説明

入退出管理システム及び方法

【課題】 PCBが混入した受・配電用電気機器の保管・処理施設において、PCB混入品の安全保管と、その処理に伴う安全作業をサポートするための入退出管理システム及びその方式を提供する。
【解決手段】 入所認証判定をする入所許可装置10と、入室許可区分別服装判定をする区分別服装判定装置20と、所定の設備の安全点検を判定する安全点検判定をし、点検結果から警報を出力する退所許可装置30と、入所許可装置10及び区分別服装判定装置20からの信号、又は退所許可装置30からの信号に応じてドアを開閉するドア開閉し、ドアの開閉状態を記録する入退出ドア装置40とから構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有害化学物質の保管管理業務を遂行するための業務管理システムであって、詳しくは、PCB(ポリ塩化ビフェニール)の保管・処理施設において安全保管と安全作業をサポートするための入退出管理システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来において、PCBはその優れた絶縁特性により、受電設備や配電用のトランスに広く使われてきた。しかし人体への有害な影響が明らかと成り、1972年以降製造が禁止され、保管が義務付けられた。PCBは非常に安定であるため処理が難しく、燃焼による処理においてはダイオキシンを発生するため、廃棄が進まず保管されたままになっている。また、PRTR法(特定化学物質管理促進法)の施行により、PCBの保管、処理における管理の徹底が、一層要求されることとなり、更に政府の指導により、2001年7月15日から起算して15年以内にPCB廃棄物を自ら処分するか、もしくは処分を他人に委託しなければならなくなった。
【0003】
このため電力会社においては、対象機器の分解、解体およびPCBの処理を実施するプラントを設け、保管及び処理を行うことが必要となった。実施に当たっては、処理作業を安全に行う同時に、長期保管事態によるトランスやコンデンサなどの部材の劣化に伴うPCBの外部漏出、及び地震、火災など非常時に対する安全確保も重要となる。従って、作業者の安全性と保管品の安全性とを一元的に管理するシステムが必要となる。またプラントは安全度に応じて、立ち入り許可区画が区分されているため、プラントに立ち入る従業員は、作業内容により教育され、立ち入り区画が制限される。特許文献1において、訪問者の受付業務に関する入退場管理システムについての記載がされている。
【特許文献1】特開2004−86316号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、PCBが混入した受・配電用電気機器の保管・処理施設において、PCB混入品の安全保管と、その処理に伴う安全作業をサポートするための入退出管理システム及びその方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の入退出管理システムは、業務の安全を支援するための入退出管理システムにおいて、
入所時の認証カードを読み取る入所認証読み取り手段と、通信回線を介してデータセンタから送られてくる入所許可区分別認証データを蓄積する認証データ蓄積手段と、該読み取りデータと該認証データとを照合し、入所認証判定をする入所認証判定手段と、所望のデータの表示手段とから成る入所許可装置と、
所内の各室を安全基準で区分けし、作業者のレベルに対して割り当てられた入所許可区分に応じた入所許可区分別服装のデータを取得する服装データ取得手段と、該入所許可区分別服装の情報を蓄積する服装認識情報蓄積手段と、該入所許可区分別服装の服装データと該入室許可区分別服装の蓄積情報とを照合し、入室許可区分別服装判定をする服装判定手段とから成る区分別服装判定装置と、
退所時の認証カードを読み取る退所認証読み取り手段と、所定の設備の撮影手段と、該所定の設備の撮影データを記録する撮影データ蓄積手段と、該所定の設備の安全点検情報を蓄積する安全点検情報蓄積手段と、該読み取りデータと前記認証データとを照合し、且つ該撮影データと該安全点検の蓄積情報とを照合し、所定の設備の安全点検を判定する安全点検判定手段と、該安全点検判定手段の点検結果から警報を出力する警報手段とから成る退所許可装置と、
前記入所許可装置及び前記区分別服装判定装置からの信号、又は前記退所許可装置からの信号に応じてドアを開閉するドア開閉手段と、ドアの開閉状態を記録する入退出ログ蓄積手段とから成る入退出ドア装置とから構成され、
前記入所許可装置及び前記区分別服装判定装置からの入所許可信号を受けた時と、前記退所許可装置から退所許可信号を受けた時のみ前記入退出ドア装置がドアを開くことを特徴とする。
【0006】
前記入退出管理システムの前記入退出ログ蓄積手段と前記撮影データ蓄積手段とは、入退出アクセスがあるごとに全てのデータを蓄積することを特徴とする。
【0007】
前記入退出管理システムの前記区分別服装判定装置は、服装のデザイン形状、ロゴマーク、色彩、あるいは服装に個別に着装されたICタグにより、あるいはそれらの任意の組み合わせにより前記入所許可区分別服装の判定を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明の入退出管理方法は、業務の安全を支援するための入退出管理方法において、
入所時の認証カードの読み取りデータと、入所許可区分別認証データの蓄積データとから、該入所許可区分別認証の判定を行い、入所許可信号を出力する入所許可ステップと、
取得した入所許可区分別の服装データと、該入所許可区分別服装の蓄積情報とから、入所許可区分別服装の判定を行い、区分別服装判定信号を出力する区分別服装判定ステップと、
退所時の認証カードの読み取りデータと、入所許可区分別認証データの蓄積データと、所定の設備の撮影データと、安全点検の蓄積情報とから安全点検の判定を行い、退所許可信号を出力する退所許可ステップと、
前記入所許可信号及び前記区画別服装判定信号又は退所許可信号に応じてドアを開閉するドア開閉ステップと、
前記映像を記録する撮影蓄積ステップと、
前記安全点検の結果から警報を出力する警報出力ステップと、
ドアの開閉状態を記録する入退出ログ蓄積ステップと、
所望のデータを表示するステップと、から成ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の入退出管理システム及びその方法によれば、PCBが混入した受・配電用電気機器の保管・処理施設において、PCB混入品の安全保管と、その処理に伴う安全作業をサポートするための入退出管理システム及びその方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明による、入退出管理システムの実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明の入退出管理システムのハードウエア構成を示すブロック図である。図1に示すように、入退出管理システム100は入所許可装置10、区分別服装判定装置20、退所許可装置30及び入退出ドア装置40から構成され、通信回線を介して本社のデータセンタと接続されている。
【0011】
入退出管理システム100の入所許可装置10は、入所認証読み取り手段11、入所認証判定手段12、認証データ蓄積手段13及びデータ表示手段14から構成される。区分別服装判定装置20は、服装データ取得手段21、服装判定手段22、服装認識情報蓄積手段23から構成される。退所許可装置30は、退所認証読み取り手段31、設備撮影手段32、安全点検判定手段33、安全点検情報蓄積手段34、撮影データ蓄積手段35、及び警報装置36から構成される。入退出ドア装置40は、ドア開閉判定手段41および入退出ログ蓄積手段42から構成される。
【0012】
入退出ドア1付近に設置されている入所許可装置10の入所認証読み取り手段11は、IDカードリーダから成り、入所に当たって挿入されるIDカードの認証データを読み、入所認証判定手段12へ送信する。入所認証判定手段12は、CPUから成り、記憶ディスクから成る認証データ蓄積手段13からID番号に相当する認証データを読み出し、受信したIDカードの認証データと照合を取り、入所許可の判定をする。認証データ蓄積手段13には、事前にデータセンターから認証データが送られ、蓄積されている。入所許可であれば、入所許可信号を後述するドア開閉判定手段41へ送信する。入所不許可であれば、入所認証読取装置11に付帯する(表示せず)表示画面に入所不許可を表示する。データ表示手段14は、ディスプレイ及びキーボードから成り、キーボード入力により、認証データ蓄積手段13あるいは後述する服装認識情報蓄積手段23、入退出ログ蓄積手段42、安全点検情報蓄積手段34及び撮影データ蓄積手段35から所望のデータを表示する。次に、認証データについて説明する。
【0013】
図2は、IDカード、及びデータセンタから通信回線を介して送られ入所認証判定手段12のCPUにより認証データ蓄積手段に記録される、危険物取り扱い作業を行うため必要なID情報である。ID情報は、ID番号、氏名、所属番号、視覚情報、検収情報、及び入所許可区分からなる。例えばID番号012345は、電気取扱主任1、2級と高圧ガス取扱免許を取得しており、研修においては、PCB基礎知識、保管研修、処理研修及び運搬取扱研修を終えている。従って、図1に示すPCB濃度低の対象機器の分解、解体およびPCBの処理を実施する保管・処理室a、PCB濃度中の対象機器の分解、解体およびPCBの処理を実施する保管・処理室b、PCB濃度高の対象機器の分解、解体およびPCBの処理を実施する保管・処理室c、および長期保管室dのいずれにも入室し、監督及び実働ができる入所許可区分Aとなっている。
【0014】
ID番号123456は、クレーン操作技術者免許を持たずPCB運搬取扱研修も終了していないため、PCBの処理を専門に行うため室a、bおよびcに入室可能な入所許可区分Bとなっている。ID番号234567は、クレーン操作技術者免許のみを取得し、PCB処理研修を終了していないため、対象機器の運搬のために室dのみ入室可能な入所許可区分Dとなっている。従って、記憶ディスクから成る認証データ蓄積手段12からID番号に相当する認証データを読み出し、IDカードリーダから受信したIDカードの認証データと照合を取り、入所許可の判定をする。また室a〜dの各室間の出入りに関しては、各ドアに同様の認証読み取り手段を設け、本発明の入退出管理システム100と連動させても良い。
【0015】
図1に戻り、ロッカールームの所定の場所に設置されている区分別服装判定装置20の服装データ取得手段21は、撮影装置または無線装置から成り、入所許可区分により決められた所定の服装のデザイン形状、色彩、ロゴマークあるいは装着されたICタグにより、又はその組み合わせにより、所定の服装データを取得し服装判定手段22へ送信する。服装判定手段22は、記憶ディスクから成る服装認識情報蓄積手段23から入所許可区分別服装のデータを読み出し、受信した服装データと照合し、指定された服装を着用しているかを判定する。服装認識情報蓄積手段23には、事前にデータセンターから入所許可区分別服装のデータが送られ、蓄積されている。着用が正しければ、入所許可信号を後述するドア開閉判定手段41へ送信する。正しくなければ、入所認証読取装置11に付帯する(表示せず)表示画面に入所不許可を表示する。
【0016】
入退出ドア2、3付近に設置されている退所許可装置30の退所認証読み取り手段31は、IDカードリーダから成り、出所に当たって挿入されるIDカードの認証データを読み、安全点検判定手段33へ送信する。設備撮影手段32は、撮影装置から成り、所定の保管設備及び処理設備の安全点検箇所である電源スイッチ、照明、バルブ操作位置、PCB混入の貯蔵油タンクの油量等を撮影し、撮影データを安全点検判定手段33へ送信する。
【0017】
安全点検判定手段33は、認証データ蓄積手段13及び安全点検情報蓄積手段34から認証データ及び安全点検情報情報を読み出し、受信した認証データ及び撮影データと照合し、退出可能かを判断する。安全点検情報蓄積手段34には、事前にデータセンターから安全点検情報が送られ、蓄積されている。退出可能であれば、退所許可信号を後述するドア開閉判定手段41へ送信する。可能でなければ、退所認証読取装置31に付帯する(表示せず)表示画面に退所不許可を表示し、退所不許可の原因が安全点検判定によるものであれば、警報装置36に警報信号を送り、保管設備又は処理設備の該当箇所に警報を表示させる。また安全点検判定手段33は、設備撮影手段32から送信された全ての撮影データを、撮影データ蓄積手段35に記録する。
【0018】
入退出ドア装置40のドア開閉判定手段41は、入所認証判定手段12、服装判定手段22及び安全点検判定手段33からの入退出許可信号を受けて、所定の入退出ドア1〜3のドアを開閉する。またドア開閉判定手段41は、入退出に関するすべてのデータを入退出ログ蓄積手段42に記録する。
【0019】
図1に示されるハードウエア構成は、当該機能を実現する手段であれば、どのような回路または装置であってもよく、また機能の一部をソフトウエアで実現することも可能である。更に機能の実現手段を、複数の回路によって実現してもよく、複数の機能を単一の装置で実現してもよい。
【0020】
図3a、bは、入退出管理方法の処理の流れを示すフローチャートである。入所において、IDカードリーダによりIDカードの認証データを読み取る(ステップ200)。記憶ディスクからID番号に相当する認証データを読み出し、IDカードの認証データとの照合を取る(ステップ202)。入所許可の判定により入所許可であれば、入所許可信号を出力し、入所不許可であれば、入所不許可を表示する(ステップ204、ステップ206)。次に撮影装置または無線装置から所定の服装データを取得する(ステップ208)。記憶ディスクから入所許可区分別服装のデータを読み出し、服装データとの照合を取る(ステップ210)。指定された服装を着用しているかを判定し、入所許可であれば、入所許可信号を出力し、入所不許可であれば、入所不許可を表示する(ステップ212、ステップ214)。入所認証判定と服装判定との入退出許可信号を受けて、所定の入退出ドアを開閉する(ステップ216)。また入退出ログを記録する(ステップ218)。
【0021】
退所において、退所認証読み取り手段であるIDカードリーダによりIDカードの認証データを読み取る(ステップ220)。記憶ディスクから認証データを読み出し、読み取られた認証データとの照合を取る(ステップ222)。退所許可の判定により退所許可であれば、退所許可信号を出力し、退所不許可であれば、退所不許可を表示する(ステップ224、ステップ226)。次に撮影装置により、所定の保管設備及び処理設備の安全点検箇所である電源スイッチ、照明、バルブ操作位置、PCB混入の貯蔵油タンクの油量等を撮影し、撮影データを取得する(ステップ228)。安全点検情報情報を読み出し、撮影データとの照合を取る(ステップ230)。撮影データを記憶ディスクに記録する(ステップ232)。退出可能かを判定により退所許可であれば、退所許可信号を出力し、退所不許可であれば、該当する設備に警報を表示する(ステップ234、ステップ236)。安全点検判定の入退出許可信号を受けて、所定の入退出ドアを開閉する(ステップ228)。また入退出ログを記録する(ステップ240)。認証データ、服装認識情報、入退出ログ、安全点検情報及び撮影データの必要があれば、ディスプレイ及びキーボードから成るデータ表示装置のキーボードから入力される指示に従い、所望のデータを表示する(ステップ242、ステップ244)。表示の必要がなければジョブを終了する(ステップ246)。
【0022】
図3a、bに示される入退出管理方法の処理の流れは、当該機能を実現する処理の流れであればどのようなフローであってもよく、特に制限されるものではない。以上説明したように本発明によれば、PCBが混入した受・配電用電気機器の保管・処理施設において、PCB混入品の安全保管と、その処理を実施する上で、対象機器の分解、解体およびPCBの処理に伴う安全作業をする入退出管理システム及びその方式を提供できる。又退所時に監視室に立ち寄り、安全作業の終了を示すデータを都度入手することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の入退出管理システムのハードウエア構成を示すブロック図。
【図2】危険物取り扱い作業を行うため必要なID情報を示す図。
【図3a】本発明による入退出管理方法の処理の流れを示すフローチャート。
【図3b】本発明による入退出管理方法の処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
【0024】
1,2,3 入退出ドア
10 入所許可装置
11 入所認証読み取り手段
12 入所認証判定手段
13 認証データ蓄積手段
14 データ表示手段
20 区分別服装判定装置
21 服装データ取得手段
22 服装判定手段
23 服装認識情報蓄積手段
30 退所許可装置
31 退所認証読み取り手段
32 設備撮影手段
33 安全点検判定手段
34 安全点検情報蓄積手段
35 撮影データ蓄積手段
40 入退出ドア装置
41 ドア開閉判定手段
42 入退出ログ蓄積手段
100 入退出管理システム
a,b,c,d 保管・処理室
A,B,D 入所許可区分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
業務の安全を支援するための入退出管理システムにおいて、
入所時の認証カードを読み取る入所認証読み取り手段と、通信回線を介してデータセンタから送られてくる入所許可区分別認証データを蓄積する認証データ蓄積手段と、該読み取りデータと該認証データとを照合し、入所認証判定をする入所認証判定手段と、所望のデータの表示手段とから成る入所許可装置と、
所内の各室を安全基準で区分けし、作業者のレベルに対して割り当てられた入所許可区分に応じた入所許可区分別服装のデータを取得する服装データ取得手段と、該入所許可区分別服装の情報を蓄積する服装認識情報蓄積手段と、該入所許可区分別服装の服装データと該入室許可区分別服装の蓄積情報とを照合し、入室許可区分別服装判定をする服装判定手段とから成る区分別服装判定装置と、
退所時の認証カードを読み取る退所認証読み取り手段と、所定の設備の撮影手段と、該所定の設備の撮影データを記録する撮影データ蓄積手段と、該所定の設備の安全点検情報を蓄積する安全点検情報蓄積手段と、該読み取りデータと前記認証データとを照合し、且つ該撮影データと該安全点検の蓄積情報とを照合し、所定の設備の安全点検を判定する安全点検判定手段と、該安全点検判定手段の点検結果から警報を出力する警報手段とから成る退所許可装置と、
前記入所許可装置及び前記区分別服装判定装置からの信号、又は前記退所許可装置からの信号に応じてドアを開閉するドア開閉手段と、ドアの開閉状態を記録する入退出ログ蓄積手段とから成る入退出ドア装置とから構成され、
前記入所許可装置及び前記区分別服装判定装置からの入所許可信号を受けた時と、前記退所許可装置から退所許可信号を受けた時のみ前記入退出ドア装置がドアを開くことを特徴とする入退出管理システム。
【請求項2】
前記入退出ログ蓄積手段と前記撮影データ蓄積手段とは、入退出アクセスがあるごとに全てのデータを蓄積することを特徴とする請求項1に記載の入退出管理システム。
【請求項3】
前記区分別服装判定装置は、服装のデザイン形状、ロゴマーク、色彩、あるいは服装に個別に着装されたICタグにより、あるいはそれらの任意の組み合わせにより前記入所許可区分別服装の判定を行うことを特徴とする請求項2に記載の入退出管理システム。
【請求項4】
業務の安全を支援するための入退出管理方法において、
入所時の認証カードの読み取りデータと、入所許可区分別認証データの蓄積データとから、該入所許可区分別認証の判定を行い、入所許可信号を出力する入所許可ステップと、
取得した入所許可区分別の服装データと、該入所許可区分別服装の蓄積情報とから、入所許可区分別服装の判定を行い、区分別服装判定信号を出力する区分別服装判定ステップと、
退所時の認証カードの読み取りデータと、入所許可区分別認証データの蓄積データと、所定の設備の撮影データと、安全点検の蓄積情報とから安全点検の判定を行い、退所許可信号を出力する退所許可ステップと、
前記入所許可信号及び前記区画別服装判定信号又は退所許可信号に応じてドアを開閉するドア開閉ステップと、
前記映像を記録する撮影蓄積ステップと、
前記安全点検の結果から警報を出力する警報出力ステップと、
ドアの開閉状態を記録する入退出ログ蓄積ステップと、
所望のデータを表示するステップと、
から成ることを特徴とする入退出管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【公開番号】特開2006−318314(P2006−318314A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−141874(P2005−141874)
【出願日】平成17年5月13日(2005.5.13)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】