説明

内臓脂肪減少促進用器具

【課題】使用者自身の努力を手軽に促して合理的かつ有効的に内臓脂肪を減少できるものを提供する。
【解決手段】臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に着脱可能に装着する装着体1の両端に、第1および第2の面接着ファスナー2a,2bを取り付け、腹囲の大きさの変化に対応して装着体1を着脱できるように構成する。装着体1の長手方向中間の内周面側に、呼気支援のために腹部に圧力を付与する2個の圧力付与材3を付設する。エアーポンプおよびコントローラを内蔵した制御ボックス5を装着体1に取り付け、エアーポンプと圧力付与材3とを接続し、圧力付与材3内にエアーを供給して圧力付与材3を膨張できるように構成する。第1および第2のタイマ16,17で吸気時間と呼気時間とを設定し、呼吸に合わせて圧力付与解除と圧力付与とを行わせ、横隔膜の上下動を促して内蔵脂肪の減少を促進する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼吸に伴う横隔膜の上下動を促して内臓脂肪の減少を促進する内臓脂肪減少促進用器具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、糖尿病など各種成人病の要因として肥満が挙げられ、肥満解消のための種々の健康グッズが提案されている。
その一例を示せば、次のようなものがある。
腹部に巻き付けるベルト部の長手方向に、内側に振動子を固着した複数個の超音波プローブが配設されている。振動子に電気回路部が接続され、振動子を駆動して超音波を肌の広範囲に施すように構成されている。この構成により、超音波によって皮下脂肪に限らず内臓脂肪の分解をも促すことができるとしている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−000684号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来例の場合、超音波の発振に伴う発熱の問題があり、また、内臓脂肪を有効に減少できているかどうか、信頼性が低いものであった。
そのうえ、使用者自身の動きに関係無く超音波を施すものであり、呼吸作用とは無関係であり、効果的にも問題があった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、請求項1に係る発明は、使用者自身の努力を手軽に促して合理的かつ有効的に内臓脂肪を減少できるものを提供することを目的とし、請求項2に係る発明は、構成的に容易に製作できるようにすることを目的とし、請求項3に係る発明は、使用者の体格や体力や体調ならびにそれらの変化に対応できるようにすることを目的とし、請求項4に係る発明は、内臓脂肪減少効果を一層高めることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具は、上述のような目的を達成するために、臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に着脱可能に装着する装着体と、前記装着体に付設されて呼気支援のために腹部に圧力を付与する圧力付与材と、前記圧力付与材の付与圧力が設定圧力を超えないようにする付与圧力制限手段とを備えて構成する。
付与圧力制限手段としては、設定圧力以上の流体圧力を逃がすリリーフ弁とか、圧力付与のために空気などの流体を供給する流体ポンプの作動を設定圧力の感知に伴って停止する構成などが採用できる。
また、設定圧力としては、使用者個々の体格や体力や体調などに合わせて適宜設定変更可能に構成できるものである。
【0006】
内臓脂肪はつきやすく、痩せている人であっても、実際に診断してみると意外に内臓脂肪がついているものである。ところが、種々の考察の結果、内臓脂肪は、呼吸に伴う横隔膜の上下動とそれに伴う内蔵の活発な動きによって減少できることがわかった。
本発明は、上記の点に着目して達成されたものであり、請求項1に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具の構成によれば、臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に装着体を装着し、その装着体に付設された圧力付与材により腹部に圧力を付与して、息を大きく吐き出すこと、いわゆる呼気を支援し、それに伴って吸気量も増大でき、内臓を押し上げるとともに横隔膜を大きく上下動させることができる。そして、腹部に必要以上に圧力を付与してしまうことを付与圧力制限手段によって防止できる。
例えば、手を押し当てて同様の呼吸をすることによって同様の効果が得られても、たとえ一日5分間程度であれ、毎日意識的にそのようなことを繰り返すことは強固な意志を必要とする。ところが、この請求項1に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具によれば、装着体を装着しさえすれば、手を押し当てなくても、圧力付与材が自動的に圧力付与動作を行ってくれるから、自然と日常動作の中に組み込みやすくなる。したがって、圧力付与材の圧力付与により内臓脂肪の減少に有効な呼吸を促進することができ、使用者自身の努力を手軽に促して合理的かつ有効的に内臓脂肪を減少できる器具を提供できる。
そのうえ、装着体を装着して呼吸しさえすれば良く、ベッドに腰を掛けた状態でも容易に行うことができるから、病院でのリハビリなどにおいても有効である。
しかも、圧力が異常に加わることを付与圧力制限手段で防止するから、安全である。
【0007】
また、請求項2に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具は、上述のような目的を達成するために。
請求項1に記載の内臓脂肪減少促進用器具において、
圧力付与材を膨張収縮可能な材料で膨張により腹部に圧力を付与するように構成し、
前記圧力付与材に流体を供給して前記圧力付与材を膨張させる流体ポンプを備えて構成する。
【0008】
請求項2に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具の構成によれば、流体ポンプと膨張収縮可能な圧力付与材とを連通接続し、流体ポンプを駆動することによって圧力付与動作を行わせることができるから、例えば、プレートなどを流体圧シリンダで押圧するように構成する場合などに比べ、構成的に容易に製作できる。
【0009】
また、請求項3に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具は、上述のような目的を達成するために、
請求項1または2に記載の内臓脂肪減少促進用器具において、
圧力付与材が圧力を付与する時間を変更可能に設定する圧力付与時間設定手段を備えて構成する。
【0010】
請求項3に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具の構成によれば、使用者個々の体格や体力や体調などによって異なる呼気時間(圧力付与時間)に合わせることができるから、使用者の体格や体力や体調ならびにそれらの変化に対応できる。また、使用者が、内蔵脂肪の減少に連れて体力が向上し、ひとつの努力目標として呼吸サイクルを長くするといったことにより、一層使用者自身の努力を促しやすい利点がある。
【0011】
また、請求項4に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具は、上述のような目的を達成するために、
請求項1、2、3のいずれかに記載の内臓脂肪減少促進用器具において、
圧力付与材により圧力付与を解除する時間と圧力を付与している時間それぞれを設定し、1回の圧力付与解除時間とそれに続く圧力付与時間とを1サイクルとして、複数サイクルの圧力付与解除と圧力付与とを自動的に行うように構成する。
【0012】
請求項4に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具の構成によれば、複数回の呼吸を自動的に行わせることができるから、内臓脂肪減少効果を一層高めることができる
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具の構成によれば、臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に装着体を装着し、その装着体に付設された圧力付与材により腹部に圧力を付与して、息を大きく吐き出すこと、いわゆる呼気を支援し、それに伴って吸気量も増大でき、内臓を押し上げるとともに横隔膜を大きく上下動させることができる。そして、腹部に必要以上に圧力を付与してしまうことを付与圧力制限手段によって防止できる。
例えば、手を押し当てて同様の呼吸をすることによって同様の効果が得られても、たとえ一日5分間程度であれ、毎日意識的にそのようなことを繰り返すことは強固な意志を必要とする。ところが、この請求項1に係る発明の内臓脂肪減少促進用器具によれば、装着体を装着しさえすれば、手を押し当てなくても、圧力付与材が自動的に圧力付与動作を行ってくれるから、自然と日常動作の中に組み込みやすくなる。したがって、圧力付与材の圧力付与により内臓脂肪の減少に有効な呼吸を促進することができ、使用者自身の努力を手軽に促して合理的かつ有効的に内臓脂肪を減少できる器具を提供できる。
そのうえ、装着体を装着して呼吸しさえすれば良く、ベッドに腰を掛けた状態でも容易に行うことができるから、病院でのリハビリなどにおいても有効である。
しかも、圧力が異常に加わることを付与圧力制限手段で防止するから、安全である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明に係る内臓脂肪減少促進用器具の実施例1の一部切欠平面図であり、(a)は圧力を付与する圧力付与状態を、(b)は圧力を付与しない圧力付与解除状態をそれぞれ示している。
この図において、1は、臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に着脱可能に装着する装着体であり、この装着体1の両端それぞれにおいて、長手方向に所定の長さの範囲で、一方の外面側に第1の面接着ファスナー2aが、他方の内面側に第2の面接着ファスナー2bがそれぞれ取り付けられ、腹囲の大きさの変化に対応して装着体1を着脱できるように構成されている。
【0016】
装着体1の長手方向中間の内周面側に、呼気支援のために腹部に圧力を付与する2個の圧力付与材3が付設されている。この圧力付与材3は、袋状の布材とかゴム材などの膨張収縮可能な材料が使用される。
また、装着体1の長手方向中間の外周面側に、流体ポンプとしてのエアーポンプ4(図2参照)およびコントローラを内蔵した制御ボックス5が取り付けられ、エアーポンプ4と圧力付与材3,3それぞれとがエアー配管6(壁体などに形成された流路や穴なども含む)を介して接続され、圧力付与材3内にエアーを供給して圧力付与材3を膨張できるように構成されている。
【0017】
エアー配管6の途中箇所に、図2の給排気構成図に示すように、リリーフ弁7を介装したリリーフ管8(壁体などに形成された流路や穴なども含む)と、排気を阻止する状態と許容する状態とに切換可能な電磁操作式の二位置制御弁9を介装した排気管10(壁体などに形成された流路や穴なども含む)とが接続されている。
【0018】
リリーフ弁7のリリーフ弁体11に圧縮コイルスプリング12を介してスライドロッド13が摺動可能に設けられ、スライドロッド13に作用するように偏心カム14が設けられるとともに、その偏心カム14を回転操作するリリーフ圧設定部材15が制御ボックス5に設けられ、圧力付与材3に対して付与する圧力の大きさを設定変更可能に設定するとともに、その設定圧力を超えたときにリリーフ弁7を介してエアーを逃がし、圧力付与材3の付与圧力が設定圧力を超えないように付与圧力制限手段が構成されている。
【0019】
上記構成により、例えば、最初は弱めの圧力に設定にしておきながら、内臓脂肪が減少してくるに伴って圧力を高めに設定していくなど、使用者の体格や体力や体調の変化に応じて圧力付与材3の付与圧力を適宜調整設定できるようになっている。
また、偏心カム14によって設定可能な最大圧力が安全域に抑えられ、必要以上に高い圧力が付与されることを防止し、安全性が図られている。
リリーフ圧設定部材15は、図示しないが、制御ボックス5に摩擦部材を介して保持されていて、その摩擦部材による摩擦力に抗して回転操作できながら、回転を止めた状態で、その位置を摩擦部材による摩擦力で維持できるように構成されている。
【0020】
制御ボックス5には、図1に示すように、息を吸い込む吸気時間、すなわち、圧力付与材3による圧力付与を解除する時間を設定するための第1のタイマ16と息を吐く呼気時間、すなわち、圧力付与材3により圧力を付与する時間を設定するための第2のタイマ17とディスプレー18と起動スイッチ19とが備えられている。
【0021】
第1および第2のタイマ16,17は、例えば、10秒から80秒の間で2秒間ごとなどに設定変更可能に構成されるとともに、その設定時間がディスプレー18に表示され、設定後に起動スイッチ19を押し操作することにより、圧力付与材3により圧力付与を解除する時間と圧力を付与している時間それぞれを設定し、1回の圧力付与解除時間(吸気時間)とそれに続く圧力付与時間(呼気時間)とを1サイクルとして、複数サイクルの圧力解除と圧力付与とが自動的に行われるように構成されている。上記第1および第2のタイマ16,17をして、圧力付与時間設定手段と称する。
【0022】
すなわち、図3のブロック図に示すように、第1および第2のタイマ16,17がコントローラ20に接続されるとともに、コントローラ20に二位置制御弁9のソレノイド21が接続されている。
コントローラ20には、膨張・収縮タイミング設定手段22とON−OFF信号出力手段23とが備えられている。
【0023】
膨張・収縮タイミング設定手段22では、第1のタイマ16で設定された圧力付与解除時間(吸気時間:例えば、12秒間)と第2のタイマ17で設定された圧力付与時間(呼気時間:例えば、18秒間)とに基づいて圧力付与材3を膨張・収縮するタイミングを設定するようになっている。
【0024】
ON−OFF信号出力手段23では、膨張・収縮タイミング設定手段22で設定された膨張・収縮タイミングに応答して、図4の圧力付与解除状態と圧力付与状態との動作の変化を示すタイムチャートに示すように、ソレノイド21を励磁(ON)して圧力付与材3内からの排気を許容し、腹部に対する圧力付与を解除して吸気に応じて圧力付与材3を収縮する状態と、ソレノイド21を消磁(OFF)して圧力付与材3内からの排気を停止し、呼気に応じて圧力付与材3を膨張して圧力を付与する状態とが得られるようになっている。
【0025】
次に、使用態様について説明する。
すなわち、図5の(a)の使用状態の正面図、図5の(b)の使用状態の一部破断側面図に示すように、椅子などに座った状態で、臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に装着体1を装着する。この装着に際しては、帯を結ぶときの要領で、制御ボックス5を背面側に回しておき、体の前で面接着ファスナー2a、2bを使用者自身の体格や体力や体調に合った適当な長さで接着させ、その後に180°ズラせて制御ボックス5が体の前にくるようにすれば良い。
【0026】
次いで、リリーフ圧設定部材15によって、付与する圧力を設定する。また、第1および第2のタイマ16,17で圧力付与解除時間(吸気時間)と圧力付与時間(呼気時間)とを設定する。その後に起動スイッチ19をONする。
それに伴って、圧力付与材3が圧力付与解除時間を経た後に膨張して設定時間圧力を付与するとともに、その1回の圧力付与解除時間とそれに続く圧力付与時間とを1サイクルとして、複数サイクルの圧力付与解除と圧力付与とを自動的に繰り返す。適当な時間経過後に起動スイッチ19をOFFすることによって停止できる。この全体の時間(例えば、5分間とか10分間など)をタイマで設定できるようにしても良い。
【0027】
上記構成により、圧力付与材3の圧力付与解除に合わせて、上半身を真っ直ぐな姿勢からやや反り返る姿勢にしながら大きく息を吸い込み(吸気し)、その後の圧力付与材3の圧力付与に合わせて、徐々に前屈みの姿勢になるようにしながら大きく息を吐き(呼気し)、横隔膜の上下動を促して内蔵脂肪の減少に寄与することができる。
このような呼吸を自ずと繰り返して行う結果、経時的に肺活量を増加させる効果をも併せて発揮することができる。
【実施例2】
【0028】
図6は、本発明に係る内臓脂肪減少促進用器具の実施例2の給排気構成図であり、(a)は圧力を付与する圧力付与状態を、(b)は圧力を付与しない圧力付与解除状態をそれぞれ示し、実施例1と構成と異なるところは次の通りである。
すなわち、エアーポンプ4とエアー配管6,6との間に、給気経路と排気経路とを反転する電磁操作式の二位置制御弁31が介装され、その二位置制御弁31とエアー配管6,6との間に、リリーフ管8が接続されている。他の構成は実施例1と同じであり、同一図番を付してその説明は省略する。
【0029】
この実施例2の構成によれば、圧力付与解除状態のとき、すなわち、息を吸い込む吸気の際に、圧力付与材3から強制的に排気して吸気を楽に行えるようにできる。
【0030】
上記実施例では、エアーポンプ4で給排気することにより圧力を付与して圧力付与材3を膨張するようにしているが、本発明としては、例えば、水などの液体を給液ポンプで給排液することによって圧力を付与するように構成するものでも良く、エアーポンプ4や給液ポンプなどをして流体ポンプと総称する。
【0031】
本発明の圧力付与材3としては、蛇腹構成のものにするとか、また、エアーシリンダなどによって圧力を付与するように構成するなど、各種の構成変更が可能である。
【0032】
また、上記実施例では、2個の圧力付与材3を用いているが、本発明としては、1個でも3個以上でも良い。
また、電源としては、電気コードを介して商用電源に接続するものでも、電池等のバッテリーを用いるものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る内臓脂肪減少促進用器具の実施例1の一部切欠平面図であり、(a)は圧力を付与する圧力付与状態を、(b)は圧力を付与しない圧力付与解除状態をそれぞれ示している。
【図2】給排気構成図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】圧力付与解除状態と圧力付与状態との動作の変化を示すタイムチャートである。
【図5】給排気構成図である。
【図6】本発明に係る内臓脂肪減少促進用器具の実施例2の給排気構成図であり、(a)は圧力を付与する圧力付与状態を、(b)は圧力を付与しない圧力付与解除状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
【0034】
1…装着体
3…圧力付与材
4…エアーポンプ(流体ポンプ)
7…リリーフ弁(付与圧力制限手段)
8…リリーフ管(付与圧力制限手段)
11…リリーフ弁体(付与圧力制限手段)
12…圧縮コイルスプリング(付与圧力制限手段)
13…スライドロッド(付与圧力制限手段)
14…偏心カム(付与圧力制限手段)
15…リリーフ圧設定部材(付与圧力制限手段)
16…第1のタイマ(圧力付与時間設定手段)
17…第2のタイマ(圧力付与時間設定手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
臍部相当箇所あるいはそれに近い箇所の腹部の周囲に着脱可能に装着する装着体と、
前記装着体に付設されて呼気支援のために腹部に圧力を付与する圧力付与材と、
前記圧力付与材の付与圧力が設定圧力を超えないようにする付与圧力制限手段と、
を備えたことを特徴とする内臓脂肪減少促進用器具。
【請求項2】
請求項1に記載の内臓脂肪減少促進用器具において、
圧力付与材を膨張収縮可能な材料で膨張により腹部に圧力を付与するように構成し、
前記圧力付与材に流体を供給して前記圧力付与材を膨張させる流体ポンプを備えるものである内臓脂肪減少促進用器具。
【請求項3】
請求項1または2に記載の内臓脂肪減少促進用器具において、
圧力付与材が圧力を付与する時間を変更可能に設定する圧力付与時間設定手段を備えている内臓脂肪減少促進用器具。
【請求項4】
請求項1、2、3のいずれかに記載の内臓脂肪減少促進用器具において、
圧力付与材により圧力付与を解除する時間と圧力を付与している時間それぞれを設定し、1回の圧力付与解除時間とそれに続く圧力付与時間とを1サイクルとして、複数サイクルの圧力付与解除と圧力付与とを自動的に行うように構成してある内臓脂肪減少促進用器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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