26で、タイマー起動時から所定時間以内にブラウザ起動キー23が押下されていない場合(ステップS26:NO)、主制御部31は、通常のWeb接続(ホームページに設定されているウェブページへのアクセス)を行う(ステップS29)。
【0036】
以上、説明したように、携帯端末装置1は、所定時間以内に、特定のキー、例えばブラウザ起動キー23が押下されたか否かにより、登録された所望のWebサイトに簡単にアクセスする機能と、そのキー本来の機能とを切り替える。これにより、携帯端末装置1の有するキーの数が少なくとも、ユーザーは、簡単な操作で所望のWebサイトにアクセスできるなど、簡単な操作で機能を選択できる。
特に、Webサイトへのアクセスの操作は、URLの入力を伴うなどユーザーの負担の大きい操作であるが、携帯端末装置では、ユーザーは、URLの登録されているキーと、特定のキーとを押下するという簡単な操作で、所望のウェブサイトにアクセスできる。
【0037】
また、制御部31が、URLの登録されているキーが押下されてから、特定のキーが押下されるまでの時間間隔に応じて実行する機能を切り替えるので、携帯端末装置1は、機能の切り替えを実現するための専用のキーを具備する必要がない。
【0038】
なお、上述の例では、任意のキーとURLへのアクセス機能とを対応させて記憶させているが、対応させる機能はこれに限定されるものではない。例えば、携帯端末装置1が、任意のキーとメールアドレスとを対応付けて登録するようにしてもよい。この場合、ユーザーがメールアドレスを登録したキーを押下し、さらに、所定時間以内にメールキー24を押下すると、主制御部31はメーラを起動し、登録したメールアドレスへのメール入力画面を表示部13に表示させる。あるいは、携帯端末装置1が、任意のキーとテレビジョンチャンネルとを対応させて登録するようにしてもよいし、任意のキーと予定表の月日とを対応させて登録するようにしてもよい。
【0039】
なお、携帯端末装置1の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0040】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0041】
1 携帯端末装置
2 下側筐体
3 上側筐体
11 マイクロホン
12 スピーカ
13 表示部
18 カメラ部
21 テンキー
22a 発信キー
22b 終了キー
26 ブラウザ起動キー
24 メールキー
25 アドレス帳キー
26 カメラキー
27 決定キー
28 4方向キー
31 主制御部
32 メモリ
33 操作部
35 無線通信部
36 音声処理部
40 テレビジョン受信部
41 GPS機能部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のキーを有する操作手段と、
前記複数のキーのうちの任意のキーに、当該キーに予め割り付けられている機能である当該キー本来の機能とは異なる機能を登録するキー登録手段と、
前記キーと前記登録された機能とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記機能を登録されたキーが操作された場合、続いて特定のキーが操作されたか否かを判定し、判定結果に応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える機能判定手段と、
を備えることを特徴とする入力装置。
【請求項2】
前記キー登録手段は、前記キー本来の機能とは異なる機能として、所望のWebページにアクセスする機能を登録し、
前記特定のキーは、Webページにアクセスする機能を割り当てられたキーであることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記機能が登録されたキーが操作されてから、前記特定のキーが操作されるまでの時間を計測するタイマー手段を有し、
前記機能判定手段は、前記機能が登録されたキーが操作されてから前記特定のキーが操作されるまでの時間が所定時間以内かどうかに応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入力装置。
【請求項4】
複数のキーを有する入力装置の入力方法であって、
前記複数のキーのうちの任意のキーに、当該キーに予め割り付けられている機能である当該キー本来のキーの機能とは異なる機能を登録する登録ステップと、
前記キーと前記登録された機能とを対応付けて記憶する記憶ステップと、
前記機能を登録されたキーが操作された場合、続いて特定のキーが操作されたか否かを判定し、判定結果に応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える機能切替ステップと、
を備えることを特徴とする入力方法。
【請求項5】
複数のキーを有する入力装置としてのコンピュータに、
前記複数のキーのうちの任意のキーに、当該キーに予め割り付けられている機能である当該キー本来のキーの機能とは異なる機能を登録する登録ステップと、
前記キーと前記登録された機能とを対応付けて記憶する記憶ステップと、
前記機能を登録されたキーが操作された場合、続いて特定のキーが操作されたか否かを判定し、判定結果に応じて、前記キー本来の機能を動作させるか、前記登録された機能を動作させるかを切り替える機能切替ステップと、
を実行させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−194838(P2012−194838A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−58970(P2011−58970)
【出願日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.GSM
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】