説明

再帰反射部材

【課題】従来の再帰反射シートは、宇宙空間から到来する太陽光のような、特定の方向から入射する入射光のみを対象として再帰反射性を発揮することができなかった。
【解決手段】上記課題を解決する再帰反射部材は、平面に沿って配列された集光レンズアレイと、集光レンズアレイの各々の集光レンズに対応して、特定の方向から集光レンズアレイに入射する入射光の焦点面をそれぞれ鏡面とする凹面反射鏡を有する凹面反射鏡アレイとを備え、特定の方向から入射する入射光は、集光レンズアレイを透過して、凹面反射鏡アレイで反射されることにより、特定の方向へ再帰反射される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コーナーキューブ、ビーズ等を平面的に配列して、入射する光線を入射方向へ反射させる再帰反射シートが知られている。再帰反射シートは、例えば道路標識などの保安用品に活用されている。一方、再帰反射部材をビルの壁材に用い、太陽光線を地面方向へ反射させることなく入射方向へ反射することにより、地球の温暖化を防ぐ提案もなされている(例えば特許文献1)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2006−317648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の再帰反射シートは、さまざまな方向から入射する入射光をその方向へ反射するので、例えばビルの壁材として用いた場合、照り返しなど地面方向からビルの壁面へ入射する光を再び地面方向へ反射してしまい、かえって地表温度を上昇させてしまう。すなわち、従来の再帰反射シートは、宇宙空間から到来する太陽光のような、特定の方向から入射する入射光のみを対象として再帰反射性を発揮することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様における再帰反射部材は、平面に沿って配列された集光レンズアレイと、集光レンズアレイの各々の集光レンズに対応して、特定の方向から集光レンズアレイに入射する入射光の焦点面をそれぞれ鏡面とする凹面反射鏡を有する凹面反射鏡アレイとを備え、特定の方向から入射する入射光は、集光レンズアレイを透過して、凹面反射鏡アレイで反射されることにより、特定の方向へ再帰反射される。
【0005】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本実施形態に係る再帰反射部材を、ビルの壁面に適用した場合を示す図である。
【図2】本実施形態に係る再帰反射部材が入射光線を再帰反射する方向を示す説明図である。
【図3】本実施形態に係る再帰反射部材の一部を示す外観斜視図である。
【図4】本実施形態に係る再帰反射部材を、図2における平面Pで切断した場合の断面図である。
【図5】本実施形態に係る再帰反射部材の、光学的関係を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は、本実施形態に係る再帰反射部材10を、ビル20の壁面に適用した場合を示す図である。再帰反射部材10は、ビル20の外壁材の一部として利用される。
【0009】
本実施形態に係る再帰反射部材10は、特定の方向から入射する光線についてはその特定の方向に向けて反射し、他の方向から入射する光線については拡散させる性質を備える。再帰反射部材10をビルの外壁材として利用する目的のひとつは、照射される太陽光を地面方向へ反射させることを防ぐことである。
【0010】
近時のビルの外壁は、ガラスなどの反射部材で覆われることが多くなってきており、太陽光が反射部材で正反射されることにより、強烈な光と熱が地面方向へ照射されることが社会問題化している。特に、地面に蓄積された熱エネルギーがヒートアイランド現象を引き起こし、さらには地球温暖化の原因のひとつとなっていることは周知の事実である。そこで、本実施形態に係る再帰反射部材10では、ビルに照射される太陽光を地面方向へ反射させず、再帰反射して宇宙空間に太陽光エネルギーを放出させる。
【0011】
具体的には、太陽光である入射光101がビル20の壁面に敷き詰められた再帰反射部材10に入射すると、反射光102として、入射方向に沿って太陽に向けて反射される。反射された反射光102のエネルギーは、一部が大気に吸収されながら、やがて宇宙空間へ放出される。
【0012】
一方で、地面による太陽光の照り返しもヒートアイランド現象の原因のひとつとなっている。したがって、再帰反射部材が入射方向に関わらず入射方向へ入射光を反射させると、地面による照り返しを再び地面方向へ反射させることになり、地面による蓄熱をより加速する結果となる。
【0013】
そこで、本実施形態に係る再帰反射部材10は、地面に照射される入射光103の照り返し光104が入射した場合は、その表面で乱反射させて拡散する性質を有する。つまり再帰反射部材10は、太陽光が直接入射する方向からの入射光に対しては再帰反射性を備え、その他の方向から入射する入射光に対しては再帰反射させずに拡散する。
【0014】
入射する太陽光は、季節、時間によってその方向が変化する。再帰反射部材10は、後述するように、ある特定の方向から入射する光線を最も効率よく反射するように設定されている。しかしながら、その特定の入射角に準ずる入射光線に対しても、再帰反射性を発揮する。つまり、特定の入射角に対して円錐形に広がる入射角で入射する光線は、所定の再帰反射率以上の反射率で再帰反射し、また、特定の入射角に近い入射光線ほど高い再帰反射率が得られる。
【0015】
図2は、本実施形態に係る再帰反射部材10が入射光線を再帰反射する方向を示す説明図である。再帰反射部材10は、ビル20の南側壁面に敷き詰められているが、最も効率よく再帰反射する特定の方向が夏至の南中高度となるように設置されることが好ましい。この場合、所定の再帰反射率の得られる太陽の方角は、夏至の太陽行路111と冬至の太陽行路112に挟まれた、南方の一定の方角に含まれる実効方角110である。つまり、夏至の南中時刻で最も強く再帰反射され、これに準ずる一定の方角に太陽が位置する場合も所定の再帰反射効果が得られる。
【0016】
次に、再帰反射部材10の構造について説明する。図3は、本実施形態に係る再帰反射部材10の一部を示す外観斜視図である。再帰反射部材10は、所定の大きさでユニット化されており、上述のようにビル20の壁面に敷き詰める場合には、複数のユニットを並べて取り付ける。
【0017】
ベース部材50の表面は、平面部51と、平面部51に沿ってアレイ状に配列された複数の球面レンズ52から構成される。球面レンズ52は、入射光を集光する集光レンズである。球面レンズ52はベース部材50に対して一体的に形成されており、その素材として、透明性が高くて屈折率の大きい、例えばポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)などの有機ガラスが用いられる。なお、再帰反射部材10の用途によっても異なるが、壁材として利用する場合における球面レンズ52の半径は2mm程度に設定される。
【0018】
本実施形態における再帰反射部材10においては、球面レンズ52のレンズ面で入射光が効果的に屈折するように、球面レンズ52のレンズ面は空気層40の空気と接するように構成されている。一方、球面レンズ52が外界に対して露出していると、その凹凸性から、汚れが付着しやすく清掃がしにくいという不都合を招く。そこで、球面レンズ52が配列されていない平面部51の所々に支柱31を複数設置し、保護板ガラス30を表面に配置して支持する。これにより球面レンズ52を保護することができ、清掃も容易となる。保護板ガラス30は、石英ガラスの他に、耐久性の高いポリカーボネートなどの有機ガラスを用いることもできる。
【0019】
ベース部材50の裏面は、後述するように凹凸面である。そこで、取り扱い性、設置性などを考慮して、再帰反射部材10の裏面が平坦となるように、平坦化層70を設ける。平坦化層70は、ベース部材50の裏面の凹凸を埋めて平坦にする充填材等からなる。
【0020】
また、再帰反射部材10には、図示はしていないが、保護板ガラス30とベース部材50の周縁部において、空気層40を外界から密封する封止材が設けられている。さらに、再帰反射部材10は、壁材等として利用できるように、ビス穴等の取付け部を周辺部に備える。
【0021】
図4は、本実施形態に係る再帰反射部材10を、図3における平面Pで切断した場合の断面図である。ここで、図示する入射光101は、平面部51の法線に対して斜交する、最も再帰反射率の高い特定の方向からの入射光を表す。
【0022】
上述のように、ベース部材50の表面側には球面レンズ52がアレイ状に一体形成されているが、裏面側には各々の球面レンズ52に対応して凹面反射鏡53と、凹面反射鏡53の各々を接続する接続面54が形成されている。凹面反射鏡53は、ベース部材50に対して球面レンズ52の凸方向と逆向きとなるように成形された球形状の一部をなす凸面に、高反射塗料が塗布されて、球面レンズ52側から見たときに鏡面として機能するように形成されている。凹面反射鏡53は、球面レンズ52に対して特定の入射角およびこれに準ずる入射角で入射する入射光を再帰反射させる面であるので、これらの入射角に対応する有効面を含むように、球面の一部がベース部材50に成形される。球面レンズ52と凹面反射鏡53の光軸は、最も効率よく反射させたい特定の方向の入射光に沿うように設定される。なお、凹面反射鏡53は、対応する球面レンズ52と対となって機能するので、凹面反射鏡53も、ベース部材50に対してアレイ状に配列される。
【0023】
また、本実施形態に係る再帰反射部材10は、特定の方向から入射する太陽光を再帰反射させることを目的としているので、入射光は平行光と考えることができる。したがって、対となる球面レンズ52と凹面反射鏡53が、その相対関係を維持しながら繰り返し構造を採ることで、それぞれ球面レンズ52のアレイと凹面反射鏡53のアレイが形成される。再帰反射させる対象光が平行光ではなく、球面レンズ52ごとに入射光の入射角が異なる場合は、それぞれの入射光に対応するように、対となる球面レンズ52と凹面反射鏡53の相対関係を修正しながらアレイを形成すれば良い。
【0024】
球面の一部として成形された凹面反射鏡53のそれぞれを接続する接続面54は、入射光が入射する特定の方向とは異なる方向を向く、連続曲面として成形されている。特定の方向以外の方向から入射する入射光は、球面レンズ52または平面部51を透過して、直接にまたは凹面反射鏡53で反射して、接続面54に到達する。接続面54は光拡散加工が施されており、接続面54に到達する入射光は拡散される。つまり、このように入射された入射光は、再帰反射されることなく拡散される。光拡散加工は、凹面反射鏡53をマスクした上で、例えばブラスト処理により接続面54を粗化する加工である。
【0025】
なお、接続面54に光拡散加工を施すことに代えて、平坦化層70を形成する充填材として光拡散させることのできる素材を用いても良い。このように構成すれば、接続面を透過した入射光が充填材で光拡散されるので、接続面54に光拡散加工を施す場合と同等の効果が得られる。
【0026】
接続面54には、光拡散加工を施した上に、色彩塗装を施しても良い。接続面54は入射光が入射する特定の方向とは異なる方向を向いており、例えばビル20付近を歩く歩行者は、再帰反射部材10を見上げたときに、塗装が施された色彩を視認する。したがって、再帰反射部材10は、特定の方向から入射する入射光については効率的な再帰反射性を発揮しつつ、他の方向から観察者により観察されるときには、任意の色彩、模様を視認させることができる。なお、接続面54に色彩塗装を施すことに代えて、平坦化層70を形成する充填材に塗料を混ぜることにより、観察者に色彩、模様を視認させることもできる。
【0027】
平坦化層70は、上述のように形成された凹面反射鏡53の球面、および接続面54の連続曲面によるベース部材50の裏面側の凹凸を充填材で埋めて、再帰反射部材10として裏面を平坦にする役割を担う。これにより、凹面反射鏡53と接続面54を保護すると共に、再帰反射部材10の取扱い性を向上させることができる。
【0028】
図5は、本実施形態に係る再帰反射部材10の、光学的関係を示す説明図である。特に、対となる球面レンズ52と凹面反射鏡53の関係を示す。図において、入射点bは入射光101が球面レンズ52の境界と交わる点であり、焦点dは入射光101に対する球面レンズ52の焦点である。また、中心cは球面レンズ52の曲率中心であり、半径rは球面レンズ52の半径である。
【0029】
入射点bと焦点dの距離は焦点距離fであり、点線で示す焦点面57は、入射点bを中心とする半径fの曲面を表す。屈折率n1は入射光101が入射点bに入射する手前の媒質における屈折率であり、本実施形態においては空気層40の屈折率であるのでn1=1.0である。屈折率n2は入射光101が入射点bに入射してからの媒質における屈折率であり、本実施形態においては、球面レンズ52が一体的に形成されるベース部材50の屈折率である。ベース部材50としてポリカーボネートを用いた場合の屈折率は、n2=1.585である。入射点b、球面レンズの曲率中心cおよび焦点dを結ぶ直線は、球面レンズ52と凹面反射鏡53との光学系の光軸であり、本実施形態において入射光101は、この光軸に沿った特定の方向から入射する太陽光を想定している。
【0030】
球面レンズ境界の前後において近軸領域の範囲で成立するアッベの不変量によれば、物体の位置からレンズ境界までの距離をs、レンズ境界から像の位置までの距離をs'、物体側の媒質の屈折率をn1、像側の媒質の屈折率をn2、球面レンズの半径をrとすると、
n1(1/r−1/s)=n2(1/r−1/s') (1)
が成立する。ここで、本実施形態においては、太陽光を入射光として扱うので、s→∞、s'→fとなる。すると、焦点距離fは、
f=(n2/n2−n1)r (2)
が成り立つ。
【0031】
したがって、入射点bを中心とする半径fの曲面である焦点面57のうち、焦点dの近傍を鏡面とすれば、入射光101とその近傍の光線は、いずれもこの鏡面に対して直交して入射するので、入射する方向にそのまま反射させることができる。すなわち、再起反射させることができる。そこで本実施形態においては、この入射点bを中心とする半径fの曲面に沿って凹面反射鏡53を設けている。
【0032】
球面レンズ52の半径rを変更すれば焦点距離fを変更することができるので、再帰反射部材10の厚さ、再帰反射率、有効入射角等のパラメータに応じて適宜設定することができる。また、凹面反射鏡53の鏡面として焦点面57に沿って設ける有効面の大きさを変更することによっても、再帰反射率、有効入射角等を適宜設定することができる。
【0033】
上述のように、球面レンズ52とこれに対応する凹面反射鏡53は対として、ベース部材50に対してそれぞれアレイ状に配列される。再帰反射部材10全体としての再帰反射率を調整したい場合は、配列させるアレイの密度を変更しても良い。この場合、各々の大きさを小さくして密に配列させることもできる。
【0034】
また、上述の実施形態においては、集光レンズの例として球面レンズを採用したが、集光レンズは球面に限らない。所定の再帰反射率を得る入射角の範囲を調整する、入射光の波長依存性を軽減する等を目的として、非球面レンズを採用することもできる。さらには、フレネルレンズ、回折光学素子、ゾーンプレート等の薄いレンズを採用することで、再帰反射部材全体の厚さを薄くすることもできる。また、凹面反射鏡についても、球面に限らず、同様に様々な非球面形状を採用して反射面とすることができる。
【0035】
以上の実施形態においては、ビル20に適用する壁材として、太陽光を再帰反射させる再帰反射部材を例に説明したが、適用事例は壁材に限らない。例えば、人工衛星の外装部材に用いて、特定の地域からのみ光通信を可能とするような適用事例も考えられる。あるいは、シート状など小型薄型に形成して、キャラクターシールなどの装飾材に用いることもできる。
【0036】
また、自動車、鉄道車両、船舶、航空機などの外装、ガスタンク、燃料タンクなどの外装にも再帰反射部材を利用することができる。例えば、自動車の屋根に再帰反射部材を取り付ける場合、たとえ特定の時間の太陽を想定しても太陽の方向は自動車の姿勢により変化するので、最も効果が得られる再帰反射させる特定の方向として、屋根に垂直な方向を設定すると良い。このとき、それぞれ対応する集光レンズと凹面反射鏡の光軸は、ベース部材の平面に対する法線と平行になる。
【0037】
また、以上の実施形態においては、取扱い性を考慮して、表面を保護板ガラスで覆い、裏面を平坦化層で埋める構成を採用した。しかし、このような形態に限らず、集光レンズアレイおよび凹面反射鏡アレイが形成されたベース部材を2枚のガラスの間に配置、封入する構成であっても良い。このように構成すれば、再帰反射部材の一部の領域に透過性を持たせることができ、再帰反射部材を設置する設置面の装飾を視認させたり、設置面からの照明を実現することができる。
【0038】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0039】
10 再帰反射部材、20 ビル、30 保護板ガラス、31 支柱、40 空気層、50 ベース部材、51 平面部、52 球面レンズ、53 凹面反射鏡、54 接続面、57 焦点面、70 平坦化層、101 入射光、102 反射光、103 入射光、104 照り返し光、110 実効方角、111 夏至の太陽行路、112 冬至の太陽行路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面に沿って配列された集光レンズアレイと、
前記集光レンズアレイの各々の集光レンズに対応して、特定の方向から前記集光レンズアレイに入射する入射光の焦点面をそれぞれ鏡面とする凹面反射鏡を有する凹面反射鏡アレイとを備え、
前記特定の方向から入射する入射光は、前記集光レンズアレイを透過して、前記凹面反射鏡アレイで反射されることにより、前記特定の方向へ再帰反射される再帰反射部材。
【請求項2】
前記特定の方向は、前記平面の法線に対して斜交する請求項1に記載の再帰反射部材。
【請求項3】
前記凹面反射鏡は、前記入射光を受光する有効面を含む球面の一部として形成され、
前記再帰反射部材は、前記凹面反射鏡の各々を接続し、前記特定の方向とは異なる方向を向く接続面を備える請求項2に記載の再帰反射部材。
【請求項4】
前記接続面は塗装されている請求項3に記載の再帰反射部材。
【請求項5】
前記接続面は光拡散加工されている請求項3または4に記載の再帰反射部材。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の再帰反射部材を表面に備える壁材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−164491(P2011−164491A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−29402(P2010−29402)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】