説明

入力装置、入力方法およびプログラム

【課題】どのようなアプリケーションであっても、高速な、かつ、正確な入力操作を行う。
【解決手段】ボタンキー110が、押下に基づいた情報を入力し、タッチパネル120が、接触または近接に基づいた情報を入力し、変換部130が、ボタンキー110の入力をタッチパネル120の入力へ変換する。これにより、タッチパネルの操作に基づいた入力しか考慮されていないようなアプリケーションを動作させる場合においても、物理キーを用いた入力操作を行うことが可能となり、キー入力による正確な入力操作が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を入力する入力装置、入力方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末等の情報を入力する入力装置には、ボタンキー等の物理キーのほかに、タッチパネルを用いて実現されるソフトウェアキーが搭載されているものが市場に出回っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このようなソフトウェアキーが搭載された入力装置においては、ディスプレイ上に表示されたボタン等へ触れることで、入力装置に情報を入力することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−092441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、タッチパネルは物理キーとは異なり、平面という構造からソフトウェアキーとして表示されたボタン(以下、ボタンと称する)を押し下げた感覚がないため、その感覚が操作者に伝わらない。このため、タッチパネルを使用してボタンを高速に押して文字入力を行う場合、操作ミスをすることが多い。
【0006】
これを解消するために、タッチパネルと物理キーとの双方を備える入力装置も存在する。このような入力装置では、普段はタッチパネルで入力操作を行い、文字入力のように高速に情報を入力するような場合には物理キーを使用して入力操作を行うことができる。
【0007】
一方、昨今のタッチパネルが搭載された携帯端末では、当該携帯端末の通信機能を使用して様々なタッチパネル用アプリケーションをダウンロードすることができ、携帯端末上でこれを動作させることができる。これにより、操作者は、自分の好みのアプリケーションを追加して使用することができる。
【0008】
ところが、一般的なアプリケーションはタッチパネルを用いた入力に対応しているため、タッチパネルの操作に基づいた入力しか考慮されていない。そのため、このようなアプリケーションを動作させる場合には、物理キーを用いた入力操作を行うことができないという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、上述した課題を解決する入力装置、入力方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の入力装置は、
押下に基づいた情報を入力する第1の入力部と、
接触または近接に基づいた情報を入力する第2の入力部と、
前記第1の入力部の入力を前記第2の入力部の入力へ変換する変換部とを有する。
【0011】
また、本発明の入力方法は、
押下に基づいた情報を入力する第1の入力処理と、
接触または近接に基づいた情報を入力する第2の入力処理と、
前記第1の入力処理での入力を前記第2の入力処理での入力へ変換する処理とを行う。
【0012】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
押下に基づいた情報を入力する第1の入力手順と、
接触または近接に基づいた情報を入力する第2の入力手順と、
前記第1の入力手順での入力を前記第2の入力手順での入力へ変換する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明においては、どのようなアプリケーションであっても、高速な、かつ、正確な入力操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の入力装置の実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した入力装置の外観の一例を示す図である。
【図3】図2に示した入力装置の下部をスライドさせて、下部の筺体を引き出した外観の一例を示す図である。
【図4】図1に示した入力装置の詳細な内部構造を示す図である。
【図5】図4に示したボタンキーの詳細を示す図である。
【図6】図4に示した変換テーブルに記憶されている対応付けの一例を示す図である。
【図7】図4に示した制御部が実行しているアプリケーションの処理に基づいてタッチパネルに表示された画面の一例を示す図である。
【図8】図4に示した形態における入力方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図9】ステップS2にてボタンキーが押下される様子を示す図である。
【図10】「5」のキーが押下された後の、タッチパネルの表示の一例を示す図である。
【図11】図4に示した変換テーブルに対応付けを記憶させる処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図12】ステップS12における、タッチパネルでの表示の一例を示す図である。
【図13】タッチパネルに表示されているソフトウェアキーのうち、「な」の文字への接触があったときの様子を示す図である。
【図14】ステップS14における、タッチパネルでの表示の一例を示す図である。
【図15】ボタンキーのうち、「5」の数字が押下されたときの様子を示す図である。
【図16】図4に示した変換テーブルに記憶されている対応付けの他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の入力装置の実施の一形態を示す図である。
【0017】
本形態における入力装置100には図1に示すように、ボタンキー110と、タッチパネル120と、変換部130とが設けられている。なお、この入力装置100は、携帯電話機、携帯端末、タブレット型やノート型のPC(Personal Computer)、電子書籍端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、メディアプレーヤー、ゲーム機等、タッチパネル機能が具備された装置に適用することが可能である。
【0018】
ボタンキー110は、押下に基づいた情報を入力装置100に入力する第1の入力部であり、物理的に実装されている物理キーである。
【0019】
タッチパネル120は、接触または近接に基づいた情報を入力装置100に入力する第2の入力部である。また、タッチパネル120は、例えば、液晶ディスプレイのような画面を表示する表示部も含む。また、タッチパネル120は、ソフトウェアキーを表示し、表示されたソフトウェアキーへの接触または近接に基づいた情報を入力装置100に入力する。つまり、タッチパネル120は、接触または近接された位置(座標)を入力装置100に入力する。
【0020】
なお、タッチパネル120は、指等の接触体のタッチパネル120への接触を検知する接触検知型のものであっても良いし、指等の接触体のタッチパネル120への近接を検知する近接検知型のものであっても良い。
【0021】
変換部130は、ボタンキー110の入力をタッチパネル120の入力へ変換する。
【0022】
なお、変換部130にて変換された入力に応じた処理が、入力装置100にて行われる。
【0023】
図2は、図1に示した入力装置100の外観の一例を示す図である。
【0024】
図1に示した入力装置100は図2に示すように、スライド型携帯端末であっても良い。また、入力装置100は、折り畳み型携帯端末や、ストレート型携帯端末であっても良く、その型式は限定しない。
【0025】
図3は、図2に示した入力装置100の下部をスライドさせて、下部の筺体を引き出した外観の一例を示す図である。
【0026】
図3に示すように、入力装置100の下部の筺体には、ボタンキー110が搭載されている。
【0027】
図4は、図1に示した入力装置100の詳細な内部構造を示す図である。
【0028】
図1に示した入力装置100には図4に示すように、ボタンキー110と、タッチパネル120と、変換部130と、変換テーブル140と、制御部150と、通信部160と、記憶部170とが設けられている。なお、図4には、入力装置100が具備する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。
【0029】
ボタンキー110は、図1に示したものと同じである。
【0030】
図5は、図4に示したボタンキー110の詳細を示す図である。
【0031】
図4に示したボタンキー110は図5に示すように、数字キー111と、学習キー112と、その他のキー(矢印(方向)キー、確定キー、クリアキー、発信キー、終話キー等)とから構成されている。
【0032】
タッチパネル120は、図1に示したものと同じである。
【0033】
変換部130は、ボタンキー110の入力をタッチパネル120の入力へ変換する際、変換テーブル140に記憶されている対応付けを用いて、ボタンキー110の入力をタッチパネル120の入力へ変換する。
【0034】
変換テーブル140は、ボタンキー110を用いた入力と、タッチパネル120を用いた入力とを対応付けて記憶する。
【0035】
図6は、図4に示した変換テーブル140に記憶されている対応付けの一例を示す図である。
【0036】
図4に示した変換テーブル140には図6に示すように、ボタンキー110と、タッチパネル120上の座標とが対応付けられて記憶されている。これは、あらかじめ記憶されているものであっても良いし、利用者が登録したものであっても良い。なお、変換テーブル140は、変換部130が、ボタンキー110の各キーを検索の対象キーとしたときに、そのキーに対応するタッチパネル120上の座標が取得できるものであれば良い。
【0037】
例えば図6に示したように、ボタンキー110「5」と、タッチパネル120の座標(100,200)とが対応付けられて記憶されている。この対応付けを用いることで、ボタンキー110のうち「5」が押下される入力があった場合、変換部130がその入力をタッチパネル120上の座標(100,200)への接触または近接の入力へ変換する。また、ボタンキー110「1」と、タッチパネル120の座標(80,180)とが対応付けられて記憶されている。この対応付けを用いることで、ボタンキー110のうち「1」が押下される入力があった場合、変換部130がその入力をタッチパネル120上の座標(80,180)への接触または近接の入力へ変換する。また、ボタンキー110「2」と、タッチパネル120の座標(120,180)とが対応付けられて記憶されている。この対応付けを用いることで、ボタンキー110のうち「2」が押下される入力があった場合、変換部130がその入力をタッチパネル120上の座標(120,180)への接触または近接の入力へ変換する。
【0038】
制御部150は、ボタンキー110への入力およびタッチパネル120への入力に基づいた処理を行う。このとき、タッチパネル120への入力には、変換部130にて変換された入力も含まれる。また、制御部150は、記憶部170に記憶されているアプリケーションを実行する。また、制御部150は、実行しているアプリケーションの処理に基づいて、タッチパネル120に画面を表示させる。
【0039】
通信部160は、ネットワークを介して他のサーバ等の通信装置からアプリケーションを取得(ダウンロード)する。
【0040】
記憶部170は、通信部160が取得したアプリケーションを記憶する。
【0041】
図7は、図4に示した制御部150が実行しているアプリケーションの処理に基づいてタッチパネル120に表示された画面の一例を示す図である。ここで、制御部150が実行しているアプリケーションは、タッチパネル120を用いた入力に対応しているものである。
【0042】
図7に示すように、タッチパネル120には、ソフトウェアキー121が表示される。このソフトウェアキー121への接触または近接が検出されると、接触または近接が検出されたソフトウェアキー121に応じた情報が入力され、表示される。例えば、図7に示したソフトウェアキー121のうち、「な」の文字に触れると、現在表示されている「こんにちは」に続いて「な」が表示される。
【0043】
以下に、図4に示した形態における入力方法について説明する。
【0044】
図8は、図4に示した形態における入力方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0045】
まず、変換動作(ボタンキー110の入力をタッチパネル120の入力へ変換する動作)を開始するかどうかが、制御部150にて判別される(ステップS1)。これは、例えば、ボタンキー110またはタッチパネル120へ所定の入力があった場合、変換動作を開始すると判別しても良いし、起動したアプリケーションに応じて、変換動作を開始すると判別しても良い。また、入力装置100の筺体の状態の変化があったとき(例えば、スライド型である場合は、下部の筺体を引き出したときであり、折り畳み型である場合は、開いた状態となったとき)、変換動作を開始すると判別しても良い。また、入力装置100に対して、何らかの操作があったときに、変換動作を開始すると判別しても良い。
【0046】
変換動作を開始すると判別された後、ボタンキー110の押下があると(ステップS2のYes)、押下されたボタンキー110に基づいた入力が変換部130にてタッチパネル120の入力へ変換される(ステップS3)。これは、上述したように、変換部130が変換テーブル140を参照し、ボタンキー110を検索キーとして、それに対応するタッチパネル120上の座標を取得して実現される。
【0047】
変換部130にて変換された入力がタッチパネル120に入力されると、当該入力に応じた処理が制御部150にて行われる(ステップS4)。
【0048】
図9は、ステップS2にてボタンキー110が押下される様子を示す図である。
【0049】
図9に示すように、例えば、ボタンキー110のうち、「5」のキーが押下されると、「5」のキーに対応付けられたタッチパネル120上の座標への接触または近接に応じた処理が行われる。
【0050】
図10は、「5」のキーが押下された後の、タッチパネル120の表示の一例を示す図である。ここでは、ボタンキー110のうちの「5」と、タッチパネル120に表示されたソフトウェアキー121のうち「な」が表示される位置(座標)とが、変換テーブル140にて対応付けられている場合を例に挙げて示す。
【0051】
図10に示すように、ボタンキー「5」と対応付けられた座標に表示されている「な」が入力されることで、メール本文作成画面には「こんにちは」に続いて「な」が表示される。
【0052】
このように、タッチパネル用アプリケーションであっても、入力装置100の物理キーを操作して情報を入力することができるため、文字入力のようにボタンを高速に押すような場合であっても正確に情報を入力することができる。
【0053】
なお、変換動作が行われているときは、タッチパネル120への接触または近接の操作での入力を無効にするものであっても、有効のままとするものであっても良い。
【0054】
次に、変換テーブル140に対応付けを記憶させる処理について説明する。
【0055】
図11は、図4に示した変換テーブル140に対応付けを記憶させる処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0056】
まず、学習機能の起動の指示があったかどうかが、制御部150にて判別される(ステップS11)。これは、図5に示した学習キー112が押下された場合、学習機能の起動の指示があったと判別されるものである。なお、この学習キー112は、図5に示した位置に設けられていなくても良く、押下されたりや選択されたりすることで、制御部150が学習機能の起動の指示があったかどうかが判別できるものであれば良い。
【0057】
学習機能の起動の指示があった場合、制御部150にて当該学習機能が起動する。そして、タッチパネル120への接触を促す表示が制御部150からの指示でタッチパネル120に表示される(ステップS12)。
【0058】
図12は、ステップS12における、タッチパネル120での表示の一例を示す図である。
【0059】
図12に示すように、「画面ボタンをタッチしてください。」というようなタッチパネル120への接触を促すメッセージがタッチパネル120に表示される。
【0060】
この表示に対して、タッチパネル120への接触があると(ステップS13のYes)、接触があったタッチパネル120上の位置(座標)が変換テーブル140に記憶される。なお、当該座標をこの時点で変換テーブル140に記憶せずに、一時的に情報を記憶するバッファ等に保持しておくものであっても良い。この場合、後述するステップS16の処理で、この保持した座標が変換テーブル140に記憶される。
【0061】
図13は、タッチパネル120に表示されているソフトウェアキー121のうち、「な」の文字への接触があったときの様子を示す図である。
【0062】
図13に示すように、タッチパネル120に表示されているソフトウェアキー121のうち、「な」の文字への接触があると、「な」の文字が表示されているタッチパネル120上の位置(座標)が変換テーブル140に記憶される。
【0063】
また、ボタンキー110の押下を促す表示が制御部150からの指示でタッチパネル120に表示される(ステップS14)。
【0064】
図14は、ステップS14における、タッチパネル120での表示の一例を示す図である。
【0065】
図14に示すように、「ボタンキーを押してください。」というようなボタンキー110の押下を促すメッセージがタッチパネル120に表示される。
【0066】
この表示に対して、ボタンキー110の押下があると(ステップS15のYes)、押下されたボタンキー110が、ステップS13にて接触のあった座標と対応付けられて変換テーブル140に記憶(登録)される(ステップS16)。
【0067】
図15は、ボタンキー110のうち、「5」の数字が押下されたときの様子を示す図である。
【0068】
図15に示すように、ボタンキー110のうち、「5」の数字が押下されると、「5」とステップS13にて接触のあった座標とが変換テーブル140に記憶される。
【0069】
なお、変換テーブル140に記憶されている対応付けは、例えば、ボタンキー「5」とタッチパネル120上の座標との対応付けではなく、ボタンキー「5」とタッチパネル120に表示されたソフトウェアキー121の「な」とが対応付けられているものであっても良い。このようにボタンキー110とソフトウェアキー121自体との対応付けにおいて、ボタンキー110の数とソフトウェアキー121との数とが異なる場合、複数のボタンキー110と1つのソフトウェアキー121との対応付けや、1つのボタンキー110と複数のソフトウェアキー121との対応付けが考えられる。また、タッチパネル120上の座標は、1つの点ではなく、所定の範囲を示すものであっても良い。また、ボタンキー110に対応するソフトウェアキー121の領域の代表となる値(位置)を用いるものであっても良い。さらに、ソフトウェアキー121が階層構造となっている場合、階層ごとにボタンキー110との対応付けを持つものであっても良い。
【0070】
また、アプリケーションごとに対応付けを記憶しておくものであっても良い。
【0071】
図16は、図4に示した変換テーブル140に記憶されている対応付けの他の例を示す図である。
【0072】
図16に示すように、図6に示した対応付けが、アプリケーションごとに記憶されている。例えば、アプリケーションAを起動しているときは、アプリケーションAと対応付けられているボタンキー110とタッチパネル120の座標との対応付けを用いて変換を行い、アプリケーションBを起動しているときは、アプリケーションBと対応付けられているボタンキー110とタッチパネル120の座標との対応付けを用いて変換を行う。これにより、アプリケーションが切り替わることで、タッチパネル120上のソフトウェアキー121が表示される座標が変更した場合であっても、ボタンキー110の入力の変換を行うことができる。
【0073】
このように、ボタンキー110(物理キー)とタッチパネル120の座標(ソフトウェアキー121)とを対応づけて記憶した変換テーブル140を設け、ボタンキー110からの入力を、タッチパネル120上のソフトウェアキー121からの入力として制御部150へ送るため、どのようなアプリケーションであっても、物理キーを用いた入力を行うことができる。その結果、高速な、かつ、正確な入力操作を行うことができる。
【0074】
上述した入力装置100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を入力装置100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを入力装置100に読み込ませ、実行するものであっても良い。入力装置100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、入力装置100に内蔵された記憶部170、ROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、入力装置100に設けられた制御部150にて読み込まれ、制御部150の制御にて、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、制御部150は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0075】
100 入力装置
110 ボタンキー
111 数字キー
112 学習キー
120 タッチパネル
121 ソフトウェアキー
130 変換部
140 変換テーブル
150 制御部
160 通信部
170 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押下に基づいた情報を入力する第1の入力部と、
接触または近接に基づいた情報を入力する第2の入力部と、
前記第1の入力部の入力を前記第2の入力部の入力へ変換する変換部とを有する入力装置。
【請求項2】
請求項1に記載の入力装置において、
前記第1の入力部の入力と、前記第2の入力部の入力とを対応付けて記憶する変換テーブルを有し、
前記変換部は、前記変換テーブルに記憶されている対応付けを用いて、前記第1の入力部の入力を前記第2の入力部の入力へ変換することを特徴とする入力装置。
【請求項3】
請求項2に記載の入力装置において、
前記変換テーブルは、所定の表示に対して入力された、前記第1の入力部の入力と前記第2の入力部の入力とを対応付けて記憶することを特徴とする入力装置。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の入力装置において、
前記変換テーブルは、アプリケーションごとに、前記対応付けを記憶し、
前記変換部は、起動しているアプリケーションに応じた対応付けを用いて、前記第1の入力部の入力を前記第2の入力部の入力へ変換することを特徴とする入力装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の入力装置において、
前記第1の入力部は、ボタンキーであることを特徴とする入力装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の入力装置において、
前記第2の入力部は、タッチパネルであることを特徴とする入力装置。
【請求項7】
押下に基づいた情報を入力する第1の入力処理と、
接触または近接に基づいた情報を入力する第2の入力処理と、
前記第1の入力処理での入力を前記第2の入力処理での入力へ変換する処理とを行う入力方法。
【請求項8】
コンピュータに、
押下に基づいた情報を入力する第1の入力手順と、
接触または近接に基づいた情報を入力する第2の入力手順と、
前記第1の入力手順での入力を前記第2の入力手順での入力へ変換する手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−226694(P2012−226694A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−96160(P2011−96160)
【出願日】平成23年4月22日(2011.4.22)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】